JPH04162515A - 結晶基材の製造方法 - Google Patents

結晶基材の製造方法

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JPH04162515A
JPH04162515A JP28584890A JP28584890A JPH04162515A JP H04162515 A JPH04162515 A JP H04162515A JP 28584890 A JP28584890 A JP 28584890A JP 28584890 A JP28584890 A JP 28584890A JP H04162515 A JPH04162515 A JP H04162515A
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Takeshi Ichikawa
武史 市川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は結晶基材の製造方法に係り、特に基体表面及び
堆積膜表面の材料よりも核形成密度が十分大きく、且つ
堆積させる結晶材料の単一の核だけが成長する程度に十
分微細な異種材料を前記基体表面に形成し、この異種材
料に形成された単一の核を中心に成長させることによっ
て結晶を形成する結晶基材の製造方法に関する。
本発明は、例えばSOI技術に好適に用いられる。
【従来技術] 従来、半導体電子素子や光素子等に用いられる単結晶薄
膜は、単結晶基板上にエピタキシャル成長させることで
形成されていた。しかしながら、単結晶基板上に単結晶
薄膜をエピタキシャル成長させるには、基板の単結晶材
料とエピタキシャル成長層との間に、格子定数と熱膨張
係数との整合をとる必要があり、良質な素子が作製可能
な単結晶層を形成するには、基板材料の種類が極めて狭
い範囲に限定されるという問題点を有していた。
一方、近年、半導体素子を基板の法線方向に積層形成し
、高集積化および多機能化を達成する三次元集積回路の
研究開発が近年盛んに行われており、また安価なガラス
上に素子をアレー状に配列する太陽電池や液晶画素のス
イッチングトランジスタ等の大面積半導体装置の研究開
発も年々盛んになりつつある。
これらの研究開発に共通することは、半導体薄膜を非晶
質絶縁物上に形成し、そこにトランジスタ等の電子素子
を形成する技術を必要とすることである。その中でも特
に、非晶質絶縁物に高品質の単結晶半導体を形成する技
術が望まれている。
しかしながら、−射的に、5i02等の非晶質絶縁物基
板上に薄膜を堆積させると基板材料の長距離秩序の欠如
によって、堆積膜の結晶構造は非晶質又は多結晶となり
、高品質の単結晶半導体を形成するのは、きわめて困難
であった。ここで非晶質膜とは、最近接原子程度の近距
離秩序は保存されているが、それ以上の長距離秩序はな
い状態のものであり、多結晶膜とは、特定の結晶方位を
持たない単結晶粒が粒界で隔離されて集合したものであ
る。
以上述べたような、従来の問題点を解決するものとして
、特開昭63−107016号公報において、堆積面に
、該堆積面の材料より核形成密度が十分大きく、かつ単
一の核だけが成長する程度に十分微細な異種材料が設け
られ、該異種材料に成長した単一の核を中心として、結
晶を成長させることによって結晶を形成する形成方法(
T、Yonehara etal Appl、Phys
、Lett52.1231(1988))が提案されて
おり、この方法を用いることにより、絶縁性非晶質基体
上にも単結晶形成が可能なことが示されている。なお、
この単結晶の形成方法については、後述する本発明の実
施態様例において説明する。
一方、上記の発明は、堆積面に単結晶を形成する場合に
は、単結晶特有のファセットを生じ、単結晶に回路素子
を形成するには、平坦化の必要があるため、例えば、特
開昭63−182809号公報においては、基体に凹部
を形成して凹部に単結晶を形成した後に、微細加工の精
度を向上させるために、基体の表面のストッパー↓こ合
わせて単結晶を精度よく除去する結晶基材の製造方法が
提案されている。      1・ [発明が解決しようとする課題] 結晶基材の凹部内部に単結晶を形成し、回路素子を形成
する場合、様々な大きさ、形の凹部が必要となる。この
ような場合、上記の結晶基材の製造方法を用いると、凹
