JPH0416848Y2 - - Google Patents

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JPH0416848Y2
JPH0416848Y2 JP3773386U JP3773386U JPH0416848Y2 JP H0416848 Y2 JPH0416848 Y2 JP H0416848Y2 JP 3773386 U JP3773386 U JP 3773386U JP 3773386 U JP3773386 U JP 3773386U JP H0416848 Y2 JPH0416848 Y2 JP H0416848Y2
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substrate
handle
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scraping
cleaning
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Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 この考案は、土木建築に使用されるコンクリー
ト型枠に成形後表面に付着するケレン落としに使
用される柄付擦具に関する。
B 従来の技術並びにその問題点 従来のこの種の用途には、硬いワイヤブラシに
約1.5m程度の柄を付けたもので、通称「ケレン
落とし」と呼ばれる擦具が使用されている。この
「ケレン落とし」には、手で持つタワシなどに比
べると、硬くて太い針金が使用されるが、針金の
先端では型枠の表面に強く付着したセメントを効
果的に剥離して除去できない欠点があつた。又、
型枠が木製の場合、木は、硬度差のある夏目と冬
目とがあるので、強く擦るとワイヤが柔軟な夏目
が擦り取られて木目に沿つて窪みができ、型枠表
面に凹凸ができて、コンクリートから脱型が難し
くなり、しかも脱型後のコンクリート付着量が増
加する欠点があつた。
型枠平面にモルタルが強固に付着する場合、こ
れを除去するのにスクレーパも使用される。スク
レーパは強固に付着するモルタルを掻き落とすの
には適しているが、表面に付着する微粉末状のモ
ルタルを完全に除去することが出来ない。
この考案は、従来のこれ等の欠点を除去するこ
とを目的に開発されたもので、この考案の重要な
目的は、コンクリート型枠に強固に付着したケレ
ンが簡単かつ容易に、しかも効果的に除去できる
コンクリート型枠表面のケレン落用柄付擦具を提
供するにある。
又、この考案の他の重要な目的は、コンクリー
ト型枠表面のケレンが残らず奇麗に除去できるコ
ンクリート型枠表面のケレン落用柄付擦具を提供
するにある。
更に又、この考案の他の重要な目的は、木製の
型枠表面を擦つても木目に凹凸を生じさせること
なく、表面を平面状に保持して奇麗にケレンを除
去できるコンクリート型枠表面のケレン落用柄付
擦具を提供するにある。
更に又、この考案の他の重要な目的は、スクレ
ーパで擦り落とした紛状ないし粒状の異物を、擦
部材の繊維間に含ませて表面を擦ることができ、
これによつて、粉粒体を研磨材の如く使用して、
より効果的に付着物を除去することも可能である
コンクリート型枠表面のケレン落用柄付擦具を提
供するにある。
更に又、この考案の他の重要な目的は、擦部材
が交換出来るので、柄付きの基板が何回も使用出
来て長く使用出来るコンクリート型枠表面のケレ
ン落用柄付擦具を提供するにある。
C 従来の問題点を解決する為の手段 第1図に示す本考案の好ましい実施例のコンク
リート型枠表面のケレン落用柄付擦具は、所要の
面積を有する基板1と、この基板1の上面に脱着
自在に固定された柄2と、基板1の下面に取り付
けられた擦部材3とからなる。基板1が金属板で
前縁がスクレーパに兼用され、この前縁を残して
基板1の下面に擦部材3が取り付けられており、
擦部材3は、繊維が立体的に方向性なく、その交
点で連結された不織布が使用される。
D 作用、効果 コンクリート型枠等の表面を、第2図に示すよ
うに、基板1を上下反転して、即ち裏返して、基
板1前縁のスクレーパで擦り、コンクリート型枠
の被擦り面5に付着するモルタル等のケレンを除
去する。この状態で、コンクリート型枠の被擦り
面5に付着するケレンは、スクレーパで掻き取ら
れて除去される。このとき、基板1の前縁の擦部
材は除去されているので、スクレーパで除去され
たケレンは、基板1と擦部材3との間に詰まるこ
となく、多量のケレンがあつても、スクレーパの
