JPH0415378B2 - - Google Patents
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- JPH0415378B2 JPH0415378B2 JP57227827A JP22782782A JPH0415378B2 JP H0415378 B2 JPH0415378 B2 JP H0415378B2 JP 57227827 A JP57227827 A JP 57227827A JP 22782782 A JP22782782 A JP 22782782A JP H0415378 B2 JPH0415378 B2 JP H0415378B2
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- turbine
- wall
- combustor
- downstream
- engine
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/12—Blades
- F01D5/14—Form or construction
- F01D5/18—Hollow blades, i.e. blades with cooling or heating channels or cavities; Heating, heat-insulating or cooling means on blades
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/02—Blade-carrying members, e.g. rotors
- F01D5/08—Heating, heat-insulating or cooling means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D9/00—Stators
- F01D9/02—Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles
- F01D9/023—Transition ducts between combustor cans and first stage of the turbine in gas-turbine engines; their cooling or sealings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23R—GENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
- F23R3/00—Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel
- F23R3/02—Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel characterised by the air-flow or gas-flow configuration
- F23R3/04—Air inlet arrangements
- F23R3/06—Arrangement of apertures along the flame tube
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T50/00—Aeronautics or air transport
- Y02T50/60—Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はガスタービンエンジンにおける高温部
タービン動翼の危険部分に冷却空気を導く手段に
関する。
タービン動翼の危険部分に冷却空気を導く手段に
関する。
ガスタービンエンジンの開発過程において、熱
力学的効率を高めるためにこのようなエンジンの
内部作動温度を上げることに多大の努力が傾注さ
れてきた。この目標を達成するためにタービン入
口温度が高められるにつれ、冷却空気を高温部タ
ービンの動翼と静翼に供給することにより、動翼
と静翼の温度をそれらの材料が耐えうるレベルに
制限することが必要になつてきた。この冷却機能
のために使われる空気は通常タービン内側のガス
圧と合致するかまたはそれを超過する圧力まで圧
縮される。この冷却空気は、圧縮に要する仕事を
受けるので、その圧縮のためにエンジンの圧縮機
部に必要となる動力を制限するためできるだけ効
率良く使用されなければならない。
力学的効率を高めるためにこのようなエンジンの
内部作動温度を上げることに多大の努力が傾注さ
れてきた。この目標を達成するためにタービン入
口温度が高められるにつれ、冷却空気を高温部タ
ービンの動翼と静翼に供給することにより、動翼
と静翼の温度をそれらの材料が耐えうるレベルに
制限することが必要になつてきた。この冷却機能
のために使われる空気は通常タービン内側のガス
圧と合致するかまたはそれを超過する圧力まで圧
縮される。この冷却空気は、圧縮に要する仕事を
受けるので、その圧縮のためにエンジンの圧縮機
部に必要となる動力を制限するためできるだけ効
率良く使用されなければならない。
使用される冷却空気の量を制御するため、冷却
空気を効率良く用いるように設計した複雑な冷却
空気流路が利用される。
空気を効率良く用いるように設計した複雑な冷却
空気流路が利用される。
空気流量の比較的少ないエンジンでは、動翼冷
却構造は一般に小寸法と現在の製造技術の限界と
によりかなり簡単な設計に限定される。すなわ
ち、代表的な小形エンジンのタービン動翼または
静翼には、大形ガスタービンエンジンに今日通例
用いられている非常に複雑な形状の内部空気冷却
通路を設けることができない。
却構造は一般に小寸法と現在の製造技術の限界と
によりかなり簡単な設計に限定される。すなわ
ち、代表的な小形エンジンのタービン動翼または
静翼には、大形ガスタービンエンジンに今日通例
