JPH04158504A - 電気機器用ゴム製部品 - Google Patents

電気機器用ゴム製部品

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JPH04158504A
JPH04158504A JP28545990A JP28545990A JPH04158504A JP H04158504 A JPH04158504 A JP H04158504A JP 28545990 A JP28545990 A JP 28545990A JP 28545990 A JP28545990 A JP 28545990A JP H04158504 A JPH04158504 A JP H04158504A
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JP
Japan
Prior art keywords
rubber
organic solution
made component
component
swelling
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Pending
Application number
JP28545990A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoo Tsuchie
土江 基夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、変圧器等の電気機器に用いられるゴム製部
品に関し、特に、絶縁油等の有機液体に浸した状態で使
用される有するパツキン、コンサベータ等のゴム製部品
に関するものである。
[従来の技術] 一般に、電気機器内部には、パツキンやコンサベータを
はじめとするゴム製部品が使用されていることが多い。
これらのゴム製部品が、絶縁や冷却のために使用されて
いる絶縁油等有機液体と接触すると、膨潤したり、内部
の可塑剤や硫黄化合物が引き出されたりすることがある
。また、フンサベータゴムを透過する気体も若干ある。
従来の電気機器に使用されているゴム製部品としては、
同時に使用する有機液体との適合性を考慮し、影響が最
小限になるものを使用している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような対策を施したとしても、膨潤
や成分の溶出、気体の透過を完全に防ぐことはできず、
内部に使用するゴム製部品の耐有機液体性で、わずかの
膨潤、成分溶出、気体透過は免れられないなどの課題が
あった。
この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、耐有機液体性に優れ且つ気密性に優れた電気機
器用ゴム製部品を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る電気機器用ゴム製部品は、その有機液体
と接触する表面を、ポリビニルアルコールフィルム(以
下、PVAフィルムという)で被ったものである。
[作   用コ この発明における電気機器用ゴム製部品では、有機液体
と接触する表面をPVAフィルムで被覆することにより
、同時に電気機器内部で使用している有機液体が、ゴム
製部品と直接接触しなくなるので、ゴム製部品の特性を
損なうことなく耐有機液体製および気密性が改善される
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。
まず、第2図により本実施例を適用される電気機器につ
いて説明すると、この第2図において、1は第1図によ
り後述する本実施例のゴム製部品で、有機液体3中に浸
された状態で使用される。
また、4は電気機器本体、5はコンサベータ容器である
そして、第1図に示すように、ゴム製部品1の有機液体
と接触する表面は、PVAフィルム2で被覆されている
一般に、ゴム製部品1には、主成分のゴム基材の他に、
柔軟性を保持するための可塑剤や、ゴム分子間を橋架け
する加硫剤をはじめとする充填材が用いられている。こ
のような構成のゴム製部品1が有機液体3と直接接触す
ると、基材の分子間隙に有機液体3が入り込み基材の体
積が増える膨潤が生じる。この膨潤は、分子構造の似た
ものどうしの接触で起こりやすく、起こりやすさを定量
化したものがツルビリティパラメータ(以下、SP値と
いう)である。ゴムの場合、多くの合成ゴムの骨格をな
しているブタジェンゴムのSP値は8.5で、電気絶縁
油のSP値8に近く膨潤しやすい。膨潤すると、可塑剤
が溶出してゴムは固くなる。また、ゴム製部品1中の未
反応の加硫剤やナフテンサン亜鉛等の金属錯体触媒有機
液体中に溶出して硫化腐食を引き起こしたり、スラッジ
を生成する核になる可能性もある。ゴム製部品1のよう
な高分子材料は、分子間の間隙も大きく、気体を透過し
やすい。ゴム製部品1を透過した酸素は有機液体3を酸
化劣化させることになる。
本実施例で用いるPVAフィルム2のSP値は14で、
電気絶縁油のSP値8と比較すると極めて大きく、はと
んど影響を受けない。また、PVAフィルム2は、食品
の包装に使われているように、空気をほとんど透過させ
ない。
さらに、PVAフィルム2は、下表1に示すように、優
れた耐油性を有し、長時間の加熱試験においても絶縁油
を汚損しない。ただし、そのPVAフィルム2の耐油性
試験条件としては、PVAフィルム2の面積を33co
f、絶縁油(有機液体3〕を250mQとし、120℃
で200時間の加熱試験を行なった。
表   1 このようなPVAフィルム2でゴム製部品lの表面を被
覆すると、次のような作用・効果を得ることができる。
1、PVAフィルム2がバリアとなるので、ゴム製部品
1が、有機液体3と直接接触することがなく膨潤しない
■、ゴム製部品1中の加硫剤や金属錯体によるスラッジ
の生成や硫化腐食がない。
■、空気の透過がなく、有機液体3が劣化しにくくなる
ところで、ゴム製部品1を長尺物で且つ常温との温度差
が大きな個所で使用する場合、ゴム製部品1とPVAフ
ィルム2との熱膨張係数の差によるPVAフィルム2の
歪みが無視できなくなる。
ゴム製部品1の熱膨張係数は5〜7×10″であり、P
VAフィルム2の熱膨張係数はlXl0−である。変圧
器を例にとると、長さ1mのゴム製部品1を常温で被覆
すると、使用温度60℃では、約2411I11の寸法
差が生じる。ところが、変圧器によく使用されているエ
アーシールコンサベータの場合、通常5層構造となって
おり間外層と中央層とがゴムからなり、その間にナイロ
ンクロスの層がある。ナイロンの熱膨張係数はPVAフ
ィルム2と同様のlX1o″であり、これがゴム製部品
1の膨張を制御している。従って、エアーシールコンサ
ベータのように、熱膨張係数の小さなものと張り合わせ
たものであれば、長尺物でも温度差の大きな個所でも使
用できる。
なお、上記実施例では、有機液体として電気絶縁油の場
合を主体に説明したが、SP値が8に近いパーフルオロ
カーボン中で使用するゴム製部品についても、本発明を
適用することで上記実施例と同様の効果を奏する。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、ゴム製部品の有機液
体と接触する表面を、ポリビニルアルコールフィルムで
被覆したので、有機液体中でも膨潤や成分の溶出による
スラッジや腐食がなく、空気透過製の小さいゴム製部品
が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による電気機器用ゴム製部
品を示す断面図、第2図は本実施例のゴム製部品を使用
する電気機器を模式的に示す断面図である。 図において、l−ゴム製部品、2−P V A (ポリ
ビニルアルコール)フィルタ、3−有機液体、4−電気
機器本体。 なお、図中、同一の符号は同一、又は相当部分を示して
いる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  電気機器内にて有機液体中に浸された状態で使用され
    る電気機器用ゴム製部品において、該ゴム製部品の前記
    有機液体と接触する表面が、ポリビニルアルコールフイ
    ルムで被われていることを特徴とする電気機器用ゴム製
    部品。
JP28545990A 1990-10-22 1990-10-22 電気機器用ゴム製部品 Pending JPH04158504A (ja)

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JP28545990A JPH04158504A (ja) 1990-10-22 1990-10-22 電気機器用ゴム製部品

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7583636B2 (en) 2001-02-21 2009-09-01 Koninklijke Philips Electronic N.V. Radio communication system
CN104008858A (zh) * 2014-05-09 2014-08-27 昆山佑翔电子科技有限公司 防止假油位的胶囊式变压器油枕
JP2015005680A (ja) * 2013-06-24 2015-01-08 愛知電機株式会社 コンサベータの遮蔽体劣化診断方法

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