JPH0415550B2 - - Google Patents

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JPH0415550B2
JPH0415550B2 JP1163884A JP1163884A JPH0415550B2 JP H0415550 B2 JPH0415550 B2 JP H0415550B2 JP 1163884 A JP1163884 A JP 1163884A JP 1163884 A JP1163884 A JP 1163884A JP H0415550 B2 JPH0415550 B2 JP H0415550B2
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Japan
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tape
cassette
magnetic tape
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magnetic
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Mitsuhiko Hara
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0415550B2 publication Critical patent/JPH0415550B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテープカセツトに係り、特にビデオテ
ープレコーダ、オーデイオテープレコーダ、デー
タレコーダ等の磁気記録再生装置に好適なテープ
カセツトに関する。
従来技術 一般に、装着されたテープカセツトより磁気テ
ープを引き出して所定のパスに装填するテープロ
ーデイング機構を備えた磁気記録再生装置に装着
されて使用されるテープカセツトは、リール軸が
嵌入する開口部及び磁気テープが横切る前面側に
臨む位置にテープ引出部材が嵌入するための切欠
部を有する。また、最近ではテープカセツトを小
型にして磁気テープへの情報信号の記録の高密度
化を図ること等に伴ない、磁気テープは埃等が付
着していないクリーンの状態であることが不可欠
となり、テープカセツトとしては埃等が内部に侵
入しにくい防塵効果を有することが必要となる。
しかし、上記のように開口部及び切欠部を有する
テープカセツトは、保管中に(不使用時に)開口
部及び切欠部を通して埃等が容易に侵入しうるた
め、防塵効果は不充分であり、記録の高密度化等
には不適であるという問題点があつた。
なお、テープカセツトをケース内に収容すると
防塵に対して有効となるが、テープカセツトを記
録再生装置へ装着する使用時にはテープカセツト
をケースより取り出し、使用後にはケースに入れ
る面倒があり、しかもこの操作には両手を必要と
し、使い勝手は良くない。
問題点を解決するための手段 そこで、本発明は、磁気記録再生装置に装着さ
れるときに装置の磁気テープ巻回体駆動機構が嵌
入する開口部が不使用時には露出しないようにし
て防塵効果を高めて上記問題点を解決したテープ
カセツトを提供することを目的とするものであ
り、その構成は、 供給側磁気テープ巻回体5と巻取側磁気テープ
巻回体6を回転可能に支持し、該供給側磁気テー
プ巻回体5よりの磁気テープ7,47を前面近傍
のテープパスを通り巻取側磁気テープ巻回体6へ
と案内するテープガイド8a,8b,9a,9
b,46cと、前面近傍よりテープパスの背後に
亘り、記録再生装置のテープ引出部材16a,1
6b,49が挿入される切欠部10,46bと、
記録再生装置の磁気テープ巻回体駆動機構35a
が挿入される第一の開孔18a,18bとが設け
られた摺動体3,45と、 該摺動体3,45を摺動可能に保持し、前面開
口に開閉可能に設けられた蓋体2B,42と、該
磁気テープ巻回体駆動機構35aが挿入される第
二の開孔17a,17bとを持つ一方、上記テー
プ引出し部材16a,16b,49が挿入される
切欠部をもたぬカセツト筐体2,41とにより構
成され、 不使用時には、該摺動体3,45が閉蓋されて
いるカセツト筐体2,41内に収納され、且つ第
