JPH04164961A - ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物 - Google Patents

ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物

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JPH04164961A
JPH04164961A JP29103890A JP29103890A JPH04164961A JP H04164961 A JPH04164961 A JP H04164961A JP 29103890 A JP29103890 A JP 29103890A JP 29103890 A JP29103890 A JP 29103890A JP H04164961 A JPH04164961 A JP H04164961A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、機械的強度に優れ、旦つ成形加工時の金型の
腐蝕やその成形品を用いた組立部品の金属部(例えば銀
メツキ端子等)の腐蝕を減じたボッアリーレンサルファ
イド(以下PASと略す)樹脂組成物に関するものであ
る。
「従来の技術」 PAS樹脂は、極めて高度の耐熱性、対薬品性、電気的
性質、耐燃焼性を有し、更に強化充填材等を用いて強化
することにより優れた機械的強度、剛性、寸法安定性を
示すことが知られており、電気・電子部品、自動車部品
さらには機械部品等の各種成形用途に広く用いられてい
る。
しかしながら、PAS樹脂は、高温下及び溶融時におい
て金属腐蝕性ガスを発生するために、成形時に金型や成
形機を腐蝕させたり、成形品を100°C以上、融点未
満でエージング処理する場合において、その成形品を用
いた組立部品の金属部(例えば銀メツキ端子等)を腐蝕
させるもしくはインサート金属部品が腐蝕する等の問題
点が生じている。
例えば、PAS樹脂をリレーベースに使用した場合、リ
レーの銀接点が腐蝕して接点不良が発生したり、またイ
ンサート金属部におけるハンダ接着性が腐蝕により低下
するなどのトラブルが発生している。
すなわち、現在PAS樹脂に由来した金属腐食の問題点
として、PAS樹脂溶融時における金型等の腐蝕と、融
点以下でのエージング時における銀メツキ端子等の腐蝕
との大別して2種類が発生している。
このような問題に関し、従来よりアルカリ金属の水酸化
物または炭酸塩を添加する方法(米国特許401745
0号)や周期律表■、族金属の水酸化物、酸化物、芳香
族カルボン酸塩を添加する方法(特開昭62−1098
50号)等が知られている。
しかしながら、いずれの場合も十分な効果が得られず、
特にPAS樹脂を100°0以上融点未満てエージング
した場合の例えば銀腐蝕防止においては、全く効果がな
いと言ってよい。又いずれも添加物自体が、水溶性であ
る、もしくは水溶性でなくとも吸湿性を有するが故に、
上記のような化合物の添加により耐水性が低下し、さら
にガラス繊維等で強化したような絶縁材料用として用い
られる場合多湿下での絶縁特性を大幅に低下させる原因
となっているのが現状である。
ざらにPAS樹脂に対し、γ−アルミナを添加する方法
(特開昭62−241962号)が知られているが、こ
の方法によると、PAS樹脂溶融時の金型等の腐蝕に対
しては効果が認められ、且つ耐水性及び多湿下での絶縁
特性の低下も見られないものの、融点未満でのエージン
グ時における銀メツキ端子等の腐蝕にたいしては全く効
果が見られず、また多量に添加せる組成物においては強
度の低下がみられる。
またPAS樹脂に対し、一般の酸化亜鉛を添加した電子
部品封入用組成物及びそのカラーシフト防止方法(特開
昭59−181408号)が知られているか、PAS樹
脂に対し一般の酸化亜鉛を添加せる組成物においては、
PAS樹脂溶融時の金型腐蝕及び融点未満エージング時
の銀メツキ端子等の腐食に対し十分な効果が得られぬこ
とに加え、最大の問題点として少量添加組成物において
も大幅に強度が低下する。
「発明が解決しようとする課題」 本発明の目的は、PAS樹脂溶融時における金型等の腐
蝕と、融点以下でのエージング時における銀メツキ端子
等の腐蝕のいずれもが大幅に低減され、且つ優れた耐水
性及び絶縁材料として用いられる場合にも多湿下で良好
な絶縁特性を保持し、その上機械的強度に優れたポリア
リーレンサルファイド樹脂組成物を提供することにある
「課題を解決するための手段」 本発明は、PAS樹脂に対して特定の亜鉛系化合物を添
加することを特徴とするPAS樹脂組成物を提供するも
のである。
すなわち本発明は、PAS樹脂に対して、少なくとも8
0重量%がZnOの化学組成を有し、且つ平均粒径0.