用いられている非常に複雑な形状の内部空気冷却
通路を設けることができない。
比較的小形のエンジンに特に関連する一つの問
題は、タービン動翼の先端部の効率的な冷却が極
めて困難であることである。タービン動翼先端部
の内部冷却に用いる冷却空気は、動翼の下部にお
ける熱吸収によつて温度が上がるので冷却効果が
少なくなる。タービン動翼先端の下流部では、冷
却空気の一部が動翼先端域に達する前に後縁冷却
孔から抽出されるので、冷却空気の速度が下が
り、その結果冷却効率が低下する。小形タービン
動翼の冷却に関するこれらの難点に加えて、動翼
先端域の下流後縁は通常空力性能上の理由で非常
に薄く、その結果、冷却空気を動翼先端域内に導
く能力が制限される。
題は、タービン動翼の先端部の効率的な冷却が極
めて困難であることである。タービン動翼先端部
の内部冷却に用いる冷却空気は、動翼の下部にお
ける熱吸収によつて温度が上がるので冷却効果が
少なくなる。タービン動翼先端の下流部では、冷
却空気の一部が動翼先端域に達する前に後縁冷却
孔から抽出されるので、冷却空気の速度が下が
り、その結果冷却効率が低下する。小形タービン
動翼の冷却に関するこれらの難点に加えて、動翼
先端域の下流後縁は通常空力性能上の理由で非常
に薄く、その結果、冷却空気を動翼先端域内に導
く能力が制限される。
これらの固有の制限の結果として、このような
小形エンジンの設計サイクル温度が制限され、従
つて、エンジン性能が制限される。さらに、ター
ビン動翼先端部はしばしば、寿命を制限するエン
ジン部品の問題域になる。タービン動翼がエンジ
ン使用中に増加する酸化と腐食により劣化するに
つれ、エンジン性能は最小許容レベル以下に低下
する。その時は、エンジンを航空機から除去しそ
してタービン部を修理しなければならない。劣化
した翼端を修理するためにタービン部の整備とオ
ーバホールを行うと費用と時間がかかる。
小形エンジンの設計サイクル温度が制限され、従
つて、エンジン性能が制限される。さらに、ター
ビン動翼先端部はしばしば、寿命を制限するエン
ジン部品の問題域になる。タービン動翼がエンジ
ン使用中に増加する酸化と腐食により劣化するに
つれ、エンジン性能は最小許容レベル以下に低下
する。その時は、エンジンを航空機から除去しそ
してタービン部を修理しなければならない。劣化
した翼端を修理するためにタービン部の整備とオ
ーバホールを行うと費用と時間がかかる。
従つて、本発明の目的は、比較的小形のエンジ
ンに利用しうる方法でガスタービンエンジンのタ
ービン部におけるタービン動翼の先端を冷却する
手段を提供することである。
ンに利用しうる方法でガスタービンエンジンのタ
ービン部におけるタービン動翼の先端を冷却する
手段を提供することである。
本発明の他の目的は、小形ガスタービンエンジ
ンのタービン部におけるタービン動翼先端は特に
導きうる冷却空気の空気源を提供することであ
る。
ンのタービン部におけるタービン動翼先端は特に
導きうる冷却空気の空気源を提供することであ
る。
本発明の他の目的は、限られた量の冷却空気で
タービン動翼先端を冷却するために小形ガスター
ビンエンジンのタービン部の半径方向外側壁に沿
つて冷却空気膜を形成することである。
タービン動翼先端を冷却するために小形ガスター
ビンエンジンのタービン部の半径方向外側壁に沿
つて冷却空気膜を形成することである。
上記およびその他の目的は添付図面と関連する
下記の説明からさらに明らかになろう。
下記の説明からさらに明らかになろう。
簡略に述べると、本発明の一実施態様によれ
ば、冷却空気をガスタービンエンジンのタービン
部のタービン動翼の先端域に導入する手段を設け
る。この冷却空気の空気源は燃焼器をバイパスし
た圧縮機排出空気である。この圧縮機排出空気
は、燃焼器の後部において、タービン部のすぐ上
流に設けた入口空気孔を通つて導入される。この
空気はただ燃焼器の半径方向外側部分に沿つて導
入される。冷却空気は最初、高温燃焼ガスから保
護されている燃焼器内の環状域に流入し、これら
の環状域から燃焼器内を下流に流れ燃焼器壁を覆
う厚い膜を形成する。冷却空気は燃焼器の下流部
において導入されるので、冷却空気は燃焼を起こ
さず、それが燃焼器部に入つた時とほぼ同じ温度
でタービン部に入る。この温度は燃焼完了直後の
高温ガスの温度よりはるかに低い。この厚い低温
の冷却空気膜は、タービン流路の半径方向外側壁
に沿つてタービン部に流入する。この冷却空気膜
はタービン部において回転中のタービン動翼の先
端に沿う比較的低温のガス流となる。このように
冷却されるのはタービン動翼の先端だけであり、
従つて、冷却空気の使用量が制限される。
ば、冷却空気をガスタービンエンジンのタービン
部のタービン動翼の先端域に導入する手段を設け
る。この冷却空気の空気源は燃焼器をバイパスし
た圧縮機排出空気である。この圧縮機排出空気
は、燃焼器の後部において、タービン部のすぐ上
流に設けた入口空気孔を通つて導入される。この
空気はただ燃焼器の半径方向外側部分に沿つて導
入される。冷却空気は最初、高温燃焼ガスから保
護されている燃焼器内の環状域に流入し、これら
の環状域から燃焼器内を下流に流れ燃焼器壁を覆
う厚い膜を形成する。冷却空気は燃焼器の下流部
において導入されるので、冷却空気は燃焼を起こ
さず、それが燃焼器部に入つた時とほぼ同じ温度
でタービン部に入る。この温度は燃焼完了直後の
高温ガスの温度よりはるかに低い。この厚い低温
の冷却空気膜は、タービン流路の半径方向外側壁
に沿つてタービン部に流入する。この冷却空気膜
はタービン部において回転中のタービン動翼の先
端に沿う比較的低温のガス流となる。このように
冷却されるのはタービン動翼の先端だけであり、
従つて、冷却空気の使用量が制限される。
第1図は代表的なガスタービンエンジン10の
中央部を示す。このエンジンはエンジン中心線1
2を中心として回転するターボ機械を含む。この
ターボ機械の構成部として、圧縮機14と燃焼器
16と高圧タービン部18と低圧タービン部20
