JPH04174557A - シフトレジスタおよびイメージセンサ - Google Patents

シフトレジスタおよびイメージセンサ

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JPH04174557A
JPH04174557A JP2301359A JP30135990A JPH04174557A JP H04174557 A JPH04174557 A JP H04174557A JP 2301359 A JP2301359 A JP 2301359A JP 30135990 A JP30135990 A JP 30135990A JP H04174557 A JPH04174557 A JP H04174557A
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JP
Japan
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gate
shift register
signal
image sensor
photoelectric conversion
Prior art date
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Pending
Application number
JP2301359A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Nagata
達也 永田
Hiroya Shimizu
浩也 清水
Michihiro Watanabe
渡邊 道弘
Mamoru Morita
守 森田
Hirosuke Kurihara
啓輔 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アモルファス水素化シリコンすなわちa−8
iからなりイメージセンサやアクティブマトリクス液晶
デイスプレィの輛動回路の一部に使用されるシフトレジ
スタと、このシフトレジスタを用いた光電変換素子と、
その応用電子機器とに関するものである。
〔従来の技術〕
従来のa−8i薄膜トランジスタで構成したシフトレジ
スタは、特開昭61−15363号に記載のように、イ
ンバータとパストランジスタとを多段にして構成されて
おり、トランジスタのゲートには常にソース電圧よりも
高い電圧が加わるようになっていた。
また、1a−5i薄膜トランジスタを用いたイメージセ
ンサについては、「日経エレクトロニクス」Nα434
 (1987年11月16日)の第207頁から第22
1頁において論じられている。
(発明が解決しようとする課題〕 上記従来技術は、a−3i薄膜トランジスタには材料物
性に起因するしきい値電圧ドリフトが生ずることについ
ての配慮がなく、ゲート電圧に正の電圧が加わることに
よりしきい値電圧が正にドリフトし、長時間経過後は動
作しなくなる問題があった。
本発明の目的は、a−8i薄膜トランジスタの材料物性
に起因するしきい値電圧ドリフトを低減した信頼性の高
いシフトレジスタを提供することである。
本発明の他の目的は、光電変換素子の電荷を転送するa
−8i薄膜トランジスタ材料物性に起因するしきい値電
圧ドリフトを低減したイメージセンサを提供することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕 本発明は、上記目的を達成するために、アモルファス水
素化シリコンを活性層とする薄膜トランジスタを駆動T
FTとし、n”−a−8iを抵抗とするインバータとこ
のインバータの8力を次のインバータに伝達するパスト
ランジスタとを1要素とし、この要素を多段に接続して
なるシフトレジスタにおいて、駆動TFTのゲートに補
正容量を接続し、補正容量の他端をクロックφ、に接続
し、駆動TFTのソースをクロックφ2に接続し、パス
トランジスタのゲートをクロックφ、に接続し、前記要
素に接続する次段ではクロックφ1とφ2とを入れ換え
、これら2つの段を交互に接続したシフトレジスタを提
案するものである。
また、駆動する際は、Hでハイレベルを表わしLでロー
レベルを表わすことにすると、0の信号を入力信号電圧
H,Lの2クロックサイクルで入力し、1の信号を入力