部内部で成長する単結晶が、未だ単結晶が成長してきて
いない他の凹部内部領域にまで成長してしまい、結晶粒
界を生じてしまう課題があった。
本発明の目的は、上記課題に鑑み複数の様々な大きさ、
形の凹部内部に、結晶粒界の存在しない単結晶を形成す
ることが可能な結晶基材の製造方法を提供することにあ
る。
[課題で解決するための手段] 本発明の結晶基材の製造方法は、選択研磨時にストッパ
ーとなる材料を表面に持つ基体上に堆積膜を形成する工
程と、 該堆積膜の一部及び該基体の一部を除去して複数の凹部
な形成する工程と、 前記複数の凹部の底面から単結晶を選択的に成長させる
工程と、 前記基体の上面を超えて形成された結晶を、前記堆積膜
とともに、基体の上面をストッパーとして選択的に研磨
して除去する工程と、 を有することを特徴とする。
以下の、本発明の結晶基材の製造方法について、本発明
の一実施態様例を基に説明する。
(実施態様例) 第1図(A)〜(C)は本発明による結晶基材の製造方
法の一実施態様例を示す概略的製造工程図である。
まず、第1図(A)に示すように、成長させる堆積物に
対し核形成密度の低い物質で、選択研磨のストッパー材
となる材料を表面に持つ基体11上に堆積膜12を形成
する。基体11はある基体の表面に膜を形成した基体で
もよく、機能素子が形成されたもの良い、この堆積膜1
2の表面も基体表面と同様に核形成密度の低い物質であ
ることが必要である。堆積物がSLである場合、堆積膜
12としてStowを用いることができるが、もちろん
SiO□に限定されるものではなく核形成密度の低い材
料ならば良い。次に第1図(B)に示すように、単結晶
を成長させたい位置にフォトエツチングなどにより、形
、大きさの異なる複数の凹部を形成する。デバイス作成
領域の厚さは基体材料に形成された凹部の段差により規
定される。凹部の底面に単結晶を選択的に成長させるに
は、基体11の凹部底面に凹部表面の材料より核形成密
度が十分大きく、かつ単一の核だけが成長する程度に十
分微細な核形成面13を形成し、この核形成面13を中
心として単結晶を成長させる結晶成長方法が用いられる
なお、第1図(C)においては、例えばSiJ<(窒化
シリコン)膜や、Si0g上に局所的にSLやKなどを
イオン注入して過剰にSiやNなどを有する領域を作製
することで核形成面13を形成しているが、多結晶Si
を堆積、バターニングした後、H8雰囲気中などで凝集
反応を起こさせ単結晶とし、この単結晶を核形成面13
としてもよい(かかる方法は特開平1−132117号
公報に開示されている)、さらにはS E G (se
lective epitaxialgrouth)の
ようなパターン、即ち下地の単結晶傾城の一部を除いて
酸化膜の形成等により他の部分を覆ったパターンを形成
し、露出している単結晶領域を核形成面13としてもよ
い。
核形成面13を形成した後、第1図(D)に示すように
、核形成面13を中心として、堆積物の単一の核を成長
させ、この単一の核を中心として単結晶14を堆積させ
る。この時、単結晶14は特有のファセットが存在し、
それに沿って結晶成長が行われるが、第1図(E)に示
すように、大きさの異なる隣接した凹部領域では、凹部
端面までの横方向成長距離の短い凹部領域の端面まで結
晶成長が行なわれた時に凹部端面までの横方向成長距離
の長い凹部領域では、まだ端面まで成長しきれない状態
となっている。その後凹部間凸部領域を超えようと成長
を続けていくが、堆積膜12の厚さの分だけ堆積膜12
がない場合よりもオーバークロスする時間がかかり、結
局隣接して成長する単結晶どうしが衝突し結晶粒界を形
成する位置は凹部内部素子形成領域以外の場所となる(
第1図(F))。なお、このような核形成面13を中心
として単結晶を成長させる結晶の形成方法の詳細につい
ては後述する。
次に成長した単結晶の上方から選択研磨法を行ない基板
表面にて研磨を終点とする。なお、単結晶の選択研磨工
程以前にエツチング等の工程が入っても構わない、これ
により膜厚の揃った単結晶膜を得ることができる(第1
図(G) ) 。
選択研磨の方法は機械化学研磨法や機械研磨法(特開昭
63−247819号)等があり、基体表面材料の研磨
速度が形成された単結晶堆積物材料の研磨速度よりも非
常に遅い研磨法を用いることにより上方より堆積させた
