JP5180807B2 - 1段静翼の冷却構造、及びガスタービン - Google Patents

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Description

本発明は、1段静翼の冷却構造、及びこの1段静翼の冷却構造を備えるガスタービンに関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるように、タービンの周方向(軸線回り)に複数配設された燃焼器内で圧縮機からの圧縮空気にて燃料を燃焼させ、これにより発生した燃焼ガスを、各燃焼器の尾筒よりタービン入口に流入させ、タービン内における燃焼ガス通路部の周方向に複数配設された静翼および動翼からなる複数のタービン段落を順次通過させることで動力を発生させるガスタービンが知られている。このガスタービンは、隣接する燃焼器の尾筒の後端が、互いの間に設けられた連結部材により連結されており、隣接する燃焼器の尾筒間で形成されるウェークフローを1段静翼の前縁寄りの腹側(圧力面側)に流入させるように燃焼器の尾筒とタービン入口とを連通接続している。これにより、燃焼器の尾筒と1段静翼の相対位置関係の最適化を図って、タービン効率を向上させることが可能とされている。
ところで、燃焼器の尾筒からタービンに流入される高温の燃焼ガスは、1段静翼の前縁の近傍において分岐して腹側、背側にそれぞれ流通すると共に、分岐点において滞留して淀み点を形成することが知られている。この際、前縁近傍では燃料ガスが滞留してしまい他の部分と比較して高温となってしまうので、前縁を積極的に冷却する必要がある。
そこで一般に、前縁において冷却ガスを外部へ放出して淀み点周辺を冷却する冷却孔を形成することが知られている。
特開2006−52910号公報
しかしながら、1段静翼が連結部材の近傍に配置されている場合、当該1段静翼には、背側、腹側それぞれに連結部材を挟んで異なる燃焼器から燃焼ガスが流入することになるため、連結部材の影響を受けて燃焼ガスによる淀み点が前縁から位置ずれしてしまう。そのため、1段静翼の前縁に形成された冷却孔では、1段静翼の淀み点近傍を効果的に冷却することができないという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、1段静翼の淀み点近傍を効果的に冷却することができる1段静翼の冷却構造、及びこの1段静翼の冷却構造を備えるガスタービンを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る1段静翼の冷却構造は、タービンの周方向に複数配置され、互いの間に設けられた複数の連結部材によってそれぞれ連結された複数の燃焼器からの燃焼ガスが流入する1段静翼の冷却構造において、前記1段静翼の前縁側には、前記燃焼ガスによって前記前縁側に形成された淀み点を当該1段静翼中の冷却ガスを外部へ放出して冷却する冷却孔が、当該1段静翼の近傍の前記連結部材との相対位置に応じて定められた位置に形成されていることを特徴とするものである。
上記1段静翼の冷却構造によれば、冷却孔が、1段静翼の前縁側において当該1段静翼の近傍の連結部材との相対位置に応じて定められた位置に形成されているので、連結部材の影響を受けて燃焼ガスによる淀み点が前縁から位置ずれしたとしても、冷却孔からの冷却ガスによりその淀み点を効果的に冷却することができる。
また、前記冷却孔は、前記1段静翼に対する前記近傍の連結部材の相対位置が、前記淀み点が前記前縁に形成されるときの当該1段静翼に対する連結部材の位置を基準として、当該1段静翼の背側にずれている場合には前記前縁よりも腹側に形成され、また、当該1段静翼の腹側にずれている場合には前記前縁よりも背側に形成されていても良い。
