JPH04158881A

JPH04158881A - 玩具

Info

Publication number: JPH04158881A
Application number: JP2283430A
Authority: JP
Inventors: Tsuneo Hanzawa; 半沢　恒雄
Original assignee: Hanzawa Corp KK
Current assignee: Hanzawa Corp KK
Priority date: 1990-10-23
Filing date: 1990-10-23
Publication date: 1992-06-01
Also published as: US5127869A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、玩具に係り、更に詳しくは、ボード上の通
路に沿って動物等の観察対象物を点在させ、この観察対
象物の位置を移動体玩具が通過するとき、観察対象物の
特長等を音声などにより表現できるようにした学習機能
を具備した玩具に関する。

〔従来の技術〕

幼児に対し、例えば動物などの観察対象物の特長を教育
する教育用の玩具としては、例えばボード上に形成した
遊覧通路に沿って豚、馬、羊などの各種動物を印刷によ
り形成し、この遊覧通路に沿って遊覧車である自動車玩
具などを手押しにより走行させながら、動物の名前など
を教育するものが知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、このような従来の教育用の玩具であって
も、自動車玩具をボード上の遊覧通路に沿い手押しによ
り移動するだけであって、移動する遊覧車と各動物間で
幼児の興味を大きく喚起させるようなアクションあるい
は動物の鳴き声を発生させるといった機能がない。この
ため、幼児自身が遊びながら動物の名前、鳴き声などを
覚えるという学習機能を発揮できず、単なる自動車玩具
と同じになってしまい、幼児に対する学習および教育効
果も低い問題があった。

この発明は、上述のような点に鑑みなされたもので、幼
児の興味を喚起するとともに、学習および教育効果を向
上できる学習機能を備えた玩具を提供することを目的と
する。

［課題を解決するための手段〕一実施例である第１図（ａ）、　（ｂ）に対応づけて本
発明を説明すると、この発明は走行通路２を有するとと
もにこの走行通路２に沿って形成した複数の観察対象物
５〜ＩＯを有するボードｌと、ボード１上の走行通路２
に沿って移動する可動体３０と、ボードｌ上の走行通路
２に各観察対象物５〜１０に対向して形成され、各観察
対象物５〜１０を特定するための指令を与える導電部材
１１〜１６と、可動体３０の走行通路の対向面に導電部
材１１〜１６と摺接するようにして配列され、移動する
可動体３０が観察対象物５〜ＩＯに対向したときこれに
対応する導電部材により選択的に導通されて観察対象物
指定用の信号を発生する接点群１７〜２３と、接点群１
７〜２３からの信号を処理することにより各観察対象物
５〜１０に対する指令信号を送出する信号処理手段２４
と、各観察対象物５〜ＩＯの特長を表わす音声その他の
データが格納され、信号処理手段２４から出力される指
令信号に基づいてデータが読み出されるメモリ２５と、
メモリ２５から読み出されたデータに基づいて観察対象
物の特長を音声もしくはアクションで表示する出力手段
２７．２９とから構成したことを特徴とする。

〔作　用〕

可動体３０が走行通路２上を移動することにより導電部
材の１つを通過すると、この導電部材が接点群１７〜２
３のうちの特定された１組を選択的に導通して観察対象
物指定用の信号を信号処理手段２４に送出する。この信
号を受けた信号処理手段２４はメモリ２５から指令信号
に応したデータを読み出し、出力手段に送出する。これ
によって可動体３０が対応する観察対象物の特長、例え
ば鳴き声などを音声で出力することにより観察対象物の
特長を表示する。

従って、幼児は遊びながら観察対象物の特長等を学習す
ることができる。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図〜第３図はこの発明の方式をファミリー牧場の遊
覧玩具に適用した場合の実施例を示すものである。

まず、第１図ら）において、１は厚紙等から形成された
ファミリー牧場用の遊戯ボードであり、このボード１上
には、エンドレス状の遊覧通路２およびレストハウス３
．池４等が印刷により形成されている。

また、ボード１上には、遊覧通路２に沿って観察対象物
である猫５．豚６．馬７．羊８．犬９゜鶏１０等の動物
が印刷により形成され、さらに遊覧通路２には、各動物
を特定するための指令を与えるコ字状の導電部材１１〜
１６が遊覧通路２を横切る方向に印刷などの手段により
形成されている。