一の開孔18a,18bと第二の開孔17a,1
7bの位置が食違つて双方の開孔17a,17
b,18a,18bが閉塞され、 使用時には、記録再生装置への装着により、該
摺動体3,45が閉蓋されているカセツト筐体
2,41より前方に摺動し、双方の開孔17a,
17b,18a,18bが一致して、磁気テープ
巻回体駆動機構35aが挿入され且つ切欠部1
0,46が露出しテープ引出部材16a,16
b,49が挿入される構成としたものである。
実施例 まず、第1図A乃至C、第2図A,Bを参照し
て、本発明になるテープカセツトの一実施例につ
いて、概略的に説明する。第1図A乃至Cは、テ
ープカセツト1の不使用時における状態を示し、
第2図A,Bは使用時における状態を示す。
第1図A乃至Cに示すように、テープカセツト
1は、大略、箱状のカセツト筐体2と、このカセ
ツト筐体2内に矢印X1方向に摺動可能に収納さ
れている摺動体3とよりなる。
カセツト筐体2は、底板、天板、両側面板、背
面板とよりなる筐体2Aと、筐体2Aに開閉可能
に設けてあり通常は閉じて筐体2Aの前面の矩形
状開口を塞ぐ蓋体2Bとよりなる。
摺動体3は、基板4上に、供給側磁気テープ巻
回体5及び巻取側磁気テープ巻回体6を並置し、
且つ左右側に磁気テープ7を案内するテープガイ
ドポール8a,8b及びテープガイドローラ9
a,9bを設けてなる構成である。基板4には、
テープガイドローラ9aと9bとの間にテープ引
出部材が嵌入するための切欠部10が形成してあ
る。
不使用時には、第1図A乃至Cに示すように、
摺動体3は矢印X2方向に最大摺動してカセツト
筐体2内に完全に収納されており、切欠部10は
筐体2Aの底板により塞がれている。筐体2Aの
底板の第二の開孔としてのリール軸嵌入用孔17
a,17bと基板4の第一の開孔としてのリール
軸嵌入用孔18a,18bとは完全にずれてお
り、底板のリール軸嵌入用孔17a,17bは基
板4により塞がれたいる。また蓋体2Bが閉じて
いる。カセツト筐体2は、筐体が2Bが閉じた状
態では開口を有しない無開口の密閉筐体となり、
この内部への埃の侵入が効果的に防止され、磁気
テープ7は埃の付着より良好に保護される。即ち
テープカセツト1は、優れた防塵性を有する。
テープカセツト1は、第2図A,Bに示す状態
で磁気記録再生装置に装着される。即ち、装着過
程で、蓋体2Bが軸2Bbに関して約90度回動し
て開き、この蓋2Bの開蓋動作に連動して、摺動
体3は矢印X1方向に所定距離摺動し筐体2Aよ
り一部引き出され、切欠部10がカセツト筐体2
外に露出し、且つ、基板4のリール軸嵌入用孔1
8a,18bが筐体2Aのリール軸嵌入用孔17
a,17bと一致する。テープカセツト1は、基
板4の左右の位置決め孔12a,12bが位置決
めピン13a,13bに嵌合し、且つ筐体2Aの
背面側の左右の位置決め孔14a,14bが位置
決めピン15a,15bに嵌合して、摺動体3と
カセツト筐体2との両方について位置決めされて
装着され、テープ引出部材16a,16bが切欠
部10内に相対的に嵌入しテープガイドローラ9
a,9b間の磁気テープ7の内側に対向する。こ
の後テープ引出部材16a,16bが移動してテ
ープローデイング動作が行なわれ、磁気テープ7
は引き出されて所定のパスに装填され当該パスに
沿つて走行して磁気記録再生が行なわれる。
また、記録再生後テープカセツト1の記録再生
装置よりの排出が開始すると、排出される過程
で、蓋体 2Bが閉じ、これに連動して摺動体3
が矢印X2方向に摺動して筐体2A内に押し戻さ
れる。これにより、テープカセツト1は、第1図
A乃至Cに示すように、摺動体3が完全に筐体2
A内に収納され、蓋2Bが閉じ、更には、リール
軸嵌入用孔17a,17bが基板4により塞がれ
て、防塵性を有する状態で排出される。
次に上記構成のテープカセツト1について、第
3図以下を参照して更に詳細に説明する。各図中
第1図A乃至C、第2図A,Bに示す構成部分と
実質上対応する部分には同一符号を付す。
第3図乃至第5図及び第8図はテープカセツト
1の不使用時の状態、第6図,第7図,第9図は
使用時の状態を示す。
カセツト筐体2のうち筐体2Aは、第5図に示
すように、上ハーフ20と下ハーフ21とを上下
重ねて固定してなる構造である。
上ハーフ20は、第10図A,Bに示す形状で
