JPH04176632A - 熱成形機の熱板温度制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は食品用トレー等の大量生産をヒータにより加熱
される熱板の僅が上方を走行して間欠的に停止する連続
樹脂シートを、上下動する成形型の下降で固定し、真空
吸引手段及び圧空手段により前記熱板に密着させで加熱
し、加熱完了後差圧により熱成形する樹脂シートにおい
て、熱板の温度を温度センサにより検出し、ヒータの発
熱量を制御する熱板の温度制御装置に於いて、熱板内部
の温度め決定を運転中の温度と待機中の温度を個別に設
定出来るようにして、機械が前記運転モードになったら
温度制御の目標値を前記運転中の温度設定値にし、機械
が運転モードでなくなったら温度制御の、目標値を前記
待機中の温度に自動的に切換える様にして運転中も、待
機中も、熱板の表面温度がほぼ同じ温度になるような温
度制御が出来るようにしたことを特徴とする熱成形機の
熱板温度制御方式に関するものである。

（従来の技術） 本発明方法と対比できる熱板温度制御方式を実施できる
熱成形機は見当たらない。

（本発明が解決しようとする課題） 加熱手段をもつ熱板上を小間隔を置いて走行して間欠的
に停止する連続樹脂シートを上下動する上型により前記
熱板に押圧して成形する熱成形機において、運転を継続
しても成形ができなり１等の事故を検出して自動停止し
、又は点検等のため停止し、熱板のヒータ加熱を継続さ
せたままで待機させることが多い。加熱を継続させる目
的は、加熱を停止すると熱板の温度が低下して、運転再
開時の加熱に時間が掛かり成形能率を低下するのを防止
するためである。しかしながら加熱のまま待機するとき
は運転中の樹脂シート成形時のように次々に供給されで
くる樹脂シートにより熱板の熱を放散できないから不定
時間の待機中に該熱板の樹脂シートに対応する表面に熱
が滞留して前記シートを過加熱する問題を生じ、該過加
熱の状態で上型により差圧成形すると不良成形になる欠
点があるため、運転再開後数回は樹脂シートの過加熱に
より成形不良があることを承知の上で再開をしている。

しかしながらこのような事態を避け、待機中は熱板の表
面温度をコントロールすることが必要になる。

本発明方法は不定時間の待機から運転再開に入っても運
転中と待機中の熱板表面温度がほぼ同じになるようにヒ
ータの発熱量をコントロールし、待機が不定時間であっ
ても運転再開時に成形不良を起こさないで前記の再開が
できるようにすることを課題とし本発明の目的とするも
のである。

（問題点を解決するための手段） 本発明の熱成形機の熱板温度制御方法は前記した目的に
添わせたもので、具体的にはヒータにより加熱される熱
板の上方を走行して間欠的に停止する連続樹脂シートを
上下動する成形型の下降で固定し、真空吸引手段及び圧
空手段により前記熱板に密着させて加熱し、加熱完了後
差圧により熱成形する成形機であって、熱板の温度を温
度センサにより検出し、ヒータの発熱量を制御する熱板
の温度制御装置に於いて、熱板内部の温度の決定を運転
中の温度と待機中の温度に個別に設定出来るようにして
、機械が前記運転モードになったら温度制御の目標値を
前記運転中の温度設定値にし、機械が運転モードでなく
なったら温度制御の目標値を前記待機中の温度に自動的
に切換える様にして運転中も、待機中も、熱板の表面温
度がほぼ同じ温度になるような温度制御が出来るように
したことを特徴とするもので、運転再開と共にすぐに待
機前とほぼ同じに良好な成形ができるように、熱板の表
面温度を制御する方式を提供できる。

（実施例） 第１図は本発明方法の実施ができる熱成形機の一例を示
した側面図、第２図本発明方式の説明線図である。

１は機台、２．２は機台１上に設けて間隔間を成形域３
とした前後のシート案内板で、前部側面に取付けな繰出
台４に支架した巻取軸５に巻いた連続樹脂シー）Ｃを図
示しない装置により前方に引いて繰出し、該シー）Ｃを
後部のシート案内板２上面、成形域３、前部のシート案
内板２上面に間欠停止させて通す。

