JPH0415405A - 液体タンクの残量検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、例えば液体燃料装置等に用いられる気密性
の液体タンクのタンク内燃料の残量を検知する、液体タ
ンクの残量検知装置に関するものである。

［従来の技術］ 気密性の液体タンクのタンク内燃料の残量を検知する装
置の従来例としては、第５図〜第９図に示すような液体
タンクの残量検知装置がある。

第５図〜第９図において、液体燃料を入れる気密性のタ
ンク（１）は、底部にのみ開口し得る口金（２）を有し
、口金（２）内には閉止弁（３）があり、この閉止弁（
３）は弁坐（４）に設けられたコイルスプリング（５）
により閉じる方向。

即ち下方向に付勢されている。弁坐（４）は概略円筒形
状をなし、液体燃料が通り得るスリット（図示せず）が
弁坐（４）に設けられている。

液体タンク（１）は受皿（６）に支持され、この支持は
、受皿（６）の中央に設けられる受具（７）により行わ
れている。また液体タンク（１）が支持された状態では
、口金（２）の下端縁より、受皿（６）の縁辺は高い位
置に位置するので、液体燃料が受皿（６）から溢れるこ
とがない。

受皿（６）の受具（７）の中央には上向きにピン（８）
が設けられ、このピン（８）は閉止弁（３）を押し上げ
て開ける作用をする。

受皿（６）の底部には輸送管（９）が接続されており、
受皿（６）内の液体燃料を外部へ送るようになっている
。また受皿（６）は固定脚（１０）に固定され、この固
定脚（１０）はさらに保持板（１］）に支点ピン（コ２
）によりほぼ水平に軸支される。

受皿（６）の他端を支持するスプリングと、このスプリ
ングのたわみによる変位を検出するセンサーは、重量セ
ンサー（１３）に内蔵される。この重量センサー（１３
）は固定脚（１０）にスポット又はネジ等により固定さ
れたし金具（１０ａ）に取イ」けられ、底板（１４）に
設けられた保持板（１］）に支えられて受皿（６）の他
端を支持している。

次に、第７図により重量センサー（１３）の詳細を説明
する。上ベース（１７）が下ベース（１８）に対し上下
動可能に嵌め込まれており、この上ヘース（１７）と下
ヘース（１８）間にはスプリング（１９）が設けられて
いる。

また下ヘース（１８）の内部底面にはカーボン抵抗面（
２０）か設けられている。さらにこのカボン抵抗面（２
０）と上ベース（１７）との間には短絡線（２１）が取
付けられている。この短絡線（２１）は緩やかな曲線か
らなる略Ｗ型をしている。また、カーボン抵抗面（２０
）の両端には電線（２２）、（２３）が接続され、この
重量センサー（］３）の外部に導かれている。

以上のように構成された装置において、まず、重量セン
サー（コ３）の機能を第８図及び第９図に基づいて説明
すると、タンク（１）等の荷重が加わらずスプリング（
１９）が延びているときには、Ｗ型の短絡線（２］）は
ツアーボン抵抗面（２０）に対し、第８図のように狭い
間隔の２点て接している。このとき、電線（２２）、（
２Ｂ）に電圧を加えると、図中破線矢印のように電流が
流れる。

一方、タンク（１）等の荷重が加わり、スプリング（１
９）か縮むと、Ｗ型の短絡線（２］）は圧縮されて変形
し、カーボン抵抗面（２０）に対し、第９図のように広
い間隔の２点て接するようになり、電流は図中破線矢印
のように流れる。

第８図と第９図の破線矢印を比べると、第８図のほうが
カーボン抵抗面（２０）を通る電流の距離が長く、した
かって電線（２２）、（２Ｂ）間の抵抗が多いことにな
る。この抵抗値の変化を測定することにより、タンク内
の液体燃料の残量を検知できる。