電圧H,Hの2クロックサイクルで入力する。
本発明は、上記他の目的を達成するために、上記のよう
に構成され動作する安定なシフトレジスタを搭載したイ
メージセンサを提案するものである。
この場合は、光電変換素子に接続した薄膜トランジスタ
のゲートに正負の電圧を加える。
〔作用〕
a−8iを活性層としたnチャンネル型電界効果薄膜ト
ランジスタを駆動TFTとし、n+  a−8iを抵抗
としたEnhancement Re5isitor 
(E/R)インバータは、ソースに接続したクロックが
Lの時には論理動作し、入力HおよびLに対してそれぞ
れLおよびHを出力する。クロックがHの時にはソース
がHとなり、論理動作はせず、インバータの出力は常に
Hになるが、インバータに接続したパストランジスタは
OFFであり、次段には影響しない。
インバータが論理動作する時には、前段のパストランジ
スタはOFFであり、HまたはLの信号をトランジスタ
の容量や補正容量に蓄積している。
この期間、インバータの$t)lTFTのソースはLな
ので、ゲートソース電圧は入力がHおよびLに対してそ
れぞれ正およびO付近となり、正の電圧が加わる。また
、パストランジスタはインバータの出力を次段に伝える
ためにゲートがHとなっており、インバータの出力がH
およびLに対して、ゲートソース電圧は、それぞれO付
近および正となり、正の電圧が加わる。
一方、インバータが論理動作をしない時には、%wJT
FTのソースはHとなっている。この時駆動TFTのゲ
ートは、前段のインバータの出力が前段パストランジス
タを通してそのまま伝達されるため、データによりHお
よびLどなる。この時駆動TFTのゲートソース電圧は
、それぞれ、Q付近および負となる。また、パストラン
ジスタのゲートはLなので、次段のゲート部に保持され
たデータがHおよびLに対して、ゲートソース電圧はそ
れぞれ負および0付近となる。
このように、インバータのソース電圧を適切なタイミン
グのクロックに接続すると、駆動TFTおよびパストラ
ンジスタのゲートには正負の電圧を印加できる。
インバータに接続した補正容量は、インバータの駆動T
FTのソースに接続したクロックと逆相のクロックに接
続しであるから、ゲート・ソース間容量に充電された信
号電位が、ソース電圧の変化に基づきゲート・ソース間
容量成分の結合による電圧変化をキャンセルし、Hまた
はLの信号電圧を安定に保持できる。
シフトレジスタでは、このようなインバータ。
パストランジスタ、補正容量を一つの要素とする段を多
段として形成するが、インバータが論理動作をする段と
論理動作をしない段が交互になるようにクロックを接続
する。シフトレジスタの論理動作の一段はこの要素2個
からなり、1クロックサイクルでデータがシフトレジス
タ1段分転送される。データOにHが1タロツクサイク
ル、Lが1クロックサイクルを割当て、データ1にHが
2クロックサイクルを割り当てる。そうすると、データ
1を1個転送し、他はデータがOの使い方でも、各トラ
ンジスタはほぼ正、負の電圧の加わる時間を等しくでき
る。
また、光電変換素子は原稿の反射率に対応した光を光電
変換する。この光電変換素子に接続した薄膜トランジス
タのゲート電極に、スイッチ○Nの時には正、スイッチ
OFFの時には負の電圧を加え、光電変換素子された電
荷の転送を制御する。
すなわち、ゲート電極に正の電圧が加わると、薄膜トラ
ンジスタは導通状態となり、光電変換された電荷を転送
する。一方、ゲート電圧が負の時は、薄膜トランジスタ
が遮断状態となり、光電変換された電荷は転送されなく
なる。これと同時に薄膜トランジスタのしきい値電圧は
、ゲート電圧が正の時は正にドリフトし、負の時は負に
ドリフトする。したがって、正負のドリフトがキャンセ
ルし合い、しきい値電圧が大きく変動することがなく、
安定に動作する。
〔実施例〕
次に、図面を参照して、本発明によるシフトレジスタの
実施例を説明する。
第1図は、本発明によるシフトレジスタの一実施例の構
成を示す回路図である。
シフトレジスタは、基本パターンのくり返しとなってい
るから、1段目のシフトレジスタS/R1で構成を説明
する。1段目のシフトレジスタS/R1は、インバータ
とパストランジスタと補正容量とからなる2つの基本要
素により構成される。
