JPH04151528A - 光音響センサシステム - Google Patents

光音響センサシステム

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JPH04151528A
JPH04151528A JP27572690A JP27572690A JPH04151528A JP H04151528 A JPH04151528 A JP H04151528A JP 27572690 A JP27572690 A JP 27572690A JP 27572690 A JP27572690 A JP 27572690A JP H04151528 A JPH04151528 A JP H04151528A
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Koji Dobashi
孝治 土橋
Keiichi Kobayashi
圭一 小林
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Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えばソーナシステムなどに設けられ音波信
号の持つ音波情報を検出するための光音響センサシステ
ム、特にその多重化構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、このような分野の技術に間するものとしては、例
えば文献 JOURNAL  OF  LIGHTWA
VE  TECHNOLOGY、LT−5[7]  (
1987−7>p、1014−1023、J、L、BR
OOKS、B、MO5LEHIB、Y、KIM、and
H,J、5HAW ”Time−Domain  Ad
dressing  。
f  Remote  Fiber−Optic  I
nterferometric  5ensorArr
ays”に記載されるものがあった。以下その構成を図
を用いて説明する。
第2図は、従来の光音響センサシステムの一梢成を示す
概略の構成図である。
この光音響センサシステムは、光ファイバを用いた光音
響センサによる多重化構造を成し、時分割多重方式によ
り外部からの音波信号の持つ音波情報を抽出するもので
あり、入力光パルスLを出力するレーザ1を有しており
、そのレーザ1の出力側には、光音響センサ部10が接
続されている光音響センサ部10は、レーザ1からの入
力光パルスLをパワー分割してそれぞれ光パルスLSI
LRI、光パルスLS2. LR2等に順次分波する複
数段の縦続接続さ1また分波用カプラ11〜1.112
.113等と、分波用カプラ11−1〜11−3等の間
に設けられ、それぞれ外部からの音波信号Sの音圧によ
り前段の分波器カプラからの光パルスLS1. LS2
等に対してその音圧に応じた光特性の変化例えば位相変
化を生じさせ、かつ所定時間Tだけ遅延させて後段の分
波器カプラへそれぞれ送る複数めセンシングコイル12
−1.12−2等と、各分波用カプラ11−1〜11−
3等に光ファイバ等の伝送ケーブルを介してそれぞれ接
続される合波用カプラ13 1.13 2゜13−3等
とを有している。この合波用カプラ13 1.13 2
,13 3等は、光パルスLRI。
LR2等を合波して合波用カプラ13−3側から13−
1側へ順次送るように構成されている。終段の合波用カ
プラ13−1の出力側には、信号処理手段20が接続さ
れている。
信号処理手段20は、光音響センサ部10からの光パル
スLR1,LR2等に基づきそれらの光特性の変化を検
出して音波信号Sの持つ音波情報の抽出処理を行うもの
て′、合波用カプラ13−1から出力される光パルスの
位相検出を行うための補償器21と、補償器21の出力
を電気信号に変換する光検出器22とで構成されている
。ここで、補償器21は、入力された光パルスを2つに
分波する分波器21−1と、分波器21−1の一方の出
力を遅延時間Tだけ遅延させる遅延コイル21−2と、
