JPH04173517A

JPH04173517A - 卵供給装置

Info

Publication number: JPH04173517A
Application number: JP29846790A
Authority: JP
Inventors: Mamoru Kamo; 守加茂
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1990-11-03
Filing date: 1990-11-03
Publication date: 1992-06-22
Anticipated expiration: 2011-09-18
Also published as: JP2534579B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、集荷された卵、特に鶴の卵を整列して、パ
ックの仕切られた各区画に１個づつ詰め込むための卵供
給装置に関する。

（従来の技術）鵬の卵をパックに詰め込む際には、鴇の卵は殻が軟らか
（て破損し易く、しかも、尖った先端と丸い後端を有す
る非対称な形状をしているので、このような鶴の卵の形
状に合わせて作られたパックに入れる際には、卵の方向
を揃えなければならず、機械的にバック詰めすることが
困難であるがら、もっばら人手によりバック詰めを行な
っていた。

（発明が解決しようとする課題）この発明は、このように人手に頼っていた卵をバックに
入れる作業を機械により自動的に行なうことを目的とす
るものである。

（課題を解決するための手段）常時、卵の小径よりも狭い間隔て１対のスピンドルを保
持し、卵を落下するときにこの１対のスピンドルの間隔
を開くスピンドル保持手段と、スピンドルをその直交方
向に移動させるためにスピンドル保持手段を駆動する駆
動手段と、スピンドルの移動を妨げないように、スピン
ドルの上で卵の落下位置に向けて配置された複数の仕切
りと、スピンドルの下にあって、落下した卵をバックの
（ぼみに導く案内装置とを具備し、上記１対のスピンド
ル間の溝状空間と上記仕切り相互間の溝状空間との交叉
する各部位ごとに形成される移動区画に卵を載置して、
バックのくぼみの真上まで搬送するように構成し、さら
に、１対のスピンドルのうちの少なくとも一方のスピン
ドルを回転させるかスピンドルに振動を与えて、卵の尖
った先端が下向くように、搬送中に卵の姿勢を矯正する
ように構成したものである。

（作用）この発明の卵供給装置によると、移動する１対のスピン
ドル間の溝状空間と仕切り相互間の溝状空間との交叉す
る各部位に形成される各移動区画に卵を載置して搬送す
るので、卵を破損させることはな（、さらに、搬送中に
、卵をバックのくぼみの形状に合わせた姿勢に揃えるこ
とができるので、姿勢が揃った状態で卵を自動的にバン
クの各くぼみの中に正確に供給することができる。

（実施例）この発明の卵供給装置は、第１図に示すように、集めら
れた卵を洗浄し乾燥する洗浄装置９と、洗浄された卵を
搬送する搬送装置４と、この搬送装置４の終端部におい
て、卵を整列させて１個づつ供給する仕切り４１よりな
る整列装置と、供給された卵の姿勢を揃える姿勢矯正装
置１と、姿勢が揃えられた卵を、身部３１と蓋部３２よ
りなるバック３０の各区画の中に落下させる案内装置２
０とを具備している。

第１図の側面図に示すように、洗浄装置９は、底部また
は側壁に超音波発生器８を備え、超音波洗浄を行なう水
槽９１と、この水槽９１の中から卵を掬い上げる格子状
のコンベア装置２で構成され、このコンベア装置２によ
って、温風を吹き出す乾燥装置３の中を、洗浄された卵
を通過させながら乾燥したのち、搬送装置４に載せるも
のである。

第１図の側面図および第２図の平面図に示すように、搬
送装置４は、一対のプーリ４２．４３に掛は渡されたベ
ルト４５よりなるベルト・コンベアであって、その終端
部に設けられた櫛状の仕切板４１よりなる整列装置の前
で、卵が団塊となって盛り上がることがな（、平坦に揃
わせる目的で、ベルト４５に振動を与える加振器７を備
えている。

整列装置は、ストッパー６の前において搬送されてきた
卵を１列に並べる溝４６を形成する櫛状に配列された仕
切板４１と、谷溝ごとにストッパー６の前で卵を１個づ
つ持ち上げて、ストッパー６の傾斜した頂面を越えさせ
て間欠的に卵を１個づつ姿勢矯正装置１へ供給する間欠
送り装置５を備えている。これら間欠送り装置５および
ストッパー６の各頂部には、溝４６に引き続く溝を形成
するために仕切板５１．６１が設けられている。

姿勢矯正装置１は、第３図において詳細に示すように、
１対の環状チェーン１９に一定間隔ごとに支持された多
数のスピンドル保持部材１０と、対をなす各スピンドル
保持部材１０の間に保持され、−定間隔をあけて配置さ
れた２本のスピンドル１１．１２とを具備している。

