JPH04167407A - トロイダル形薄膜トランス - Google Patents

トロイダル形薄膜トランス

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JPH04167407A
JPH04167407A JP29387090A JP29387090A JPH04167407A JP H04167407 A JPH04167407 A JP H04167407A JP 29387090 A JP29387090 A JP 29387090A JP 29387090 A JP29387090 A JP 29387090A JP H04167407 A JPH04167407 A JP H04167407A
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JP
Japan
Prior art keywords
coil
thin film
primary
magnetic thin
toroidal
Prior art date
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Pending
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JP29387090A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Yamaguchi
一幸 山口
Jiro Torio
鳥生 次郎
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AMORPHOUS DENSHI DEVICE KENKYUSHO KK
Original Assignee
AMORPHOUS DENSHI DEVICE KENKYUSHO KK
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F19/00Fixed transformers or mutual inductances of the signal type
    • H01F19/04Transformers or mutual inductances suitable for handling frequencies considerably beyond the audio range

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は性能向上及び作製工程の改善をした高周波領域
で使用するトロイダル形薄膜トランスに関するものであ
る。
[従来の技術] 第5図(a)は巻き数比が1 : n (n>1)の従
来のトロイダル形薄膜トランス(電気学会、マグネテッ
クス研究会資料MAG−88−228゜1988)の構
成で、1次コイル1の内側に絶縁層4を挾んで2次コイ
ル2を巻いている。更に、その内側に絶縁層4、磁性薄
膜3という構成になっている。矢印は1次コイル1と2
次コイル2の高周波電流の流れる方向を示した。ここで
は、1次コイル1と2次コイル2の端子部を省略した。
第5図(b)は第5図(a)のA−A’線の断面で、支
持体5を補足して記入した。この断面図から理解できる
ように、トロイダル形薄膜トランスは、支持体5に順次
積層して作製する。
次にこのトロイダル形薄膜トランスの構成を説明する。
第1層目は1次コイル下部6、第2層目は絶縁層4、第
3層目は2次コイル下部7、第4層目は絶縁層4、第5
層目は磁心とする磁性薄膜3、ji6層目は絶縁層4、
第7層目は2次コイル上部8、第8層目は絶縁層4.第
9層目は1次コイル上部9である。以上のように従来の
トロイダル形薄膜トランスのコイルは、1次コイル下部
6と2次コイル下部7が絶縁層4を挾んで、上下に積層
されている。磁性薄膜3の上の部分も合わせると4層の
コイルから形成されている。磁心は単一の磁性薄膜3で
ある。第5図(b)から分かるように、1次コイル上部
9と2次コイル上部8の間の絶縁層4、及び1次コイル
上部9は外気に接している。
第6図は従来のトロイダル形捲線トランスの例(信学技
報PE−84−42,1986)の断面である。この従
来例では、同一幅の磁性薄膜3と非導体層10を交互に
積層し、それを磁心としているのが特徴である。その磁
心にウレタンで絶縁被膜した銅細線11をコイルとして
巻いた例である。
[発明が解決しようとする課題] (1)1次コイルと2次コイルの巻き数比が1:n (
n>1)の従来のトロイダル形薄膜トランスは、第5図
(b)に示したように、1次コイル1と2次コイル2が
、磁性薄膜3の上下にそれぞれ2層で、コイル部が4層
構成になっており、製作工数が多く、生産性の点で問題
があると同時に、層間の応力歪みも大きく、積層膜の剥