分波器21−1の他方の出力及び遅延コイル21−2の
出力を合波する合波器21−3とで構成されている。
さらに、この光音響センサシステムには、信号処理手段
20からの出力に基づき音波信号Sの音圧を算出して音
波情報の検知処理等を行うセンサ出力処理部23が接続
されている。
次に、この光音響センナシステムの動作を第3図を参照
しつつ説明する。ここで、第3図は、第2図中の補償器
におけるダブルパルス化を説明するための図て゛ある、 レーザ1から出力された入力光パルスLは分波用カプラ
11−1て′2出力にパワー分割されて光パルスLRI
及びLSlに分波される。一方の光パルスLRIは、合
波用カプラ13−1を介して直ちに信号処理手段20に
入力され、他方の光パルスLS1は、センシングコイル
12−1に送られる。この時、センシングコイル12−
1に音波信号Sが印加されていると、その音波信号Sに
応じた位相変化カ光ハルスLS1に発生する。この光パ
ルスLS1は、遅延時間Tだけ遅れてセンシングコイル
12−1から出力され、さらに分波用カプラ11−2で
パワー分割されて光パルスLR2及びLS2に分波され
る。その一方の光パルスLR2は、合波用カプラ13−
2を通り、合波用カプラ13−1で遅延時間Tだけ遅れ
て光パルスLRIと合波されて信号処理手段20に入力
される。他方の光パルスLS2は、次段のセンシングコ
イル12−2へと次々に送られていく。
信号処理手段20/\入力さhfS光パルスLRI及び
LR2は、光パルスLRIに対して光パルスLR2が遅
延時間下だけ遅れて、それぞれ補償器21に入力される
。すると、光パルスLRI及びLR2は、それぞれ先ず
補償器21内の分波器21−1により2つに分波され、
次に分波された各々の一方に対して遅延コイル21−2
により遅延時間Tの遅延がかけられて、第3図に示すよ
うにそれぞれがダブルパルス化されて時間的型なりを発
生し、合波器21−3で合波されて干渉を生じる。その
合波器21−3の光出力は、光検出器22で電気信号に
変換されて光パルスLRIを参照光とし光パルスLR2
を信号光とした場合の参照光に対する信号光の位相変化
が検出される。その電気信号がセンサ出力処理部23へ
送出されると、センサ出力処理部23では、その電気信
号の示す検出結果に基づきセンシングコイル12−1に
印加された音波信号Sの音圧を算出し、その音波信号S
の持つ音波情報の検知処理を行う。
このようにして、従来の光;iセンザシステムでは、時
分割多重方式を用いて、それぞれ光パルスLR1,LR
2等を遅延時間Tfつずらして信号処理手段20に入力
させることにより、参照光に対して音波信号Sによる信
号光の位相変化を検出し、各センシングコイル12−1
.12−2等に印加された音波信号Sの持つ音波情報を
得ることかて′きる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成の光音響センサシステムでは、
次のような課題があった。
従来の光音響センサシステムでは、光音響センナ部10
において、音波信号Sによって位相変化が生じる信号光
の光パルスと参照光の光パルスは、部分的にではあるが
、別々の経路を通過する。例えば参照光の光パルスLR
Iは分波用カプラ11−1から合波用カプラ13−1を
通って信号処理手段20に入力されるのに対し、信号光
の光パルスLR2は、分波用カプラ11−1からセンシ
ングコイル12−1、分波用カプラ11−2、合波用カ
プラ13−2をそれぞれ通って合波用カプラ13−1を
介して信号処理手段20へ入力される。
このように、従来の光音響センサ部10ては、参照光と
信号光とが別経路を通るため、例えばセンシングコイル
12−1.12−2等及び伝送ケーブル上に音波信号以
外の外乱信号、例えば振動または温度変化による外乱が
加わった場合、参照光及び信号光には、音波信号Sによ
る位相変化に加えてその外乱による位相変化が発生して
しまう。
これにより、センサ出力処理部23で算出される背圧等
の音波情報の中に外乱の影響が雑音として現れ、この雑
