JPH04169125A - ゴルフ場のグリーンにおける芝生の寒期育成システム - Google Patents

ゴルフ場のグリーンにおける芝生の寒期育成システム

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JPH04169125A
JPH04169125A JP2296707A JP29670790A JPH04169125A JP H04169125 A JPH04169125 A JP H04169125A JP 2296707 A JP2296707 A JP 2296707A JP 29670790 A JP29670790 A JP 29670790A JP H04169125 A JPH04169125 A JP H04169125A
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pipe
heating
green
soil
reflective sheet
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Takashi Miyagawa
隆 宮川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はゴルフ場のグリーンにおける芝生の寒期育成シ
ステムに関する。
(従来の技術) ゴルフ場の芝は地中塩が約15°C以下になるといわゆ
る冬枯れすると言われる。
このため寒冷地地方では、少なくともグリーン上の芝を
長持ちさせるために、グリーンの土中に温水を流通させ
る加熱パイプを埋設するなどして地温を15°C以上に
保つなどの工夫がされている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、土中に埋設した加熱パイプに温水を流通
する方式では次のような問題点がある。
すなわち、水は比熱が高いので放熱しにくく、土への熱
伝達に劣り、地温の上昇効果をそれ程あげることができ
ないのである。
また水は管路を腐蝕させたり、あるいは管路内壁に水垢
を付着させ、この点でも熱効率を低下させている。
さらに土中に埋設されている加熱パイプ中の水は凍結の
おそれが少ないが、地表近く、あるいは地表に露出する
管路中の水が冬期間に凍結して管路を破損させるおそれ
がある。
本発明は上記問題点を解決すべくなされたものであり、
その目的とすることろは、グリーンの地温を効率よく上
昇させることができ、グリーンの芝を長持ちさせること
のできるゴルフ場のグリーンにおける芝生の寒期育成シ
ステムを提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明に係るゴルフ場のグリ
ーンにおける芝生の寒期育成システムは、ゴルフ場のグ
リーンの所定深さの所に、多数の通水孔が穿設された柔
軟性を有する反射シートが敷かれ、該反射シートのほぼ
中央部上を横切って往路管と復路管が配設され、一端が
往路管に接続され他端が復路管に接続された複数本の可
撓性を有する加熱管が前記反射シート上に適当な配列密
度となるよう曲折して配置され、前記往路管、復路管お
よび加熱管が土中に突き刺された固定具により反射シー
トと共に固定され、前記往路管、加熱管、復路管で形成
される循環管路が加熱源を有する加熱装置に接続され、
該循環管路にエチレングリコール等の低凝固点、低比熱
のグリコール類からなる熱媒体液が循環され、該熱媒体
液を前記循環管路に送液する送液ポンプが配設され、前
記往路管、加熱管、復路管を覆って覆土され、該覆土表
面に芝が植設されていることを特徴としている。
(作用) 加熱装置で加熱された熱媒体液は送液ポンプにより往路
管、加熱管、復路管を循環され、加熱管で放熱してグリ
ーンの覆土を加熱する。これによって芝を青く保てる。
熱媒体液に低凝固点、低比熱のグリコール類を用いるの
で熱の授受が良好で、運転初期の温度の立ち上がり性に
優れ、また加熱管での放熱性に優れ、覆土の加温を良好
に行え、さらに不使用時の凍結を防止できる。
加熱管から下方へ放射される熱は反射シートによって反
射されて覆土を加温するので熱効率を向上させうる。
散水、雨水等による過剰の水分は反射シートの通水孔か
ら下方に流出するので、覆土の水分状態を適正に保持で
きる。
(実施例) 以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図においてAはゴルフ場のグリーン領域を示す。
グリーンの施工法の一例を以下に説明する。
まずグリーン領域Aの表土を厚さ40C11程度に亘っ
て掘り下げたのち、アルミニウムの蒸着膜を形成した合
成樹脂製の反射シート10を全面に敷く、この反射シー
ト10には散水した水、雨水等の過剰の水を下方に流下
させうるように適当な間隔、例えば5cIl1間隔で、
適当な径、例えば1cIIlφの通水孔12を穿設しで
ある(第3図)。
14は往路管、工6は復路管でそれぞれ先端は閉塞しで
ある。往路管14、復路管16は図示のごとくグリーン
領域Aのほぼ中央に平行に反射シート10上に敷設され
、他端はグリーン領域A外に出てそれぞれ加熱装置18
に接続される。
20a、20b、・・・・20nは加熱管を示し、合成
樹脂製の可撓性を有する素材からなる。
加熱管20a、20b、・・・2Onの各々の一端は往
路管14に、他端は復路管16にそれぞれ接続される。
加熱管20a、20b、・・・20nは往路管14、復
路管16の両側の反射シート10上に適宜蛇行させるな
どして配設され、グリーン領域A全域に亘ってほぼ均一
な配列密度となるようなされている。加熱管20a、2
0b、・・・2Onの管路抵抗をできるだけ同一にする
ために、往路管140手前側に接続される加熱管20程
長く、往路管16の奥側に接続される加熱管20程短く
なるように設定するとよい。
往路管14、復路管16、加熱管20a、20b、・・
・2Onおよび加熱シート10は逆U字状をなす固定具
22によって固定される。すなわち固定具22に容管を
挾んだ状態で固定具両端を加熱シート10上から土中に
突き刺して固定するのである。固定具22での固定個所