単結晶を研磨する際に、基体表面をストッパーとし基体
表面の高さで研磨の終点とすることが可能となる。
第2図に選択研磨の一例として、コロイダルシリカ(平
均粒径0.1μ閣を含んだ加工液を用しく通常用いられ
るシリコンウェハの表面研磨装置にて圧力3.6kg/
cが、温度30〜40″℃で研磨した時の(100)面
単結晶SL、溶融石英、5isN<のそれぞれの研磨速
度を示すe Slに比べて溶融石英、5isN4は研磨
速度が十分に遅<Siに対してストッパーとして好まし
いことがわかるが、他のものでものならばストッパーと
して問題な(用いることができる。
基体に堆積させる堆積物の厚さyは、凹部端面までの距
離の長い凹部内の素子作成領域内、すなわち凹部内部全
面でかつ基体表面の高さ(第3図に示すd)まで結晶が
成長する以前に他の凹部領域から結晶が成長してくるこ
とのないような障壁となる厚さ以上ならばよく、具体的
には堆積物の厚さyは、第3図(A)に示すように、単
結晶成長が必要な隣接する凹部の隣接する端面から結晶
成長の起点までの距離をそれぞれa、bとし、凹部間の
凸部幅をCとすると、 となるような厚さとすればよい。
以下、第3図(A)〜(C)を用いて上記関係式■につ
いて説明する。今、第3図(A)に示すように凹部端面
までの距離が長い凹部をA、凹部端面までの距離が短い
凹部をBとする。
凹部Aにおいて、凹部A内部全面で、基体表面の高さ(
第3図(A)に示すd)までの結晶成長は、まず第3図
(B)に示すように核形成面13から凹部A内の端部ま
で縦方向とともに距離9だけ横方向に結晶が成長し、さ
らに第3図(C)に示すように、縦方向に高さdだけ結
晶が成長することで行われる。
一方、凹部Bから凹部Aの基体表面の高さdまでの結晶
成長は、第3図(B)に示すように、まず核形成面13
から凹部B内の端部まで縦方向とともに距離すだけ横方
向に結晶が成長し、次に縦方向に(基体表面の高さ)+
(堆積膜の厚さ)たる(d+y)だけ結晶が成長し、次
に第3図(C)に示すように、縦方向とともに堆積膜表
面上を距離Cだけ横方向に結晶が成長し、次に堆積膜の
側面を距離yだけ縦方向に結晶が成長することで行われ
る。
横方向の結晶成長速度と縦方向の結晶成長速度は略等し
いと考えられるので、凹部A内部全面で且つ基体表面の
高さdまで結晶が成長する以前に、凹部Bから結晶が成
長してくることがない条件は、 b+d+y+c+y≧a+d となる。
ここで隣接する凹部A、Bの距離a、bの大小関係が不
定とすると、 となる、このように関係式■を導き出すことができる。
基体を溶融石英や合成石英の石英ガラスなどの非晶質絶
縁物とし、このようにして形成された大きさ数μ■〜数
十μ−で粒界を含まないたとえば単結晶シリコン層に、
電界効果トランジスタを形成すると、単結晶シリコンウ
ェハに形成したものに劣らない特性を示した。
また、隣接する単結晶シリコン層とはSiO□によって
電気的に分離されているために、相補型電界効果トラン
ジスタ(C−MOS)を構成しても、相互の干渉がない
、また、素子の活性層の厚さが、Stウェハを用いた場
合より薄いために、放射線を照射された時に発生するウ
ェハ内の電荷による誤動作がなくなる。更に、寄生容量
が低下するために、素子の高速化が図れる。また、任意
の基板が使用できるために、Siウェハを用いるよりも
、大面積基板上に単結晶層を低コストで形成することが
できる。更に、他の半導体、圧電体、誘電体等の基板上
にも単結晶を形成できるために多機能の三次元集積回路
を実現することができる。
次に、基体11の凹部に核形成面を中心として選択的に
単結晶を成長させる単結晶成長法についてシリコンを例
にとって詳述する。
まず、堆積面上に選択的に堆積膜を形成する選択堆積法
について述べる。選択堆積法とは、表面エネルギ、付着
係数、脱離係数、表面拡散速度等という薄膜形成過程で
の核形成を左右する因子の材料間での差を利用して、基
板上に選択的に薄膜を形成する方法である。
第4図(A)および(B)は選択堆積法の説明図である
まず同図(A)に示すように、基板16上に、基板16
と上記因子の異なる材料から成る薄膜17を所望部分に
形成する。そして、適当な堆積条件によって適当な材料
から成る薄膜の堆積を行うと、薄膜18は薄膜17上に
のみ成長し、基板16上には成長しないという現象を生
じさせることができる。この現象を利用することで、自