この構成によれば、冷却孔は、1段静翼に対する近傍の連結部材の相対位置が、淀み点が前縁に形成されるときの当該連結部材に対する1段静翼の位置を基準として、当該1段静翼の背側にずれている場合には前縁よりも腹側に形成され、当該1段静翼の腹側にずれている場合には前縁よりも背側に形成されている。そのため、連結部材の影響を受けて燃焼ガスによる淀み点が前縁から腹側、若しくは背側に位置ずれしたとしても、この位置ずれに応じて冷却孔が腹側、若しくは背側に形成されるので、冷却孔からの冷却ガスによりその淀み点を効果的に冷却することができる。
また、前記複数の連結部材が、前記タービンの周方向に互いに等しい間隔をあけて配列され、前記1段静翼が、前記燃焼器の数の整数倍の数だけ設けられ、且つ前記タービンの周方向に互いに等しい間隔をあけて配列されていると共に、前記タービンの周方向に連結部材にもっとも近いものが、下記に示すPに対するSの比率である相対位置比S/Pが−10%以上+30%以下となるように配置されているのに対し、前記冷却孔は、前記1段静翼の前記近傍の連結部材との相対位置に応じて定められた位置に形成されていても良い。
P;前記1段静翼の前記タービンの周方向のピッチ
S;前記1段静翼の前記前縁に対する前記近傍の連結部材の周方向中心位置との前記タービンの周方向における距離であって、前記近傍の連結部材が当該1段静翼の背側にずれた場合には負の値とし、当該1段静翼の腹側にずれた場合には正の値とした距離
この構成によれば、複数の1段静翼がタービンの周方向に連結部材にもっとも近いものが前記相対位置比S/Pが−10%以上+30%以下となるように配列されているので、燃焼器から流出された燃焼ガスによって連結部材の1段静翼側に発生するウェークフローを、1段静翼に流入させやすくすることができる。従って、1段静翼の淀み点近傍を効果的に冷却した上で、1段静翼の段効率を向上させることができる。
また、本発明に係るガスタービンは、圧縮空気を生成する圧縮機と、少なくとも1段ずつの静翼及び動翼を有し、燃焼ガスにより回転動力を発生させるタービンと、前記タービンの周方向に複数配列し、互いの間に設けられた複数の連結部材によってそれぞれ連結されると共に、前記圧縮機から供給される圧縮空気に燃料を供給して生成した燃焼ガスを前記タービンに供給する燃焼器と、を備えるガスタービンにおいて、前記静翼のうち最も前記燃焼器側に位置する1段静翼には、上記本発明に係る1段静翼の冷却構造が設けられていることを特徴とするものである。
上記ガスタービンによれば、上記本発明に係る1段静翼の冷却構造を備えているので、同様に1段静翼の淀み点近傍を効果的に冷却し、1段静翼の前縁近傍の温度上昇を防止しつつ稼動することができる。
本発明に係る1段静翼の冷却構造、及びガスタービンによれば、1段静翼の淀み点近傍を効果的に冷却することができる。
以下、本発明に係る一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明に係るガスタービンの一実施形態を示す半断面図である。
図1に示すように、ガスタービン1は、圧縮空気を生成する圧縮機2と、圧縮機2から供給される圧縮空気に燃料を供給して燃焼ガスG1(図3参照)を生成する複数の燃焼器3と、少なくとも1段ずつのタービン静翼(静翼)5及びタービン動翼(動翼)6を有し、燃焼器3から供給される燃焼ガスG1により回転動力を発生させるタービン4と、を備えている。
また、ガスタービン1には、軸線方向Dに延びるロータ7が、圧縮機2からタービン4まで一体的に取り付けられており、このロータ7は、一端が圧縮機2内に設けられた軸受部23によって軸線O回りであるタービン4の周方向Rに回転可能に支持されると共に、他端がタービン4に設けられた軸受部41によってタービン4の周方向Rに回転可能に支持されている。以下、ロータ7の軸線方向Dに沿って圧縮機2側を前側とし、タービン4側を後側とする。