音によって光音響センサシステムにおける音波信号(音
波情報)の最小検出限界が劣化してしまう。
本発明は、前記従来技術が持っていた課題として、音波
信号以外の外乱信号により外乱雑音が発生し対象となる
音波信号の最小検出限界が劣化してしまう点について解
決した光音響センサシステムを提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、前記BMAEhを解決するなめに、入力光の
光特性を音波信号に応じて変化させ時分割多重化して出
力する光音響センサ部と、前記光音響センサ部の出力に
基づき前記音波信号の持つ音波情報の抽出処理を行う信
号処理手段とを、備えた光音響センサシステムにおいて
、光音響−;ンサ部は、以下のように揚成さhる複数の
合分波用カプラ、複数の光合分波手段、複数の参照光用
センシングコイル、及び複数の信号光用センシングコイ
ルを設けて構成したものである。
前記複数の合分波用カプラは、前記入力光を入力側から
入力し該入力光を分波して該出力側へ出力し、かつ該出
力側から入力した参照光及び信号光を合波して入力側か
ら出力する合分波用カプラを一本の伝送ケーブルにより
複数段縦続接続して構成した。
前記複数の光合分波手段は、前記各合分波用カプラの出
力側がらの出力をそれぞれ入力側から入力して参照光及
び信号光に分波し該参照光及び信号光を出力側から出力
し、かつ該出力側から入力した参照光及び信号光を入力
側を介して前記各合分波用カプラの出力側へそれぞれ出
力するように各々を構成した。
前記複数の参照光用センシングコイルは、前記音波信号
に応じてそれぞれ振動し、前記各光合分技手段の出力側
からの参照光をそれぞれ入力し該参照光の光特性を変化
させて該出力側へ出力するようにそれぞれを構成してい
る。
前記複数の信号光用センシングコイルは、前記参照光用
センシングコイルに対して前記音波信号時に逆極性モー
ドで振動し該音波信号以外の外乱信号時に同極性モード
で振動して、前記各光合分波手段の出力側からの信号光
をそれぞれ入力し該信号光の光特性を変化させて該出力
側へ出力するようにそれぞれを構成したものである。
(作用) 本発明によれば、以上のように光音響センサシステムを
構成したので、前記複数の合分波用カプラは、前記入力
光を入力側から入力し、その入力光を分波して出力側へ
出力する。各合分波用カプラの出力側から出力された入
力光の一部は、前記−本の伝送ケーブルを介して各出力
側に接続された次段の合分波用カプラの入力側に入力さ
れる。
一方、その&数の合分波用カプラは、出力側から入力し
た参照光及び信号光を合波してその入力側から出力する
。その各合分波用カプラの入力側から出力された参照光
及び信号光は、それぞれの入力側に接続された次段の合
分波用カプラの出力側に入力され、さらにその参照光及
び信号光は、該次段の合分波用カプラの出力側に別個に
入力される信号光及び参照光と合波され、該次段の合分
波用カプラの入力側から出力される。この時、各信号光
及び参照光は、例えば各合分波用カプラ間の伝送ケーブ
ル上に遅延コイル等を設けることにより時分割多重化さ
れて該伝送ケーブルを各合分波用カプラの出力側から入
力側へ伝送され、その伝送ケーブルの最端の合分波用カ
プラを介してそれぞれ信号処理手段へ入力される。
前記複数の光合分波手段は、それぞれ前記各合分波用カ
プラで分波された入力光の他の一部をそれぞれ入力側か
ら入力しその入力光を参照光及び信号光にそれぞれ分波
してその出力側から出力する。一方、その複数の光合分
波手段は、それぞれ出力側から入力した参照光及び信号
光を合波して入力(則から出力する。この時、その参照
光及び゛信号光は、例えば一方に遅延ががげらZ−Lる
ことにより時分割で合波され、各光合分波手段の入力例
からそれぞれの合分波用カプララの出力側へ出力される
前記複数の参照光用センシングコイルは、それぞれ前記
音波信号が印加されるとその音圧等に応じて振動し、例
えば伸縮する。これにより、前記各光合分波手段の出力
側から出力され各参照光用センシングコイルに入力され
