JPH04151463A - 冷凍サイクル制御装置 - Google Patents

冷凍サイクル制御装置

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JPH04151463A
JPH04151463A JP27464490A JP27464490A JPH04151463A JP H04151463 A JPH04151463 A JP H04151463A JP 27464490 A JP27464490 A JP 27464490A JP 27464490 A JP27464490 A JP 27464490A JP H04151463 A JPH04151463 A JP H04151463A
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JP
Japan
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refrigerant
evaporation temperature
expansion valve
capacity
refrigeration cycle
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JP27464490A
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English (en)
Inventor
Yukiyasu Ueno
之靖 上野
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/21Refrigerant outlet evaporator temperature

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一脹り貝的 [産業上の利用分野] 本発明(表冷凍サイクルの制御装置に関し、特に2人力
2出力系制御対象内の相互干渉を緩和する制御装置に関
する。
[従来の技術] 一般的1ミ 自動車用空気調和装置(以下「エアコン」
と略す)等に(表可変能力圧縮機、凝縮器、可変開度膨
張弁及び蒸発器を備えた冷凍サイクル装置が用いられて
いる。この装置(よ可変能力圧縮機、凝縮器、可変開度
膨張弁及び蒸発器の順序で、冷媒を循環させて室内空気
と蒸発器とで熱交換を行い、室内を冷却する。
この様な装置(よ室内の温度(あるいは湿度も)を快適
な状態に維持するため1:、室内の温度(湿度)状態に
応じて、冷媒の蒸発温度や過熱度を効率的に制御してい
る。冷媒の蒸発温度や過熱度(よ圧縮機の能力(回転速
度、圧縮機容量等)および膨張弁の開度を調節すること
によって行われている。
しかし、圧縮機の能力および膨張弁の開度(表それぞれ
独自に冷媒の蒸発温度および過熱度に影響し相互に干渉
してしまう。従って、冷媒蒸発温度および過熱度を各々
所望の状態に制御しようとしても、圧縮機の能力で冷媒
蒸発温度を単独に制御し、膨張弁の開度で過熱度を単独
に制御するシステムでは所望の冷媒蒸発温度および過熱
度へ迅速に収束させることは困難であった この問題を解決するための一つの技術として、膨張弁の
開度および圧縮機の能力を、無干渉回路を介して算出す
るものがある(特開昭63−29155号公報)。
この無干渉回路における相互干渉補償要素を求める手法
は一般的に良く知られているものである。
即ち、2人力2出力系の場合、制御対象の伝達関数を2
行2列の行列GD(S)で表し、2行2列の相互干渉補
償要素G。(S)を適当に選んで、見かけ上の制御対象
G (s)、即ち G (s) =G、 (s) −G、 (s)  −(
1)をなるべく対角行列に近づけようとする手法である
しかし、上記条件から求められる相互干渉補償要素G0
(s)は相当に複雑になるのが普通であり、実際に適用
すると制御が遅延する恐れがある。このため、G、(0
)が正則行列であればGo(s)として、 定数行列G。(s)二GI、(の刊 ・・・(2)を選
択することが提案されている。
このとき明らか1ミ G(0)二G、 (0)−Gc(0) = 1、、−(
3)であるから、5=O(ダイナミクス要因を除外した
状態)で相互干渉は存在しない。しかも相互干渉補償要
