JPH0416921B2 - - Google Patents
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- JPH0416921B2 JPH0416921B2 JP9855582A JP9855582A JPH0416921B2 JP H0416921 B2 JPH0416921 B2 JP H0416921B2 JP 9855582 A JP9855582 A JP 9855582A JP 9855582 A JP9855582 A JP 9855582A JP H0416921 B2 JPH0416921 B2 JP H0416921B2
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- wire
- glass
- thermistor
- nickel
- lead wire
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Landscapes
- Thermistors And Varistors (AREA)
Description
〔発明の技術分野〕
本発明はサーミスタ用リード線に関する。
〔発明の技術的背景及び背景技術の問題点〕
一般にサーミスタは温度調整用センサーとして
用いられ、第1図に示すようにガラス被覆1され
たある種の金属酸化物粉末を成形焼結してなる電
気抵抗の温度係数が大きな半導体2に内部リード
線3,3を接続し、さらに上記内部リード線3に
接続したガラス封着金属線4をガラス封止部1a
を気密に通して外部に導出して形成され、上記ガ
ラス封着金属線4としてはガラス封着性に優れた
ジユメツト線が使用される。このように形成され
たサーミスタセンサーは例えばフアンヒーターに
使用された場合、約300℃〜600℃の大気中に長時
間暴露されるため、ガラス被覆から外部に導出さ
れたガラス封着金属線4であるジユメツト線はそ
の最外表面を形成する硼砂層が熱で侵かされ、さ
らに内部の銅層の表面が高温の空気に触れて亜酸
化銅Cu2Oから酸化銅CuOへと酸化され、やがて
この酸化銅は剥れ落ちて線径が次第に細り、遂い
には振動等の外部応力によつて断線することがし
ばしば見られた。また、上記のように線径が細る
と同一電圧がかかつている場合、電気抵抗が増大
して発熱し、半導体の特性が変化して温度調整に
狂いを生じる結果ともなる。 これに対処して、上記ガラス封着金属線4とし
てジユメツト線に代わりに耐熱、耐酸化性のニツ
ケルメツキ銅被覆鉄ニツケル合金線の使用を本発
明者等は先に提案した。この提案によれば、ガラ
ス封着金属線4の酸化に基づく線径の細り及び断
線事故については顕著な効果があつたが、ガラス
被覆との気密封着性については、むしろ上記従来
のジユメツト線よりも若干劣る傾向が見られ、尚
一層の改良が望まれていた。 〔発明の目的〕 本発明はサーミスタに適用した場合に、大気中
の長時間高温に暴露されても酸化断線することな
く、かつ、ガラス被覆との気密封着性にも優れた
サーミスタ用リード線を提供することを目的とす
る。 〔発明の概要〕 本発明のサーミスタ用リード線はジユメツト線
と、このジユメツト線の一端に接続されたニツケ
ル線またはニツケル被覆複合線とからなることを
特徴とし、上記ジユメツト線部分はサーミスタの
ガラス被覆のガラス封止部に、またニツケル線ま
たはニツケル被覆複合線部分は、ガラス封止部か
ら外部へ導出される外部リード線として使用すれ
ば、ガラスとの気密封着性に優れ、かつ高温使用
に際しても耐酸化性で断線事故は大巾に減少させ
ることができる。 〔発明の実施例〕 以下、本発明の詳細を図示の実施例を参照して
説明する。第2図は本発明になるサーミスタ用リ
ード線5を使用したサーミスタの縦断面図を示
し、1は軟質ガラスからなるガラス被覆、2は金
属酸化物焼結体からなる半導体、3,3は上記半
導体2にそれぞれ一端を接続してなる内部リード
線、5はサーミスタ用リード線でジユメツト線5
a部とこれに接続するニツケル被覆複合線5b部
とからなる。上記ジユメツト線5aはガラス封着
金属線としてガラス封止部に、またニツケル被覆
複合線5bは外部リード線として使用する。 〔発明の効果〕 上記構成によれば、ガラス封止部1aにおいて
ガラスと気密に封着させるガラス封着金属線はガ
ラスと熱膨張係数が近似するジユメツト線5aが