た参照先は、その伸縮等に応じて光特性例えば位相が変
化し、その後にそれぞれの光合分波手段の出力側に入力
される。
前記複数の信号光用センシングコイルは、それぞれ前記
音波信号が印加されると、その音圧等に応じて前記各参
照光用センシングコイルに対して逆極性モードで振動し
て例えば伸縮しその伸縮等が参照光用センシングコイル
と反転変位となる。
また、その複数の信号光用センシングコイルは、前記音
波信号以外の外乱信号、例えば振動及び温度変化等に基
づく信号が印加されると、前記各委照光用でンシングコ
イルに対して同一極性モードて′振動して例えば伸縮し
、その伸縮等が参照光用センシングコイルと同一変位と
なる。二)1により、参照光及び信号光は、音波信号の
場合には誘起さ1−する位相変化の極性が反転し、外乱
信号の場合には誘起される位相変化の極性が同一となる
従って、前記課題を解決できるのである。
(実施例) 第1図は、本発明の実施例を示す光音響センサシステム
の概略の構成図、第4図は、第1図中の単位センサの概
略の部分構成図である。
この光音響センサシステムは、光音響センサを用いた反
射型の多重化構造を成し、第2図の光音響センサシステ
ムと同様のレーザ1、信号処理手段20、及びセンサ出
力処理部23を有し、レーザlと信号処理手段20の間
には、本実施例の特徴て′ある光音響センサ部30が設
けられている。
この光音響センサ部30は、レーザ1がら出力される入
力光パルスLに基づき音波信号Sに応じた光特性の変化
を得るなめのしのて゛あり、複数の合分波用カプラ31
 1.31 2等を有している。
合分波用カブラ31 1.31 2等は、光ファイバ等
の一本の伝送ケーブル32により縦続接続され、それぞ
れが可逆性を持つ入力側及び出力側を有し、それぞれ入
力側から入力光パルスLを入力しその入力光パルスLを
分波して出力側から出力すると共に、出力側から参照光
及び信号光を入力して入力側から出力する機能を有して
いる。
各合分波用カプラ31 1,31−2等には、それぞれ
単位センサ33−1.33−2等が接続されている。
単位センナ33−1及び33−2等は、それぞれ複数の
光合分波手段33−1a及び33 2a等と、複数の参
照光用センシングコイル33−1b及び33 2b等と
、複数の信号光用センシングコイル33 1c及び33
−2c等と、複数の遅延コイル33 1d及び33 2
d等とにより構成されている。
ここで、光合分波手段33−1.33−2等は、例えば
可逆性を有する合分波用カプラで構成され、それぞれ入
力側から合分波用カプラ311.31−2等の出力(i
からの出力を入力して、それぞれ光パルスである参照光
Lrl及び信号光Lsl、参照光Lr2及び信号光Ls
2等に分波して出力側から出力すると共に、それぞれ出
力側から入力した参照光及び信号光を合波して入力側か
ら出力するものである。
参照光用センシングコイル33  lb及び信号光用セ
ンシッグコイル33−1c、参照光用センシングコイル
33−2b及び信号光用センシングコイル33−2c等
は、それぞれ例えば第4図に示すように構成されており
、円筒形状等の架台41の両端に円板状の振動板42.
43がそれぞれ対向して取り付けられ、例えば振動板4
2の外側面及び振動板43の内側面にそれぞれの参照光
用センシングコイル33  lb等及び信号光用センシ
ングコイル33 1c等が接着剤等により円形状に固定
さi−tでいる。
遅延コイル33 1d、3B  2d等は、例えば信号
光Lsl、Ls2等に対して遅延時間T/4だけ遅延さ
せる機能を有している。
さらに、光音響センサ部30には、伝送ケーブル32に
おける各合分波用カブラ31−1.31−2等の間に遅
延コイル34−1.34−2等が設けられている。この
遅延コイル34−1.34−2等は、システムにおける
光信号の時分割多重伝送を実現するために、例えばそれ
ぞれを通過する光に対して所定の遅延時間だけ遅延させ
る機能を有している。
また、第1図の信号処理手段20では、遅延コイル21
