JPH04156247A

JPH04156247A - 樹脂モールド小形電動機

Info

Publication number: JPH04156247A
Application number: JP2277292A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Kawamoto; 川本　一夫; Sadao Ishikawa; 石川　定夫; Hiroshi Enoki; 宏榎
Original assignee: TOSHIBA KIYOUKA PLAST KOGYO KK; Toshiba Chemical Corp
Current assignee: TOSHIBA KIYOUKA PLAST KOGYO KK; Kyocera Chemical Corp
Priority date: 1990-10-16
Filing date: 1990-10-16
Publication date: 1992-05-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、軸受やシャフトに発錆がなく、成形性のよい
樹脂モールド小形電動機に関する。

（従来の技術）従来から、不飽和ポリエステル樹脂成形材料は、その優
れた特性から、電気機器、構造部品等に広く使用されて
きた。　また密閉または半密閉型の電動機やコイルを成
形することも行われてきた。

しかし、不飽和ポリエステル樹脂成形材料を用いて密閉
又は半密閉型の電動機をモールドした場合、軸受（ボー
ルベアリング）やシャフトに錆が発生し、電動機の回転
不良やロック等を起こす問題があった。　こうしたこと
から、その改良が求められていた。

（発明が解決しようとする課題）本発明は、上記の問題点を解決するなめになされたもの
で、軸受やシャフトに発錆がなく、成形性に優れた樹脂
モールド小形電動機を提供しようとするものである。

［発明の構成Ｊ（課題を解決するための手段）本発明者らは、上記の目的を達成しようと鋭意検討した
結果、気化防錆剤を含む不飽和ポリエステルＩ！ｌＪｌ
！成形材料を用いて固定子を成形することによって、上
記の目的を達成できることを見いだし、本発明を完成さ
せたものである。

すなわち、本発明は、固定子鉄芯および固定子巻線を不飽和ボリエステル樹脂
成形材料でモールドしてなる小形電動機において、前記
不飽和ポリエステル！！ｌ脂成形材料が気化防錆剤を成
形材料に対して０．０３〜１．０重量％の割合に含有し
たものであることを特徴とするｍａ上モールド形電動機
である。

以下、本発明を説明する。

樹脂モールド小形電動機に用いられる不飽和ポリエステ
ルｍ脂成形材料は、通常、不飽和ポリエステルに、架橋
剤、低収縮剤、充填材およびその他の添加剤等を配合し
てなるものである。

本発明に用いる不飽和ポリエステルとしては、特に限定
されるものではなく、通常、成形材料として使用される
不飽和ポリエステルであればよく、広く使用することが
できる。

本発明に用いる架橋剤としては、スチレン等のモノマー
が使用でき、常温で液状又は固体であってもよく、特に
限定されるものではない。

本発明に用いる低収縮剤としては、ポリスチレン、ポリ
メチルメタクリレート、飽和ポリエステル樹脂等の熱可
塑性ｔＭ脂を使用することができる。

本発明に用いる充填材としては、炭酸カルシウム、クレ
ー、シリカ、タルク等が使用され、また必要に応じてガ
ラス繊維やビニロンｍ雌等の繊維充填材を配合すること
ができる。　これらの充填材は特に制限されるものでは
なく、単独もしくは２種以上混合して使用することがで
きる。

本発明に用いる気化＃ｊｉＩ４荊としては、例えばキレ
スガードＣ（日本化学産業社製、商品名）、ダイアナ（
菱江化学社製、商品名）、Ｔ、Ｖ、Ｉ（キレスト化学社
製、商品名）、ＮＰ−２０（日本石油社製、商品名）、
フェロガード１００Ｅ（米国ロンコラボラトリーズ社製
、商品名）、ストアセイフ（大洋液化ガス社製、商品名
）、ゼラスト（大洋液化ガス社製、商品名）、更に気化
防錆性のある離型剤や気化防錆剤を含む離型剤等が挙げ
られ、これらは単独又は２種以上混合して使用すること
かできる。　気化防錆剤の配合割合は、成形材料に対し
て０．０３〜１．０重１％含有することが望ましい、　
配合割合か０．０３３重量％満では十分な防錆効果が得
られず、また１、０重量％を超えると成形性、強度が低
下し好ましくない。

