JPH04176810A - 鋳鉄溶湯の球状化処理方法 - Google Patents

鋳鉄溶湯の球状化処理方法

Info

Publication number
JPH04176810A
JPH04176810A JP2246138A JP24613890A JPH04176810A JP H04176810 A JPH04176810 A JP H04176810A JP 2246138 A JP2246138 A JP 2246138A JP 24613890 A JP24613890 A JP 24613890A JP H04176810 A JPH04176810 A JP H04176810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spheroidizing
ladle
cast iron
molten metal
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2246138A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0711021B2 (ja
Inventor
Hiroaki Sano
弘明 佐野
Koji Yasukuni
安国 孝司
Hiroo Sato
佐藤 博男
Kiyotaka Nagai
永井 清隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Denka Kogyo Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Toyo Denka Kogyo Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Denka Kogyo Co Ltd, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Toyo Denka Kogyo Co Ltd
Priority to TW080106004A priority Critical patent/TW201795B/zh
Priority to US07/738,903 priority patent/US5167916A/en
Priority to DE69118460T priority patent/DE69118460T2/de
Priority to EP91112982A priority patent/EP0469621B1/en
Priority to KR1019910013405A priority patent/KR960002483B1/ko
Publication of JPH04176810A publication Critical patent/JPH04176810A/ja
Publication of JPH0711021B2 publication Critical patent/JPH0711021B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
    • C21C1/00Refining of pig-iron; Cast iron
    • C21C1/10Making spheroidal graphite cast-iron

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ダクタイル鋳鉄を製造するための鋳鉄溶湯の
球状化処理方法及び同球状化処理方法に用いられる鋳鉄
溶湯の球状化処理用取鍋に関する。
〔従来の技術〕
鋳鉄溶湯を球状化処理してダクタイル鋳鉄とする場合に
は、従来一般の取鍋を用いるか反応室を設けた取鍋を用
いるのが通常である。
鉛臀!を片状から球状に変化させるため、溶湯中に球状
化材を添加または挿入し球状化処理を行なっている。
この球状化処理法としては、取鍋中にあらかじめ球状材
を添加し、取鍋に溶湯を注入する置注方法、及び取鍋内
の溶湯中にブロック状(キャンデイタイプ)の球状化材
を挿入し、球状化処理を行なうキャンデイ方法等がある
第17図に、従来の置注方法による球状化処理方法を、
第18図に、従来のキャンデイ方法による球状化処理方
法を示す。
第17図に示す従来の置注方法では、取鍋本体l内に予
め必要量の球状化材2及び前記球状化材2上に反応を抑
制するためのカバー材8を配置する。
