JPH04154038A - 質量分析計 - Google Patents
質量分析計Info
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- JPH04154038A JPH04154038A JP2278468A JP27846890A JPH04154038A JP H04154038 A JPH04154038 A JP H04154038A JP 2278468 A JP2278468 A JP 2278468A JP 27846890 A JP27846890 A JP 27846890A JP H04154038 A JPH04154038 A JP H04154038A
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Landscapes
- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
この発明はヘリウムのリークテスト等に好適に用いられ
る質量分析計に関し、特に長期に亙ってドリフト変動の
ない安定した出力が得られる質量分析計に関するもので
ある。
る質量分析計に関し、特に長期に亙ってドリフト変動の
ない安定した出力が得られる質量分析計に関するもので
ある。
[従来の技術]
質量分析計を利用してヘリウムガスによるリークテスト
を行うことが行なわれている。このような質量分析計と
しては、試料の質量分析能が良好な電磁界偏向質量分析
計のほか、応答性が良好な四重極質量分析計が使用され
ている。これらの質量分析計にあっては、検知すべき試
料ガスであるヘリウムガスの質量電荷比m/eにあわせ
て、イオン化された試料を磁界中に通過せしめて分離す
る質量分離系においてm/eを4に固定して’He+を
検出する。
を行うことが行なわれている。このような質量分析計と
しては、試料の質量分析能が良好な電磁界偏向質量分析
計のほか、応答性が良好な四重極質量分析計が使用され
ている。これらの質量分析計にあっては、検知すべき試
料ガスであるヘリウムガスの質量電荷比m/eにあわせ
て、イオン化された試料を磁界中に通過せしめて分離す
る質量分離系においてm/eを4に固定して’He+を
検出する。
[発明が解決しようとする課題]
ところがこのような質量分析計はいずれもファラデープ
レートや二次電子増幅管等を検出器として使用するもの
であるので、その出力は直流で得られる。そしてこの直
流出力を高人力インピーダンス直流増幅器において高増
幅するために、ドリフト変動が大きく、測定値の出力安
定性に欠けるという問題があった。そしてこのドリフト
変動を外部調整する必要かあるので操作が繁雑であると
いう問題もあった。さらにドリフト変動を外部調整する
際には、出力値の変動が試料検知による変動であるのか
直流変動であるかの区別がつき難いので、検知を行う毎
に検知管内を高真空にして残留ヘリウム量を極少状態と
した後にゼロ点調整を行う必要があった。
レートや二次電子増幅管等を検出器として使用するもの
であるので、その出力は直流で得られる。そしてこの直
流出力を高人力インピーダンス直流増幅器において高増
幅するために、ドリフト変動が大きく、測定値の出力安
定性に欠けるという問題があった。そしてこのドリフト
変動を外部調整する必要かあるので操作が繁雑であると
いう問題もあった。さらにドリフト変動を外部調整する
際には、出力値の変動が試料検知による変動であるのか
直流変動であるかの区別がつき難いので、検知を行う毎
に検知管内を高真空にして残留ヘリウム量を極少状態と
した後にゼロ点調整を行う必要があった。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであ
って、外部調整が不要でかつ安定した出力が得られるi
量分折重を提供することを目的としている。
って、外部調整が不要でかつ安定した出力が得られるi
量分折重を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段]
この発明の質量分析計は、試料ガスをイオン化するイオ
ン化器と、イオン化された試料ガスをその質量電荷比に
応じて分別する質量分離系にて分別されたイオンを検知