が直列関係に配置されている。従来の運転では、
入口空気は圧縮機14に導入されてそれにより圧
縮され、そこから排出されてデイフユーザ22を
通る。次いで、この圧縮機排出空気の大部分は燃
焼器16に入り、そこで燃料と混合して混合気と
なる。この混合気は燃焼によつて高圧高温ガスと
なり、下流に流れて高圧タービン18に入る。こ
の高圧ガスにより高圧タービン18のタービン動
翼24は高速で回転して機械的動力を発生する。
次いで、高温高圧ガスは下流に流れ続けて低圧タ
ービン20に入り、そこで低圧タービン動翼26
を回転させて別の機械的動力を発生する。さらに
ガスは低圧タービン20から下流に流れてエンジ
ン10から噴出する。
中央部を示す。このエンジンはエンジン中心線1
2を中心として回転するターボ機械を含む。この
ターボ機械の構成部として、圧縮機14と燃焼器
16と高圧タービン部18と低圧タービン部20
が直列関係に配置されている。従来の運転では、
入口空気は圧縮機14に導入されてそれにより圧
縮され、そこから排出されてデイフユーザ22を
通る。次いで、この圧縮機排出空気の大部分は燃
焼器16に入り、そこで燃料と混合して混合気と
なる。この混合気は燃焼によつて高圧高温ガスと
なり、下流に流れて高圧タービン18に入る。こ
の高圧ガスにより高圧タービン18のタービン動
翼24は高速で回転して機械的動力を発生する。
次いで、高温高圧ガスは下流に流れ続けて低圧タ
ービン20に入り、そこで低圧タービン動翼26
を回転させて別の機械的動力を発生する。さらに
ガスは低圧タービン20から下流に流れてエンジ
ン10から噴出する。
デイフユーザ22を通つた圧縮機14の排出空
気の一部はエンジン10の様々な高温部分を冷却
するように導かれる。この冷却用空気の一部分は
燃焼器16の区域に流れて燃焼器壁を取囲む。あ
るエンジンでは、複数の小さな冷却孔が燃焼器壁
に設けられ、冷却空気が燃焼器内に流入して燃焼
器内面を冷却しうるようになつている。冷却空気
の他の部分は内方に向けられて高圧タービン18
の内側の高温部分に達する。高温タービンの冷却
に用いられるこの空気の一部は高圧タービンノズ
ル28の内部に導入され、衝突および拡散過程に
より内部冷却機能を果たす。圧縮機排出空気の他
の部分は他の流路を通つて高圧タービン18のタ
ービン動翼24の内部域を冷却する。これらの冷
却流路は概して第1図に陰影矢印で示されてい
る。
気の一部はエンジン10の様々な高温部分を冷却
するように導かれる。この冷却用空気の一部分は
燃焼器16の区域に流れて燃焼器壁を取囲む。あ
るエンジンでは、複数の小さな冷却孔が燃焼器壁
に設けられ、冷却空気が燃焼器内に流入して燃焼
器内面を冷却しうるようになつている。冷却空気
の他の部分は内方に向けられて高圧タービン18
の内側の高温部分に達する。高温タービンの冷却
に用いられるこの空気の一部は高圧タービンノズ
ル28の内部に導入され、衝突および拡散過程に
より内部冷却機能を果たす。圧縮機排出空気の他
の部分は他の流路を通つて高圧タービン18のタ
ービン動翼24の内部域を冷却する。これらの冷
却流路は概して第1図に陰影矢印で示されてい
る。
当業者に周知のように高出力高温運転状態では
これらの冷却過程にかなりの量の冷却空気が必要
である。寸法と製造工程に限界があるので、ター
ビン動翼24の先端部30の冷却は特に困難であ
る。これらの先端部30は空力性能上の理由で通
常非常に薄く、従つて、冷却空気を先端部に効率
よく導入する能力が制限される。また、上記の薄
い部分は酸化と腐食によつて劣化し、エンジン性
能上の諸問題をひき起こす。
これらの冷却過程にかなりの量の冷却空気が必要
である。寸法と製造工程に限界があるので、ター
ビン動翼24の先端部30の冷却は特に困難であ
る。これらの先端部30は空力性能上の理由で通
常非常に薄く、従つて、冷却空気を先端部に効率
よく導入する能力が制限される。また、上記の薄
い部分は酸化と腐食によつて劣化し、エンジン性
能上の諸問題をひき起こす。
タービン動翼先端の問題に対する従来の解決策
は、圧縮機排出冷却空気の少部分をタービンノズ
ル28のすぐ下流の入口箇所32において高圧タ
ービン18に導入することである。こうして導入
された冷却空気は燃焼器をバイパスしてタービン
動翼24のすぐ上流において高圧タービン18に
流入する。諸研究によつて明らかなように、この
方策はタービン動翼温度を下げるが、同時に、推
力と燃料消費に関してエンジン性能に悪影響を及
ぼす。エンジン性能に対するこの悪影響が生ずる
のは、冷却空気が第1段タービンノズル28の背
後でガス流に入り、従つて、エンジンの熱力学的
サイクルに対して負担となるからである。その結
果、タービンロータの許容入口温度レベルに対す
る空気の消耗量が減りそしてエンジン性能が低下
する。
は、圧縮機排出冷却空気の少部分をタービンノズ
ル28のすぐ下流の入口箇所32において高圧タ
ービン18に導入することである。こうして導入
された冷却空気は燃焼器をバイパスしてタービン
動翼24のすぐ上流において高圧タービン18に
流入する。諸研究によつて明らかなように、この
方策はタービン動翼温度を下げるが、同時に、推
力と燃料消費に関してエンジン性能に悪影響を及
ぼす。エンジン性能に対するこの悪影響が生ずる
のは、冷却空気が第1段タービンノズル28の背
後でガス流に入り、従つて、エンジンの熱力学的
サイクルに対して負担となるからである。その結
果、タービンロータの許容入口温度レベルに対す
る空気の消耗量が減りそしてエンジン性能が低下
する。
第2図はガスタービンエンジン11の一部分を
示す。このエンジンは第1図に示すエンジンの部
分とほぼ類似しているが、本発明の一実施例を包
含する。この場合も、第1図のエンジンについて
説明したように、圧縮機から出る冷却空気の一部
分は燃焼器16に入らず、その代わり、第2図に
陰影矢印で示すように燃焼器の周囲を下流に流れ
る。この冷却空気はエンジン運転中燃焼器16内
で生ずる混合および燃焼過程を経過しない。冷却