1段目を例にとると、シフトレジスタS/R1の第1基
本要素のインバータは、抵抗R1と能動トランジスタT
1とからなり、入力DinのH2Lに対してそれぞれり
、Hの反転信号を出力する。
インバータの出力側にはパストランジスタP1を接続し
てあり、第2要素のインバータへの信号のON、OFF
を制御する。補正容量C1は、駆動トランジスタT1の
ゲートに接続しである。抵抗R1は電源に接続し、駆動
トランジスタT1のソースはクロックφ1に接続し、補
正容量C1とパストランジスタP1のゲートはクロック
φ2に接続しである。
シフトレジスタS/R1の第2要素は、補正容量C2と
、抵抗R2と、駆動トランジスタT2と、パストランジ
スタP2とからなる。第2要素では、クロックφ1とφ
、とを、第1要素の場合とは逆にしである。すなわち、
駆動トランジスタT2のソースはクロックφ2に接続し
、補正容量C2およびパストランジスタP2のゲートは
クロックφ□にそれぞれ接続しである。シフトレジスタ
は、この1段目シフトレジスタS/R1と同一の構成の
段を多段に接続したダイナミックシフトレジスタとなる
第2図は、a−Si薄膜トランジスタで構成したインバ
ータの一実施例の具体的構造を示す断面図である。
まず、基板1の上にゲート電極2を積層し、フォトリソ
グラフィによりパターンを形成する。次に、Si、N4
やS i O2からなるゲート絶縁膜3を形成する。そ
の上に活性層であるa−8i4を積層し、オーミックコ
ンタクト層であるリンをドープしたn”−a・−5i5
を積層し、電極6を積層し、パターンを形成する。この
パターン形成手順により、駆動トランジスタ’10と負
荷抵抗11とを同一のプロセスで形成できる。ここでは
図示していないが、補正容量はゲート電極2と電極6を
平行平板電極とすれば、容易に形成できる。上記積層は
、プラズマCVD法かスパッタ法により行ない、パター
ン形成は、フォトリソグラフィー法で行なう。
第3図は、第1図実施例の動作タイミングの一例を示す
タイムチャートである。シフトレジスタの駆動には、2
つのクロックφ1.φ2とデータ人力Dinとを用いる
。クロックφ1とφアとは、反転した波形である。デー
タ入力Dinは、クロックφ1がLの期間にとり込まれ
る。データを時間的にシリアルに読み出すマルチプレク
サの用途では、このDinは通常0であり、読出しを行
う時にデータ1を1個入力し、またOを入力する方法が
一般的である。こうすると、選択信号の1が順次移動し
てマルチプレクサ動作が可能になる。この方法では、特
定のインバータの入力は常にHまたはLどなる。そのた
め、ゲート電圧が加わるとしきい値電圧がドリフトする
a−8i薄膜トランジスタでは好ましくない。
そこで、第3図の例では、データ0をHとLの2クロツ
クのデータとし、データ1をHとHの2クロツクのデー
タとすることにより、ゲート電圧が正負はぼ均等に加わ
るようにしている。例えば、データ0,1.O,Oが送
られると、第1図に示す点N1〜N6の電圧は、第3図
に示す波形で順次転送される。
第4図は、NOR動作を行うバッファ回路の一例を示す
回路図である。第4図のバッファ回路を第1図の回路の
N2およびN4に接続すると、NB点にデータ1を取り
出すことができる。第4図のバッファ回路は、抵抗RB
と、能動トランジスタTBI、TB2と、パストランジ
スタPBとからなり、NOHの論理動作以外はシフトレ
ジスタと同様なので、動作の説明は省略する。
さて、これらの動作の間に能動トランジスタのソース電
圧はHとLをくり返し、その間ゲート入力電圧もHとL
をくり返す。ゲート・ソース電圧で見ると、ゲート電圧
が正の期間と負の期間とは、およそ同じ長さが得られる
。これはパストランジスタも同様である。そのため、a
−Si薄膜トランジスタのしきい値電圧は、正方向、負
方向に交互にドリフトし、お互いにキャンセルするため
、ドリフト量を低減できる 第5図は、本発明のシフトレジスタをラインイメージセ
ンサに適用した一実施例を示す図である。
シフトレジスタ100にDin、φ1.φ2の信号を入
力する。シフトレジスタ100には、その隣接する段か
らの8カについてNOR論理演算を実行するバッファ1
01を接続しである。ここまでは、第1図から第4図で
示した実施例そのままである。複数の光電変換素子10