溶解炉内のダクタイル鋳鉄用溶湯4を取鍋本体1に注入
し、溶湯4の球状化処理が行なわれる。
第18図に示す従来のキャンデイ方法では、取鍋本体1
にダクタイル鋳鉄用溶湯4を取鍋容量の例えば60%程
度注入した後、ブロック状の球状化材(キャンデイ)2
をもつキャンデイ棒9を備えた溶湯飛散防止カバー8を
取鍋本体1上にセットする。その上で、ブロック状の球
状化材2を前記溶湯4内に挿入して、溶湯4の球状化処
理が行なわれる。
[発明が解決しようとする課題] 前記の従来方法におけるダクタイル鋳鉄用溶湯の球状化
処理方法においては、球状化材の反応時に激しい閃光と
多量の白煙を生じ、工場内の環境を著しく悪化するだけ
でなく、公害発生源として、社会的に問題になっている
また、球状化材の急激な反応時には、溶湯のバブリング
現象が激しいため、受湯取鍋容量の約60%程度の溶湯
の球状化処理しかできないだけでなく、溶湯飛散による
災害発生の危険性が大であり、安全上でも、問題となっ
ている。
これらの問題点を解決する方法として、従来、取鍋上部
に頑丈な蓋を設け、取鍋全体をほぼ密閉圧力容器として
取り扱い、球状化処理する方法も考案されてはいるが、
作業性が非常に悪く、かつ、効果も十分でないため未だ
実用化に至っていない。
本発明は、ダクタイル鋳鉄用の溶湯球状化処理の際の公
害問題、工場内の環境の悪化、危険作業及び作業性(複
雑さ、難しさ)を大巾に解決することができる鋳鉄溶湯
の球状化処理方法及び鋳鉄溶湯の球状化処理用取鍋を提
供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の鋳鉄溶湯の球状化処理方法は、次の手段を講じ
た。
(1)球状化材を収容した取鍋本体の上部に連続気孔を
もつ多孔質体のカバーを取付け、同多孔質体のカバーを
通過させて取鍋本体内に鋳鉄溶湯を注入して球状化処理
を行なう。
(2)球状化材を収容した取鍋本体上部に、連続気孔を
もち、その一部が切り欠かれた多孔質体のカバーを取り
付け、同多孔質体のカバーの切り欠かれた部分より取鍋
本体内に鋳鉄溶湯を注入して球状化処理を行なう。
また、本発明の鋳鉄溶湯の球状化処理取鍋は、次の手段
を講じた。
(3)球状化処理材を収容する取鍋本体の上部の全体又
は一部に、連続気孔をもつ多孔質体を配置した。
(4)取鍋本体内を溶湯受湯部と球状化処理材を収容す
る球状化処理部とに区分し、前記球状化処理部の上方に
連続気孔をもつ多孔質体でなるカバーを設けた。
(5)前記(4)の本発明において、溶湯受湯部と球状
化処理部を区分する仕切壁に連続気孔をもつ多孔質体を
用いた。
〔作用〕
前記(1)の本発明においては、鋳鉄溶湯は、連続気孔
をもつ多孔質体のカバーを通過して取鍋本体内に注入さ
れる。この際多孔質体のカバーは、溶滓の取鍋本体内へ
の混入を防止し、鋳鉄溶湯のみが同取鍋内へ注入される
取鍋本体内では、鋳鉄溶湯と球状化材とが接触して化学
反応が生じ、急激かつ多量の白煙(?IgOを主成分と
する)と閃光が発生するが、連続気孔をもつ多孔質体の
カバーによって白煙中のMgO等の微粒子が捕捉吸着さ
れ、白煙の大気への放散は大幅に抑制される。
また、連続気孔をもつ多孔質体のカバーによって、鋳鉄
溶湯と球状化材との反応に伴って取鍋本体内で発生する
ガスは大気中に放出され、取鍋本体内のガス圧が低下し
、鋳鉄溶湯のリバプリングが防止され、また鋳鉄溶湯が
飛散する危険が殆んど皆無となる。
前記(2)の本発明は、多孔質体のカバーの切り欠かれ
た部分より鋳鉄溶湯が取鍋本体内に注入されるために、
その注入が容易かつ迅速に行なわれる。
連続気孔をもつ多孔質体のカバーは、取鍋本体内の鋳鉄
溶湯と球状化材との反応による白煙の捕捉吸着と受湯取
鍋内のガス圧の低下については、前記(1)の本発明と
同様な作用を奏する。
前記(3)の本発明では、取鍋本体の上部に設けられた
連続気孔をもつ多孔質体によって、球状化処理に当って
発生する白煙の微粒子が捕捉され白煙が外部へ放散され
ることが抑制されると共に発生ガスを外部へ放出して取
鍋本体内のガス圧を低下させる。
従って、取鍋本体内における溶湯のバブリングが防止さ
れ、取鍋本体を小型化することが可能であり、また多孔
質体による遮蔽作用と相まって溶湯の外部飛散が防止さ
れ安全性が向上する。
更に、溶湯は連続気孔をもつ多孔質体を通過して取鍋本
体内に注入され、溶滓の取鍋内への混入が防止される。
前記(4)の本発明では、取鍋本体内を溶湯受湯部と球
状化処理部とに区分し、球状化処理部の上部に連続気孔
