JPH04177651A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はヘリカルスキャン型の磁気記録再生装置に係り
、カセットからテープを引き出すアームの支持方法に関
する。

〔従来の技術〕

従来の装置は、第５図に示すように、カセットの位置決
め用ホール（以後データムホールと呼ぶ）に、シャーシ
上に植立されたシャフトを挿入し、高さ及び水平方向の
位置決めを行っていた。

また、第１Ｏ図に示すようにアームの軸支持方法として
は、サブシャーシとカセットとの隙間に軸支持部を形成
するか、もしくは、軸支持部をサブシャーシとメインシ
ャーシとの間に配置する構成となっていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

第１０図（ａ）、　（ｂ）に示す従来技術では、近年の
メカニズムの薄形化のため、軸受部のスパンは短かくな
ってしまう。また、第１０図（ｂ）は、第１０図（ａ）
に比べて軸受部スパンを大きくとることが可能であるが
、軸受部（２４４）　　がサブシャーシとともに搬送さ
れるので、メインシャーシ上に、この軸受部の搬送スペ
ース、即ちデッドスペースを確保しなければならない。

本発明の目的は、メインシャーシ上にデッドスペースを
設けることなく、かつ、軸受部のスパンを長くすること
にある。

〔課題を解決するための手段〕

回動アームの細部スパンを長くするために、４個存存す
るデータムホールのうち、２個を位置決め用に用い、残
りの２個のデータムホールに、アームの細部を挿入させ
る構成とした。さらに、この細部より径の大きな部材を
データムホールの中に挿入させた 〔作用〕 軸部をサブシャーシ上で、かつ、データムホールに配置
することにより、軸部を長くとることができるとともに
、メインシャーシ上にデッドスペースを形成することが
ないため装置の小形化を図ることができる。

また、軸部より径の大きな部材をデータムホールの中に
挿入させることにより、カセットと細部との接触を防止
することができ、アームのスムーズな回動が得られる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図から第９図を用いて説
明する。

メインシャーシ（１０）上には、記録、再生を行うシリ
ンダー（１２）　、　［気テープ（３１）を駆動するキ
ャプスタン（１４）　、サブシャーシ（２０）の搬送を
行うローディングモータ（１６）や、磁気テープ（３１
）の走行経路を形成させるガイドポスト（１７１）〜（
１７４）の位置決め保持部材（１８１）〜（１８２）　
　が載置されている。またキャプスタンモータ（１４）
と歯付ゴムベルト（１４１）　　により回転駆動され、
供給側リール台（２１１）　　、巻取側り一ル台（２１
２）　　を選択的に回転駆動するアイドラアーム（１５
）を軸支持しいてる。ガイドボスト（１７１）〜（１７
４）は、ロードアーム（１７５）　　によりリンク（１
７１ａ）　、　　（１７２ａ）によりロード／アンロー
ドされる。また、図示していないカムにより、ピンチロ
ーラアーム（１９）が回動され、この回動により、ピン
チローラアーム（１９）に植立されたピンチローラ（１
９１）が、キャプスタン軸（１４２）に圧着される。こ
の圧着力が磁気テープ（３１）の駆動力となる。

サブシャーシ（２０）上には、供給側リール台（２１１
）　、巻取側リール台（２１２）と入側引出しガイド（
２５１）　　が植立された入側引出しアーム（２５）及
び出側引出しガイド（２４１）　　が植立された出側引
出しアーム（２４）が、各々シャフト（２５３）（２４
３）に軸支持され、回動可能となっている。また、カセ
ットの高さ決め、水平方向決めを行う絞り部（２０１）
〜（２０４）がサブシャーシ（２０）に形成されている
。この絞り部（２０１）　　（２０２）　　（２０３）
　　（２０４）の周辺は、サブシャーシ（２０）の平坦
度を確保するためと、絞るための肉を確保するため、孔
（２０１ａ）を設け、または、絞り部（２０３）　、　
（２０４）の周辺の肉が切り落とされた形となっている
。絞り部（２０１）、（２０２）は、カセットの高さ決
めのみを行うが、絞り部（２０３）　、　　（２０４）
はカセット（３０）の高さ決めと水平方向決めを行う。