あり、開口を有しない天板20aの下面には摺動
体3の摺動をスムーズにするためのリブ20b,
20c,20dが形成してある。
下ハーフ21は、図11図A,B,Cに示す形
状であり、底板21aには、テープ引出部材が嵌
入するための切欠は形状されていず、リール軸嵌
入用孔17a,17bだけが穿設してある。この
孔17a,17bは、後述するように不使用時に
は摺動体3により塞がれるように中心より前側寄
りの位置に形成してある。また底板21aの上面
には、摺動体3をこれがスムーズに摺動しうる状
態で支持するリブ21b,21c,21d、下面
にはテープカセツト1が誤つた向きで装置内へ挿
入されることを制限する誤挿入防止溝21eが形
成してある。
また、下ハーフ21には、底板21aの前縁よ
り背面方向に延在する腕部21f、左右の側壁よ
り突出した案内リブ21g,21hが形成してあ
る。これらは、後述するように、協働して、摺動
体3の摺動を案内すると共に摺動体3を高さ方向
について位置規制する。また下ハーフ21の左右
の側壁には、細長開口21i,21jが、案内リ
ブ21g,21hに隣接してこれと同じ高さ位置
に形成してある。
上記の上下ハーフ20,21は、蓋体2Bと併
せて組合わされて、背面側の左右の二個所と前面
開口22側の中央の一個所をねじ止め固定されて
いる。
蓋体2Bは、第3図,第4図,第8図に示すよ
うに、両側の軸2Ba,2Bbを下ハーフ21の凹
部21k,21に嵌合させて矢印A1,A2方向
に回動可能に設けてあり、通常は第3図乃至第5
図に示すように前面開口22を覆つている。ま
た、蓋体2Bは、左右側の扇形ギヤ2Bc,2Bd
を一体に有する。この扇形ギヤ2Bc,2Bdに関
連して、上ハーフ20には、蓋2Bの開蓋を可能
とする切欠20e,20fが形成してある。
摺動体3は、第5図に示すように、第12図A
に示す天板(下側スライド板)4と第13図に示
す天板(上側スライド板)23との間のリールハ
ブ24,25等を設けてなる構造である。
基板4と天板23とは、第14図に示すように
重ね合せることにより組立てられ、基板4の爪4
a〜4dが天板23の垂下リブ23a〜23dの
開口23a−1〜23d−1に嵌合して、垂下リブ
23a〜23d等により上下離間寸法を定められ
て固定されている。
基板4及び天板23には、リール軸嵌入用孔1
8a,18b,23e,23fが対応して形成し
てある。−のリールハブ24は、上下端側を基板
4及び天板23の環状溝4e,23g等に嵌合さ
せて、リール軸嵌入用孔18a,23eに対向し
て回転可能に設けてあり、別のリールハブ25
は、上下端側を基板4及び天板23の環状溝4
f,23hに嵌合させて、リール軸嵌入用孔18
b,23fに対向して回転可能に設けてある。
また基板4及び天板23の前面には、切欠部1
0及び23iが形成してある。
また、基板4には、切欠部10の両側の張出部
4g,4hに、第8図に示すように上記扇形ギヤ
2Bc,2Bdと噛合する第12図Bに示すラツク
4i,4j、第12図Cに示すポール4k,4
、及び第12図Dに示す中空柱状のテープガイ
ドポール8a,8bが形成してある。このテープ
ガイドポール8a,8bの中空部分は位置決め孔
12a,12bとして機能する。ポール4k,4
には、カラー26a,26bが回転可能に設け
てある。また基板4の上面には、第12図Aに示
すように、縦方向及び斜めにクロスする方向に延
在する複数のリブ4mが形成してある。リブ4m
は、第12図Aに示すように、突出高さの大なる
高リブ部4m−1(第12図A中梨地で示す)と、
突出高さの小さい低リブ部4m−2とよりなる。
また、リーブハブ24,25の上下には、第3
図及び第5図に示すように繭形状のライナ27,
28が係合してあり、下側のライナ28は高リブ
部4m−1及びブレーキ部材29により分散的に
支持されている。第5図に示すように、上側のラ
イナ27の周縁は上向きのカール部27a、下側
のライナ28の周縁は下向きのカール部28aと
してある。これにより、後述する記録再生時、磁
気テープ7は上下側縁(幅方向側縁)をカール部
27a,28aにより案内されてライナ27,2
8間にスムーズに進入することになり、テープ走
行は安定となる。
磁気テープ巻回体5,6は、夫々リールハブ2
