JPH0417520B2 - - Google Patents

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JPH0417520B2
JPH0417520B2 JP56063758A JP6375881A JPH0417520B2 JP H0417520 B2 JPH0417520 B2 JP H0417520B2 JP 56063758 A JP56063758 A JP 56063758A JP 6375881 A JP6375881 A JP 6375881A JP H0417520 B2 JPH0417520 B2 JP H0417520B2
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percoll
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hearing
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Toshiki Manabe
Shigeru Kiritani
Sotaro Sekimoto
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HORIGUCHI SHINSAKU
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HORIGUCHI SHINSAKU
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R25/00Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception
    • H04R25/50Customised settings for obtaining desired overall acoustical characteristics
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2225/00Details of deaf aids covered by H04R25/00, not provided for in any of its subgroups
    • H04R2225/43Signal processing in hearing aids to enhance the speech intelligibility

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、補聴器に関し、より詳しくは500〜
1500Hz以上の周波数に対する聴力が著しく低下し
ている難聴者(感音性難聴者)のための補聴器に
関するものである。
従来より難聴者のための種々の補聴器が開発さ
れている。第1図はこの一例であり、音声をピツ
クアツプするためのマイクロホン1、増幅器2、
周波数によつて異なる聴力損失を補正するための
周波数等化器3、増幅器4、イヤホン5より成
る。これは難聴者の聴力低下分(聴力損失)を増
幅器4により補償するという原理に基づくもので
あり実際の使用に際しては、予め難聴者ごとに周
波数等化器3を調整して、補聴器を各人に最良の
状態にセツトしておく。このような補聴器は、聴
力損失の周波数ごとの差があまり顕著でないとこ
ろの伝音性難聴者に、有効な聴力回復の手段を提
供するものであるが、500〜1500Hz以上の高周波
数帯域の聴力が顕著に低下する感音性難聴者には
ほとんど効果がなかつた。
500〜1500Hz以上の周波数帯域の聴力が低下し
た感音性難聴者のための補聴器として、第2図に
示すようなトランスポーザ形補聴器が提案されて
いる。第2図において、6はマイクロホンであ
り、7,11は増幅器、8は高域漏波器、9は歪
回路、10は低域漏波器である。
この補聴器の動作を簡単に説明する。マイクロ
ホン6によつてピツクアツプされた音声は、増幅
器7で増幅されると共に高域漏波器8により歪回
路9に加え、歪回路9からの出力である歪信号の
うち1500Hz以下の周波数成分を低域漏波器10に
よりとり出して、これをもとの音声と共に増幅器
11で増幅し、イヤホン12から聴取するように
なつている。このような構成によつて、音声信号
の中の4000Hz以上の周波数成分に相関をつ歪信号
のうち、1500Hz以下の周波数成分がもとの音声に
重畳されて聴かれるので、1500Hz以上の周波数帯
域における聴力損失が大きい難聴者において、子
音明瞭度が向上する可能性が期待された。しかし