圧縮機2は、空気を取り込む空気取入口20aを前側に向けて配設された圧縮機ケーシング20と、この圧縮機ケーシング20内に配設された複数の圧縮機静翼21及び複数の圧縮機動翼22と、を備えている。
圧縮機静翼21は、それぞれ圧縮機ケーシング20の内周面に固定されると共にロータ7側に向けて延設され、タービン4の周方向Rに互いに等しい間隔をあけて配列されている。また、圧縮機動翼22は、ロータ7の外周面に固定されると共に圧縮機ケーシング20の内周面に向けて延設され、タービン4の周方向Rに互いに等しい間隔をあけて配列されている。そして、これら圧縮機静翼21と圧縮機動翼22は、軸線方向Dに沿って交互に多段配置されている。
燃焼器3は、内部に図示しないバーナを有する内筒30と、圧縮機2から供給される圧縮空気を内筒30に導く外筒31と、内筒30に燃料を供給する図示しない燃料噴射器と、内筒30からの燃焼ガスG1をタービン4に導く尾筒32と、を備えている。このように構成された燃焼器3によれば、内筒30内において、外筒31から導かれる圧縮空気と燃焼噴射機から供給される燃料とを混合し、混合された流体をバーナにより燃焼させることで燃焼ガスG1を生成することが可能となり、この燃焼ガスG1を尾筒32を通してタービン4に導くことができる。
複数の燃焼器3は、タービン4の周方向Rに配置されると共に、前端部が圧縮機ケーシング20の後端部に連結された燃焼器ケーシング33の内部に配設されている。
タービン4は、前端部が燃焼器ケーシング33の後端部に連結されたタービンケーシング40と、このタービンケーシング40内に配設された前記タービン静翼5及び前記タービン動翼6と、を備えている。
タービン静翼5は、それぞれタービンケーシング40の内周面に固定されると共にロータ7側に向けて延設され、タービン4の周方向Rに互いに等しい間隔をあけて配列されている。また、タービン動翼6は、ロータ7の外周面に固定されると共にタービンケーシング40の内周面に向けて延設され、タービン4の周方向Rに互いに等しい間隔をあけて配列されている。そして、これらタービン静翼5とタービン動翼6は、軸線方向Dに沿って交互に多段配置されている。
また、タービン4には、圧縮機2内部の空気が圧縮機2から燃焼器3を迂回(バイパス)して供給される図示しないバイパス流路が設けられている。このバイパス流路を通してタービン4に供給された空気は、冷却ガスとしてタービン静翼5及びタービン動翼6それぞれの内部を流通するようになっている。
また、タービンケーシング40の後端部には、後側に向けて開口した排気室42が連結されている。この排気室42には、タービン静翼5及びタービン動翼6を通過した燃焼ガスG1の動圧を静圧に変換する排気ディフューザ42aが備えられている。
以上のように構成されたガスタービン1においては、まず、圧縮機2の空気取入口20aから取り込まれた空気が、多段に配置された圧縮機静翼21及び圧縮機動翼22を通過して圧縮され圧縮空気が生成される。次いで、燃焼器3にて、前述したように圧縮空気から燃焼ガスG1が生成され、この燃焼ガスG1がタービン4に導かれる。そして、この燃焼ガスG1がタービン静翼5及びタービン動翼6を通過することでロータ7が回転駆動され、ガスタービン1は、回転動力を出力することができる。
なお、ロータ7を回転駆動した後の排気ガスは、排気室42の排気ディフューザ42aで静圧に変換された後、大気に放出される。
次に、以上のように構成されたガスタービン1において、タービン静翼5のうち最も前側に位置する1段静翼の冷却構造について説明する。図2は、図1に示すガスタービンにおいて、ロータの径方向から見た燃焼器の尾筒、連結部材及び1段静翼の拡大断面図である。
図2に示すように、タービン4の周方向Rに隣接する各燃焼器3の尾筒32の後端は、互いの間に設けられた複数の連結部材35によって連結されている。タービン4の周方向Rに隣接する各燃焼器3の尾筒32間には、例えばバイパス流路から冷却ガスが供給されており、尾筒32が冷却されるようになっている。また、複数の連結部材35は、タービン4の周方向Rに互いに等しい間隔をあけて配列されていると共に、全ての後端が軸線方向Dに一致している。
