JPH0415385A - 油井管継手 - Google Patents

油井管継手

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JPH0415385A
JPH0415385A JP11590090A JP11590090A JPH0415385A JP H0415385 A JPH0415385 A JP H0415385A JP 11590090 A JP11590090 A JP 11590090A JP 11590090 A JP11590090 A JP 11590090A JP H0415385 A JPH0415385 A JP H0415385A
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JP
Japan
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thread
screw
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radius
height
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JP11590090A
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Masao Ogasawara
小笠原 昌雄
Fujimasa Kamiyama
神山 藤雅
Eiji Tsuru
英司 都留
Eizo Takeuchi
竹内 栄三
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、厚肉、高強度、大径の油井鋼管を強固に接続
するためのネジ継手に関する。
[従来の技術] 油井管をネジを用いて結合する技術は、よく知られてお
り、ネジ形状には第3図に示すようにAPI(アメリカ
石油協会)か定めた、丸山ネジ(Round Thre
ad ) 、台形ネジ(But、tress Thre
ad)などがある。丸山ネジは、荷重面と挿入面とが密
閉されているため、良好なシール性を示し、台形ネジは
ネジそのものによる密閉性はよいが、良好な継手強度を
確保したい時に用いられる。
更に、ネジ山高さか十分数れない薄肉の継手の場合、第
4図に示すようなカギ状ネジ()look Threa
d )か用いられる。ラインパイプ配管の継手でも、ネ
ジを用いることかあり、ネジピッチ、テーパなどに若干
の違いはあるが、油井管の場合と同様なネジ形状が用い
られている。
[発明か解決しようとする課題] 丸山ネジの場合、ネジの曲率半径がr、=0.356〜
0.508mmと大きいため、応力集中が少ない一方、
荷重面が鋼管軸に対し、30°を成しており、軸荷重が
加わった際、ネジのtE、11が発生するため、十分な
強度が確保出来ない。台形ネジの場合、荷重面か鋼管軸
に対し30と小さく、軸方向引張荷重に対し、兎離が発
生することはないが、コーナ曲率半径r2が0.15〜
0.2!uniと小さく、局部面圧の上昇によるネジの
焼き付きが発生することかある。特に、カキ状ネジの場
合、荷重軸が負になるため、ネジ同士の食い込みか発生
し易く、曲率半径r3が小さいと、焼き付き易い。ネジ
加工の観点から考えれば、加工工具の曲率半径があまり
小さいと、工具摩耗が発生し、工具寿命が低下するため
、工具の曲率半径は大きい方か良い。しかし、曲率半径
をあまり大きく取ると、ネジの嵌合面が十分取わず、ネ
ジのtEMが発生し易く、又軸方向の力を十分に相互に
伝えることが出来ない。
ネジの嵌合面を確保するために、ネジ山高さを高くする
方法もあるが、これはまた応力集中の増加の原因にとな
り、継手強度の低下に繋る。
そこでこの発明は、ネジ山頭部コーナの曲率半径を出来
るたけ大きく取り、なおかつネジ嵌合による応力集中を
低下させ、ネジの焼き付きを防止すると共に、加工工具
寿命を確保するための最適ネジ山頭部コ〜す曲率半径の
範囲を求めたものである。
[課題を解決するための手段コ 而して、本発明の油井管継手は、酸ネジと雄ネジとか一
定のテーバをもち嵌合し合いネジ山頭部か平坦な台形状
をなし、ネジ山高さが2.0〜3.0■の高さを有し相
互に螺合する継手部材であって、台形状のネジ頭部及び
底部のコーナーの曲率半径を0.25〜0.55+n+
nの大きさて加工することを特徴としている。特に、前
記における曲率半径をカギ形状のネジ頭部の加工構造に
することを第2の特徴としている。
以下本発明の詳細な説明する。
第1図において、まず最小許容曲率半径rn(min)
を推定すると、ネジ山高さ2■の場合を考えて応力集中