現実には、音声に重畳される1500Hz以下の周波数
成分はもとの音声の歪信号であるため、継続時間
と振幅レベルに関連する情報が保存されるにすぎ
ず、子音明瞭度の改善はほとんど達せられていな
い状況であつた。
このほかに、音声の高い周波数成分を1500Hz以
下の周波数帯域へ転位させるための種々の手段が
試みられて来たが、いまだ効果があるという結果
は得られていない。
本発明の目的は、上述の補聴器の欠点を除去
し、500〜1500Hz以上の周波数に対する聴力が著
しく低下した感音性難聴者にとつて聴き易い音声
を出力することができる補聴器を提供することに
ある。
本発明は、前記目的を達成するためになされた
ものであり、その特徴は、音声を周波数スペクト
ル包絡、音源周波数および音源振幅に関する特徴
パラメータに変換する手段と、前記周波数スペク
トル包絡の特徴パラメータを制御して周波数圧縮
比を周波数ごとに非線形に一括変換する手段と、
前記周波数スペクトル包絡の周波数圧縮比および
音源周波数を、それぞれ独立に、かつ線形に一括
変換する手段と、これらの変換された特徴パラメ
ータを用いて音声をパーコール合成する手段を備
え、周波数スペクトル包絡と音源周波数が低周波
数帯域に圧縮された音声を合成出力することにあ
る。
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。
第3図は、本発明の補聴器の一実施例の構成を
ブロツクで示す図である。
第3図において、13はマイクロホン、14は
増幅器、15はパーコール分析回路、16は周波
数変換器、17はパラメータ変換器、18はパー
コール合成回路、19は増幅器、20はイヤホン
である。
この動作は、マイクロホン13に加えられた音
声を増幅器14で増幅した後、パーコール分析回
路15により分析し、パーコール係数と音源信号
とを抽出する。
パーコール分析回路の一実施例は、第4図に示
す通りである。この回路はすでに公知であり、そ
の詳細は特公昭52−7282号公報に記載されている
のでここでは簡単にその動作を説明する。
パーコール分析回路は、n段に縦続接続された
パーコール係数抽出回路29a〜29nと、音源
信号抽出回路29′より成る。第4図において入
力端子21に加えられた音声は、遅延回路22、
相関器23、可変係数器24および26、加算器
25および27、レジスタ28によつて構成され
るパーコール係数抽出回路29aによつて分析さ
れ、その端子30にパーコール係数を出力する。
このパーコール係数抽出回路をn段(具体的には
nは8〜12の値が用いられる)に縦続接続し、n
個のパーコール係数を得る。パーコール係数と
は、音声信号周波数スペクトル包絡をあらわすパ
ラメータ信号であり、前記n個のパーコール係数
により特定の音声の周波数スペクトル包絡の特徴
をあらわすことができる。パーコール係数抽出回
路29nの出力は、自己相関器31、ピーク検出
器32、レジスタ33および35より成る音源信
号抽出回路に送られ、音声の音源信号、即ち基本
周波数および振幅が分析抽出され、出力端子34
および36より出力される。
なお、この第4図に示したパーコール分析回路
によつて抽出されるパーコール係数は、前述のよ
うに音声入力の周波数スペクトル包絡特性を表現
するものであり、この係数に限らず、その他の音
声スペクトル包絡パラメータ、例えば特公昭47−
15402号公報の音声分解合成装置に記載されてい
る音声スペクトル包絡パラメータを用いても差支
えない。
さて、音声信号の周波数スペクトル包絡を低周
波数帯域に圧縮するための具体的な処理法には、 (1) 合成回路のサンプリング周波数を分析回路の
周波数よりも一定の割合で低下させる。
(2) パーコール係数(あるいはスペクトル包絡パ
ラメータ)に基づいて数個のホルマント周波数
を算出し、これらに適当な比率を乗じて周波数
圧縮を実行する。
の2つの方法を用いることができる。
(1)の方法では、合成回路のサンプリング周波数
を分析回路のサンプリング周波数よりも下げるの
で、そのままでは合成音声出力の時間が長くな
る。合成出力音声の時間長を変えないためには合
成回路のフレーム周期時間長を分析回路のそれに
等しく保つことが必要であり、したがつて、合成
回路におけるフレーム周期内の音声サンプル数は
分析回路のそれよりも少くなる。
合成回路のサンプリング周波数を分析回路より
下げて周波数圧縮を実行する(1)の処理では、周波
数スペクトル包絡が一定の比率で圧縮されること
になるので、例えば「i」や「e」のように第1
ホルマント周波数が低い母音では、周波数圧縮処
理によつて第1ホルマント周波数が低く下がり過