各導電部材１１〜１６のコ字状幅はそれぞれ異なり、こ
れによって対応する動物の特長３例えば鳴き声を指定す
る。

次に第１図（ａ）の構成について述べる。

図において、１７はｖＤＤｉｉ源に接続されたコモン接
点、１８〜２３はボードｌ上の羊８．猫５゜犬９．豚６
．馬７．鶏１０にそれぞれ対応する接点であり、これら
コモン接点１７および接点１８〜２３は、第２図および
第３図に示すように、可動体である遊覧車玩具３０のシ
ャーシ下面に突出して取り付けられ、そして遊覧車玩具
３０をボード１上に載せたとき、ボード表面に摺接する
ようになっている。また、コモン接点１７とこれに対応
する各接点１８〜２３間は、それぞれの間隔に一致する
導電部材１１〜１６により短絡される。

信号処理回路２４は、各接点１８〜２３が対応するコ字
状導電部材１１〜１６によりコモン接点１７に接続され
たときの信号を基にメモリアドレス信号およびアクショ
ン信号を生成する。音声メモリ２５は各動物の鳴き声を
格納するもので、この音声メモリ２５には信号処理回路
２４からのアドレス信号が入力される。また、音声メモ
リ２５には、アドレッシングにより読み出された音声デ
ータをアナログ量に変換するＤ−Ａ変換回路２６が接続
され、さらにＤ−Ａ変換回路２６の出力側には、動物の
鳴き声を出力するスピーカ２７が接続されている。

また、信号処理回路２４には、アクションデータにより
動作する駆動回路２日が接続され、駆動回路２８には、
これにより点滅されるランプ２９が接続されている。

第１図（ａ）に示す回路構成のシステムは第２図に示す
遊覧車玩具３０内に搭載され、さらに上記回路、スピー
カ２７およびランプ２９を駆動する乾電池（図示せず）
も遊覧車玩具３０内に搭載されている。

次に動作について説明する。

ボード１上のファミリー牧場を模擬的に遊覧する場合は
、遊覧車玩具３０を遊覧通路２上に載せ、遊覧通路２に
沿って手押しにより走行させる。

例えば、第１図（ロ）の矢印Ａ方向に走行される遊覧車
玩具３０が導電部材１１上を通過すると、この導電部材
１１は遊覧車玩具３０のシャーシ下面から突出するコモ
ン接点１７と接点１９に接触したときのみ導通し、その
導通信号を信号処理回路２４に供給する。この導通信号
を受けた信号処理回路２４は、これに応じたアドレス信
号２４ａおよびアクション信号２４ｂを出力する。

アドレス信号２４ａを受けた音声メモリ２５はアクセス
され、その指定番地に格納されている音声データをＤ−
Ａ変換回路２６に出力し、アナログ量、すなわち音声信
号に変換してスピーカ２７に出力する。これにより、ス
ピーカ２７から猫５の鳴き声を発生させる。

また、アクション信号２４ｂが駆動回路２８に出力され
ることにより、ランプ２９が点滅し、猫５が描かれた位
置を遊覧車玩具３０が通過したことを視覚により幼児に
知らせる。

したがって、幼児は遊覧車玩具としての遊戯は勿論のこ
と、遊びながら猫５の鳴き声を学習することができ、幼
児教育に適するとともに、遊戯的効果も向上できる。

また、遊覧車玩具３０が導電部材１２上を通過した場合
は、導電部材１２は遊覧車玩具３ｏのコモン接点１７と
接点２１に接触したときに導通し、その導通信号を信号
処理回路２４に供給する。この導通信号を受けた信号処
理回路２４は、これに応じたアドレス信号２４ａおよび
アクション信号２４ｂを出力する。

アドレス信号２４ａを受けた音声メモリ２５はアクセス
され、その指定番地に格納されている音声データをＤ−
Ａ変換回路２６に出力することにより音声信号に変換し
、スピーカ２７に出力する。

