JPH04170625A - ファイル回復処理システム - Google Patents

ファイル回復処理システム

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JPH04170625A
JPH04170625A JP2299621A JP29962190A JPH04170625A JP H04170625 A JPH04170625 A JP H04170625A JP 2299621 A JP2299621 A JP 2299621A JP 29962190 A JP29962190 A JP 29962190A JP H04170625 A JPH04170625 A JP H04170625A
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JP
Japan
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write
write command
disk
disk drive
host computer
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JP2299621A
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English (en)
Inventor
Masaharu Akatsu
赤津 雅晴
Tomohiro Murata
智洋 村田
Kenzo Kurihara
栗原 謙三
Yoshinaga Kuwabara
桑原 善祥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明はファイル回復処理システムに関し、特にホスト
コンピュータからのディスクドライブへのデータの書き
込み要求に対して、ライトアフタ方式で書き込み動作を
実行する機能を有するキャッシュ付きディスク制御装置
を含むディスクサブシステムにおけるファイル回復処理
システムに関する。
〔従来の技術〕
従来、オンラインシステムにおいて、ディスク制御装置
に障害が発生して、トランザクションが処理途中で打ち
切られた場合に、ディスクドライブ内データの整合性を
保つために、回復処理が考えられている。回復処理には
、大きく分けて、ディスクドライブ内データを更新前に
戻す方法と、更新後に戻す方法の二種類がある。
前者の更新前に戻す方法は、ディスクドライブへの書き
込み要求を発行する直前に、該データの更新前の状態を
記録しておき、更新が完了する前に障害が発生した場合
は、上記記録を基に、ディスフドライブ白データを更新
前に戻し、障害が発生した時点に実行中であったトラン
ザクション開始前の状態にする方法である。
また、後者の更新後に進める方法は、トランザクション
ごとに、データの更新についてのすべての情報を得た後
で、更新後の状態を記録してからディスクドライブへの
書き込み要求を発行して、障害発生時には、上記記録を
基に、ディスクドライブ内データを更新後に進め、該ト
ランザクション完了の状態にする方法である。
なお、これらに関しては、例えば、上田恭雄著「オンラ
インシステム」(昭晃堂、 1987年刊)93−99
頁の記載を参考にすることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ディスクサブシステムにおいては、ホストコンピュータ
とディスクドライブとの間にディスク制御装置が介在し
ており、ホストコンピュータからのディスクドライブへ
の書き込み・読み出し要求に対して、ディスク制御装置
がディスクドライブを制御して、データ転送を行う、ホ
ストコンピュータからのディスクドライブへの書き込み
命令に対するキャッシュ付きディスク制御装置の処理方
式には、書き込み命令を受諾した時点で、直接ディスク
ドライブ上の物理トラックを更新する方式(以下、「ラ
イトスル一方式」という)と、書き込み命令を受諾した
時点では、キャッシュへの書き込みだけを行い、後で非
同期に、キャッシュ上のデータを数トラック分まとめて
ディスクドライブに書き込む方式(以下、「ライトアフ
タ方式」という)とがあり、また、常に、どちらか一方
の方式だけで処理する装置と、状況に応じてこれらを使
い分ける装置とがある。
