JPH04164622A - 射出成形機の加熱シリンダの温度制御方法 - Google Patents

射出成形機の加熱シリンダの温度制御方法

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JPH04164622A
JPH04164622A JP29336890A JP29336890A JPH04164622A JP H04164622 A JPH04164622 A JP H04164622A JP 29336890 A JP29336890 A JP 29336890A JP 29336890 A JP29336890 A JP 29336890A JP H04164622 A JPH04164622 A JP H04164622A
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は射出成形における加熱シリンダの温度管理の改
良に関する。
(従来技術とその問題点) 射出成形機による射出成形の途中で何らかの異常か発生
すると射出成形機の自己診断機能か働いて加熱シリンダ
1のヒータ回路を強制的にオフにして修理作業を行うよ
うになっていた。ところが、ポリエチレン樹脂、ポリオ
レフィン系樹脂、ポリプロピレンなと金属と密着性に優
れた樹脂は、加熱シリンダ1の内壁に薄い樹脂皮1[1
2aを残したまま熱収縮し、樹脂皮膜2aと熱収縮した
樹脂塊2bとの間に隙間tか発生する事になる。特に、
作業中断時ホッパからの樹脂供給かストップして加熱シ
リンダ1の後部並びに後々部ではスクリュー溝4a内に
樹脂かなく、加熱シリンダ1の内壁やスクリュー4の表
面に樹脂皮膜2aが付着する傾向が強い。
そして修理終了により作業を再開するために加熱シリン
ダ1を加熱するとこの樹脂皮膜2aが加熱シリンダ1の
過剰昇温よって焼は焦げ、スクリュー4の樹脂混練によ
り剥離して熔融樹脂に混入し、作業再開後のある時間黒
点となって現れ、不良成形品が多くなるという問題点か
あった。
又、この点は1日の作業か終了し、翌日作業を再開する
場合でも同様の現象か見られる。即ち、1日の作業を終
了するために何回も空打ちして加熱シリンダ1内の樹脂
2bを出したとしても固化した樹脂皮111!2aは加
熱シリンダ1の内周面や、スクリュー4の表面に付着し
て残留し、翌日作業を再開する時にこの樹脂皮膜2aか
加熱シリンダ1の昇温よって焼は焦げ、スクリュー4の
樹脂混練により剥離して熔融樹脂に混入し、やはり作業
再開後のある時間黒点となって現れる。(尚、図中の皮
膜2aの厚みは作図上着干誇張されており、実際はもっ
と薄いものである。) また、異常停止や1日の作業終了時にはヒータの通電を
停止してしまうため、加熱シリンダ1は常温に戻ってし
まい、再度設定温度まで昇温させるにはある程度長い時
間を要し、作業再開が遅れるという間拙もある。
(発明の目的) 本発明はかかる従来例の欠点に鑑みてなされたもので、
その目的とする所は射出成形作業の中断後、作業再開時
に樹脂皮膜の焼は焦げが発生せず、かつ、加熱シリンダ
の設定温度への温度上昇を短時間に行えて作業再開を極
めて迅速に行うことが出来る射出成形機の加熱シリンダ
の温度制御方法を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明方法は、前記問題点を解決するために、■金属と
密着性に優れた樹脂2の射出成形において、 ■射出成形工程か異常発生による中断又は作業か完了し
た後、次の射出成形作業再開までの期間中、加熱シリン
ダ1の温度を加熱シリンダ1内部の樹脂2か熔融温度と
樹脂の軟化温度の間の温度に保持しておく。
という技術的手段を採用している。
(作  用) 本発明は上記のように、成形途中で異常か発生した場合
、修理のために射出作業を一時中断することになるが、
加熱シリンダ1内の樹脂2の熔融点と軟化点の間に保持
しておくことにより、加熱シリンダ1の内周面に付着し
ている樹脂皮M2aと内部の半熔融状態の樹脂塊2bと
の間に隙間tが発生せず、加熱シリンダ1からの熱が樹
脂皮膜2aを通して樹脂塊2bに連続的に移動し、修理
完了後の射出作業再開時の加熱シリンダ1の加熱時の過
剰昇温にても樹脂皮M2aだけが過熱されて焼は焦げる