係数α。は(1)式で表わされる。
2 P      πd α。=      tan h□    ・・・(1)
π r n       2P 上記(1)式は一般式であるが、この式を用いてα。≦
2.5を確保するとすれば、ネジ山高さα82龍、ネジ
山ピッチP N6.35mmのときrrl≧0.251
となる。即ち、0.25mm以下では応力集中が2.5
以上となり、疲労亀裂などの発生が危惧される。
しかし、あまりr。か大きい場合には、第2図において
接触部2が十分取れず、接触面でずれが発生すると、ネ
ジは容易にはずれてしまい、十分な強度が確保できない
そこで、最大許容曲率半径r。(max)を求めるため
に、第2図のように荷重面の2の長さを考えた場合、 1μN cosθ≧νσL(2P) Nは荷重面に加わる垂直面圧、N#2.5ayととる。
σしは軸方向に引張った時の応力で、oL〜0、と考え
る。またνはポアソン比υ=0.3.μは摩擦係数μ〜
0.8と考えて、θ=−3°のカギ状ネジについて接触
面長さぶを求めると120.9 +nm となる。
さらに第2図において、2r、+j2=dの関係から、
r < 0.55mmとなる。
以上の結果から、この場合、最適範囲として0.25≦
「。≦0.55 か提案できる。ちなみにAPI台形ネジ(Bu目、re
ss Thread)の場合、第3図のように応力集中
係数α。〜2,46となっている。
以下に厚肉油井管にカキ状ネジ(Hook 丁hrea
d)を通用した場合の例を示す。
[実施例コ 第3.4図には径193.7 mm、肉厚261111
11と、径273.05 +n+++ 、肉厚26mm
の2つの極厚肉油井管にネジ山高さd=2.t)+++
m、ネジピッチ2 P = 6.35mm、θ=−3″
のカキ状ネジに対し、r、=0.5±0.05mmで加
工した場合の例を示した。このパイプは厚肉パイプのた
め、ネジテーパーを急テーパーにし、ネジの加工数を出
来るたけ少なくした。またネジ山高さについては十分高
く取れることがら2.0 mmとし、lを確保できるよ
うに考えた。たたし、ネジ山数を減少させると、一つの
ネジに係る負荷が増すため、ネジせん断条件 Nβn≧toy を満たすようにした。ここでN = 2.5σア、tは
バイブ肉厚、Oyは降伏応力である。従って完全ネジ山
数nについてn〉10となるn値で設計した。
効果として、第1表に外径273 mm、肉厚26.6
mm、 L−80材の外圧負荷下での引張破断テストの
結果を示した。ネジ強度が十分に伝わることにより、パ
イプの母管破断が可能となった。同時に外圧下の二軸継
手強度の著しい上昇が認められた。
さらに、切削寿命については、第2表に示すように、従
来型曲率を用いる限り、カギ形ネジの切削寿命は低いの
に対し、本発明の曲率でカギ形ネジを加工すれば切削寿
命が著しく向上することがわかる。また、第3表かられ
かるように、耐ゴーリング性についても本発明のものが
従来のものより優れている。
[発明の効果] 以上説明した本発明の継手によれば、高い継手強度が得
られることから、厚肉・高強度・大径の油井管のネジ継
手として最適なものを提供することかでき、その産業上
寄与するところは極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明のネジ継手を説明するための
ネジ形状の説明図、第3図は従来のネジ形状を示すもの
で、(a)はAPIネジ、(b)は台形ネジ、(C)は
ネジ継手の説明図、第4図は従来のカキ状ネジの形状図
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、雌ネジと雄ネジとが一定のテーパをもち嵌合し合い
    ネジ山頭部が平坦な台形状をなし、ネジ山高さが2.0
    〜3.0mmの高さを有し相互に螺合する継手部材であ
    って、台形状のネジ頭部及び底部のコーナーの曲率半径
    を0.25〜0.55mmの大きさで加工することを特
    徴とする油井管継手。 2、雌ネジと雄ネジとが一定のテーパをもち嵌合し合い
    ネジ山頭部が平坦な台形状をなし、ネジ山高さが2.0
    〜3.0mmの高さを有し相互に螺合する継手部材であ
    って、カギ型状のネジ頭部及び底部のコーナーの曲率半
    径を0.25〜0.55mmの大きさで加工することを
    特徴とする油井管継手。
JP11590090A 1990-05-07 1990-05-07 油井管継手 Expired - Fee Related JPH0769028B2 (ja)

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