上記従来技術で説明したファイル回復方法は、常にライ
トスル一方式で書き込み処理を行うディスク制御装置を
含むディスクサブシステムに対しては有効であるが、ラ
イトアフタ方式による書き込み処理機能を有するキャッ
シュ付きディスク制御装置を含むディスクサブシステム
においてディスク制御装置に障害が発生した場合、既に
実行完了したトランザクション処理において、ホストコ
ンピュータが発行した書き込み要求が、実際にディスク
ドライブに反映されているか否かが判らないため、障害
発生時実行中のトランザクションのみに対して上記従来
技術の回復処理をそのまま適用するだけでは、整合性の
とれた回復は実現できない、従って、オンライン作業開
始前のバックアップドライブと、ホストコンピュータが
取得したファイルジャーナルを基に、オンライン開始時
点からのファイル回復を行うしかなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、従来の技術における上述の如き問題を解
消し、ライトアフタ機能を有するキャッシュ付きディス
ク制御装置を含むディスクサブシステムにおける効率の
良いファイル回復処理システムを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の上記目的は、ホストコンピュータ、ディスクド
ライブ、前記ホストコンピュータからの前記ディスクド
ライブへのデータ書き込み命令に対し、直接前記ディス
クドライブへの書き込みを行うライトスルー動作と、前
記書き込み命令に対し、装置内蔵のキャッシュへの書き
込み動作だけを行い、前記ディスクドライブに対する書
き込み動作は前記キャッシュへの書き込み動作とは非同
期に前記キャッシュからのデステージ処理として行うラ
イトアフタ動作とを行うキャッシュ付きディスク制御装
置を有するディスクサブシステムにおいて、前記ディス
ク制御装置は、前記デステージ処理を行う単位毎に、前
記ホストコンピュータからの前記ディスクドライブへの
データ書き込み命令受諾回数をディスク制御装置内に記
憶し、ある周期でのデステージ処理を契機として、該デ
ステージ単位に関するその時点での前記書き込み命令受
諾回数を、ファイル回復制御情報として記録し、前記ホ
ストコンピュータは前記ファイル回復制御情報を用いて
、書き込み命令が実際に前記ディスクドライブに反映さ
れているか否かを判定することを特徴とするファイル回
復処理システムによって達成される。
〔作用〕
本発明に係るファイル回復処理システムにおいては、デ
ィスク制御装置がデステージ処理を行った際に、該デス
テージ単位に対するその時点での書き込み命令受諾回数
を記録するが、ホストコンピュータからの書き込み命令
の中で、書き込み対象データの属するデステージ単位に
対する書き込み命令の発行順番が、上記書き込み命令受
諾回数と等しいか、または、それより小さいものはすべ
てディスクドライブに反映されている。
従って、任意のタイミングでディスク制御装置に障害が
発生した場合に、ディスク制御装置が記録した書き込み
命令受諾回数と、ホストコンピュータが取得したジャー
ナルとから、ホストコンピュータが発行した各書き込み
要求が、ディスク制御装置の非同期書き込み処理により
、ディスクドライブに反映されているか否かを識別する
ことができる。
更に、各書き込み要求がディスクドライブに反映されて
いるか否かが判れば、障害発生時にファイル回復を行う
にあたり、オンライン作業開始時刻の状態まで戻す必要
はなく、実行が完結しているにもかかわらずディスクド
ライブに未反映となっている書き込み命令の中で、最も
古い書き込み命令まで遡って書き込み命令の再実行を行
えば良いので、効率的なファイル回復処理を行うことが
可能になる。
〔実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第2図は、本発明に係るファイル回復方法を実現するた
めのディスクサブシステムの構成例を示すブロック図で
ある。本実施例に示すディスクサブシステムは、ホスト
コンピュータ1.ディスク制御装置2.ディスクドライ
ブ31.32から構成されている。更に、ディスク制御
装置2は、プロセッサ21.キャッシュメモリ22およ
びキャッシュディレクトリ23を有する。上記キャッシ
ュメモリ22には、ディスクドライブ31.32内のデ