離などの問題があった。
(2)この例では、第5図(b)にみるように、磁心は
単一の磁性薄膜3てあり、磁束の高周波変化に伴って半
径方向に渦電流が流れる。それによって渦電流損失が発
生し、薄膜トランスの周波数特性が低下すると共に発熱
量も大きくなると言う問題があった。
(3)第6図のトロイダル形捲線トランスの例では、同
一幅の磁性薄膜3と非導体層10を積層し、それを磁心
として、その周りに絶縁被膜を施した銅細線11を巻い
ている。ところで、トロイダル形薄膜トランスはフォト
リソグラフィによるパターン形成技術で支持体に作製す
る。この磁性薄膜を用いて第6図のトランスを形成する
場合には、第7図に示すように、同一幅の磁性薄膜3と
非導体層10を積層し、その上にコイル13を形成する
と、稜線部12でコイル13が磁性薄膜3に短絡したり
、又は、膜厚の厚さ14方向のコイル13が薄くなって
抵抗が大きくなるなどの問題があった。
(4)15図の従来形のトロイダル形薄膜トランスは、
1次コイル上部9と上部の絶縁層4が外気に直接触れた
状態になっている。ところで、一般にコイルは銅薄膜で
作製される。しかしながら、コイルの銅薄膜が長期間、
外気に触れた状態では、銅表面は酸化し、抵抗が大きく
なる。
絶縁層4形成の一方法として、有機系樹脂の熱硬化膜が
ある。しかしながら、この有機系樹脂は、長期間外気に
さらされていると、吸湿する等、耐湿上の問題が起こる
ことがある。このように、トロイダル形薄膜トランスの
表面が外気に触れた状態では、表面は経時変化を起こし
、トランスの高周波特性が劣化するという問題があった
そこで、本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、
コイル配線間の容量を少なくして稼動周波数帯域の高周
波数化をはかり、渦電流損失を低下させて高周波特性の
向上を図り、コイルと磁性薄膜の短絡を防止し、また、
コイルが細ることによる抵抗の増大を防ぎ、コイル導体
部の酸化防止及び絶縁層部の吸湿防止を図ったトロイダ
ル形薄膜トランスを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段と作用] 本発明は前述の課題を解決するため、第1に、1次フィ
ルと2次コイルの巻き数比1:n(n≧1)のトロイダ
ル形薄膜トランスにおいて、1次コイルと2次コイルを
同一層に設け、且つ、1次コイルと2次コイルが絶縁層
を挾んで重ならないように配線し、配線間の容量を少な
くし、稼動周波数帯域の高周波数化をはかる。1@2に
環状磁性薄膜を外周方向に複数の環状に分割し、中心部
方向に流れる渦電流を押さえ、渦電流損失を低下させ、
高周波特性の向上を図る。第3に絶縁層を挾んで磁性薄
膜を積層する場合には、上部磁性薄膜をその下の磁性薄
膜の幅より細くして積層し、磁性薄膜の稜線部を緩やか
な山形に仕上げ、磁性薄膜の上に設けるコイルをその下
に設けるコイルになだらかに接続する。これによって、
コイルと磁性薄膜の短絡を防止し、また、コイルが細る
ことによる抵抗の増大を防ぐ、第4に、コイル導体部の
酸化防止及び絶縁層部の吸湿防止などを主目的として、
トランス全体を磁性薄膜で保護する。この保護膜は薄膜
トランスの磁心としての効果もあり、二重の作用をして
いる。
[実施例] 第1図と第2図が本発明のトロイダル形薄膜トランスの
実施例で、1次コイル101と2次コイル102のコイ
ルと磁性薄膜103の構成が分かるように書いた。第1
図は円形、第2図は長方形と形は異なるが、コイル10
1.102と磁性薄膜103の構成は同じである。図で
は、1次コイル101と2次コイル102の巻き数比が
1:2の場合を示した。コイル101.102に高周波
電流の流れる方向を矢印で書いた。第1図の1次コイル
101を例にそれを説明すると、実線矢印115の上部
コイルから点線矢印116の下部コイルの方向に流れ、
磁性薄膜103をループ状に巻き、1次コイル外周部1
7を経て、次の巻きつけ部に入る。それを順次繰り返し
て、他方の端子部へ出る。2次コイル102についても
同様で、実線矢印215は2次コイル上部を電流が流れ
、点線矢印216は2次コイル下部を電流が流れ、ルー
プを形成し2次コイル内周部18を経て、次のループへ
入る。それを順次繰り返して、他方の端子部へ出る構成
である。第2図の長方形の場合も全く同じである。尚、
第1図と第2図における1次コイル101と2次コイル
102を交換してシステムに組み込むことも考えられる
が、本発明はその場合も含んでいる。第3図(a)と(
b)は、第1図と第2図のA−A’線とB−B’線の断
面である。その積層構成は、支持体105.1次コイル
下部106.1次コイル外周部17.2次コイル下部1
07.2次コイル内周部18、絶縁層104を挾んで3
層に積層した磁性薄膜103.2次コイル上部108.