使用されるので、気密性はきわめて優れたものが
得られ、空気がガラス封止部を通つてガラス被覆
内に侵入し半導体の特性を劣化させるのを防止で
きる。 一方、サーミスタがフアンヒーター等の温度調
整用センサーと使用された場合、外部リード線が
大気中において長時間高温に暴露されても、上記
外部リード線は耐熱性のニツケル被覆複合線5b
からなるので、酸化断線する危険は極めて少なく
することができるし、線径の細りに基づく特性の
変化も著減する。 次表はサーミスタ用リード線として上記従来例
としてあげたガラス封止部と外部リード線とをジ
ユメツト線単体を用いたもの(従来例1)、同じ
く従来例としてガラス封止部と外部リード線とを
ニツケルメツキ銅被覆鉄ニツケル合金線単体を用
いたもの(従来例2)および本発明のサーミスタ
用リード線をそれぞれ使用したサーミスタをフア
ンヒーターの温度調整用センサーとして組込み、
2000時間の実用試験を行つた結果を示すものであ
る。 なお、(本発明1)はニツケル被覆複合線とし
て銅被覆鉄ニツケル合金線にニツケルメツキした
もの、(本発明2)は鉄芯金にニツケルメツキし
たものをそれぞれ使用したものである。
用いられ、第1図に示すようにガラス被覆1され
たある種の金属酸化物粉末を成形焼結してなる電
気抵抗の温度係数が大きな半導体2に内部リード
線3,3を接続し、さらに上記内部リード線3に
接続したガラス封着金属線4をガラス封止部1a
を気密に通して外部に導出して形成され、上記ガ
ラス封着金属線4としてはガラス封着性に優れた
ジユメツト線が使用される。このように形成され
たサーミスタセンサーは例えばフアンヒーターに
使用された場合、約300℃〜600℃の大気中に長時
間暴露されるため、ガラス被覆から外部に導出さ
れたガラス封着金属線4であるジユメツト線はそ
の最外表面を形成する硼砂層が熱で侵かされ、さ
らに内部の銅層の表面が高温の空気に触れて亜酸
化銅Cu2Oから酸化銅CuOへと酸化され、やがて
この酸化銅は剥れ落ちて線径が次第に細り、遂い
には振動等の外部応力によつて断線することがし
ばしば見られた。また、上記のように線径が細る
と同一電圧がかかつている場合、電気抵抗が増大
して発熱し、半導体の特性が変化して温度調整に
狂いを生じる結果ともなる。 これに対処して、上記ガラス封着金属線4とし
てジユメツト線に代わりに耐熱、耐酸化性のニツ
ケルメツキ銅被覆鉄ニツケル合金線の使用を本発
明者等は先に提案した。この提案によれば、ガラ
ス封着金属線4の酸化に基づく線径の細り及び断
線事故については顕著な効果があつたが、ガラス
被覆との気密封着性については、むしろ上記従来
のジユメツト線よりも若干劣る傾向が見られ、尚
一層の改良が望まれていた。 〔発明の目的〕 本発明はサーミスタに適用した場合に、大気中
の長時間高温に暴露されても酸化断線することな
く、かつ、ガラス被覆との気密封着性にも優れた
サーミスタ用リード線を提供することを目的とす
る。 〔発明の概要〕 本発明のサーミスタ用リード線はジユメツト線
と、このジユメツト線の一端に接続されたニツケ
ル線またはニツケル被覆複合線とからなることを
特徴とし、上記ジユメツト線部分はサーミスタの
ガラス被覆のガラス封止部に、またニツケル線ま
たはニツケル被覆複合線部分は、ガラス封止部か
ら外部へ導出される外部リード線として使用すれ
ば、ガラスとの気密封着性に優れ、かつ高温使用
に際しても耐酸化性で断線事故は大巾に減少させ
ることができる。 〔発明の実施例〕 以下、本発明の詳細を図示の実施例を参照して
説明する。第2図は本発明になるサーミスタ用リ
ード線5を使用したサーミスタの縦断面図を示
し、1は軟質ガラスからなるガラス被覆、2は金
属酸化物焼結体からなる半導体、3,3は上記半
導体2にそれぞれ一端を接続してなる内部リード
線、5はサーミスタ用リード線でジユメツト線5
a部とこれに接続するニツケル被覆複合線5b部
とからなる。上記ジユメツト線5aはガラス封着
金属線としてガラス封止部に、またニツケル被覆
複合線5bは外部リード線として使用する。 〔発明の効果〕 上記構成によれば、ガラス封止部1aにおいて
ガラスと気密に封着させるガラス封着金属線はガ
ラスと熱膨張係数が近似するジユメツト線5aが
使用されるので、気密性はきわめて優れたものが
得られ、空気がガラス封止部を通つてガラス被覆
内に侵入し半導体の特性を劣化させるのを防止で
