JPH04158800A - 非a非b型肝炎特異的遺伝子の検出方法及び検出用試薬組成物 - Google Patents

非a非b型肝炎特異的遺伝子の検出方法及び検出用試薬組成物

Info

Publication number
JPH04158800A
JPH04158800A JP2284465A JP28446590A JPH04158800A JP H04158800 A JPH04158800 A JP H04158800A JP 2284465 A JP2284465 A JP 2284465A JP 28446590 A JP28446590 A JP 28446590A JP H04158800 A JPH04158800 A JP H04158800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hepatitis
base sequences
blood
dna
probe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2284465A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3549201B2 (ja
Inventor
Osami Yamamoto
修己 山本
Masayuki Tsuchiya
政幸 土屋
Masanobu Oshima
正伸 大島
Mitsuo Yagasaki
矢ヶ崎 満郎
Yukio Matsuoka
松岡 幸雄
Terumasa Arima
暉勝 有馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugai Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP28446590A priority Critical patent/JP3549201B2/ja
Priority to EP19910918898 priority patent/EP0506977A4/en
Priority to PCT/JP1991/001452 priority patent/WO1992007960A1/ja
Publication of JPH04158800A publication Critical patent/JPH04158800A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3549201B2 publication Critical patent/JP3549201B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/70Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving virus or bacteriophage
    • C12Q1/701Specific hybridization probes
    • C12Q1/706Specific hybridization probes for hepatitis
    • C12Q1/707Specific hybridization probes for hepatitis non-A, non-B Hepatitis, excluding hepatitis D
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/68Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
    • C12Q1/6844Nucleic acid amplification reactions
    • C12Q1/686Polymerase chain reaction [PCR]

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は血液伝播性非A非B型肝炎特異的遺伝子の検出
方法並びに検出用試薬に関する。詳しくは血液伝播性非
A非B型肝炎特異的抗原蛋白質をコードするDNA配列
の全部又は一部を用いることを特徴とする血液伝播性非
A非B型肝炎特異的遺伝子の検出方法並びに検出用試薬
に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕ウィル
ス性肝炎のうちA型及びB型についてはすでにそのウィ
ルスが発見され免疫学的な方法による診断も可能となっ
ており、これらのウィルスに対するワクチンも開発され
ている。しかしながらA型でもなくB型でもないいわゆ
る非A非B型といわれる肝炎に関しては病因ウィルス量
が生体内で極めて微量であるため実体が明らかにされて
いないのが現状である。血液伝播性非A非B型肝炎は輸
血後肝炎の90%以上を占め、輸血をうけた人の10〜
20%にこの肝炎が発症する〔実験医学7巻、196−
201(1989) )。
血液伝播性非A非B型肝炎に関連した抗原蛋白質の検索
はいくつかの研究者により患者の血液を材料として展開
されている6例えばChooら(Science。
244巻、359−362 (1989) )及びヨー
ロッパ出願公開0318216 Alにより血液伝播性
非A非B型肝炎患者の血液をチンパンジーに移入して感
染させた後その血清からRNAを抽出し、このRNAが
ら調製されるcDNAライブラリーより非A非B型肝炎
ウィルス遺伝子の一部を単離した旨の報告がなされてい
る。このウィルス遺伝子断片を基にして作られた免疫学
的手法による診断試薬を用いて我国の血液サンプル試験
の結果非A非B型肝炎ウィルスに感染した血液を60〜
70%の確率で診断できるとの報告もされている(厚生
省肝炎研究連絡協議会報告1989.3.13)。
一方、特開昭64−2576には、非A非B型肝炎患者
血液をチンパンジーに移入して感染させた後、その肝細
胞からRNAを抽出し、このRNAを用いて非A非B型
肝炎特異的抗原蛋白質遺伝子をクローン化した旨述べら
れている。
前者においては診断試薬の非A非B型肝炎ウィルス感染
血液に対する診断確率が低いこと、又該報告者がその論
文中でも述べている如くクローン化された遺伝子が血液
伝播性非A非B型肝炎ウィルス遺伝子の想定塩基数に比
