JPH0416119Y2 - - Google Patents

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JPH0416119Y2
JPH0416119Y2 JP12840986U JP12840986U JPH0416119Y2 JP H0416119 Y2 JPH0416119 Y2 JP H0416119Y2 JP 12840986 U JP12840986 U JP 12840986U JP 12840986 U JP12840986 U JP 12840986U JP H0416119 Y2 JPH0416119 Y2 JP H0416119Y2
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heat
circulation pump
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers

Landscapes

  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は太陽熱集熱システム等の熱媒膨脹タン
クに関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
第4図は従来の太陽熱集熱システムに使用され
ている熱媒膨脹タンクの縦断面図であり、この熱
媒膨脹タンクAは例えばブロー成形された合成樹
脂製のものであり、内部にはプロピレングリコー
ル、防錆剤等の混合液から成る熱媒aが貯留され
る。この熱媒膨脹タンクAは、容器本体1と、熱
媒注入口2と、熱媒注入口2を蓋するキヤツプ3
と、熱媒を送出する往口4と、還流した熱媒を導
入する返り口5と、熱媒液面が下限に降下したこ
とを検出する液面センサ6と、オーバーフロー口
7とを備えている。
前記熱媒膨脹タンクAは、第5図に示すような
太陽熱集熱システムに使用される。具体的には、
熱媒膨脹タンクAは蓄熱槽8内に蓄熱タンク15
と共に収納され、集熱配管10を介して循環ポン
プ13、集熱器9、蓄熱タンク15内の熱交換器
14と直列に接続されている。そして、集熱器9
内の熱媒の温度を検出する高温センサ11の出力
と、蓄熱タンク15内の湯の温度を検出する低温
センサ12の出力が制御回路16に入力されてお
り、制御回路16は、両センサ11,12の示す
温度差が所定値以上になつた時に上記循環ポンプ
13を作動させ、また、上記温度差が小さくなつ
た時に循環ポンプ13を停止させるようになつて
いる。
循環ポンプ13が作動されると熱媒膨脹タンク
A内の熱媒が集熱器9に揚上され、太陽熱を受け
て高温化した集熱器9内の熱媒が熱交換器14に
送られて蓄熱タンク15内の水を加熱した後、熱
媒膨脹タンクAに還流される。尚、前記蓄熱タン
ク15には水道用減圧弁17を介在させた給水管
21を経て水道水が供給され、給湯管22から加
熱された湯が出湯される。又、加熱により水が膨
脹した時に蓄熱タンク15等の内圧が所定値以下
に保持されるように、給水管21に逃し弁18
を、給湯管22に安全弁20がそれぞれ分岐接続
される。更に、蓄熱タンク15及び給湯管22の
エア抜きのために給湯管22に空気逃し弁19が
分岐接続されている。
ところで、このような太陽熱集熱システムに於
いては設置試運転時、或いは点検修理後の試運転
時等に熱媒が適正に循環しているか否かをチエツ
クする必要があるが、従来、このチエツクは熱媒
膨脹タンクAのキヤツプ3を外して、熱媒注入口
2から熱媒の液面が循環によつて盛り上がつてい
るか否かを目視検査するという手順で行われてい
る。しかしながら、このような従来のチエツク方
法では、熱媒膨脹タンクAの配置箇所、熱媒注入
口2の口径等による構造的制約によつて熱媒膨脹
タンクA内の熱媒の液面の観察が困難な場合があ
り、また、単に循環しているか否かのチエツクに
終わつて熱媒の循環量がシステムの性能を最大限
発揮するに適する適正量であるか否かのチエツク
をすることが出来なかつたのである。
熱媒の循環量が適正量であるか否かのチエツク
をするために、フロート式等の流量計を集熱配管
10に介在させることが可能であるが、例えば最
高温度80℃、耐用年数5〜10年といつた厳しい使
用条件を満たす非常に高価な流量計を使用する必
要があるので実用的ではない。また、チエツクを
する時にだけ流量計を取り付け、常時は流量計を
取り外すことも可能であるが、流量計の着脱が面
倒であり、また、その着脱が原因となつて循環不
