JPH04159120A - 自動車用空調装置のダクト装置 - Google Patents

自動車用空調装置のダクト装置

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JPH04159120A
JPH04159120A JP28538390A JP28538390A JPH04159120A JP H04159120 A JPH04159120 A JP H04159120A JP 28538390 A JP28538390 A JP 28538390A JP 28538390 A JP28538390 A JP 28538390A JP H04159120 A JPH04159120 A JP H04159120A
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JP
Japan
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air
duct
passage
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conditioning air
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JP28538390A
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Yuji Ishihara
裕二 石原
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車用空調装置のダクト装置に関する。
従来の技術 自動車用空調装置のダクト装置の中には、実開昭62−
67217号公報に示されているように、ダクトの内壁
にガイドベーンを設け、このガイドベーンを水平方向に
湾曲させて、ダクト内での空調風の気流分布が均一とな
るようにする構造が知られている。
発明が解決しようとする課題 前述したダクト装置にあっては、ガイドベーンの湾曲部
において、空調風の流速や圧力が変化したり、渦が発生
したりして、通気抵抗の増加により、均一な流速分布を
得難いという不都合がある。
課題を解決するための手段 そこで本発明にあっては、ダクトの内壁に設けられたガ
イドベーンの湾曲部に、当該ガイドベーンでダクト内に
区分された通路同志を連通ずる貫通孔を設けである。
作用 ガイドベーンの湾曲部を通る空調風は、当該湾曲部両側
での流速差(qa>qb)と圧力差(pm<pb)によ
り、貫通孔を通って湾曲部の内側に位置する通路から外
側に位置する通路向かって流れる。
実施例 第1実施例(第1〜4図参照) 先ず、第1実施例の構造を説明すと。
第4図は自動車用空調装置の全体を示すものであって、
吹き出し口装置30を前席乗員用として適用しである。
この自動車用空調装置の空調装置本体lは、プロアユニ
ット2とクーリングユニット3とヒータユニット4とダ
クトユニット5とを備えている。
プロアユニット2には、外気導入口6と内気導入ロアと
インテークドア8とプロアファン9とが設けである。外
気導入口6は、走行風圧を受けて外気を導入する。内気
導入ロアは、車室内の空気を導入する。インテークドア
8は外気導入口6と内気導入ロアとを選択的に開閉する
。プロアファン9は、プロアファンモータ10により回
転する。
クーリングユニット3には、エバポレータ11が設けで
ある。エバポレータ11は、図外のコンプレッサ、コン
デンサ、膨張弁等で構成した冷凍サイクルから供給され
る冷媒で通過する空気を冷却する。ヒータユニット4に
は、ヒータコア12とエアミックスドア13とエアミッ
クスチャンバ14とが設けである。ヒータコア12は、
図外のエンジン、温水コック等で構成した加熱サイクル
から供給される温水で通過した空気を暖める。エアミッ
クスドア13は、エバポレータ11を通過して冷えてい
る空気がヒータコア12を迂回して冷えたままの冷気と
、エバポレータIIを通過して冷えている空気がヒータ
コア12を通過して暖められた暖気と、の割合を調整す
るように開閉する。
ダクトユニット5には、デフロスタダクト15とベンチ
レータダクト16と足元ダクト17とドア18.19と
が設けである。デフロスタダクト15は、インストルメ
ントパネル20に設けられたデフロスタ吹き出し口21
に接続され、図外のフロントウィンドウに向けて空調風
を吹き出す。ベンチレータダクト16は、インストルメ
ントパネル20内に車幅方向左右に配置されたダクト装
置を構成している複数の吹き出し口装置30のベンチレ
ータ吹き出し口としての吹き出し口313それぞれに接
続され、右側2つの吹き出し口313、または左側2つ
の吹き出し口313に対向するように前席22に着座し
た図外の対象乗員の上半身に向けて空調風を吹き出す。
足元ダクト17の吹き出し口は、対象乗員の足元に向け
て空調風を吹き出す。ドア18は、デフロスタダクト1
5と足元ダクト17とを選択的に開閉する。ドア19は
、ベンチレータダクト16を開閉する。
上記吹き出し口装置30は、大まかには第1図に示すよ
うに、ダクト31と、複数のガイドベーン32,33,
34.35とを備えている。
ダクト31は、導入口311と配風通路312と縦横比
の大きな横長の吹き出し口313とを備え、矢印で示す
ように、空調装置本体1のベンチレータダクト16から
空調風を導入口311に取り込み、この空調風を配風通
路312に通してベンチレータ吹き出し口313から車
室内に吹き出す。
複数のガイドベーン32〜35それぞれは、ダクト3I
の内壁に導入口311から吹き出し口313にわたって
延設しであるとともに、水平方向(車幅方向、横方向)
に分離して設けられ、導入口311.配風通路312.