べ充分な数でないこと、血液伝播性非A非B型肝炎ウィ
ルスは2種以上存在する可能性のあることなどを考え合
せると得られた知見はきわめて不十分なものである。
後者においてはクローン化された遺伝子がヒト非A非B
型肝炎特異的である直接的証拠が示されていない。
上記いずれの場合にもチンパンジーを介して得られたR
NAが使用されており、ヒト血液伝播性非A非B型肝炎
ヒト患者から直接的にRNAを抽出したものではないた
め、クローン化されたDNAがヒト非A非B型肝炎ウィ
ルスの遺伝子を忠実に反映しているか否か明らかでな(
、確度の高い診断試薬さらにはワクチン開発が要望され
ていることを考えると新たなアプローチが必須である。
そのひとつとして本発明者の1人はすてに非A非B型肝
炎患者血液より直接RNAを抽出し、本発明人が後述す
る方法を用いてその成果を報告している〔実験医学7巻
、196−201(1989) )。
本発明者は鋭意研究を行った結果、非A非B型肝炎患者
の肝細胞、または血液から直接RNAを抽出し、このR
NAに基づいて血液伝播性非A非B型肝炎特異的抗原蛋
白質をコードするDNAのクローニングに成功し、それ
らのDNAを大腸菌にて発現することに成功した。この
様にして得られた非A非B型肝炎特異的抗原蛋白質は、
血液試料あるいは組織試料を用いて、これらの抗原蛋白
質に対する抗体を測定することによる非A非B型肝炎の
診断に有用な試薬となる。
一方、B型肝炎においてはウィルス抗原蛋白質に対する
抗体の出現時期、あるいはその量は患者の経過により異
なり、また抗原蛋白質の種類においても異なる。−船釣
に、感染初期には抗体の出現はなく、約3カ月以降にH
Bc(B型肝炎ウィルスコア蛋白) 、HBe(B型肝
炎ウィルスエンベロープ蛋白)に対する抗体が出現し、
さらに数カ月後、HBs(B型肝炎ウィルス表面抗原)
抗体が出現すると言われている(鈴木宏編、肝炎、南雲
堂、1989)。
非A非B型肝炎においても、ある特定の抗体の出現とそ
の抗原遺伝子の存在が必ずしも一致しないと言う報告が
ある(A、JJeinerらLancet 335巻1
頁(1990) ; J、A、GarsonらLanc
et 335巻1419頁(1990) )。
以上のことを考慮すると、非A非B型肝炎ウィルスの存
在を直接確かめることによる、非A非B型肝炎の確定診
断法の開発が望まれる。
〔課題を解決するための手段] 本発明者は非A非B型肝炎特異的遺伝子の存在を直接判
定する手段として、本発明者がクローニングに成功した
DNAクローンの塩基配列に基づくプローブ及び/又は
プライマーを利用することにより、非A非B型肝炎特異
的遺伝子の検出が可能との知見を得、それに基づき本発
明を完成した。
即ち本発明はプライマーを用いた特異的な遺伝子増幅法
とプローブを用いたハイブリダイゼーション(二本鎖形
成)法による非A非B型肝炎特異的遺伝子の検出法にお
いて、第1表に示すファージクローンのいずれかに挿入
されているcDNAの塩基配列又はその一部をプローブ
及び/又はプライマーとして用いることを特徴とする非
A非B型肝炎特異的遺伝子の検出方法及びそのための試
薬に関する。
(具体的な説明〕 本発明におけるプローブ及び/又はプライマーを用いた
非A非B型肝炎特異的遺伝子の検出法は、核酸の分子ハ
イブリダイゼーション(二本鎖形成)の原理(Mani
atis T、等Mo1ecular Cloning
 Labora−tory Manual、 Co1d
 Spring Harbor Press)に基づい
ている。
この方法によれば、変性させた核酸試料に外来性ヌクレ
オチドIM (プローブ)を導入した際、これらの変性
した核酸と相補的な配列部分に外来性プローブが結合し
二本鎖を生じる。この反応はその核酸がRNAでもDN
Aでも原理的には同じである。しかし、生した二本鎖の
安定性の程度は、この二本鎖内の核酸配列の相補性の程
度により異なる。従って効率よく非A非B型肝炎特異的
遺伝子の検出を行なうには、検定される核酸試料に対し
て極めて特異的に二本鎖形成するプローブ及び/又はプ
ライマーを用いることが重要となる。
二本鎖形成の条件はこの分野において用いられている参
考書等(J、Sambrook等Mo1ecular 
C1oning9.47. 11.45.  Co1d
 Spring Harbor Laboratory
Press (1989) )に詳細に述べられている
が、いずれにしても用いるプローブ又はプライマーが検
定される核酸試料の塩基配列に特異的であり、鎖長が十
分長ければ、他の類縁核酸配列とは区別して特異的かつ
安定な二本鎖形成が達成され、例えばプローブに標識さ
れた物質(色素、化学発光物質あるいは放射性物質)を
適宜測定して、与えられた核酸試料中に特異的な核酸配
列の存在を確定することができる。
非A非B型肝炎ウィルスあるいは特異的核酸は、血液や
組織中に極微量にしか存在しないと言われている。この
ような微量の核酸を同定する場合、それらの核酸を直接
上記の如くのプローブにて検出することは回能が伴う。
従ってこのような場合、特異的な配列からなるプライマ
ーを用いて標的とする核酸を増幅したのち、プローブと
二本鎖形成することにより、より鋭敏に目的核酸を同定
することができる。また、前記の如きプライマーを用い
て標的とする核酸を十分に増幅したのち、エチジウムブ
ロマイド等を用いて核酸を染色することにより目的の核
酸を同定することもできる。このような核酸の遺伝子増
幅法は既にいくつかの方法が知られており(実験医学V
o1.8 No、9(1990)羊土社PCRとその応
用)、それらの遺伝子増幅方法を適用できる。
本発明者は、先にも述べた如く、非A非B型肝炎内来肝
癌患者の肝細胞及び血液試料を基にして非A非B型肝炎
特異的抗原蛋白をコードするDNAクローン61個を単
離することに成功している。
これらのDNAクローンは第1表に示すとおりであり、
それぞれファージに挿入して組換えファージλICとし
て微生物工業技術研究所特許微生物寄託センターに寄託
してあり、更にその一部はブダペスト条約に基づき国際
寄託しである。
以下余白 1−上−1 λHC43210897 λHC43610898 λHC512108412951 λHC52210842 λIC52410843 λHC52610844 λHC2206108452952 λHC2207108462953 λIC2211108762956 λHC2216108772957 λHC221710852 λIC2220108532954 λHC222510854 λHC2404C10899 λHC2405B       10900λIC24