ータのコピーを必要に応じて格納しておく。
キャッシュディレクトリ23は、キャッシュメモリ22
内のデータに関する情報を格納するメモリであり、プロ
セッサ21は、この情報を参照して、データ転送処理を
行う。キャッシュディレクトリ23は、各ディスクドラ
イブのシリンダ別の情報を持っており、lシリンダに対
し、書き込み命令受諾回数231.未反映データ有無フ
ラグ232およびシリンダを構成する各トラック毎の情
報であるデータ有無フラグ233.ベンディングフラグ
234から構成される。
上記書き込み命令受諾回数231は、ホストコンピュー
タ1から、該シリンダに属するデータに対する書き込み
要求の回数を表わす、未反映データ有無フラグは、該シ
リンダに属するデータに関して、書き込み要求を受けた
最新の内容がキャッシュメモリ22上だけに存在して、
ディスクドライブ31、32には反映されていないデー
タがあるか否かを示すフラグであり、“1”で未反映デ
ータ有り、“0″で未反映データ無しを示す。
また、データ有無フラグ233.ベンディングフラグ2
34は、ともにトラック単位の情報である。
データ有無フラグ233は、各トラックのデータがキャ
ッシュメモリ22上に存在するか否かを表わすフラグで
あり、′ビでデータ有り、“0″でデータ無しを示す。
ベンディングフラグ234は、該トラックのデータ有無
フラグ233が“l”のときに意味を持つフラグで、そ
のキャッシュ上データが、未反映データであるか否かを
示す。′l″で未反映データ、“0”で反映データを示
す。以上述べたキャッシュディレクトリ23内の情報は
、すべて“0″に初期設定しておく。
ところで、ホストコンピュータ1は、上述のディスクド
ライブ31.32への書き込み命令に関する情報を、デ
ィスクドライブとは別の外部記憶媒体4に、ジャーナル
として書き込む。
第3図は、ホストコンピュータ1のファイル更新を伴う
トランザクション処理の動作を示すフローチャートであ
る。
まず、ステップ51では、更新対象のデータを読み出す
0次に、ステップ52では、データ処理を行い、更新後
の値を求める。そして、ステップ53では、更新前の値
と更新後の値をジャーナルとして外部記憶媒体4に記録
する。その後、ステップ54では、ディスク制御装置2
に対して、ディスクドライブ31.32への書き込み命
令を発行する。
以上の処理を、必要なすべてのファイル更新が終了する
まで繰り返して行い、終了したら、その時点以降は、フ
ァイルの戻しが不要である旨を、同期点ジャーナルとし
て、上述の媒体4に記録する(ステップ56)。以上が
、ホストコンピュータ1におけるファイル更新を伴うト
ランザクション処理の動作である。
次に、本発明に係るファイル回復方法におけるプロセッ
サ21の通常時の動作を説明する。
第4図は、上記プロセッサ21の通常時の動作を示すフ
ローチャートである。
まず、ステップ61において、ホストコンピュータ1か
らのアクセス要求があるか否かをチエツクする。ホスト
コンピュータ1からのアクセス要求がある場合には、次
に、そのアクセス対象のトラックのデータがキャッシュ
22上にあるが否かを調べる(ステップ62)、これは
、前述のデータ有無フラグ233を調べることにより行
う。すなわち、アクセス対象トラックに対応するデータ
有無フラグが“1”であれば、該トラックのデータがキ
ャッシュ22上にあると判断する。
上記処理で、アクセス対象のデータがキャッシュ22上
にあるか否かが判ったら、次に、ホストコンピュータ1
の命令を解読し、データの読み出し要求であるか、書き
込み要求であるかを識別する(ステップ63または66
)。そして、上述の判定の結果、キャッシュ22上にな
いデータの読み出し要求であれば、リードミス処理(ス
テップ64)、キャッシュ22上にないデータの書き込
み要求であれば、ライトミス処理(ステップ65)、キ
ャッシュ22上にあるデータの読み出し要求であれば、
リードヒツト処理(ステップ67)、また、キャッシュ
22上にあるデータの書き込み要求であれば、ライトヒ
ツト処理(ステップ68)を、それぞれ行う。
以下、各処理の詳細を、第5図(a)〜(d)に示すフ
ローチャートに従って説明する。
リードミス処理は、まず、アクセス対象トラックのデー
タをディスクドライブ31.32から読み出す(ステッ