する検知部とからなる質量分析計において、矩形波を発
振する発振手段と、検出すべき試料ガスの質量電荷比m
/eとこの質量電荷比m/eと異なる質量電荷比m′/
eとの間で質!電荷比を上記矩形波に同期させて交互に
変化させる質11電荷比コントロール部と、検知部によ
って検知された質量電荷比m/eと異なる質量電荷比m
′/eの出力の差をパルス出力として、これを交流増幅
し、同期整流する増幅手段とを具備することを解決手段
とした。
ン化器と、イオン化された試料ガスをその質量電荷比に
応じて分別する質量分離系にて分別されたイオンを検知
する検知部とからなる質量分析計において、矩形波を発
振する発振手段と、検出すべき試料ガスの質量電荷比m
/eとこの質量電荷比m/eと異なる質量電荷比m′/
eとの間で質!電荷比を上記矩形波に同期させて交互に
変化させる質11電荷比コントロール部と、検知部によ
って検知された質量電荷比m/eと異なる質量電荷比m
′/eの出力の差をパルス出力として、これを交流増幅
し、同期整流する増幅手段とを具備することを解決手段
とした。
[作用 ]
検出すべき試料の質量電荷比IIl/eと、この質量電
荷比m/eとは異なる質量電荷比m′/eとの間で質量
電荷比を矩形波に同期させて交互に変化させることによ
り、その出力差をパルス出力として検知する。そしてこ
のパルス出力を交流増幅し同期整流して直流出力として
取出すので、高安定な質111m!荷比m/eの差を取
出すことができる。
荷比m/eとは異なる質量電荷比m′/eとの間で質量
電荷比を矩形波に同期させて交互に変化させることによ
り、その出力差をパルス出力として検知する。そしてこ
のパルス出力を交流増幅し同期整流して直流出力として
取出すので、高安定な質111m!荷比m/eの差を取
出すことができる。
[実施例]
以下、この発明の詳細な説明する。
第1図はこの発明の質量分析計の一例を示したものであ
る。
る。
第1図中、符号Iは検知管である。検知管1はたとえば
四重極電極型質量分析計であり、イオン化器3と質量分
離系4と検知部5とから概略構成されるものである。こ
の検知管lはターボ分子ポンプ2によって約10−5t
orr以下の真空度に保持されている。またターボ分子
ポンプ2の吐出口はロータリーポンプ(図示せず)等に
よって吸引されて真空状態に保持されている。この検知
管lには、可変リークバルブvIおよびV、が接続され
ており、検知すべき試料ガスが微小量の場合には、可変
リークバルブV、を通じて検知管1内ζこ導入され、大
量の場合には、可変バルブV、を通じてターボ分子ポン
プ2の吐出側から逆拡散で検知管1に導入されるように
なっている。イオン化器3は、電子衝撃等によって試料
をイオン化させるためのものであって、図示しないイオ
ン化器コントロール電源によって試料ガスのイオン化を
調整可能とされている。このイオン化器3によりイオン
化された試料ガスは質量分離系4に導入される。質量分
離系4はイオン化された試料ガスを、その質量電荷比m
/eに応じて分離するためのものであって、たとえば四
重極電極からなる。ここで質量電荷比Ill/eは、検
出すべき試料ガスの質量数mおよびイオン電荷数eによ
って適宜選択され、四重極電極型質量分析計を用いた場
合には四重極電極コントール部6と四重極電極プリセッ
ト部7とからなる質tii荷比コントール部8によって
調整される。
四重極電極型質量分析計であり、イオン化器3と質量分
離系4と検知部5とから概略構成されるものである。こ
の検知管lはターボ分子ポンプ2によって約10−5t
orr以下の真空度に保持されている。またターボ分子
ポンプ2の吐出口はロータリーポンプ(図示せず)等に
よって吸引されて真空状態に保持されている。この検知
管lには、可変リークバルブvIおよびV、が接続され
ており、検知すべき試料ガスが微小量の場合には、可変
リークバルブV、を通じて検知管1内ζこ導入され、大
量の場合には、可変バルブV、を通じてターボ分子ポン
プ2の吐出側から逆拡散で検知管1に導入されるように
なっている。イオン化器3は、電子衝撃等によって試料
をイオン化させるためのものであって、図示しないイオ
ン化器コントロール電源によって試料ガスのイオン化を