各スピンドル保持部材１０は、軸受によって一方のスピ
ンドル１１を回転自在に保持し、スプリング（図示せず
）で間隔を閉じる方向に付勢されたアーム１４により他
方のスピンドル１２を保持している。

このアーム１４は、後端を軸１５により回動自在に軸支
され、中間部でスピンドル１２を保持し、先端部に突起
１６を有している。なお、２つのスピンドル１１．１２
の閉じた状態における間隔を調整するねじ］８が設けら
れている。

回転自在に保持されたスピンドル１１には、このスピン
ドル１１を回転させるために、保持部材１０より側方に
突出したスピンドル１１の端部に歯車１３が取り付けら
れており、この歯車１３は、環状チェーン１９に沿って
その外側に設置され、一対のプーリ３４て駆動される歯
付きベルト３５と噛み合うものである。

案内装置２０の真上において、２本のスピンドル１１．
１２の間隔を開き、卵を案内装置２０の漏斗形のくぼみ
２４の中へ落下させるために、スピンドル保持部材１０
のアーム１４の先端部に設けられた突起１６と係合し、
アーム１４をスプリングの弾力に抗して回動させる係合
片３６．３７が基台３８上に設けられている。

第２図の平面図より明らかなように、前後の２対のスピ
ンドル１１．１２を開いて、前後に並んだ２個の卵を同
時に案内装置２０のくぼみ２４の中へ落下させるために
、各アーム１４の各突起１６および係合片３６．３７は
、進行方向に対して千鳥状に配置されている。

さらに、整列装置の溝４６に引き続いて、卵を案内装置
２０のくぼみ２４の真上まて正確に導くために、第２図
に示すように、姿勢矯正装置１には、スピンドル１】、
１２の上にスピンドル１１．１２の動きを妨げないよう
に配置された複数の板材または線材の仕切り３９を備え
ている。

案内装置２０は、第３図に示すように、中央の隔壁２１
と、この隔壁２１を挟むように配置されて軸２３の回り
に回動する２つの回動ブロック２２で構成されており、
各回動ブロック２２が閉じた状態においては、中央の隔
壁２１とともに卵を保持する漏斗状のくぼみ２４を形成
し、各回動ブロック２２が開くと、保持されていた卵を
パック３０の身部３１のくぼみの中に落下させるもので
ある。

スピンドル１１．１２からパック３０のくは′みに向か
って直接、卵を落下させると、卵が破損するので、ゴム
のような軟らかい材料で内張すされた漏斗状の（ぼみ２
４の中に落下させて、卵をいったん保持し、それから回
動ブロック２２を開いて卵をパック３０の各くぼみの中
に正確に導くように構成されている。

さらに、姿勢矯正装置１の一対の環状チェーン１９の中
を通り抜けるように配置されたベルト・コンベア３３よ
りなるパック搬送装置を備えている。

このバック搬送装置は、空のパック３０を案内装置２０
の下まで送って停止し、卵がパック３０の各くぼみに詰
められると運び出すもので、間欠的に動作するベルト・
コンベアである。

次に、以上のように構成された卵供給装置の動作につい
て説明する。

集荷された卵をまず洗浄装置９の水槽９１の中に入れて
、超音波洗浄を行なったのち、格子状のコンベア装置２
によって水槽９１の中から卵を掬い上げ、温風を吹き出
す乾燥装置３の中を通過させながら乾燥したのち、搬送
装置４のベルト４５の上に載せる。

ベルト４５の上の卵は、加振器７によって振動を加えら
れるので、盛り上がることな（平坦に拡がる。そして、
卵１個分の幅を有し、櫛歯状の仕切板４１て仕切られた
各案内溝４６の中において、ストッパー６の前において
１列に整列させられる。

姿勢矯正装置１の１対のスピンドル１１．１２がストッ
パー６の前を通過するタイミングに合わせて、前向きに
傾斜した頂面を有する間欠送り装置５を作動させ、各列
ごとにストッパー６の前で卵を１個づつ持ち上げて前向
きに転がし、ストッパー６の上を越えさせて間欠的に卵
を１個づつ姿勢矯正装置１の１対のスピンドル１１．１
２間の上に供給する。

１対のスピンドル１１．１２間の上に載せられた卵は、
１対のスピンドル１１．１２間の空間と仕切り３９相互
間の空間との交点で形成される各移動区画４７によって
、案内装置２０の真上まで運ばれる。そして、卵が案内
装置２０の真上に到達するまでの期間に姿勢が矯正され
る。すなわち、案内装置２０の真上に到達するまでの期
間に、回転自在に保持された一方のスピンドル１１は、
端部に取り付けられた歯車１３を介して、プーリ３４に
より連続的に回動される歯付きベルト３５と噛み合うこ
とにより積極的に回転させられる。