第１図〜第４図に示すように、２段目の絞り部（２０３
ａ　）の側面とデータムホール（３０３）　　および２
段目絞り部（２０４ａ）側面とデータムホール（３０４
）　　によって水平方向位置決めを行う。高さ決めは、
１段目絞り部（２０３ｂ）　、　　（２０４ｂ）の頂部
によって行う。

引出しアーム（２４）　、　　（２５）には、それぞれ
シャフト（２４２）　、　　（２５２）が圧入されてい
る。これらのシャフト（２４２）　、　　（２５２）は
サブシャーシ（２０）の円弧状孔（２０９ａ）　（２０
９ｂ　）を貫通して、サブシャーシ（２０）の裏面に達
し、メインシャーシ（１０）上の図示していないそれぞ
れの溝状ガイドと、サブシャーシ（２０）の移動に伴い
軸（２４３）　、　　（２５３）を中心としアーム（２
４）　　（２５）を回動させる。ここの回動により、そ
れぞれのアーム（２４）　、　（２５）に植立されてい
るガイドポスト（２４，１）　、　　（２５１）が、磁
気テープ（３１）をカセット（３０）から引き出し、所
定のパスを形成する。

サブシャーシ（２０）は、図示していない駆動アームに
より、カセット（３０）の装着排出可能な位置と記録、
再生が可能な位置との間を往復移動する。この往復移動
は、サブシャーシ（２０）に設けられた４本の直線状孔
（２０５）〜（２０８）によって案内される。これらの
案内溝（２０５）〜（２０８）にはメインシャーシ（１
０）に植立された図示していないガイドシャフトが挿入
され、ガイドされる。

これらのガイドシャフトのうち、サブシャーシ（２０）
を駆動する駆動ビン（２６１）　　からの距離が長い案
内溝（２０５）　、　　（２０６）とでの摺動ロスは、
距離が長いため、駆動ビン（２６１）　　に対する負荷
トルクが大きくなってしまう。よって本実施例では、第
６図に示すように、ガイドシャフト（２２３’１にロー
ラ（２２４）　　を挿入し、摩擦係数を低減させて負荷
トルクを下げている。尚、他の実施例として、駆動ビン
（２６１）　　をサブシャーシ（２０）の中央部に位置
させ、案内溝（２０５）〜（２０８）迄の距離をほぼ等
しくし、かつ、全てのガイドシャフトにローラ（２２４
）　　を挿入してもよい。尚、ローラ（２２４）　　の
挿入方法として、第７図に示すように、ネジ（２２５）
　　の一部に挿入してもよい。

次に、第１図、第８図を用いてキャプスタンモータ（１
４）とキャプスタンモータ（１４）の近傍のガイドポス
ト（１７４）　、　　（２４１）について述べる。

キャプスタン軸（１４２）　　に、ピンチローラ（１９
１）によりテープ（３１）を圧着させることにより、テ
ープ駆動力を得ているため、キャプスタン軸（１４２）
やガイドポスト（１７４）　、　　（２４１）の姿勢精
度の劣化やテープ（３１）の走行高さずれがあると、テ
ープ（３１）に折れ傷等のテープ損傷を引き起こす。テ
ープ（３１）の走行高さずれを防ぐため、ガイドポスト
（１７４）　、　　（２４１）には上下にフランジ（１
７４ａ）　　（１７４ｂ）　　（２４１ａ）　　（２４
１ｂ）が設けられている。また、ガイドポスト（１７４
）　　の姿勢精度は、ガイドベース（１７）とキャッチ
ャ（１８２）　　により確保している。ガイドポスト（
２４１）　　の姿勢精度は、アーム（２４）及び軸（２
４３）　　の精度と、前述の軸部スパンを長くすること
で確保される。