また、本実施形態では、1段静翼8は、燃焼器3の数の2倍の数だけ設けられており、より具体的には、例えば16個設けられた燃焼器3に対して32個設けられている。
1段静翼8は、前縁8a側が前縁8aを含み略円弧状に形成されていると共に、後縁8bに向かうに連れて、回転方向(タービン4の周方向R)後方側R2に向けて漸次湾曲しつつタービン4の周方向Rの幅が狭くなるように、全体として流線形に形成されている。つまり、1段静翼8の外面は、前縁8a及び後縁8bを境として、回転方向前方側R1及び後方側R2がそれぞれ略円弧状となっており、回転方向前方側R1が、背側8Aとして凸面に形成され、また、回転方向後方側R2が腹側8Bとして凹面に形成されている。
また、複数の1段静翼8は、全ての前縁8aが軸線方向Dに一致しており、連結部材35と1段静翼8との軸線方向Dに沿った距離は、タービン4の周方向R全周に亘って一定となっている。
また、1段静翼8の前縁8a側には、燃焼ガスG1によって前縁8a側に形成された淀み点Yを冷却する冷却孔10が形成されている。
冷却孔10は、1段静翼8の外面と内面とを連通して形成されており、内部に供給される冷却ガスを外部に向かって放出し、これにより1段静翼8を冷却することが可能となっている。本実施形態では、冷却孔10は、各1段静翼8に、タービン4の径方向及び周方向Rそれぞれに複数列形成されており、図2にでは周方向Rに3列形成されている。
そして、冷却孔10は、当該冷却孔10が形成された1段静翼8と、その近傍の連結部材35との相対位置に応じて定められた位置にそれぞれ形成されている。
図2に示すように、以下において、1段静翼8と連結部材35との相対位置は、1段静翼8のピッチPに対する1段静翼8の前縁8aと連結部材35の周方向中心位置35aとの周方向Rにおける距離Sの比である相対位置比S/Pによって表わすものとする。なお、距離Sは、1段静翼8の前縁8aに対して連結部材35の周方向中心位置35aが概略周方向Rに一致する場合を0として、連結部材35が背側8Aにずれた場合には負の値とし、腹側8Bにずれた場合には正の値とする。
また、冷却孔10の位置は、1段静翼8の前縁8aから後縁8bまでの軸線方向Dの大きさである軸コード長Lに対する前縁8aから冷却孔10までの1段静翼8の外表面に沿った大きさMの比である軸コードM/Lによって表わすものとする。なお、大きさMは、冷却孔10が1段静翼8の腹側8Bに位置する場合には負の値とし、また、冷却孔10が1段静翼8の背側8Aに位置する場合には正の値とする。また、本実施形態のように、冷却孔10が周方向Rに複数列配列される場合には、配列の周方向の中心をもって冷却孔10の位置とする。
ここで、本発明に係る1段静翼の冷却構造において冷却孔10が形成される位置の説明にあたり、まず、1段静翼8と該1段静翼8の近傍の連結部材35との相対位置に応じて淀み点Yが形成される位置の変動について、燃焼ガスG1の流れに基づいて説明する。図3は、1段静翼の前縁に対して連結部材が概略周方向に一致する場合における淀み点が形成される位置について説明するための図である。図4は、図3に示す状態から1段静翼に対して連結部材を腹側に移動させた場合における淀み点が形成される位置について説明するための図である。図5は、図4に示す状態から1段静翼に対して連結部材を更に腹側に移動させた場合における淀み点が形成される位置について説明するための図である。
