JPH04163979A - コンポジットスラブレーザ媒体及びレーザ装置 - Google Patents

コンポジットスラブレーザ媒体及びレーザ装置

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JPH04163979A
JPH04163979A JP29106690A JP29106690A JPH04163979A JP H04163979 A JPH04163979 A JP H04163979A JP 29106690 A JP29106690 A JP 29106690A JP 29106690 A JP29106690 A JP 29106690A JP H04163979 A JPH04163979 A JP H04163979A
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JP
Japan
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laser
laser medium
thickness
composite slab
doped layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP29106690A
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English (en)
Inventor
Takayasu Mochizuki
孝晏 望月
Hidemi Tajima
田島 英身
Mitsuhisa Moriyama
森山 光久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ドープ層の厚さを最適にして良質のレーザ光
を高効率で得ることを可能にしたコンポジットスラブレ
ーザ媒体及び該レーザ媒体を用いたレーザ装置に関する
[従来の技術] 従来より、レーザ活性イオンドープ層の間に、非ドープ
層を挾み込んだ構造をなすコンポジットスラブレーザ媒
体は知られている(例えば、J。
L、Emmett、W、F、Krupke  and 
 W、 R,5ooy、  ”The Potenti
al of high−Average−Power 
5olid 5tate La5ers”、LLNL、
 UCRL −53571、distribution
 category UC−21,22参照)。
この、コンポジットスラブレーザ媒体は、厚みを極めて
薄くしたドープ層のみからなるモノリシックスラブレー
ザ媒体と同等の低い熱蓄積性と、厚いモノリシックスラ
ブレーザ媒体と同等の高い機械的剛性とを合せ持つこと
から、種々の分野での応用が期待されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、このコンポジットスラブレーザ媒体の特徴を
十分生かすためには、例えば、ドープ層の組成を適切な
ものにするとともに、レーザ媒体の幅(W>や全体の厚
さ(T)に対するドープ層の厚さ(1)等の関係を最適
なものに設定する必要がある。モノリシックスラブレー
ザ媒体の場合には比較的研究が進んでおり、また、構成
も単純であることから、このような点についての最適条
件も比較的解明されている。
ところが、コンポジットスラブレーザ媒体の場合には、
モノリシックスラブレーザ媒体の場合と条件が大きく異
なるため、モノリシックスラブレーザ媒体の手法をその
まま適用できず、最適条件はもとより、最適条件を見つ
けるための手法すら解明されていない。すなわち、例え
ば、実質的なドープ層の長さ(ビーム方向の長さ;L)
、幅(W>厚さ(1)及びイオンドープ量等をモノリシ
ックスラブレーザ媒体と同じにしても、モノリシックス
ラブレーザ媒体に比べ、ビームの光路のうちドープ層(
利得の得られる部分)の中を通る長さであるゲイン長が
短くなり、利得が減少する。
また、熱蓄積または機械的剛性と利得とは、定量的比較
または関係材ばか困難である。
本発明は、上述の背景のもとでなされたものであり、ド
