JPH04177681A

JPH04177681A - テープカセット

Info

Publication number: JPH04177681A
Application number: JP30407090A
Authority: JP
Inventors: Hiroo Edakubo; 枝窪　弘雄; Tatsuzo Ujo; 鵜城　達三; Osamu Nagatsuka; 修長塚; Junji Kobayashi; 淳司小林
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1990-11-13
Filing date: 1990-11-13
Publication date: 1992-06-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、回転ビデオヘッドを用いて、記録あるいは再
生する磁気記録再生装置に用いられるテープカセットに
関するものである。

［従来の技術］近年、カメラ一体型ビデオテープレコーダなどの小型化
が急激に進んでいる。その中でＶＴＲのメカニズムの大
きさの限界は、テープカセットのサイズとドラムの直径
によりほぼ決まってしまう。

時間記録用カセットを提案し、カセットの小型化により
メカニズムの小型化を図ろうとした。

しかし、「ＶＨｓ−ＣＪは、アダプターカセット方式を
とっているために次のような欠点があった。

■標準カセット用ＶＴＲに挿着するのに、高価なアダプ
ターカセットが必要であり、使用者はこのアダプターカ
セットの購入と煩雑なアダプターカセットの出し入れが
強要される。

■アダプターカセットに挿着されるには、前フタがあい
た状態でアダプターカセットより突出されることは許さ
れない為、Ｃカセットの前フ夕構造は著しく制約を受け
、フタのロック機構もない。

一方、８　ｍ　ｍ方式のＶＴＲにおいては、特開昭６０
−１７１６８４号に示されている様に、標準カセット（
第６図に示す）と、その外形寸法を含めてほぼ同一とし
、唯記録時間の短い事によるリール径の小型化で、カセ
ット底面の開口部を標準カセットよりも広く構成するこ
とにより、メカニズムをカセットの外径寸法内に納める
よう提案している。

第７図にその短時間カセットの底部を示す斜視図を示す
。

［発明が解決しようとする課題］上記のような従来の方式は、前者のアダプターカセット
方式に比べ前述の欠点はないが逆にっぎのような短所が
ある。

■この特色を生かす為には、メカニズム、特にドラムが
カセットの上端より下には入り込むよう構成する必要が
ある為、メカニズム全体が厚くなってしまう。また、テ
ープパスの自由度が少な（、機構的に複雑になりやすい
。

■カセット外形がほぼ標準カセットと同一の為、使用者
が標準カセットと混同する。それを防ぐには、ローディ
ングを標準カセットと短時間カセットの両方の位置で止
めるしかない。

以上、カセットの小型化に対する取組の一例を述べたが
、決して満足されるべきものではない。

本発明は、これらの従来の欠点に鑑み、メカニズムの小
型化に寄与でき、かつ、煩雑なアダプターカセットを用
いることなく両者の互換を保証するテープカセットを提
供する事を目的とする。

［課題を解決するための手段］上記の目的を達成するために、この発明のテープカセッ
トは規格化されたテープカセットに対して、テープリー
ル径を小径に形成しカセット開口部と、リールに対し反
対側のカセット筐体の区画壁を前記テープリールの近傍
まで近づけることにより小型化する構成としたテープカ
セットであって、前記カセット筐体を前記開口部側と、
前記区画壁側の２体構造とし、前記区画壁側を伸長する
ことによりテープカセットの規格を満たす構成としたも
のであり、その具体的構成の一例として小型化されたテ
ープカセットの開口部側と区画壁側の嵌合部に位置決め
用の凸部と凹部を設けることもできる。

［作用］本発明は、記録時間の短い事によるリールフランジ径の
小型化によってカセット後部をきりつめる事により、外
形形状の小型化を図るとともに、カセット後部をスライ
ド可能とし、標準カセットの大きさまで拡張する事によ
り互換性を保証するよう構成するものである。

［実施例］以下、本発明の一実施例について図面と共に説明する。

第１図は、本発明における長時間記録可能な標準カセッ
トを示す平面図である。標準カセットｌは、メカニズム
装置前には一対のリール２，３に巻回され、前面に架張
されているテープ４は、それぞれ不図示の回動可能な前
蓋および裏蓋により覆われている。

カセットｌの下部には、テープ４の内側にポスト等を挿
入してテープ４を引き出すべく開口部が設けられる。リ
ール２，３のフランジ外周部には爪部が形成され、その
爪部に係合することにより、テープ４のたるみを防止す
るり一ルロック６を備える。また、テープ４の厚み、種
類、長さ等の情報を伝える情報窓７．７′は、その開閉
により情報を表現する。８゜８−．９．９−はカセット
をメカニズムに位置決めするための位置決め穴であり、
１０はテープ４の始端、終端に設けられた透明部を検出
してテープ始終端情報を伝えるための発光素子が挿入さ
れるセンサー孔である。

以上説明してきたのが本発明の基本となる標準カセット
の概要である。本発明は、この標準カセットの特性を損
なうことなく、メカニズムの小型化を図り得る短時間カ
セットを提供しよううとするものである。

