JPH04164722A - 粉粒体ワーク連続取出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、セラミック製品の製造ライン等において、セ
ラミック製品の原料となる粉粒体ワークを連続して取り
出す粉粒体ワーク連続取出装置に関する。

（従来の技術） 一般に、セラミックコンデンサやセラミック圧電共振部
品等のセラミック電子部品を構成するセラミック誘電体
やセラミック圧電基板を製造するには、製造するセラミ
ック電子部品に必要な成分を有するセラミック原料を混
合し、水を加えて造粒および乾燥したのち、ミクロンオ
ーダに粉砕した粉体ワークを必要な形に成形、乾燥およ
び焼成することにより製造される。

造粒および乾燥された上記粉粒体ワークは、粉粒体ワー
ク連続取出装置から、次の成形工程に供給される。

従来、上記粉粒体ワーク連続取出装置としては、たとえ
ば第２図に示すようなものが周知である。

上記粉粒体ワーク連続取出装置１は、上下に開口２，３
を有する筒状のワークガイド４の下に、その下端側の開
口３と間隙ｇ、をおいて揺動板５を配置し、この揺動板
５を揺動用リンク６に結合したモータ（図示せず。）に
より、矢印Ａ、、Ａ、で示すように揺動させ、上記ワー
クガイド４の下端と揺動板５との間の間隙ｇ１から、ワ
ークガイド４内に投入された粉粒体ワーク７が取り出さ
れるようＪ二したＷＩＲを有する。上記揺動板５は、下
面側に設けた車輪８により、支持台９上に移動自在に支
持される。

（発明が解決しようとする課題） ところで、上記のような構成を有する粉粒体ワーク連続
取出装置ｌでは、揺動板５が上記１’２図において矢印
Ａ１の向きに移動したときおよび矢印Ａ２の向きに移動
したときに、粉粒体ワーク７が揺動板５の左端および右
端からそれぞれ取り出されるので、間欠取出となるうえ
に、揺動板５を揺動させるための揺動用リンク６等の機
械的な機構を必要とし、構造が複雑で装置が大型化する
という問題があり、製作コストも高いという問題があっ
た。

また、上記従来の粉粒体ワーク連続取出装置ｌでは、揺
動板５の揺動機構のメンテナンスの関係から、粉粒体ワ
ーク７の取出部分を密閉することが困難で、粉粒体７が
環境中に発散し、発塵しやすいという問題もあった。

さらに、上記従来の粉粒体ワーク連続取出装置１では、
ロフト変更時ｌコ粉粒体ワーク７の一部が揺動板５の上
に残ってしまうという問題もあった。

本発明の目的は、構造が簡単で小型であり、粉粒体を連
続的に取り出すことができる密閉構造の粉粒体ワーク連
続取出装置を提供することである。

（課題を解決するだめの手段） このため、本発明は、上下にそれぞれ開口を有して上側
の開口から投入された粉粒体ワークを内部に保持する粉
粒体ワークスト／り筒と、この粉粒体ワークストック筒
の下側の開口の開口端との間に上記粉粒体ワークの安息
角の拡がりを有する間隙をおいて上記粉粒体ワークスト
ック簡に支持されてなる切出プレートと、この切出プレ
ート上に配置され、上記粉粒体７−クストソク簡の下側
の開口から上記粉粒体ワークストック筒の内部に向かっ
て突出するワーク排出テーパガイドと、上記切出プレー
トの下に配置されて上記切出プレートをｉ［統的に振動
させ、上記安息角をくずして粉粒体ワークを上記切出プ
レートの周縁から下に落下させる加振装置と、少なくと
も上記粉粒体ワークストック筒の下端と切出プレートと
の間の上記間隙から下方を覆い、下方から上記粉粒体ワ
ークがとりだされるケースとを備えたことを特徴として
いる。

