JPH04151211A - 注型成形機の注入口装置 - Google Patents

注型成形機の注入口装置

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JPH04151211A
JPH04151211A JP27731290A JP27731290A JPH04151211A JP H04151211 A JPH04151211 A JP H04151211A JP 27731290 A JP27731290 A JP 27731290A JP 27731290 A JP27731290 A JP 27731290A JP H04151211 A JPH04151211 A JP H04151211A
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resin
injection port
raw material
mold
cavity
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JP27731290A
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Tamotsu Nigorikawa
保 濁川
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IKETSUKUSU KOGYO KK
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IKETSUKUSU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、注型用の成形型の樹脂注入口部に取付けられ
る注入口装置に関する。
(従来の技術) 例えば、バスタブ等の大型の成形品を成形するための注
型成形機では、アクリル樹脂等の原料樹脂は成形型の下
部に設けた樹脂注入口からキャビティ内に注入され、こ
れに伴いキャビティ内の空気は成形型の上部に設けたオ
ーバーフロー口から排出される。
従来、原料樹脂の充填方法としては、成形型の樹脂注入
口にバルブ付の樹脂供給ホースを接続し、ポンプによっ
て原料樹脂を圧送すると共にバルブを開放して原料樹脂
を成形型内に注入し、原料樹脂が成形型のキャビティに
充満してオーバーフロー口から溢れ出たことを確認して
バルブを閉めるという手順をとることが一般的であった
。しかし、この方法では、オーバーフロー口から溢れ出
る原料樹脂によって成形型やその周辺が汚れるため掃除
に手間取り、また作業者は原料樹脂の注入の度にオーバ
ーフロー口から原料樹脂が溢れ出る瞬間を注視していな
くてはならない。このため、この種の注型成形機にあっ
ては、原料樹脂の溢出防止や注入作業の自動化等が強く
要望されていたのである。
かかる要望に応えんとする技術として、成形型の樹脂注
入口部に原料樹脂の自動遮断機能を持たせた口装置を取
付けるものが考えられている。これは、概略的には第1
5図に示すように、図示しない成形型のキャビティ内に
連なる連通路1を有した日本体2にその連通路1を開閉
できるように弁体3を移動可能に設けた構成で、その日
本体2に設けた連結口に樹脂供給ホース4を接続し、そ
の樹脂供給ホース4から原料樹脂をポンプで供給し、連
通路1を通してキャビティ内に流入させるようになって
いる。この構成で、成形型のキャビティ内に原料樹脂が
充満すると、充満した原料樹脂が弁体3を上方に押し上
げるようになって連通路1を閉鎖するため、原料樹脂の
供給が自動的に遮断されるのである。
(発明が解決しようとする課題) ところで、この種の成形機は、原料樹脂を硬化させるた
めに成形型は相当な高温度に維持されるため、成形型か
ら樹脂注入口部に取付けた口装置にも熱が伝わり、これ
が次第に成形型の温度に近付くことになる。
しかるに、上記構成では、たとえ弁体3によって原料樹
脂の遮断が確実に行われたとしても、その状態で日本体
2の連通路1内に原料樹脂が滞留するため、キャビティ
内の原料樹脂が硬化して製品の成形が完了した頃には、