良が発生する可能性もある。
〔考案の目的〕
本考案は上記の事情を鑑み、熱媒の循環の有無
だけでなく、その循環量の適否のチエツクができ
るようにした熱媒膨脹タンクを提供することを目
的とするものである。
〔目的を達成するための手段〕
本考案に係る熱媒膨脹タンクは、上記の目的を
達成するために以下のような手段を採用してい
る。即ち、熱媒を貯留する透明又は半透明の容器
本体に、熱媒を循環ポンプによつて強制的に送出
する往口と還流した熱媒を導入する返り口とを形
成し、前記容器本体内が往口側室と返り口側室と
に縦割りに区画されると共に両室の上部を大気に
開放し、往口側室と返り口側室とを連通させる熱
媒移動用の小径の連通路を形成し、この連通路を
通過する流量が前記循環ポンプによつて返り口側
室に押し込められる流量よりも少なく、且つ、こ
の両室の流入流出量の差によつて前記返り口側室
の水位が往口側室より所定高さにまで上昇するよ
うにせしめたのである。
この構成によると、熱媒が循環し始めてからあ
る時点までは、往口側室からの流出量に対して返
り口側室から往口側室への流量が連通路の絞り作
用によつて少なくなるので、返り口側室の液面が
次第に往口側室の液面よりも高くなる。返り口側
室の液面が上昇するに連れてそのヘツド圧が高く
なつて連通路の流量が多くなり、往口側室からの
流出量と連通路の流用が等しくなつた時点以降
は、返り口側室と往口側室との液面の落差が一定
に維持されることになる。この落差ΔHと循環ポ
ンプ13の吐出量(押し込み量)Qとの関係は、
連通路の口径、形状、熱媒の温度、濃度(粘性係
数)に依存して決定されるので、熱媒の温度及び
濃度をチエツクしておけば容器本体を透して観察
できる返り口側室と往口側室との液面の落差ΔH
を測定することにより熱媒の循環量が適正である
か否かを判定することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に
基づいて詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る熱媒膨脹タン
クの縦断面図であり、第2図はその返り口側室と
往口側室との液面の落差と押し込み量との関係を
示すオリフイス特性図である。第1図に於いて従
来の熱媒膨脹タンクAの各部分と共通する部分に
は第4図と同じ名称及び符号が付される。この熱
媒膨脹タンクBは、透明又は半透明の合成樹脂製
の容器本体1に熱媒注入口2と、これを蓋するキ
ヤツプ3と、熱媒を送出する往口4と、還流した
熱媒を導入する返り口5と、熱媒液面が下限に降
下したことを検出する液面センサ6と、オーバー
フロー口7とを備えると共に、その内部が隔壁2
3によつて往口側室24と返り口側室25とに区
画されている。これら往口側室24と返り口側室
25とは共に前記オーバーフロー口7を利用して
大気に開放されている。前記隔壁23の下部には
上下2個のオリフイス26,27が開口されてい
る。尚、隔壁23の高さは容器本体1の内部空間
の高さよりも低く形成され、往口側室24の上部
と返り口側室25の上部とは容器本体1内で互い
に大きく連通されている。
即ち、容器本体1内が往口側室24と返り口側
室25とに縦割りに区画されると共に両室24,
25の上部をオーバーフロー口7を用いて大気へ
開放し、往口側室24と返り口側室25とを連通
させる熱媒移動用の小径の連通路としてのオリフ
イス26,27を形成し、この連通路26,27
を通過する流量が前記循環ポンプ13によつて返
り口側室25に押し込められる流量、即ち循環ポ
ンプ13の吐出量Qよりも少なく、且つ、この両
室26,27の流入流出量の差によつて前記返り
口側室の水位が往口側室より所定高さにまで上昇
するようにせしめてある。
この熱媒膨脹タンクBは第5図の熱媒膨脹タン
クAと同様に、太陽熱集熱システムの蓄熱槽8内
に蓄熱タンク15と共に収納され、集熱配管10
を介して循環ポンプ13、集熱器9、蓄熱タンク
15内の熱交換器14と直列に接続される。
上記の構成に於いて、熱媒aはキヤツプ3を外
して熱媒注入口2から第1図中のHで示す所定の
液面高さまで注入される。循環ポンプ13を稼働
させると、先ず往口側室24の熱媒が送出され、
返り口側室25の熱媒がオリフイス26,27の
連通作用により往口側室24側に流入する。循環
ポンプ13の始動時からある時間に渡つては、両
オリフイス26,27の絞り作用によつて両オリ
フイス26,27の流量が循環ポンプ13の吐出
量Q以下となり、往口側室24の液面が静止時の
液面Hよりも低くなり、返り口側室25の液面が
