JPH04156598A - 遮音装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、遮音装置に関するものであり、特に変電所
のラジェーターや空調室外機等から発生する騒音を遮音
するための遮音装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来の此種遮音装置を変電所の空調室外機の遮音装置に
ついて別紙添付の第７図乃至第９図に従って説明する。

（１）は空調室外機であり、（２）は該空調室外機（１
）の周囲を囲むように矩形状に立設された遮音壁である
。該遮音壁（２）は外側部に遮音塀（２ａ）を設け、該
遮音塀（２ａ）の内側面に枠体（２ｂ）を介してガラス
ウールをパンチングメタルにてサンドウィッチして形成
された吸音体（３）を張設しである。

従って、前記遮音塀（２ａ）と吸音体（３）との間には
巾広い空気層が設けられている。

［発明が解決しようとする課題］ 上記従来の遮音装置に於ては、空調室外機（１）等は熱
交換を行う必要があるために、該空調室外機（１）を遮
音壁（２）によって完全に囲ってしまうことはできない
。従って、前記第７図及び第８図に示すように、該空調
室外機（１）の上方部は開放され、その周囲のみを該遮
音壁（２）によって囲まれているが、該遮音壁（２）の
高さも前記熱交換の機能上、あまり高く形成することは
できない。然るときは、どうしても音源から発生する騒
音の吸音効果が充分ではない。又、遮音環（２ａ）に張
設せられている吸音体（３）もガラスウールを用いてい
るので、風雨或は紫外線に弱く、頻繁に取替えねばなら
ない。

そこで、特に変電所のラジェーターや空調室外機から発
生する騒音の吸音効果を高め、室外に於ても耐久性或は
強靭性に富んだ遮音装置を得るために解決せこるべき技
術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決
することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上記目的を達成せんとして提案せられたもので
あり、音源の周囲を囲む上面開放の遮音壁を設け、該遮
音壁の内側面に吸音体を装着した遮音装置に於て、前記
対峙する遮音壁の上部に一定の間隔を有して複数の吸音
材を架設したことを特徴とする遮音装置、及び、上記遮
音壁は下方部に空気取入口を有した２段式の遮音壁であ
って、各段の遮音壁上部に上記吸音材を架設したことを
特徴とする遮音装置、及び、上記遮音壁上部の吸音材は
アルミ繊維にて円筒状又は立方体状に形成されたことを
特徴とする遮音装置、及び、上記遮音壁の内側面に装着
せられる吸音体はアルミ繊維にて板状に形成され、且つ
、之をハツト状に折曲形成されたことを特徴とする遮音
装置、並びに上記遮音壁の内側面に装着せられる吸音体
はアルミ繊維にて板状に形成され、且つ、之を格子状に
結合形成されたことを特徴とする遮音装置を提供せんと
するものである。

［作用］ 請求項（１）記載の発明は、対峙する遮音壁の上部に吸
音材を架設したので、音源から発生する騒音は、先ず周
囲の遮音壁にて一次的に吸音され、その余の騒音は該遮
音壁の上方へ上昇する。このとき、該遮音壁の上面に一
定間隔を有して架設されている吸音材によって前記上昇
中の騒音は効果的に吸音される。

而も、遮音壁の高さは従来と同様の高さに維持できるの
で、音源の空調室外機等の熱交換作用は′順調に行われ
る。

請求項（２）記載の発明は、遮音壁を二段式にして空気
取入口を下部に設けたため、空気取入が充分に行われ、
空調室外機等の熱交換効率が一層増大する。このとき、
下段の遮音壁の上部にも前記吸音材が架設されているた
め、該遮音壁にて吸音されたその余の上昇騒音も該吸音
材によって効果的に吸音される。その他の作用は前記請
求項（１）記載の発明と同様である。

請求項（３）記載の発明は、上記吸音材をアルミ繊維に
て形成したため、室外に設置されているときも紫外線に
よって侵されることはなく、極めて強靭であると共に吸
音効果も大である。又、円筒状又は立方体状としたため
、軽量であるから組立作業も容易であり、中空部も吸音
効果を特徴する請求項（４）及び（５）記載の発明は遮
音壁の内側面に張設せられる吸音体を板状のアルミ繊維
にて形成したため、前記請求項（３）記載の発明と同様
の作用を奏すると共に吸音面積を大に形成されているた
め、吸音効果が増大し、更に音源から発生した騒音の一
部が遮音壁に反射するとき、その反射に伴う音圧レベル
の上昇も防いで装置全体の遮音効果を更に助成する。

Ｕ実施例コ 以下、本発明の一実施例を別紙添付図面の第１図乃至第
６図に従って説明する。尚、説明の都合上、従来公知に
属する構成も同時に説明し、対称部分は同一符号を用い
るものとする。

第１図及び第２図に於て（１）は空調室外機であり、（
２）は該空調室外機（１）の周囲を囲むように矩形状に
立設せられた遮音壁である。而して、該遮音壁（２）は
外側部に遮音塀（２ａ）を設け、該遮音塀（２ａ）の内
側面に後述の吸音体（３）が張設されている。第３図及
び第４図に示すものは、前記遮音壁（２）の対峙する二
面の下部に開放部（Ｐ）を設け、この開放部（Ｐ）の外
方に該開放部（Ｐ）を外側より蔽うように、前記遮音壁
（２）と一定の間隔（Ｌ）を有して外側部遮音壁（２Ｗ
）を形成して二段式に形成しである。而して、前記開放
部（Ｐ）は二面に限定せられることはない。