をもつ多孔質体でなるカバーを設けたことによって、前
記(3)の本発明と同様に、球状化処理部における球状
化処理に当って発生する白煙の微粒子が捕捉され白煙が
外部に放散されることが抑制されると共に、発生ガスを
外部へ放出して取鍋本体内のガス圧を低下させ、かつ、
溶湯の飛散も防止される。
また、取鍋本体内を溶湯受部と球状化処理部とに区分す
ることによって、l会場の取鍋本体への注入が容易とな
る。
前記(5)の本発明では、前記(4)の本発明の作用に
加えて、溶湯受湯部と球状化処理部との仕切壁を連続気
孔の多孔質体とすることによって、球状化処理に当って
球状化処理部で発生する白煙の外部放散の防止、発生ガ
スのガス圧の低下及び溶湯の飛散防止の諸作用が更に向
上する。
〔実施例〕
本発明の第1の実施例を、第1図及び第2図によって説
明する。
取鍋本体1内に必要量の球状化材2(必要に応じて、同
球状化材2上にカバー材を配置してもよい)を所定の位
置に配置した後、取鍋本体1の上部の全面に連続気孔を
もつ多孔質体のカバー3(例えば、三次元網目構造の通
気性を有する耐熱フィルター)を取付ける。
本実施例では、取鍋本体1を溶解炉1oの近傍に配置し
、溶解炉10内のダクタイル鋳鉄用溶湯4を、連続気孔
をもつ多孔質体3の上に注ぎ、同溶湯4を多孔質体のカ
バー3を通過させて取鍋本体1内に注入する。
取鍋本体1内においては、注入されたダクタイル鋳鉄用
?′8湯4と球状化材2が接触し、化学反応により、急
激かつ多量の白煙及び閃光を生じる。
前記の連続気孔をもつ多孔質体のカバー3は、ダクタイ
ル鋳鉄用溶湯4の取鍋本体1への注入に当って、溶滓の
混入を防ぐとともに、球状化処理時に発生する白煙中の
?IgO等の微粒子を捕捉吸着し、白煙の大気への放散
を大巾に抑制する。
また、連続気孔をもつ多孔質体のカバー3は、通気性を
有しているため、取鍋本体1内の発生ガスを容易に大気
中に放出できるため、取鍋本体1内のガス圧が著しく低
下するので、多孔質体のカバー3Lとよる遮蔽と相まっ
て、溶湯飛散の危険が殆んど皆無になると共に、溶湯の
リパブリングの発生が防止され取鍋本体1内に多量の溶
湯を注入することができる。
本実施例において、連続気孔をもつ多孔質体のカバー3
として、三次元網目構造を有するセラミンク多孔体(炭
化珪素質;見掛比重0.35〜o、55、空孔率80〜
90%、セル数6ケ/25aom口)を耐熱フィルター
として用い、FCD400の鋳鉄溶湯50kgの球状化
処理を試みた結果、白煙の発生量を、従来方法の約17
10程度に抑制することができ、また、反応時の溶湯の
飛散を皆無にすることができた。
本発明の第2の実施例を、第3図及び第4図によって説
明する。
取鍋本体1は、同取鍋本体1の上辺から下方へ向って延
びその底面から上方に間隔をおいて位置する下端をもつ
耐火物製の上部仕切壁6によって、反応部1aと受湯口
5とに区画されている。前記反応部1aには底面より立
上がる下部仕切壁7が設けられてその下部に反応室1b
が形成されており、また反応部1aの上部を覆って連続
気孔をもつ多孔質体のカバー3(例えば三次元網目構造
の耐熱性を有するフィルター)が取付けられている。前
記受湯口5は、図示するように、上部の横断面形状がV
字状をなすように側方へ拡がり、かつ、上方へ向って開
放されており、受湯しやすい形状を有している。
前記反応室lb内に球状化材2(必要に応して同球状化
材2上にカバー材を配置してもよい)を配置する。
本実施例では、前記の受湯口5の上方の開放された部分
より、溶解炉10内のダクタイル鋳鉄用溶湯4が注入さ
れ、同溶湯は受湯口5内を下降して反応部la内へ注入
される。この場合、受湯口5は、前記のように、溶解炉
IOより受湯し易い形状となっていて、注湯は容易に行
なわれる。
ダクタイル鋳鉄用溶湯4と球状化材2とが反応室lb内
で接触することによって、閃光と白煙が発生する。発生
した白煙は、通気性のある連続気孔をもつ多孔質体のカ
バー3を通過して大気中に放散される。その際、白煙中
の?IgO等の微粒子は、連続気孔をもつ多孔質体のカ
バー3に殆んど捕捉吸着され、白煙の発生を著しく抑制
できるとともに、前記反応によって発生する反応部lb
内の発生ガスも連続気孔をもつ多孔質体のカバー3を通
過して反応部lb内のガス圧が低下し、溶湯の飛散と溶
湯のリパブリングの発生を防止することができる。
また、前記上部仕切壁6によって、球状化処理時の反応
ガスが反応部1aから受湯口5側へ流れ出ることが抑制
される。