2は、転送スイッチ103を介して、信号マトリクス1
04に接続しである。第5図実施例は、第2図で示した
実施例のプロセス構成に多層配線の工程を加えると、同
一のプロセスで形成できる。また、光電変換素子には薄
膜トランジスタの活性層であるアモルファス水素化シリ
コンを用いて、同一工程で作成することもできる。
次に動作を説明する。シフトレジスタ100およびバッ
ファ101により、ブロック選択線B1からBnが順次
選択される。例えばブロック選択線B1がHとなると、
ブロック1の複数の転送スイッチ103は全てONとな
り、光電変換素子102の光電変換出力が信号マトリク
ス104に接続され、電荷または電流の形で図示しない
外部の検出回路により検出される。検出回路では、ブロ
ックごとに転送された複数の光電変換出力を1素子ごと
に読み呂す。
本実施例によれば、読み取りセンサ基板上に安定なシフ
トレジスタを形成できるので、配線数が減少し、小型化
が可能となり、コストダウンできる。
第6図および第7図を参照して、本発明の別の実施例を
説明する。
第6図は、本実施例によるラインイメージセンサの実施
例を示す回路図である。基準素子102aおよび読み取
り素子102bからなる光電変換素子102は、読み取
る原稿の反射率に対応した光電変換出力を出力する。光
電変換出力は信号容量105に蓄えられ、転送スイッチ
103によって信号マトリクス104に転送される。光
電変換素子102はライン状に並べられており、例えば
G3規格のファクシミリの用途では、l1m111当り
8個の割合で配置され、B4原稿幅に対して2048個
ある。この2048個の光電変換出力を時系列に1ビツ
トずつ読み出すために、光電変換素子1個当りに1個の
転送スイッチ103が設けである。この転送スイッチを
ブロックに分けてマトリクス状に信号を読み出すと、1
ビツトずつの時系列ビデオ信号204が得られる。この
読み出しにはB1〜Bnのゲート線の制御が必要であり
、ゲートドライブ回路201により制御する。また、転
送スイッチ103で信号マトリクス104に転送された
光電変換出力は、信号アンプ回路202により増幅され
、1ビツトずつマルチプレクスされ、ビデオ信号204
に出力される。ゲートドライブ回路201と信号アンプ
回路202との制御は、シーケンスコントロール回路2
03により行う、シーケンスコントロール回路203は
、読み出しのスタート信号およびタイミングを決めるク
ロックを外部から取り込む。
次に、第7図に示す読み出しシーケンスを参照して、マ
トリクスの能動方法を説明する。今m個の光電変換素子
lO2を1ブロツクとしてnブロックに分けると、2X
mXn個の素子をマトリクス読み出しできる。信号マト
リクス104を2m本の信号線とする。スタート信号が
入ると、ブロック1のゲート線B1がVHとなり、1か
らmまでの光電変換素子の信号を信号マトリクスS1か
らSmまでに転送する。転送が終了する時間を経た後、
ゲート線Blの電圧をvしとし、転7送スイッチ103
をオフ状態にする。引き続いて、ゲート線B2の電圧を
VHとし、ブロック2の光電変換素子の信号を信号マト
リクス104の信号線S(m+1)から82mまで転送
する。このブロック2の信号の転送と同時に、すでに転
送したブロック1の信号を、信号アンプ回路202を用
いて、信号線から1ビツトずつ順次読み出す。このよう
な読み出しの順序をその後のブロックでも同様に実行す
ると、1ラインの読み出しができる。信号マトリクス1
04の信号線の数を1ブロツクの素子の数mの倍の2m
とすると、信号を連続に読み出しできる。
さて、このようなシーケンスで信号の読み出しは可能と
なるが、光電変換素子102の光電変換信号を信号マト
リクス104に転送する転送スイッチ103のゲート線
には、VoとVLの電圧が加わる。転送スイッチ103
はa−Si薄膜トランジスタからなるため、エンハンス
メント型nチャンネル電界効果型トランジスタとなる。
第6図に示す実施例では、転送スイッチのソース電極は
信号マトリクス側であるので、その電位をVsとすると
、ゲート線の電圧がVoでありスイッチがON状態とな
る場合、ゲートソースVas=VHVSがVtよりも小
さい時、スイッチはOFF状態となる。トランジスタの
しきい値電圧が安定な場合には、Vasが7丁以下(例