素G0(s)は定数であるので、膨張弁および圧縮機へ
の各操作量が、目標値と実測値との偏差から算出される
2つの算土値(例え(戴 疑似操作量)に対して定数を
乗することで求めら札制御の複雑さが解消される。
従って、上記手法により求めた定数行列である相互干渉
補償要素G、(s)を、実際の冷凍サイクルに適用する
と、圧縮機の能力で冷媒蒸発温度を単独に制御し、膨張
弁の開度で過熱度を単独に制御するシステムよりも急速
に蒸発温度も過熱度も目標値に収束し、その結果として
室温やエアコンの吹出温度等も所望の状態に迅速に到達
する。
[発明が解決しようとする課題] 上述の冷凍サイクル装置で冷房能力を低下させる場合、
圧縮機能力と膨張弁開度とは補償要素(第2要素)の作
用により、急速に減少方向に駆動される。
しかし、この場合、後述するメカニズムにより、膨張弁
上流の配管内の液冷媒に気泡が発生し易くなる。気泡が
発生した場合、膨張弁開度相当の冷媒流量(重量)が達
成できなくなる。この結果、蒸発器における冷媒量が不
足して、過熱度の長時間上昇を招き、エアコンからの吹
出温度を大幅に上昇させる結果となり、乗員に不快感E
与えた。
本発明は 気泡の発生ε抑制することにより上記問題点
色解決すること左目的としてなされたものである。
聚服辺講欲[課題を解決するための手段]上記問題を解
決するためになされた本発明の冷凍サイクル制御装置1
よ 第1図に例示するように、可変能力圧縮機、凝縮器
、可変開度膨張弁及び蒸発器を冷媒の流れに沿って順に
配備した冷凍すイクルの制御装置であって、 上記蒸発器における冷媒の蒸発温度に関連した蒸発温度
関連物理量を検出する蒸発温度関連物理量検出手段と、 上記蒸発器により発生する冷媒蒸気の過熱度に関連した
過熱度関連物理量を検出する過熱度関連物理量検圧手段
と、 上記冷凍サイクルの冷房能力の切り替えを指示する能力
切替指示手段と、 上記冷房能力の切り替え指示に応じて上記蒸発温度関連
物理量の目標値を設定する目標設定手段と、 上記蒸発温度関連物理量とその目標値との偏差に基づい
て第1算出量を算出する第]算土手段と、上記過熱度関
連物理量とその目標値との偏差に基づいて第2算呂量を
算出する第2算出手段と、能力関係操作量を算出するた
めに第]算呂量に乗算される第1要素と、開度関係操作
量を算出するために第]算呂量に乗算される第2要素お
よび第2算出量に乗算される第3要素とを備えた相互干
渉補償要素を用いることにより、上記第1算出量と上記
第2算出量とからなる入力から、可変能力圧縮機の能力
関係操作量と可変開度膨張弁の開度関係操作量とを出力
する補償手段と、上記冷凍サイクルの運転条件に基づき
、所定範囲を越える冷房能力の低下があることを判定す
ると、第2要素の値を切り替えることにより、可変開度
膨張弁の閉じ側への駆動を抑制する第2要素切換手段と
、 を備えることを特徴とする。
[作用] 本発明において(友相互干渉補償要素(良能力関係操作
量を算出するために、第1算出量に乗算される第1要素
と、開度関係操作量を算出するため1ミ第]算呂量に乗
算される第2要素および第2算出量に乗算される第3要
素とを備えている。
この内、第2要素は蒸発温度に関連する第1算出量に乗
算さね 開度関係操作量を算出する。蒸発温度に関連す
る第1算出量は運転条件の変化に対して第2算出量より
も連応性がある。
このため、所定範囲を越える冷房能力の低下時に、第2
要素がそのままで(よ第2要素の作用により急速に膨張
弁が閉じ側に駆動される。その結果、圧縮機への冷媒の
流量が急速に低下する。この流量の急低下に伴い、圧縮
機の吐土圧の急低下を招き、膨張弁上流の高圧側の圧力
が急低下する。
その結果、冷媒の沸点も急降下する。
しかし、配管の熱容量等の要因で、沸点の急降下程に(
表冷媒温度は低下していないと考えらねこのために冷媒
中に気泡が発生し易くなる。気泡が発生した場合には膨
張弁がその時の開度相当の冷媒量を流せなくな吠蒸発器
での過熱度が高まり吹出温度を上昇させてしまう。
そこで、そのような運転条件になった場合1ミ第2要素
が膨張弁の急速な閉じ側への駆動要因とならないよう1
:、即ち、閉じ側の駆動を抑制するよう(ミ第2要素の
値を切り替える。
このよう(ミ気、泡が発生し易い冷房能力低下時には膨
張弁の閉じ側への迅速な駆動制御がなされないようにし
ている。このことにより、圧縮機側への冷媒の流量を確