又、該外側部遮音壁（２Ｗ）は該開放部（Ｐ）に対応し
て設けられるが、その構成は前記遮音壁（２）の構成と
同一の構成を採用するものとする。

又、前記対峙する遮音壁（２）（２）間の上部に、一定
の間隔（Ａ（Ａ・・・を有してアルミ繊維にて円筒状に
形成された吸音材（４）（４）・・・が架設せられてい
る。更に、該吸音材（４）は前記二段式の外側部遮音壁
（２Ｗ）　（２Ｗ）の上部であって、内側方向の前記間
隔（Ｌ）上にも架設せられている。而して、前記遮音壁
（２）の高さは空調室外機（１）の熱交換機能に順応す
るためにあまり高くならないように構成せられる。斯く
して、空調室外機（］）に対する空気取入は充分に行わ
れると共に、該空調室外機（１）の発生する騒音は後述
の遮音壁（２）又は外側部遮音壁（２Ｗ）にて−次的に
吸音され、その余の騒音が遮音壁（２）又は外側部遮音
壁（２Ｗ）の上方へ上昇してきても、前記吸音材（４）
（４）・・・にて効率よく吸音されることになる。

次に、第５図及び第６図に従って遮音壁（２）及び外側
部遮音壁（２Ｗ）の構成について説明する。前記遮音壁
（２）又は外側部遮音壁（２Ｗ）は遮音塀（２ａ）の内
側面にアルミ繊維にて板状に形成せられた吸音体（３）
を張設して構成されている。第５図の吸音体（３）は前
記アルミ繊維板を折曲してハツト型に形成し、之を該遮
音塀（２ａ）の内側面に張設して遮音壁（２）又は外側
部遮音壁（２ｗ）を構成している。斯くして、第９図に
て説明した従来の遮音壁が相当の巾を有して空気層が設
けられているものに比し、スペースも小となり、且つ吸
音面積が大となる（平板よりも吸音面積は約５０％増加
）ので吸音効果は増大する。又、第６図に示す他の実施
例は、上記アルミ繊維板に形成した吸音体（３）を格子
状に組み合せて前記遮音塀（２ａ）の内側面に張設した
ものである。

之は上記第５図で説明したハツト型のものより吸音面積
が大となり、それだけ吸音効率も増大する。

又、之等の吸音体（３）は音源からの反射による音圧レ
ベルの上昇を防ぐことができ、依って、全体の装置とし
ての遮音効果を一層助成するものである。

尚、この発明は、この発明の精神を逸脱しない限り種々
の改変を為す事ができ、そして、この発明が該改変せら
れたものに及ぶことは当然である。

［発明の効果］ ラジェーター或は空調室外機等は、空気の熱交換を行う
必要があるために音源を完全に囲ってしまうことができ
ないのみならず、遮音壁自体もあまり高く構成すること
はできない。この発明は、遮音壁を高く構成せず、且つ
該遮音壁の上部に吸音材を架設しているので音源から発
生する騒音は充分に吸音でき、遮音壁を高く構成したも
のと同様の遮音効果を奏する。

又、前記吸音材をアルミ繊維にて円筒状又は立方体状に
構成することにより吸音効果はより増大し、軽量である
ため組立作業性も向上すると共に耐久性を有する。

更に、前記遮音壁は遮音塀の内側面に、アルミ繊維板に
て折曲してハツト型又は格子状に形成した吸音体を張設
しているので吸音面積が増大し、依って、吸音効果が一
層増大すると共に音源からの反射による音圧レベルの上
昇をも防ぎ、装置全体の遮音効率が著しく大となる等正
に諸種の工業的効果を奏する発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第６図は本発明の一実施例を示し、第１図は
装置全体の平面図、第２図は第７図Ｃ−Ｃ線断面図、第
３図は他の実施例の平面図、第４図は第７図Ｃ−Ｃ線断
面図、第５図及び第６図は遮音壁の一部切欠斜面図であ
る。 第７図乃至第９図は従来型を示し、第７図は従来型の平
面図、第８図は第７図Ｃ−Ｃ線断面図、第９図は遮音壁
の一部切欠斜面図である。 （１）・・・・・・空調室外機　　　（２）・・・・・
・遮音壁（２ｗ）・・・・・・外側部遮音壁　（２ａ）
・・・・・・遮音塀（３）・・・・・・吸音体　　　　
　（４）・・・・・・吸音材第１図 第８図 （２）・・・遮音壁

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）音源の周囲を囲む上面開放の遮音壁を設け、該遮
   音壁の内側面に吸音体を装着した遮音装置に於て、前記
   対峙する遮音壁の上部に一定の間隔を有して複数の吸音
   材を架設したことを特徴とする遮音装置。
2. （２）上記遮音壁は下方部に空気取入口を有した２段式
   の遮音壁であって、各段の遮音壁上部に上記吸音材を架
   設したことを特徴とする請求項（１）記載の遮音装置。
3. （３）上記遮音壁上部の吸音材はアルミ繊維にて円筒状
   又は立方体状に形成されたことを特徴とする請求項（１
   ）又は（２）記載の遮音装置。
4. （４）上記遮音壁の内側面に装着せられる吸音体はアル
   ミ繊維にて板状に形成され、且つ、之をハット状に折曲
   形成されたことを特徴とする請求項（１）又は（２）記
   載の遮音装置。
5. （５）上記遮音壁の内側面に装着せられる吸音体はアル
   ミ繊維にて板状に形成され、且つ、之を格子状に結合形
   成されたことを特徴とする請求項（１）又は（２）記載
   の遮音装置。