空気は燃焼を起こさないので比較的低温にとどま
り、エンジンの高圧タービン部で利用しうる高圧
冷却空気源として役立つ。高圧タービン部におい
て用いられる冷却空気はすべて高圧でなければな
らない。なぜなら、高圧タービン域を通流する内
部ガスは文字通り非常に高圧だからである。高圧
タービンに導入される冷却空気はタービンを通流
するガスより圧力が高くなければならない。そう
であれば、冷却空気はそれ自体の圧力によつてタ
ービンの動翼と静翼内に流入しそしてそこからタ
ービン部の燃焼ガス流路に流れ込む。もしこの区
域で使われる冷却空気の圧力がタービン部を通流
する燃焼ガスの圧力より低ければ、その際の圧力
は冷却空気がタービン動翼および静翼の内部域か
ら燃焼ガス流路内に流出することを許容しないよ
うに作用するであろう。
示す。このエンジンは第1図に示すエンジンの部
分とほぼ類似しているが、本発明の一実施例を包
含する。この場合も、第1図のエンジンについて
説明したように、圧縮機から出る冷却空気の一部
分は燃焼器16に入らず、その代わり、第2図に
陰影矢印で示すように燃焼器の周囲を下流に流れ
る。この冷却空気はエンジン運転中燃焼器16内
で生ずる混合および燃焼過程を経過しない。冷却
空気は燃焼を起こさないので比較的低温にとどま
り、エンジンの高圧タービン部で利用しうる高圧
冷却空気源として役立つ。高圧タービン部におい
て用いられる冷却空気はすべて高圧でなければな
らない。なぜなら、高圧タービン域を通流する内
部ガスは文字通り非常に高圧だからである。高圧
タービンに導入される冷却空気はタービンを通流
するガスより圧力が高くなければならない。そう
であれば、冷却空気はそれ自体の圧力によつてタ
ービンの動翼と静翼内に流入しそしてそこからタ
ービン部の燃焼ガス流路に流れ込む。もしこの区
域で使われる冷却空気の圧力がタービン部を通流
する燃焼ガスの圧力より低ければ、その際の圧力
は冷却空気がタービン動翼および静翼の内部域か
ら燃焼ガス流路内に流出することを許容しないよ
うに作用するであろう。
この圧縮機排出空気がタービン動翼の冷却に利
用しうる最善の冷却空気源であるという認識のも
とでは、タービン動翼とタービン動翼先端の冷却
に当たつて実現しうる最善の方式でこの空気を利
用することが問題になる。冷却空気の使用量をで
きるだけ少なくすることは極めて重要である。な
ぜなら、この空気はその圧縮のために圧縮機部に
おいて多くの仕事をなされており、そしてエンジ
ンの効率を高めるためには空気使用量を最小にす
ることが望ましいからである。また、この高度に
圧縮された冷却空気を次の箇所において導入する
ことが望ましい。すなわち、その箇所は、高度に
圧縮された空気が膨張してタービン動翼に次のよ
うに、すなわち、冷却空気がタービン動翼の先端
を冷却するだけでなく、タービン動翼24を回転
させる有効なガス力を増し、こうしてエンジン1
0の全出力を高めるように向けられるような箇所
である。
用しうる最善の冷却空気源であるという認識のも
とでは、タービン動翼とタービン動翼先端の冷却
に当たつて実現しうる最善の方式でこの空気を利
用することが問題になる。冷却空気の使用量をで
きるだけ少なくすることは極めて重要である。な
ぜなら、この空気はその圧縮のために圧縮機部に
おいて多くの仕事をなされており、そしてエンジ
ンの効率を高めるためには空気使用量を最小にす
ることが望ましいからである。また、この高度に
圧縮された冷却空気を次の箇所において導入する
ことが望ましい。すなわち、その箇所は、高度に
圧縮された空気が膨張してタービン動翼に次のよ
うに、すなわち、冷却空気がタービン動翼の先端
を冷却するだけでなく、タービン動翼24を回転
させる有効なガス力を増し、こうしてエンジン1
0の全出力を高めるように向けられるような箇所
である。
もし冷却空気がタービンノズル28のすぐ下流
の入口箇所32で導入されるなら、空気はタービ
ン動翼先端30を冷却するであろうが、この空気
はタービンノズル28によつて膨張せずまた方向
づけもされないので、タービン動翼24を回転さ
せる適当なガス力の発生には役立たない。
の入口箇所32で導入されるなら、空気はタービ
ン動翼先端30を冷却するであろうが、この空気
はタービンノズル28によつて膨張せずまた方向
づけもされないので、タービン動翼24を回転さ
せる適当なガス力の発生には役立たない。
本発明は冷却空気を、エンジン性能を損ねない
ように、第1段タービンノズル28の前方または
上流に導入する手段を包含する。この手段の一具
体例を第2図に示し、また本発明の一部分を第3
図に拡大して示す。まず第2図について説明する
と、燃焼器16の外側を流れつつある圧縮機排出
空気の一部分はタービンノズル28のすぐ上流の
箇所において燃焼器入口空気孔36に入る。この
空気をタービンノズル28のすぐ上流の位置で導
入するのは、冷却空気が燃焼器16内の正常な燃
焼過程に加わることを防ぐためばかりでなく、高
温燃焼ガスに長い間さらされることによる冷却空
気の加熱を減らすためでもある。もしこの冷却空
気が燃焼を起こすとすれば、この空気は温度が急
激に上昇してタービン動翼の先端30の冷却には
大して役立たなくなるであろう。
ように、第1段タービンノズル28の前方または
上流に導入する手段を包含する。この手段の一具
体例を第2図に示し、また本発明の一部分を第3
図に拡大して示す。まず第2図について説明する
と、燃焼器16の外側を流れつつある圧縮機排出
空気の一部分はタービンノズル28のすぐ上流の
箇所において燃焼器入口空気孔36に入る。この
空気をタービンノズル28のすぐ上流の位置で導
入するのは、冷却空気が燃焼器16内の正常な燃
焼過程に加わることを防ぐためばかりでなく、高
温燃焼ガスに長い間さらされることによる冷却空
気の加熱を減らすためでもある。もしこの冷却空
気が燃焼を起こすとすれば、この空気は温度が急
激に上昇してタービン動翼の先端30の冷却には
大して役立たなくなるであろう。
第3図は、冷却空気を燃焼器16の下流部内に