自装置内に残留していた原料樹脂も硬化してしまう。こ
のため、その口装置は再使用ができなくなり、いわゆる
使い捨て形とせざるを得ず、これが成形コストを引き上
げる要因となっていた。
そこで、本発明の目的は、樹脂の注入口部に取付けた注
入口装置内の原料樹脂が硬化することを防止できて再使
用を可能にして成形コストの低廉化を図ることができる
注型成形機の注入口装置を提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明に係る注型成形機の注入口装置は、成形型のキャ
ビティ内に連なる連通路を有した注入口本体と、この注
入口本体に設けられ成形型内に注入される原料樹脂の供
給部と連通路とを連ねるための樹脂流入口と、注入口本
体に設けられ連通路内に送られた原料樹脂を流出させる
ための樹脂流出口と、注入口本体に設けられ樹脂流入口
から供給された原料樹脂を連通路を通してキャビティ内
に供給する状態と樹脂流出口から流出させる状態とに切
換えるバルブ部とを具備せる構成に特徴を有する。
(作用) 原料樹脂の注入時、バルブ部は樹脂流入口から供給され
た原料樹脂を連通路を通して成形型のキャビティ内に供
給する状態とされる。このため、供給部からの原料樹脂
は樹脂流入口及び連通路を通ってキャビティ内に順次供
給される。一方、原料樹脂がキャビティ内に充填された
後は、バルブ部は樹脂流入口から供給された原料樹脂が
樹脂流出口から流出される状態に切換えられるため、連
通路内に送られた原料樹脂はキャビティ側へは流れず、
樹脂流出口から流れ出すようになる。このため、注入口
装置の連通路内に原料樹脂は滞留せず、注入口装置が成
形型からの熱を受けてもその内部で原料樹脂が硬化する
ことはない。
(実施例) 以下本発明をバスタブの注型成形機に適用した第1実施
例について第1図ないし第6図を参照して説明する。
注型成形機の全体的構成は第6図に示す通りである。基
台11上に一対の門形の支柱12が立設され、各支柱1
2の上部には軸受13が夫々固定されている。両支柱1
2間には支持フレーム14が配置され、この支持フレー
ム14に突設した支軸15が前記軸受13に受けらると
共に支持フレーム14と支柱12との間に油圧シリンダ
16が設けられている。バスタブを注型によって成形す
るための成形型17は上記支持フレーム14に取付けら
れ、油圧シリンダ16を作動させることにより支持フレ
ーム14と一体に回転させることができる。
上記成形型17は下型18と上型19とからなり、両者
の型合わせ状態で内部にバスタブ成形用の電鋳型面から
なるキャビティ20(同図に破線で概略的に示す)が形
成される。このキャビティ20内には後述するようにし
て例えばアクリル樹脂の原料樹脂が注入されるようにな
っており、またその原料樹脂を加熱して硬化させるため
に例えば100℃程度に加熱するための加熱装置が成形
型17に内蔵されている。この成形型17のうち第6図
に示す状態で下端部に位置する部分には樹脂注入口部2
1が設けられ、上端部に位置する部分にはオーバーフロ
ーロ部22が設けられている。
両者の構造は同一であるので、樹脂注入口部21の構造
について述べるに、第6図に示すように下型18及び上
型19の型合せ部からは互いに対接状態となる2枚の合
せプレート23が延設されている。第1図に示すように
上型19側の合せプレート23には扇形の湯道凹部24
が陥没して形成されると共に、その湯道凹部24に連な
る貫通口25が貫通状態に形成され、湯道凹部24の周
囲にシール用ガスケット26が配置されている。上下両
型18.19を型合せすると、湯道凹部24が下型18
側の合せプレート23により蓋をされた状態になり、キ
ャビティ20内は湯道凹部24を介して前記貫通口25
にのみ連通する状態になる。
さて、上述のように構成されている樹脂注入口部21に
は本発明を具体化した注入口袋[27が取付けられてお
り、以下第1図及び第2図を参照して詳述する。まず、
注入口装置27は円筒状の注入口本体28を備え、その
内部空間が成形型17のキャビティ20内に連ねるため
の連通路29となっている。この注入口本体28の一端
