JPH0415788Y2 - - Google Patents

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JPH0415788Y2
JPH0415788Y2 JP16810685U JP16810685U JPH0415788Y2 JP H0415788 Y2 JPH0415788 Y2 JP H0415788Y2 JP 16810685 U JP16810685 U JP 16810685U JP 16810685 U JP16810685 U JP 16810685U JP H0415788 Y2 JPH0415788 Y2 JP H0415788Y2
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JP
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sliding shaft
top plate
spring
door device
cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、建物等の出入口に設置される防水
扉装置に関し、建物等の付帯設備の分野で利用さ
れる。
(従来の技術) 従来、建物の出入口や地下道の出入口などに、
出水時に出入口を閉鎖して、建物等の侵水を防止
できるようにした防水扉装置が知られている。
この防水扉装置は、前記出入口の一側を床板を
起伏自在とし、起立させた時には出入口を閉鎖す
るようにしたもので、床板の起伏はモーターや油
圧シリンダーなどの機械的動力によつて行うもの
と、手動により行うものとがある。手動により床
板を起伏させるようにしたものは例えば実開昭60
−110571号があり、メンテンスが容易なことやコ
スト的な理由により各方面で採用されつつある。
(考案が解決しようとする問題点) 前記床板を手動により起伏させるものは、起立
時の床板の重量を軽減するべく、スプリングを介
して床板を起立側に付勢して、容易かつ迅速に操
作が行なえるようにしているが、床板の重量は建
物等の出入口の規模によつてまちまちであるか
ら、前記スプリングの強度や設置数を床板の重量
に応じて、その都度設計する必要がある問題点が
あつた。
又、前記床板が起立した時には建物等の開口部
縁と床板とが互いに平行にならなければ閉鎖時の
水密性が得られないのであるが、建物等の開口部
縁は垂直が正しく得られていることは慨して少
く、この為水密性の悪い場合もある問題点があつ
た。
(問題点を解決するための手段) この考案の防水扉装置は、建物等の出入口に隣
接させて設置された箱体の頂板を起伏自在に構成
し、起立した頂板で前記出入口を塞ぐようにした
ものにおいて、前記頂板に一側を取付けたクラン
クアームの他側を前記箱体の底板に沿つて設置し
た摺動軸の先端と連結すると共に、摺動軸をスプ
リングを介して頂板の起立する方向に付勢し、か
つ摺動軸に、摺動距離調節機構とスプリングの付
勢力調節機構を付設したことを特徴としている。
前記においてスプリングはコイルスプリングと
する一方、摺動軸をシリンダー内に遊嵌し、シリ
ンダーの先端と摺動軸の後端部に設けたピストン
の間に前記コイルスプリングを嵌装して構成する
のが望ましい。そしてこの構成において、摺動軸
の摺動距離調節機構を、摺動軸に形成した螺糸に
ナツトを螺合し、該ナツトをシリンターの先端と
対向させて構成することができる。また、スプリ
ングの付勢力調節機構は、摺動軸に形成した螺糸
なナツトを螺合し、該ナツトとピストンを連結筒
を介して対向させて構成することができる。
(作用) 上記の如くの構成によるこの考案の防水扉装置
では、摺動軸の摺動距離を調節することによつて
クランクアームの回動角度を定め、頂板が起立し
た際には、頂板と建物等の開口部縁とを平行に対
向させることができる。また、スプリングの付勢
力を調節することによつて、頂板を起立させる際
に必要とする手動の力を変化させることができ
る。
(実施例) 以下この考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図において1は建物等の出入口に隣接させ
て設置できるようにした偏平な箱体であつて、該
箱体1の頂板2が、前端縁側を支点として起立で
きるようにしてある。即ち頂板2が箱体1の上側
開口部上に伏した時には、出入口における床板を
構成する一方、頂板2が起立した時には、出入口
の全部又は一部(下方)を遮蔽して止水板を構成
するようになつている。
頂板2を起伏自在とするのに、L型のクランク
アーム3が用いられており、クランクアーム3の
一側が頂板2の裏面に裏打ちされた補強部4の両
側に夫々固着されると共に、クランクアーム3の
屈曲部が、箱体1の底板5上に、前後に摺動可能
に設置されたブラケツト6で、ピストン7を介し
て回転自在に支承されている。ブラケツト6は、
底板5上に敷設した辷板8上に設置されて摺動可
能となつているものである。前記各クランクアー
ム3の他側は夫々、辷板8の上側に設置した摺動
軸9の前端とリンク片10を介して連結され、摺
動軸9の摺動によつてクランクアーム3がピン7
を中心として回動するものである。
前記摺動軸9は第2図に示したように、後端側
を辷板8上に前部支持板11と後部支持板12を
介して設置したシリンダー13内に遊嵌すると共
に、シリンダー13内に設けたピストン14に嵌
装して支持してある。ピストン14は、摺動軸9
の後端部の螺糸15に螺合したナツト16と連結
筒17を介して対向させて脱抜しないようになつ
ている。そして前記ピストン14とシリンダー1
3の前端との間に、コイルスプリング18が嵌装
され、コイルスプリングによつて摺動軸9を常時
後端方向に付勢し、この結果頂板2は起立する方
向に付勢されている。又摺動軸9の前端側には、
別の螺糸19が形成されて、該部にはダブルナツ
ト20が螺合されている。このダブルナツト20
は摺動軸9が後端方向に摺動した際、シリンダー
13の前端と当接して摺動を止めるようになつて
いる。図中21は前記辷板8を保持しているガイ
ド枠である。
前記後部支持板12の一側には、摺動軸9と平
行に架設した角ネジ杆22が螺合されている。角
ネジ杆22の基端部は箱体1の後部角部に設置し
たギヤボツクス23内に臨ませてあり、該部に固
着した傘歯車24が、箱体1の後側縁に沿つて設
置した回転軸25の端部に固着した傘歯車26と
噛合している。回転軸25は、その中央部が軸受
け27で支承されていると共に、中央部にホイー
ル歯車28が固着してあり、該ホイール歯車28
には、箱体1の後縁中央部に縦設したウオーム歯