は容管が動かぬ程度に間隔をおくようにすればよい。
上記のように容管を配設したのち、容管および加熱シー
ト10を覆って覆土し、覆土表面に芝を植設するのであ
る。
加熱パイプ20中にはエチレングリコール等の高沸点、
低凝固点、低比熱のグリコール類からなる熱媒体液が循
環流通される。この熱媒体液は水溶液にしてよもいが、
100%グリコール液で使用するのが温度立ち上がり性
、放熱性等、その熱媒体液のもつ特性を最大限に発揮さ
せることができて好都合である。なおグリコール類は吸
湿性を有するので若干の水分が混入してくることはある
熱媒体液は前記加熱装置18に内蔵された電熱ヒータ(
図示せず)により加熱されて、加熱装置18から出て往
路管14に送り込まれ、往路管14から各加熱管20a
、20b、・・・20nに入って放熱し、復路管16か
ら加熱装21Bに戻る。加熱装置18内もしくはその近
傍には送液ポンプ(図示せず)が配置され、熱媒体液を
管路中に循環させるのである。
24は自動温度コントローラであり、地温センサ26か
ら覆土中の地温の検出信号が入力され、地温が設定温度
よりも低いときには加熱装置18中の電熱ヒータに通電
を継続し、地温が設定温度よりも高いときには通電をオ
フするようになっている。なお自動温度コントローラ2
4は、地温センサ26からの信号により、電熱ヒータへ
の通電量を地温が低いときにより多くなるように比例制
御するのが好ましい。
上記加熱装置18、自動温度コントローラ24はゴルフ
のプレーの障害とならない位置に配設する。場合によっ
ては地中に操作室を設けて、操作室内に配設するとよい
加熱装置18における加熱源は石油等を燃料とするボイ
ラーでもよいが、燃料をグリーン近くの加熱装置まで運
搬せねばならないこと、送液ポンプは電力を使用するこ
とからして、加熱装置18の加熱源も電熱ヒータとする
のが好都合である。
また前記固定具22は逆U字状に限らず、上端に管を係
止できる係止部を有して土中に突き刺して固定する形式
のものであればよい。
以上のように構成されているので、加熱装置18で加熱
された熱媒体液を加熱管20中に循環させることにより
覆土を好適に加温できる。この場合に熱媒体液を比熱の
小さなグリコール類を用いているので、加温の際の温度
の立ち上がりが速く、また放熱性がよいので、この種の
循環方式の場合には熱の授受に優れ、覆土を効力よく加
温できる。
さらにグリコール類は凍結温度が低いので凍結による管
の破裂を防止できる。
また反射シート10を敷設しているので、加熱管20か
らの熱が上方に反射されて覆土を加熱するので、この点
でも熱効率を向上させることができる。
反射シート10には通水孔12を設けであるので、芝土
に散水をした場合の、あるいは雨水等の過剰の水分が下
方に排出され、芝の根腐れ等を防止できる。
また柔軟な反射シート10を敷き、その上に可撓性を有
する加熱管20を敷設するので、グリーンの起伏に合わ
せて、所定の深さの所に容易に反射シートlOおよび加
熱管20を配設することができ、さらには反射シート1
0、加熱管20の固定も固定具22を土中に突き刺すこ
とで容易、確実に行なえるので施工も容易である。
なお反射シート10等を深さ40C11程度の所に敷設
したが、これはグリーンの適所にカップを穿設する際の
障害とならぬようにするためである。
以上、本発明の好適な実施例について種々述べて来たが
、本発明は上述の実施例に限定されるのではなく、発明
の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはも
ちろんである。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、熱媒体液に比熱が小さく
熱の授受に優れるグリコール類を用いているので、運転
初期の温度の立ち上がりが速く、また覆土を効率よく加
温できる。また反射シートを敷設しているので反射熱も
利用でき熱効率に優れ、さらにこの反射シートには通水
孔を設けているので排水も阻害されない。
また柔軟な反射シート、可撓性を有する加熱管を用いて
いるので、反射シート、加熱管をグリーンの起伏に合わ
せて配設でき、また固定具を土中に突き刺して容易、確
実に固定できるので施工も容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は加熱管の配列状態の一例を示す平面図、第2図
はグリーンの断面図、第3図は反射シートの説明図を示
す。 10・・・反射シート、 12・・・通水孔、14・・
・往路管、 16・・・復路管、1B−−−加熱装置、
 20.20a、20b、2On・・・加熱管、 24
・・・自動温度コントローラ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ゴルフ場のグリーンの所定深さの所に、多数の通水
    孔が穿設された柔軟性を有する反射シートが敷かれ、該
    反射シートのほぼ中央部上を横切って往路管と復路管が
    配設され、一端が往路管に接続され他端が復路管に接続
    された複数本の可撓性を有する加熱管が前記反射シート
    上に適当な配列密度となるよう曲折して配置され、前記
    往路管、復路管および加熱管が土中に突き刺された固定
    具により反射シートと共に固定され、前記往路管、加熱
    管、復路管で形成される循環管路が加熱源を有する加熱
    装置に接続され、該循環管路にエチレングリコール等の
    低凝固点、低比熱のグリコール類からなる熱媒体液が循
    環され、該熱媒体液を前記循環管路に送液する送液ポン
    プが配設され、前記往路管、加熱管、復路管を覆って覆
    土され、該覆土表面に芝が植設されていることを特徴と
    するゴルフ場のグリーンにおける芝生の寒期育成システ
    ム。
JP2296707A 1990-10-31 1990-10-31 ゴルフ場のグリーンにおける芝生の寒期育成システム Expired - Lifetime JPH0622404B2 (ja)

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