調整可能とされている。このイオン化器3によりイオン
化された試料ガスは質量分離系4に導入される。質量分
離系4はイオン化された試料ガスを、その質量電荷比m
/eに応じて分離するためのものであって、たとえば四
重極電極からなる。ここで質量電荷比Ill/eは、検
出すべき試料ガスの質量数mおよびイオン電荷数eによ
って適宜選択され、四重極電極型質量分析計を用いた場
合には四重極電極コントール部6と四重極電極プリセッ
ト部7とからなる質tii荷比コントール部8によって
調整される。
質量分離系4の出側には試料イオンを検知する検知部5
が配置されている。この検知部5は通常の質量分析計と
同様にファラデープレートや二次電子増倍管等を利用す
ることができる。
が配置されている。この検知部5は通常の質量分析計と
同様にファラデープレートや二次電子増倍管等を利用す
ることができる。
一方、質量電荷比コントール部8は発振手段9に接続さ
れている。この発振手段9は、質量電荷比コントール部
8に矩形波を与えるものである。
れている。この発振手段9は、質量電荷比コントール部
8に矩形波を与えるものである。
この発振手段9で発振された矩形波はその一定周期のオ
ン−オフ信号に応じて、検出すべき試料ガスの質量電荷
比m/eと、このIl/eとは異なる値の質量電荷比m
′/eとに相当する電圧、電流または接点信号等を質量
電荷比コントール部8に印加するものである。たとえば
ヘリウムを検知する場合には、試料ガスの質量電荷比m
/eとして4、異なる質量電荷比m′/eとして5を選
択する。そして四重極電極プリセット電源7に送信され
た一定周期の矩形波信号によって四重極電極コントール
電源に送信されて質量分離系4においてm/e=4およ
びm′/e=5に相当する直流バイアス電圧と高周波電
圧とを印加てきるようになっている。ここで矩形波に同
期させる質!電荷比IIl/eとこれとは異なる質量電
荷比(n′/eの値は以下のような理由によって、4と
5とが選択される。m/e=4が選択された場合には、
イオン化されたヘリウムすなわち’He+が検知器5に
到達するが、m′/e=5に該当するイオンは実質上存
在し難いので、m′/e=5が選択された場合には検知
器5においてイオンが検知されることかなくなり、検知
部50バックグラウンド信号のみとなるので、矩形波の
周波数の周期ごとに質量分離系4を通過する特定のイオ
ンとバックグラウンド値の差を検知していることになる
。ここでm′/e=5を選択する代わりにm′/e=3
もしくは2を選択しても良いが、to′/e2=3もし
くは2という値は非常に少量ながらも理論的にイオンと
して存在し得るものであるので、検知すべき試料ガスが
ヘリウムの場合には存在し難い5を選択することが好ま
しい。
ン−オフ信号に応じて、検出すべき試料ガスの質量電荷
比m/eと、このIl/eとは異なる値の質量電荷比m
′/eとに相当する電圧、電流または接点信号等を質量
電荷比コントール部8に印加するものである。たとえば
ヘリウムを検知する場合には、試料ガスの質量電荷比m
/eとして4、異なる質量電荷比m′/eとして5を選
択する。そして四重極電極プリセット電源7に送信され
た一定周期の矩形波信号によって四重極電極コントール
電源に送信されて質量分離系4においてm/e=4およ
びm′/e=5に相当する直流バイアス電圧と高周波電
圧とを印加てきるようになっている。ここで矩形波に同
期させる質!電荷比IIl/eとこれとは異なる質量電
荷比(n′/eの値は以下のような理由によって、4と
5とが選択される。m/e=4が選択された場合には、
イオン化されたヘリウムすなわち’He+が検知器5に
到達するが、m′/e=5に該当するイオンは実質上存
在し難いので、m′/e=5が選択された場合には検知
器5においてイオンが検知されることかなくなり、検知
部50バックグラウンド信号のみとなるので、矩形波の
周波数の周期ごとに質量分離系4を通過する特定のイオ
ンとバックグラウンド値の差を検知していることになる
。ここでm′/e=5を選択する代わりにm′/e=3
もしくは2を選択しても良いが、to′/e2=3もし
くは2という値は非常に少量ながらも理論的にイオンと
して存在し得るものであるので、検知すべき試料ガスが