ープ層の厚さを最適にすることによって良質のレーザ光
を高効率で得ることを可能にしたコンポジットスラブレ
ーザ媒体及び該レーザ媒体を用いたレーザ装置を提供す
ることを目的としたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、以下の各構成とすることにより、上述の課題
を解決している。
(1)実質的にレーザ活性物質を含まない非ドープ層の
両側に、該非ドープ層を挟むようにしてレーザ活性物質
を含むドープ層を形成し、これらドープ層が外部と接す
る2つの面を互いに平行な面にし、これら2つの面を反
射面としてこれら反射面で交互に反射を繰り返し、内部
でジグザグ状の光路を形成して進行するレーザ光を外部
に取り出すことにより、レーザ発振または光増幅を行う
コンポジットスラブレーザ媒体において、 前記ドープ層(片側)の厚さをt、 このレーザ媒体の利得をgとそれぞれし、前記ドープ層
の厚さtを横軸に取り、レーザ媒体の利得gを縦軸にと
ったときに得られる両者の関係を示す曲線F(t)上で
、 利得g及び厚さtが実質的にゼロを示す点からtが増大
するつれてgが急激に増大する領域の一部を直線近似し
たときに得られる直線S1が前記曲線F(t)からずれ
始めるずれ開始点p1におけるtの座標をtlとし、 また、前記曲線F(t)上においてtをtlより増大し
ていったときにtの増大に対して利得gの増大度合が次
第に減少して略一定になるが、この略一定となった領域
の一部を直線近似したときに得られる直線S2が前記曲
線F(t)と略一致し始める一致開始点p2におけるt
の座標をt2としたとき、 前記ドープ層の厚さtの値を、ほぼ、 t1≦t≦t2 の範囲になるように、選定することを特徴とした構成。
(2)請求項(1)に記載のコンポジットスラブレーザ
媒体において、 ドープ層としてNdイオンを6wt%ドープしたレーザ
ガラスを用い、 ドープ層の厚さtを、 0.8mm≦t≦2. 1mm としたことを特徴とする構成。
(3)レーザ媒体と、 このレーザ媒体を励起する励起光源と、前記レーザ媒体
と光軸を共通にして該レーザ媒体の両側に配置されるレ
ーザ共振用ミラーとを有するレーザ装置であって、 前記レーザ媒体として、請求項(1)または(2)のい
ずれかに記載のコンポジットスラブレーザ媒体を用いた
ことを特徴とする構成。
[作用] 前記構成(1)によれば、ドープ層の厚さtを、t1≦
t≦t2とすることにより、歪みの少ない良質のレーザ
光を効率良く取り出すことができるコンポジットスラブ
レーザ媒体を得ることができる。また、構成(2)によ
れば、波長1.06μmで特性のすぐれたレーザ光を極
めて効率良く取り出すことができるコンポジットスラブ
レーザ媒体が得られる。さらに、構成(3)によれば、
歪みの少ない良質なレーザ光を高効率で発振できるレー
ザ装置が得られる。
以下に、第2図ないし第4図を参照にしながらその作用
を詳細に説明する。
まず、ロッドタイプのレーザ媒体に対して、ジグザグパ
ススラブレーザ媒体が提案された最も大きな理由は、ジ
グザグパスによる熱レンズ効果、熱複屈折の相殺であっ
た。すなわち、原理的には、幅及び長さが無限大のジグ
ザグパススラブレーザ媒体は、厚み方向のビーム歪み(
distorti on)を持たない。しかし、実際の
スラブでは、幅も長さも有限であるから、それらによる
ビーム歪みが現れる。入・出力面近傍の励起部と非励起
部の境界面及び幅方向のカット面(以下スラブサイドと
呼ぶ)の近傍の熱源のあるところでは、厚み方向に応力
(張力)が発生している。
ビーム歪みを、p偏光の入力波をレーザ媒体に通したと
きに出てくるS偏光の出力波のエネルギに対する割合で
あるディポーラリゼイションで観測すると、幅W、厚さ
T、のモノリシックスラブレーザ媒体の横断面における
その発生領域は、おおよそ第2図斜線部のようになる。
一方、ドープ層(片側)の厚さtのコンポジットスラブ
の場合、ノンドープ層には熱源はなく、温度が一定で、
厚さ方向に自由境界なので、厚さ方向の応力は発生しな
い。従って、ノンドープ層のサイドからディボラリゼイ