4,25の周囲に、上下側をライナ27,28に
より支持された状態で形成してある。
まだブレーキ部材29は、第3図及び第5図に
示すように、棒状部分29aとこの両端側のV次
状腕部29b,29cとよりなる樹脂成形部材で
あり、低リブ部4m−2上に載置されてこれとラ
イナ28との間の偏平空間33内に、V次状腕部
29b,29cが夫々リールハブ24,25に対
向する向きで、組込まれている。
また、基板4の左右側にはロツク部材30a,
30bが取付けられている。
次に上記構成のテープカセツト1の不使用時の
状態及び使用に際しての動作等について、特に第
3図乃至第9図を参照して説明する。
不使用時には、第3図乃至第5図に示すよう
に、蓋体2Bが閉じており、前面開口22は塞が
れており、摺動体3は筐体2Aの最奥部(収納位
置)に位置して筐体2A内に完全に収納されてい
る。切欠部10は下ハーフ21の底板21aの前
側依りの無切欠部分により覆われている。基板4
のリール軸嵌入用孔18a,18bは下ハーフ2
1の底板21aのリール軸嵌入用孔17a,17
bに対して筐体2Aの奥方に偏倚して完全に食い
違つた状態にあり、孔17a,17bは基板4に
より塞がれている。更には、孔17a,17bの
周りには環状の防塵部材31a,31bが設けて
ある。また更には、細長開口21i,21jはロ
ツク部材30a,30bの爪部30a−1,30
b−1により塞がれている。
これにより、テープカセツト1は、前面開口2
2を通しての埃の侵入及び切欠部10、リール軸
嵌入用孔17a,17bを通しての埃の侵入、更
には細長開口21i,21jを通しての埃の侵入
を共に十分に制限された防塵構造となり、磁気テ
ープ7は埃等より十分に保護される。
また、爪部30a−1,30b−1が細長開口2
1i,21jに係合しており、摺動体3はカセツ
ト筐体2に対して摺動不可能にロツクされてい
る。摺動体3の基板4のラツク4i,4jには第
8図に示すように蓋体2Bの扇形ギヤ2Bc,2
Bdが噛合しており、蓋体2Bも閉蓋位置に間接
的にロツクされている。従つて、取り扱い中に、
蓋体2Bが不要に開いてしまい防塵性が損なわれ
るという不都合は起こらない。
更には、リールハブ24,25は、ブレーキ部
材29の腕部29b,29cにより押圧されて共
に制動されている。また更には、摺動体3は基板
4の左右両側を案内リブ21g,21hにより係
止されて、カセツト筐体2内で高さ方向にガタつ
くことも制限される。
なお、上下ハーフ20,21の突起20g,2
1mが付き合わされてポール32を形成してい
る。このポール32は、切欠部10の前面に沿う
部分の磁気テープ7が弛緩した場合にも切欠部1
0内に入り込むことを制限するフエンスとして、
且つカセツト筐体2のうち強制的に弱い前面開口
22側が押しつぶされないように補強する補強支
柱としても機能する。
上記のテープカセツト1は蓋体2Bを前側とし
て磁気記録再生装置のカセツトホルダ(共に図示
せず)内に挿入され、カセツトホルダと共に移動
してカセツト装着位置に到り装着される。
カセツト装着位置へ移動する過程で、まず、第
6図に示すように、装置側のロツク解除部材34
a,34bがカセツト筐体2の細長開口21i,
21j内に進入する。これにより、ロツク部材3
0a,30bが弾性変形し、爪部30a−1,3
0b−1が開口21i,21jより抜け出し、摺
動体3はカセツト筐体2に対するロツクを解除さ
れ、蓋体2Bも間接的なロツクを解除されて開蓋
可能となる。次いで、蓋体2Bが開蓋機構(図示
せず)により矢印A1方向に約90度回動して第7
図に示すように開く。蓋体2Bが開く方向に回動
すると、第9図に示すように扇形ギヤ2Bc,2
Bd、ラツク4i,4jを介して、摺動体3は左
右の両側を矢印X1方向に駆動されてカセツト筐
体2に対して同方向に移動する。即ち、摺動体3
は、蓋体2Bの開蓋動作に連動して矢印X1方向
に所定ストロークL摺動し、前面部分が、開いた
開口22より出る。なお、摺動体3は、左右の両
側の駆動されて基板4の左右端側を案内リブ21
g,21hにより案内されつゝリブ21b〜21
d上を移動し、摺動体3はスムーズに摺動する。
これにより、テープカセツト1は、第6図及び第
7図に示すように、摺動体3の一部が筐体2Aよ
り引き出され、切欠部10,23i及び位置決め