−2の遅延時間をT/2に設定している。
次に、この光音響センサシステムの動作を第5図を用い
て説明する。ここで、第5図は、第1図中の補償器にお
けるダブルパルス化を説明するための図である。
レーザ1から出力された入力光パルスLが合分波用カプ
ラ31−1の入力1則に入力されると、その入力光パル
スLは、合分波用カプラ31−1て′2分割されてその
出力側から出力される。その−方が伝送ケーブル32を
通って遅延コイル34−1で遅延した後に合分波用カプ
ラ31−2の入力側に入力され、合分波用カプララ31
−2によりさらに2分割されてその出力側から出力され
、さらにその一方が伝送ケーブル32を通り遅延コイル
34−2を経由して次段の合分波用カプラへと送られて
いく。
合分波用カプラ31−1及び合分波用カプラ31−2で
分割された入力光パルスLの他方は、それぞれ光合分波
手段33 1a、33−2aの入力側に入力される。す
ると、各光合分波手段331a、3B  2aでは、入
力側からの入力を分波しそれぞれ参照光Lrl及び信号
光Lsl、参照光Lr2及び信号光Ls2を各々の出力
側から出力する。
光合分波手段33−1aの出力側から出力された参照光
Lrlは、参照光用センシングコイル33−1bに入力
されそのコイル中を通過して先端で・反射され再び光合
分波手段33 1aの出力側に入力される。また、信号
光Lsiは、遅延コ・イル33 1d″C″T/4だけ
遅延した後信号光用(ンシングコイル33−1cに入力
されそのコイノ1中を通過して先端で反射され再び遅延
コイル3=−1d″c′T/4だけ遅延した後参照光L
rlに文してT/2だけ遅延して光合分波手段33−1
2の出力側に入力されて合波される。
同様にして、光合分波手段33 2aから出)された参
照光Lr2は参照光用センシングコイル3B−2bを通
って、信号光Ls2は遅延コイル33−2d及び信号光
用センシングコイル33−20を通って、それぞれ光合
分波手段33−2aの出力側に入力され、参照光Lr2
に対して信月光Ls2がT/2だけ遅延して合波される
参照光Lrl及び信号光Lslがそれぞれ会所光用セン
シングコイル33  lb及び信号光用センシングコイ
ル3B−1cを通過している時や、参照光L r 2及
び信号光Ls2がそれぞれ参照光用センシンZ“コ、イ
ル33−2b″fiび信号光用センシングコイIv33
 2Cを通過している時に、それぞれのコイルに対して
各音波イス号Sが印加されると、参照光L1−1及び信
号光Lsl、参照光Lr2及び信号光Ls2には、以下
のようにしてその音波信号Sの音圧等に応じた位相変化
が生じる。
即ち、第4図の単位センサの構造において、外部からの
音波信号Sの音圧が印加されると、例えば音圧の圧縮時
には、振動板42.43はそれぞれ内側に圧縮され、参
照光用センシングコイル33−1bは縮み、信号光用セ
ンシングコイル33−1cは伸び、また、音圧の非圧縮
(減圧)時には、振動板42.43はそれぞれ外側に膨
らみ、参照光用センシングコイル33−bは伸び、信号
光用センシングコイル33 1cは縮む。このように参
照光用センシングコイル33−1b及び信号光用センシ
ングコイル33−1cば、音波信号Sによって逆極性モ
ードで振動し伸縮する。
このため、それぞれのコイルを通過する参照光Lrl及
び信号光Lslでは、位相変化が誘起されるが、それぞ
れの位相変化の極性が反転する。
これは、参照光用センシングコイル33 2b及び信号
光用センシングコイル33 2cにおける参照光Lr2
及び信号光Ls2についてら同様である。
ところが、例えば参照光用センシングコイル33−1b
及び参照光用センシングコイル33−ICに対して、音
波信号以外の外乱信号(振動及び温度変化等に基づく信
号等)、例えば上下振動の外乱が加わった場合、振動板
42.43は同一モード(コモンモード)て′振動する
ため、参照光用センシングコイル33−1b及び信号光
用センシングコイル33 1cは、それぞれ同極性モー
ドて′振動して伸縮する。このため、それぞれのコイル