刃先からスムーズに除去されて、能率良く掻き落
としできる。
スクレーパ使用後、第3図に示すように、基板
1を裏返して擦部材3でもつてコンクリート型枠
の被擦り面5を擦り、コンクリート型枠表面に付
着する微細なモルタル等を完全に除去する。擦部
材3には不織布が使用されている。不織布は型枠
の表面に凹凸を生ぜしめることなく、平面状を保
持してケレンを効果的に除去する。
この作用は、不織布の繊維の形態、即ち、繊維
が立体的に方向性なく集合されてその交点が連結
され独特の形態により実現される。従来のブラシ
は、繊維が1本1本単独で弾性変形できる状態で
平行に並べられ、これがコンクリート型枠表面に
直交して押圧するので、押圧時に変形し易いが、
不織布は、繊維が方向性なく集合されてその交点
が互いに連結されているので、擦り面全体を平面
状にでき、しかも平面状の擦り面は、ブラシの毛
のように、一部が局部的に突出したり、あるいは
窪んだりせず、平面状の型枠を平滑面の状態を保
持してケレンが除去できる特性を実現する。
更に好都合なことに、不織布は、繊維が互いに
絡まり合う状態で交点で連結される為、擦部材表
面の繊維間に粉粒体を抱き込ませると、これが繊
維間に保持されて外部に出難い性質がある。従つ
て、例えば第2図示す状態で型枠から擦り取つた
粒状ないしは粉状のモルタルを、擦部材の表面に
含ませて型枠を擦ることにより、モルタルを研磨
材のように作用させて、型枠表面をより効果的に
奇麗にできる特長を備える。
更に又、この考案のコンクリート型枠表面のケ
レン落用柄付擦具は、不織布製の擦部材が脱着自
在に基板に固定されているので、擦部材が摩耗す
るとこれを新しい物に交換して使用できるので、
柄付き基板が何回も使用できて耐久性があり、安
価に長期間使用できる特徴も実現出来る。
以上のように、この考案のコンクリート型枠表
面のケレン落用柄付擦具は、単に、基板を裏返し
て使用することにより、強く表面に付着するケレ
ンを簡単かつ容易に、しかも効果的に除去でき、
更に、不織布の擦部材でもつて平面状のまま奇麗
にケレンが除去でき、更に又、スクレーパと擦部
材とを兼用するにも拘らず、擦部材がスクレーパ
の除去効果を邪魔することがなく、むしろスクレ
ーパで除去した粉粒体を研磨材の如く使用して擦
部材の研削力を増大することさえ可能である実効
を備える。
E 好ましい実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図に示すコンクリート型枠表面のケレン落
用柄付擦具は、平板状の基板1と、この基板1の
上面(本明細書に於て基板1の上面と下面とは第
1図に基づいて決定する)に柄2が固定され、下
面に擦部材3が取り付けられている。
基板1は、鉄板、ステンレス板、アルミニウム
板等の金属板で、前縁4がスクレーパに兼用され
るように、前縁は直線状で、より効果的に異物を
掻き落とすことができるように、刃型に形成され
ている。
ただ、スクレーパの前縁は、図示しないが、全
体形状を直線状とし、これに無数の小さい凹凸を
設けることも可能である。
基板1は、第1図に示す好ましい実施例に於て
は、スクレーパとなる前縁1〜30mm幅を、多少下
面に折曲する。この形状の基板1は、第2図に示
すように、スクレーパが型枠等の被擦り面5に対
して平行に近くなり、より効果的に付着物をすり
落とすことができる。
基板1の大きさは、通常横幅が10〜30cm、前後
幅が5〜20cm程度に決定される。又、基板1の厚
さは、0.5〜3mm程度に決定される。
基板1に固定される柄2は、基板の上面に傾斜
して溶着された円筒6に挿通して固定される。柄
2は、充分な強度を有する木性の棒が使用され、
長さは1〜2メートル、好ましくは1.2〜1.5メー
トルに決定され、太さは20〜40mmφに決定され
る。
擦部材3には、繊維が立体的に方向性なく集合
されて交点が連結された不織布が使用され、不織
布には、繊維の太さが100デニール〜300デニー
ル、好ましくは150デニール〜250デニールの比較
的太繊維ものが使用される。
不織布の繊維表面には、必要ならば、表面を被
覆する接着層を介して、アランダムやケイ砂等の
研磨材が付着されて、研磨力を増強される。研磨
材にはJISの50〜200番程度の粒子径の物が使用さ
れる。
不織布の硬さ、即ち弾力性は、手で押圧して殆
ど変形出来ない硬度に決定される。硬い不織布
は、平面状のコンクリート型枠表面を効果的に擦
することが出来る。不織布の硬さは、繊維表面を
被覆する接着剤の種類と厚さとで調整できる。繊
維の被覆接着剤には、例えばエポキシ系、あるい