プ641)。次に、読み出したデータをホストコンピュ
ータ1に転送するとともに、キャッシュ22にも格納す
る(ステップ642)。そして、該トラックの前記デー
タ有無フラグ233を“1”にセットする(ステップ6
43)。
ライトミス処理は、まず、アクセス対象トラックのデー
タを、直接ディスクドライブ31.32に書き込む(ス
テップ651)、次に、該トラックが属するシリンダに
関して、書き込み命令受諾回数231を、lだけカウン
トアツプする(ステップ652)。
そして、今、データを書き込んだディスクドライブの空
きエリアに、該シリンダの書き込み命令受諾回数231
を書き込む(ステップ653) 。
リードヒツト処理は、アクセス対象トラックのデータを
、キャッシュ22がら読み出して、ポストコンピュータ
lに転送する(ステップ671)。
また、ライトヒツト処理は、まず、アクセス対象トラッ
クのデータを、キャッシュ22へ書き込む(ステップ6
81)。次に、該トラックが属するシリンダに関して、
書き込み命令受諾回数231を、■だけカウントアツプ
する(ステップ682) 、更に、該トラックの前記ベ
ンディングフラグ234を“ビにセットして(ステップ
683)、該シリンダの前記未反映データ存在フラグ2
32を“1″にセットする(ステップ684)。
以上が、ホストコンピュータ1がらのアクセス要求があ
った場合のプロセッサ21の動作である。
なお、第4図のステップ61で、ポストコンピュータ1
からのアクセス要求が来ていないと判断した場合は、ス
テップ69のデステージ処理を行う、ここで、デステー
ジ処理とは、ホストコンピュータlからの書き込み要求
に対して、ライトヒツト動作で処理されて、キャッシュ
22上にだけ書き込まれて、ディスクドライブ31.3
2には未反映のデータを、ディスクドライブ31.32
に書き込む処理である。
第6図に、上述のデステージ処理の詳細な動作を示す。
まず、ステップ691では、未反映データ有無フラグ2
32が“ビにセットされているシリンダを探索する。未
反映データ有無フラグ232がl”にセットされている
シリンダが見つからなければ、キャッシュ22上には一
切の未反映データが無いことを意味するので、即、デス
テージ処理を終了する(ステップ692)。また、未反
映データ有無フラグ232が“ビにセットされているシ
リンダが見つかった場合には、該シリンダ内の未反映デ
ータをまとめて全部、ディスクドライブ31.32に書
き込む(ステップ693)。そして、該シリンダ内の全
トラックの前記ベンディングフラグ234を“0′にリ
セットする(ステップ694)。更に、該シリンダの未
反映データ有無フラグ232を“0″にリセットする(
ステップ695)。そして、該シリンダの書き込み命令
受諾回数231をディスクドライブ31.32の空きエ
リアに書き込む(ステップ696)。
以上が、プロセッサ21の通常時の動作である。
次に、ディスク制御装置2に障害が発生したときの本実
施例におけるファイル回復方法を、第1図に示すフロー
チャートに従って説明する。なお、第1図に示す処理は
、ある一つのシリンダに関する処理であるので、実際の
ファイル回復処理は、ディスクサブシステム内のすべて
のディスクドライブの全シリンダについて、以下に説明
する処理を行うことにより実現される。
まず、外部記憶媒体4に書き込まれているジャーナルか
ら、回復処理を行う対象のシリンダへの書き込み命令を
すべて拾い出し、その各々に、オンライン開始時から通
算した書き込み命令発行順番を付与する(ステップ70
)6次に、対象シリンダの書き込み命令量Wt回数をデ
ィスクドライブから読み出す(ステップ71)。
次に、最新の同期点ジャーナル以降に記録された書き込
み命令の中で、書き込み命令発行順番が上記書き込み命
令受諾回数と等しいか、より小さいものがあるか否か、
すなわち、上記書き込み命令受諾回数より大きくない書
き込み命令発行順番があるか否かを調べる(ステップ7
2)。該当する書き込み命令があれば、ジャーナルに記
録した当該書き込み対象データの更新前の値をディスク
ドライブへ書き込む(ステップ73)。この処理により
、障害発生時に実行中であったトランザクションに関し
て、当該トランザクション実行開始前の状態に戻したこ
とになる。
次に、最新の同期点ジャーナル以前に記録された書き込
み命令の中で、書き込み命令発行順番が上記書き込み命