ぎて、出力音声レベルの低下をきたす場合があ
る。これに対処するため、数100ヘルツ以下のホ
ルマントに対しては周波数圧縮比は少なく保ち、
それ以上の高い周波数のホルマントでは周波数圧
縮比を大きくするような、非線形周波数圧縮処理
が望ましい。このような非線形圧縮を実行するた
めに、パーコール分析回路15によりパーコール
係数と音源信号の分析をおこなつた後、パーコー
ル係数を用いて周波数スペクトル包絡特性をもと
め、これを周波数変換器16を用いて非線形に周
波数変換し、この変換された周波数スペクトルを
包絡について改めてパーコール係数をもとめてパ
ラメーター変換器17に送る。第5図にこのよう
な周波数変換器の一実施例を示す。
第5図において、周波数変換器の入力端子37
にはパーコール分析回路15で得られたパーコー
ル係数が入力され、これより線形予測器38によ
つてパーコール係数とひとしい次数の予測係数を
算出する。この処理については、日本音響学会昭
和44年度秋期研究発表会で発表した「偏自己相関
係数による音声分析合成系」(発表者:板倉文
忠・斎藤収三)日本音響学会昭和44年度秋期研究
発表会講演論文集第199頁(昭和44年10月)に記
載されていて公知であり、またその詳細が本発明
の本質を成すものではないので省略する。この予
測係数をフーリエ変換器39によりフーリエ変換
して周波数スペクトル包絡を算出し、周波数変換
器40により非線形に周波数変換する。周波数変
換器の変換特性は例えば次式で与えられる。
G()={1+γ1/B(p,q)(/
c)p-1(1−/c)q-1}……(1) ここでは入力周波数、G()は出力周波数、
cはナイキスト周波数、B(p、q)は B(p、q)=∫1 0xp-1(1−x)q-1dx……(2) で定義されたベータ関数、p、q、γは何れも変
換特性に関係するパラメータである。
非線形変換された周波数スペクトル包絡を逆フ
ーリエ変換器41に送つて予測係数をもとめ、こ
れをパーコール係数変換器42に加えて非線形周
波数変換したパーコール係数を出力端子43より
得る。
このような処理により非線形周波数圧縮処理を
実行することができる。周波数変換器16を動作
させなければ線形に周波数圧縮処理が実行され
る。
このようにして得たパーコール係数と、第4図
に示す音源抽出回路29′からの音源とをパーコ
ール合成回路18に送つて、周波数圧縮音声を合
成し、増幅器19およびイヤホン20を介して補
聴器出力音声を得ることができる。
パーコール合成回路の一実施例を第6図に示
す。この合成回路の動作の詳細については、前記
の特公昭52−7282号公報(音声合成装置)に記載
されているので、ここでは簡単に説明する。
パーコール合成回路は、有声音の音源に用いる
パルス発生器44、無声音の音源に用いる白色雑
音発生器45、振幅制御器46およびn段のパー
コール係数制御フイルタ49a〜49n、遅延回
路57より成る。パルス発生器44は、その制御
端子47より入力される音源抽出回路29′から
の合成音声の基本周波数信号により制御されて、
その周期と等しい周期のパルス列を発生し、これ
を振幅制御器46に印加する。また白色雑音発生
器45の出力も振幅制御器46に印加される。振
幅制御器46には制御端子49が設けられてお
り、これには、音源抽出回路29′からの振幅信
号が印加されており、前記パルス発生器44、白
色雑音発生器45からの信号の振幅をそれぞれ
別々に制御すると共に、それらの信号を合成す
る。
この振幅制御器46からの出力は、順次縦続接
続されたパーコール係数制御フイルタ49a〜4
9nに供給される。一方、パーコール係数制御フ
イルタ49a〜49nには、第5図の出力端子4
3からの非線形周波数変換したパーコール係数が
制御端子55に印加されており、原音声の周波数
スペクトル包絡特性が順次復元されて、合成音出
力が出力端子56より送出される。なお、遅延回
路57はこのパーコール係数制御フイルタにより
良好な音質を得るのに必要である。
(2)の方法でパーコール係数、あるいは周波数ス
ペクトル包絡パラメータよりホルマント周波数を
算出する方法については、前述の論文「偏自己相
関係数による音声分析合成系」(日本音響学会昭
和44年度秋期研究発表会講演論文集第199頁)お
よび電子通信学会誌論文「統計的手法による音声
スペクトル密度とホルマント周波数の推定」(電
子通信学会誌Vol、53−A、No.1935、昭和45年1
月)に記載されている。
このように処理された周波数圧縮音声を500〜
1500Hz以上の周波数帯域において、聴力損失が大
きい難聴者に聴取させた実験結果によると、周波