本発明の第3の実施例を、第5図及び第6図によって説
明する。
本実施例の取鍋本体1は、溶解炉10内のダクタイル鋳
鉄用溶湯4の注入と図示しない鋳型への溶湯の鋳込みを
容易にするため、図示するように、受湯部5を大きくし
、かつ、取鍋本体1の形状を横型ドラムタイプとしたも
のであって、取鍋本体1の形状以外は、前記第2の実施
例と同様の構成を有している。
本実施例においても、前記第2の実施例と同様に、白煙
の抑制、溶湯飛散防止、溶湯のリハブリングの防止及び
作業の容易さ等の効果をあげることができると共に、大
きい受湯部5によってダクタイル鋳鉄用溶i%4の取鍋
本体1への注入と鋳型への鋳込み作業を容易にすること
ができる。
本発明の第4の実施例を、第7図及び第8部によって説
明する。
本実施例は、第3図及び第4図に示す前記第2の実施例
の上部仕切壁6を連続気孔をもつ多孔質体(例えば三次
元網目構造の通気性を有する耐熱フィルター)で構成し
た。
本実施例は、前記第2の実施例のもつ作用、効果を奏す
ることができると共に、連続気孔をもつ多孔質体製の上
部仕切壁6によって、取鍋本体1内空間のガス圧を更に
低下させることができる。
本実施例において、多孔質体のカバー3及び上部仕切壁
6として、三次元網目構造を有するセラミック多孔体(
コージェライトとアルミナのブレンドタイプ、見掛比重
0.35〜0.60、空孔率80〜90%、セル数13
ケ/25閣口)を用い、FCD400の溶湯500kg
の球状化処理を実施した結果、白煙の大気への放出を殆
んど抑制することができ、また溶湯の飛散も防止するこ
とができた。
なお、前記の各実施例において、連続気孔をもつ多孔質
体としては、炭化珪素質、コージェライトとアルミナの
ブレンドタイプ等の三次元網目構造をもつセラミンク多
孔体等を用いることができる。
本発明の第5の実施例を、第9図ないし第11図によっ
て説明する。
本実施例は、前記第3の実施例の取鍋本体1の反応部1
aを覆う金属製カバー13を設け、同カバー13の開口
13a(除滓口)内に小塊コークス12よりなる連続気
孔をもつ多孔質体16を充填したものである。
この多孔質体16に、第1表に示す小塊コークス体を用
い、FCD400の溶湯500kgの球状化処理を実施
した結果、前記各実施例と同様に、球状化処理時の白煙
の大気放出を殆んど抑制でき、また溶湯の飛散も防止す
ることができた。
第  1  表 なお、連続気孔の多孔質体に、バーミキュライト(軽石
)、パーライト(真珠石)、プラスバルーン(軽石)等
の小塊を通用した場合も、はぼ同様の成果が得られた。
本発明の第6の実施例を、第12回によって説明する。
本実施例は、前記第5の実施例の連続気孔をもつ多孔質
体に代えて、ステンレス製金123(y4目の開き: 
0.75m1mおよび1.50m/m)を8〜10枚、
種々の組合せで、積層し、表面に耐火材(例えば、アJ
レミナ粉末十ジョーシアカオリン十PVA?容液、鋳物
用塗型材等)を塗布した連続気孔をもつ多孔質体26を
用いた。
本実施例においても、白煙抑制および溶湯飛散防止の効
果が得られる。
本発明の第7の実施例を、第13回によって説明する。
本実施例は、前記第5の実施例の連続気孔をもつ多孔質
体に代えて、連続気孔をもつ多孔質体36として、セラ
ミックボールと繊維質系耐熱材の細片(例えば、グラス
ウール、シリカウール)を混合し、空孔率50〜90%
に調整した無粘結耐熱材をステンレス製金網ボックス3
3(網目の開き: 0.75m/m)に密封したものを
用いたものである。
本実施例においても、前記第5、第6の実施例と同様な
白煙抑制および溶湯飛散防止の効果かえられる。
本発明の第8の実施例を、第14図ないし第16図によ
って説明する。
本実施例は、前記第3の実施例において多孔質カバーと
取鍋本体の受湯部を次のように変更したものである。
即ち、前記第5ないし第7の実施例と同様な金属製カバ
ー13の開口13aに連続気孔をもつセラミック多孔質
体46(炭化珪素質、見掛比重0.35〜0.55、空
孔率50〜90%、セル数20ケ/25ミロ)を充填し
た。
また、取鍋本体lの受湯を容易にするため1箱型の受湯
部45を設け、かつ、同受湯部45の下部にストレーナ
40を配置し、不純物の混入および白煙の放出防止を図
った。
本実施例において、FCD500の溶湯700 kgの
球状化処理を実施した結果、白煙の大気放出の抑制効果
および溶湯の飛散防止効果は顕著であり、マグネシウム
の歩留も大巾に向上した。かつ、溶湯温度の低下も従来