保し、圧縮機の吐土圧の急低下を防止できるので、気泡
の発生が抑制される。
従って、過熱度の長時間上昇を防止して、吹出温度の上
昇を防止できる。
[実施例] 次に本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。第2図は一実施例としての自動車用エアコン及び
その制御装置を示す。
本冷凍サイクル(表可変容量圧縮機1、凝縮器3、レシ
ーバ5、可変開度膨張弁7、及び蒸発器9から構成され
ている。これらの機能は一般的なものであり、構成も公
知であるので、それ自身の説明は省略する。特に上記可
変容量正縮機](友特開昭61−85219号にも示さ
れているものであり、電子制御回路25がらの操作信号
により、その圧縮機容量を調節して冷媒の圧縮量を制御
している。また可変開度膨張弁7は電磁弁がらなり、電
子制御回路25がらの操作信号により弁開度を調節して
冷媒流量を制御している。
蒸発器9に1表室内空気と蒸発器9内の冷媒とを熱交換
させるためのプロアファン11が設けられている。この
吹き出し量の調節(よ運転室のダツシュボードに備えら
れた操作パネル13の室温設定や風量設定のスイッチ群
を運転者等が操作することによりなさね、プロアモータ
llaの回転速度の変更により実現される。
可変容量圧縮機1の入力軸1al:I;J、、電磁クラ
ッチ15が設けらね この電磁クラッチ15を介して、
自動車用エンジン17からの駆動圧力が伝達される。ま
た凝縮器3はエンジンクーリングファン]9により冷却
されている。
上記操作パネル13の設定信号SW、蒸発器9出口近傍
の温度センサ2]からの冷媒温度TS信号および圧力セ
ンサ23からの冷媒圧力PR信号(よ マイクロコンピ
ュータとして構成されている電子制御回路25に入力さ
れる。電子制御回路25(よ備えられた入力回路25a
にて各信号をデジタル信号に変換して入力し、CPU、
ROM。
RAM及びクロックを備えた論理演算回路25bにて所
定の処理をし、その結果に対応する必要な指令乞、備え
られた出力回路25cから所定の信号として出力し、電
磁クラッチ15のオン・オフ、容量調節用電磁弁27お
よび可変開度膨張弁7の開度を制御する。
次に電子制御回路25が実行する処理を第3図のフロー
チャートに基づいて説明する。この処理はプログラムと
して論理演算回路25bのROM中に記憶されている。
図示しないキースイッチのオン操作により処理が開始さ
れると、まず、各種フラグ・変数・定数の初期設定、あ
るいは電磁クラッチ15、容量調節用電磁弁27および
可変開度膨張弁7の初期状態が設定される(ステップ1
00)。
次に制御周期に至ったか否かが判定される(ステップ]
]0)。予め設定された所定周期に至っていなければ否
定判定されて待機状態となる。所定周期に至ると肯定判
定されて、次に操作パネル13の設定信号SWに基づき
、目標冷媒蒸発温度TPOの変更指示があったか否かが
判定される(ステップ]20)。本実施例では第4図に
示すごとく、操作パネル13にて、風量設定の切替指示
をしたり、室温設定の切替指示をしたりした場合1ミ 
目標冷媒蒸発温度TR○の変更指示が有ったものとされ
る。目標冷媒蒸発温度TPOの変更指示は冷凍サイクル
における冷房能力切替の指示の一つに該当する。勿論、
冷房能力の切替(よ操作パネル]3による手動操作ばか
りでなく、冷凍サイクルの環境の変化によっても自動的
になされる。
ステップ120で目標冷媒蒸発温度TPOの変更があっ
たと判定されれ(ヱ既に設定されている目標冷媒蒸発温
度TR○が設定信号SWに応じた値に新たに設定される
(ステップ]30)。例え11  室温が新たに設定さ
れた場合に(よ その新たな設定室温から、第4図に示
す設定室温、目標冷媒蒸発温度TR○、およびプロア風
量の関係マツプに基づき、目標冷媒蒸発温度TPOが求
められ設定される。このマツプはROM中に記憶されて
いる。勿論、マツプの替わり1:、その関係を示す演算
式をROM中に記憶設定しておき計算にて目標冷媒蒸発
温度TPOを求めてもよい。
目標過熱度SHOは通常、好ましい過熱度(例えば10
℃)が存在するので、室温設定を切り替えたり風量設定
を切り替えたりしても変更しない。
勿論、必要があれば設定信号SWに応じて目標過熱度S
HOを変更してもかまわない。