10A       10905茅−」−一部(続き) λHC2410010934 λHC241310919 λIC2414A       10906λHC24
24A       10911λHC2501109
20 λHC250210847 λIC250510921 λHC250710935 λHC250810859 λI(C250910936 λHC251210882 λFIC251410860 λHC251610861 λI(C2533109072963 λHC253410937 λHC253510883 里−」−一部(続き) λHC2603810922 λHC2607109092964 λIC2230109162966 λHC2232109302968 λHC223910931 λ)IC224010855 λHC224110856 λFIC224210857 λIC224310878 λHC2244108792958 λHC2246108582955 λIC2248108802959 λIC224910917 λFIC225010904 λHC225210881 λl(C225510889 λl(C2256108902960 1−」−一部(続き) λHC2258108912961 λ)IC225910892 λHC226310893 λHC226410932 λHC226510933 λHC226810894 λIC2270108952962 λHC227110896 λHC260810923 これらの各クローンに含まれるcDNAのコードする蛋
白質の血清学的反応は、きわめて非A非B型肝炎特異的
であったことから、これらのクローンに含まれるDNA
配列は非A非B型肝炎ウィルス自身の一部か、密接に関
連した核酸であるといえる。従って、第1表に示すクロ
ーンのいずれかに含まれるDNA配列またはその一部あ
るいはこのDNAに対応するRNAは、DNA−DNA
、 DNA−RNAまたはRNA−RNAハイブリダイ
ゼーションに基づく非A非B型肝炎特異的遺伝子の検出
法において、きわめて特異性の高いプローブになりうる
。また第1表のクローンのいずれかに含まれるDNA配
列の一部およびそれらの相補鎖は、遺伝子増幅法におけ
るプライマーとなる。
これらのファージクローンの内、国際寄託されている1
8株については、そのcDNA挿入部の塩基配列が第1
図〜第18図に示されている。これらの配列の相互の相
同性を比較し相同性の高いcDNAの塩基配列を並置し
たものを第19図A及び第19図Bに示す、この様な塩
基配列の比較から、これらのクローンは、限られた一定
の領域をコードしていることが明らかである。例えば、
クローンλI(C2256゜λHC2207およびλH
C2244は一部分で重なっており、またλHC223
2、λ)IC2230、λHC2206。
λHC2258、λHC2248、λHC2220、λ
HC2216。
λIC2246及びλIC2211はほとんど重なって
いる。
しかしながら、このクローンの塩基配列が対応している
部分は、それらの塩基配列が必ずしも同一ではなく、か
なりの変異が存在する。従って、非A非B型肝炎特異的
遺伝子を検出するためのプローブ又は肝炎特異的遺伝子
増幅用のプライマーとしては、できるだけ広範な変異体
とハイブリダイズし得るプローブ又はプライマーを使用
するのが好ましい。このためには、各クローンの上記配
列の内、変異の少ない塩基配列部分を用いればよい。
この様な塩基配列部分を選択するには、例えば第9図A
及び第9図B中の対応する2種類以上の塩基配列が示さ
れている領域において、任意に2種類の塩基配列を選択
してそれらの間の塩基配列の相同性を調べ、上記2種類
の塩基配列をどのように選択しても相同性が所定の値以
上である様な領域を選択すればよい。この欅な相同性の
程度は80%以上であり、好ましくは90%以上であり
、そしてさらに好ましくは95%以上である。上記の様
な条件を満たす相同性領域の長さは一般に25mer以
上であり、好ましくは30mer以上である。
この様な観点から、プローブ用の塩基配列を選択すれば
、例えば、第9図Aにおいては、λIC2256とλH
C2207の共通部分として、塩基番号300番から3
43番、348番から412番、414番から442番
、453番から485番、及び498番から526番、
また、λDC2256、λHC2207及びλI(C2
244の共通部分として、678番から703番、71
4番から739番、783番から847番、さらには8
54番から884番の塩基配列が挙げられる。さらに、
277番から307番の配列においては、299番の塩
基がλHC2256ではT1λHC2207ではAとな
っている。また750番から781番の配列においては
、758番の塩基がλHC2256ではC1λHC22
07およびλHC2244ではどちらもTとなっている
。この場合、前者の場合は299番の塩基がA、また後
者の場合は758番の塩基がTとなるようなプローブを
作製して用いても、30rsetのプローブならばミス
マツチの率が約3,3%となり、λHC2256は十分
に検出可能である。同様に、第19図Bに示した9クロ
ーンの領域において、同じ様な考え方を適用すると、こ
れらの9クローンの塩基配列上に30rset以上の長
さですべて共通の一致した配列は存在しない。しかしな
がら、1番から30番の30■erの配列、22番から
50番の29■erの配列、67番から113番の47
■erの配列、155番から191番の37■erの配
列、226番から266番の41ierの配列、296
番から332番の31■erの配列、340番から37
1番の32111erの配列、361番から443番の
83■erの配列などは比較的変異が少ない。比較的変
異の少ない配列としてはこれらの他、取り方によって例
えば235番から269番の配列も比較的変異の少ない
配列として取ることができるので、上記に示した配列は
一例であることが容易に理解される。これらの配列の中
で、例えば、22番から50番の配列を見ると、27番
の位置ではλHC2246のみがAとなっており他のク