孔12a,12bが露出し、且つ、リール軸嵌入
用孔18a,18bが夫々リール軸嵌入用孔17
a,17bと一致して露出した状態となる。テー
プカセツト1はこの状態で装着位置に到り、リー
ルハブ24,25が、一致した孔17a,18a
及び17b,18bを通してリールハブ24,2
5内に相対的に進入するリール軸35a,35b
と嵌合し、且つ切欠部10,23i内にテープ引
出部材16a,16bが相対的に進入し、更に
は、摺動体3がその位置決め孔12a,12bが
位置決めピン13a,13bに嵌合し且つ筐体2
Aがその位置決め孔14a,14b位置決めピン
15a,15bに嵌合して互いに矢印X1,X2
向について位置規制された状態で装着される。な
お、摺動体3は、基板4の三個所を案内リブ21
g,21h及び腕部21fにより係止されて筐体
2Aに対する高さ方向についても規制されてい
る。
更には、摺動体3の上記摺動に関連してブレー
キ部材29は、第6図に示すように、棒状部分2
9aが中央を腕部21fにより係止され、この左
右側を高リブ4m−1と。一体の係止突起4n,
4oにより係止されて弾性的に湾曲し、腕部29
b,29cがリールハブ24,25より離れる。
これにより、リールハブ24,25が制動を解除
される。
この状態で、既に述べたように、テープ引出部
材16a,16bによりテープローテイング動作
が行なわれ、続いて磁気記録再生が行なわれる。
テープ巻回体5,6は、上下のライナ27、28
に対して滑りつゝ安定に回転し、下側のライナ2
8上に支持されつゝ形成される。
また、テープカセツト1が記録再生装置より排
出される過程で、蓋体2Bが矢印A2方向に回動
して閉じ、摺動体3はこれに連動して矢印X2
向に摺動して筐体2A内に収納される。テープカ
セツト1は、第3図乃至第5図に示す元の状態で
カセツトホルダより排出される。なお、第6図に
示すように撓んだブレーキ部材29は、摺動体3
を筐体2A内に押し戻すようにも作用しており、
摺動体3の上記摺動はスムーズとなる。
次に本発明テープカセツトの別の実施例につい
て、第15図A,B、第16図A,Bを参照して
説明する。
このテープカセツト40において、筐体41の
前面側の回動可能に設けてある蓋体42は、トー
シヨンコイルばね43により開蓋方向に付勢され
ており、蓋体42と一体の扇係ギヤ44が摺動体
45の基板46上のラツク46aと噛合してい
る。
蓋体42が閉じている状態では、第15図A,
Bに示すように、摺動体45全体が筐体41内に
収納されている。即ち、基板46の前側の切欠部
46bは筐体41の底板41aにより覆われてお
り、露出していない。また切欠部46bに臨む個
所では磁気テープ47を案内するテープガイド4
6cは、先端が円弧面とされたリブ構造である。
第16図A,Bに示すように、蓋体42は開蓋
部材48により係止されて回動して開蓋し、これ
に連動して摺動体45が摺動して一部筐体41よ
り抜け出し、切欠部46bが露出してテープ引出
部材49に対向する。
また蓋体42はばね43のばね力により閉蓋
し、これに連動して、摺動体45が押し戻されて
筐体41内に収納される。
効 果 上述の如く、本発明によるテープカセツトによ
れば、不使用時には、磁気テープ巻回体駆動機構
が挿入される筐体の第二の開孔及び第一の開孔が
閉鎖されているため、例えば保管されている状態
で、埃の開孔よりのテープカセツト内部への侵入
が確実に制限され、優れた防塵性を有し内部の磁
気テープに外部の埃等が付着することを防止する
ことが出来、埃の付着をきらう装置、例えば高密
度磁気記録再生用として最適となり、また使用時
には上記第二の開孔及び第一の開孔が開口するた
め磁気テープ巻回駆動機構が嵌合して正常に使用
出来る。
また、テープ引出し部材が嵌入する切欠部も不
使用時には露出されていないため、切欠部よりの
埃の侵入も制限され、然して磁テープ巻回駆動機
構及びテープ引出部材と嵌合して使用されるタイ
プのテープカセツトであつて且つ不使用状態にお
ける防塵性の優れたテープカセツトを実現出来る
という特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本発明のテープカセツトの不使用時
の状態を概略的に示す平面図、第1図Bは側面
図、第1図Cは第1図A中C−IC線に沿う断