吹き出し口313それぞれを水平方向に符号A、B、C
,D、Eで示す5つの通路に区分するというように、複
数の通路に区分して、ダクト31の吹き出し口313部
分での空調風の気流分布が均一となるようにしている。
ここで、上記各ガイドベーン32〜35は、ダクト31
内での空調風の気流分布が均一となるように、導入口3
11と配風通路312と吹き出し口313とを複数の通
路A−Eに区分していることから、導入口311と配風
通路312との境目、ならびに配風連路312と吹き出
し口313との境目において、水平方向に湾曲されてい
るが、その湾曲部それぞれには、ガイドベーン32〜3
5でダクト内に区分された通路A−E間を連通ずる貫通
孔50,51,52,53,55,56.57が形成し
である。このようなことから、各ガイドベーン32〜3
5は、導入口要素32+lL、33a、34a、35a
と配風通路要素32b、33b、34b、35bと吹き
出し口要素32c、33c、34c、35cとに分離さ
れた状態に図示しである。また、各導入口要素32a〜
35a。
配風通路要素32b〜35b、吹き出し口要素320〜
35cそれぞれは、ダクト31の土壁内面から下方中間
部まで突出する上溝入口要素32a、、33a、、34
a、、35a、、上記風通路要素32b、、33b、、
34b、、35b、、上吹き出し口要素32c、、33
c、、34c+、35c。
と、ダクト31の底壁内面から上方中間部まで突出する
下溝入口要素32az、33at、34at。
35a、、下記風通路要素32b、、33b、、34b
、、35b、、下吹き出し口要素32C2,33c、、
34c、、35c、とに分割しである。これら上溝入口
要素32a、〜35a1と下溝入口要素32a、〜35
a、とは、上下に重合している。
上記風通路要素32b1〜35b、と下記風通路要素3
2b、〜35b、とは、上下に重合している。
上吹き出し口要素32c1〜35c、と下吹き出し口要
素32c、〜35c、とは上下に重合している。
なお、第4図中の符号40は、インストルメントパネル
20の乗員が操作し易い部分に組み付けられた操作部材
であって、これは、乗員の操作により、吹き出し口31
3に設けられた図外の風向板の向きを調節する。
次に、第1実施例の作用を説明する。
第4図に示すように、吹き出し口装置30をインストル
メントパネル20内に配置し、操作部材40により図外
の風向板の向きを調節し、空調装置本体lのドア19を
開動作した状態において、空調装置本体lを駆動すると
、プロアファン9の回転によりプロアユニット2からク
ーリングユニット3.ヒータユニット4を経由して作ら
れた空調風が、エアミックスチャンバ14からベンチレ
ータダクト16を経て吹き出し口装置30の導入口31
1に取り込まれる。
すると、第2図に示すように、導入口311に取り込ま
れた空調風は、導入口要素32a〜35aと配風通路要
素32b〜35bと吹き出し口要素32c〜35cとか
らなるガイドベーン32〜35で区分されている通路A
−Eを通り、吹き出し口313から対象乗員に向けて吹
き出される。
この空調風が、通路A−Eでガイドベーン32〜35の
湾曲部を通る際、当該湾曲部両側で流速差ならびに圧力
差を生じ、この流速差と圧力差とにより、空調風の一部
が矢印で示すように、貫通孔50〜57を湾曲部の内側
に位置する通路から外側に位置する通路に向かって流れ
る。具体的には、ガイドベーン32の両側に位置する通
路A、Bを通る空調風を例として説明すると、最初の貫
通孔50においては、ガイドベーン32が通路B側から
通路A側に湾曲しているので、通路Bを通る空調風が通
路Aを通る空調風よりも流速が速くて圧力が低いので、
第2図に矢印X、で示すように、空調風が貫通孔50を
通路Aから通路Bに向かって流れる。次の貫通孔51に
おいては、ガイドベーン32が通路A側から通路B側に