ローンではG、31番ではλIC2248゜λHC22
20およびλHC2216がTとなっており他はC13
3番ではλHC2211のみがAで他はGとなっている
。各クローンの間ではお互いに1塩基の違いになってい
ることから、ミスマツチの率は約3.4%におさまるの
で、たとえ完全に一致した共通配列がな(でもプローブ
として十分機能する。
また67番から103番の配列において、プローブとし
てλHC2206の配列を選ぶと各クローン間ではそれ
ぞれl塩基の違いとなるので、30rset以上の長さ
を持つ有効なプローブを作ることができる。
各クローン間で同し位置にいくつかの変異が起こってい
るような場合には、該当する位置に5−フルオロウラシ
ル(5−FU)あるいはイノシン(1)塩基を入れるこ
とにより、ハイブリダイゼーションに影響を与えずに、
プローブの機能を維持することができる(Y、Taka
hashiら、Proc、 Natl。
Acad、Sci、 [ISA 82巻1931−19
35頁(1985) ; T、Kodamaら、Nat
ure 343巻531頁(1990) ) 、この様
な手法を応用すると、プローブとなりうる場所の範囲は
さらに広げることができる。例えば、第19図A及びB
中の対応する2種類以上の塩基配列が並記されている領
域において、これらの塩基配列相互間で塩基が異る場合
、その異る塩基のいずれが一方を5−フルオロウラシル
又はイノシンにより置換するとして、任意に選択された
2種類の塩基配列間の相同性がいずれの2種類の塩基配
列を選択しても80%以上であるような25■er以上
の領域を選択し、この領域に属する前記5−フルオロウ
ラシル又はイノシンで置換された塩基配列を有するDN
Aを用いることができる。この場合、4個以下の塩基の
置換によって上記の条件を満たす領域を用いることが好
ましい。この様な例として、301番から330番の配
列を例にとると、306番、309番、318番、及び
324番に5−FL、lあるいはIを入れ、30+se
tのプローブを作ることができる。
さらに各クローンの塩基配列の一部分は当然のことなが
ら、それらのクローンを検出するための最適のプローブ
であるが、プローブの長さが充分であれば、l塩基や2
塩基の違いのある標的塩基配列を検出することができる
。もちろん、このようにして選んだプローブの塩基配列
は非A非B型肝炎に特異的であることが前提であり、プ
ライマーの選択についても同様に考えられる。プローブ
あるいはプライマーに利用する塩基配列中の塩基の変異
の程度は、特異的な診断に利用することがらプローブあ
るいはプライマーの塩基配列の10〜15%以内(すな
わち相同性が85〜95%以上)にしておくことが望ま
しい。
実際に、これらのプローブを用いて非A非B型肝炎を診
断するには、試料中の核酸とハイブリット形成をしたプ
ローブを検出することが必要であり、そのためにプロー
ブにはしかるべき標識が施されていなければならない。
標識にはさきに述べたように、32pによる放射標識の
ほか、非放射標識もよく知られており(高橋豊三著、D
NAブローブー技術と応用−、シーエムシー、1988
) 、ハイブリダイゼーションの効率を損なわないよう
にして、非放射標識化のための工夫がプローブに施され
ている。例えば、DNAプローブの塩基配列の塩基と塩
基の間に、化学発光物質あるいは蛍光色素などが結合で
きるような特殊なリンカ−を挿入し、検出効率の高いプ
ローブを作製することもできる(Arnoldら、C1
1nical Chemistry 35巻1588 
(1989) )。
標的とするRNAあるいはDNAがきわめて微量にしか
存在しないような試料では、それらのRNAあるいはD
NAを直接、プローブで検出することは困難な場合があ
る。このような場合、さきに述べたように標的塩基配列
を含む領域を遺伝子増幅して検出することができる。遺
伝子増幅される領域は通常100塩基以上の長さを持つ
領域で、プライマーを用いて酵素化学的に遺伝子増幅さ
れる。
プローブあるいはプライマーを構築する場合の一つの目
安として、上述の如き指標を示したが本発明にあっては
、必ずしもこの考え方に従うものではなく、この考え方
に合致しないプローブあるいはプライマーであっても、
非A非B型肝炎特異的遺伝子の検出に使用しうる。第1
9[mA及び第19図Bに示した各クローンの中から、
好ましいプローブの例を第2表に示した。また、好まし
いプライマーの例としては第3表に示した各塩基配列及
びその相補鎖の塩基配列を挙げることができる。
なお、第2表に示された各プローブの塩基配列中、5で
示された位置は発色物質、蛍光物質、又は化学発光物質
による検出を行う際にその物質を結合するためのリンカ
−挿入位置の例である。これ以外の位置に挿入してもよ
い。
リンカ−はNl2基又はC0OH基等を含み、これらの
基に発色物質、蛍光物質、化学発光物質などを結合させ
ることにより非放射性物質標識プローブを作製できる。
リンカ−は一般に市販されているものが使用でき、例え
ば「アミノモディファイア−U J (C1ontec
h社)「アミノリンクl1l(アプライド・ハイオシス
テムズ社)が挙げられる。0pによる放射標識プローブ
の場合は5で示したリンカ−はなくてもよい。
以下余白 茅−」し−表 1−」し−表(続き) 名称の末尾にRの付くものは下流から上流の、Rのない
ものは上流から下流のプライマーである。
非A非B型肝炎特異的な核酸の同定を行うため、血液試
料や組織試料中から核酸を抽出する方法は、例えば前出
’Mo1ecular Cloning ; Co1d
 Spring)1arbor Laboratory
 Press(1989)’などにも記載され広(知ら
れており、本発明の実施に何ら困難を伴うものではない
以下に実施例によって本発明を説明するが、こ熟によっ
て本発明が限定されるものではない。
1m11    ’   び    よ  のRNA(
7)血清及び肝組織よりのRNAの抽出は、チオシアン
酸グアニジン(GTC)を用いてP、Cbomczyn
ski等の方法(Analitical Bioche
lllistry 162巻156頁1987年)に従
って行った。
血清1dに160p/の50%ポリエチレングリコール
4000と5 M NaCl 40idを加えて混合し
、4°C1時間静置後、遠心により沈殿を得た。この沈
