JPH041597B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH041597B2
JPH041597B2 JP61261445A JP26144586A JPH041597B2 JP H041597 B2 JPH041597 B2 JP H041597B2 JP 61261445 A JP61261445 A JP 61261445A JP 26144586 A JP26144586 A JP 26144586A JP H041597 B2 JPH041597 B2 JP H041597B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
laminated piezoelectric
movable body
bottomed cylindrical
cylindrical body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61261445A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63115977A (ja
Inventor
Hiromitsu Fujii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Sumitomo Special Metals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Special Metals Co Ltd filed Critical Sumitomo Special Metals Co Ltd
Priority to JP61261445A priority Critical patent/JPS63115977A/ja
Publication of JPS63115977A publication Critical patent/JPS63115977A/ja
Publication of JPH041597B2 publication Critical patent/JPH041597B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 利用産業分野 この発明は、流量制御弁やスイツチ等の種々の
用途に用いるアクチユエータの改良に係り、特に
積層圧電体を用い、その圧電効果の利用効率にす
ぐれ、駆動電圧の低減を可能としたアクチユエー
タに関する。
背景技術 各種アクチユエータのうち、特に積層圧電体を
配設してなるアクチユエータは、圧電材料に電圧
を印加すると、その大きさに応じて素子が伸縮す
るという圧電効果を利用したもので、流動体の流
量制御弁、各種スイツチ、リレー等、多方面に応
用、利用されている。
積層圧電体を有するアクチユエータを流量制御
弁に適用した例について説明すると、第3図に示
す如く、有底筒状体1は、その上部に流動体6の
流入口2、中央部に流出口3を設けるとともに、
流入口2と流出口3間の有底筒状体1内周面に弁
座4を突設してあり、さらに、底部5には、厚み
方向に分極された複数の圧電板11を、互いに隣
接した圧電板11の分極向き(図においては上下
方向)が逆になるよう内部電極12を介して交互
に積層固着し、各内部電極12を並列接続する外
部電極(図示せず)を設けてなる積層圧電体10
を立設してある。
この有底筒状体1に内蔵される可動体20は円
板状であり、図で下方端面側が前記積層圧電体1
0に固着されるとともに、上方端面側には流動体
6が位置し、さらに、可動体20中心部に、前記
弁座4に対向配置して流路を開閉する弁部21が
立設されている。
このような構成において、積層圧電体10に所
要電圧を印加すると、圧電効果により積層方向
(図中上下方向)に変位し、それに応じて可動体
20上部に配置される弁部21が流路を開閉する
ことになる。
この際、流動体6が有底筒状体1内の積層圧電
体10配設側に流入しないよう、通常、可動体2
0外周面にはゴム製または金属製のOリング22
を周設してある。
しかし、可動体20の移動にともない有底筒状
体1の内周面と接触するOリング22は、可動体
20の円滑移動を妨げることは否めず、特に、低
電圧駆動を要求されるこの分野では好ましくな
く、弁座4を通過した流動体の積層圧電体配設側
への流入遮断効果を失うことなく、かつ、圧電効
果を効率よく活用できる構成が望まれていた。
また、積層圧電体を有するアクチユエータを電
気接点の開閉に用いた例を説明すると、第4図に
示す如く、有底筒状体30は太筒部32と細筒部
33とから形成され、太筒部32の底部31には
前述の構成からなる積層圧電体10が立設され、
その上端部には板状の可動体20が、積層圧電体
10の圧電効果に応じて軸方向に移動可能に配設
されている。
また、有底筒状体30の細筒部33の頭部に
は、一対の接点8,8が配設され、可動体20と
前記接点8,8間には、導電性の流動体7が収納
されている。
かかるアクチユエータにおいて、積層圧電体1
0の変位は、パスカルの原理に基づき拡大され、
導電性の流動体7を上昇させ、接点8,8を電気
的に開閉することが可能となる。
この構成においても、第3図の構成と同様に、
流動体7の積層圧電体10配設側への流入遮断
は、ゴム製等のOリング22を用いているため、
可動体20の円滑移動を妨げ、要求される駆動電
圧の低減化が困難であつた。
発明の目的 この発明は、上記現状に鑑み、有底筒状体内の
可動体にOリング等の機械的なシール部材を用い
ることなく、これらと同等以上の遮断効果を有