1次コイル上部109、絶縁層104、最上部が保護膜
19である。第3図(a)の実施例では、環状磁性薄膜
103を外周方向に2分割した例であるが、第4図は環
状磁性薄膜103を外周方向に3分割した実施例である
本実施例から特徴を要約すると以下のとおりである。1
次コイル101と2次コイル102を同一層に配置し、
且つ、それぞれのコイル101゜102の各ループの接
続部を磁心の内周部及び外周部に環状に設けると同時に
、磁性薄膜103を外周方向に環状に分割し、上層磁性
薄膜103をその下の磁性薄膜103より幅を狭くし、
更に、最上部に磁性薄膜を保護膜19として設けたこと
である。
本発明は、1次コイル101と2次コイル102の巻き
数比が1:nで、n≧1である。
ここで、nは整数とは限らない。n ” 1.5などの
ように端数のつく場合も含む。例えば、巻き数比1:1
と1=2を交互に繰り返すと、トランス全体として、巻
き数比1 : 1.5を実施できる。即ち、整数比の部
分組合せで、端数のつく比が実施でき、実用上の微妙な
出力調整ができる。
[発明の効果] (1)従来の薄膜トランスは、1次コイルと2次コイル
が磁性薄膜の上下合わせて、4層で構成されているが、
本発明は、それを2層で構成する。
それによって、薄膜トランス全体で積層数が低減でき、
層間の歪みが緩和され、膜の剥離などの問題が発生しな
くなり、作製歩留が大幅に向上すると同時に、作製工数
が削減される効果がある。
(2)1次コイルの高周波電流によって、環状の磁性薄
膜の中心部の方向に渦電流が発生する。
本発明は゛、環状磁性薄膜を外周方向に分割することに
よって、渦電流は流れ難くなり、渦電流損失は減少する
ので、薄膜トランスの高周波数化が実現できる。また、
渦電流損失の減少によって発熱量も小さくできる効果が
ある。
(3)外周方向に複数に分割した環状磁性薄膜を積層す
る際、磁心の最外周部及び最内周部の上部磁性薄膜をそ
の下の磁性薄膜より幅を細くしたので、上部コイルと下
部コイルが緩やかな傾斜で滑らかに接続することができ
る。この方法によって、積層した磁性薄膜の稜線部での
コイルと磁性薄膜の短絡やコイル抵抗の増大や断線など
が解決できる効果がある。
(4)耐酸化、耐蝕性のある軟磁性薄膜を保護膜として
設けることによって、コイルの酸化や絶縁層の吸湿など
の経時変化を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本発明の二つの実施例を示す一部欠載
せる構成図、第3図(a)、(b)は第1図、第2図の
A−A’線、B−B’締締固面図第4図は本発明の他の
実施例を示す断面図、第5図(a)、(b)は従来のト
ロイダル形薄膜トランスの一部欠載せる構成図、第6図
は従来のトロイダル形捲線トランスを示す一部欠載せる
断面図、第7図は従来の磁性薄膜が同一幅で積層した場
合の問題点を説明する断面面である。 101・・・1次コイル、102・・・2次コイル、1
03・・・磁性薄膜、104・・・絶縁層、105・・
・支持体、17・・・1次コイル外周部、18・・・2
次コイル内周部、19・・・保護膜。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 (a)             (b)第5図 第6図     第7図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)環状磁性薄膜よりなる磁心に巻装される1次コイ
    ルと2次コイルの巻き数比が1:n(n≧1)のトロイ
    ダル形薄膜トランスにおいて、1次コイルと2次コイル
    を同一層に設けると共に、上下2層のコイル構造とし、
    且つ、1次コイルの各ループ間の接続部を磁心の外周部
    もしくは内周部に設け、2次コイルの各ループ間の接続
    部を1次コイルとは反対に、磁心の内周部もしくは外周
    部に設け、1次コイルと2次コイルが絶縁層を挾んで、
    重ならないようにコイルを配線することを特徴とするト
    ロイダル形薄膜トランス。
  2. (2)環状磁性薄膜が、外周方向に複数の環状に分割さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のトロイダル形
    薄膜トランス。
  3. (3)複数の環状に分割された磁性薄膜が、絶縁層を挾
    んで積層されると共に、少なくとも磁心の最外周部及び
    最内周部の上部磁性薄膜の幅が、その下の磁性薄膜の幅
    より細く設けられていることを特徴とする請求項2記載
    のトロイダル形薄膜トランス。
  4. (4)トランス全体に軟磁性薄膜の保護膜が設けられて
    いることを特徴とする請求項1、2又は3記載のトロイ
    ダル形薄膜トランス。
JP29387090A 1990-10-31 1990-10-31 トロイダル形薄膜トランス Pending JPH04167407A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5793272A (en) * 1996-08-23 1998-08-11 International Business Machines Corporation Integrated circuit toroidal inductor
JP2009170627A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Ricoh Elemex Corp 非接触授受装置

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US5793272A (en) * 1996-08-23 1998-08-11 International Business Machines Corporation Integrated circuit toroidal inductor
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