殿もしくは肝組織100■を溶液D(4MGTC125
mMクエン酸ナトリウムpH7,0,0,5%ザルコシ
ル、100、mM2−メルカプトエタノール、)300
Il!に溶解させ、2M酢酸ナトリウム(pH4) 4
5m、水飽和フェノール300Jll、及びクロロホル
ム・イソアミルアルコール(49:1)60Itlを加
えてRNAを抽出した。遠心後、水層に20n/IのG
lycogen 1 #と2.5倍量のエタノールを加
えて、−20°Cに静置した後、遠心により沈殿を得た
。この沈殿を80%エタノールで洗浄することによりR
NAを得た。また、血清100IにCTC溶液1iを混
合することによってもRNAを得た。
非A非B型肝炎特異的抗原蛋白質をコードするcDNA
を含む組換えファージのうち、λHC2232。
λ)IC2230、λHC2206、λHC225B 
、λHC2248。
λHC2220、λIC2246、λHC2211及び
λHC2216は、cDNAの塩基配列に高い相爾性が
認められる。
これらcDNAに対応する遺伝子を検出するため、各c
DNAの塩基配列で特に相同性の高い頭載より、下記の
塩基配列のオリゴヌクレオチドをプライマー及びプロー
ブとして合成した。合成はDNA自動合成機(アプライ
ドバイオシステムズ社; 380A型)を用いて行った
プライマー(PR) PR1: 5 ’ −CTGCACAGGTACGCT
CCGGC−3’(λHC2232に挿入されたcDN
Aの31−50の塩基配列)PR2: 5 ’ −CT
CCTGCGGGATGAGGTCAC−3’(λHC
2232に挿入されたcDNAの61−80の塩基配列
)PR3:  5 ’  −GGCGCAGACAAC
TGACTAGC−3’(λHC2232に挿入された
cDNAの250−269の塩基配列)PR4: 5 
’ −CCGCCCATCTCCTGCCGCCA−3
’(λHC2232に挿入されたcDNAの340−3
59の塩基配列)プローブ(PB) Pa 1 : 5 ’ −CACAGCTCCCATG
TGAGCCCGAACCGGATf、−3’(λHC
2258に挿入されたcDNAの116−145の塩基
配列)実施例1にて調製されたRNAとランダムプライ
マー0.5鱈を混合し、常法(J、Sambrook等
、Mo1ecular Cloning ; Co1d
 Spring Harbor Labora−tor
y Press(1989))に従い、65°C,5分
間アニーリングを行ったのち逆転写酵素(宝酒造)10
0ユニツトを用いて37°C11時間反応させ、−本鎖
相補D N A (scDNA )を合成した。得られ
た5cDNAにプライマーrPRIJ及びrPR4Jを
それぞれ100100p加え、DNA Amplifi
cation 5ystea+ (宝酒造)によりTa
qDNAポリメラーゼを用いてPCR法による遺伝子増
幅を行なった。反応は92°C3分間の加熱後、92°
C2分間、40°C2分間、72°C2分間の反応を3
0−40サイクル繰り返し行なった。
上記PCR反応液10μノを100″C15分間加熱後
急冷し、ハイブリダイゼーション緩衝液(60IIM 
Tris−HCI (pH8,0)、 160mM N
aCl、 6.7n+M MgCIz) 、5 ’端f
fzpラベル化プローブを加え、60°C115分間加
熱した。コノ混合液を101M Tris−HCI (
p)17.5 )、300mM NaC1,1mM E
DTAにて平衡化5ephadex G−75(ファル
マシア)を用いたカラムクロマトグラフィーに供し、P
CR法に遺伝子増幅の期待される非A非B型肝炎特異的
遺伝子に対応する約330塩基のDNA分画を分取し、
その放射活性を測定した。
その結果、同様に処理した健常人の血清由来RNAにお
いては検出されながった放射活性が非A非B型肝炎患者
の血清並びに肝組織より抽出したRNAを用いた場合に
は、特異的に検出され、特異的に増幅された非A非B型
肝炎特異的遺伝子の存在が確認された。
また、上記PCR反応液にプライマーrPR2J及びr
PR3Jを加え、同様にして30−40サイクルの遺伝
子増幅を行なった。得られた反応液を8%ポリアクリル
アミドゲルを用いて電気泳動し、泳動後、エチジウムブ
ロマイドで染色した。その結果、非A非B型肝炎患者の
血清並びに肝組織より抽出したRNAを用いた場合に、
特異的にプライマーrPR2J及びrPR3Jによって
遺伝子増幅される約200bpのバンドが見られたが、
同様に処理した健常人の血清由来RNAにおいては検出
されなかったことにより、非A非B型肝炎患者に特異的
に増幅された非A非B型肝炎特異的遺伝子の存在が確認
された。
非A非B型肝炎特異的抗原蛋白質をコードするcDNA
を含む組換えファージのうち、λHC2256。
λIC2244、及びλHC2207のcDNAに対応
する遺伝子を検出するため、実施例2と同様にプライマ
ー及びプローブとして、下記の塩基配列のオリゴヌクレ
オチドを合成した。
プライマー(PR) PR5:  5  ’  −ACATCCTGGCGG
GTTATGGAGC−3’(λIC2256に挿入さ
れたcDNAの70−91の塩基配列)PR6: 5 
’ −AGTCCCAAACATCCCTGAGCCA
−3’(λHC2256に挿入されたcDNAの447
−468の塩基配列)PR7: 5 ’ −TGCCC
TCCACCGAGGACCTGG −3’(λIC2
256に挿入されたcDNAの139−160の塩基配
列)PR8: 5 ’ −CGCTTTCAGGCAC
ATAATGCGT−3’(λ)IC2256に挿入さ
れたcDNAの315−336の塩基配列)プローブ(
PB) PB2  :  5  ’  −TGATAGCGTT
CGCTTCGCGGGGTAACCACGT−3’(
λIC2256に挿入されたcDNAの277−307
の塩基配列)実施例1にて調製されたRNAとランダム
プライマー0.5可を混合し、実施例2と同様にして5
cDNAを合成した。得られた5cDNAにプライマー
rPR5,及びrPR6Jを加え、実施例2と同様にし
て遺伝子増幅を行なった後、プローブrPB2Jとハイ
ブリダイズさせ、増幅された非A非B型肝炎特異的遺伝
子の検出を試みた。その結果、非A非B型肝炎患者より
抽出されたRNAを用いた場合に特異的に放射活性が検
出され、特異的に増幅された非A非B型肝炎特異的遺伝