ションの発生している領域は、幅W、厚さTのスラブ横
断面において、第3図斜線部のようになる。
第3図かられかるように、コンポジットスラブはそのド
ープ厚さが薄いほどよりビームクォリティーが向上する
が、同じ外形寸法、同じドープ量では、モノリシックス
ラブよりもドープイオン数が少なく、また、ゲイン長も
短くなるために、シングルパスゲインが減少する。しか
し、(小信号)利得は、ドープ層厚さtが減少しても単
純に指数−αを 関数1−e   (αは正の定数)に従って減少するの
ではなく、tが小さくなると励起光がコンポジットスラ
ブを透過する割合が増え、その透過光がリフレクタによ
り反射され、再びコンポジットスラブを励起する現象が
起こる。
そのために(小信号)利得のドープ層厚さtに対する変
化は、第4図の実線で示される曲線F(1)で表される
。第4図において、縦軸は小信号利得g、横軸はドープ
層の厚さtである。第4図から明らかなように、曲線F
(t)は、利得g及び厚さtが実質的にゼロを示す点か
らtが増大するつれてgが急激に増大した後、gの増加
度合いが次第に減少し、ある地点からgの増加度合いが
ほぼ一定になる。この場合、利得g及び厚さtが実質的
にゼロを示す点からtが増大するつれてgが急激に増大
する領域と、gの増加度合いがほぼ一定になる領域とは
略直線近似できる。この直線近似した直線をそれぞれS
l及びS2とし、直線S1が前記曲線F(t)からずれ
始めるずれ開始点をpt−直線S2が前記曲線F(t)
と略−致し始める一致開始点をp2とする。また、これ
ら点p1. p2のtの座標値をそれぞれtl、t2と
する。そうすると、tをtlより小に設定すると、急激
に利得gが減少し、一方、tをt2より大に設定した場
合には、利得の増大が極めて緩やかである。すなわち、
tをt≦t1の領域に設定すると、ドープ層の厚さを薄
くできるプラスの効果(歪みを小さくできる効果)に比
較して、利得gが減少するマイナスの効果の方が著しく
大きくなり、一方、tをt≧t2の領域に設定すると、
利得gを増大できるプラスの効果に比較して、ドープ層
の厚さが厚くなるマイナスの効果(歪みが大きくなる効
果)が著しく大きくなり、いずれも、良質でより大きい
出力のレーザ光を得る目的から好ましくないことがわか
る。以上の結果から明らかなように、ドープ層の厚さt
の値を、ほぼ、t1≦t≦t2 の範囲になるように選定すれば、線質及びレーザパワー
共にすぐれたレーザ光が得られることがわかる。
また、構成(1)を、ドープ層としてNdイオンをドー
プしたレーザガラスを用いる場合に適用した場合には、
Ndイオンのドープ址を6wt%とし、ドープ層の厚さ
tを、 0.8mm≦t≦2.1rrtm とすることにより波長1,06μmで歪みのない良質の
レーザ光を高効率得られることが実験的に確認できた。
[実施例] 第土犬施剖 第1図は本発明の第1実施例にかかるコンポジットスラ
ブレーザ媒体の斜視図、第5図は第1図に示されるコン
ポジットスラブレーザ媒体の側面図、第6図は第1図に
示されるコンポジットスラブレーザ媒体を用いたレーザ
装置の部分斜視図である。以下これらの図面を参照しな
から一実施例を詳述する。なお、この実施例はドープ層
としてNdイオンをドープしなレーザガラスを用いて波
長1.06μmのレーザ光を発振できるコンポジットス
ラブレーザ媒体及びそのレーザ媒体を用いたレーザ装置
を得る例である。
これらの図面において、符号30はコンポジットスラブ
レーザ媒体、符号31A及び31Bはドープ層、符号3
2は非ドープ層、符号33A及び33Bは全反射面(励
起冷却面)、符号34A及び34Bは入出射端面、符号
52A及び52Bはスラブサイド、符号53A及び53
Bはスラブエンド、符号54A及び54Bは励起光源、
符号55はリフレクタである。
このコンポジットスラブレーザ媒体30は、レーザ活性
物質を含まない非ドープ層32の両側に、該非ドープ層
32を挟むようにしてレーザ活性物質を含むドープ層3
1A、31Bを形成し、これらドープ層31A、31B
が外部と接する2つの面を互いに平行な面にし、これら
2つの面を全反射面33A、33Bとするとともに、長