次に、第５図に基づいて、タンク（１）を支持する受皿
（６）の中央イ」近の上下方向変位か、重量センサー（
１３）内のスプリング（１９）のたわみに拡大されて表
されることを説明する。

タンク（１）のほぼ全重量はピン（８）によって支持さ
れる。これにより荷重はこのピン（８）の付近に集中荷
重として表すことができる。重量センサー（］３）には
タンク（］）と受皿（６）及びこれらの中に残っている
液体燃料の総重量のａ／　（ａ→−ｂ）倍の荷重が加わ
り、前記総重量に比例した荷重が加イつることになる。

また、受皿（６）中央の上下方向変位、すなわぢピン（
８）伺近の」二下方向変位をｈとすると、重量センサー
（１３）内のスプリングのたイつみは、ｆ　（ａ十ｂ）
／ａｔ　ｘｈ となる。

ここで、ａは支点ピン（１２）からピン（８）までの水
平距離、ｂはピン（８）から重量センサ（１３）のスプ
リング（１９）までの水平距離である。

したがって、受皿（６）中央（＝１近の上下方向変位は
小さくても、重量センサー（１３）のスプリング（］９
）には大きなたわみを得ることができる。

このようにタンク（コ）のほぼ全重量をピン（８）ｆ＝
１近で支持することにより、ａとｂの寸法を設計段階で
明確にすることで、正確なタンク内の液体残量検知を行
うことができる。

［発明が解決しようとする課題］ 以上に述べた従来の液体タンクの残量検知装置は、正確
に残量検知を行うことができるが、受皿（６）を水平に
保つために調節用のし金具（１０ａ）を使用したり、ま
た受皿（６）を支えるために保持板（コ１）を設けてい
たので、コスト的に晶いものとなる等の課題があった。

この発明は、」１記のような課題を解決するためになさ
れたもので、特別な部品を必要とせず、且つ他の部品で
代用できるような構成とした液体タンクの残量検知装置
を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る液体タンクの残量検知装置は、重量セン
サーを固定脚の下面に取付け、また底板の一部を切り起
こし、固定脚をピンで軸支したものである。即ち、 本発明は、気密性の液体タンクと、液体タンクを支持す
る受皿と、受皿に固定された固定脚と、その固定脚を介
して受皿を支持する底板上に設けられた保持板と、保持
板に対して前記固定脚の一４端を軸支する支点ピンと、
固定脚の他端を支持する重量センサーを備え、重量セン
サーを固定脚下面に取付けたことを特徴とする液体タン
クの残量検知装置である。

［作用］ この発明における液体タンクの残量検知装置は、底板の
一部を２ケ所切り起こし、支点ピンで固定脚を支えて支
点とし、一方固定脚の下面に重量センサーを取付けたた
め、従来用いられていたし金具及び保持板を不要とした
簡単な構造を可能とし、タンクと受皿及びこれらの中に
残っている液体燃料の総重量に比例する荷重を重量セン
サーにより測定しタンク内の残量検知を行うことができ
るものである。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例を図に基づいて説明する。

第１図はこの発明の液体タンクの残量検知装置の一実施
例を示す側面図、第２図は第１図の一部切り欠き正面図
、第３図はこの発明の他の液体タンクの残量検知装置の
実施例を示す側面図、第４図は第３図の一部切り欠き正
面図である。

なお図中の符号中、前述の第５図〜第９図と同一符号は
、同一または相当部分を示す。

第１図及び第２図に示すように、本発明の液体タンクの
残量検知装置は、液体タンク（１）と受皿（６）の連結
方法及び機構は第５図及び第６図の従来装置と同様な構
成からなっている。

即ぢ、液体燃料を入れる気密性の液体タンク（１）は、
第６図の従来装置と同様に、底部にのみ開口し得る口金
（２）を有し、口金（２）内には閉止弁（３）かあり、
この閉止弁（３）は弁坐（４）に設けられたコイルスプ
リング（５）により閉じる方向、即ち下方向に付勢され
ている。弁坐（４）は概略円筒形状をなし、液体燃料が
通り得るスリット（図示せず）か設けられている。