子の存在が確認された。
また、上記PCR反応液にプライマーrPR7J及びr
PR8Jを加え、同様にして30−40サイクルの遺伝
子増幅を行なった。得られた反応液を8%ポリアクリル
アミドゲルを用いて電気泳動し、泳動後、エチジウムブ
ロマイドで染色した。その結果、非A非B型肝炎患者の
血清並びに肝組織より抽出したRNAを用いた場合に、
特異的にプライマーrPR7J及びrPR8,によって
遺伝子増幅される約150bpのバンドが見られたこと
により、特異的に増幅された非A非B型肝炎特異的遺伝
子の存在が確認された。尚、同様に処理された健常人血
清由来のRNAを用いた場合には15bpのバンドは認
められなかった。
実施例3で遺伝子増幅を行った反応液総量の10分の1
を95゛C15分間熱処理した後急冷し、これに第2表
で示したプローブCP5(プローブの塩基配列中5はリ
ンカ−(アミノモディファイア−■/C1ontech
社)の位置を示し、このリンカ−にアクリジニウムエス
テルが標識されている。)をハイブリダイズ溶液(0,
I M NaC1,10mM Tris−HCI(pH
6,0)、 1 d EDTA) テ希釈したものを加
え、6゜Cで30分間インキュベートした。これに0.
1 Mホウ酸ナトリウム(llH7,6)200Jll
を加え、60’cテ10分間インキュベートし、目的物
とハイブダイズしないプローブのアクリジニウムエステ
ルを加水分解したのち、日20□及びNaOH溶液を加
え、ルミノメータ−により、化学発光量を測定した(参
照、前出のArnoldらの文献)。この結果非A非B
型肝炎患者血清及び肝組織より抽出したRNAを用いて
検出を行ったところ、特異的に化学発光が測定され非A
非B型肝炎特異的遺伝子を鋭敏に検出することができた
が、同様に処理された健常人血清由来RNAにおいては
、非A非B型肝炎特異的遺伝子の存在を示す化学発光は
認められなかった。
〔発明の効果〕
以上の如く、非A非B型肝炎特異的蛋白質をコードする
cDNAの塩基配列に基づいて調製したオリゴヌクレオ
チドをプライマー及びプローブとして用いることにより
、非A非B型肝炎患者より抽出したRNA中に含まれる
非A非B型肝炎特異的な遺伝子を検出することができる
【図面の簡単な説明】
第1図はファージクローンλIC2211中の挿入部の
塩基配列を示す。 第2図はファージクローンλIC2246中の挿入部の
塩基配列を示す。 第3図はファージクローンλHC512中の挿入部の塩
基配列を示す。 第4図はファージクローンλHC2206中の挿入部の
塩基配列を示す。 第5図はファージクローンλ)Ic 2207中の挿入
部の塩基配列を示す。 第6図はファージクローンλIC2216中の挿入部の
塩基配列を示す。 第7図はファージクローンλHC2220中の挿入部の
塩基配列を示す。 第8図はファージクローンλHC2230中の挿入部の
塩基配列を示す。 第9図はファージクローンλIC2232中の挿入部の
塩基配列を示す。 第10図はファージクローンλHC2244中の挿入部
の塩基配列を示す。 第11図はファージクローンλIC2248中の挿入部
の塩基配列を示す。 第12図はファージクローンλIIC2256中の挿入
部の塩基配列を示す。 第13図はファージクローンλHC2258中の挿入部
の塩基配列を示す。 第14図はファージクローンλIC2270中の挿入部
の塩基配列を示す。 第15図はファージクローンλHC241OC中の挿入
部の塩基配列を示す。 第16図はファージクローンλIC2533中の挿入部
の塩基配列を示す。 第17図はファージベクターλHC2607中の挿入部
の塩基配列を示す。 第18図はファージベクターλIC2610中の挿入部
の塩基配列を示す。 第19図A及び第19図Bはファージベクターλ)IC
2232、同223o、同22o6、同2258、同2
248、同2220、同2246、同2211および同
2216の挿入部の塩基配列の相同性を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1表に示すファージクローンのいずれかに挿入さ
    れているcDNA又はその一部をプローブとして用いる
    ことを特徴とするDNA−DNA、DNA−RNA又は
    RNA−RNAハイブリダイゼーションに基づく血液伝
    播性非A非B型肝炎特異的遺伝子の検出方法。 2、プローブが第1図〜第18図に示すいずれかの塩基
    配列を有するDNA又はその一部であることを特徴とす
    る請求項1記載の血液伝播性非A非B型肝炎特異的遺伝
    子の検出方法。 3、プローブが第1図〜第18図に示す塩基配列のうち
    、互いに相同性の高い部分であることを特徴とする請求
    項1記載の血液伝播性非A非B型肝炎特異的遺伝子の検
    出方法。 4、第19図A及びB中の対応する2種類以上の塩基配
    列が示されている領域において、任意に選択された2種
    類の塩基配列間の相同性がいずれの2種類の塩基配列を
    選択しても80%以上である25mer以上の領域に属
    するいずれかの塩基配列を有するプローブを用いる、請
    求項1に記載の血液伝播性非A非B型肝炎特異的遺伝子
    の検出方法。 5、第19図A及びB中の対応する2種類以上の塩基配
    列が示されている領域において、これらの塩基配列相互
    間で塩基を異にする部位の該塩基を5−フルオロウラシ
    ル又はイノシンにより置き換えた場合に、任意に選択さ
    れた2種類の塩基配列の相同性がいずれの2種類の塩基
    配列を選択しても80%以上である25mer以上の領
    域に属する、該5−フルオロウラシル又はイノシンによ
    り置き換えられた塩基配列を有するプローブを使用する
    ことを特徴とするDNA−DNA、DNA−RNA又は
    RNA−RNAハイブリダイゼーションに基く血液伝播
    性非A非B型肝炎特異的遺伝子の検出方法。 6、第1表に示すファージクローンのいずれかに挿入さ
    れているcDNAの塩基配列の一部をプライマーとして
    用いることを特徴とする核酸配列増幅方法に基づく血液
    伝播性非A非B型肝炎特異的遺伝子の検出方法。 7、プライマーが第1図〜第18図に示すいずれかの塩
    基配列又はその一部であることを特徴とする請求項6記