尚、ステップ]30で(よ上述のごとく目標値を変更す
ることに加えて、後述するPID制御のゲインを状況に
応じて変更しても良い。
次に温度センサ21から冷媒温度TSが、圧力センサ2
3から冷媒圧力PRが読み込まれる(ステップ]40)
。次に、純粋物質では圧力が決定すれば飽和温度が求め
られるので、この冷媒圧力PRの値から冷媒の蒸発温度
TRを求める(ステップ145)。次に冷媒温度TSか
ら蒸発温度TRを差し引いて、蒸発器9の出口での冷媒
蒸気の過熱度SH(:TS−TR)を求める(ステップ
]50)。
次(ミ冷媒蒸発温度TRと目標冷媒蒸発温度TROとの
偏差7丁、および過熱度SHと目標過熱度SHOとの偏
差/Sが算呂される(ステップ]60)。次に、PID
計算により、偏差7丁に基づいて第1疑似操作量Xが算
出さね偏差/Sに基づいて第2疑似操作量Yが算出され
る(ステップ]70)。PID計算は良く知られた手法
であるので詳細な説明は省略するが、例えばPID制御
のベロシティフオームの例として、次式のごとくにして
各疑似操作量を求める。勿鬼 ポジションフオームのP
ID制御でもよい。またP制弧P1制弧 あるいはPD
副制御も、更に最適レギュレータ等の現代制御でも良い
Vn=Vn−++Kp ((En En−+)+(,6
t/T、) E。
+(Ta/a t)  (E、  2 E、−1十E、
−2) )■n二次の疑似操作量 V、−、:lサンプリング前の疑似操作量に、:比例ゲ
イン(ただし、以下の記述で蒸発温度制御用の比例ゲイ
ンをKl、過熱度制御用の比例ゲインをに2とする。) At:サンプリングタイム T1:積分時間 T、:微分時間 Eo:現在の偏差 E、、、:1サンプリング前の偏差 E、−2:2サンプリング前の偏差 次1:、切替スイッチフラグFSWがセットされている
か否かが判定される(ステップ]80)。
切替スイッチフラグFSW[表 第5図で示すソフト上
の切替スイッチSSWのオン・オフを設定するものであ
る。第5図については後述する。
次1:、この切替スイッチフラグFSWがセットされて
いれ(f−、ステップ160にて算出された冷媒蒸発温
度の偏差、J T h< T ON以下か否かが判定さ
れる(ステップ]90)。切替スイッチフラグFSWが
セットされていなければ、偏差/TがTOFF以上か否
かが判定される(ステップ200)。このT ON、 
T OFFの値陳第6図に示すごとく設定されており、
ヒステリシスをもって上記切替スイッチSSWのオン・
オフを設定する基準値である。
上記両ステップ190,200にて否定判定されれ(L
次に、弁開度操作量θaおよび圧縮機容量操作量Daが
、次式(4)、  (5)にて算出される(ステップ2
]0)。
D a =X ・b 11(0)+ Y−b 12(0
)       −(4)θa=X−b21(0)十Y
−b22(0)十〇offset  −(5)ここで、
 bll(の、  b21(の、  b12(の、  
b22(0)は定数(補償要素)である。このbll(
の、  b21(の、  b12(の、  b22(0
)[友 次のように求められたものである。
前述の式(2)  [Go(s) =G、 (0)−’
]におけるG、(S)[ただし、s=0]およびG、(
0)を、具体的に行列式で示すと次式(6)、  (7
)のごとくに表される。尚、次式(6)、  (7)に
対応するブロック線図が第5図である。
従って、式(2)の関係(飄々式(8)のごとく表され
る。右辺のall(の、  a12(の、  a21(
の。
a 22(0)はすべて定数である。
・・・(8) この式から当然に補償要素b11(の、  b12(の
、b21(の、  b22(0)f;t  a 11(
の、  a12(の、  a21(の。
a 22(0)の組合せにより、定数として求められる
尚、θoffsetについては後述する。
また制御系のトータルとしての比例(定数)ゲイン1i
PID制御の比例ゲインKl、に2と補償要素b11(
の、  b21(の、  b12(の、  b22(0
)との積により決定するので、比例ゲインKl、に2の
重みを変更すれ(′;L補償要素b11(の、  b2
1(0)の内のいずれか1つ、および補償要素b12(
の、  b22(0)のいずれか1つを、 「1」とし
て設定することができ、 「1」の場合[1X、Yとの