えばOV)の時がOFF状態であり、このような使用方
法が可能である。しかし、a−8i薄膜トランジスタで
は正の電圧が加わると、しきい値電圧は電圧や時間や温
度に依存する速度で正方向にドリフトする。
例えば、しきい値電圧が4vであったものが、正のゲー
ト電圧が加わると6vになるような現象があり、このし
きい値電圧のドリフトが大きくなると、所定の電圧では
スイッチがON状態とならなくなる。
そこで本実施例では、ゲートソース電圧Vasが負とな
るようにVLを選定し、スイッチがONの時に正方向に
ドリフトしたしきい値電圧を、スイッチがOFFの期間
にゲートソース電圧を負極性となるようにして、負方向
の、しきい値電圧ドリフトを発生させ、両者をキャンセ
ルする。
第8図は、ラインイメージセンサおよび原稿跳動系の機
械的構造をより詳細に示す図である。第6図に示した本
実施例の回路は、通常ガラス基板の上にa−8i等の薄
膜を積層して形成し、基台に光源とともに組付けて、原
稿の読み取りに用いる。透明なガラス基板1の上にゲー
ト電極2を形成し、積層とパターニングにより、ゲート
絶縁膜3、a−8i4.n+−a−5i5.電極6.パ
ッシベーション膜7.遮光膜を兼ねた電極8を順次形成
する。その結果、基準素子102a、読み取り素子10
2b、信号容量105.薄膜トランジスタ10のような
機能素子が形成される。このガラス基板をLED光源3
03とともに基台304に搭載し、さらに梨地透明導電
フィルム302を装着し、原稿読み取りに用いる。読み
取り時は、原稿301をプラテンローラ300により、
センサに押し付は読み取る。
梨地透明導電フィルムとは、弾性変形が可能な透明フィ
ルムであり、センサ面と接触する側の面が凹凸形状をし
ており、光が散乱される面となっているフィルムをいう
。また、梨地面は読み取りセンサ基板側となるようにフ
ィルムを装着するが、これは、基板背面より原稿を照明
する光源からの光が、フィルム表面の梨地面で散乱され
るので、原稿を押し付けて密着した状態でのフィルムが
変形し凹面鏡形状となった時に、反射による集光で読み
取り出力が異常となるのを防止できる。
すなわち、基板上に導電性透明フィルムを装着すると、
製造容易で読取性能が安定した完全密着センサが得られ
る。導電性透明フィルムは、荷重が加わると簡単に弾性
変形するため、破損しにくい。また、導電性透明フィル
ムは、電波および静電気誘導に対してシールドとなるの
で、完全密着型読み取りセンサの出力信号のノイズを防
止する効果がある。また、原稿面とセンサ素子との間の
スペーサとなるため、照明の透光スペーサとしてまた耐
摩耗性保護フィルムとしても働く。これらの効果のため
、このフィルムを適用した完全密着型読み取りセンサは
組立易く、従来と同等以上の読み取り性能が安定して得
られる。
原稿の読み取りには、読み取り素子102bと基準素子
102aの2個を−組みとして用いる。
第6図に示したように回路上は抵抗で表現しであるが、
実際にはa−8iからなるフォトコンダクタであり、入
射光量に応じて抵抗が変化する。この2つの素子の動作
は次のとおりである。
読み取り素子102bは、遮光膜2aにより、光源30
3の光を直接受光しないように形成されており、光源3
03から出て原稿301を照らした反射光を光電変換す
る。一方、読み取り素子の近傍に形成した基準素子10
2aは、遮光膜2aはなく、光源303の光を直接に光
電変換する。
また、基準素子102aの上には遮光1i8を形成して
あり、原稿301からの反射光は入射しないゎ読み取り
素子102aの光電変換出力は、原稿3o1の照度およ
び反射率に比例する。
また、基準素子102aの光電変換出力は、光源303
の放射強度に比例するので、読み取り素子102aの光
電変換出力をこれを用いて補正すれば、原稿の照度むら
すなわち光源の放射強度のむらに依存しないで、反射率
にのみ依存した出力を取り出すことができる。
本実施例では、読み取り素子102bに基準素子102
aを直列に接続し、一定印加電圧Vpを分圧しており、
読み取り素子102bと基準素子102aの接続点Aに
読み取り出力信号が電圧として出てくる構成となってい
る。さらに、信号容量105は、読み取り素子102b
と並列に形成しである。したがって、接続点Aの電圧V