己整合的に成形された薄膜18を成長させることができ
、従来のようなレジストを用いたりソゲラフイエ程の省
略が可能となる。
このような選択形成法による堆積を行うことができる材
料としては、たとえば基板16としてSing、薄膜1
7としてSi、 GaAs、窒化シリコン、そして堆積
させる薄膜18としてSL、 W、 GaAs、 In
P等がある。
第5図は、5iftの堆積面と窒化シリコンの堆積面と
の核形成密度の経時変化を示すグラフである。
同グラフが示すように、堆積を開始して間もなく Si
O□上での核形成密度は10 ”Cm−”以下で飽和し
、20分後でもその値はほとんど変化しない。
それに対して窒化シリコン (SisN4)上では、〜
4 X 10 ’cm−”で−旦飽和し、それから10
分はど変化しないが、それ以降は急激に増大する。
なお、この測定例では、5iC14ガスをH8ガスで希
釈し、圧力175 Torr 、温度1000℃の条件
下でCVD法により堆積した場合を示している。他にS
iH4、SiH*C1g 、5iHC1s、5LFa等
を反応ガスとして用いて、圧力、温度等を調整すること
で同様の作用を得ることができる。また、真空蒸着でも
可能である。
この場合、Si0g上の核形成はほとんど問題とならな
いが、反応ガス中にHCIガスを添加することで、Si
n、上での核形成を更に抑制し、510m上でのSiの
堆積を皆無にすることができる。
このような現象は、Singおよび窒化シリコンの材料
表面のSLに対する吸着係数、離脱係数、表面拡散係数
等の差によるところが大きいが、SL原子自身によって
Singが反応し、蒸気圧が高い一酸化シリコン(Si
ft)が生成されることで5iOz自身がエツチングさ
れ、窒化シリコン上ではこのようなエツチング現象は生
じないということも選択堆積を生じさせる原因となって
いると考えられる(T。
Yonehara、S、Yoshioka、S、Miy
azawa Journal ofApplfed P
hysfcs 53,6839.1982) 。
このように堆積面の材料としてSiOxおよび窒化シリ
コンを選択し、堆積材料としてシリコンを選択すれば、
同グラフに示すように十分に大きな核形成密度差を得る
ことができる。なお、ここでは堆積面の材料として非晶
質の5insが望ましいが、これに限らず非晶質Sin
ヨ、5IXNF等の絶縁性材料であっても核形成密度差
を得ることができる。
勿論、これらの材料に限定されるものではな(、核形成
密度の差が同グラフで示すように核の密度で108倍以
上であれば十分であり、後に例示するような材料によっ
ても堆積膜の十分な選択形成を行うことができる。
この核形成密度差を得る他の方法としては、既に述べた
ように、Si0g上に局所的にStやN等をイオン注入
して過剰にSiやNなどを有する領域等を形成してもよ
い。
このような選択堆積法を利用し、堆積面の材料より核形
成密度の十分大きい異種材料を単一の核だけが成長する
ように十分微細に形成することによって、その微細な異
種材料の存在する箇所だけに単結晶を選択的に成長させ
ることができる。
なお、単結晶の選択的成長は、堆積面表面の電子状態、
特にダングリングボンドの状態によって決定されるため
に、核形成密度の低い材料(たとえばSiOx)はバル
ク材料である必要はなく、任意の材料や基板等の表面の
みに形成されて上記堆積面を成していればよい。
第6図(A)〜(C)は、単結晶形成方法の−桝を示す
形成工程図である。
まず、第6図(A)に示すように選択堆積を可能にする
核形成密度の小さい基体表面上に核形成密度に大きい異
種材料を十分微細に形成して核形成面21をする。核形
成密度の小さい基体は、ある気体19の表面に選択堆積
を可能にする核形成密度の低い膜20を形成したもので
もよく、その場合基体は大きさ、結晶構造および組成は
任意のものでよ(機能素子が形成された基体であっても
よい。また、核形成面21とは、上述したように、Si
やN等を薄膜20にイオン注入して形成される過剰にS
iやN等を有する変質領域等も含めるものとする。
次に、適当な堆積条件によって核形成面21だけに薄膜
材料の単一の核が形成される。すなわち、核形成面21
は、単一の核のみが形成される程度に十分微細に形成す
る必要がある。核形成面21の大きさは、材料の種類に