1μm以下(空気透過法)、比表面積30m”/g以上
(BET法)である亜鉛系化合物を添加することを特徴
とするPAS樹脂組成物を提供するものである。
本発明の組成物の最大の特徴は、まず第1にPAS樹脂
溶融時における金型等の腐蝕と、PAS樹脂ならびにそ
の成形品を融点未満でエージングした場合の銀メツキ端
子等の腐蝕のいずれもが大幅に低減されることにある。
従来の方法、例えば周期律表■あ族の水酸化物、炭酸塩
、周期律表■6族の水酸化物、酸化物等の添加は、PA
S樹脂溶融時における金属腐蝕性ガスを減じることを目
的としており、又その効果も十分ではない。
さらに、PAS樹脂ならびにその成形品を融点未満で長
時間加熱エージングした場合の金属(4!に銀)腐蝕性
ガスに対しては、これら従来の方法では全く腐蝕防止効
果がない。
これに対し、本発明において添加せる特定の亜鉛系化合
物は、その固有の性質(化学組成、粒径、比表面積等)
に由来して、PAS樹脂溶融時の金型等の腐蝕防止に加
え、融点未満加熱エージング時の金属(特に銀)腐蝕防
止に対し卓越した効果を有する。
本発明の組成物の第2の特徴は、良好な耐水性及び絶縁
材料として用いられる場合にも優れた絶縁特性を有する
ことにある。
前述のように、周期律表■あ族の水酸化物、炭酸塩は水
に易溶性のものが多く、又周期律表■6族の水酸化物、
酸化物等も吸湿性のものが多い。
これに対し、本発明において添加せる特定の亜鉛系化合
物は、水に対して難溶性であり、吸水性もきわめて低い
従って本発明の組成物は、著しく改良された耐水性を有
し、さらには絶縁材料用として用いられる場合には長期
にわたる多湿下での体積固有抵抗保持能に代表されるよ
うな絶縁特性にきわめて優れるわけである。
本発明の組成物の第3の特徴は、機械的強度に優れるこ
とである。
従来の方法、例えばγ−アルミナを添加する方法では、
溶融時における金型等の腐食を防止することを目的とし
て多量に添加せる場合、引張強度、曲げ強度、衝撃強度
等の低下をきたす。又、例えば一般の酸化亜鉛を添加す
る方法では、極めて少量の添加においてさえも大幅な強
度低下が引き起こされる。
これに対し本発明の組成物では、特定の亜鉛系化合物の
添加による強度の低下が見られない。
本発明に使用するPAS樹脂は モル%以上含むものが好ましく、その量が90モル%未
満ではすくれた特性の組成物は得難い。特に、ポリフェ
ニレンサルファイド(P P S)が好ましく使用され
る。このポリマーの重合方法としては、p−ジクロルベ
ンゼンを硫黄と炭酸ソーダの存在化で重合させる方法、
極性溶媒中で硫化ナトリウムあるいは水硫化ナトリウム
と水酸化ナトリウム存在下で重合させる方法、p−クロ
ルチオフェノールの自己縮合などがあげられるがN−メ
チルピロリドン、ジメチルアセトアミドなどのアミド系
溶媒やスルホラン等のスルホン系溶媒中で硫化ナトリウ
ムとp−ジクロルベンゼンを反応させる方法が適当であ
る。この際に重合度を調節するためにカルボン酸やスル
ホン酸のアルカリ金属塩を添加したり、水酸化アルカリ
を添加することは好ましい方法である。共重合成分とし
て50モル%未満であればメタ結合 ル基、ニトロ基、フェニル基、カルボキシル基、カルボ
ン酸の金属塩基、アルコシ基またはアミン基を表すもの
とする。)を含有することができ、好ましくは40モル
%以下である。また、三官能結合 CH。
などの結合を好ましくは5モル%以下、さらに好ましく
は3モル%以下含むことが出来る。
かかるPAS樹脂は一般的な製造法、例えば(1)ハロ
ゲン置換芳香族化合物と硫化アルカリとの反応(米国特
許第2513188号明細書、特公昭44−27671
号および特公昭45−3368 号参照)  (2)チ
オフェノール類のアルカリ触媒又は銅塩等の共存下にお
ける縮合反応(米国特許第3274165号、英国特許
第1160660号参照)(3)芳香族化合物を塩化硫
黄とのルイス酸触媒共存下に於ける縮合反応(特公昭4
6−27255号、ベルギー特許第29437号参照)
等により合成されるものであり、目的に応じ任意に選択
し得る。
本発明において添加せる特定の亜鉛系化合物とは、少な
くとも80重量%がZn○の化学組成を有し、且つ平均
粒径0,1μm以下(空気透過法)、比表面積30II
12/g以上(BET法)である亜鉛系化合物である。
化学組成におけるZn○の占める重量分率が80重量%
未満である亜鉛系化合物の場合には、金属腐蝕性ガス捕
獲能が低下するため好ましくない。
本発明で用いられる好ましい亜鉛系化合物としてはZn
O重量分率の範囲が85〜95重量%のものである。
また空気透過性測定による平均粒径値が0. 1μmを
越える場合、もしくはBET法測定による比表面積値が