部寄りにはフランジ部28aが一体に形成され、これが
合せプレート23との間にシールパツキン30を挟んだ
状態でボルト31にて固定されている。更に、注入口本
体28の周壁部には樹脂流入口32と樹脂流出口33と
が設けられ、樹脂流入口32には樹脂供給ホース34が
接続されると共に、樹脂流出口33には樹脂環流ホース
35が接続されている。原料樹脂は図示しない樹脂液タ
ンク内に貯留されており、その樹脂液タンク内の原料樹
脂は樹脂供給ポンプにて樹脂供給ホース34を介して注
入口装置27側に送出される。そして、上記樹脂環流ホ
ース35は前記樹脂液タンクに接続され、注入口装置2
7の樹脂流出口33から流出した原料樹脂を樹脂液タン
クに戻すことができるようになっている。
注入口本体28内には上下各端部にOリング36を取り
付けた例えば弗素樹脂製のバルブシャフト37が摺動可
能に設けられ、そのバルブシャフト37の両0リング3
6間の外径寸法は連通路29の内径寸法よりも十分に小
さく設定され、バルブシャフト37と連通路29の内周
面との間にギャップが形成されるようになっている。ま
た、バルブシャフト37の下端部にはテーパー状をなす
バルブ部37aが形成されており、これと対応する逆テ
ーパー形状に形成されて前記合せプレート23の貫通口
25に設けたブツシュ38の開口に嵌り込むことができ
る。従って、バルブシャフト37が第1図に示すように
上に上がってバルブ部37aがブツシュ38から抜は出
た状態では、樹脂流入口32から供給された原料樹脂は
連通路29を通してキャビティ20内に供給されるよう
になる。また、バルブシャフト37が第2図に示すよう
に下に下がってバルブ部37gがブツシュ38に嵌り込
んだ状態では、樹脂流入口32から供給された原料樹脂
はバルブシャフト37と連通路29の内周面との間に形
成されたギャップを通って樹脂流出口33から流出する
ように切換わる。
そして、上記注入口本体28の上端部には油圧シリンダ
39が固定され、その油圧シリンダ39から下向きに延
びるロッド39aが前記バルブシャフト37の上端部に
連結されてバルブシャフト37はその油圧シリンダ39
によって上下動されるようになっている。
次に、オーバーフローロ部22に取付けたオーバーフロ
ーロ装置40について第3図ないし第5図を参照して説
明する。これは、やはり円筒状の日本体41を備え、そ
の内部空間を成形型17のキャビティ20内に連なる連
通路42とすると共に、一端部寄りにフランジ部41a
が一体」こ形成されている。そして、この日本体41の
一端部は上型19側の合せプレート23に形成した前記
貫通孔25に嵌合され、フランジ部41aが合せプレー
ト23との間にシールパツキン43を挟んだ状態でボル
ト44にて固定されている。更に、日本体41には2個
の開口部が形成され、夫々にノくルブ45が取り付けら
れている。
一方、日本体41の他端部にはブツシュ46が取り付け
られ、ここに0リング47を取り付けた例えば弗素樹脂
製のバルブシャフト48が摺動可能に設けられている。
このバルブシャフト48の下端部には逆テーパー状をな
すバルブ部48aが形成されており、同様なテーパー形
状に形成した日本体41の連通路42の下端開口に嵌り
込むことができる。従って、このバルブ部48aは第3
図に示すように下に下がった状態で日本体41の連通路
42を開放し、また第5図に示すように上に上がってバ
ルブシャフト48の下端部が連通路の下端開口に嵌合し
た状態では連通路42を閉塞することになる。
上記日本体41の上端部にはシリンダブラケット49が
設けられ、その上に油圧シリンダ50が固定されている
。また、上記シリンダブラケット49内に突出するバル
ブシャフト48の上端部には金属リング51がねじ止め
されると共に、バルブシャフト48の上下動に伴う金属
リング51の移動領域内に位置して近接スイッチ52が
シリンダブラケット49に固定されている。この近接ス
イッチ52は、成形型17のキャビティ20内に原料樹
脂が充填されたとき、弗素樹脂製のノくルブシャフト4
8が上に持ち上げられることによって金属リング51が
