JPH04162277A - テープカセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、記録及び／又は再生装置において使用される
テープカセットに関するものである。

【発明の背景】

従来より、ビデオテープレコーダ等の記録及び／又は再
生装置（以下、単に記録再生装置）にあってはテープカ
セットが使用されていること周知の通りである。 尚、このようなテープカセットを概説すると、−船釣に
は、プラスチック製の上ハーフと下ハーフとが合体され
てなるケース本体部内に供給側リールと巻取側リールと
が配設され、そしてこの供給側リールと巻取側リールと
の間の所定の径路には磁気テープが張設されてなり、さ
らにケース本体部の外に位置する磁気テープを保護する
為の回動開閉式の前蓋を備えている。 そして、記録再生に際しては、このテープカセットを記
録再生装置に装填すると、記録再生装置の前蓋開蓋機構
が作動して前蓋が開けられ、そして記録再生装置側のテ
ープローディング部材がテープカセットの底面開口から
侵入し、テープローディング部材がテープカセットの前
面開口（この前面開口は前記底面開口に連なっている）
側に移動することでテープは引き出され、磁気ヘッドに
テープが添接され、記録再生動作が行われる。 ところで、この種のテープカセットにあっては、供給側
リールの軸芯及び巻取側リールの軸芯より外側にテープ
ガイドが設けられているから、テープがテープガイドに
添接している角度は鋭角である場合もあり、これが為に
テープが損傷し易い。

【発明の開示】

本発明の目的は、テープの損傷が起きにくいテープカセ
ットを提供することである。 上記本発明の目的は、供給側リールと、巻取側リールと
、これら供給側リールと巻取側リールとの間の経路に配
設されたテープと、前記供給側リール、巻取側リール、
及びテープを収納するケース本体部と、前記供給側リー
ルの軸芯と巻取側リールの軸芯との間に設けられたテー
プガイドとを備えてなり、保管時における前記テープガ
イドに添接されるテープのなす角度が鈍角であるよう構
成されてなることを特徴とするテニブカセットによって
達成される。