よって異なるが、数ミクロン以下であればよい、更に、
核は単結晶構造を保ちながら成長し、第6図(B)に示
すように島状の単結晶粒22となる。島状の単結晶粒2
2が形成されるためには、すでに述べたように、薄膜2
0上で全く核形成が起こらないように条件を決めること
が必要である。
単結晶Stの結晶成長の条件を例にとると、まずガス系
はH3をキャリアガスとして、Siソースガスが5iC
14,5iHC1s、5iHzC1□等のクロロシラン
系、又はSiH,,5izl(+を等のシラン系が使用
できる。また添加ガスとしてエツチング作用のあるHC
Iガス等を使用する場合が多い。
温度は使用するガスによって最適温度領域が太き(異な
るが、はぼ800〜1200℃の範囲で行なわれる。
圧力は数Torrから250Torrの範囲内で行なう
のが好ましく、より好ましくは80〜170Torrの
範囲である。これは、圧力が低いと選択性が良くなる反
面、成長レートが遅くなり、圧力が高いと選択性が悪く
なることから、上記のような圧力範囲が決定される。最
適圧力は使用するガス種、温度によって異なる。
このような結晶成長条件により、さらに単結晶粒22の
成長を続けていくと、第6図(C)に示すように単結晶
23が形成される。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施例1) 第7図(A)〜(I)は本発明による結晶基材の製造方
法の第1実施例を示す概略的製造工程図である。
基体として、溶゛融石英61に厚さ300人の5isN
4(窒化シリコン膜)を減圧CVD法で堆積させた。堆
積条件は5iHxC1* :NH*=20scc+a:
 80sccm。
0、3Torr、 800℃、10分である。第7図(
A)に示すように基体61上にNSC(ノンドープシリ
コングラス、すなわち5ins) 62を約1μ■、常
圧CVD法により、400℃、 NS希釈(7)SiH
4ガス910分間で堆積させた。
次いでレジストマスクをした後第7図(B)に示すよう
に、RIE法(リアクティブイオンエツチング法)によ
りN5GIμ履と溶融石英のd= ・3000人を凹部
型となるようにエツチングした。ここで隣接する凹部の
大きさ2a、2bをそれぞれ6μmと3μ■、凹部間凸
部の幅を1μ−とした、なお、基体である溶融石英の凹
部深さ623000人が実際に素子を形成する場合の膜
厚となる。
その後、再び厚さ300人の5iJ4 (窒化シリコン
)膜63を減圧CVD法等で堆積させた。堆積条件は前
述した通りである。
第7図(C)に示すように、凹部底面に1μm角の大き
さとなるように5isN4膜をパターニングした後に、
第7図(D)に示すように、CVD装置で上記5isN
4からSL単結晶64を選択成長させた。
この時の堆積条件は、5iHzC1□:H,:HC1=
0.53:100:1.2(1/win)、60Tor
rであり約7分間で第7図(E)に示すように小さい方
の凹部内では結晶が完全に埋まる。さらに成長を続ける
と、この結晶はさらに上方に結晶成長が続き、凹部間凸
部を乗り超え成長するが、この時間の間に大きい凹部内
の結晶も凹部を埋めつくしているために、20分の成長
で結晶がぶつかりあうが結晶粒界は素子形成領域外に形
成された(第7図(F))。
ついで、5insのコロイダルシリカ(平均粒径0.1
 ua )を含んだ加工液を用い、通常用いられるシリ
コンウェハの表面研磨装置にて圧力3.6kg/am2
.温度30〜40℃の範囲にて研磨した。
この時、NSCがストッパーとなり、NSC表面が露出
した所で研磨が止まる(第7図(G))。次に、HF:
H,0=1:10の溶液により、2μmのNSC膜をエ
ツチングし、’5iJ4である基体表面を露出させた(
第7図(H))。
その後、前記研磨装置において同様の研磨を再び行い、
5iJ4をストッパーとし基体表面と同じ高さになるま
でSi単結晶を上方から研磨することにより、表面が平
坦で隣接する素子作成領域が完全に絶縁分離され、かつ
隣接する異なる大きさの凹部素子領域内に結晶粒界の全
(存在しない結晶領域を作成することができた(第7図
(1))。
第8図は本発明による結晶基材を用いた通常の半導体プ
ロセスを用いて作成したCMO3型O3ンジスタの概略
的平面図である。
同図において、66.67はnMO3トランジスタのソ
ース・ドレインでn型半導体領域であり、68.69は