令受諾回数より大きいものがあるか否かを調べる(ステ
ップ74)、該当する書き込み命令があれば、それらを
命令発行順に再実行する(ステップ75)。以上の処理
により、当該シリンダのファイル回復が完了する。
上述の実施例によれば、ライトアフタ機能を有するキャ
ッシュ付きディスク制御装置に障害が発生した場合にも
、それ以前のホストコンピュータからの各書き込み要求
がディスクドライブに反映されているか否かを識別する
ことができる。これにより、ファイル回復処理において
、オンライン開始時刻にまで遡る必要がなくなり、効率
的な回復処理が可能になる。
上述の実施例においては、ディスク制御装置の障害発生
時に実行中であったトランザクションに関しては、当該
トランザクション実行開始前の状態に戻す例を示したが
、これを、実行完了の状態に進める方法を、以下、説明
する。
まず、ホストコンピュータ1のファイル更新を伴うトラ
ンザクション処理の処理動作を、第7図を用いて説明す
る。
まず、最初に、更新対象となるデータを読み出す(ステ
ップ81)、次に、データ処理を行い、更新後の値を作
成する(ステップ82)。そして、更新後の値をジャー
ナルとして、外部記憶媒体4に記録する(ステップ83
)。
以上の処理を、すべてのファイル更新について繰り返し
行い(ステップ84)、終了したら、その時点以降は、
ファイルの戻しが不要である旨を、同期点ジャーナルと
して外部記憶媒体4に記録する(ステップ85)、その
後、ディスク制御装置2に対して、ディスクドライブ3
1.32への書き込み命令を発行する(ステップ86)
処理を、すべてのファイル更新に関し、繰り返し行う(
ステップ87)。
以上が、ホストコンピュータlにおけるファイル更新を
伴うトランザクション処理の処理動作である。また、こ
のとき、ディスク制御装置2の通常時の動作は、第4図
〜第6図で説明した処理と同様である。
次に、ディスク制御装置2に障害が発生したときの本実
施例におけるファイル回復方法を、第8図に示すフロー
チャートに従って説明する。
まず、外部記憶媒体4に書き込まれているジャーナルか
ら、回復処理を行う対象のシリンダへの書き込み命令を
すべて拾い出し、その各々に、オンライン開始時から通
算した書き込み命令発行順番を付与する(ステップ90
)。次に、対象シリンダの書き込み命令受諾回数をディ
スクドライブから読み出す(ステップ91)。
次に、ジャーナルに記録された書き込み命令の中で、書
き込み命令発行順番が上述の書き込み命令受諾回数より
大きいものがあるか否かを調べる(ステップ92)。該
当する書き込み命令があれば、それらを命令発行順に再
実行する(ステップ93)。
この処理により、当該シリンダのファイル回復が完了す
る。
上述の実施例によれば、障害時に実行中であったトラン
ザクションを再実行する必要がなくなるため、−段と効
率的な回復処理が実現できる。
ところで、上述の実施例では、障害発生時に、ジャーナ
ルに記録されている書き込み命令発行時の情報を、シリ
ンダ単位に拾い出し、オンライン開始時から通算した書
き込み命令発行順番を付与する処理(第1図のステップ
70)を行っているが、この処理は、書き込み命令発行
時の情報をジャーナル上に記録する際、合わせて行うこ
とも可能である。すなわち、ホストコンピュータは、シ
リンダ単位に、オンライン開始時からの書き込み命令発
行回数を記憶するカウンタを有し、書き込み命令を発行
する際に、対応するシリンダのカウンタを+1して、ジ
ャーナル上に書き込む。
上記実施例によれば、ファイル回復処理時に、第1図の
ステップ70の処理が不要になるので、より迅速な回復
処理を行うことが可能になる。
なお、前記各実施例においては、未反映データ切り分は
情報を、該シリンダの属するディスクドライブの空きエ
リアに書き込むようにしたが、これは別の媒体に記録す
るようにしても良い。
また、ディスク制御装置のキャッシュディレクトリ23
内に、シリンダ単位に、デステージ優先度テーブルを設
けて、本デステージ優先度テーブルを、第5図(d)の
ライトヒツト処理の際に1だけカウントアツプし、第6
図に示すデステージ処理の対象として選択されたときに
、MO″にリセットする。そして、第6図のステップ6
91で、デステージ対象のシリンダを探索する際に、上
述のデステージ優先度テーブルを参照し、予め定めた閾