静止時の液面Hよりも高くなる。返り口側室25
の液面が高くなるに連れてオリフイス26,27
に於けるヘツド圧が高くなり、両オリフイス2
6,27の流量が増大する。そして、第1図の実
線で示すように往口側室24と返り口側室25と
の液面の落差(水位ヘツド差)がΔHになると、
両オリフイス26,27の流量が循環ポンプ13
の吐出量Qと等しくなり、液面の落差ΔHに一定
する。この落差ΔHと循環ポンプ13の吐出量Q
とはオリフイス26,27の口径、形状、熱媒の
温度及び濃度に依存して第2図に示すような関係
を有している。従つて、熱媒の温度及び濃度に対
応する落差ΔHが生じているか否かを熱媒膨脹タ
ンクBの外部から観察することにより、適正な循
環量で熱媒が循環しているか否かを判別すること
ができる。尚、熱媒は通常赤色等に着色されてい
るので容器本体1が半透明であつても十分に容器
本体1内の液面を識別することが可能である。
尚、上記構成に於いてオリフイス26,27の数
は2つに限定されることはなく、熱媒の量や容器
本体1の容積等に合わせて適当な数を選択できる
ことは勿論である。
上記の一実施例では一体の容器本体1内に往口
側室24と返り口側室25が隔壁23を隔てて隣
接して形成されているが、例えば第3図に示すよ
うに2本の壜状体を用いてこの考案を実現するこ
とも可能である。即ち、熱媒膨脹タンクCのよう
に容器本体1が2本の壜状体1a,1bを有し、
一方の壜状体1aに往口4を形成し、その内部を
往口側室24と成し、他方の壜状体1bの返り口
5を形成し、その内部を返り口側室25と成し
て、両壜状体1a,1bの上部同士を比較的太い
連通路28で、また、下部同士を比較的細い連通
路29で連通させるのである。この場合、比較的
細い連通路29の絞り作用によつて循環ポンプ1
3稼動時の液面の落差が発生する。尚、熱媒注入
口2及びキヤツプ3はいずれか一方の壜状体1
a,1bに設けてもよく、第3図に示すように両
方の壜状体1a,1bに設けてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば、循環ポンプの
稼動に伴つて、オリフイスや連通路の絞り作用に
よつて、容器本体内の往口側室と返り口側室との
液面に落差が生じるようにしてあるので、この落
差を外部から計測して、循環ポンプの吐出量と一
定の関係に立つているか否かを判定することによ
り、熱媒の循環の有無及び循環量の適否を判定す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図
はその返り口側室と往口側室との液面の落差ΔH
と押し込み量Qとの関係を示すオリフイス特性
図、第3図は上記一実施例の変形例の側面図、第
4図は従来例の縦断面図、第5図は太陽熱集熱シ
ステムの全体構成を概略的に示す構成図である。 図中、B,C……熱媒膨脹タンク、1……容器
本体、a……熱媒、4……往口、5……返り口、
26,27,29……連通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱媒を貯留する透明又は半透明の容器本体に、
    熱媒を循環ポンプによつて強制的に送出する往口
    と還流した熱媒を導入する返り口とを形成し、前
    記容器本体内が往口側室と返り口側室とに縦割り
    に区画されると共に両室の上部を大気に開放し、
    往口側室と返り口側室とを連通させる熱媒移動用
    の小径の連通路を形成し、この連通路を通過する
    流量が前記循環ポンプによつて返り口側室に押し
    込められる流量よりも少なく、且つ、この両室の
    流入流出量の差によつて前記返り口側室の水位が
    往口側室より所定高さにまで上昇するようにせし
    めたことを特徴とする熱媒膨脹タンク。
JP12840986U 1986-08-23 1986-08-23 Expired JPH0416119Y2 (ja)

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JPS6334960U JPS6334960U (ja) 1988-03-07
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JP12840986U Expired JPH0416119Y2 (ja) 1986-08-23 1986-08-23

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