ヘリウムの場合には存在し難い5を選択することが好ま
しい。
また検知部5には高入力インピーダンスアンプ1110
が接続されている。この高入力インピーダンスアンプ部
lOは、検知部5で検知された特定のm/eに相当する
イオンのパルス状信号を電圧に変換するためのものであ
って、パルスレートを適当な時定数で積分するものであ
る。この時定数は発振手段9によって発振される矩形波
の周波数よりも十分に小さく設定する必要があり、Is
秒以下が好ましい。高人力インピーダンスアンプ部lO
の後段には、高入力インピーダンスアンプ部IOで得ら
れた発振手段9によって発振された矩形波の周波数に同
期したm/e=4と5に相当するイオン検出信号のパル
ス状出力を直流出力に変換するためのロックインアンプ
等からなる増幅器11が設けられている。この増幅器1
1は、高入力アンプ部IOによって得られたパルス状出
力を交流増幅する交流増幅器12と、交流増幅器12に
よって増幅された出力波から目的の周波数成分以外の雑
音を除去するバンドパスフィルタX3と、出力波を同期
整流する同期整流器14と、パルス出力を平滑化する積
分器15とからなる。この積分器15の時定数は主に矩
形波の周期から適宜選択することができる。
が接続されている。この高入力インピーダンスアンプ部
lOは、検知部5で検知された特定のm/eに相当する
イオンのパルス状信号を電圧に変換するためのものであ
って、パルスレートを適当な時定数で積分するものであ
る。この時定数は発振手段9によって発振される矩形波
の周波数よりも十分に小さく設定する必要があり、Is
秒以下が好ましい。高人力インピーダンスアンプ部lO
の後段には、高入力インピーダンスアンプ部IOで得ら
れた発振手段9によって発振された矩形波の周波数に同
期したm/e=4と5に相当するイオン検出信号のパル
ス状出力を直流出力に変換するためのロックインアンプ
等からなる増幅器11が設けられている。この増幅器1
1は、高入力アンプ部IOによって得られたパルス状出
力を交流増幅する交流増幅器12と、交流増幅器12に
よって増幅された出力波から目的の周波数成分以外の雑
音を除去するバンドパスフィルタX3と、出力波を同期
整流する同期整流器14と、パルス出力を平滑化する積
分器15とからなる。この積分器15の時定数は主に矩
形波の周期から適宜選択することができる。
このような質量分析計を用いてたとえばヘリウムのリー
クを検知する方法は以下の通りである。
クを検知する方法は以下の通りである。
まず検知管l内を真空状態とした後に、可変リークバル
ブv1もしくはV、から検知管1内に試料ガスを導入す
る。これと共にイオン化器3に熱電子発生電力や加速電
圧等を印加して検知管l内に導入された試料ガスをイオ
ン化する。ついでこのイオン化された試料ガスを質量分
離系4に導入する。この際に、発振手段9から所定周波
数の矩形波を発振させて質量電荷比コントール部8にこ
の矩形波を送信すると質量分離系4に該矩形波の周波数
に同期させて質量電荷比を、検出すべき試料ガスの質量
電荷比ra/eとこのm/eとは異なる質量電荷比m′
/eとの間で交互に変化させる。すなわち検出すべき試
料ガスがヘリウムの場合にはIIl/e=4とm′/e
=5との間で矩形波に同期させて交互に変化させる。こ
のようにするとイオン化された試料ガス中のヘリウムイ
オンは、質量分離系4においてm/e=4の時には検知
部5に到達することができるが、m′/e=5の時には
到達することができなくなるので、矩形波の周波数の周
期ごとにヘリウムイオンの到達をパルス信号として得る
ことができる。すなわちm′/e=5の時の出力をバッ
クグラウンドとして、’He“に相当する出力を得るこ
とができる。そしてこのl/eとm”/eとの間で交互
に変化する検知部5の出力を高入力インピーダンスアン
プ部10にて電圧に変換してパルス状の出力とした後、
増幅器itにおいて交流増幅、同期整流すると共に平滑
化することによって直流出力を得ることができる。この
ようにして得られた出力は、直流信号であるにも拘わら
ず、その検知の際に矩形波に同期させて得たものである
ので、直流変動がない非常に安定したものとなる。特に
矩形波に同期させる際に、イオンの存在し難いrn’
/ e= 5を選択しているので、この状態をバックグ