乗算を省略することが出来る。例え(L式(4)、  
(5)は次式(4)’ 、(5)’のように簡単化する
こともできる。
D a = X 十Y −b 12(0)’     
   −(4)’θa=X−b21(0)′十Y十〇o
ffset  =(5)’ただし、弁開度操作量θaの
算出式(5)。
(5)’li 切替スイッチフラグFSWがリセット、
即ち切替スイッチSSWがオンされている場合に適用さ
れる算出式である。切替スイッチフラグFSWがセット
即ち切替スイッチSSWがオフされている場合]上 式
(5)のかわりに、θa=Y−b22(0)十〇off
set   =(5a)式(5)′のかわりに、 θa=Y十〇offset      =(5a)’が
用いられる。即ち、X −b 21 (0)またはX−
b21(0)′の項が削除される。  従って、式(5
)。
(5)′ に比較して、式(5a)、  (5a)’ 
(飄第1疑似操作量Xによる急速な弁開度操作量θaの
変化を生じない。
このようにして、各操作量θa、Daが設定されると、
次にその操作量が操作信号に変換されて容量調節用電磁
弁27および可変開度膨張弁7に出力される(ステップ
220)。
次1:、ステップ190,200にて肯定判定された場
合の処理について説明する。
上記ステップ190にて偏差/Th<TON以下と判定
されると、次に切替スイッチフラグFSWをリセットす
る(ステップ230)。次に、直前に切替スイッチフラ
グFSW=1であった場合に、上記式(5)で用いられ
るθoffsetが補正される(ステップ240)。
このooffsetl& 切替スイッチフラグFSWの
切替の際に急激に弁開度操作量θaが変動して制御にシ
ョックを生じるのを防止するために設定されるものであ
る。
即ち、ステップ]90にて肯定判定されて、FSW=1
からFSW=Oに切り替わった場合、ステップ2]0に
て(よ θa=Y−b22(0)十〇offset      
 −(5a)による弁開度操作量θaの算出処理から、
θa=X−b21(0)十Y−b22(0)十〇off
set  −(5)による算出処理に移行することにな
る。このため、rX −b 21(0)Jの項の付加に
よる急激な変動を伴う。従って、この変動によるショッ
クを防止するため(ミ ステップ240では次式(9)
のごとく、その時のr X −b 21(0)Jの値で
θoffsetを補正する。
θoffset=θoffset −X ・b 21(
0)  −−−(9)一方、ステップ200にて肯定判
定された場合に]よ切替スイッチフラグFSWをセット
(ステップ250)した後、その直前がFSW:Oであ
った場合はrX−b21(0)Jの項の除去に伴う急激
な変動を防止するために、次式(10)のようにθof
fsetが補正される(ステップ260)。
θoffset=ooffset+X−b21(0) 
 ・=  (10)こうして、ステップ210,220
の処理に移行し上述した処理を実行してステップ]]0
に戻り、以後、制御周期毎に繰り返す。
本実施例(山上述のごとく構成されているため、例え]
′L 操作パネル]3の室温設定や風量設定のスイッチ
群を運転者等が操作することにより、冷房能力を低下さ
せた場合に、次のような効果を生ずる。尚、この操作の
前後のタイミングチャートを第7図に示す。
即ち、第4図に示すごとく、設定室温をA点からB点に
変更し、かつブロア風量を「中」から「低」へ変更した
場合、目標冷媒蒸発温度TR○は変更されていないが、
冷凍サイクルの冷房能力は低下する。
このとき、プロアファン1]からの空気流量が減少する
(時刻10)ので、冷媒蒸発温度TRが低下しはじめる
。従って、目標冷媒蒸発温度TPOと冷媒蒸発温度TR
との偏差/Tが太きくなり、ATがT OFFを越える
(tl)。
第3図のフローチャートで(よ ステップ200にて肯
定判定さねう切替スイッチフラグFSWがセットされて
(ステップ250)、ステップ210の弁開度操作量θ
a算出処理で(友 式(5)の代わりに式(5a)が用
いられる。このため、急速に可変開度膨張弁7が閉じら
れることがないので、前述したメカニズムにより気泡の
発生が抑制される。過熱度SHは急速に下降しその後の
制御で振動するが、吹出温度や蒸発温度に大きな影響を
与えることはない。従って、全体として安定な制御がな
さ札吹出温度の不快な上昇が防止される。