通す入口空気孔36を詳細に示す断面図で、燃焼
器16の半径方向外側壁部38の一部分を示す。
燃焼器壁部38のこの部分はタービンノズル28
(図示せず)のすぐ上流に存する。この断面図に
は3個の入口空気孔36が見られ、またそれらの
相対的形状が明らかにされている。まず、燃焼器
壁部38の下流部分が事実上2重壁であることに
注意されたい。外壁部40が、多くのガスタービ
ンエンジンにおいて普通であるように標準の態様
でタービンノズルと連結している。また、燃焼器
内壁部42が設けられており、その上流端部はフ
ランジ44によつて高温燃焼ガスから保護されて
いる。内壁部42の下流端はほとんどタービンノ
ズル入口まで延びている。圧縮機出口からの冷却
空気は下流方向に開いた環状域46,46′内に
導入される。これらの環状域46,46′は概し
て、燃焼器16内で生ずる燃焼から保護されてい
る。冷却空気はこれらの保護された環状域46,
46′に導入されるので燃焼を起こさず、実質的
に圧縮機出口温度でタービンノズルに入り、こう
してタービン流路の半径方向外側壁に沿つて厚い
低温膜を形成する。
通す入口空気孔36を詳細に示す断面図で、燃焼
器16の半径方向外側壁部38の一部分を示す。
燃焼器壁部38のこの部分はタービンノズル28
(図示せず)のすぐ上流に存する。この断面図に
は3個の入口空気孔36が見られ、またそれらの
相対的形状が明らかにされている。まず、燃焼器
壁部38の下流部分が事実上2重壁であることに
注意されたい。外壁部40が、多くのガスタービ
ンエンジンにおいて普通であるように標準の態様
でタービンノズルと連結している。また、燃焼器
内壁部42が設けられており、その上流端部はフ
ランジ44によつて高温燃焼ガスから保護されて
いる。内壁部42の下流端はほとんどタービンノ
ズル入口まで延びている。圧縮機出口からの冷却
空気は下流方向に開いた環状域46,46′内に
導入される。これらの環状域46,46′は概し
て、燃焼器16内で生ずる燃焼から保護されてい
る。冷却空気はこれらの保護された環状域46,
46′に導入されるので燃焼を起こさず、実質的
に圧縮機出口温度でタービンノズルに入り、こう
してタービン流路の半径方向外側壁に沿つて厚い
低温膜を形成する。
前述のように、第3図には3個の入口空気孔3
6が見られる。各孔36は、図示のように、燃焼
器16の半径方向外側壁部38の全周に配設され
た1列の孔のうちの1個である。入口空気孔36
の全個数はそれらの全体的な形状と同様に広範に
変えうる。
6が見られる。各孔36は、図示のように、燃焼
器16の半径方向外側壁部38の全周に配設され
た1列の孔のうちの1個である。入口空気孔36
の全個数はそれらの全体的な形状と同様に広範に
変えうる。
1列の上流入口空気孔48がフランジ44と内
壁42との間の環状域46′内に冷却空気を導入
するように設けられ、さらに1列の中間入口空気
孔50が内壁42と外壁40との間の環状域46
内に別の冷却空気を導入するように設けられてい
る。最後に、1列の下流入口空気孔52が内壁4
2と外壁40との間の環状域46内にさらに別の
冷却空気を導入するように設けられている。当業
者にただちに理解されるように、これら入口空気
孔36の寸法は導入すべき冷却空気の量を変える
ために変えうるものである。例えば、本発明の一
実施例では、これらの孔の直径は0.026インチ
(0.066cm)から0.035インチ(0.089cm)まで変え
られる。ただし、これらの寸法は単に参考例に過
ぎず、さらに小径または大径の孔も本発明の範囲
を逸脱することなく容易に利用しうる。また、入
口空気孔の形状も本発明の範囲内で広範に変えう
る。
壁42との間の環状域46′内に冷却空気を導入
するように設けられ、さらに1列の中間入口空気
孔50が内壁42と外壁40との間の環状域46
内に別の冷却空気を導入するように設けられてい
る。最後に、1列の下流入口空気孔52が内壁4
2と外壁40との間の環状域46内にさらに別の
冷却空気を導入するように設けられている。当業
者にただちに理解されるように、これら入口空気
孔36の寸法は導入すべき冷却空気の量を変える
ために変えうるものである。例えば、本発明の一
実施例では、これらの孔の直径は0.026インチ
(0.066cm)から0.035インチ(0.089cm)まで変え
られる。ただし、これらの寸法は単に参考例に過
ぎず、さらに小径または大径の孔も本発明の範囲
を逸脱することなく容易に利用しうる。また、入
口空気孔の形状も本発明の範囲内で広範に変えう
る。
再び第2図について説明すると、小さな黒い矢
印で示すように、冷却空気は燃焼器16の内側の
両環状域46,46′から出て燃焼器16内に流
入しそして半径方向外側タービン壁34に沿つて
下流に流れ、タービンノズル28を通過してター
ビン動翼先端30の区域に達する。この空気は、
多過ぎる量の圧縮排出空気を用いることなくター
ビン動翼先端30を冷却する最適態様の低温膜と
して流れ、こうして本発明の目的の達成に役立
つ。
印で示すように、冷却空気は燃焼器16の内側の
両環状域46,46′から出て燃焼器16内に流
入しそして半径方向外側タービン壁34に沿つて
下流に流れ、タービンノズル28を通過してター
ビン動翼先端30の区域に達する。この空気は、
多過ぎる量の圧縮排出空気を用いることなくター
ビン動翼先端30を冷却する最適態様の低温膜と
して流れ、こうして本発明の目的の達成に役立
つ。
第4図は試験結果を示すグラフであり、代表的
なガスタービンエンジンにおけるタービン動翼温
度とともに、本発明を包含する第2ガスタービン
エンジンにおけるタービン動翼温度を示す。第4
図におけるX(横)軸の目盛単位は〓であり、第
4図のY(縦)軸は、タービン動翼の翼根から始
まつて翼端で終わるタービン動翼高さの無次元表
示である。第4図のグラフに示した線54は、全
体的に第2図に示したエンジン形状と同様の形状
を有するが本発明を包含しない2つの代表的なガ
スタービンエンジンにおけるタービン動翼温度を