まず、図3に示すように、1段静翼8の前縁8aに対して連結部材35の周方向中心位置35aが概略周方向Rに一致する場合、即ち、前記相対位置比S/Pが0%前後の場合には、燃焼器3から1段静翼8に流入される燃焼ガスG1のうち、連結部材35よりも背側8Aから流入される燃焼ガスG1は、そのまま1段静翼8の背側8Aを流通する。これに対して、連結部材35よりも腹側8Bから流入される燃焼ガスG1は、基本的には1段静翼の腹側8Bを流通するものの、1段静翼8の背側8Aと腹側8Bとの圧力を比較すると、背側8Aの圧力のほうが低いため、一部が分岐して背側8Aに流入される。従って、1段静翼8の腹側8Bで燃焼ガスG1が分岐するため、前縁8aよりも腹側8Bに淀み点Yが形成される。
また、図4に示すように、1段静翼8に対して連結部材35が図3に示す状態から腹側8Bに移動した場合には、燃焼器3から1段静翼8に流入される燃焼ガスG1のうち、連結部材35よりも背側8Aから流入される燃焼ガスG1は、そのまま1段静翼8の背側8Aを流通し、また、連結部材35よりも腹側8Bから流入される燃焼ガスG1は、そのまま1段静翼8の腹側8Bを流通する傾向が強まる。従って、1段静翼8に対して連結部材35が腹側8Bに移動するに連れて、腹側8Bに流入された燃焼ガスG1の背側8Aへの流入量が小さくなり、その結果、燃焼ガスG1の分岐点が前縁8aの位置と概略一致し、淀み点Yが前縁8aに形成される。
そして、図5に示すように、1段静翼8に対して連結部材35が図4に示す状態から更に腹側8Bに移動した場合には、燃焼器3から1段静翼8に流入される燃焼ガスG1のうち、連結部材35よりも背側8Aから流入される燃焼ガスG1が、1段静翼8の外面に沿って腹側8Bに流入し易い状態となる。従って、前縁8aよりも背側8Aに淀み点Yが形成される。
以上に示した淀み点Yが形成される位置の変動を考慮して、本発明に係る1段静翼の冷却構造においては、冷却孔10は、1段静翼8の前縁8aと連結部材35の周方向中心位置35aとが概略周方向Rに一致する場合には、前縁8aよりも腹側8B側に形成され、また、その状態から1段静翼8に対して連結部材35が腹側8Bに移動して淀み点Yが前縁8aに形成された場合には、前縁8aに形成され、また、その状態から1段静翼8に対して連結部材35が腹側8Bに更に移動した場合には、前縁8aよりも背側8Aに形成される。
以上に示した1段静翼の冷却構造によれば、燃焼ガスG1が滞留して高温になる1段静翼8の淀み点Y近傍を、1段静翼8と連結部材35との相対位置によらず冷却孔10から放出される冷却ガスにより効果的に冷却することができる。
次に、この1段静翼の冷却構造を、前述した形状に形成され、且つ連結部材35と軸線方向Dに前述した距離だけ離間した本実施形態のガスタービン1における1段静翼8に適用した場合について、詳細に説明する。ここでは、所定の1段静翼8の前縁8aと所定の連結部材35の周方向中心位置35aとが概略周方向Rに一致する位置から、当該1段静翼8の前縁8aと当該連結部材35に周方向Rに隣接する他の連結部材35の周方向中心位置35aとが概略周方向Rに一致する位置まで、1段静翼8と連結部材35とを相対的に移動させる過程において、前記所定の1段静翼8と前記所定の連結部材35との間の前記相対位置比S/Pと、当該1段静翼8で冷却孔10が形成される位置の軸コードM/Lとの関係について、図6に基づいて説明する。図6は、図1に示すガスタービンの1段静翼において、1段静翼及び連結部材の相対位置と、相対位置に応じて形成される冷却孔の軸コードとの関係を示すグラフである。
図6の曲線100に示すように、冷却孔10は、1段静翼8の前縁8aに対して連結部材35の周方向中心位置35aが概略周方向Rに一致する場合、つまり前記相対位置比S/Pが0%の場合には、前縁8aよりも腹側8Bに形成され、また、前記相対位置比S/Pが大きくなり10%になった場合には、前縁8aに形成され、前記相対位置比S/Pが+10%より大きくなる場合には、前縁8aよりも背側8Aに形成される。