法に比し小さく、品質の向上も計ることができた。
[発明の効果] 請求項(1)及び(2)に記載の本発明は、鋳鉄溶湯の
球状化処理を行なう取鍋本体に連続気孔をもつ多孔質体
のカバーを取付けたために次の効果を奏することができ
る。
(1)鋳鉄溶湯と球状化材の反応時に発生する白煙の大
気中への放出量を大巾に抑制することができ、環境の向
上並びに公害対策に有効である。
(2)鋳鉄溶湯と球状化材の反応時における受湯取鍋内
のガス圧を軽減することができ、溶湯の飛散を激減させ
ることによって安全性が向上する。
(3)溶湯飛散量(バブリング)の減少により、取鍋本
体を小型化することができる。
(4)従来の上部カバー付きの取鍋に比して、本発明で
は取鍋を軽量化することができ、かつ操作性も良好であ
る。
以上に加えて、請求項(1)に記載の本発明では、鋳鉄
溶湯が多孔質体のカバーを通過して取鍋本体内へ注入さ
れるために、溶滓が混入することがなく、製造されるダ
クタイル鋳鉄の品質を向上させることができる。
また、請求項(2)に記載の本発明では、多孔質体のカ
バーの切り欠かれた部分より鋳鉄溶湯を取鍋本体に注入
するために、同溶湯の注入を短時間に、かつ、容易に行
なうことができる。
請求項(3)に記載の本発明は、鋳鉄溶湯の球状化処理
を行なう取鍋本体の上部の全体又は一部に連続気孔をも
つ多孔質体を配置しているために次の効果を奏すること
ができる。
(1′)溶湯と球状化材の反応時に発生する白煙の大気
中への放出量を大巾に抑制することができ、環境の向上
並びに公害対策に有効である。
(2′)鋳鉄溶湯と球状化材の反応時における取鍋本体
内のガス圧を軽減することができ、多孔質体による遮蔽
効果と相まって溶湯の飛散を激減させることによって安
全性が向上する。
(3′)溶湯飛散量(バブリング)の減少により、取鍋
本体を小型化することができる。
(4′)従来の上部カバー付きの受湯取鍋に比して、取
鍋本体を軽量化することができ、かつ操作性良好である
(5′)溶湯を多孔質体のカバーを通過して取鍋本体内
へ注入することができるために、溶滓が混入することが
なく、製造されるダクタイル鋳鉄の品質を向上させるこ
とができる。
請求項(4)に記載の本発明では、取鍋本体内を溶湯受
湯部と球状化処理部とに区分し、球状化処理部 部の工法に連続気孔をもつ多孔質体でなるカバーを設け
ているために、請求項(3)に記載の発明と同様に前記
(1′)ないしく4′)の効果を奏することができると
共に、取鍋本体への溶湯の注入を容易に行なうことがで
き作業性が向上する。
請求項(5)に記載の本発明では、請求項(4)に記載
の本発明における溶湯受湯部と球状化処理部の仕切壁を
連続気孔をもつ多孔質体で構成しているために、請求項
(4)に記載の本発明の前記効果に加えて、溶湯受湯部
内の空間におけるガス圧の低下、白煙の外部放散の防止
及び溶湯の飛散防止の効果を更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の縦断面図、第2図は同
実施例の平面図、第3図は本発明の第2の実施例の縦断
面図、第4図は同実施例の平面図、第5図は本発明の第
3の実施例の継断面図、第6図は同実施例の平面図、第
7図は本発明の第4の実施例の縦断面図、第8図は同実
施例の平面図、第9図は本発明の第5の実施例の斜視図
、第10図は同実施例の取鍋の継断面図、第11図は同
実施例の要部の縦断面図、第12図及び第13図はそれ
ぞれ本発明の第6及び第7の実施例の要部の縦断面図、
第14図は本発明の第8の実施例の斜視図、第15図は
同実施例の平面図、第16図は同実施例の縦断面図、第
17図及び第18図はそれぞれ従来の置注方法及びキャ
ンデイ方法による鋳鉄溶湯の球状化処理方法を示す断面
図である。 1・・・取鍋本体、     2・・・球状化材、3・
・・連続気孔をもつ多孔質体力バー、4・・・ダクタイ
ル鋳鉄用溶湯、 5・・・受湯口、6・・・上部仕切壁
、    7・・・下部仕切壁、B・・・溶湯分散防止
カバー、9・・・キャンデイ棒、10・・・溶解炉、 
    12・・・小塊コークス、13・・・カバー、
      13a・・・開口、16.26,36.4
6・・・連続気孔をもつ多孔質体、23・・・金網、 
      33・・・金網ボックス、40・・・スト
レーナ、   45・・・受湯口。 代理人 弁理士 坂 間   暁 外2名 第3図 第4図 第9図 第10図 第12図    第13図 第14図 第」8図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)球状化材を収容した取鍋本体の上部に連続気孔を