 s Iaと読み出し容量102bの静電容量Cに比例
した信号電荷Q=C・VsIcを蓄える。
一定の読み取り周期ごとに転送スイッチ10を導通させ
信号線に電荷を転送し、信号を読み出す。
本実施例のラインイメージセンサは原稿と密着して読み
取りを行うので、非常に小さな読み取り系を構成できる
。そのため、本実施例のラインイメージセンサをファク
シミリ装置に搭載すると。
第9図の断面図のように、小形の装置を実現可能となる
。このファクシミリ装置は、フレーム403の中にライ
ンイメージセンサ400およびプラテンローラ300か
らなる読み取り系と、サーマルヘッド401とプラテン
ローラ300aと感熱紙404とからなる記録系と、制
御/電源回路402とで構成され、コンパクトである。
本実施例によれば、a−Siからなる薄膜トランジスタ
のゲートソース電圧に正および負の電圧が順次印加され
るので、しきい値電圧の正および負方向のドリフトがキ
ャンセルし合い、安定な動作が得られる効果がある。
また、1ブロツクに含まれる光電変換素子の数の2倍の
信号マトリクス線を設けているので、信号を連続読み出
しできる効果がある。
さらに、読み取り素子と基準素子の導電率の比をとるた
めに、光源の照度むらによらない安定な読み取りが可能
となる。
梨地導電フィルムにより静電誘導ノイズを防止し、異常
な光学反射を防止できるので、安定な読み取りが可能と
なる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、a−Si薄膜トランジスタのゲート電
圧に正および負の電圧を加える期間を設けであるので、
しきい値電圧ドリフトを低減したa−3i薄膜トランジ
スタを用いたシフトレジスタが得られる。
また、シフトレジスタをラインイメージセンサに搭載し
、配線数を削減し、ファクシミリ等の機器を小型化でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるシフトレジスタの一実施例の構成
を示す回路図、第2図はa−8i薄膜トランジスタで構
成したインバータの一実施例の具体的構造を示す断面図
、第3図は第1図実施例の動作タイミングの一例を示す
タイムチャート、第4図はNOR動作を行うバッファ回
路の一例を示す回路図、第5図は本発明のシフトレジス
タをラインイメージセンサに適用した一実施例を示す図
、第6図は本実施例によるラインイメージセンサの他の
実施例を示す回路図、第7図は第6図の回路の信号タイ
ミングを示すタイミングチャート、第8図はラインイメ
ージセンサおよび原稿駆動系の機械的構造を示す断面図
、第9図は第8図ラインイメージセンサおよび原稿駆動
系を搭載したファクシミリ装置の断面図である。 φ2.φ2・・・クロック、 T、TB・・・駆動トランジスタ、 T+R・・・インバータ。 P、PB・・・パストランジスタ、 S/R・・・シフトレジスタ、 C・・・補正容量、Din・・・入力、1・・・基板、
2・・・ゲート電極、3・・・ゲートI!!縁膜、4・
・・アモルファス水素化シリコンa−5i、5・・・n
”−a−8i、6・・・電極、7・・・パッシベーショ
ン膜、8・・・電極、10・・・駆動トランジスタ、1
1・・負荷抵抗、100・・・シフトレジスタ、101
・・・バッファ、102・・・光電変換素子、102a
・・・基準素子、102b・・・読み取り素子、 103・・・転送スイッチ、 104・・・信号マトリクス、105・・・信号容量、
201・・・ゲートドライブ回路、 202・・・信号アンプ回路、 203・・・シーケンスコントロール回路、204・・
・ビデオ信号、 300.300a・・・プラテンローラ、301・・・
原稿、302・・・梨地透明導電フィルム、303・・
・LED光源、304・・・基台、400・・・ライン
イメージセンサ、 401・・・サーマルヘッド、 402・・・制御/電源回路、403・・・フレーム、
404・・・感熱紙。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アモルファス水素化シリコンを活性層に用いた薄膜
    トランジスタを駆動TFTとするインバータと、当該イ
    ンバータの出力を次のインバータに伝達するパストラン
    ジスタとにより1段の要素を構成し、当該要素を多段に
