JPH0417693Y2 - - Google Patents

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JPH0417693Y2
JPH0417693Y2 JP1987189158U JP18915887U JPH0417693Y2 JP H0417693 Y2 JPH0417693 Y2 JP H0417693Y2 JP 1987189158 U JP1987189158 U JP 1987189158U JP 18915887 U JP18915887 U JP 18915887U JP H0417693 Y2 JPH0417693 Y2 JP H0417693Y2
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JP
Japan
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alc board
panel
enamel
grooves
panels
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JP1987189158U
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JPH0192407U (ja
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  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は建築物の外壁等に用いられる複合耐火
パネルに関するものである。
(従来の技術) 建築物の外壁等に使用されている複合耐火パネ
ルの代表的なものはほうろうパネルの裏面を
ALC板(Autoclaved Lightweight Concrete板
……軽量気泡コンクリートパネル)によつて裏打
ちしたもので、1枚当りの大きさは建築物の階高
や間柱ピツチ等に合わせて製作されるものであ
る。
ALC板は製造可能な最大寸法が例えば長さ6
mであるのに対して、ほうろうパネルは焼成炉を
通す必要があるために製作できる最大寸法が例え
ば長さ3.2mまでと制約されており、階高が3.2m
以上の場合には縦壁を形成することができず、ま
た間柱のピツチが3.2mを越える場合には中間に
間柱を増やさなければならない等の問題があつ
た。
また上記問題点を解決する方法として、実公昭
57−12090号公報に示されるように、ALC板の表
面を凹溝により二つに分画し、一端に雌雄の嵌合
部を有する断面コ字状の2枚のパネルを各区画に
配置し、凹溝内で2枚のパネルを嵌合させるとと
もにビス止めし、他端をALC板の端面に釘止め
する方法がある。しかしこの構造はパネルの上下
の端面の雨仕舞の確実性に欠けること、従つて施
工性にも問題があること、凹溝内で2枚のパネル
を嵌合させたうえセメント系のコーキング材を注
入する必要があるので製造が容易でなく製造コス
トが嵩むこと等の多くの問題点があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は上記のような従来の問題点を解決し、
階高や間柱ピツチがほうろうパネルの製作限界を
越える場合にも容易に製作することができ、また
施工性や雨仕舞の確実性を向上させるとともに、
デザイン上の変化を持たせることもできる複合耐
火パネルを目的として完成されたものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、長尺のALC板の表面が凹溝によつ
て複数区画に分割され、四周を折曲したほうろう
パネルが各区画に配置されてその折曲部が上記凹
溝に挿入され、ALC板とほうろうパネルとが接
着されるとともに連結片により固定され、さらに
ほうろうパネル相互の間〓が凹溝内において樹脂
系コーキング材によりコーキングされていること
を特徴とするものである。
(実施例) 次に本考案を図示の実施例によつて更に詳細に
説明する。
1は長尺のALC板であつて、前記したように
その製作限界はほうろうパネルよりもはるかに大
であるので、階高や間柱のピツチに合わせてその
長さは自由に設定されている。このALC板の表
面には1本又は複数本の凹溝2が幅及び長さ方向
に形成され、これによつてALC板1の表面は複
数区画に分割されている。3は四周を折曲して浅
い箱型としたほうろうパネルであつて、図示のよ
うに凹溝2によつて分割されたALC板1の各区
画ごとに独立したものとされ、それぞれALC板
1の表面に例えばゴム系の接着剤等によつて接着
されている。このようにほうろうパネル3は複数
枚に分割されたものであるから、長尺のALC板
1の全表面を覆うことは容易である。
各ほうろうパネル3の四周に形成された折曲部
のうち、上下の折曲部4は第2図に示されるよう
にALC板1の表面の段部5に接合されているが、
左右の折曲部6のうち隣接するほうろうパネル3
に相対する折曲部6はALC板1の凹溝2内に挿
入されたうえでその上面に樹脂系のコーキング材
7が充填され、コーキングされている。
なお8はほうろうパネル3の折曲部4にリベツ
ト9によつて接合された連結片であり、その先端
をALC板1に釘10によつて固定することによ
つてほうろうパネル3とALC板1とをより確実
に接合一体化している。
(作用) このように構成されたものは、長尺で単体の
ALC板1の表面を複数枚のほうろうパネル3に
よつて覆つたものであるから、ALC板1の長さ
がほうろうパネル3の製作限界を越える場合にも
自由に製作することができ、従来のように間柱の
数を増加させたりする必要がなくなる。
また四周を折曲した各ほうろうパネル3が凹溝
2によつて分割されたALC板1の表面上の各区
画に接着されており、ほうろうパネル3の上下面
にも折曲部4が形成されているので、ALC板1
とALC板1とのジヨイント部についてもコーキ
ングの施工面が十分に得られ、雨仕舞性が良好で
ある。またほうろうパネル3の左右の折曲部6を
凹溝2内に折込んだうえ凹溝2内に樹脂系のコー
キング材7を充填したものであるので、前記の実
公昭57−12090号公報に示されたものに比較して
コーキング材の注入が容易であり、施工性が格段
に向上するうえ、外部からコーキングの施工状態
を逐一確認できる利点もある。
更に凹溝2による区画の形態を変えることによ
つて自由な目地割りでデザインすることができ、
意匠的にも優れたパネルとすることができるとと
もに、実公昭57−12090号公報に示されたものに
比較して凹溝2の幅を狭くできるのでALC板1
の強度を損なうこともない。
(考案の効果) 本考案は以上の説明からも明らかなように、ほ
うろうパネルの製作限界を越えた自由な寸法に製
作することができるから階高の高いビル等の外壁
に縦壁として取付けることができ、また間柱のピ
ツチが大きい場合にも間柱を増加させたりする必
要もない。また本考案のパネルは施工性や雨仕舞
性に優れており、施工上の手数を減少させること
ができるうえ、外観が美しくデザイン的な変化を
持たせることもできる利点もある。よつて本考案
は従来の問題点を一掃した複合耐火パネルとし
て、実用的価値は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図
は要部の一部切欠拡大斜視図、第3図は同じく要
部の水平断面図である。 1……ALC板、2……凹溝、3……ほうろう
パネル、4……折曲部、6……折曲部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長尺のALC板1の表面が凹溝2によつて複数
    区画に分割され、四周を折曲したほうろうパネル
    3が各区画に配置されてその折曲部6が上記凹溝
    2に挿入され、ALC板1とほうろうパネル3と
    が接着されるとともに連結片8により固定され、
    さらにほうろうパネル3相互の間〓が凹溝2内に
    おいて樹脂系コーキング材によりコーキングされ
    ていることを特徴とする複合耐火パネル。
JP1987189158U 1987-12-11 1987-12-11 Expired JPH0417693Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987189158U JPH0417693Y2 (ja) 1987-12-11 1987-12-11

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JP1987189158U JPH0417693Y2 (ja) 1987-12-11 1987-12-11

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Publication Number Publication Date
JPH0192407U JPH0192407U (ja) 1989-06-16
JPH0417693Y2 true JPH0417693Y2 (ja) 1992-04-21

Family

ID=31480210

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JP1987189158U Expired JPH0417693Y2 (ja) 1987-12-11 1987-12-11

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5712090U (ja) * 1980-06-18 1982-01-21

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0326817Y2 (ja) * 1985-03-28 1991-06-11

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5712090U (ja) * 1980-06-18 1982-01-21

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JPH0192407U (ja) 1989-06-16

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