30m”/g未満である場合には、同様に金属腐蝕性ガ
ス捕獲能が低下するため好ましくない。
本発明において添加せる特定の亜鉛系化合物は、例えば
以下の方法等によって製造される。
すなわち20度ボーメの塩化亜鉛溶液に20度ボーメの
ソーダ灰溶液を加え、塩基性炭酸亜鉛を沈澱させ、これ
を水洗、乾燥後600°Cで、「か焼」する。「か焼」
温度が高すぎると粒子が六方晶系に成長し、粒径が大き
くなるため好ましくない。
この方法において、例えば高い「か焼」温度下、完全に
(化学組成で100重量%まで)「か焼」処理すると、
六方晶系を有する一般の酸化亜鉛が生成し、例えば平均
粒径0.5μm程度(空気透過法)、比表面積4〜5m
2/g程度(BET法)の特性を有する化合物となり、
金属腐蝕性ガス捕獲能が低下するのみならず、添加せる
組成物の機械的強度を大幅に低下させるため好ましくな
い。
本発明において添加せる特定の亜鉛系化合物の例として
は、例えば活性亜鉛華、湿式性亜鉛華と通称されている
ものを挙げることができる。本発明における特定の亜鉛
系化合物の添加量は、PAS樹脂100重量部に対し0
.01〜10重量部が好ましく、かかる添加量範囲であ
れば金属腐蝕性ガス低減効果が大きく、又組成物の溶融
流動性も良好で、高い強度を有する。
本発明の組成物には、機械的特性の向上を図る上で各種
の繊維状強化材及び/または粉粒状または板状の無機フ
ィラーを添加することが出来る。
本発明で用いることが8来る繊維状強化材としては、ガ
ラス繊維、炭素繊維、アスベスト繊維、シリカ繊維、シ
リカ・アルミナ繊維、ジルコニア繊維、窒化はう素繊維
、窒化珪素繊維、はう素繊維、チタン酸カリウム繊維、
さらにステンレス、アルミニウム、チタン等の金属の繊
維状物等の無機質繊維状物質等が挙げられる。特に代表
的な繊維状強化剤は、ガラス繊維、または炭素繊維であ
る。なお、アラミド繊維や、ポリアミド、フッ素樹脂、
アクリル樹脂等の高融点有機質繊維状物質も使用するこ
とが出来る。
本発明の組成物に用いることが出来る粉粒状の無機フィ
ラーとしては、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、タルク
、カオリン、クレー、ベントナイト、セリサイト、ゼオ
ライト、ウオラストナイト、PMF、  フェライト、
珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、炭酸カルシウム、
ドロマイト、三酸化アンチモン、酸化チタン、酸化鉄、
黒鉛、二硫化モリブデン、シリカ、石英粉末、ミルドガ
ラス、ガラスピーズ、ガラスバルーン、その他炭化珪素
、窒化珪素、窒化はう素、各種金属粉末等が挙げられる
本発明の組成物に用いることが出来る板状の無機フィラ
ーとしては、マイカ、雲母、ガラスフレーク、各種金属
箔等が挙げられる。
また、本発明の組成物は、本発明の目的を損なわない範
囲で、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、結
晶核剤、着色剤、シランカップリング剤、離型剤等を添
加することに依って制約を受けない。
さらに本発明の組成物には、本発明の目的を損なわない
範囲で熱硬化性樹脂、及び他の熱可塑性樹脂、例えばエ
ポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド、ABS、 
ポリフェニレンエーテル、ポリアミド、ポリカーボネー
ト、ポリサルフォン、ポリエーテルケトンォン、ポリア
リ−レート、ポリアセタール、ポリエーテルケトン、ポ
リエーテルエーテルケトン、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンテレフタレート、液晶ポリマー、ポリ
アミドイミド、ポリエーテルイミド、フッ素樹脂などを
1種類以上ブレンドする事が出来る。
本発明の組成物は、種々の公知の方法で調製することが
出来る。例えば、PAS樹脂と本発明において添加せる
特定の亜鉛系化合物をあらかじめヘンシェルミキサーま
たはタンブラ−等で混合の後、1軸または2軸押出混練
機などに供給して260〜360°Cで溶融混練し、造
粒する事により得ることが出来る。
又、混合に際し必要に応じて他の繊維状強化材、粉粒状
または板状の無機フィラー、各種添加剤を添加してもよ
い。
本発明の組成物は、電気・電子部品、機械部品、自動車
部品などの各種用途に適用されるものであるが、特に絶
縁材料用として用いられる場合には、スイッチ部品、リ
レ一部品、コネクタ等の工業材料として有用である。
「実施例」 以下に実施例を挙げて本発明を更に説明する。
尚、本実施例中に示す各特性の試験値は、下記の方法・
規格によるものである。