歯付きベルト３５の代わりに静止したラックを設けても
よい。ラックを設置した場合には、保持部材１０が環状
チェーン１９によって移動させられると、その移動に伴
って、歯車１３が静止したラックと噛み合ってスピンド
ル１１は回転させられる。

このようにして、１対のスピンドルＩＩ、１２のうち、
いずれか一方のスピンドル１１を回転させ、ねじ１８に
よって１対のスピンドル１１．１２の間隔を適当に調整
しておくと、鶴の卵は、尖った先端と丸い後端を有する
非対称な形状をしているので、どのような姿勢で載せら
れた卵でも、第３図に示すように、丸みをおびた後端を
上にした姿勢で保持されるように矯正される。すなわち
、１対のスピンドル１１．１２と卵との接点を結ぶ線よ
りも卵の重心が下になるように保持される。

このようにして、鶴の卵は、尖った先端を下向きにした
姿勢に整えられて案内装置２０の漏斗状のくぼみ２４の
真上まで運ばれる。

そして、案内装置２０の漏斗状のくぼみ２４の真上まて
来たとき、一方のスピンドル１２を保持しているアーム
１４の先端部の突起】６が、基台３８上に設けられた係
合片３６．３７と係合し、アーム１４をスプリンタの弾
力に抗して回動させ、１対のスピンドル１１．１２の間
隔を開くので、卵は漏斗状のくぼみ２４の中に落ち込む
。漏斗状のくぼみ２４の内壁には、ゴムのような軟らか
い材料が内張すされているのて、卵を破損しないように
いったん保持される。

そして、パック搬送装置３３によって運ばれて来た空の
パック３０の身部３１上で回動ブロック２２を開き、卵
を空のパック３０の各くぼみの中に正確に導き入れる。

卵を詰められたパック３０は、パック搬送装置３３によ
って、箱詰め作業を行なう作業台の上へ搬出される。

（他の実施例）以上で説明した実施例においては、卵を洗浄する洗浄装
置として超音波洗浄装置を使用しているが、水を撹拌し
ながら洗浄する装置のような他の洗浄装置を使用しても
よい。

卵を１個づつその尖った先端を下向きにした姿勢に矯正
する姿勢矯正装置１においては、１対のスピンドル１１
．１２のいずれか一方または両方を回転させることによ
り姿勢を矯正しているが、このようにスピンドルを回転
しなくても、加振器を設けてスピンドルに振動を与える
ことによっても卵の姿勢を矯正することができる。

（効果）以上で説明したように、この発明の卵供給装置によると
、卵を破損させることなく、卵の姿勢を揃えて自動的に
パックの各くぼみの中に正確に供給することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の卵供給装置の一実施例を示す側面
図、第２図は、その平面図、第３図は、要部の詳細を示
す側面図であり、各図を通じて同一部分は同一符号で表
されている。１・・・姿勢矯正装置４・・・搬送装置５・・・間欠送り装置１０・・・スピンドル保持部材１１．１２・・・スピンドル１３・・歯車１４・・・アーム】６・・・アームの突起ｊ９・・・チェーン（駆動手段）２０・・・案内装置３０・・・パック３３・・パック搬送装置３５・・・歯付きヘルド３６．３７・・・係合片３９．４１．５１．６１・・・仕切り４７・・・移動区画！ゝ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）常時、卵の小径よりも狭い間隔で１対のスピンド
ルを保持し、卵を落下するときに該１対のスピンドルの
間隔を開くスピンドル保持手段と、上記スピンドルをそ
の直交方向に移動させるために上記スピンドル保持手段
を駆動する駆動手段と、上記スピンドルの移動を妨げな
いように、上記スピンドルの上で卵の落下位置に向けて
配置された複数の仕切りと、上記スピンドルの下にあっ
て、落下した卵をパックのくぼみに導く案内装置とを具
備し、上記１対のスピンドル間の溝状空間と上記仕切り
相互間の溝状空間との交叉する各部位に形成された移動
区画に卵を載置して搬送することを特徴とする卵供給装
置。
（２）１対のスピンドルのうちの少なくとも一方を回転
させて、卵の姿勢を矯正するスピンドル回転手段を設け
たことを特徴とする請求項１に記載した卵供給装置。
（３）スピンドルに振動を与えて卵の姿勢を矯正する加
振器を設けたことを特徴とする請求項１に記載した卵供
給装置。
（４）仕切りによって列状に並べられた卵の先端の１個
を上記移動区画の上にタイミングを合わせて載置する手
段を設けたことを特徴とする請求項１に記載した卵供給
装置。