接近することを検出する機能を有する。そして、前記油
圧シリンダ50の口・ンド50aに連結したシリンダナ
ックル53には上下に長い連結孔54が形成されると共
に、ノくルブシャフト48の上端部には連結ピン55が
固定され、その連結ビン55が連結孔54に嵌合されて
ノくルブシャフト48と油圧シリンダ50のロッド50
8とが連結状態になっている。
上記近接スイッチ52からの信号線は図示しない制御回
路に入力され、成形型17内に原料樹脂が充填されて近
接スイッチ52が作動すると、制御回路からの信号によ
って前記注入口装置27の油圧シリンダ39とこのオー
バーフローロ装置40の油圧シリンダ50を作動させ、
もって注入口装置27のバルブシャフト37を下向きに
駆動すると共に、オーバーフローロ装置40のバルブシ
ャフト48を上向きに駆動するようになっている。
なお、オーバーフローロ装置40のバルブシャフト48
の上端には鍔56が形成され、これとシリンダブラケッ
ト49の上端部との間に圧縮スプリング57が設けられ
ていて、これによりバルブシャフト48は常時下向きに
付勢され、バルブ部48aは連通路42を開放させた状
態にある。これは、原料樹脂の注入時には成形型17の
キャビティ20内の空気がオーバーフローロ装置40の
連通路42およびバルブ45を通って押し出されること
になるから、バルブシャフト48が持ち上げられてバル
ブ部48aが自然閉鎖することを防ぐためである。
次に本実施例の作用を説明する。原料樹脂の注入前にあ
って、第1図および第3図に示すように各日装置27.
40の各バルブ部37a、48aは共に開放している。
また、オーバーフローロ装置40に設けたバルブ45は
開放されている。
さて、注入口装置27からは原料樹脂が成形型17のキ
ャビティ20内に送り込まれる。原料樹脂の流れ込み経
路は、樹脂供給ポンプから第1図に矢印で示すように樹
脂供給ホース34、樹脂流入口32、注入口本体28の
連通路29、ブツシュ38および合せプレート23の湯
道凹部24を通ってキャビティ20内に至る。また、こ
のような原料樹脂の供給に伴い、キャビティ20内の空
気はオーバーフローロ装置40の連通路42を通って外
部に排出される。原料樹脂の供給が進んでキャビティ2
0の内部に原料樹脂が充満すると、過剰な原料樹脂はオ
ーバーフローロ装置40の湯道凹部24内に進入する。
このため、オーバーフローロ装置40のバルブシャフト
48が湯道凹部24内に進入した原料樹脂によって持ち
上げふれ、第4図に示すように金属リング51が近接ス
イッチ52に最接近するようになり、近接スイッチ52
からの信号に基づき注入口装!27の油圧シリンダ39
及びオーバーフローロ装置40の油圧シリンダ50が作
動する。
オーバーフローロ装置40の油圧シリンダ50の作動に
より、バルブシャフト48が十分に引き上げられて第5
図に示すようにバルブ部48aが完全に閉鎖作動し、連
通路42内への原料樹脂の流入が阻止される。また、注
入口装置27の油圧シリンダ39の作動により、第2図
に示すようにバルブシャフト37のバルブ部37aがブ
ツシュ38の開口に嵌り込むため、原料樹脂の湯道凹部
24側ひいてはキャビティ20側への供給が完全に遮断
される。これにより、キャビティ20の出口・入口が完
全に閉鎖されたことになる。一方、注入口装置27へは
樹脂流入口32から原料樹脂が供給され続けるため、そ
の原料樹脂は第5図に矢印で示すようにバルブシャフト
37と連通路29の内周面との間に形成されたギャップ
を通って樹脂流出口33から流出し、樹脂環流ホース3
5を介して樹脂液タンクに戻る。これにより原料樹脂は
、注入口装!27の連通路29内に滞留することなく、
ここをを通過して循環することになるから、注入口装置
27が成形型17からの熱を受けて高温度になり易いと
いう事情があっても、その内部で原料樹脂が硬化してし
まうことはない。
このように本実施例によれば、原料樹脂の注入作業を完
全に自動化できて注型作業の能率を大きく高めることが
できる。しかも成形型17内に原料樹脂が充填された後
は、注入口装置27のバルブ部37aが切替わって原料