というような事がな(、作業再開の最初から従来のよう
な焦点の泡入は見られない。
又、加熱シリンダ1は従来のように室温まで下がってお
らず、熔融点と軟化点の間の温度に保持されているため
に設定温度までの昇温は短時間に達成することか出来て
作業再開を短時間に行うことが出来る。
(実 施 例) 以下、本発明を図示実施例に従って詳述する。
第1図は射出成形機の加熱シリンダ1の温度制御機構の
ブロック回路図で、本実施例では加熱ヒータ■1〜■5
は5ゾーンに分かれており、第1ゾーンは射出ノズル部
1 a−、第2ゾーンは加熱シリンダ1の前部、第3ゾ
ーンは中央部、第4ゾーンは後部、第5ゾーンは後々部
である。加熱ヒータ■1〜■5は、本実施例ではバンド
ヒータが使用されている。第1ゾーンの温度検出センサ
Tc1は第1ヒータH4に隣接した後部に、第2ゾーン
の温度検出センサTc2は第2ヒータH2の前半部分H
2aと後半部分112bの間に、第3ゾーンのmlf検
出センサTc3は第3ヒータ■3の前半部分H3aと後
半部分H3bの間に、第4ゾーンの温度検出センサTc
、は第4ヒータ■4の前半部分H4aと後半部分H,b
とに、第5ゾーンの温度検出センサTc6は第5ヒータ
■5の前半部分H6,aと後半部分B5bにの間にそれ
ぞれ設置されている。これら温度検出センサTc、−T
e3は温度制御回路6に接続されている。又、第1ゾー
ンの第1ヒータH1には第1スイツチS11が、第2ゾ
ーンの第2ヒータ■2の前半部分B2aと後半部分11
2bには第2スイツチS12が、第3ゾーンの第3ヒー
タ113の前半部分■3aと後半部分ugbには第3ス
イッチSt、か、第4ゾーンの第4ヒータ■4の前半部
分H4aと後半部分H,bには第4スイツチSt<が、
第5ゾーンの第5ヒータH5の前半部分H6aと後半部
分115bには第5スイツチSW5がそれぞれ設置され
ており、出力回路7に接続されており、前記温度制御回
路6と共にマイコン制御盤の中の中央演算装置であるM
PU8に接続されている。又、MPU8には各ヒータ■
1〜H5の設定温度を人力するためのキーボード9やヒ
−タI1.〜■、の温度制御状態を表示するためのCR
TIO等必要機器か接続されている。
本発明に適用の樹脂は、比熱の大きい結晶性樹脂であっ
て金属との密着性の良いものであり、例えば、ポリエチ
レン樹脂、ポリオレフイノ系樹脂、ポリプロピレンなど
かある。
而して、ホッパ3内に収納された樹脂ペレット2”を加
熱シリンダ1の後々部に供給すると共に加熱シリンダ1
の各ゾーンのヒータ■1〜■5に通電して加熱シリンダ
1を加熱し、ホッパ3から供給された樹脂ベレット2゛
を加熱しつつ加熱シリンダ1の前方へスクリュー4にて
熔融混練しつつ送り出す。スクリュー4は樹脂2を前方
に送り出すにつれて次第に後追する。十分に熔融混練さ
れた樹脂2は加熱シリンダ1の先端部分に蓄えられ、所
定量となった処でスクリュー4か前進し、金型11内に
樹脂2を射出する。
ここで、加熱ヒータ■1〜■5の設定温度は、樹脂2の
種類によって決まるものであるか、温度設定例の1つを
示すと、第1ヒータ■1ては230℃、第2ヒータ■2
ては220℃、第3ヒータH5では210℃、第4ヒー
タH4ては200℃、第5ヒータ■5では190℃  
゛である。この設定温度はキーボード9からMPL+8
に入力される。MPU8は温度制御回路6を介して取り
込まれた温度検出センサTc、〜Tc6からの検出信号
によって温度制御用のスイ・7チSW、〜SWSを制御
し、各ヒータ■1〜H5か所定の温度となるように制御
する。温度制御は通常PID制御方式か採用される。第
5図は温度制御を示すグラフで、前記成形温度を中心と
しである一定の幅て各ヒータH1〜H6が温度制御され
ている。
成形途中で異常か発生した場合は、修理のために射出作
業を一時中断しなければならないが、この時、従来は各
ヒータ■1〜■5の通電を停止し、加熱シリンダ1の温
度を室温まで下げてしまっていたか、本発明方法では、
加熱シリンダ1内の樹脂2の熔融点と軟化点の間に保持
しておき、この状態で修理を終える。通常、この保温温
度は成形温度から50℃程廣低い温度が選ばれる。各ゾ
ーンが前記温度の場合、保温温度は例えば、第1ヒータ
■1では180℃、第2ヒータ■2では170℃、第3
ヒータ■3ては160°C1第4ヒータ■4では150