を通過する参照光Lrl及び信号光Lslでは。
位相変化が誘起されるが、それぞれの位相変化の極性は
同一となる。こl′Lは、参照光用センシングコイlし
3B−2b及乙ζ1言号光用センシングコイル33−2
cにδげる参照光L1−2及び信号光Ls2についても
同様である7 このようにして音波信号や外乱19号により位相変化が
誘起された参照光り、]−1及び信号光Lsl、参照光
Lr2及び信号光り、、s2は、それぞれ光合分波手段
33−1a、33−2aを介して合分波用カプララ31
1.31−2の出力側にそれそ′れ入力される。
合分波用カプラ31−1に入力された参照光Lr1及び
信号光Lslは、参照光L1−1に対して信号光Lsl
が遅延時間T/2だけ遅れて合分波用カプラ31−1の
出力側を介して信号処理手段20に入力される。一方、
合分波用カプラ31−2に入力された参照光Lr2及び
信号光Ls2は、参照光Lr2に対して信号光Ls2が
遅延時間T/′2だげ遅れて合分波用カプラ31−2の
出力側を介して合分波用カプラ31−1の入力側に入力
され、遅延コイル34−1の遅延時間の2倍分だけ遅れ
て合分波用カプラ31−1で参照光Lrl及び信号光L
slと合波されて合分波用カプラ31−1の入力側を介
して信号処理手段20に入力される。
このようにしてに号処理手段20に入力された参照光L
rL及び信号光LsLこ、参照光Lr2及び信号光Ls
2は、先ず補償器21の分波器21−1で2分割され、
2分割された一方にT/2の遅延がかけられて第5図に
例示するように参照光Lrlと信号光Ls1.参照光L
r2と信号光Ls2のそれぞれに時間的型なりが発生し
た後、それぞれが合波器21−3で合波されて干渉作用
を起こす。その合波器21−3の出力は、光検出器22
で電気信号に変換される。これにより、参照光Lrl及
び信号光Lslの位相変化や、参照光Lr2及び信号光
Ls2の位相変化がそれぞれ検出され、その検出結果に
基づきセンサ出力処理部23は、参照光用センシングコ
イル33−1b及び信号光用センシングコイル33 1
c、参照光用センシングコイル33 2b及び信号光用
センシングコイル3B  2cに印加された各音波信号
Sの音圧等を算出し、その各音波信号Sの持つ音波情報
の検知処理を行う。
本実施例では、次のような利点を有している。
(A>本実施例て゛は、参照光用センシングコイル及び
信号光用でンシングコイルに基づく単位センサ3B1.
33−2等の構造を、通常の信号光用及び参照光用のセ
ンシングコイルの両方に音波信号が印加され、かつ音波
信号により各参照光及び信号光に誘起される位相変化の
極性が反転するようなセンサ構造とした。そのため、信
号処理手段20での参照光及び信号光の干渉時に位相が
2倍となり、センサ出力処理部23での音圧換算値も2
倍と高くなり、音圧感度が2倍となる。
(B)さらに、その単位センサ33−1.33−2等の
構造により、振動等の外乱に対して、それぞれペアとな
る参照光用及び信号光用のセンシングコイルが同一変位
(コモンモード)となるため、外乱による参照光と信号
光の位相変化は同一極性となり、干渉時にその位相変化
がキャンセルされ、結果的に外乱の影響がキャンセルさ
れて、振動等による妨害雑音等の除去を図れる。
(C)本実施例の光音響センサシステムは、反射型構造
であり、光音響センサ部30において各単位センサ間の
光伝送を担う伝送ケーブル32は一本としたのて゛、参
照光及び信号光とも同−伝送島を通過させることかて゛
きるため、該通過時の外乱信号による伝送ケーブル32
の振動等がコモンモードとなるようにすることができ、
伝送路で発生する外乱の影響のキャンセルが可能となる
なお、本発明は、図示の実施例に限定されず、種々の変
形が可能である。その変形例としては、例えば次のよう
なものが挙げられる。
(I)第1図の光音響センサシステムは、レーザ1、信
号処理手段20、センサ出力処理部23、及び光音響セ
ンサ部30の構成の変更や、他の構成の付加などを適宜
行うことができる。
例えば光合分波手段3B−1a、33−2a等は、そ?