手方向(ビームの進行方向)の両端面が互いに平行にな
り、かつ、全反射面33A、33Bと所定の角度をなす
ようにして入出射端面34A、34Bとしたものである
。端面34Aから入射したレーザ光は、全反射面33A
、33Bの間で複数回反射を繰り返した後、他端面34
Bから出射される。なお、ビーム(内部光学路)の全反
射面33A、33Bに対する角度をθとすると、 θ=23.8°±2− である。
また、第6図に示されるレーザ装置は、コンポジットス
ラブレーザ媒体30の全反射面33A。
33Bにそれぞれ対向するように励起光源54A。
54Bを配置し、これらをリフレクタ55で囲むように
して、励起光源54A、54Bから放射された光を集光
してコンポジットスラブレーザ媒体30を励起するよう
にしたものである。なお、このコンポジットスラブレー
ザ媒体30の入出射端面34A、34Bの近傍にはレー
ザ共振用ミラーが配置されているが第6図では省略しで
ある。
さて、本実施例では、コンポジットスラブレーザ媒体3
0の外形寸法を、 幅W=20±0.5mm、 厚みT=8±0.1mm、 全長L=84.6±0.1mm としたので、ドープ層(31A、31B)の厚みとして
、 t=1.0±0.1mm を選定した。なお、この場合、Ndドープガラスとして
はレーザガラスLHG5 (HOYA株式会社の商品名
)を用いた。また、非ドープ層32として、熱膨張率が
ドープ層31A、31Bと同じガラスを用い、非ドープ
層をドープ層で挾み込み、熱融着させた。
以下、本実施例の設計法を詳述する。
第6図に示されるレーザ装置の励起光源54A。
54B及びリフレクタ55を用いたとき、Ndドープ量
をパラメータとして、全厚みT、ドープ層(片側)の厚
みがtのコンポジットスラブレーザ媒体の(小信号)利
得gの厚みtに対する変化を示したのが第7図である。
なお、第7図において縦軸が小信号利得g、横軸がドー
プ層厚さt(単位;mm)である。
第7図から、6wt%が最適ドープ量であることがわか
る。そこで、ドープ層31A、31Bのドープ量を6w
t%とする。
次に、上述の外形寸法で、ドープ層31A、31Bのド
ープ量を6wt%とし、ドープ層厚さt−〇から該厚さ
tを増大させていった場合の小信号利得gを求める。第
8図は、こうして求めたgとtの関係を示す図である。
第8図において、縦軸が小信号利得g、横軸がドープ層
厚さt(単位;mm)である。この実施例では直線S1
と82との交点pOのtの座標値tO=0.95の極近
傍のtの値t=1.0を採用した。
この実施例によれば、上述の外形寸法を有するコンポジ
ットスラブレーザ媒体から歪みの少ないレーザ光を最も
効率よく取り出すことができる。
なお、上述の一実施例においては、実用的には、gの値
が、直線S1と82との交点pOにおけるgの値goを
中心にして±10%の範囲内にある値をとるようにtの
値を設定すればよいことが確認されている。この場合の
tの値は、0.8mm〜2.1mmであり、全体の厚さ
Tの10%〜27%である。
[効果] 以上説明したように、本発明は、 コンポジットスラブレーザ媒体において、ドープ層(片
側)の厚さtを横軸にレーザ媒体の利得をgを縦軸にそ
れぞれとったときに得られる両者の関係を示す曲線F(
t)上において、利得g及び厚さtが実質的にゼロを示
す点からtが増大するつれてgが急激に増大する領域の
一部を直線近似したときに得られる直線が前記曲線F(
t)からずれ始めるずれ開始点におけるtの座標をtl
とし、 また、前記曲線F(t)上においてtをtlより増大し
ていったときにtの増大に対して利得gの増大度合が略
一定となった領域の一部を直線近似したときに得られる
直線が前記曲線F(t)と略一致し始める一致開始点に
おけるtの座標をt2としたとき、 前記ドープ層の厚さtの値を、ほぼ、 t1≦t≦t2 となるように選定したもので、これにより、歪みの少な
い良質のレーザ光を高効率で得ることを可能にしたコン
ポジットスラブレーザ媒体を得ていると共に、このスラ
ブレーザ媒体を用いることにより、歪みの少ない良質の