℃、第5ヒータ■、では140℃に保持される。この保
温温度の部間中でもPID制御による温度制御かなされ
る。
修理か完了すると射出作業を再開するために各ヒータH
1〜H5を成形温度迄再湿させる事になるか、加熱シリ
ンダ1内の樹脂2は従来のように室温まで下かっておら
ず、熔融点と軟化点の間の温度に保持されているために
加熱シリンダ1の内周面に付着している樹脂皮膜2aと
内部の半熔融状態の樹脂塊2bとの間に隙間tが発生せ
ず、加熱シリンダ1からの熱か樹脂皮膜2aを通して樹
脂塊2bに連続的に移動し、従来のように樹脂塊2bか
ら離れてい樹脂皮1112aだけが過熱されて焼は焦げ
るというような事がなく、薄い樹脂皮膜2aと樹脂塊2
bとが一体となって円滑に加熱されて再熔融する。尚、
前記焼は焦げ発生の原因としては、第5図に示すように
修理完了後の再昇温時に設定温間より高い温度Tmに行
き過ぎ、この時に前記の樹脂皮膜2aの焼は焦げか発生
するのであるが、本発明方法では樹脂塊2b側への温度
の伝達かスムーズに行くため加熱シリンダ1に付着して
いる樹脂皮膜2aの焼は焦げは発生しない。
設定温度への昇温か完了するとスクリュー4による熔融
混線か行われ、射出作業が再開される。
又、1日の作業が終了した場合でも同様の操作により、
翌日の作業再開まで加熱シリンダ1が保温温度に保たれ
る。
第3図は上記作業工程のフローチャートで、第4図に示
すCRTIOの表示画面により保温制御か通常制御かを
選択する。通常は通常制御が選択される。射出成形機の
射出作業に異常が発生しない場合は設定温度にてPID
制御による温度制御が継続される。ところが射出作業に
異常が発生した場合には樹脂に対応した保温温度を読み
出し、PID制御によって保温温度に保持する。異常が
解消すると設定温度による温度制御に切り替わり、以後
設定温度における温度制御がなされる。一方、異常が解
消されない場合は「樹脂に対応した保温温度の読み出し
工程Jに戻る。このようにして温度制御がなされる。
(効  果) 本発明方法は、蒸上に述べたように、金属と密着性に優
れた樹脂の射出成形において、射出成形工程が異常発生
による中断又は作業か完了した後、次の射出成形作業再
開までの期間中、加熱シリンダの温度を加熱シリンダ内
部の樹脂か熔融温度と樹脂の軟化温度の間の温度に保持
しておくものであるから、成形途中で異常が発生した場
合の作業中断後の作業再開時、又は、1日の作業終了後
、翌日の作業再開時に作業再開の最初から従来のような
黒点の混入が発生しないという利点があり、又、加熱シ
リンダが従来のように室温まで下がっていないために、
設定温度までの昇温は短時間に達成することが出来て作
業再開を短時間に行うことが出来るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図・・・本発明方法を適用した射出成形機の加熱シ
リンダ部分の部分正断面図 第2図・・・本発明方法のブロック回路図箇3図・・・
本発明方法のフローチャート第4図・・本発明で使用し
たCRTの表示画面の1例の正面図 第5図・・・本発明の温度制御状態を示すグラフ第6図
−・・従来の温度制御方法による加熱ンリンダの内部状
態を示す断面図 1・・・加熱シリンダ  1a・・・射出ノズル部2・
・・樹脂      2′・・・樹脂ベレット2a・・
・樹脂皮膜    2b・・・樹脂塊3・・・ホッパ 
    4・・・スクリュー4a・・スクリュー溝  
6・・・温度制御回路7・・・出力回路    8・・
・MPLI9・・・キーボード   10・・・CRT
ll・・・金型 特許出願人 東洋機械金属株式会社 じ一ヨく 1  2a   2b

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属と密着性に優れた樹脂の射出成形において、
    射出成形工程が異常発生による中断又は作業が完了した
    後、次の射出成形作業再開までの期間中、加熱シリンダ
    の温度を加熱シリンダ内部の樹脂が熔融温度と樹脂の軟
    化温度の間の温度に保持しておくことを特徴とする射出
    成形機の加熱シリンダの温度制御方法。
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