面矢視図、第2図Aは第1図Aのテープカセツト
の使用時の状態を概略的に示す平面図、第2図B
は第2図A中B−B線に沿う断面矢視図、第
3図は本発明テープカセツトの一実施例の不使用
時の状態を上ハーフ及び天板等を省略して示す平
面図、第4図は部分平面図、第5図は第3図中
−線に沿う断面矢視図、第6図は第3図のテー
プカセツトの使用時の状態を示す平面図、第7図
は第6図中−線に沿う断面矢視図、第8図は
蓋体の扇形ギヤとラツクとの関係を示す第4図中
−線に沿う断面矢視図、第9図はテープカセ
ツトの使用時における第8図に対応する図、第1
0図A,Bは筐体の上ハーフの平面図及び側面
図、第11図Aは筐体の下ハーフの平面図、第1
1図B,Cは夫々下ハーフの各部の形状を示す第
11図A中XB−XB線、XC−XC線
に沿う断面矢視図、第12図Aは摺動体の基板の
平面図、第12図Aは摺動体の基板の平面図、第
12図B,C,D,Eは夫々基板の各部の形状を
示す第12図A中XB−XB,XC−X
C,XD−XD,XE−XE線に沿う断
面矢視図、第13図は摺動体の天板の平面図、第
14図は摺動体の基板と天板とを相対向させて示
す立面図、第15図A,B、及び第16図A,B
は夫々本発明テープカセツトの別の実施例の不使
用時及び使用時の状態を示す部分平面図、縦断側
面図である。 1,40……テープカセツト、2……カセツト
筐体、2Bc,2Bd,44……扇形ギヤ、2A,
41……筐体、2B,42……蓋体、3,45…
…摺動体、4,46……基板(下側スライド板)、
4i,4j,46a……ラツク、5……供給側磁
気テープ巻回体、6……巻取磁気テープ巻回体、
7,47……磁気テープ、8a,8b……テープ
ガイドポール、9a,9b……テープガイドロー
ラ、10,46b……切欠部、16a,16b,
49……テープ引出部材、17a,17b……筐
体のリール軸嵌入用孔(第2の開孔)、18c,
18d……基板のリール軸嵌入用孔(第2の開
孔)、20……上ハーフ、21……下ハーフ、2
1a……底板、22……前面開口、23……天板
(上側スライド板)、24,25……リールハブ、
35a,35b……リール軸、46c……テープ
ガイド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 供給側磁気テープ巻回体5と巻取側磁気テー
    プ巻回体6を回転可能に支持し、該供給側磁気テ
    ープ巻回体5よりの磁気テープ7,47を前面近
    傍のテープパスを通り巻取側磁気テープ巻回体6
    へと案内するテープガイド8a,8b,9a,9
    b,46cと、前面近傍よりテープパスの背後に
    亘り、記録再生装置のテープ引出部材16a,1
    6b,49が挿入される切欠部10,46bと、
    記録再生装置の磁気テープ巻回体駆動機構35a
    が挿入される第一の開孔18a,18bとが設け
    られた摺動体3,45と、 該摺動体3,45を摺動可能に保持し、前面開
    口に開閉可能に設けられた蓋体2B,42と、該
    磁気テープ巻回体駆動機構35aが挿入される第
    二の開孔17a,17bとを持つ一方、上記テー
    プ引出部材16a,16b,49が挿入される切
    欠部をもたぬカセツト筐体2,41とにより構成
    され、 不使用時には、該摺動体3,45が閉蓋されて
    いるカセツト筐体2,41内に収納され、且つ第
    一の開孔18a,18bと第二の開孔17a,1
    7bの位置が食違つて双方の開孔17a,17
    b,18a,18bが閉塞され、 使用時には、記録再生装置への装着により、該
    摺動体3,45が閉蓋されているカセツト筐体
    2,41より、前方に摺動し双方の開孔17a,
    17b,18a,18bが一致して、磁気テープ
    巻回体駆動機構35aが挿入され且つ切欠部1
    0,46bが露出しテープ引出部材16a,16
    b,49が挿入されることを特徴とするテープカ
    セツト。
JP1163884A 1984-01-25 1984-01-25 テ−プカセツト Granted JPS60154381A (ja)

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