表す。第4図における線56は第2図に示した形
状とほぼ同様の形状を有するが本発明を包含する
エンジンにけるタービン動翼温度を表す。第4図
からただちにわかるように、本発明を包含するエ
ンジンではタービン翼端温度がかなり低下してい
る。タービン翼端におけるこの温度低下の故に、
本発明のエンジンは普通低温翼端(cooltip)」エ
ンジンと呼ばれている。タービン翼端温度のこの
低下は、一般に、多過ぎる量の圧縮機排出空気を
利用することなく、しかも冷却効果をタービン動
翼先端に向けるように達成されるということを重
視されたい。この翼端冷却効果を第4図のグラフ
で示すように局所的に得ることが望ましい。
なガスタービンエンジンにおけるタービン動翼温
度とともに、本発明を包含する第2ガスタービン
エンジンにおけるタービン動翼温度を示す。第4
図におけるX(横)軸の目盛単位は〓であり、第
4図のY(縦)軸は、タービン動翼の翼根から始
まつて翼端で終わるタービン動翼高さの無次元表
示である。第4図のグラフに示した線54は、全
体的に第2図に示したエンジン形状と同様の形状
を有するが本発明を包含しない2つの代表的なガ
スタービンエンジンにおけるタービン動翼温度を
表す。第4図における線56は第2図に示した形
状とほぼ同様の形状を有するが本発明を包含する
エンジンにけるタービン動翼温度を表す。第4図
からただちにわかるように、本発明を包含するエ
ンジンではタービン翼端温度がかなり低下してい
る。タービン翼端におけるこの温度低下の故に、
本発明のエンジンは普通低温翼端(cooltip)」エ
ンジンと呼ばれている。タービン翼端温度のこの
低下は、一般に、多過ぎる量の圧縮機排出空気を
利用することなく、しかも冷却効果をタービン動
翼先端に向けるように達成されるということを重
視されたい。この翼端冷却効果を第4図のグラフ
で示すように局所的に得ることが望ましい。
以上、本発明の実施例を詳述したが、もちろ
ん、本発明の範囲内で機多の改変が可能である。
ん、本発明の範囲内で機多の改変が可能である。
第1図はガスタービンエンジンの中央部の概略
断面図、第2図は本発明を具現したガスタービン
エンジンの燃焼器および高圧タービン部の概略断
面図、第3図は本発明の一部分の一実施例を包含
する燃焼器壁の下流部分の断面図、第4図はター
ビン動翼温度の試験結果を示すグラフである。 11…ガスタービンエンジン、16…燃焼器、
18…高圧タービン部、24…高圧タービン動
翼、28…タービンノズル、30…先端部、34
…半径方向外側タービン壁、36…入口空気孔
(48…上流入口空気孔、50…中間入口空気孔、
52…下流入口空気孔)、38…半径方向外側壁
部、40…外壁部、42…内壁部、44…フラン
ジ、46,46′…環状域。
断面図、第2図は本発明を具現したガスタービン
エンジンの燃焼器および高圧タービン部の概略断
面図、第3図は本発明の一部分の一実施例を包含
する燃焼器壁の下流部分の断面図、第4図はター
ビン動翼温度の試験結果を示すグラフである。 11…ガスタービンエンジン、16…燃焼器、
18…高圧タービン部、24…高圧タービン動
翼、28…タービンノズル、30…先端部、34
…半径方向外側タービン壁、36…入口空気孔
(48…上流入口空気孔、50…中間入口空気孔、
52…下流入口空気孔)、38…半径方向外側壁
部、40…外壁部、42…内壁部、44…フラン
ジ、46,46′…環状域。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 圧縮機14と、燃焼器16と、タービンノズ
ル28及びタービン動翼24を有するタービン部
18とが全て直列関係にあり且つエンジン中心線
12の周りに半径方向に配置されているガスター
ビンエンジン10に於て、前記タービン動翼の先
端30を冷却する手段が、 半径方向内方で且つ前記燃焼器の下流部の半径
方向外壁部40から下流方向に延在する内壁部4
2を含み、該外壁部は該内壁部との間に第1の環
状域46を画成し、該外壁部は該第1の環状域に
連通する複数個の中間入口空気孔50を含み、該
中間入口空気孔は前記圧縮機からの一定量の圧縮
空気を導入する様に寸法決めされて、前記第1の
環状域を下流に前記半径方向外側タービン壁34
に沿つて延在する冷却空気膜を形成し、前記第1
の環状域と前記内壁部はほぼ前記タービンノズル
28の入口まで延在して、該冷却空気が前記燃焼
器内で燃焼を起こさないガスタービンエンジン。 2 特許請求の範囲第1項記載のガスタービンエ
ンジンに於て、前記中間入口空気入口孔50が前
記燃焼器の周りを周方向に沿つて配設され、追加
的に1列の下流入口空気口52が前記燃焼器の周
りを周方向に沿つて配設されているガスタービン
エンジン。 3 特許請求の範囲第1項記載のガスタービンエ
ンジンに於て、半径方向外側壁部38から下流方
向に延在するフランジ44を含み、該フランジは
前記内壁部から半径方向内方に離隔して第2の環
状域46′を画成し、前記半径方向外側壁部は該
第2の環状域と連通する複数個の上流入口空気孔
48を有し、該上流入口空気孔は前記内壁部42
を燃焼ガスから保護する様に寸法決めされている
ガスタービンエンジン。 4 圧縮機14と、燃焼器16と、タービンノズ
ル28及びタービン動翼24を有するタービン部
18とが全て直列関係にあり且つエンジン中心線
12の周りに半径方向に配置されているガスター
ビンエンジン10に於て、前記タービン動翼の先
端30を冷却するため半径方向外側タービン壁3
4に沿つて冷却空気膜を形成する手段が、 前記燃焼器の半径方向外側壁部38に周方向に
配設された1列の上流入口空気孔48を含み、圧
縮機排出空気が前記上流入口空気孔列からフラン
ジ44と前記燃焼器の内壁部42との間の環状域
46′内に向けられ、更に、 前記燃焼器の半径方向外壁部40にそれぞれ周
方向に配設された1列の中間入口空気孔50およ
び1列の下流入口空気孔52を含み、圧縮機排出
空気が前記中間および下流入口空気孔列から前記
内壁部と前記燃焼器の外壁部との間の他の環状域