数圧縮比を50〜80%程度といつた音声がこのよう
な難聴者に有効であることが判つた。かかる聴取
実験を種々の条件について実行した結果、 (1) 難聴者にとつて音声を聴き取り易い最適の周
波数圧縮比は、難聴者自身の聴力損失特性なら
びに音声入力の基本周波数に相関をもち、500
〜1500Hz付近に遮断周波数をもつ難聴者におい
て、男性音声入力では70〜80%女性音声入力で
は60〜70%の周波数圧縮比が良い。
(2) 女性音声入力では、周波数圧縮比に対応して
合成音声の基本周波数を低減したほうが聴き取
りが良くなる。
(3) 男性音声入力では、周波数圧縮比に対応して
合成音声の基本周波数を低減しても聴き取りは
改善されず、かえつて悪くなる場合がある。
などが明らかとなつた。
500〜1500Hz以上の数波数成分の聴力損失が大
きい感音性難聴者において、聴力損失が顕著に低
下しはじめる周波数は人によりまちまちであり、
しかも難聴者と会話をする相手の人の音声の基本
周波数は、かなり広い範囲に分布するのは当然で
ある。したがつて前記の聴き取り試験の結果から
みて、本発明の補聴器には次のような機能を付加
することが必要である。すなわち、 (a) 補聴器を装用する難聴者の聴力損失特性に合
わせて、補聴器の周波数圧縮比をプリセツトで
きる機能をもつこと。ここでプリセツトされた
周波数圧縮比は、以下に述べる(b)および(c)の機
能により補正されるものである。
(b) 入力音声の基本周波数の平均値を検出して、
その高低に対応してプリセツトされた周波数圧
縮比を補正できる機能をもつこと。ここで基本
周波数の平均値が高い場合には周波数圧縮を強
め、低い場合には弱めるものとする。これを簡
単に行うために、基本周波数の平均値があるし
きい値(例えば200Hz)より高い場合には一定
量(例えば15%)だけプリセツトされた周波数
圧縮比を強めるように補正するが、しきい値よ
り低い場合にはプリセツトされた値のままにす
るようにしても良い。
(c) 前記(b)の処理により検出された基本周波数の
平均値があるしきい値(例えば200Hz)より高
い場合には、合成音声の基本周波数を(b)の処理
で得られた周波数圧縮比に比例して低減させ、
またあるしきい値より低い場合には、合成音声
の基本周波数を入力音声の基本周波数に一致さ
せる機能をもたせる。
このような機能をもたせるための回路が第3図
に示すパラメータ変換器17である。パラメータ
変換器17の一実施例を第7図に示す。
第7図において、59はパーコール係数、基本
周波数、振幅等の音源信号を記憶するパラメータ
レジスタ、60はスペクトル包絡圧縮器、62は
圧縮比調整器、63は基本周波数バツフア、64
は振幅バツフア、65は基本周波数平均回路、6
6は基本周波数調整器である。レジスタ59には
パーコール係数、基本周波数および音源振幅など
に関する制御信号の入力端子58が設けられ、圧
縮比調整器62には圧縮比を入力するためのプリ
セツト端子61が設けられている。67,68お
よび69はそれぞれ変換されたパーコール係数、
基本周波数および音源振幅の出力端子である。
以下、実施例の動作を説明する。
前に説明したパーコール分析器により得られた
音声の周波数スペクトル包絡をあらわすパーコー
ル係数、第4図の端子34,36よりの基本周波
数および振幅を入力端子58に入力し、これらの
データをフレーム周期ごとにいつたんパラメータ
レジスタ59に書き込む。パーコール係数はパラ
メータレジスタ59aに書込まれ、スペクトル包
絡圧縮器60により、既に説明した2つの方法の
何れかを用いて周波数圧縮される。この際、予め
プリセツト端子61より難聴者に応じた圧縮比が
圧縮比調整器62に与えられていて、この圧縮比
に基づいて周波数圧縮処理を行う。処理法につい
ては既に述べた通りである。この構成によつて前
記(a)の機能が実行されることになる。
入力端子58に入力された分析データのうち、
基本周波数、音源振幅などに関する制御信号は、
フレーム周期ごとにレジスタ59bに書き込まれ
る。そして、基本周波数に関するデータは、基本
周波数バツフア63に順次送り込まれて、最大1
秒長までの時系列データが貯えられるとともに、
フレーム周期ごとのデータは、そのまま基本周波
数調整器66に送り込まれる。レジスタ59bに
書込まれた音源振幅に関するデータは、振幅バツ
フア64に送られて、最大1秒長の時系列データ
が貯えられる。この振幅バツフア64により、音
声入力において有声音振幅があるしきい値以上
(例えば、雑音パワーの4倍のレベル)に達した
時点のフレーム番号を検出し、これを基本周波数
バツフア63に送る。基本周波数バツフアでは、