湾曲しているので、通路Aを通る空調風が通路Bを通る
空調風よりも流速が速くて圧力が低いので、第2図に矢
印X!で示すように、空調風が貫通孔51を通路Bから
通路Aに向かって流れる。これにより、−方の通路から
他方の通路に空調風のエネルギが供給されガイドベーン
32の壁面との境界層での空調風の剥離ならびに渦の発
生が阻止される。
尚、インストルメントパネル20付近では、夏期と冬期
との温度差が大きい。このような、環境下に合成樹脂製
のダクト31を配置した場合、熱的な影響は無視できな
くなる。しかし、この第1実施例では、ガイドベーン3
2〜35を、ダクト31の土壁に設けた玉導入ロ要素3
2&、〜35a8.上配風通路要素32b、 〜35b
、、上吹き出し口要素32c、〜35c、と、ダクト3
1の底壁に設けた下溝入口要素32a、〜35ax、下
配風通路要素32b、〜35b、、下吹き出し口要素3
2c、〜35c、とで構成しであるので、これら玉導入
ロ要素32a、〜35a、、上配風通路要素32b、 
〜35b、、上吹き出し口要素32c。
〜35c1と下溝入口要素32a!〜35a、、下記風
通路要素32b、〜35b*、下吹き出し口要素32c
、〜35c、とが、第3図に仮想線で示す断面形状から
実線で示す断面形状に変形することにより、ダクト31
の伸びを吸収し、吹き出し口313の断面形状の変形を
防止できる。また、貫通孔50〜57形成部分やガイド
ベーン32〜35の分割部分で成形型を分割し、ガイド
ベーン32〜35をダクト31の成形時に同時に一体成
形することにより、ダクト31とガイドベーン32〜3
5を別工程で製造して組み合わせる場合と比べて、コス
ト的に有利である。
ところで、第■実施例での貫通孔50〜57を通る流れ
のメカニズムを、第5〜9図に示すモデル図を参照しつ
つ説明する。
第5図は、ダクト装置としての吹き出し口装置を平面的
に図示したモデル図である。同図において、100はダ
クトであって、これは、導入口101と配風通路102
と縦横比の大きな横長の吹き出し口103とを備え、図
外の空調装置本体からの空調風を矢印で示すように導入
口101に取り込み、この空調風を配風通路102に通
して吹き出し口103から車室内に吹き出す。104゜
105.106.107はガイドベーンであって、これ
らは、ダクト100の内壁に導入口101から吹き出し
口103にわたって延設しであるとともに、水平方向(
車幅方向、横方向)に分離して設けられ、導入口101
.配風通路102.吹き出し口103それぞれを、水平
方向に符号A、B。
C,D、Eで示す5つの通路に区分するというように、
複数の通路に区分している。また、各ガイドベーン10
4〜107における導入口101と配風通路102との
境目、各ガイドベーン104〜107における配風通路
102と吹き出し口103との境目それぞれには、水平
方向に湾曲された湾曲部104A、104B、+05A
、105B、106A、106B、107A、107B
が形成しである。
この第5図に示したモデル図において、説明を簡単にす
ることから、上記湾曲ff1104A、104B、+0
5A、l05B、106A、106B。
107A、107Bを折れ線状に図示し、完全流体を導
入口101から吹き出し口103に向けて流したと仮定
し、折れ線状の湾曲部104A、104B、105A、
105B、106A、106B、107A、107Bに
相当する角部分の圧力分布を、複素速度ポテンシャルを
用いて調べると、流体力学でよく知られているように、
複素速度ポテンシャルfは、Φを速度ポテンシャル、マ
を流れ関数、iを複素単位とするとき、 f=Φ+itF         ・・・・・・・・・
(1)と表せる。
ここで、複素速度ポテンシャル f=A−2″、z=x+1y(A>O,n>O)  =
−==・(2)は、角部分を回る流れを示している。こ
のことを簡単に説明する。