また、液体タンク（１）は、第６図の従来装置と同様に
、受皿（６）の中央に設けられる受具（７）によりに支
持される。

受皿（６）の受具（７）の中央には上向きにピン（８）
が設けられ、このピン（８）は閉止弁（３）を押し上げ
て開ける働きをする。また（９）は輸送管で、これによ
り受皿（６）内の液体燃料を外部へ送るようになってい
る。

次に、第１図及び第２図に示すように（１０）は固定脚
で受皿（６）の下面に固定されており、且つ底板（１４
）上に取付けられた保持板（１１）によりほぼ水平に支
点ピン（１２）により軸支されている。

又、重量センサー（１３）は固定脚（１０）の下面に取
付けられて、加わる荷重を検出している。

（１５）は保持板（１１）の一部を曲げ加工して設けら
れたストッパー（１５）で、過大な荷重に対して重量セ
ンサー（１３）を保護している。

第３図及び第４図において、（１０）は固定脚であり受
皿（６）の下面に固定されており、底板（１４）より突
出された支持部（１６）に支点ピン（１２）により軸支
されている。

また重量センサー（１３）は固定脚（１０）の下面に取
付けられて、これに加わる荷重を検出する。（］５）は
固定脚（１０）の一部により形成された過大な荷重に対
して重量センサー（１３）を保護するためのストッパー
である。

なお、第１図及び第３図に示した液体タンクの残量検知
装置においては、重量センサー（１３）はともに固定脚
（］０）の下面に取付１デられてい］　０ るが、これに相対する支持板（１１）、また底板（１４
）に取付けても同様の動作機能を得ることができる。

上記のいずれの実施例においても、重量センサ（１３）
の抵抗値の変化を測定による液体燃料の残量の検知は、
第７図〜第９図の従来装置の場合と全く同様にこれを行
うことができる。

［発明の効果コ この発明の液体タンクの残量検知装置は、以上説明した
通り、重量センサーを直接固定脚に取付ける構造とし、
またさらには支点ピンを取付ける保持部を底面の一部に
て構成することにより、装置が安価に製作でき、且つ部
品点数が少ないので、従来のものと比較し精度は同等ま
たはそれ以上のものが得られる等の効果を奏するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の液体タンクの残量検知装置の一実施
例を示す側面図、第２図は第１図の一部切り欠き正面図
、第３図はこの発明の他の液体タンクの残量検知装置の
実施例を示す側面図、第４図は第３図の一部切り欠き正
面図、第５図は従来の液体タンクの残量検知装置の側面
図、第６図は第５図の一部切り欠き正面図、第７図は重
量センサーの断面図、第８図及び第９図は夫々第７図の
短絡板の動作を示す説明図である。 図において、 （１）：気密性のタンク、（２）二ロ金、（３）：閉止
弁、（４）：弁坐、（５）：コイルスプリング、（６）
：受皿、（７）：受具、（８）：ピン、（９）、輸送管
、（１０）：固定脚、（１０ａ）；Ｌ金具、（１１）二
保持板、（１２）：支点ピン、（１３）：重量センサー
　（１４）：底板、（１５）：ストッパー　（１６）：
支持部、（１７）：上ベース、（１８）：下ベース、（
１９）ニスプリング、（２０）：カーボン抵抗面、（２
１）：短絡線、（２２）、（２３）：電線。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 気密性の液体タンクと、該液体タンクを支持する受皿と
   、該受皿に固定された固定脚と、該固定脚を介して前記
   受皿を支持する底板上に設けられた保持板と、該保持板
   に対して前記固定脚の一端を軸支する支点ピンと、前記
   固定脚の他端を支持する重量センサーを備え、該重量セ
   ンサーを前記固定脚下面に取付けたことを特徴とする液
   体タンクの残量検知装置。