樹脂の循環状態になるから、注入口装置27内で原料樹
脂が硬化してしまって注入口装置27が使用不能になる
ことがなく、これを何度も再使用することができて経済
的である。
なお、万一、オーバーフローロ装置40の連通路42内
に原料樹脂が侵入した場合には、そこに設けられている
各バルブ45を開放した上で洗浄液を連通路42内に流
して内部を洗浄することができる。
さらに、本発明は上記した第1実施例に限定されるもの
ではなく、例えば次のように種々変形して実施すること
ができる。
(1)第2実施例 その具体的構造は第7図ないし第9図に示した通りで、
前記第1実施例との相違はバルブ部の構造にある。その
他の点は第1実施例と同様であるから、同図においては
同一部分に同一符号を付して説明を省略し、異なるとこ
ろを主として説明する。バルブシャフト60はやはり弗
素樹脂製であって油圧シリンダ39によって上下に駆動
される。
ここには第7図に示すようにバルブシャフト60が上昇
位置にあるときに樹脂流入口32と連通路29とを連通
させる第1の流路61と、第8図に示すようにバルブシ
ャフト60が第1の流路61を閉鎖する下降位置にある
ときに樹脂流入口32と樹脂流出口33とを連通させる
第2の流路62とが形成され、それらの形成領域間にも
Oリング63が設けられている。この構成でも、成形型
17内に原料樹脂が充填されると、注入口装置27の油
圧シリンダ39が作動してバルブシャフト60を下降さ
せ、バルブシャフト60の第2の流路62が樹脂流入口
32と樹脂流出口33とを連通させ、もって原料樹脂の
循環状態になる。このため、注入口装置27内で原料樹
脂が硬化してしまって注入口装置27が使用不能になる
ことがなく、前記第1実施例と同様の効果を得ることが
できる。
なお、この構成において、第8図に示した状態では第1
の流路61に少量の原料樹脂が残留するが、これは第2
の流路62を循環して流れる原料樹脂の冷却作用によっ
て冷却されるので、硬化するおそれはない。
(2)第3実施例 成形型17内に原料樹脂が充填されたことを検出するセ
ンサとしては前記第1実施例のオーバーフローロ装置4
0に設けた構造に限らず、例えば、原料樹脂の充填完了
時に内部の樹脂圧力が上昇することを利用してそれを検
出するようにしてもよい。そのためには、例えば第10
図に示すよ−うに樹脂注入口部21の合せプレート23
部分に湯道凹部24内の樹脂圧力を検出する圧力センサ
70を設け、その圧力がある値を越えるように変化した
とき、原料樹脂の充填完了とみなすようにしてもよい。
(3)第4実施例 成形型17内に原料樹脂が充填されたことを検出するセ
ンサに関し、例えば成形型内における原料樹脂の液位が
上昇すると、その部分の成形型温度が予熱温度よりも低
下する性質を利用することができる。このためには、例
えば第11図に示すように成形型17のうちオーバーフ
ローロ部22の近傍に熱電対等の温度センサ80を設け
、この温度センサ80によって検出された温度がある値
以下に低下したとき、原料樹脂の充填完了とみなすよう
にしてもよい。
なお、上記第3および第4実施例の構成の充填検出セン
サを設けた場合には、前記第1実施例のオーバーフロー
ロ装置40に設けた近接スイッチ52は勿論必要ではな
く、前記圧力センサ70或いは温度センサ80からの信
号に基づいて注入口装置27やオーバーフローロ装置4
0の各油圧シリンダ39.50を作動させるようにすれ
ばよい。
(4)第5実施例 オーバーフローロ部側の自装置は、必ずしも本発明の構
造を採用しなくとも、例えば第12図に示すように、オ
ーバーフローロ部側の湯道凹部24内を外部に連ねる貫
通r]25に通気性を存する多孔質栓90を嵌め込んだ
構造とすることもてきる。この構成とすれば、原料樹脂
の注入時にはキャビティ内の空気は多孔質栓90を自由
に通り抜け、原料樹脂が成形型内に充填されて多孔質栓
90内に流入するようになると、第13図に示すように
多孔質栓90が粘度の高い原料樹脂によって塞がれるよ
うになってその益田を阻止する。この場合には、第3或
いは第4の実施例に示したような構造で成形型17内に