    もつ多孔質体のカバーを取付け、同多孔質体のカバーを
    通過させて取鍋本体内に溶湯を注入して球状化処理を行
    なうことを特徴とする鋳鉄溶湯の球状化処理方法。
  2. (2)球状化材を収容した取鍋本体上部に、連続気孔を
    もちその一部が切り欠かれた多孔質体のカバーを取り付
    け、同多孔質体のカバーの切り欠かれた部分より取鍋本
    体内に溶湯を注入して球状化処理を行なうことを特徴と
    する鋳鉄溶湯の球状化処理方法。
  3. (3)鋳鉄溶湯の球状化材を収容する、取鍋本体の上部
    の全体又は一部に、連続気孔をもつ多孔質体を配置した
    ことを特徴とする鋳鉄溶湯の球状化取鍋。
  4. (4)取鍋本体内を溶湯受湯部と球状化材を収容する球
    状化処理部とに区分し、前記球状化処理部の上方に連続
    気孔をもつ多孔質体でなるカバーを設けたことを特徴と
    する鋳鉄溶湯の球状化処理用取鍋。
  5. (5)溶湯受湯部と球状化処理部を区分する仕切壁に連
    続気孔をもつ多孔質体を用いたことを特徴とする請求項
    (4)に記載の鋳鉄溶湯の球状化処理用取鍋。
JP2246138A 1990-08-02 1990-09-18 鋳鉄溶湯の球状化処理方法 Expired - Fee Related JPH0711021B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW080106004A TW201795B (ja) 1990-08-02 1991-07-31
US07/738,903 US5167916A (en) 1990-08-02 1991-08-01 Method for spherodizing molten cast iron and ladle for use in the spherodizing
DE69118460T DE69118460T2 (de) 1990-08-02 1991-08-01 Verfahren und Pfanne zum Herstellen von Kugelgraphit-Gusseisen
EP91112982A EP0469621B1 (en) 1990-08-02 1991-08-01 Method for spherodizing molten cast iron and ladle for use in the spherodizing
KR1019910013405A KR960002483B1 (ko) 1990-08-02 1991-08-02 주철용탕의 구상화처리방법

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20391090 1990-08-02
JP2-203910 1990-08-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04176810A true JPH04176810A (ja) 1992-06-24
JPH0711021B2 JPH0711021B2 (ja) 1995-02-08

Family

ID=16481724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2246138A Expired - Fee Related JPH0711021B2 (ja) 1990-08-02 1990-09-18 鋳鉄溶湯の球状化処理方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JPH0711021B2 (ja)
KR (1) KR960002483B1 (ja)
TW (1) TW201795B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5138114B1 (ja) * 2012-07-06 2013-02-06 石川ライト工業株式会社 鋳鉄の黒鉛球状化処理時における球状化剤の上部を覆うカバー材