第２図は、本発明の一実施例を示す短時間用カセットの
平面図である。第２図に示すカセットは短時間記録専用
のため、リール１１．１２は径が小さく、フランジ外周
には、標準カセットと同様リールロックのための爪を有
する。しかし、標準カセットのサイズのままフランジを
小型化すると、カセットの開口部と反対側にデッドスペ
ースが生じる。そこで、カセットの全長を短（とること
によりカセットの小型化を図る。そのために、カセット
ハーフは前部１３と後部１４に２分割する。この２分割
されたカセットハーフの前後部１３．１４はスライドガ
イド部１５．１５−にそって可動することができるよう
構成する。カセットハーフの後部１４には、情報窓７，
７−と位置決め孔９．９′を有し、短時間用カセットと
標準カセットでは、位置決め孔８．８′からの距離が異
なる。カセットハーフの後部１４にはバネ性を持たせた
凸部１６．１６−を形成し、カセットハーフの前部１３
にある位置決めの凹部１７，１７−と１８．１８−にこ
の凸部１６．１６−が嵌合することにより、カセットハ
ーフの後部１４の位置決めを行う。短時間用は凸部１６
．１６−が凹部１７，１７−と嵌合している。り一ルロ
ック１９も　二重構成になっており、短時間用の場合に
は開口部２０が揃うよう構成されている。

第３図は、短時間用カセットハーフの後部１４を伸長さ
せることにより、標準カセットのサイズとし互換性を持
たせたときの平面図である。カセットハーフの後部１４
の凸部１６．１６−は、凹部１７，１７−の斜面をのり
こえ、凹部１８，１８−に嵌合し位置決めされる。この
際、スライドガイド１５．１５　　の凸部がカセットハ
ーフ前部１３に設けられたリールロック部１９．１９−
のストッパに当たり、ぬけを防止する。

別のリールロック部の上部２９がスライドし、その下部
２９′は、標準カセットの開口部位置２０′まで位置す
る。このリールロック部の上部２９と下部２９′は、不
図示のバネにより付勢され、一体として動く。

さて、以上説明した短時間カセットであるが、このカセ
ットは標準カセットに必要な機能、構成、リール軸間距
離、テープ位置、等すべてそろえてあり、互換性は完璧
に保たれる。

しかも、カセットは小型化しても、特に複雑な機構を持
つローディング系はまったく同一でも、メカニズムの小
型化が図れる。

第４図に、標準カセットによる小型化されたテープパス
の図を示す。

また、第６図は、この標準カセットの底部を示す斜視図
である。前述のようにドラム３０に巻回するメカニズム
の大半は、カセット開口部側に位置する。それに比べ、
反対側は情報検知スイッチとり一ルロック解除用の凸部
程度となっている。

第５図に、短時間カセットによる小型化されたテープバ
スの図を示す。

この第５図のカセットは、第４図と全く同一のパスにも
かかわらず、メカニズムの小型化が図られることがわか
る。

なお、第１図〜第７図において、同一の符号は同一また
は相当部分を示し、重複する説明は省略した。

［発明の効果］以上説明したように、本発明によれば次のような効果が
得られる。

■アダプターカセットを必要とせず標準カセットとの互
換性を保つことができる。

■テープパスの設計の自由度を阻害しない。

■複雑なローディング系はそのままで、小型化を実現す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明における長時間記録可能な標準カセッ
トを示す平面図、第２図は、本発明の一実施例を示す短
時間用カセットの平面図、第３図は、短時間用カセット
ハーフの後部１４を伸長させることにより、標準カセッ
トのサイズとし互換性を持たせたときの平面図、第４図
は、標準カセットによる小型化されたテープバスを示す
図、第５図は、本発明の短時間用カセットによる小型化
されたテープバスを示す図、第６図は、標準カセット底
部を示す斜視図、第７図は、短時間カセットの底部を示
す斜視図である。図中、１１．１２：リール、８．９：位置決め孔７：情報穴、６．１９．１９−　：リールロック、１５ニスライドガイド、ｌ３：カセット前部、１４：カセット後部、１６：凸部、１７．１８　：位置決め凹部。代理人　弁理士　１）北　嵩　晴第１１！１第２５１１第３図第４図第５図第　７ｅＩ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）規格化されたテープカセットに対して、テープリ
ール径を小径に形成しカセット開口部と、テープリール
に対し反対側のカセット筐体の区画壁を前記テープリー
ルの近傍まで近づけることにより小型化する構成とした
テープカセットであって、前記カセット筐体を前記開口
部側と、前記区画壁側の２体構造とし、前記区画壁側を
伸長することによりテープカセットの規格を満たす構成
としたことを特徴とするテープカセット。
（２）小型化されたテープカセットの開口部側と区画壁
側の嵌合部に位置決め用の凸部と凹部を設けたことを特
徴とする請求項（１）に記載のテープカセット。