【実施例】 第１図及び第２図は本発明に係るテープカセットの１実
施例を示すもので、第１図（ａ）は蓋の閉蓋状態を、第
１図（ｂ）は蓋の開蓋状態を示すものであり、第２図は
一部欠除の平面図である。 テープカセットＡを構成するケース本体部１は例えばポ
リプロピレン、ポリスチレン、ＡＢＳ樹脂等の合成樹脂
で形成された方形の上ハーフ１ａと下ハーフ１ｂとで構
成され、これら上ハーフ１ａと下ハーフ１ｂとは上下か
ら相互に嵌合され、止ネジにてネジ止めされて一体の筐
体状に形成されている。 尚、上ハーフ１ａと下ハーフ１ｂとの合わせ面は凹凸、
又は「」形状に構成されていて、両者を合わせた際、そ
の合わせ面からケース本体部１内部に塵や埃が侵入しに
くい構造となっている。 ケース本体部１内には一対のテープリール、すなわち供
給側リールＳｒと巻取側リールＴｒとが回転自在に収納
され、磁気テープ２がこれら供給側リールＳｒと巻取側
リールＴｒとの間に巻装張設されている。尚、両テープ
リールは下ハーフｌｂの底面板上に載置され、更にその
下端は底面板に設けられたり−ル嵌合孔に嵌合されて位
置決めされている。 又、供給側リールと巻取側リールとに対応して、これら
の供給側リール及び巻取側リールを各々下ハーフｌｂ側
に付勢する為に、上ハーフｌａの内面の所定位置にはス
テンレス製の押えバネＳＰが溶着されている。 ケース本体部１の前面には、テープカセットの前面壁（
上ハーフ１ａの前面壁及び下ハーフ１ｂの前面壁）ｌｃ
の略中央部分に前面開口３が設けられ、又、下ハーフ１
ｂの底面板にはこの前面開口３と連続した底面開口４（
前面開口３と底面開口４とで形成されるポケットに記録
再生装置側のテープローディング部材が進入してテープ
２をテープカセットＡより引き出すことになる）が設け
られている。 ５は前面開口３と底面開口４とで形成されるポケットを
開閉できる蓋であり、この蓋５はスライド式のものであ
って、第１図（ｂ）に示す如く、蓋５を右側にスライド
させることで開くことができ、この蓋５開状態において
磁気テープ２をケース本体部１の前方に引き出すことが
できるよう構成されている。尚、蓋５は、例えばポリプ
ロピレン、ポリスチレン、ポリアセタール、ＡＢＳ樹脂
等の合成樹脂からなる成形品である。 そして、第１図（ａ）に示す如く、蓋５を左側にスライ
ドさせることで閉じることができ、この蓋５閉状態にお
ける磁気テープ２のケース本体部１内への収納状態では
、磁気テープ２ば完全に外部からｉ蔽されており、密閉
度は極めて高いものである。 尚、この蓋５のケース本体部１への取付機構は如何なる
ものでも良く、例えばケース本体部１側にスライド溝（
図示せず）を、かつ、蓋５側に前記スライド溝に係止す
る凸部（図示せず）を構成する手段がある。 又、蓋５とこの蓋５が対応するケース本体部１には、開
閉の位置に応じて凹凸によるクリック・クロック機構が
構成されていて、１１５の開閉が各々の位置で保持でき
るよう構成されている。 又、ｌＥ５は、テープカセットの前面壁ＩＣＯ内側に配
置されているが、テープカセットの前面壁１ｃの外側に
配置されていても良い。 さらに、前面開口３の両側の部分には磁気テープ２引出
時（第１図（ｂ）及び第２図仮想線で示す状態）におい
て、磁気テープ２が前面壁１ｃに接触して傷付くことが
ないようテープガイド６ａ。 ６ｂが構成されている。 又、このテープガイド６ａ、６ｂより後方側であって、
底面開口４の最奥端部４ａよりは前方側の位置における
底面開口４の両側にテープガイド７ａ、７ｂが設けられ
ている。このテープガイド７ａ、７ｂは、第２図で示さ
れる如く、磁気テープ２がケース本体部１の外に引き出
されていない状態において、磁気テープ２が添接される
ものである。従って、第２図からも明白な通り、この状
態にあっては、テープガイド７ａ、７ｂに添接された磁
気テープ２のなす角度は９０°をはるかに越えた鈍角で
あるようになっている。 尚、スライド式の蓋５によって開閉が行われる前面開口
３の幅は、記録再生装置側のテープローディング部材が
進入してテープ２をテープカセットＡより引き出すこと
が出来る幅あれば良く、例えばこれまでの回動開閉式の
蓋を具備したテープカセットのように大きくしなくても
良い。 又、図示はしていないが、テープ端検出機構がテープ２
端の透明テープ部を光が透過したことで検出されるタイ
プのものである場合には、テープカセットにはランプ挿
入部が構成され、このランプ挿入部の壁には開口部が構
成されているが、このランプ挿入部の壁の開口部には透
明部材が設けられていて、外部と内部とは遮断されてい
るよう構成することが好ましい。 又、供給側リールと巻取側リールとに対応して下ハーフ
１ｂ底面にはリールディスク挿入孔が構成されているが
、テープカセットＡの不使用時にはこのリールディスク
挿入孔を塞ぐことができるようスライダ（図示せず）が
設けられていることが好ましい。 上記のように構成させてなるテープカセットＡは、記録
再生に際しての磁気テープ２を保護する為に塞がれてい
た蓋５の開動作は、ケース本体部ｌの前面壁ＩＣに沿っ
てのものであって、これまでのような回動するものでは
ないから、蓋５の開閉の為の空間は僅かで済み、記録再
生装置、特に小型化が要請されているビデオカメラのよ
うな装置で使用される場合に好ましいものとなる。すな
わち、記録再生装置のより一層の小型化に対応できるテ
ープカセットである。 又、磁気テープ２を収納しているテープカセットＡの気
密性は高く、塵や埃が侵入しにくく、磁気テープ２に塵
や埃が付きにくいから、ドロップアウトは起きにくく、
記録再生特性に優れている。 特に、磁気テープ２引出用の前面開口３の幅は、記録再
生装置側のテープローディング部材が進入してテープ２
をテーブカセッ）Ａより引き出すことが出来る幅あれば
良く、例えばこれまでの回動開閉式の蓋を具備したテー
プカセットのように大きくしなくても良いから、テープ
カセットＡの気密性は高く、塵や埃が侵入しにくく、磁
気テープ２に塵や埃が付きにくく、ドロップアウトは起
きにくく、記録再生特性に優れている。 さらには、磁気テープ２を収納しているテープカセット
への気密性は高く、磁気テープ２がメタルテープや蒸着
テープのように耐食性に劣るタイプの場合でも、腐食が
起きにくく、安全性が高いものである。 そして、テープカセットＡの密閉性が高いにもかかわら
ず、その構成は簡単であり、特に８ｍｍビデオ用のよう
なテープカセットに比べて格段に簡単な構成のものであ
る。 又、テープガイド６ａ、６ｂより後方側であって、底面
開口４の最奥端部４ａよりは前方側の位置における底面
開口４の両側にテープガイド７ａ。 ７ｂが設けられていて、磁気テープ２がケース本体部１
の外に引き出されていない状態においては、このテープ
ガイド７ａ、７ｂに磁気テープ２が添接されているので
あるが、この状態にあっては、テープガイド７ａ、７ｂ
に添接された磁気テープ２のなす角度は９０’をはるか
に越えた鈍角であるから、磁気テープ２に折れ等の損傷
が起きにくいものであり、安全性が高い。 尚、上記実施例にあっては、下ハーフ１ｂに記録再生装
置側のテープローディング部材が進入する底面開口４が
構成されているが、ケース本体部ｌ内にテープ押出機構
が設けられ、記録再生装置側のビンが挿入されると、ロ
ック解除されて前記テープ押出機構が作用し、磁気テー
プ２がケース本体部ｌの外に押し出されるようになって
いれば、記録再生装置側のテープローディング部材が進
入する底面開口４が前面開口３に連なって構成されてい
なくても良い。