車29が噛合させてある。図中30はウオーム歯
車29を回転させる為のハンドルで、着脱自在で
ある。
頂板2の裏面の補強材4の外側には、ブラケツ
ト31,31を介して、補助支柱32,32が回
動自在に設置してある。補助支柱32,32間上
部には連動ステー33が取付けてあり、両方の補
助支柱32,32が同時に回動するようになつて
いる。又、補助支柱32,32の箱体1の底板5
と対向している部分には、夫々スライダー33が
固着してあり、補助支柱32,32に掛つた力を
底板5側へ伝達できるようになつている。図中3
4は、前記補強部4に設置した取手であり、頂板
2を操作する際は、この取手34を介して行うよ
うになつている。
上記において、補助支柱32,32は、頂板2
を起立させた際に、実戦図示の位置に回動させる
ものであつて、通常は、鎖線で図示した如く補強
部4に沿う位置としてあり、頂板2の起伏に支障
のないようにしてあることは言うまでもない。
上記実施例の防水扉装置は、建物等の出入口を
遮蔽した時に前記取手34を介して頂板2を起立
させた後、前記ハンドル30を介して起立頂板2
を出入口を構成した開口部縁に密着させる操作を
行う。
取手34による頂板2の起立においては、コイ
ルスプリング18によつて摺動軸9が矢示35の
方向に付勢されている結果、この付勢力を補う力
を頂板2に加えるだけで、頂板2を起すことがで
きる。第2図において、ピストン14はナツト1
6の旋回で矢示36,37の方向へ移動させるこ
とができる。ピストン14を矢示36の方向へ移
動させるとコイルスプリング18の付勢力が強く
なり、矢示37の方向へ移動させると弱くなる。
従つて、建物等の規模によつて変化する頂板2の
全重量に応じて、この付勢力を予め調節し、取手
34を介して行う操作を適度の力で行えるよう
に、設定することが出来る。
頂板2の起立時の摺動軸9の摺動はダブルナツ
ト20がシリンダー13の前端に衝突した位置で
停止する。従つて頂板2の起立時の角度は、ダブ
ルナツト20の位置を変化させることによつて変
えることができる。即ち頂板2が建物等の開口部
縁と平行に対向するように、予め調節することが
できる。
ハンドル30を介して回転軸25を回転させる
と、角ネジ杆22が回転し、これに応じて辷板8
が底板5上で摺動し、起立させた頂板2を前後に
進退させることができる。出入口の遮蔽に当つて
は、前記によつて建物等の開口部縁と平行に相対
している頂板2を前進させれば良く、これによつ
て、頂板2を開口部縁に正しく密着させて水密性
良く遮蔽が行なわれる。
以上の操作が終了したならば、補助支柱32を
第1図の実線図示の状態とする。
頂板2を伏せる場合は上記と逆の操作を行い、
頂板2で箱体1の上方開口部を塞ぐようにすれば
良く、該頂板2で、出入口部に隣接する床板を構
成することができる。
尚、上記実施例において、クランクアーム3お
よび補助支柱32は夫々2個宛設置したが、1個
又は3個以上であつても良い。
(考案の効果) 以上に説明した通り、この考案によれば、頂板
を起立する方向へ付勢するスプリングの強度を変
化させて、付勢力を調節できるので、頂板が建物
等の出入口の規模によつて変化しても起立時に必
要とする外力を適度に調節できる効果がある。
又、頂板の起立角度も調節できるので、出入口の
開口部縁と頂板を平行に対向させて、水密性良
く、出入口を遮蔽できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の一部をはせつした
斜視図、第2図は同じく実施例の一部拡大断面図
である。 1……箱体、2……頂板、3……クランクアー
ム、5……底板、9……摺動軸、13……シリン
ダー、14……ピストン、16……ナツト、17
……連結筒、18……コイルスプリング、20…
…ダブルナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 建物等の出入口に隣接させて設置された箱体
    の頂板を起伏自在に構成し、起立した頂板で前
    記出入口を塞ぐようにした防水扉装置におい
    て、前記頂板に一側を取付けたクランクアーム
    の他側を前記箱体の底板に沿つて設置した摺動
    軸の先端と連結すると共に、摺動軸をスプリン
    グを介して頂板の起立する方向に付勢し、かつ
    摺動軸に摺動距離調節機構とスプリングの付勢
    力調節機構を付設したことを特徴とする防水扉
    装置。 2 スプリングは、コイルスプリングとし摺動軸
    をシリンダー内に遊嵌し、シリンダーの先端と
    摺動軸の後端部に設けたピストンの間に嵌装し
    た実用新案登録請求の範囲第1項記載の防水扉
    装置。 3 摺動軸の摺動距離調節機構は、摺動軸に形成
    した螺糸にナツトを螺合し、該ナツトをシリン
    ダーの先端と対向させて構成した実用新案登録
    請求の範囲第2項記載の防水扉装置。 4 スプリングの付勢力調節機構は、摺動軸に形
    成した螺糸にナツトを螺合し、該ナツトとピス
    トンを連結筒を介して対向させて構成した実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の防水扉装置。
JP16810685U 1985-10-31 1985-10-31 Expired JPH0415788Y2 (ja)

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JP16810685U JPH0415788Y2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31

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JP16810685U JPH0415788Y2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31

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JPS6277223U JPS6277223U (ja) 1987-05-18
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JP16810685U Expired JPH0415788Y2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31

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