そのフレームを起点としてこれより1秒長の基本
周波数データを基本周波数平均回路65に送り、
1秒間の基本周波数値の平均値を算出する。
この平均値は圧縮比調整器62に送られて、そ
の平均値の値に応じてプリセツトされた周波数圧
縮比を補正し、スペクトル包絡圧縮器60を制御
する。この構成により、前記の(c)の機能が実行さ
れることになる。基本周波数平均回路65の出力
は同時に基本周波数調整器66に送られて、平均
値があるしきい値(例えば200Hz)以上であると
きには、圧縮比調整器62における周波数圧縮比
の値に比例して基本周波数を低減するように動作
する。この構成により、前記の(c)の機能が実行さ
れることになる。
この音声の基本周波数平均回路65は常時稼働
するものではなくて、振幅バツフア内に貯えられ
たデータのうち有声音振幅が定められたしきい値
を越えた時点を起点として、1秒間のデータを用
いて平均値を算出し、この値に基づいて周波数圧
縮比ならびに基本周波数の調整を行う。調整され
た値は振幅バツフア内の音声入力の振幅値が上記
のしきい値を越える時間内はそのまま保持され
る。振幅値がしきい値以下になつた時点を検出し
て、しきい値以下の状態が1秒間以上継続する
と、基本周波数バツフア63および振幅バツフア
64はリセツトされて、初期状態にもどり、前記
の動作を再び実行することになる。
前記のようにして、周波数圧縮を実行するため
に変換されたパーコール係数は出力端子67よ
り、また音源信号にもちいるために変換された基
本周波数および振幅はそれぞれ出力端子68およ
び69より出力され、すでに説明した第5図に示
すパーコール合成器の制御信号に用いられる。
第7図の実施例に示す構成をもつパラメータ変
換器を使用することによつて、前記(a)、(b)、(c)の
3つの機能が付与され、このようにして外部使用
環境に適応して最適状態に調整される補聴器が実
現されることになる。
以上説明したように、本発明によれば、500〜
1500Hz以上の周波数に対する聴力が著しく低下し
た感音性難聴者にとつて聴き易い音声を出力する
ことができる補聴器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の補聴器のブロツク図、第2図
は、従来のトランスポーザ型補聴器のブロツク
図、第3図は、本発明の一実施例を示すブロツク
図、第4図は、パーコール分析回路の一実施例を
示すブロツク図、第5図は、周波数変換器の一実
施例を示すブロツク図、第6図は、パーコール分
析回路の一実施例を示すブロツク図、第7図は、
パラメータ変換器の一実施例を示すブロツク図で
ある。 13……マイクロホン、14,19……増幅
器、15……パーコール分析回路、16……周波
数変換器、17……パラメータ変換器、18……
パーコール合成回路、20……イヤホン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 音声を周波数スペクトル包絡、音源周波数お
    よび音源振幅に関する特徴パラメータに変換する
    手段と、前記周波数スペクトル包絡の特徴パラメ
    ータを制御して周波数圧縮比を周波数ごとに非線
    形に一括変換する手段と、前記周波数スペクトル
    包絡の周波数圧縮比および音源周波数を、それぞ
    れ独立に、かつ線形に一括変換する手段と、これ
    らの変換された特徴パラメータを用いて音声をパ
    ーコール合成する手段を備え、周波数スペクトル
    包絡と音源周波数が低周波数帯域に圧縮された音
    声を合成出力することを特徴とする補聴器。 2 装用者の聴力特性に応じて周波数圧縮比をプ
    リセツトできることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の補聴器。 3 入力音声の周波数の平均値に適応して、プリ
    セツトされた周波数圧縮比を補正する機能をもつ
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の補
    聴器。 4 入力音声の基本周波数の平均値に適応して、
    周波数圧縮音声の基本周波数を調整する機能をも
    つことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    補聴器。
JP6375881A 1981-04-27 1981-04-27 Hearing aid Granted JPS57178499A (en)

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