し、かつ、積層圧電体の低電圧駆動が可能なアク
チユエータを目的としている。
発明の構成と効果 この発明は、通常、積層圧電体の変位量が、数
μm〜100μm程度であることから、使用する流
動体の粘度等の諸特性に応じて可動体の厚さ、及
び有底筒状体内周面との間隙寸法等を選定するこ
とにより、該間隙部を流動体の表面張力にて密封
遮断することが可能であることを知見したもので
ある。
すなわち、この発明は、厚み方向に分極した複
数の厚電磁器板を、隣接した圧電磁器板間で分極
向きが相互に逆となるよう、内部電極を介して交
互に積層固着し、各内部電極を外部電極にて接続
した積層圧電体を、有底筒状体の底部に配設し、
かつ、積層圧電体の他端面と有底筒状体内を軸方
向に移動する可動体の一方端面を連結し、可動体
の他方端面側筒状体内に流動体を収納したアクチ
ユエータにおいて、可動体外周面と有底筒状体内
周面間に、前記流動体の表面張力により流動体の
積層圧電体配設側への流入を遮断し得る空隙部を
形成したことを特徴とするアクチユエータであ
る。
この発明において、積層圧電体は、分極向きが
相互に逆となるよう、内部電極を介して交互に積
層固着し、各内部電極を外部電極にて接続した構
成であれば、圧電板の材質、積層方法、外部電極
の構成等を、所要特性等に応じて適宜選定でき
る。
また、有底筒状体内に入れる流動体は、気体、
液体のいずれでもよく、用途に応じて導電性を有
するものを用いてもよい。
発明の図面に基づく開示 第1図と第2図はこの発明によるアクチユエー
タの縦断説明図である。
第1図は流量制御弁に適用した例であり、有底
筒状体1は、その上部に流体6の流入口2、中央
部に流出口3を設けるとともに、流入口2と流出
口3間の有底筒状体1内周面に弁座4を突設して
あり、さらに、底部5には、厚み方向に分極され
た複数の厚電板11を、互いに隣接した圧電板1
1の分極向き(図においては上下方向)が逆にな
るよう内部電極12を介して交互に積層固着し、
各内部電極12を並列接続する外部電極(図示せ
ず)を設けてなる積層圧電体10を立設してあ
る。
有底筒状体1に内蔵する円板状の可動体20
は、図で下方端面側が前記積層圧電体10に固着
されるとともに、上方端面側には流動体6が位置
し、さらに、可動体20中心部に、前記弁座4に
対向配置して流路を開閉する弁部21が立設され
ている。
さらに、可動体20と外周端面と有底筒状体1
内周面との間に隙間Lgを設けてある。この隙間
Lgを設けると、流動体6の表面張力により、積
層圧電体10側への流動体6の流入を遮断でき、
密封効果を得ることができる。かかる隙間Lgは、
流動体の粘度等の特性及び可動体20の板厚H等
に応じて設定する。
以上の構成により、積層圧電体10に所要電圧
を印加すると、圧電効果により積層方向(図中上
下方向)に変位し、連結する可動体20の上部に
配置される弁部21が流路を開閉し、また、流動
体6は積層圧電体10側へ流入することがない。
可動体20の移動に際して、有底筒状体1の内
周面と接触する部材が全くないため、可動体20
が極めて円滑に移動し、低電圧駆動が可能とな
る。すなわち、この考案によるアクチユエータ
は、弁座4を通過した流動体の積層圧電体配設側
への流入遮断効果を失うことなく可動体20のシ
ール部材をなくしたもので、圧電効果を効率よく
活用できる構成である。
第2図は電気接点の開閉に適用した例であり、
太筒部32と細筒部33とから形成された有底筒
状体30は、太筒部32の底部31に前述の構成
からなる積層圧電体10が立設され、その上端部
には円板状の可動体20が、接続されている。
また、有底筒状体30の細筒部33の頭部に
は、一対の接点8,8が配設され、可動体20と
前記接点8,8間には、導電性の流動体7が収納
されている。
さらに、可動体20の外周端面と有底筒状体1
内周面との間には、流動体7の表面張力により、
積層圧電体10側への流動体7の流入を遮断で
き、密封効果を得ることができるように、流動体
の粘度等の特性及び可動体20の板厚H等に応じ
て設定する隙間Lgが設けてある。
以上の構成からなるアクチユエータは、積層圧
電体10側への流動体7の流入を遮断できるた
め、積層圧電体10の変位は、パスカルの原理に
基づき拡大され、導電性の流動体7が細筒部33
内を上昇することにより、接点8,8に接触して
通電させ、また、流動体7が細筒部33内を降下
することにより、接点8,8間の通電を絶つこと
ができ、スイツチングが可能となり、可動体20
の移動に際して、太筒部32の内周面と接触する
部材が全くないため、可動体20が極めて円滑に
移動し、低電圧駆動が可能となる。
実施例 変位量が50μmの積層圧電体を用いて、第1図
に示す構成の制御弁を組立て、有底筒状体の内径
Dを9〜15mm、可動体厚みを10〜20mm、隙間Lg
を0.003〜0.005mmに設定し、水を流動体とする流
路の開閉を行なつたところ、駆動電圧250Vにて
弁駆動が可能であり、水の圧電積層体側への流入
が全くなく、良好な密封効果を得ていることが確
認できた。
発明の効果 この発明によるアクチユエータは、流動体の積
層圧電体配設側への流入遮断効果を失うことなく
可動体のシール部材をなくしたもので、圧電効果
を効率よく活用できる構成であり、可動体の移動
に際して、有底筒状体の内周面と接触する部材が
全くないため、可動体が極めて円滑に移動し、低
電圧駆動が可能となり、応答性も向上する利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図はこの発明によるアクチユエー
タの縦断説明図である。第3図と第4図は従来の