ここで、図6のグラフについて、冷却孔10が前縁8aに形成される場合、つまり前記相対位置比S/Pが10%の場合を基準としてより詳しく説明すると、前記相対位置比S/Pが+10%より小さくなる、つまり1段静翼8に対する近傍の連結部材35の相対位置が当該1段静翼8の背側8Aにずれた場合には、軸コードM/Lが0%より小さく、つまり前縁8aよりも腹側8Bに冷却孔10が形成される。そして、冷却孔10の軸コードM/Lは、前記相対位置比S/Pが−5%のときに軸コードM/Lが−30%で極小になっている。
また、前記相対位置比S/Pが+10%より大きくなる、つまり1段静翼8に対する近傍の連結部材35の相対位置が当該1段静翼8の腹側8Bにずれた場合には、軸コードM/Lが0%より大きくなる、つまり前縁8aよりも背側8Aに冷却孔10が形成される。そして、冷却孔10の軸コードM/Lは、前記相対位置比S/Pが+25%のときに軸コードM/Lが+10%で極大になり、前記相対位置比S/Pが+100%になるまで軸コードM/Lは0%よりも大きくなっている。
以上より、淀み点Yが前縁8aに形成される場合の1段静翼8に対する連結部材35の位置をCFD(数値流体力学)解析等を用いて予め解析しておき、この解析結果を基準として、1段静翼8に対する近傍の連結部材35の相対位置が、当該1段静翼8の背側8Aにずれている場合には、冷却孔10を前縁8aよりも腹側8Bに形成し、また、当該1段静翼8の腹側8Bにずれている場合には、冷却孔10を前縁8aよりも背側8Aに形成することで、連結部材35の影響を受けて燃焼ガスG1による淀み点Yが前縁8aから腹側8B、若しくは背側8Aに位置ずれしたとしても、この位置ずれに応じて冷却孔10を腹側8B、若しくは背側8Aに形成することが可能となり、冷却孔10からの冷却ガスによりその淀み点Yを効果的に冷却することができる。
なお、図6に示すように、本実施形態では、前記相対位置比S/Pが+100%を超えた場合には、冷却孔10の軸コードM/Lは0%よりも小さくなっている。ここで、図6に示すグラフにおける前記相対位置比S/Pは、前記所定の1段静翼8と前記所定の連結部材35との間の前記相対位置比S/Pであるので、前記相対位置比S/Pが+100%の場合には、1段静翼8は、前記所定の連結部材35と前記他の連結部材35とのタービン4の周方向Rの中間に位置することになる。そして、前記相対位置比S/Pが+100%を越えると、1段静翼8は、当該1段静翼8の腹側8Bに位置している前記所定の連結部材35よりも、当該1段静翼8の背側8Aに位置している前記他の連結部材35に接近することになる。つまり、当該1段静翼8の近傍の連結部材35が、当該1段静翼8の腹側8Bに位置している前記所定の連結部材35から、当該1段静翼8の背側8Aに位置している前記他の連結部材35に移り変わる。この結果、当該1段静翼8においては、1段静翼8に対する近傍の連結部材35(当該1段静翼8の腹側8Bでなく、背側8Aに位置している前記他の連結部材35)の相対位置が、冷却孔10が前縁8aに形成されるときの当該連結部材35に対する1段静翼8の位置を基準として、当該1段静翼8の背側8Aにずれていることになるため、冷却孔10は前縁8aよりも腹側8Bに形成される。
次に、以上に示すように本発明に係る1段静翼の冷却構造が適用されたタービン1段での段効率について説明する。なお、段効率とは、燃焼ガスG1が損失なく理想的にタービン1段で実施可能な仕事量に対する実際に実施できた仕事量の比率である。
ここで、本実施形態のガスタービン1では、連結部材35は、タービン4の周方向Rに互いに等しい間隔をあけて配列され、1段静翼8は、燃焼器3の数の2倍の数だけ設けられていると共に、タービン4の周方向Rに互いに等しい間隔をあけて配列されている。従って、1つの1段静翼8と1つの連結部材35との周方向Rの相対位置を定めることで、他の全ての1段静翼8及び他の全ての連結部材35の周方向Rの位置が定まる。更に、周方向Rに1つおきに配列されている複数の1段静翼8それぞれと、各1段静翼8の近傍の連結部材35との周方向Rの距離Sは、各1段静翼8同士で互いに一致し、つまり、各1段静翼8と各1段静翼8の近傍の連結部材35との間の前記相対位置比S/Pは、各1段静翼8同士で互いに一致する。