（作用） 上記加振装置はその上の切出プレートを連続的に振動さ
せる。これにより、切出グレート上の粉粒体ワークも振
動し、粉粒体ワークの切出プレートに対してなす安息角
をくずして、上記切出プレートの周縁からケース内に落
下させる。

（発明の効果） 本発明によれば、加振装置がその上の切出プレートを連
続的ｌこ振動させると、切出プレート上の粉粒体ワーク
も振動し、切出プレートの上に位置している粉粒体ワー
クが加振され、粉粒体ワークは、その切出プレートに対
してなす安息角がくずれるので、切出プレートの周縁か
ら粉粒体が連続的ノこケース内に落下し、粉粒体ワーク
をケースがらＭＲして取り出すことかでさ、また、粉粒
体ワークストック筒の下側の開口から内部に向かってワ
ーク排出テーパガイドが配置されているので、粉粒体ワ
ークは、このワーク排出テーパガイドのガイド面にそっ
て滑り落ち、スト／り鯖にストックされた粉粒体ワーク
は残らす切り出すことができる。

また、本発明によれば、粉粒体ワークストック筒の下端
と切出プレートとの間の間隙から下方がケースｌこより
覆われているので、粉粒体ワークが環境中に飛び出すこ
とがなく、粉粒体ワークによる発塵をおさえることがで
き、しかも、粉粒体ワ−クを切り出すための機構に可動
部分がないので、構造が簡単であり、故障が少なく信頼
性も高くなる。

（実施例） 以下に、添付の図面を参照して本発明の詳細な説明する
。

本発明に係る粉粒体ワーク連続取出装置を第１図に示す
。

上記粉粒体ワーク連続取出装置１１は、内部に粉粒体ワ
ーク７をストックするための粉粒体ワークストック筒１
２、この粉粒体ワークストック筒１２の下側にて上記粉
粒体ワークストック筒１２内の粉粒体ワーク７を支持す
る切出プレート１３、粉粒体ワークストック筒１２内の
粉粒体ワーク７を粉粒体ワークストック筒１２の下端と
切出プレート１３との間に形成された間隙８２部分に案
内するワーク排出テーパガイド１４、上記切出プレート
１３を振動させる加振装置としてのエアバイブレータ１
５およびケース１６を備える。

上記粉粒体ワークストック筒１２は、上下にそれぞれ開
口１７．１８を有する筒形状を有し、その上端部分に外
嵌して固定されたフランジ状の支持部材１９により、上
記ケース１６の上端にて支持される。上記粉粒体ワーク
ストック筒１２の上側には、上方に拡開するホッパ部２
１を備える。

一方、上記切出プレート１３は、その支持板２２．２２
．・・・により、上記粉粒体ワークストック箇１２の下
側の開口端との間に上記間隙ｇ、をおいて、次のように
支持される。

すなわち、上記切出プレート１３の各支持板２２は、上
記粉粒体ワークストック筒１２の外周から、たとえば９
０度の角度間隔をおいて径方向外向きに突出させた支持
片２３に、支持ポルト２４とナツト２５により結合され
て支持される。

上記粉粒体ワークストック筒１２の下側の開口端と切出
プレー［３との間の間隙ｇ、の大きさ、および切出プレ
ート１３の外径寸法は、粉粒体ワーク７が上記間隙ｇ２
にて切出プレート１３に対して形成する安息角θにより
決定される。

上記切出プレート１３の上には、ワーク排出テーパガイ
ド１４が固定され、ワーク排出テーパガイド１４は、粉
粒体ワークストック筒１２の下側の開口１８の内部に向
かって突出する。