pMOs トランジスタのソース・トレインでp型半導
体領域である。それぞれ本発明による凹部70.71内
結晶基材にAs、Bをイオン注入して形成した。
65はゲート酸化膜上に形成されるゲート電極である。
ゲート長し、ゲート幅WはnMO3トランジスタ、pM
Os トランジスタでそれぞれL/W =3μm73μ
m、  3μm /6μmとしたため凹部の大きさを変
えたが、結晶粒界は凹部的素子領域に全くなくCMOS
特性も単結晶シリコンウェハに形成したものに劣らない
良好な特性を示した。
(実施例2) 以下、本発明に基づきSi結晶粒を形成した実施例2を
示す。
(1)Siウェハを基体とし、その上に熱酸化法により
、酸化シリコン膜を1oooo人堆積して非核形成面と
した。
(2)ついで窒化シリコン膜をLPCVD法により、3
00人堆積し、さらに常圧CVD法によりNSGを1μ
m堆積させた。
(3)ついで、通常の半導体プロセスにおけるフォトリ
ソグラフィー及びRIHによりNSC。
5iJ4及び熱酸化膜をエツチングし、実施例1で示し
た凹部を形成し熱酸化シリコン膜は深さ3000人まで
エツチングした。
(4)次に窒化シリコン膜をLPCVD法により、30
0人堆積した。ギの後、通常の半導体プロセスにおける
フォトリソグラフィー及び、反応性イオンエツチング(
RI E)により、大きさ1μm角で窒化シリコン膜が
凹部底面熱酸化膜上に残るように窒化シリコン膜をエツ
チングし、この窒化膜を核形成面とした。
(5)ジクロルシラン、塩化水素、水素を用いたCVD
法により、上記基体に結晶形成処理を施した。成長条件
は以下のとおり。
SiH,C1* :HCl :H*”0.53/1.2
/100 (1/ll1in) 、 990 ”C。
0Torr 10分間行うことで隣接する結晶は完全に衝突する。
(6)ついで5iOzのコロイダルシリカ(平均粒径0
.1μm)を含んだ加工液を用い通常用いられるシリコ
ンウェハの表面研磨装置にて圧力3.6kg/cm”、
温度30℃〜40”Cの範囲で研磨した。
この時NSCがストッパーとなりNSC表面が露出した
所で研磨が止まった。
(7)次にHF:I(20=1:10の溶液により1μ
mのNSC膜をエツチングし5L3N4膜を露出させた
(8)その後、再び前記研磨装置において研磨を行い、
5isN4膜をストッパーとし、5isN4露出面と同
じ高さになるまでSi単結晶を上方から研磨することに
より表面が平坦で、隣接する凹部内の素子作成領域が完
全に絶縁分離され、がっ隣接する異なる大きさの凹部素
子作成領域内に結晶粒界の全(存在しない結晶領域を作
成することができた。
(実施例3) 以下、本発明の第3実施例について説明する。
(1)溶融石英基板に減圧CVD法により多結晶シリコ
ンを1μm堆積させた。このときの堆積条件は、S:H
<:50sccm、0.3Torr、620 ’C,1
00分とした。
(2)ついで通常の半導体プロセスにおけるフォトリソ
グラフィー及びRIHにより多結晶SL及び溶融石英を
エツチングし実施例1で示した凹部を形成した。
(3)続いて酸素雰囲気中950℃、22分間の酸化工
程を行い約150人の酸化膜を多結晶シリコン表面に形
成し、非核形成面とした。
(4)その上に多結晶シリコン膜をLPCVD法により
、1000人堆積した後、通常の半導体プロセスにおけ
るフォトリソグラフィー、及び、反応性イオンエツチン
グ(RI E)により、大きさ1.2μm角で残し、原
種子とした。
(5)次にこの基体を水素雰囲気中1000℃、100
Torrで10分間熱処理した。その結果、各原種子は
それぞれ単一体に凝集し、単結晶種子となった。
(6)ジクロルシラン、塩化水素、水素を用いたCVD
法により、上記基体に結晶形成処理を施した。成長条件
は以下のとおり。
SiH,C1,/HCI/H2:0.53/1.3/1
00 (1/win) 、 1080’C,100To
rr 10分間行うことで隣接する結晶は完全に衝突する。
(7)ついでSiO□のコロイダルシリカ(平均粒径0
.1μ111)を含んだ加工液を用い、通常用いられる
シリコンウェハの表面研磨装置にて圧力3゜6kg/c
m”、温度30℃〜40℃の範囲で研磨し、溶融石英を
ストッパーとし溶融石英表面まで多結晶Si及び単結晶
Siを研磨することにより、表面が平坦で隣接する凹部
内の素子作成領域が完全に絶縁分離されかつ隣接する異