極座標(r、θ)を使うと、z−r−eXp(iθ)で
あるから、 f=Φ+1tF =A・rnIIexp(niθ) =A−r”(cos(no)+1−sin(no))・
曲間(3)となり、 Φ=A−r” c o s(no)、’F=A−rn−
s i ncnθ)−・−(4)となる。
そして、W;0なる流線は、5in(no)二〇、すな
わち θ−k(yr/n)、 (但し、k−0,±1.±2)
    −・・−(5)で与えられる。これらは、第6
図に示すように、原点Oから出る放射線で、X軸の正の
部分、およびこれを角度π/nだけ正負の向きに次々に
回転して得られるものである。
また、マ=c (c>O)なる流線は、で与えられるか
ら、r−(sin(no))弓/nの表す曲線と相似で
ある。したがって、Cを変えて得られるすべての流線は
相似であって、原点Oを相似の中心とすることがわかる
。マ=0なる流線は、これらの流線群の漸近線になって
いる。
流線を壁で置き換えても、流れの様子は変わらないから
、上記(2)式は、2つの半直線θ=Oとθ=π/nと
囲まれた模型の領域内での流れを表すと考えることもで
きる。あるいは、第7.8図に示すように、原点0の近
くだけを考えると、角部分を回る流れを表すものと変え
てもよい。
さて、複素速度は、df/dz=u−iv(u:X方向
速度、v:X方向速度)で与えられるから、速度の大き
さqは、 f q=l    1=n−A−r″−’  −(7)z となる。
それゆえ、等連線q=const (一定)、およびベ
ルヌーイの定理 q−(1/2) ρq2+cons t  −(8)に
よって与えられる等圧線p=constは、原点0を中
心とする同心円である。n<1、すなわち曲がり角度が
180度以上ならば、流速qは原点0に近付くとともに
増大し、n>1、すなわち曲がり角度が180度以下な
らば、原点Oに近付くとともに減少する。ベルヌーイの
定理より圧力pについては、その関係は逆である。
以上述べてきた理論は完全流体を仮定したが、粘性流体
の場合においても定性的性質については同じである。す
なわち、流速qは、曲がり角度が180度以上ならば、
角部分に近付くとともに増大し、曲がり角度が180度
以下ならば、角部分に近付くとともに減少する。圧力p
では、この関係は逆になる。ただし、粘性を考慮した場
合には、壁面に境界層が表れ、第9図に示すように、曲
かり角度が180度以上において、壁面から剥がれて渦
の領域を作る。
ここで、例えば第5図に示した角部分104Aの右側領
域は、曲がり角度180度以上(Za)の壁面に沿う流
れであり、角部分104Aの左側領域は、曲がり角度1
80度以下(7b)の壁面に沿う流れとなっていて、角
部分104Aより上流の速度と圧力は一様と見なせるの
で、la付近の流速はzb付近のものより大きくなる(
q、〉qb、Za+Zb=360°)。
ところで、角部分104Aより上流の流速と圧力とをP
。、Uoとして、la、lbを回る流れベルヌーイの定
理を適用すれば、 p、+(1/2)ρ−Qa’=Po士(1/2)ρ−U
o’  −=−=(9)pb+(1/2)ρ・qb’=
po+ (1/2)ρ−U、’ −・= (10)とな
る。式(9)、(103において、添字&。
bは、それぞれAa、 7bを回る流れを表している。
したがって、 p、+(1/2)ρ・qa2=pb+ (1/ 2)ρ
・q b2 、、、・・・(11)pap、−(1/ 
2 )ρ・q♂−(1/2)ρ・qa′ ・・・・・・
(12)となる。上述したように、 q a > q bだから、pa < 1) b  ・
・・・・・・・・・・・(13)となる。
これまで述べてきた性質は、湾曲部104A〜107A
が、第5図に実線で示す角部分ではなく、第5図に仮想
線で示す円弧部分に形成されても変わらない。つまり、
角部付近に適当な穴を設ければ、この圧力差のために流