レーザ光を高効率で発振できるレーザ装置を得ているも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるコンポジットスラブ
レーザ媒体の斜視図、第2図はモノリシックスラブの横
断面におけるデイポーラリゼーション発生領域〈斜線部
)を示す図、第3図はコンポジットスラブの横断面にお
けるデイボーラリゼーション発生の領域(斜線部)を示
す図、第4図は小信号利得とドープ層の厚さとの関係を
示す図、第5図は第1図に示されるコンポジットスラブ
レーザ媒体の側面図、第6図は第1図に示されるコンポ
ジットスラブレーザ媒体を用いたレーザ装置の部分斜視
図、第7図は第6図のレーザ装置によって得られた小信
号利得のドープ層厚みに対する変化をドー11をパラメ
ータにして示す図、第8図は第6図のレーザ装置におい
てドープ量を6wt%とした場合の小信号利得のドープ
層厚みに対する変化を示す図である。 30・・・コンポジットスラブレーザ媒体、31A。 31B・・・ドープ層、32・・・非ドープ層、33A
。 33B・・・全反射面、34A、34B・・・入出射端
面、52A、52B・・・スラブサイド、53A、53
B・・・スラブエンド、54A、54B・・・励起光源
、55・・・リフレクタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)実質的にレーザ活性物質を含まない非ドープ層の
    両側に、該非ドープ層を挟むようにしてレーザ活性物質
    を含むドープ層を形成し、これらドープ層が外部と接す
    る2つの面を互いに平行な面にし、これら2つの面を反
    射面としてこれら反射面で交互に反射を繰り返し、内部
    でジグザグ状の光路を形成して進行するレーザ光を外部
    に取り出すことにより、レーザ発振または光増幅を行う
    コンポジットスラブレーザ媒体において、 前記ドープ層(片側)の厚さをt、 このレーザ媒体の利得をgとそれぞれし、 前記ドープ層の厚さtを横軸に取り、レーザ媒体の利得
    gを縦軸にとったときに得られる両者の関係を示す曲線
    F(t)上で、 利得g及び厚さtが実質的にゼロを示す点からtが増大
    するつれてgが急激に増大する領域の一部を直線近似し
    たときに得られる直線S1が前記曲線F(t)からずれ
    始めるずれ開始点p1におけるtの座標をt1とし、 また、前記曲線F(t)上においてtをt1より増大し
    ていったときにtの増大に対して利得gの増大度合が次
    第に減少して略一定になるが、この略一定となった領域
    の一部を直線近似したときに得られる直線S2が前記曲
    線F(t)と略一致し始める一致開始点p2におけるt
    の座標をt2としたとき、 前記ドープ層の厚さtの値を、ほぼ、 t1≦t≦t2 の範囲になるように、選定することを特徴としたコンポ
    ジットスラブレーザ媒体。 (2)請求項(1)に記載のコンポジットスラブレーザ
    媒体において、 ドープ層としてNdイオンを6wt%ドープしたレーザ
    ガラスを用い、 ドープ層の厚さtを、 0.8mm≦t≦2.1mm としたことを特徴とするコンポジットスラブレーザ媒体
    。 (3)レーザ媒体と、 このレーザ媒体を励起する励起光源と、 前記レーザ媒体と光軸を共通にして該レーザ媒体の両側
    に配置されるレーザ共振用ミラーとを有するレーザ装置
    であって、 前記レーザ媒体として、請求項(1)または(2)のい
    ずれかに記載のコンポジットスラブレーザ媒体を用いた
    ことを特徴とするレーザ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104993366A (zh) * 2015-06-10 2015-10-21 宁波莱斯曼光电科技有限公司 激光放大器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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