そこで、周方向Rに1つおきに配列されている1段静翼8の前縁8aと各1段静翼8の近傍の連結部材35の周方向中心位置35aとが概略周方向Rに一致する位置から、当該連結部材35と当該連結部材35に周方向Rに隣接する連結部材35とのタービン4の周方向Rの中間点と、当該1段静翼8の前縁8aとが概略周方向Rに一致する位置まで、1段静翼8と連結部材35とを相対的に移動させる過程において、当該1段静翼8と当該連結部材35との間の前記相対位置比S/Pと、段効率との関係について、図7に基づいて説明する。図7は、図1に示すガスタービンの1段静翼において、1段静翼及び連結部材の相対位置と、段効率変化との関係を示すグラフである。
なお、図7に示すグラフの縦軸は、前記相対位置比S/Pが50%のときの段効率を基準として、この基準となる段効率と各前記相対位置比S/Pにおける段効率との差異を示したものである。
図7の曲線110に示すように、本実施形態の場合、複数の1段静翼8は、周方向Rに1つおきに、その1段静翼8と当該1段静翼8の近傍の連結部材35との間の前記相対位置比S/Pが、前記相対位置比S/Pが−10%以上+30%以下となるように配置されたときに、段効率が高くなっていることがわかる。これは、燃焼器3から流出された燃焼ガスG1によって連結部材35の後端の後側に発生するウェークフローを、1段静翼8に流入させることができるためと考えられる。
そして、1段静翼8と連結部材35とを前述の配置関係とした上で、冷却孔10を、1段静翼8の近傍の連結部材35との相対位置に応じて定められた位置に形成することで、1段静翼8の淀み点Y近傍を効果的に冷却した上で、段効率を向上させることができる。
なお、本実施形態のガスタービン1では、1段静翼8が、燃焼器3の数の2倍の数だけ設けられているものとしたが、これに限られるものではない。例えば、1段静翼8が、燃焼器3の数の整数倍(n倍;但し、nは1以上の整数)の数だけ設けられ、周方向Rに連結部材35にもっとも近い(近傍の)ものの前記相対位置比S/Pが−10%以上+30%以下であれば(つまり、1段静翼8が、周方向Rでn個に1つずつ前記相対位置比S/Pが−10%以上+30%以下であれば)、タービン1段の段効率を向上させることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態に示したガスタービン1における1段静翼8の形状や数、配置、また冷却孔10の数等は一例であり、これに限られるものではない。
また、図6に示すグラフは、前記相対位置比S/Pと冷却孔10の軸コードM/Lとの関係を示した一例であり、両者の関係は、燃焼器3から尾筒32に導かれる燃焼ガスG1の流量、1段静翼8の形状、冷却孔10の数、連結部材35と1段静翼8との軸線方向Dに沿った距離等によって適宜変化する。本発明に係る1段静翼の冷却構造では、冷却孔10の軸コードM/Lは、一般的なガスタービンにおける1段静翼の形状等の諸条件を考慮した場合に、例えば+5%から+15%の範囲で変化すると考えられる。
また、ガスタービン1は前記実施形態で示した形態に限られるものではない。例えば、前記実施形態では、圧縮機として軸流式の圧縮機2を採用したが、遠心式の圧縮機を採用しても良い。また、前記実施形態では、ガスタービン1として1軸式を採用したが、多軸式(フリータービン)を採用しても良い。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