はフエノール系の接着剤が使用出来る。
擦部材3は、第1図に示すように、基板1の前
縁を残して基板1の下面に固定される。不織布製
の擦部材3の厚さは、通常5mm〜50mm、好ましく
は1〜3cmの範囲に決定され、その幅は、横幅が
基板1の横幅に等しく、前後幅は基板1のそれよ
り多少、例えば5mm〜30mm短く形成されて、基板
1の前縁を除去し、後縁に合わせて接着される。
擦部材3は、好ましい実施例に於ては、擦り面
全体が平面状に形成されるが、第4図に示すよう
に波形に形成することも可能である。
ところで、基板1の前縁を下方に折曲する場
合、第3図に示すように、前縁が擦部材3の擦り
面7より上方に位置させる。
基板1は第5図に示すように、平面状に形成す
ることも可能である。
擦部材3は、第6図に示すように基板1の下面
に、捻8を介して脱着自在に固定される。
捻8は下端に円板8Aを有し、この円板8A
が、フエルト等のシート材9を介して不織布の上
面に接着されている。
シート材9は、これを貫通する捻の円板8Aを
挟着して不織布の表面に接着されている。シート
材9の円板8Aの近傍は、エポキシ系接着剤等の
ように、硬化状態で硬くなる接着剤を含浸して補
強するのがよい。
捻8は、基板1の孔を貫通し、蝶ナツト10や
通常のナツト等で基板1に脱着自在に固定され
る。
擦部材3が摩耗したときに、蝶ナツト10を外
して新しいものに交換する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すコンクリー
ト型枠表面のケレン落用柄付擦具の斜視図、第2
図及び第3図は使用状態を示す側面図、第4図及
び第5図は他の実施例を示す側面図、第6図は擦
部材の取り付け状態を示す断面図である。 1……基板、2……柄、3……擦部材、4……
前縁、5……被擦り面、6……円筒、7……擦り
面、8……捻、8A……円板、9……シート材、
10……蝶ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 所要の面積を有する基板と、この基板の上面
    に固定された柄と、基板の下面に取り付けられ
    た擦部材とからなるコンクリート型枠表面のケ
    レン落用柄付擦具に於て、基板が金属板で前縁
    がスクレーパに兼用され、この前縁を残して基
    板の下面に擦部材が取り付けられており、擦部
    材は、繊維が立体的に方向性なく、その交点で
    連結された不織布で、擦部材が基板の下面に脱
    着自在に取り付けられていることを特徴とする
    コンクリート型枠表面のケレン落用柄付擦具。 (2) 擦部材は上面から突出して捻が固定されてお
    り、この捻が基板を貫通して蝶ナツトで固定さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    コンクリート型枠表面のケレン落用柄付擦具。 (3) スクレーパを形成する基板の前縁が下面に向
    けて折曲されている実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のコンクリート型枠表面のケレン落用
    柄付擦具。 (4) 柄が基板の上面に多少後方に傾けて固定され
    ている実用新案登録請求の範囲第1項記載のコ
    ンクリート型枠表面のケレン落用柄付擦具。 (5) 基板前縁が直線状に形成されている実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のコンクリート型枠
    表面のケレン落用柄付擦具。 (6) 基板の前縁が全体形状直線状であるが、無数
    の凹凸が設けられている実用新案登録請求の範
    囲第5項記載のコンクリート型枠表面のケレン
    落用柄付擦具。 (7) 基板が、鉄板、ステンレス板、アルミ板のい
    ずれかである実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のコンクリート型枠表面のケレン落用柄付擦
    具。
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JP2561344Y2 (ja) * 1992-03-26 1998-01-28 川鉄機材工業株式会社 マグネット式ケレン棒
JP4649373B2 (ja) * 2006-06-20 2011-03-09 大成ロテック株式会社 舗装体の撤去方法及びこれに用いる研削機

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