また本発明においては重合触媒、例えばアルデヒドパー
オキサイド、ジアシルパーオキサイド、ハイドロパーオ
キサイド、アルキルパーエステル等が使用でき、必要に
応じ、また本発明の目的に反しない範囲において、離型
剤、着色剤、界面活性剤等を適宜選択して使用すること
ができる。

不飽和ポリエステル樹脂成形材料は、上述した各成分、
すなわち、不飽和ポリエステル、架橋剤、低収縮剤、気
化防錆剤、充填材その他の成分を配合し、ニーダ−等で
混練して容易に製造することができる。　こうして得ら
れた不飽和ポリエステル！１脂成形材料を用いて、圧縮
成形、押出成形、トランスファー成形、射出成形などで
モールドし、小形電動機を製造することができる。　次
に、図面を用いて樹脂モールド小形電動機の製法と構造
について説明する。

第１図は、本発明の一実施例を示すｔ！Ｉ脂モールド小
形電動機の縦断面図である。　固定子鉄芯１と、それを
巻回した固定予巻［２とを、あらかしめ巻線端子７を、
モールドしないように外に出して、金型内に収容し、不
飽和ポリエステル樹脂成形材料を用いてトランスファー
成形又はインジェクション成形によってモールドしてＩ
ＩＪＮモールド層３を形成してモールド固定子を得る６
　モールド固定子の端面には、回転子支持体６と回転子
支持体６の中心に軸受８を組み込み、軸受８に支持され
る回転子シャフト５を有する回転子４を装着して、密閉
型小形電動機が製造される。

（作用）本発明における不飽和ポリエステルｔＭｌ成形材料には
、黴１かつ有効な気化防ｒｉ荊が含有されているから、
長期にわたって軸受やシャフトなどに発錆がなく、また
成形にも容易な樹脂モールド型電動機を得ることができ
る。

（実施例）以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。

実施例　１〜３　　　　　。

第１表に示した組成にもとすく不飽和ポリエスチル！！
１ｍ成形材料を用いて、固定子をトランスファー成形し
て第１図に示すようなモールド固定子を得た。　このモ
ールド固定子に回転子、軸受、シャフト、回転子支持体
を組み込み、密閉型の樹脂モールド小形電動機を製造し
た。

比較ｐＡ　１〜２第１表の組成にもとすく不飽和ポリエステル樹脂成形材
料を用いて実施例と同様に密閉型の樹脂モールド小形電
動機を製造した。

実施例１〜３および比較例で製造した樹脂モールド小型
電動機について、発錆性、成形性について試験をしたの
で、その結果を第２表に示した。

本発明はいずれの特性においても優れており、本発明の
効果が認められた。

第１表（単位）＄１　＝スチレンモノマー４０％含有不飽和ポリエステ
ｔＬ４４脂本２　：日本化学産漠ｆｌ、商品名第２表本３　：　戚Ｊ％旧牛　社り５０℃、圧力４０に＋１／
Ｃ１１’　、　ｌ１ｇ分ネ４　：　樹脂モールド／１（
１該刺彰を畦立時、回転子とシャフトとの間に、蒸溜水
を含ませた脱脂綿を封入して４０°ば０日間加熱し、軸
受及びシャフト表面の錆発生の有無を試験した。　軸受
には６２０１ＺＣＮ／ＰＳ−２を用いた。

Ｏ印：発錆なし、×印：発錆有り［発明の効果コ以上の説明および第２表の結果から明らかなように、本
発明の樹脂モールド小形電動機は、成形性に優れるとと
もに、発錆がなく、電動機の回転不良やロック不良等が
発生しないものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す樹脂モールド小形電
動機の縦断面図である。１・・・固定子鉄芯、　２・・・固定子＠線、　３・・
・樹脂モールド層、　４・・・回転子、　５・・・回転
子シャフト、　６・・・回転子支持体、　７・・・巻線
端子、　８・・・軸受。・−冒２

Claims

【特許請求の範囲】

１　固定子鉄芯および固定子巻線を不飽和ポリエステル
樹脂成形材料でモールドしてなる小形電動機において、
前記不飽和ポリエステル樹脂成形材料が気化防錆剤を成
形材料に対して０．０３〜１．０重量％の割合に含有し
たものであることを特徴とする樹脂モールド小形電動機
。