れは角&から角すに流れることになり圧力の低い流れに
エネルギを供給することができる。
したがって、前記第1実施例の第1.2図に示すように
、ガイドベーン32〜35の湾曲部に形成した貫通孔5
0〜57を通る空調風の流れにより、ガイドベーン32
〜35の壁面との境界層での空調風の剥離や渦の発生が
阻止される。
第2実施例(第10図参照) この第2実施例は、第10図に示すように、ダクト装置
として曲がり管60を示しである。この曲がり管60を
構成するダクト61の湾曲部内壁には、複数のガイドベ
ーン62.63,64,65.66が設けである。これ
らガイドベーン62〜66は、ダクト61の湾曲に沿っ
て水平方向に湾曲しており、ダクト61内の湾曲部の配
風通路612を複数の通路F、G、H,1,J、Kに区
分しである。各ガイドベーン62〜66の湾曲部には、
複数の貫通孔70,71,72,73.74.75,7
6.77.78.79が形成しである。
したがって、この第2実施例にあっても、前記第1実施
例と同様に、複数の通路F−Kを通る空調風の流速差と
圧力差とにより、空調風の一部が、第10図に矢印で示
すように、貫通孔70〜79を湾曲部の内側に位置する
通路から外側に位置する通路に向かって流れる。例えば
、ガイドベーン62を境とする通路F、Gを流れる空調
風について見ると、通路F側でのガイドベーン62の湾
曲部の角度か180度以下であることから、通路Fを流
れる空調風の一部が、貫通孔70.71を通って通路G
に向かって流れる。これにより、ガイドベーン62の壁
面との境界層での空調風の剥離ならびに渦の発生が阻止
される。
発明の効果 以上のように本発明によれば、ガイドベーンにおける湾
曲部両側での流速差ならびに圧力差により、ダクトを通
る空調風の一部が貫通孔を湾曲部の内側に位置する通路
から外側に位置する通路に向かって流れるので、ガイド
ベーンの壁面との境界層での空調風の剥がれを防ぎ、渦
の発生を阻止することができる。よって、ガイドベーン
による空調風の整流機能に支障を招くことなく、圧力損
失や通気抵抗を減少し、下流側(吹き出し口側)での−
様な流速分布を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例のダクトを仮想線で示した
全体斜視図、第2.3図は同第1実施例の作用説明図、
第4図は同第1実施例の空調装置本体を含む概略構成図
、第5図はダクト装置としての吹き出し口装置のモデル
図、第6図は流体力学による流線図、第7図は180度
以上の角部分での流線図、第8図は180度以下の角部
分での流線図、第9図は180度以上の角部分での作用
説明図、第1O図は本発明の第2実施例の曲がり管の曲
部を示す断面図である。 1・・・空調装置本体、30・・・吹き出し口装置、6
0・・・曲がり管、31.61・・・ダクト、32〜3
5゜60〜66・・・ガイドベーン、50〜57.70
〜79・・・貫通孔。 第7図 第9図 第8図 n>1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)空調装置本体から吹き出される空調風を誘導する
    ダクトの内壁にガイドベーンを設け、このガイドベーン
    を水平方向に湾曲させて、ダクト内での気流分布が均一
    となるようにした自動車用空調装置のダクト装置におい
    て、 前記ガイドベーンの湾曲された湾曲部に、当該ガイドベ
    ーンでダクト内に区分された通路同志を連通する貫通孔
    を設けたことを特徴とする自動車用空調装置のダクト装
    置。
JP28538390A 1990-10-23 1990-10-23 自動車用空調装置のダクト装置 Pending JPH04159120A (ja)

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