    載の血液伝播性非A非B型肝炎特異的遺伝子の検出方法
    。 8、プライマーが第1図〜第18図に示す塩基配列のう
    ち、互いに相同性の高い部分であることを特徴とする請
    求項6記載の血液伝播性非A非B型肝炎特異的遺伝子の
    検出方法。 9、第19図A及びB中の対応する2種類以上の塩基配
    列が示されている領域において、任意に選択された2種
    類の塩基配列間の相同性がいずれの2種類の塩基配列を
    選択しても80%以上である15mer以上の領域に属
    するいずれかの塩基配列を有するプライマーを用いる、
    請求項6に記載の血液伝播性非A非B型肝炎特異的遺伝
    子の検出方法。 10、第19図A及びB中の対応する2種類以上の塩基
    配列が示されている領域において、これらの塩基配列相
    互間で塩基を異にする部位の該塩基を5−フルオロウラ
    シル又はイノシンにより置き換えた場合に、任意に選択
    された2種類の塩基配列の相同性がいずれの2種類の塩
    基配列を選択しても80%以上である15mer以上の
    領域に属する、該5−フルオロウラシル又はイノシンに
    より置き換えられた塩基配列を有するプライマーを使用
    することを特徴とする核酸配列増幅方法に基づく血液伝
    播性非A非B型肝炎特異的遺伝子の検出方法。 11、請求項1〜5のいずれか1項に記載のプローブ及
    び/又は請求項6〜10のいずれか1項に記載のプライ
    マーを含んで成ることを特徴とする血液伝播性非A非B
    型肝炎特異的遺伝子検出用試薬。
JP28446590A 1990-10-24 1990-10-24 非a非b型肝炎特異的遺伝子の検出方法及び検出用試薬組成物 Expired - Lifetime JP3549201B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28446590A JP3549201B2 (ja) 1990-10-24 1990-10-24 非a非b型肝炎特異的遺伝子の検出方法及び検出用試薬組成物
EP19910918898 EP0506977A4 (en) 1990-10-24 1991-10-24 Method of detecting non-a non-b hepatitis specific gene and reagent composition used therefor
PCT/JP1991/001452 WO1992007960A1 (en) 1990-10-24 1991-10-24 Method of detecting non-a non-b hepatitis specific gene and reagent composition used therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28446590A JP3549201B2 (ja) 1990-10-24 1990-10-24 非a非b型肝炎特異的遺伝子の検出方法及び検出用試薬組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04158800A true JPH04158800A (ja) 1992-06-01
JP3549201B2 JP3549201B2 (ja) 2004-08-04

Family

ID=17678882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28446590A Expired - Lifetime JP3549201B2 (ja) 1990-10-24 1990-10-24 非a非b型肝炎特異的遺伝子の検出方法及び検出用試薬組成物

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0506977A4 (ja)
JP (1) JP3549201B2 (ja)
WO (1) WO1992007960A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013188164A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 House Foods Corp 小麦の検出方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5646126A (en) * 1994-02-28 1997-07-08 Epoch Pharmaceuticals Sterol modified oligonucleotide duplexes having anticancer activity
US20040101820A1 (en) * 2001-06-25 2004-05-27 Kazuaki Takahashi Polynucleotide probe and primer originating in hepatitis e virus of japanese, chips having the same, kits having the same and method of detecting hepatits e virus using the same

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2590885B2 (ja) * 1987-03-31 1997-03-12 三菱化学株式会社 Dna断片
CN1049686C (zh) * 1987-11-18 2000-02-23 希龙股份有限公司 非a和非b肝炎病毒的诊断及疫苗
EP0416725A3 (en) * 1989-07-14 1991-03-20 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Blood-borne non-a, non-b hepatitis specific protein, dna encoding it, and process for its production
DK298190A (da) * 1989-12-18 1991-06-19 Wellcome Found Viralt middel