1ぞれ合分波用カプラ31−4.31−2等と一緒に設
けるようにしてもよい。また、単位センサ33 1,3
3 2等は、例示した構成に何等限定されるものではな
く、例えば段数及び構造などを用途等乙こ応じて適宜変
更することが可能である。さらに、遅延コイル33 1
d、34−2Ci等や、遅延コイル34−1.342等
の構成及び設置箇所等の変形が可能である。
(II)上記実施例で例示した動作説明は、−例を示し
たものであり、構成の変形等に応じて適宜変更が可能で
ある。
(III)本発明の光音響センサシステムは、ンーナシ
ステム等に限らず音波信号の持つ音波情報を抽出・検知
などするための種々のシステムに対して幅広く適用が可
能である。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、前記光音
響センサシステムは、前記光音響センサ部を前記複数の
合分波用カプラ、複数の光合分波手段、複数の参照光用
センシングコイル、及び複数の信号光用センシングコイ
ルを設けて構成した。
そのため、前記光音響センサシステムて゛は、参照光及
び信号光に対して同一モード(コモンモード)て′振動
等による外乱信号が加わるようなセンサ構造にでき、か
つ各光合分波=r段及び信号処理手段間で参照光及び信
号光が同一経路を通過し該経路上に加わる外乱について
もコモンモードとなるようなシステム構造にできる。
よって、各参照光用センシングコイル及び信号光用セン
シングコイルや、伝送ケーブル等の伝達路上などに加わ
る外乱信号による影響を除去でき対象とする音波信号の
最小検出限界を向上させることができる。さらには、音
波信号に応じて会所光及び信号光に誘起される位相変化
の極性を反戦させることができ、音波信号の持つ音波情
報の抽出感度を高めることができる。
従って、本発明の光音響センサシステムでは、各参照光
用及び信号光用センシングコイルや、伝送ケーブル上へ
加わる外乱信号等による影響を大幅に軽減でき、複数チ
ャネル及びチャネル数の多いシステムにおいても効果的
に音波信号の持つ音波情報の抽出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す光音響センサシステムの
概略の構成図、第2図は従来の光音響センサシステムの
一構成例を示す概略の構成図、第3図は第2図中の補償
器におけるダブルパルス化を説明するための図、第4図
は第1図中の単位センサの概略の部分構成図、第5図は
第1図中の補償器におけるダブルパルス化を説明するた
めの図である。 20・・・信号処理手段、30・・・光音響センザ部、
311.31−2・・・合分波用カプラ、32・・・伝
送ケーブル、33−1.33−2・・・単位センサ、3
3−1a、33 2a・・・光合分波手段、33−1b
、332b・・・参照光用センシングコイル、33−1
c、33 2c・・・信号光用センシングコイル、L・
・・入力光パルス、Lrl、Lr2・・・参照光、Ls
l、Ls2・・・信号光。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 入力光の光特性を音波信号に応じて変化させ時分割多重
    化して出力する光音響センサ部と、前記光音響センサ部
    の出力に基づき前記音波信号の持つ音波情報の抽出処理
    を行う信号処理手段とを、備えた光音響センサシステム
    において、 前記入力光を入力側から入力し該入力光を分波して出力
    側へ出力し、かつ該出力側から入力した参照光及び信号
    光を合波して該入力側から出力する合分波用カプラを一
    本の伝送ケーブルにより複数段縦続接続し、 前記各合分波用カプラの出力側からの出力をそれぞれ入
    力側から入力して参照光及び信号光に分波し該参照光及
    び信号光を出力側から出力し、かつ該出力側から入力し
    た参照光及び信号光を入力側を介して前記各合分波用カ
    プラの出力側へそれぞれ出力する複数の光合分波手段と
    、 前記音波信号に応じてそれぞれ振動し、前記各光合分波
    手段の出力側からの参照光をそれぞれ入力し該参照光の
    光特性を変化させて該出力側へ出力する複数の参照光用
    センシングコイルと、前記参照光用センシングコイルに
    対して前記音波信号時に逆極性モードで振動し該音波信
    号以外の外乱信号時に同極性モードで振動して、前記各
    光合分波手段の出力側からの信号光をそれぞれ入力し該
    信号光の光特性を変化させて該出力側へ出力する複数の
    信号光用センシングコイルとを、設けたことを特徴とす
    る光音響センサシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11110673A (ja) * 1997-07-31 1999-04-23 Litton Syst Inc 非音響型光圧力センサーまたは非音響型光圧力センサーのtdm(時分割多重送信)アレイを用いた圧力計測装置とその方法

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JPH11110673A (ja) * 1997-07-31 1999-04-23 Litton Syst Inc 非音響型光圧力センサーまたは非音響型光圧力センサーのtdm(時分割多重送信)アレイを用いた圧力計測装置とその方法

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