値を越えているものがあれば、優先的にデステージ対象
として選択する。
上記実施例によれば、デステージされずにキャッシュ上
に残っている状態で、何度も書き込み要求を受けている
シリンダ程、優先的にデステージ対象として選択される
ので、ファイル回復処理の際に、遡る時間が短くなり、
回復処理における書き込み命令再実行の回数が少なくて
済むため、効率的な回復処理を行うことが可能になる。
また、上述のデステージ優先度テーブルの代りに、初め
てライトヒツト動作を行った時刻を記録しておく方法も
有効である。すなわち、第1図に示すキャッシュディレ
クトリ23内に、シリンダ単位に、ファーストヒツト時
刻テーブルを設ける。
本ファーストヒツト時刻テーブルは、第5図(d)のラ
イトヒツト処理の際に、該シリンダの未反映データ有無
フラグが“0″であれば、現時刻を記録し、第6図に示
すデステージ処理の際に、デステージ処理の対象として
選択されたときに、10″にリセットする。また、第6
図のステップ691で、デステージ対象のシ・リングを
探索する際に、上述のファーストヒツト時刻テーブルを
参照し、現時刻との差が予め定めた時間を越えているも
のがあれば、優先的にデステージ対象として選択すると
いう塾のである。
上記実施例によれば、デステージされずにキャッシ二上
に残っている状態で長時間経過しているシリンダ程、優
先的にデステージ対象として選択されるので、ファイル
回復処理の際に、遡る時間が短くなり、回復処理におけ
る書き込み命令再実行の回数が少なくて済むため、効率
的な回復処理を行うことが可能になる。
なお、上記各実施例は、本発明の一例を示すものであり
、本発明はこれらに限定されるべきものではないことは
言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明した如く、本発明によれば、ライトア
フタ機能を有するキャッシュ付きディスク制御装置を含
むディスクサブシステムにおける効率の良いファイル回
復処理システムを実現できるという顕著な効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るディスクサブシステムにおけるフ
ァイル回復処理手順の一実施例を示すフローチャート、
第2図は本発明に係るファイル回復方法を実現するため
のディスクサブシステムの構成例を示すブロック図、第
3図は実施例におけるホストコンピュータの処理動作を
示すフローチャート、第4図〜第6図は実施例における
プロセッサの処理動作を示すフローチャート、第7図は
第二の実施例におけるホストコンピュータの処理動作を
示すフローチャート、第8図は第二の実施例におけるフ
ァイル回復処理手順を示すフローチャートである。 l:ホストコンピュータ、2:ディスク制御装置、21
:プロセッサ、22:キャッシュメモリ、23:キャッ
シュディレクトリ、231:書き込み命令受諾回数、2
32:未反映データ有無フラグ、233:データ有無フ
ラグ、234:ペンディングフラグ、31.32:ディ
スクドライブ、4:外部記憶媒体。 第  1   図 第   3  図 第  5  図(その1) fa)                   (b)
第  5 (c) 図(その2) (d) 第  6   図 第  7  図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ホストコンピュータ、ディスクドライブ、前記ホス
    トコンピュータからの前記デイスクドライブへのデータ
    書き込み命令に対し、直接前記ディスクドライブへの書
    き込みを行うライトスルー動作と、前記書き込み命令に
    対し、装置内蔵のキャッシュへの書き込み動作だけを行
    い、前記ディスクドライブに対する書き込み動作は前記
    キヤツシユへの書き込み動作とは非同期に前記キャッシ
    ュからのデステージ処理として行うライトアフタ動作と
    を行うキャッシュ付きディスク制御装置を有するディス
    クサブシステムにおいて、前記ディスク制御装置は、前
    記デステージ処理を行う単位毎に、前記ホストコンピュ
    ータからの前記ディスクドライブへのデータ書き込み命
    令受諾回数をディスク制御装置内に記憶し、ある周期で
    のデステージ処理を契機として、該デステージ単位に関