本発明に係るガスタービンの一実施形態を示す半断面図である。 図1に示すガスタービンにおいて、ロータの径方向から見た燃焼器の尾筒、連結部材及び1段静翼の拡大断面図である。 1段静翼の前縁に対して連結部材が概略周方向に一致する場合における淀み点が形成される位置について説明するための図である。 図3に示す状態から1段静翼に対して連結部材を腹側に移動させた場合における淀み点が形成される位置について説明するための図である。 図4に示す状態から1段静翼に対して連結部材を更に腹側に移動させた場合における淀み点が形成される位置について説明するための図である。 図1に示すガスタービンの1段静翼において、1段静翼及び連結部材の相対位置と、相対位置に応じて形成される冷却孔の軸コードとの関係を示すグラフである。 図1に示すガスタービンの1段静翼において、1段静翼及び連結部材の相対位置と、段効率変化との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 ガスタービン
2 圧縮機
3 燃焼器
4 タービン
5 タービン静翼(タービンの静翼)
6 タービン動翼(タービンの動翼)
8 1段静翼
8a 1段静翼の前縁
8A 1段静翼の背側
8B 1段静翼の腹側
10 冷却孔
35 連結部材
G1 燃焼ガス
R タービンの周方向
Y 淀み点

Claims (4)

  1. タービンの周方向に複数配置され、互いの間に設けられた複数の連結部材によってそれぞれ連結された複数の燃焼器からの燃焼ガスが流入する1段静翼の冷却構造において、
    前記1段静翼の前縁側には、前記燃焼ガスによって前記前縁側に形成された淀み点を当該1段静翼中の冷却ガスを外部へ放出して冷却する冷却孔が、当該1段静翼の近傍の前記連結部材との相対位置に応じて定められた位置に形成されていることを特徴とする1段静翼の冷却構造。
  2. 請求項1に記載の1段静翼の冷却構造において、
    前記冷却孔は、前記1段静翼に対する前記近傍の連結部材の相対位置が、前記淀み点が前記前縁に形成されるときの当該1段静翼に対する連結部材の位置を基準として、当該1段静翼の背側にずれている場合には前記前縁よりも腹側に形成され、また、当該1段静翼の腹側にずれている場合には前記前縁よりも背側に形成されていることを特徴とする1段静翼の冷却構造。
  3. 請求項1又は2に記載の1段静翼の冷却構造において、
    前記複数の連結部材が、前記タービンの周方向に互いに等しい間隔をあけて配列され、前記1段静翼が、前記燃焼器の数の整数倍の数だけ設けられ、且つ前記タービンの周方向に互いに等しい間隔をあけて配列されていると共に、前記タービンの周方向に連結部材にもっとも近いものが、下記に示すPに対するSの比率である相対位置比S/Pが−10%以上+30%以下となるように配置されているのに対し、
    前記冷却孔は、前記1段静翼の前記近傍の連結部材との相対位置に応じて定められた位置に形成されていることを特徴とする1段静翼の冷却構造。
    P;前記1段静翼の前記タービンの周方向のピッチ
    S;前記1段静翼の前記前縁に対する前記近傍の連結部材の周方向中心位置との前記タービンの周方向における距離であって、前記近傍の連結部材が当該1段静翼の背側にずれた場合には負の値とし、当該1段静翼の腹側にずれた場合には正の値とした距離
  4. 圧縮空気を生成する圧縮機と、
    少なくとも1段ずつの静翼及び動翼を有し、燃焼ガスにより回転動力を発生させるタービンと、
    前記タービンの周方向に複数配列し、互いの間に設けられた複数の連結部材によってそれぞれ連結されると共に、前記圧縮機から供給される圧縮空気に燃料を供給して生成した燃焼ガスを前記タービンに供給する燃焼器と、を備えるガスタービンにおいて、
    前記静翼のうち最も前記燃焼器側に位置する1段静翼には、請求項1から3のいずれか1項に記載の1段静翼の冷却構造が設けられていることを特徴とするガスタービン。
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