ラウンドとすることかできる。そしてm/e=4の出力
をm′/e=5の出力をベースとしてパルス状信号とす
ることによって、’He+の出力を常にバックグラウン
ド値を参照したパルス状出力として検出することができ
、これを交流増幅後に同期整流しているので常に安定し
たドリフト的変動のない’He+の出力を得ることがで
きる。
ブv1もしくはV、から検知管1内に試料ガスを導入す
る。これと共にイオン化器3に熱電子発生電力や加速電
圧等を印加して検知管l内に導入された試料ガスをイオ
ン化する。ついでこのイオン化された試料ガスを質量分
離系4に導入する。この際に、発振手段9から所定周波
数の矩形波を発振させて質量電荷比コントール部8にこ
の矩形波を送信すると質量分離系4に該矩形波の周波数
に同期させて質量電荷比を、検出すべき試料ガスの質量
電荷比ra/eとこのm/eとは異なる質量電荷比m′
/eとの間で交互に変化させる。すなわち検出すべき試
料ガスがヘリウムの場合にはIIl/e=4とm′/e
=5との間で矩形波に同期させて交互に変化させる。こ
のようにするとイオン化された試料ガス中のヘリウムイ
オンは、質量分離系4においてm/e=4の時には検知
部5に到達することができるが、m′/e=5の時には
到達することができなくなるので、矩形波の周波数の周
期ごとにヘリウムイオンの到達をパルス信号として得る
ことができる。すなわちm′/e=5の時の出力をバッ
クグラウンドとして、’He“に相当する出力を得るこ
とができる。そしてこのl/eとm”/eとの間で交互
に変化する検知部5の出力を高入力インピーダンスアン
プ部10にて電圧に変換してパルス状の出力とした後、
増幅器itにおいて交流増幅、同期整流すると共に平滑
化することによって直流出力を得ることができる。この
ようにして得られた出力は、直流信号であるにも拘わら
ず、その検知の際に矩形波に同期させて得たものである
ので、直流変動がない非常に安定したものとなる。特に
矩形波に同期させる際に、イオンの存在し難いrn’
/ e= 5を選択しているので、この状態をバックグ
ラウンドとすることかできる。そしてm/e=4の出力
をm′/e=5の出力をベースとしてパルス状信号とす
ることによって、’He+の出力を常にバックグラウン
ド値を参照したパルス状出力として検出することができ
、これを交流増幅後に同期整流しているので常に安定し
たドリフト的変動のない’He+の出力を得ることがで
きる。
なお上記実施例は質量分離系4として四重極電極を用い
たが、この発明の質量分析計における質量分離系4はこ
れに限定されるものではなく、従来の電磁界式質量分析
計を質量分離系4として利用することもできる。その際
には四重極電極を電磁界偏向器とし、四重極電極コント
ール部6を電磁界偏向器コントール電源とし、四重極電
極プリセット電源7を電磁界偏向器プリセット電源とし
て、電磁界偏向コントール部を構成し、それによって電
磁界偏向器に所定の電磁界信号を印加するように設計す
ればよい。
たが、この発明の質量分析計における質量分離系4はこ
れに限定されるものではなく、従来の電磁界式質量分析
計を質量分離系4として利用することもできる。その際
には四重極電極を電磁界偏向器とし、四重極電極コント
ール部6を電磁界偏向器コントール電源とし、四重極電
極プリセット電源7を電磁界偏向器プリセット電源とし
て、電磁界偏向コントール部を構成し、それによって電
磁界偏向器に所定の電磁界信号を印加するように設計す
ればよい。
[発明の効果]
以上説明したようにこの発明の質量分析計は、質Il電
荷比m/eを矩彩波に同期させて検出すべき試料の質量
電荷比m/eと、このt6/eとは異なる質!電荷比m
′/eとの間で交互に変化させて、検知出力を一旦パル
ス状信号とし、このパルス状信号を交流増幅した後、同
期整流して平滑化して直流出力とするものであるので、
直流変動を減少させて長期間に亙って安定した出力を得
ることかできる。またファラデープレート等の検出部の
チャージアップやそれに続く高入力インピーダンスアン
プの直流バイアス変動等によってバイアス変動か生じた
としても交流出力が略直線性を有する範囲内であれば、
後続の増幅器にてバックグラウンド値と検出値との差を