【効果】

本発明に係るテープカセットは、供給側リールと、巻取
側リールと、これら供給側リールと巻取側リールとの間
の経路に配設されたテープと、前記供給側リール、巻取
側リール、及びテープを収納するケース本体部と、前記
供給側リールの軸芯と巻取側リールの軸芯との間に設け
られたテープガイドとを備えてなり、保管時における前
記テープガイドに添接されるテープのなす角度が鈍角で
あるよう構成されてなるので、テープがケース本体部の
外に引き出されていない状態、すなわち例えばテープカ
セットの輸送時や保管時においては前記テープガイドに
テープが添接されているのであるが、この添接状態にお
けるテープのなす角度は鈍角であるから、テープに折れ
等の損傷が起きにくいものであり、安全性が高いといっ
た特長を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明に係るテープカセットの１実
施例を示すもので、第１図（ａ）は蓋の閉蓋状態を示す
ものであり、第１図（ｂ）は蓋の開蓋状態を示すもので
あり、第２図は一部欠除の平面図である。 Ａ・・・テープカセット、Ｓｒ・・・供給側リール、Ｔ
ｒ・・・巻取側リール、１・・・ケース本体部、１ａ・
・・上ハーフ、１ｂ・・・下ハーフ、１ｃ・・・前面壁
、２・・・磁気テープ、３・・・前面開口、４・・・底
面開口、５・・・蓋、 ６ａ、６ｂ、７ａ、１ｂ・・・テープガイド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　供給側リールと、巻取側リールと、これら供給側リー
   ルと巻取側リールとの間の経路に配設されたテープと、
   前記供給側リール、巻取側リール、及びテープを収納す
   るケース本体部と、前記供給側リールの軸芯と巻取側リ
   ールの軸芯との間に設けられたテープガイドとを備えて
   なり、保管時における前記テープガイドに添接されるテ
   ープのなす角度が鈍角であるよう構成されてなることを
   特徴とするテープカセット。