なる大きさの凹部素子作成領域内に結晶粒界の全く存在
しない結晶領域を作成することができた。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の結晶基材の製造方法によれ
ば、簡易な製造方法で形、大きさの異なる隣接する凹部
内に結晶粒界の存在しない単結晶領域を作成することか
できるので、絶縁材料上に前述した様に高性能な素子を
形成することができる。また結晶基材の表面を平坦化し
て形成できるので、この結晶基材を用いて回路素子を形
成する場合の微細加工を構成度に形成することができ、
集積化が容易となるうえ、互いの凹部内単結晶領域は完
全に分離して形成できるため、電気的に完全に分離され
た回路素子を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(G)は、本発明による結晶基材の製造
方法の一実施態様例を示す概略的製造工程図である。 第2図は、研磨速度を表わす特性図である。 第3図(A)〜(C)は本発明で用いる堆積膜の厚さの
条件を説明するための概略的説明図である。 第4図は選択堆積法の説明図である。 第5図は、SiOxの堆積面と窒化シリコンの堆積面と
の核形成密度の経時変化を示すグラフである。 第6図(A)〜(C)は、単結晶形成方法の一例を。 示す形成工程図である。 第7図は本発明による結晶基材の製造方法の第1実施例
を示す概略的製造工程図である。 第8図は本発明による結晶基材を用いたCMOSトラン
ジスタの概略的平面図である。 11.61:基体   12,62:堆積膜13.63
:核形成面 14,64:単結晶16:基板     
 17:薄膜 18:薄膜      19:基板体 20:核形成密度の低い膜 21:核形成面    22:単結晶粒23:単結晶 
    65:ゲート電極66二〇型半導体領域(ソー
ス) 67:n型半導体領域(ドレイン) 68:p型半導体領域(ソース) 69:p型半導体領域(ドレイン) 70:凹部領域    71:凹部領域。 代理人 弁理士  山 下 穣 平 第1図 第2図 時間(fptin) 第3図 第4図 (A) (B) 第5図 時間(分2 第6図 (A’) (C,) 第8図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)選択研磨時にストッパーとなる材料を表面に持つ
    基体上に堆積膜を形成する工程と、 該堆積膜の一部及び該基体の一部を除去して複数の凹部
    を形成する工程と、 前記複数の凹部の底面から単結晶を選択的に成長させる
    工程と、 前記基体の上面を超えて形成された結晶を、前記堆積膜
    とともに、基体の上面をストッパーとして選択的に研磨
    して除去する工程と、 を有する結晶基材の製造方法。
  2. (2)前記堆積の厚さ(y)を、 隣接して設けられた前記凹部内の隣接する側の端面から
    結晶成長の起点までのそれぞれの距離をa、b、凹部間
    の凸部幅をcとしたときに、y≧(|a−b|−c)/
    2 となるような厚さとした請求項1記載の結晶基材の製造
    方法。
  3. (3)前記ストッパーとなる材料を所望の下地材料上に
    形成することで前記基体を形成した請求項1又は2記載
    の結晶基材の製造方法。
  4. (4)前記ストッパーとなる材料が非晶質材料である請
    求項1、2又は3記載の結晶基材の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5637145A (en) * 1995-01-06 1997-06-10 Toshiba Machine Co., Ltd. Method of vapor phase epitaxial growth
JP2010239130A (ja) * 2009-03-11 2010-10-21 Sumitomo Chemical Co Ltd 半導体基板、半導体基板の製造方法、電子デバイス、および電子デバイスの製造方法
WO2011021460A1 (ja) * 2009-08-17 2011-02-24 太陽誘電株式会社 弾性波デバイスおよびその製造方法

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