    接続してなるシフトレジスタにおいて、 前記1段の駆動TFTのゲートに補正容量を接続し、当
    該補正容量の他端と前記パストランジスタのゲートとを
    接続し、 前記駆動TFTのソースと前記補正容量の他端およびパ
    ストランジスタのゲートとに逆極性の信号を印加し、前
    記1段に接続する次段では信号の極性を入れ換えて印加
    する手段を備えたことを特徴とするシフトレジスタ。 2、アモルファス水素化シリコンを活性層に用いた薄膜
    トランジスタを駆動TFTとしn^+−アモルファス水
    素化シリコンを抵抗としたインバータと、当該インバー
    タの出力を次のインバータに伝達するパストランジスタ
    とにより1段の要素を構成し、当該要素を多段に接続し
    てなるシフトレジスタにおいて、 前記1段の駆動TFTのゲートに補正容量を接続し、当
    該補正容量の他端をクロックφ_1に接続し、前記駆動
    TFTのソースをクロックφ_2に接続し、前記パスト
    ランジスタのゲートを前記クロックφ_1に接続し、前
    記1段に接続する次段ではクロックφ_1とφ_2とを
    入れ換えて接続したことを特徴とするシフトレジスタ。 3、請求項1または2に記載のシフトレジスタの駆動方
    法において、 0の信号をハイレベルの入力信号電圧とローレベルの入
    力信号電圧との2クロックサイクルで入力し、1の信号
    をハイレベルの入力信号電圧とハイレベルの入力信号電
    圧との2クロックサイクルで入力することを特徴とする
    シフトレジスタの駆動方法。 4、請求項1または2に記載のシフトレジスタと、光電
    変換素子と、 当該光電変換素子にそれぞれ接続され前記シフトレジス
    タによりON−OFFされる転送スイッチと、 当該転送スイッチにより転送された信号をマトリクス状
    に読み出し外部回路に出力する信号マトリクスと からなるイメージセンサ。 5、アモルファス水素化シリコン層を有する光電変換素
    子と、当該光電変換素子に接続されアモルファス水素化
    シリコンを活性層に用いた薄膜トランジスタからなる転
    送スイッチとを含むイメージセンサにおいて、 前記転送スイッチの薄膜トランジスタのゲートに正負の
    交番電圧を加えるゲートドライブ回路を備えたことを特
    徴とするイメージセンサ。 6、請求項1または2に記載のシフトレジスタと、アモ
    ルファス水素化シリコン層を有する光電変換素子と、 アモルファス水素化シリコンを活性層に用いたて形成さ
    れ前記光電変換素子にそれぞれ接続され前記シフトレジ
    スタによりON・OFFされる転送スイッチと、 当該転送スイッチにより転送された信号をマトリクス状
    に読み出し外部回路に出力する信号マトリクスと 前記転送スイッチの薄膜トランジスタのゲートに正負の
    交番電圧を加えるゲートドライブ回路と からなるイメージセンサ。 7、請求項4ないし6のいずれか一項に記載のイメージ
    センサにおいて、 前記光電変換素子が、原稿からの光を受光する読み取り
    素子と光源からの光を直接的に受光する基準素子とから
    なり、 前記読み取り素子の信号を基準素子の信号で補正し光源
    の照度むらを排除した画像信号を得る手段を備えたこと
    を特徴とするイメージセンサ。 8、請求項4ないし7のいずれか一項に記載のイメージ
    センサを原稿読み取り手段として備えたファクシミリ。 9、請求項4ないし7のいずれか一項に記載のイメージ
    センサを画像読み取り手段として備えたイメージスキャ
    ナ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005150146A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Univ Of Tokyo フレキシブル検知装置
JP4501048B2 (ja) * 2000-12-28 2010-07-14 カシオ計算機株式会社 シフトレジスタ回路及びその駆動制御方法並びに表示駆動装置、読取駆動装置

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