機台１の上には成形域で間欠停止する樹脂シートＣの下
面に対応させて熱板６と、該熱板６を下面から温度可変
に加熱するヒータ７のボックス８を設ける。

１１は上型であって、熱板６及び該熱板上の樹脂ノート
上の両側に立てたがイドボスト１２に摺動可能に取付け
て上下動させる。上型１１１こは内部に差圧成形の成形
型（図示せず）を設け、その上型を〃イドボストの門形
部に固定したシリング１３のロッド１４の下端に固定す
る。

熱板６には熱成形機を運転して樹脂シートＣを上下動す
る成形型の下降で固定し、真空吸引手段及び圧空手段に
より前記熱板に密着させて加熱し、及び成形するときも
、運転を中断して待機し、樹脂シー）Ｃを熱板に密着加
熱及び成形をしない時も、樹脂シー）ｃに対応する表面
温度は１４０°Ｃ１熱電灯などの温度センサ９を熱板６
に挿入して行う内部温度は運転中は１６２°Ｃ，＊機中
の予熱温度は１４２℃と観測された。この温度数値は成
形する樹脂シートの材質、厚さ、熱板の厚さ等により変
動があることは勿論であるが、経験と温度センサの使用
とにより割出すことが可能な数値である。

（作用） 本発明はヒータ７により加熱される熱板６の上方を走行
して間欠的に停止する連１＆樹脂シートＣを加熱し且つ
上型により差圧成形する熱成形機において、熱板内部の
加熱温度を、該熱板の裏面又は側面から埋込んだ熱電灯
などの温度センサ９により検出し、運転中も、待機中も
ほぼ同じ表面温度になるように、熱板内部の温度の設定
を運転中の温度と待機中の温度に個別に設定して、運転
を停止すると自動的に熱板内部の温度制御目標値が待機
温度の設定値に切換わり熱板内部に挿入された温度セン
サにより検出した温度と比較してセンサ部分が切換わっ
た制御目標値に近ずくようにヒータの発熱量を制御する
。

又、運転が開始されると熱板内部の温度制御目標値が運
転温度の設定値に切換わってセンサ部分が切換わっだ制
御目標値に近ずくようにヒータの発熱量が制御される。

例えば運転温度１６２°Ｃ１待機温度１４２℃と設定す
れば機械か運転モードになるとセンサの位置の温度方何
６２°Ｃになる様にヒータの発熱量が制御され、熱板の
表面からは次々に供給されるシートを加熱するため熱が
うばわれるので、熱板表面温度は約１４０°Ｃとなる。

又機械が運転モードでなくなると（すなわち機械が休止
中となると）センサ位置の温度が１４２°Ｃになる様に
ヒータの発熱量を制御し、熱板の表ｆがらは熱の放散が
少ない為にヒータの表面温度は約１４０℃に保たれる。

（効果） 本発明方法は熱板の表面温度を運転中と待機中ではほぼ
同じ温度に出来るため運転開始直後から良品が成形でき
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法の実施ができる熱成形機を例示した
側面図、第２図は本発明方法の説明線図である。 Ｃ−ａｔ脂レシート１→機台　２→案内板３→成形域　
４→繰出台　５→巻取軸 ６→熱板　７→ヒータ　８→水ボツク ス→温度センサ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ヒータにより加熱される熱板の上方を走行して間欠的に
   停止する連続樹脂シートを、上下動する成形型の下降で
   固定し、真空吸引手段及び圧空手段により前記熱板に密
   着させて加熱し、加熱完了後差圧により熱成形する熱成
   形機において 熱板の温度を温度センサにより検出し、ヒータの発熱量
   を制御する熱板の温度制御装置に於いて、熱板内部の温
   度の決定を運転中の温度と待機中の温度を個別に設定出
   来るようにして、機械が前記運転モードになったら温度
   制御の目標値を前記運転中の温度設定値にし、機械が運
   転モードでなくなったら温度制御の目標値を前記待機中
   の温度に自動的に切換える様にして運転中も、待機中も
   、熱板の表面温度がほぼ同じ温度になるような温度制御
   が出来るようにしたことを特徴とする熱成形機の熱板温
   度制御方式。