JP2014117714A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Tokai Konetsu Kogyo Co Ltd 取鍋予熱装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100725392B1 (ko) 2005-02-04 2007-06-07 삼성전자주식회사 키 디스플레이부가 결합된 키 입력장치 및 이를 제공하는디지털 장치
KR100645721B1 (ko) 2005-05-11 2006-11-14 삼성에스디아이 주식회사 반도체장치 및 그 제조방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5138114B1 (ja) * 2012-07-06 2013-02-06 石川ライト工業株式会社 鋳鉄の黒鉛球状化処理時における球状化剤の上部を覆うカバー材
CN103525968A (zh) * 2012-07-06 2014-01-22 石川硅石工业株式会社 铸铁的石墨球化处理时覆盖球化剂上部的覆盖材料
JP2014117714A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Tokai Konetsu Kogyo Co Ltd 取鍋予熱装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR960002483B1 (ko) 1996-02-17
KR920004057A (ko) 1992-03-27
JPH0711021B2 (ja) 1995-02-08
TW201795B (ja) 1993-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3039864A (en) Treatment of molten light metals
JP5138114B1 (ja) 鋳鉄の黒鉛球状化処理時における球状化剤の上部を覆うカバー材
WO2014134762A1 (zh) 球墨铸铁的球化处理方法
CN108588438B (zh) 一种金属熔炼方法和熔炼炉
US3172757A (en) Treatment of molten light metals
JPS6151614B2 (ja)
JPH04176810A (ja) 鋳鉄溶湯の球状化処理方法
US3297296A (en) Hot top composition for casting molds
JPH0237936A (ja) 球状黒鉛又はcv黒鉛鋳鉄鋳物用鋳型及び鋳物製造方法
CN106676306A (zh) 一种提高稀土对铝合金熔体净化效果的方法
US3010712A (en) Apparatus for treating molten light metal
JPS61229462A (ja) 球状黒鉛鋳鉄の製造方法
EP0469621A2 (en) Method for spherodizing molten cast iron and ladle for use in the spherodizing
JPH0125806B2 (ja)
JP4127739B2 (ja) アルミニウム合金溶湯用フィルター
GB972708A (en) Improvements relating to the manufacture of cast iron
US3166805A (en) Leaded steel fume control
JPH04158972A (ja) ダクタイル鋳鉄用取鍋
RU2081179C1 (ru) Модифицирующая смесь
RU2315815C1 (ru) Способ получения чугуна с вермикулярным графитом
UA18562U (en) Process for preparation of magnesium and its alloys
GB2078785A (en) Adding Volatile Refining Agents to Molten Steel
RU2211811C2 (ru) Способ получения пористых стекломатериалов из нерудного сырья
Zhao et al. Interface phenomena in ceramic-lined composite pipes produced by GS-T SHS process
JPH10175048A (ja) 溶鋼の酸化防止方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees