JPH0133766Y2 - - Google Patents

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JPH0133766Y2
JPH0133766Y2 JP9022084U JP9022084U JPH0133766Y2 JP H0133766 Y2 JPH0133766 Y2 JP H0133766Y2 JP 9022084 U JP9022084 U JP 9022084U JP 9022084 U JP9022084 U JP 9022084U JP H0133766 Y2 JPH0133766 Y2 JP H0133766Y2
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blade
cooling
cooling air
gas turbine
combustor
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、キヤン型燃焼器、もしくはセクター
型燃焼器を用いるガスタービンにおける、燃焼器
の動・静翼の翼冷却の技術分野で利用される。
従来の技術 従来のガスタービンと、その翼冷却の一実施例
について概要を説明する。
ガスタービンは液体燃料の燃焼による高温高圧
のガスで、タービンを回転させ動力を発生させる
原動機で、熱機関の一種であるが、第二次大戦中
よりジエツト機に採用されてから実用化が急速に
発達し、発電用、舶用の主動力として使われるよ
うになり、現在では機関車用、自動車用、その他
小型汎用機関として用いられている。
ガスタービンは小型軽量で、ピストン式内燃機
関に向かないような低級燃料まで広い範囲のもの
が使用され、蒸気タービン等に比べて始動も容易
であるが、その半面、熱効率を高めるために高温
ガスを使用するので、タービン翼等に高級・高価
な耐熱材料を必要とし、信頼性の面で欠ける点が
あつた。
ガスタービン性能向上の鍵は高温化である。こ
のため複雑な冷却方式を持つ空冷動・静翼が採用
されている。
第1図はタービン燃焼器の一例を示すが、図中
符号1は燃焼器、2は尾筒、破線で示すA部が本
考案に関する部分で、fは燃料を示す。
ガスタービンコンポーネントの中で最も高温な
ガスにさらされるのは第1段静翼であり、最も多
くの冷却空気量を必要とするとともに寿命が最も
短かい第1段静翼の冷却空気は、通常第7図に示
すように静翼3の外壁4側から供給される。
第7図に示すように冷却空気aは外壁4より供
給され、静翼3を冷却するが、一部は破軸矢印で
示すように外部に漏れて翼冷却としては役立た
ず、冷却効率としては不十分でロスが多い欠点が
ある。
考案が解決しようとする問題点 本考案は、以上述べたようなガスタービンにお
いて、燃焼器尾筒本数と第1段静翼数を同一数と
することで、最も高温となる静翼前縁を主流の高
温ガスから隔離し、これにより翼寿命を延長する
とともに、冷却効率の向上により冷却空気量の削
減を可能とし、更に冷却空気機構(以下、インサ
ートと略称)の簡素化を計ることにある。
問題点を解決するための手段 本考案は、上述の問題を解決するために、次の
手段を採つている。
すなわち、燃焼器本数と同一数とした静翼の前
縁部にスリツトもしくは冷却導入孔を設け、これ
より直接冷却空気を翼内部に設けたインサートに
導入しこの冷却空気を翼内面に吹き出して翼を冷
却した後、翼後縁部から放出するようにする。
作 用 以上述べた手段によれば冷却効率を高めること
によつて、静翼の寿命延長が計れ、冷却空気量が
削減でき、冷却機構の簡素化が期待できる。
実施例 次に、第2図より第6図を参照して本考案の実
施例について詳述する。
第2図は本考案による静翼3の構成を示すもの
で、静翼3は翼前縁部7にスリツトもしくは円形
等の冷却空気導入孔6を有し、第3図にも示すよ
うに、直後、インサート5に冷却空気aを導入す
る。冷却空気aはインサート5に入り、次に、翼
内面に吹き出されて翼3を内面から冷却し、後縁
部8から主流に放出される。
上記のような構成、作用により、本考案の翼冷
却機構によると、第4図に示すように、冷却空気
aは全部が翼冷却のために効率的に使用され、第
7図に示した従来例のように冷却空気aが外壁4
から漏れることはなく、ロスは全く発生しない。
本考案の他の実施例を第5図及びそのB部拡大
図である第6図により述べる。図において、符号
gはガスを示す。
この実施例では、尾筒2の出口形状は静翼3の
前縁部7を包み込むような形状とする。従つて尾
筒2の出口形状と前縁部7の外側との間には空隙
があり、ここを冷却空気aが通り抜けて翼3を冷
却すると共に、静翼3の内部にもインサート5を
通して、冷却空気が吹き出て翼3を冷却し、後縁
部8から主流に放出される。
考案の効果 以上述べた構成によれば、最も高温となる静翼
前縁部を主流の高温ガスから隔離するので、翼寿
命を延長出来るとともに、冷却効率の向上により
冷却空気量を削減でき、これにより冷却機構の簡
素化と、静翼部品、取付部品等の軽減が計れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はガスタービンの一例で、本考案関係部
分を示す断面図、第2図は本考案の構成を示す静
翼の斜視図、第3図は作用を示す静翼近傍の断面
図、第4図は冷却空気の漏れないことを示す断面
図、第5図は他の実施例の断面図、第6図は第5
図のB部拡大図、第7図は従来形の冷却機構を示
す断面図である。 1……燃焼器、2……尾筒、3……静翼、4…
…外壁、5……内部冷却機構(インサート)、6
……スリツトもしくは冷却導入孔、7……前縁
部、8……後縁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃焼器本数と同一数とした静翼の前縁部にスリ
    ツトもしくは冷却導入孔を設け、これより直接冷
    却空気を翼内部に設けた内部冷却機構に導入し、
    この冷却空気を翼内面に吹き出して翼を冷却した
    後、翼後縁部から放出するよう構成したガスター
    ビン燃焼器の翼冷却機構。
JP9022084U 1984-06-19 1984-06-19 ガスタ−ビン燃焼器の翼冷却機構 Granted JPS616606U (ja)

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JPS616606U JPS616606U (ja) 1986-01-16
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JP2009197650A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスタービン
JP5180807B2 (ja) 2008-12-24 2013-04-10 三菱重工業株式会社 1段静翼の冷却構造、及びガスタービン
JP5479058B2 (ja) 2009-12-07 2014-04-23 三菱重工業株式会社 燃焼器とタービン部との連通構造、および、ガスタービン
WO2019003724A1 (ja) * 2017-06-29 2019-01-03 三菱日立パワーシステムズ株式会社 ガスタービンの1段静翼、ガスタービン、ガスタービンの静翼ユニット及び燃焼器アセンブリ
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