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013188164A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 House Foods Corp 小麦の検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO1992007960A1 (en) 1992-05-14
EP0506977A1 (en) 1992-10-07
JP3549201B2 (ja) 2004-08-04
EP0506977A4 (en) 1993-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Widell et al. Genotyping of hepatitis C virus isolates by a modified polymerase chain reaction assay using type specific primers: epidemiological applications
Ehrenfeld et al. Adenylate-rich sequences in vesicular stomatitis virus messenger ribonucleic acid
US5427909A (en) Oligonucleotides and determination system of HCV genotypes
Lacy et al. Biochemical studies on adenovirus multiplication, VII. Homology between DNA's of tumorigenic and nontumorigenic human adenoviruses
JP2004509648A (ja) 非病原性又は病原性インフルエンザaサブタイプh5ウイルス検出キット
Leary et al. Consensus oligonucleotide primers for the detection of GB virus C in human cryptogenic hepatitis
US5218099A (en) Post-transfusion, non-A, non-B hepatitis virus polynucleotides
CN113637781B (zh) 猪易感相关致病菌检测的lamp引物组及基于此的试剂盒和lamp芯片和应用
KR970703425A (ko) G형 간염 바이러스 및 이것의 분자 클로닝 방법(hepatitis g virus and mo-lecular cloning thereof)
JPH06153961A (ja) C型肝炎ウイルス部分遺伝子、ならびにc型肝炎ウイルス遺 伝子の高感度検出法
US6168917B1 (en) Detection and identification of non-polio enteroviruses
Haas et al. Detection of phocid distemper virus RNA in seal tissues using slot hybridization and the polymerase chain reaction amplification assay: genetic evidence that the virus is distinct from canine distemper virus
US20060246428A1 (en) Polynucleotide probe and primer derived from hepatitis E virus recovered from japanese, chip including the same, kit including the same, and method of detecting hepatitis E virus genome using the same
JP2000508907A (ja) Hcvを遺伝子型分類するためのヘテロ二本鎖トラッキングアッセイ(hta)
JPH04158800A (ja) 非a非b型肝炎特異的遺伝子の検出方法及び検出用試薬組成物
Cusi et al. Rapid detection and typing of circulating mumps virus by reverse transcription/polymerase chain reaction
Shirley et al. Detection of DNA from infectious laryngotracheitis virus by colourimetric analyses of polymerase chain reactions
JP2002525130A (ja) ヒトb型肝炎ウイルス(hbv)dnaポリメラーゼのインビトロ活性分析法、該分析法を用いる各種血清サンプルの活性分析法およびhbvdnaポリメラーゼのインヒビターのスクリーニング法、ならびにhbvdnaポリメラーゼの産生方法
JPH06319563A (ja) C型肝炎ウイルス遺伝子、オリゴヌクレオチド、並びにc型 肝炎ウイルス遺伝子型判定方法
JP3494509B2 (ja) 核酸合成法
JPH06507552A (ja) 肝炎疾患の診断において有用なdna配列及びコードされたポリペプチド
KR101566402B1 (ko) 마이크로어레이 칩을 이용한 흰반점바이러스 진단용 멀티플렉스 키트
CN116334254B (zh) 一种多杀性巴氏杆菌新型核酸检测试剂盒及其非诊断性检测方法
Khittoo et al. The nature of the DNA associated with incomplete particles of adenovirus type 2
Tu et al. The application of alkaline phosphatase labeled HBV probe in serum detection

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430

Year of fee payment: 7