アクチユエータの縦断説明図である。 1,30……有底筒状体、2……流入口、3…
…流出口、4……弁座、5,31……底部、6,
7……流動体、10……積層圧電体、11……圧
電板、12……内部電極、20……可動体、21
……弁部、22……Oリング、32……太筒部、
33……細筒部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 厚み方向に分極した複数の圧電磁器板を、隣
    接した圧電磁器板間で分極向きが相互に逆となる
    よう、内部電極を介して交互に積層固着し、各内
    部電極を外部電極にて接続した積層圧電体を、有
    底筒状体の底部に配設し、かつ、積層圧電体の他
    端面と有底筒状体内を軸方向に移動する可動体の
    一方端面を連結し、可動体の他方端面側筒状体内
    に流動体を収納したアクチユエータにおいて、可
    動体外周面と有底筒状体内周面間に、前記流動体
    の表面張力により流動体の積層圧電体配設側への
    流入を遮断し得る空隙部を形成したことを特徴と
    するアクチユエータ。
JP61261445A 1986-10-31 1986-10-31 アクチユエ−タ Granted JPS63115977A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61261445A JPS63115977A (ja) 1986-10-31 1986-10-31 アクチユエ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61261445A JPS63115977A (ja) 1986-10-31 1986-10-31 アクチユエ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63115977A JPS63115977A (ja) 1988-05-20
JPH041597B2 true JPH041597B2 (ja) 1992-01-13

Family

ID=17361991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61261445A Granted JPS63115977A (ja) 1986-10-31 1986-10-31 アクチユエ−タ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63115977A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4706099B2 (ja) * 2000-11-14 2011-06-22 株式会社アドヴィックス 電磁開閉弁
CN103997254B (zh) * 2014-05-28 2015-04-08 吉林大学 一种压电驱动式软体位移驱动器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60139981A (ja) * 1983-12-27 1985-07-24 Saginomiya Seisakusho Inc 圧電素子を利用した弁

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60139981A (ja) * 1983-12-27 1985-07-24 Saginomiya Seisakusho Inc 圧電素子を利用した弁

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63115977A (ja) 1988-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5671905A (en) Electrochemical actuator and method of making same
US5336062A (en) Microminiaturized pump
US3598506A (en) Electrostrictive actuator
US5647574A (en) Multi-layer microvalve having integral closure, membrane and pressure compensating surface forming a middle layer
US6000676A (en) Microvalve
JPS6088286A (ja) 電磁弁
JPH04282085A (ja) 多層構造のマイクロ弁
JP2781176B2 (ja) アクチュエータ
JPH041597B2 (ja)
JPH0711316B2 (ja) マイクロエレクトロバルブ
JPH0378512B2 (ja)
JPS62159877A (ja) アクチユエ−タ
JPS61236974A (ja) 流体制御弁
US5961096A (en) Ferroelectric fluid flow control valve
JP2509068B2 (ja) バルブ装置及びその使用方法
JPH025325A (ja) 圧電リレー
JPH0319655Y2 (ja)
US6297576B1 (en) Piezoelectric actuator
JPH0314617Y2 (ja)
JPH0221474B2 (ja)
JPH03249487A (ja) 自動開閉弁装置
JPH023017Y2 (ja)
JPS61189374A (ja) 圧電形切換弁
JP2002532660A (ja) 強誘電性流体フローコントロールバルブ
JPH01120496A (ja) 自動開閉弁