きる。 一方、サーミスタがフアンヒーター等の温度調
整用センサーと使用された場合、外部リード線が
大気中において長時間高温に暴露されても、上記
外部リード線は耐熱性のニツケル被覆複合線5b
からなるので、酸化断線する危険は極めて少なく
することができるし、線径の細りに基づく特性の
変化も著減する。 次表はサーミスタ用リード線として上記従来例
としてあげたガラス封止部と外部リード線とをジ
ユメツト線単体を用いたもの(従来例1)、同じ
く従来例としてガラス封止部と外部リード線とを
ニツケルメツキ銅被覆鉄ニツケル合金線単体を用
いたもの(従来例2)および本発明のサーミスタ
用リード線をそれぞれ使用したサーミスタをフア
ンヒーターの温度調整用センサーとして組込み、
2000時間の実用試験を行つた結果を示すものであ
る。 なお、(本発明1)はニツケル被覆複合線とし
て銅被覆鉄ニツケル合金線にニツケルメツキした
もの、(本発明2)は鉄芯金にニツケルメツキし
たものをそれぞれ使用したものである。
【表】
表から明らかなように、本発明のサーミスタ用
リード線を使用したものは、従来のものに比較し
て、ガラス封止不良および断線不良を総合して見
た場合に不良率は格段に減少できることが判り、
その効果は極めて顕著なものがある。 なお、上記実施例では外部リード線部にニツケ
ル被覆複合線を使用したが、ニツケル線を使用し
ても同等の効果が得られる。ただしこの場合コス
トは割高となる。
リード線を使用したものは、従来のものに比較し
て、ガラス封止不良および断線不良を総合して見
た場合に不良率は格段に減少できることが判り、
その効果は極めて顕著なものがある。 なお、上記実施例では外部リード線部にニツケ
ル被覆複合線を使用したが、ニツケル線を使用し
ても同等の効果が得られる。ただしこの場合コス
トは割高となる。
第1図は従来のサーミスタ用リード線を使用し
たサーミスタの縦断面図、第2図は本発明の一実
施例のサーミスタ用リード線を使用したサーミス
タの縦断面図である。 1……ガラス被覆、2……半導体、3……内部
リード線、5……サーミスタ用リード線、5a…
…ジユメツト線、5b……ニツケル被覆複合線。
たサーミスタの縦断面図、第2図は本発明の一実
施例のサーミスタ用リード線を使用したサーミス
タの縦断面図である。 1……ガラス被覆、2……半導体、3……内部
リード線、5……サーミスタ用リード線、5a…
…ジユメツト線、5b……ニツケル被覆複合線。
Claims (1)
- 1 ジユメツト機と、このジユメツト線の一端に
接続されたニツケル線またはニツケル被覆複合線
とからなることを特徴とするサーミスタ用リード
線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9855582A JPS58216402A (ja) | 1982-06-10 | 1982-06-10 | サ−ミスタ用リ−ド線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9855582A JPS58216402A (ja) | 1982-06-10 | 1982-06-10 | サ−ミスタ用リ−ド線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58216402A JPS58216402A (ja) | 1983-12-16 |
JPH0416921B2 true JPH0416921B2 (ja) | 1992-03-25 |
Family
ID=14222931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9855582A Granted JPS58216402A (ja) | 1982-06-10 | 1982-06-10 | サ−ミスタ用リ−ド線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58216402A (ja) |
-
1982
- 1982-06-10 JP JP9855582A patent/JPS58216402A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58216402A (ja) | 1983-12-16 |
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