46内に向けられ、且つ前記他の環状域と前記内
壁部はほぼ前記タービンノズル28の入口まで延
在して、該圧縮機排出空気が前記燃焼器内で燃焼
を起こさず、 両環状域は下流方向に開いており、従つて、前
記冷却空気は、前記半径方向外側タービン壁に沿
つて下流に延びて前記タービン動翼の先端を冷却
する冷却空気膜として前記燃焼器内に導入される
ガスタービンエンジン。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US374355 | 1982-05-03 | ||
US06/374,355 USH903H (en) | 1982-05-03 | 1982-05-03 | Cool tip combustor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58195027A JPS58195027A (ja) | 1983-11-14 |
JPH0415378B2 true JPH0415378B2 (ja) | 1992-03-17 |
Family
ID=23476435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57227827A Granted JPS58195027A (ja) | 1982-05-03 | 1982-12-28 | ガスタービンエンジン |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | USH903H (ja) |
JP (1) | JPS58195027A (ja) |
CA (1) | CA1194803A (ja) |
DE (1) | DE3248439A1 (ja) |
FR (1) | FR2526083B1 (ja) |
GB (1) | GB2119861B (ja) |
IL (1) | IL67317A (ja) |
IT (1) | IT1153896B (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4466239A (en) * | 1983-02-22 | 1984-08-21 | General Electric Company | Gas turbine engine with improved air cooling circuit |
US4739621A (en) * | 1984-10-11 | 1988-04-26 | United Technologies Corporation | Cooling scheme for combustor vane interface |
US4785623A (en) * | 1987-12-09 | 1988-11-22 | United Technologies Corporation | Combustor seal and support |
US5188510A (en) * | 1990-11-21 | 1993-02-23 | Thomas R. Norris | Method and apparatus for enhancing gas turbo machinery flow |
US5178660A (en) * | 1991-06-26 | 1993-01-12 | Libbey-Owens-Ford Co. | Apparatus for bending glass sheets |
GB9304994D0 (en) * | 1993-03-11 | 1993-04-28 | Rolls Royce Plc | Improvements in or relating to gas turbine engines |
US5749218A (en) * | 1993-12-17 | 1998-05-12 | General Electric Co. | Wear reduction kit for gas turbine combustors |
US6494678B1 (en) | 2001-05-31 | 2002-12-17 | General Electric Company | Film cooled blade tip |
FR2920525B1 (fr) * | 2007-08-31 | 2014-06-13 | Snecma | Separateur pour alimentation de l'air de refroidissement d'une turbine |
EP2249003B1 (en) * | 2008-02-27 | 2016-11-02 | Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. | Gas turbine |
FR2931873B1 (fr) * | 2008-05-29 | 2010-08-20 | Snecma | Ensemble d'un disque de turbine d'un moteur a turbine a gaz et d'un tourillon support de palier,circuit de refroidissement d'un disque de turbine d'un tel ensemble. |
EP2837769B1 (en) * | 2013-08-13 | 2016-06-29 | Alstom Technology Ltd | Rotor shaft for a turbomachine |
US10954796B2 (en) * | 2018-08-13 | 2021-03-23 | Raytheon Technologies Corporation | Rotor bore conditioning for a gas turbine engine |