く金属腐蝕性〉 ・・・(融点未満加熱エージング時の銀腐蝕性)第1図
に示す如く、120°C/3時間乾燥済みの造粒後ペレ
ット(1)各50gをガラス製耐圧びん(2)に入れ、
その中に銀メツキ板(3)(メツキ厚み=7μm、重さ
:20g)を完全に埋没させて、金属製固定用治具(4
)にて密閉状態とし、180°C下、50時間加熱する
。加熱処理後、銀メツキ板(3)の腐蝕状態を観察する
〈機械的強度〉 造粒したペレットより、3mm厚曲げ試験用試片及び3
mm厚1zod衝撃強度測定用試片を作成し、曲げ強度
(ASTM D−790準拠)及びIzod衝撃強度(
ASTM D−256準拠)を測定した。
く耐湿絶縁特性〉 ・・・(絶縁材料用として用いられた場合の耐水性)造
粒したペレットより1. 6mm厚のASTM D−2
57用円板を成形し、該試片を120°C12kgf/
cm”の条件下で30時間プレッシャークツカー処理し
た後(PCT後)、体積固有抵抗値を測定して初期値と
比較した。
(体積固有抵抗値測定は、ASTM D−257準拠)
参考例 1(PPS樹脂の合成 ) 50QスケールのオートクレーブにN−メチルピロリド
ンをモル比で70、硫化ナトリウム9水塩を0.99.
安息香酸ナトリウムを0.60.水酸化ナトリウムを0
.15のモル比で仕込み(50モルスケール)、窒素気
流中で210°C昇温し脱水率110%まで脱水を行っ
た。
系を160℃まで冷却後、P−ジクロルベンゼンをモル
比10で仕込み封をした後、窒素で内圧を25 kg/
cm”まで加圧した。重合による発熱を考慮しながら、
温度フントロールを行って、270℃まで昇温し 5時
間攪拌下に重合を行った。内圧は、17 kg/cm”
に上昇していた。
次に系を冷却後放圧し、内容物を大量の水中へ注ぎ、フ
レーク状のポリマーを回収した。ポリマーは熱水とアセ
トンによる洗浄を繰り返して、最終的に70%の収率で
白色フレーク状であった。
このPPS樹脂パウダーをリボンプレンダーに投入し、
270℃で空気を吹き込みながら攪拌し、パウダー状態
でPPSを一部架橋せしめて最終的に固有粘度が0.3
になるまで加熱処理した。
実施例1〜6及び比較例1〜6 参考例1で合成したPPS 樹脂を用い、第1表に示す
原料を表中の割合で均一に混合した後、35mmφの二
軸押出機にて320 ”Cで溶融混練しペレットを得た
このペレットを用いて、金属腐蝕性を評価した。
また、このペレットをインラインスクリュー式の射出成
形機を用い、シリンダー温度320 ’C金型温度15
0℃、射出圧力1000 kgf/am’、射出スピー
ド中速にて機械的強度、耐湿絶縁特性評価用各試験片を
成形し、両特性を評価した。この結果を第1表に示す。
「発明の効果」 本発明の組成物は、PAS樹脂溶融時におIする金型等
の腐蝕と、融点以下でのエージング時における銀メツキ
端子等の腐蝕のいずれもが大幅に低減され、且つ優れた
耐水性及び絶縁材料として用いられる場合にも多湿下で
良好な絶縁特性を保持し、その上優れた機械的強度を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例及び比較例の各ペレット状の
組成物についての融点未満加熱エージングの銀腐蝕性を
試験する状態の断面図を示す。 (1)・・・ペレット状の樹脂組成物 (2)・・・ガラス製耐圧びん (3)・・・銀メツキ板 (4)・・・固定用治具

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリアリーレンサルファイド樹脂に対して、少なく
    とも80重量%がZnOの化学組成を有し、且つ平均粒
    径0.1μm以下、比表面積30m^2/g以上である
    亜鉛系化合物を添加することを特徴とするポリアリーレ
    ンサルファイド樹脂組成物。 2、ポリアリーレンサルファイド100重量部に対して
    亜鉛系化合物を0.01〜10重量部添加することを特
    徴とする請求項1記載の樹脂組成物。 3、繊維状強化材を含むことを特徴とする請求項1記載
    の樹脂組成物。 4、粉粒状または板状の無機フィラーを含むことを特徴
    とする請求項1記載の樹脂組成物。 5、粉粒状または板状の無機フィラーを含むことを特徴
    とする請求項1記載の樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5380783A (en) * 1992-09-17 1995-01-10 Kureha Kagaku Kogyo K.K. Poly(arylene sulfide) resin composition
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