上記エアバイブレータ１５は、切出プレート１３の下に
配置されて上記切出プレート１３を連続的に振動させ、
上記粉粒体ワークストック筒１２の下側の開口１８から
切出プレート１３に達した粉粒体ワーク７を切出プレー
ト１３に対してなす安息角θをくずして上記切出プレー
ト１３の周縁から下に落下させる。上記エアバイブレー
タ１５の圧縮エア供給口２６には、ケース１６に設けら
れたブッンング２７を通して、圧縮エア供給バイブ２８
が接続される。同様に、圧縮エア排出口２９１こは、ケ
ース１６に設けられたブッンング３１を通して、上記エ
アバイブレータ１５を振動させた圧縮エアを排気として
排出する排気パイプ３２が接続される。

上記ケース１６は支持ベース３３に支持される。

そして、上記ケース１６の上に固定された支持部材１９
とともに、上記粉粒体ワークストック筒１２の外側で、
上記粉粒体ワークストック筒１２の下端部と切出プレー
ト１３との間の間隙ｇ２、切出プレート１３の外周部、
エアバイブレータ１５の外周部を覆う。

このような構成であれば、上記粉粒体ワークストック筒
１２の上部に配置されたホッパ部２１から、上記粉粒体
ワークストック筒１２内Ｉこ投入された粉粒体ワーク７
は、切出プレー［３によってせさ止められる。

しかし、上記切出プレート１３はニアバイブレータ１５
により加振されているので、上記粉粒体ワーク７は、切
出プレート１３上で安息角θがくずれて、上記ワーク排
出テーバガイド１４のテーパガイド面１４ａに案内され
つつ粉粒体ワークストック筒１２の下端と切出プレー［
３との間の間隙ｇ２に移動し、この間隙ｇ２からケース
１６内に落下し、ケース１６の下部より次の工程へ切り
出される。この切出量は、エアバイブレータ１５への供
給エア圧力を、図示しないエアレギュレータで調整する
等により、制御することができる。

上記実施例において、粉粒体ワークストック筒１２の内
径が１０５ｃｍ−で、切出プレート１３の外径が１４０
ｃＨ１で、上記間隙ｇ＊−１２ｍ＋ｍであり、エアバイ
ブレータ１５のエア圧力が１．０Ｋｇ／ｃ１１２の条件
で、径が１ないし１０ｍｍの粉粒体ワーク７を、１分あ
たり２リツトルで切り出すことができた。

【図面の簡単な説明】

策１図は本発明に係る粉粒体ワーク連続取出装置の一実
ｍａの断面図、 第２図は従来の粉粒体ワークの取出装置の説明図である
。 ７・・・粉粒体ワーク。 １１・・・粉粒体ワーク連続取出装置。 １２・・・粉粒体ワークストック筒。 Ｉ３・・・切出プレート。 １４・・・ワークｗＰ出テーパガイド。 １４ａ・・・テーバガイド面。 １５・・・エアバイブレータ。 １６・・・ケースｌ　７，１８・・・開口。 ２６・・・圧縮エア供給口。 ２９・・・圧縮エア排出口。 特　許　出　願　人　　株式会社村田製作所代　理　人
　弁理士　　青　山　葆はか１名第１図 第２ｙＪ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）上下にそれぞれ開口を有して上側の開口から投入
   された粉粒体ワークを内部に保持する粉粒体ワークスト
   ック筒と、この粉粒体ワークストック筒の下側の開口の
   開口端との間に上記粉粒体ワークの安息角以上の拡がり
   を有する間隙をおいて上記粉粒体ワークストック筒に支
   持されてなる切出プレートと、この切出プレート上に配
   置され、上記粉粒体ワークストック筒の下側の開口から
   上記粉粒体ワークストック筒の内部に向かって突出する
   ワーク排出テーパガイドと、上記切出プレートの下に配
   置されて上記切出プレートを連続的に振動させ、上記安
   息角をくずして粉粒体ワークを切出プレートの周縁から
   下に落下させる加振装置と、少なくとも上記粉粒体ワー
   クストック筒の下端と切出プレートとの間の上記間隙か
   ら下方を覆い、下方から上記粉粒体ワークがとりだされ
   るケースとを備えたことを特徴とする粉粒体ワーク連続
   取出装置。