US11371700B2 (en) * | 2020-07-15 | 2022-06-28 | Raytheon Technologies Corporation | Deflector for conduit inlet within a combustor section plenum |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4954711A (ja) * | 1972-06-01 | 1974-05-28 | ||
JPS5213015A (en) * | 1975-07-16 | 1977-02-01 | Rolls Royce | Laminated material |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CH323720A (de) * | 1954-05-20 | 1957-08-15 | Sulzer Ag | Gekühlte Gasturbine |
DE1270889B (de) * | 1964-05-13 | 1968-06-20 | Rolls Royce | Kuehlvorrichtung fuer Brennkammern von Gasturbinentriebwerken |
US3418808A (en) * | 1966-07-05 | 1968-12-31 | Rich David | Gas turbine engines |
GB1193587A (en) * | 1968-04-09 | 1970-06-03 | Rolls Royce | Nozzle Guide Vanes for Gas Turbine Engines. |
US3965066A (en) * | 1974-03-15 | 1976-06-22 | General Electric Company | Combustor-turbine nozzle interconnection |
DE2643049A1 (de) * | 1975-10-14 | 1977-04-21 | United Technologies Corp | Schaufel mit gekuehlter plattform fuer eine stroemungsmaschine |
GB1524956A (en) * | 1975-10-30 | 1978-09-13 | Rolls Royce | Gas tubine engine |
DE2810240C2 (de) * | 1978-03-09 | 1985-09-26 | MTU Motoren- und Turbinen-Union München GmbH, 8000 München | Verstelleitgitter für axial durchströmte Turbinen, insbesondere Hochdruckturbinen von Gasturbinentriebwerken |
FR2490728A1 (fr) * | 1980-09-25 | 1982-03-26 | Snecma | Dispositif de refroidissement par film d'air pour tube a flamme de moteur a turbine a gaz |
-
1982
- 1982-05-03 US US06/374,355 patent/USH903H/en not_active Abandoned
- 1982-11-05 CA CA000414954A patent/CA1194803A/en not_active Expired
- 1982-11-21 IL IL67317A patent/IL67317A/xx unknown
- 1982-12-01 GB GB08234168A patent/GB2119861B/en not_active Expired
- 1982-12-24 IT IT24980/82A patent/IT1153896B/it active
- 1982-12-28 FR FR8221913A patent/FR2526083B1/fr not_active Expired
- 1982-12-28 JP JP57227827A patent/JPS58195027A/ja active Granted
- 1982-12-29 DE DE19823248439 patent/DE3248439A1/de not_active Ceased
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4954711A (ja) * | 1972-06-01 | 1974-05-28 | ||
JPS5213015A (en) * | 1975-07-16 | 1977-02-01 | Rolls Royce | Laminated material |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
IL67317A (en) | 1989-10-31 |
USH903H (en) | 1991-04-02 |
CA1194803A (en) | 1985-10-08 |
GB2119861A (en) | 1983-11-23 |
IT8224980A0 (it) | 1982-12-24 |
DE3248439A1 (de) | 1983-11-03 |
IL67317A0 (en) | 1983-03-31 |
IT1153896B (it) | 1987-01-21 |
FR2526083B1 (fr) | 1987-11-27 |
FR2526083A1 (fr) | 1983-11-04 |
IT8224980A1 (it) | 1984-06-24 |
GB2119861B (en) | 1985-07-31 |
JPS58195027A (ja) | 1983-11-14 |
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