これにより、スピーカ２７から豚６の鳴き声を発生させ
る。また、アクション信号２４ｂが駆動回路２８に出力
されると、ランプ２９が点滅して、豚６が描かれた位置
を遊覧車玩具３０が通過したことを視覚により幼児に知
らせる。

さらに、遊覧車玩具３０が導電部材１３上を通過すると
、コモン接点１７と接点２２間が導通され、上記と同様
な動作手順にしたがってスピーカ２７から馬７の鳴き声
が発生し、同時にランプ２９が点滅する。また、遊覧車
玩具３０が導電部材１４上を通過したときは、コモン接
点１７と接点１８間が導通され、上記と同様な動作手順
に従ってスピーカ２７から羊８の鳴き声が発生し、同時
にランプ２９が点滅する。

さらにまた、遊覧型玩具３０が導電部材１５上を通過し
たときは、コモン接点１７と接点２０間が導通し、これ
によりスピーカ２７から犬９の鳴き声が発生すると同時
にランプ２９が点滅する。

また、遊覧型玩具３０が導通部材１６上を通過したとき
は、コモン接点１７と接点２３間が導通する。これによ
り、鶏１０の鳴き声がスピーカ２７から発生すると同時
に、ランプ２９が点滅する。

このような本実施例にあっては、遊覧通路２上を手押し
により走行される遊覧型玩具３０が導電部材１１〜１６
を通過する毎に、それぞれに対応して描いた動物の鳴き
声がスピーカ２７から発生し、同時にランプ２９が点滅
して動物の存在を視覚的に知らせるから、幼児は遊びな
がら各種の動物の鳴き声を学習することができ、幼児に
対する教育的効果が向上するとともに、遊戯的効果も向
上する。

なお、上記実施例では、ファミリー牧場を例に述べたが
、これに限らず、サファリ、遊園地、動物園２あるいは
幼児の身のまわりにある時計の音。

靴の音、昆虫の声等にも利用できる。

また、通路を走行する可動体は遊覧型玩具に限らないほ
か、スピーカから発する音も動物あるいは虫の鳴き声に
限定されず、音楽であってもよい。

さらに、ボード上に形成される動物等の観察対象物は印
刷による平面的なものに限らず、立体構造であってもよ
い。さらに、可動体は手押し走行されるものに限らず、
自動走行されるものでもよいことは勿論である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、ボード上の走
行通路を移動する可動体が各導電部材を通過する毎にそ
れぞれの導電部材に対応する観察対象物の特長等が音声
もしくはアクションにより表示されるから、幼児は一般
玩具としては勿論のこと、遊びながら各観察対象物の特
長を学習することができる教育用玩具として利用でき、
幼児に対する教育効果を向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）はこの発明による玩具の一実施例を示す全
体の構成図、第１図（ｂ）は本実施例におけるボードの
平面図、第２図は遊覧型玩具の側面図、第３図は遊覧型
玩具の底面図である。１・・・ボード、２・・・遊覧通路（走行通路）、５〜
１０・・・動物（観察対象物）、１１−１６・・・導電
部材、１７〜２３・・・接点、２４・・・信号処理回路
、２５・・・メモリ、２７・・・スピーカ（出力手段）
、２９・・・ランプ（出力手段）、３０・・・遊覧型玩
具（可動体）。第２図３θ 第３図

Claims

【特許請求の範囲】走行通路を有するとともにこの走行通路に沿って形成し
た複数の観察対象物を有するボードと、前記ボード上の
走行通路に沿って移動する可動体と、前記ボード上の走行通路に前記各観察対象物に対向して
形成され、各観察対象物を特定するための指令を与える
導電部材と、前記可動体の走行通路対向面に前記導電部材と摺接する
ようにして配列され、移動する可動体が観察対象物に対
向したときこれに対応する導電部材により選択的に導通
されて観察対象物指定用の信号を発生する接点群と、前記接点群からの信号を処理することにより各観察対象
物に対する指令信号を送出する信号処理手段と、前記各観察対象物の特長を表わす音声その他のデータが
格納され、前記信号処理手段から出力される指令信号に
基づいてデータが読み出されるメモリと、前記メモリから読み出されたデータに基づいて観察対象
物の特長を音声もしくはアクションで表示する出力手段
とから構成したことを特徴とする玩具。