パルス状信号として取り出しているので、常に試料のイ
オン入射量に比例した出力が得られることとなり、正確
な検知を行うことができる。
荷比m/eを矩彩波に同期させて検出すべき試料の質量
電荷比m/eと、このt6/eとは異なる質!電荷比m
′/eとの間で交互に変化させて、検知出力を一旦パル
ス状信号とし、このパルス状信号を交流増幅した後、同
期整流して平滑化して直流出力とするものであるので、
直流変動を減少させて長期間に亙って安定した出力を得
ることかできる。またファラデープレート等の検出部の
チャージアップやそれに続く高入力インピーダンスアン
プの直流バイアス変動等によってバイアス変動か生じた
としても交流出力が略直線性を有する範囲内であれば、
後続の増幅器にてバックグラウンド値と検出値との差を
パルス状信号として取り出しているので、常に試料のイ
オン入射量に比例した出力が得られることとなり、正確
な検知を行うことができる。
第1図はこの発明の質量分析計の一例の概略構成図であ
る。 ・・・検知管、 ・・・イオン化器、 ・・・質量分離系、 ・・・検知部、 ・・−質量電荷コントロール部、 ・発振手段、 l・・・増幅器。
る。 ・・・検知管、 ・・・イオン化器、 ・・・質量分離系、 ・・・検知部、 ・・−質量電荷コントロール部、 ・発振手段、 l・・・増幅器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 試料ガスをイオン化するイオン化器と、イオン化された
試料ガスをその質量電荷比に応じて分別する質量分離系
にて分別されたイオンを検知する検知部とからなる質量
分析計において、 矩形波を発振する発振手段と、検出すべき試料の質量電
荷比m/eとこの質量電荷比m/eと異なる質量電荷比
m′/eとの間で質量電荷比を上記矩形波に同期させて
交互に変化させる質量電荷比コントロール部と、検知部
によって検知されたm/eとm′/eの差をパルス出力
として取出し、これを交流増幅し、同期整流後、直流出
力として取出す手段とを具備することを特徴とする質量
分析計
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2278468A JPH04154038A (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 質量分析計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2278468A JPH04154038A (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 質量分析計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04154038A true JPH04154038A (ja) | 1992-05-27 |
Family
ID=17597751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2278468A Pending JPH04154038A (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 質量分析計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04154038A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019114528A (ja) * | 2017-12-20 | 2019-07-11 | 株式会社島津製作所 | イオン分析装置 |
-
1990
- 1990-10-17 JP JP2278468A patent/JPH04154038A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019114528A (ja) * | 2017-12-20 | 2019-07-11 | 株式会社島津製作所 | イオン分析装置 |
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