細部（２４４）　　のスパンを長くするため、第２図。

第９図に示すようにカセット（３０）のデータムホール
部（３０５）　　（３０６）に引出しアーム（２４）　
　（２５）の細部を形成する。カセット（３０）の位置
決めは他のデータムホール（３０３）　　（３０４）を
使って行われており、これらのデータムホールは位置決
めには使用しないデッドスペースである。よって、デッ
ドスペースを利用して、軸部（２４４）　　スパンを長
くすることができる。例えば、ＤＡＴのカセットでは、
データムホール（３０５）　　（３０６）の深さはＭｉ
ｎ　３　ｍｍとなっているため、このデータムホール（
３０５）　　（３０６）に細部形成することにより、細
部は３ｍｍ長くすることができる。次に、データムホー
ル（３０５）　　（３０６）に細部を形成したときの問
題点のその解決策について述べる。カセット（３０）は
、データムホール（３０３）　　（３０４）によって、
水平方向の位置決めがなされいてると述べたが、絞り部
（２０３）　　（２０４）の径のバラツキ、データムホ
ール（３０３）　　（３０４）の穴の大きさのバラツキ
及び挿入を滑らかにするためのクリアランス等が存在す
るため、カセットは水平方向に若干動いてしまう。この
ため、データムホール（３０５）　　（３０６）に軸部
を形成した場合、カセットと軸部（２４４）とが接触し
ていまい、引出アーム（２４）　　（２５）の回動不良
を生じやすくなる。この回動不良を防止するため、本実
施例では、軸部（２４４）　　の外径よりも大きな径を
有するキャップ部（２４３ａ　）を設けた。

従って、カセットが水平方向に若干動いても、キャップ
部（２４３ａ）とカセット（３０）とが接触し、軸部（
２４４）　　とカセット（３０）との接触は防止でき、
スムーズな回動を確保できる。キャップ部（２４３ａ　
）は一体に形成しているが、別部材としてもよく、また
は、軸部（２４４）　　の外径よりも外径が大きなナイ
ロン系等の樹脂性ワッシャ（２４５）を用いてもよい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、メカニズムの薄形化を図りつつも、回
動アームの細部スパンを大きくとることができるので、
回動アームの姿勢精度を確保することができ、信頼性の
高い装置を構成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の平面図、第２図は本発明の
一実施例の要部断面図、第３図は本発明の一実施例の斜
視図、第４図は本発明の一実施例の要部断面図、第５図
はカセットの裏面斜視図、第６図及び第７図は本発明の
実施例の要部断面図、第８図は本発明の一実施例の要部
斜視図、第９図は本発明の他の実施例の断面図、第１０
図は従来例を示す側面図である。 １０・・・メインシャーシ　　２０・・・サブシャーシ
２４・・・出側引出しアーム　２５・・・入側引出しア
ーム２４１・・・出側引出しガイド ２５１・・・入側引出しガイド ３０・・・カセット　　　　　３１・・・磁気テープ（
２０１）〜（２０４）・・・カセット位置決め部材（３
０５）、　（３０６）・・・位置決め用孔２４３・・・
軸　　　　　　　２４４・・・軸受部閉ｊ図 １ＳドーごノナＵ−ウ 司２図 凭ｊ図 千５図 ゾロ図 間７図 ケ３閃 ？牛トーｊ１節

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、磁気記録再生装置を行う磁気テープ（３１）を収納
   したカセット（３０）が載置されるシャーシ（２０）と
   、 該シャーシ（２０）に設けられ、該カセットを位置決め
   する位置決め部材（２０１、２０２、２０３、２０４）
   と、 該シャーシ（２０）上に軸（２４３）（２５３）に軸支
   持され、該磁気テープ（３１）の走行経路を定めるガイ
   ドポスト（２４１、２５１）が植立されたアーム（２４
   、２５）と、 を備えた磁気記録再生装置において、 上記アーム（２４、２５）の回動軸受部（２４４）を、
   上記カセット（３０）の位置決め用孔（３０５、３０６
   ）内に挿入させたことを特徴とする磁気記録再生装置。 ２、上記軸（２４３）は、 上記位置決め用孔（３０５、３０６）内において、回動
   軸部（２４４）の外径よりも、径の大きな部材（２４３
   ａ、２４５）が設けられた構成である請求項１に記載の
   磁気記録再生装置。