一方、第8図に示すごとく、従来のように式(5)のみ
を用いている場合(上風量切替後の気泡の発生により液
冷媒の噴射量が不足し、−時、過熱度SHが大きく上昇
したまま準安定化し、吹出温度も大きく上昇してしまう
。このため、自動車の乗員に不快感を生じさる。
上記実施例にて(よ 第2要素の切り替えを「b21(
0)J と「0」 との2値間で切り替えていたが、r
b21(0)Jと「0」との間の値を設定しても良いし
、 rb21(0)J とは逆の符号の値を設定しても
よい。即ち、可変開度膨張弁7の閉じ側の駆動を抑制す
る値を適宜設定すればよLX。
上記実施例にて(よ補償要素としてbll(の、b21
(の、  b12(の、  b22(0)を用いたが、
この内、b12(0)は無くてもほとんど制御性に問題
は生じない。
従って、前記式(4)、  (5)IL 次のように簡
単化できる。
D a = X−b 11(0)          
−(11)θa =X−b21(0)+Y −b22(
0)十〇offset・・・(12) これに式(4)’、  (5)’の簡単化処理を導入す
ると、式(13)、  (14)のごとく更に簡単とな
り、制御演算負荷が低減できる。
Da=X              ・・・(13)
θa=X−b21(0)′ +Y 十〇offset・
−・(14) 本実施例で(よ運転条件の切り替えとして、操作者によ
る風量切り替えを例にとったが、従来のオートエアコン
のように目標吹出温度等に応じて自動的に風量を調節す
るものにも適用できる。例え(f−外気温度や日射量が
低下したことにより冷房能力を自動的に低下させる場合
、あるいは車室内温度、車室外温度、日射量等により設
定演算される必要吹出温度が低下したことにより自動的
に冷房能力を低下させる場合等に、第2要素を切り替え
てもよい。
第2要素の切り替えは、第2要素の有無の切り替えある
いは2段階の切り替えのみに限らず、例えば冷房能力の
低下の度合に応じた3段階以上の段階的な切り替えでも
よく、段階的でなく所定の勾配を持って無段階に切り替
えて行くものでもよい。
また、上記実施例の補償要素はすべて定数[bll(の
、  b21(の、  b12(の、  b22(0)
]  を用いたが、ダイナミクスを含んでもよい。
この場合、第2要素の切り替え(衣例え(L 第2要素
を1次遅れの要素とし、その時定数の変更により行って
もよい。
また、第2要素[b21(0)]の切り替え(友冷媒蒸
発温度偏差/Tに応じていた(ステップ190゜200
)が、直接、操作パネル13の設定に応じてもよく、あ
るいは第1疑似操作量Xに応じてもよい。また、オート
エアコンにおいては前述のごとく各種センサの信号に応
じてもよい。要するに冷房能力を低下しようとしている
か否かを判別できればよい。
本実施例で(表圧縮機]は吐土容量を変更できる可変容
量型であったが、容量は一定で回転速度を変化させるタ
イプのものでもよく、また吐土容量は変更せず圧縮率、
即ち吸入容量を変更してもよい。要するに可変能力圧縮
機として圧縮した冷媒の単位時間当りの吐土質量(ある
いは圧縮前の冷媒の単位時間当りの吸入質量)を変更で
きるものであればよい。
また、圧力センサ23を設けずとも、直接、冷媒蒸発温
度TRを蒸発器9から温度センサにより検出して、冷媒
の蒸発温度に関連する物理量として用いてもよい。この
他、蒸発器9通過直後の空気温度、吹出空気温度、ある
いは室温でも良い。
上記実施例で1上過熱度SHI上蒸発器980の冷媒温
度TSと冷媒蒸発温度TRとの差から求めたが、蒸発器
9の呂入口に各々冷媒温度センサを設けて、その冷媒温
度差から過熱度を求めても良い。
前記可変開度膨張弁7は開度が調節可能となっているが
、自身は固定開度の膨張弁として、その上流に別体に冷
媒流量調節用の制御弁を設け、両者の組合せを可変開度
膨張弁として駆動するようにしてもよい。
尚、本実施例で(よ冷凍サイクルの能力の切り替えを指
示する能力切替指示手段として、操作パネル13が該当
し、乗員による操作パネル]3の操作に応じて蒸発温度
の目標値が切り替えられていた。操作パネル]3以外の
能力切替指示手段として(上車室内外に設けられた温度
センサや日射量を測定する日射センサ2用いることが8
来る。
この様なセンサを用いて、例えIt  車室温度に応じ