    するその時点での前記書き込み命令受諾回数を、ファイ
    ル回復制御情報として記録することを特徴とするファイ
    ル回復処理システム。 2、前記ホストコンピュータが、前記ディスク制御装置
    へ発行した書き込み命令をジャーナルとして取得し、前
    記ディスク制御装置の障害発生時に、前記ジャーナル上
    に記録された各書き込み命令に関して、該書き込み命令
    の対象となるデステージ単位に対するアクセス開始時か
    ら通算した書き込み命令発行順番をカウントし、前記デ
    ィスク制御装置がファイル回復制御情報として記録した
    書き込み命令受諾回数と、前記ホストコンピュータが記
    録した書き込み命令発行順番を、デステージ単位毎に比
    較することにより、前記ディスク制御装置の障害発生時
    に、前記ディスクドライブに反映されているか否かを判
    定することを特徴とする請求項1記載のファイル回復処
    理システム。 3、前記デステージ単位に対する書き込み命令発行順番
    が、前記ディスク制御装置が記録した書き込み命令受諾
    回数と等しいか、または、より小さい書き込み命令は、
    実際に前記ディスクドライブに反映されており、それ以
    外の書き込み命令は、前記ディスク制御装置障害発生時
    には前記ディスクドライブに反映されていないと判定す
    ることを特徴とする請求項2記載のファイル回復処理シ
    ステム。 4、前記ホストコンピュータが、前記ディスク制御装置
    への書き込み命令発行前に、書き込みに先き立つて前記
    ディスクドライブから読み出した、書き込み対象データ
    の更新前の値と更新後の値をジャーナル上に記録し、複
    数のファイル間で整合性が保たれた状態になったときに
    、その旨の情報を同期点ジャーナルとして取得し、前記
    ディスク制御装置の障害発生時に、最新の同期点ジャー
    ナル以降に記録された書き込み命令の中で、前記ディス
    クドライブに反映されている書き込み命令を選択し、前
    記ホストコンピュータが記録した更新前の値をディスク
    ドライブに書き込み、また、前記ディスクドライブに反
    映されていない書き込み命令を選択し、該書き込み命令
    を命令発行順に再実行することを特徴とする請求項2ま
    たは3記載のファイル回復処理システム。 5、前記ホストコンピュータが、前記ディスク制御装置
    への書き込み命令発行前に、対象データの更新後の値の
    みをジャーナル上に記録し、同期点ジャーナル取得後、
    前記ディスク制御装置への書き込み命令を発行するとと
    もに、前記ディスク制御装置の障害発生時に、前記ディ
    スクドライブに反映されていない書き込み命令を選択し
    、当該書き込み命令による更新後の値を前記ディスクド
    ライブに書き込むことを特徴とする請求項2または3記
    載のファイル回復処理システム。 6、前記ホストコンピュータが、各書き込み命令に関し
    て、該書き込み命令の対象となるデステージ単位に対す
    るアクセス開始時から通算した書き込み命令発行順番を
    ジャーナル上に記録することを特徴とする請求項2〜5
    のいずれかに記載のファイル回復処理システム。 7、前記ディスク制御装置が、デステージ処理を行う単
    位毎に、デステージされずにキャッシュ上に残っている
    状態の書き込み命令受諾回数を記憶しておき、該書き込
    み命令受諾回数が予め定めた閾値を越えているものがあ
    れば、優先的にデステージ処理の対象として選択するこ
    とを特徴とする請求項1記載のファイル回復処理システ
    ム。 8、前記ディスク制御装置が、デステージ処理を行う単
    位毎に、デステージ後に初めてキャッシュ上データを更
    新した時刻を記憶し、予め定めた時間以上に、デステー
    ジが行われずに、キャッシュ上に最新データが残ってい
    るものがあれば、優先的にデステージ処理の対象として
    選択することを特徴とする請求項1記載のファイル回復
    処理システム。
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