原料樹脂が充填されたことを検出することができる。な
お、この構成では、多孔質栓90内に侵入した原料樹脂
は成形品と共に硬化するから、多孔質栓90を成形の度
に交換できるように、スリーブ91等に収納して全体を
交換可能に構成しておくことが必要である。なお、この
多孔質栓90の材質としては、ガラスマット、発泡ウレ
タン或いは多孔質状に焼結させたセラミックやプラスチ
ック等が利用できる。
(5)第6実施例 上記実施例において、さらに第14図に示すように、油
圧シリンダ92により作動される閉鎖部材93によって
貫通口25を強制閉鎖するようにしてもよい。
(6)その他 例えばバルブ駆動機構としては、油圧シリンダに限らず
エアシリンダや電磁ソレノイド等であってもよく、また
オーバーフローロ装置40のバルブ45は必要に応じて
設ければよい等、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で種
々変形して実施することができる。
〔発明の効果コ 以上述べたように、本発明に係る注型成形機の注入口装
置によれば、成形型への原料樹脂の充填後に注入口装置
内を通して原料樹脂を循環させることができるから、注
入口装置内の原料樹脂が硬化することを防止できて再使
用を可能にして成形コストの低廉化を図ることができる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の第1実施例を示す。この
うち第1図及び第2図は注入口装置の縦断面図であって
、夫々穴なる状態を示す。第3図ないし第5図はオーバ
ーフローロ部側の自装置の縦断面図であって、やはり夫
々穴なる状態を示す。 第6図は注型成形機の全体を示す斜視図である。 第7図ないし第9図は本発明の第2実施例を示し、第7
図及び第8図は注入口装置の縦断面図であって、夫々穴
なる状態を示す。第9図はバルブシャフトの斜視図であ
る。第10図は本発明の第3実施例を示す部分斜視図、
第11図は本発明の第4実施例を示す縦断面図、第12
図及び第13図は本発明の第5実施例を示す縦断面図、
第14図は本発明の第6実施例を示す縦断面図である。 また、第15図は従来の口装置を示す概略的縦断面図で
ある。 図面中、17は成形型、20はキャビティ、27は注入
口装置、28は注入口本体、29は連通路、32は樹脂
流入口、33は樹脂流出口、35は樹脂環流ホース、3
7はバルブシャフト、37aはバルブ部、39は油圧シ
リンダ、40はオーバーフローロ装置、60はバルブシ
ャフト、61は第1の流路、62は第2の流路である。 代理人  弁理士 佐 藤  強 免 図 第 図 第 ス 第 図 第 図 菟 図 第 図 第 図 第 図 z4 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、原料樹脂が注入される成形型の樹脂注入口に取付け
    られる注入口装置であって、前記成形型のキャビティ内
    に連なる連通路を有した注入口本体と、この注入口本体
    に設けられ前記成形型内に注入される原料樹脂の供給部
    と前記連通路とを連ねるための樹脂流入口と、前記注入
    口本体に設けられ前記連通路内に送られた原料樹脂を流
    出させるための樹脂流出口と、前記注入口本体に設けら
    れ前記樹脂流入口から供給された原料樹脂を前記連通路
    を通して前記キャビティ内に供給する状態と前記樹脂流
    出口から流出させる状態とに切換えるバルブ部とを具備
    してなる注型成形機の注入口装置。
JP27731290A 1990-10-15 1990-10-15 注型成形機の注入口装置 Pending JPH04151211A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010087361A1 (ja) * 2009-01-29 2010-08-05 東レ株式会社 Rtm成形方法、および、繊維強化樹脂成形体の製造方法

Citations (3)

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