て自動設定される風量、車室内外の各温度、日射量等の
空調環境に応じて適切な冷房能力が発揮されるよう1:
、蒸発温度の目標値を変更してもよい。
本実施例において、偏差の算出処理(ステップ160)
(!:PID計算処理(ステップ170)とが第1算出
手段および第2算土手段としての処理に該当し、弁開度
・容量操作量の算出処理(ステップ180)が補償手段
としての処理に該当する。
また実施例の第1疑似操作量Xが第1算出量1:。
第2疑似操作量Yが第2算出量1ミ bll(0)が第
1要素[Q  b21(0)が第2要素に、  b22
(0)が第3要素に対応する。従って、本実施例ではP
ID制御の比例ゲインKl、に2は第1算出量、第2算
出量に含まれている。しかし、第1算出量、第2算出量
に含めることなく、補償手段での計算でPID制御のゲ
インKl、に2をもたせてもよい。この場合11PID
制御は補償手段に含まれることになる。
■胆の効釆 本発明の冷凍サイクル制御装置(表 冷房能力が低下し
て、気泡が発生し易い運転条件になった場合1ミ相互干
渉補償要素の内の第2要素が膨張弁の急速な閉じ側への
駆動要因とならないよう1:。
第2要素の値を切り替えている。このことにより、気泡
の発生を抑制して、正常な熱交換を行うことができる。
従って、吹出温度も不快なものとなるのを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の内容を概念的に例示した基本的構成図
、第2図は本発明の一実施例を示すシステム構成概略系
統図、第3図はその電子制御回路にて実施される制御処
理のフローチャート 第4図は設定室温、目標冷媒蒸発
温度およびブロア風量の関係を示すマツプ図、第5図は
制御のブロック線図、第6図は蒸発温度偏差/Tと切替
スイッチSSWのオン・オフとの関係説明図、第7図は
本実施例の動作を示すタイミングチャート、第8図は従
来例の動作を示すタイミングチャートを表1・・・可変
能力圧縮機 7・・・可変開度膨張弁 1]a・・・ブロアモータ 21・・・温度センサ 25・・・電子制御回路 3・・・凝縮器 9・・・蒸発器 ]3・・・操作パネル 23・・・圧力センサ 27・・・容量調節用電磁弁

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可変能力圧縮機、凝縮器、可変開度膨張弁及び蒸発
    器を冷媒の流れに沿って順に配備した冷凍サイクルの制
    御装置であって、 上記蒸発器における冷媒の蒸発温度に関連した蒸発温度
    関連物理量を検出する蒸発温度関連物理量検出手段と、 上記蒸発器により発生する冷媒蒸気の過熱度に関連した
    過熱度関連物理量を検出する過熱度関連物理量検出手段
    と、 上記冷凍サイクルの冷房能力の切り替えを指示する能力
    切替指示手段と、 上記冷房能力の切り替え指示に応じて上記蒸発温度関連
    物理量の目標値を設定する目標設定手段と、 上記蒸発温度関連物理量とその目標値との偏差に基づい
    て第1算出量を算出する第1算出手段と、上記過熱度関
    連物理量とその目標値との偏差に基づいて第2算出量を
    算出する第2算出手段と、能力関係操作量を算出するた
    めに第1算出量に乗算される第1要素と、開度関係操作
    量を算出するために第1算出量に乗算される第2要素お
    よび第2算出量に乗算される第3要素とを備えた相互干
    渉補償要素を用いることにより、上記第1算出量と上記
    第2算出量とからなる入力から、可変能力圧縮機の能力
    関係操作量と可変開度膨張弁の開度関係操作量とを出力
    する補償手段と、 上記冷凍サイクルの運転条件に基づき、所定範囲を越え
    る冷房能力の低下があることを判定すると、第2要素の
    値を切り替えることにより、可変開度膨張弁の閉じ側へ
    の駆動を抑制する第2要素切換手段と、 を備えることを特徴とする冷凍サイクル制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014061129A1 (ja) * 2012-10-18 2014-04-24 ダイキン工業株式会社 空気調和装置

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