JPH04149908A - 電気機器の絶縁処理方法 - Google Patents
電気機器の絶縁処理方法Info
- Publication number
- JPH04149908A JPH04149908A JP27601590A JP27601590A JPH04149908A JP H04149908 A JPH04149908 A JP H04149908A JP 27601590 A JP27601590 A JP 27601590A JP 27601590 A JP27601590 A JP 27601590A JP H04149908 A JPH04149908 A JP H04149908A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- core
- heated
- induction heating
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 11
- 238000009413 insulation Methods 0.000 title description 7
- 239000011342 resin composition Substances 0.000 claims abstract description 20
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 17
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims abstract description 9
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 7
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 claims abstract description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 11
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 11
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 4
- 229920005989 resin Polymers 0.000 abstract description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 abstract description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 abstract 2
- 239000003381 stabilizer Substances 0.000 abstract 2
- 238000001879 gelation Methods 0.000 abstract 1
- 238000001723 curing Methods 0.000 description 12
- 229920006337 unsaturated polyester resin Polymers 0.000 description 8
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 6
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 5
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 3
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 2
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 2
- 239000005062 Polybutadiene Substances 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010292 electrical insulation Methods 0.000 description 1
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 1
- 238000011049 filling Methods 0.000 description 1
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 239000011344 liquid material Substances 0.000 description 1
- 238000013035 low temperature curing Methods 0.000 description 1
- 229920002857 polybutadiene Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［発明の目的］
（産業上の利用分野）
本発明は、電気機器の外側に絶縁性樹脂組成物を注形し
て硬化させ、絶縁処理する方法に関する。
て硬化させ、絶縁処理する方法に関する。
（従来の技術）
一般に、トランスや安定器のような電気機器においては
、電気的絶縁と防湿、および動作時の放熱−並びに電気
振動で発生するうなり音の吸収等を目的として、絶縁材
料で外側を処理することが行われている。
、電気的絶縁と防湿、および動作時の放熱−並びに電気
振動で発生するうなり音の吸収等を目的として、絶縁材
料で外側を処理することが行われている。
そして従来からこのような絶縁材料としては、乾燥硬化
させる際の昇温に時間かかからないように、常温硬化型
の樹脂組成物が使用されており、このような樹脂組成物
を、例えば電気機器が収容された容器内に注入し、常温
（低温）で硬化させることが行われている。そして、硬
化に要する時間と作業工数の短縮、並びに作業効率の向
上が図られている。
させる際の昇温に時間かかからないように、常温硬化型
の樹脂組成物が使用されており、このような樹脂組成物
を、例えば電気機器が収容された容器内に注入し、常温
（低温）で硬化させることが行われている。そして、硬
化に要する時間と作業工数の短縮、並びに作業効率の向
上が図られている。
（発明か解決しようとする課題）
しかしながら、このような従来からの絶縁処理方法にお
いては、低温硬化型の樹脂組成物が使用されているため
、硬化剤混合後のポットライフが短く、この時間内での
作業に充分に注意を払う必要かあった。また、混合容器
中での硬化を防止するため、少量ずつ混合する必要かあ
った。
いては、低温硬化型の樹脂組成物が使用されているため
、硬化剤混合後のポットライフが短く、この時間内での
作業に充分に注意を払う必要かあった。また、混合容器
中での硬化を防止するため、少量ずつ混合する必要かあ
った。
さらに、乾燥硬化の効率向上のために、熱風による乾燥
も行われているが、外表面積に比べて内部充填物、すな
わち電気機器や充填剤および注入された樹脂組成物の熱
容量か大きいため、硬化に時間かかかり作業性か悪かっ
た。また、乾燥器を使用し加熱乾燥させる方法では、乾
燥硬化か表面から進行してゆくため、内部のボイドか抜
けにくく、表面にボイドか残留したり、あるいは空気の
逃げ路か残る、いわゆるヒケ現象か発生するという問題
かあった。
も行われているが、外表面積に比べて内部充填物、すな
わち電気機器や充填剤および注入された樹脂組成物の熱
容量か大きいため、硬化に時間かかかり作業性か悪かっ
た。また、乾燥器を使用し加熱乾燥させる方法では、乾
燥硬化か表面から進行してゆくため、内部のボイドか抜
けにくく、表面にボイドか残留したり、あるいは空気の
逃げ路か残る、いわゆるヒケ現象か発生するという問題
かあった。
本発明はこれらの問題を解決するためになされたもので
、安定器やトランスのような内部に金属コアを何する電
気機器の外側に、熱硬化型の絶縁性樹脂組成物を注形し
、これを内部から短時間で加熱硬化させ、ボイドやヒケ
がなく特性の良好な硬化物を形成する絶縁処理方法を提
供することを目的とする。
、安定器やトランスのような内部に金属コアを何する電
気機器の外側に、熱硬化型の絶縁性樹脂組成物を注形し
、これを内部から短時間で加熱硬化させ、ボイドやヒケ
がなく特性の良好な硬化物を形成する絶縁処理方法を提
供することを目的とする。
［発明の構成コ
（課題を解決するための手段）
本発明の電気機器の絶縁処理方法は、内部に金属コアを
有する電気機器の外側に、液状の加熱硬化型絶縁性樹脂
組成物を注形被覆した後、高周波誘導加熱により前記金
属コアを加熱し、この金属コアからの伝導熱により、前
記樹脂組成物を硬化させることを特徴としている。
有する電気機器の外側に、液状の加熱硬化型絶縁性樹脂
組成物を注形被覆した後、高周波誘導加熱により前記金
属コアを加熱し、この金属コアからの伝導熱により、前
記樹脂組成物を硬化させることを特徴としている。
本発明において、加熱硬化型の絶縁性樹脂組成物として
は、例えば不飽和ポリエステル樹脂、ポリブタジェン樹
脂を主体とし、これに硬化剤や硬化促進剤等を添加混合
してなる液状材料を使用することかできる。
は、例えば不飽和ポリエステル樹脂、ポリブタジェン樹
脂を主体とし、これに硬化剤や硬化促進剤等を添加混合
してなる液状材料を使用することかできる。
（作用）
本発明の絶縁処理方法においては、電気機器の外側に、
液状の加熱硬化型の絶縁性樹脂組成物か注形被覆された
状態で高周波誘導加熱か行われ、これにより、まず電気
機器内部の金属コアか誘導加熱されて昇温する。そして
、このように昇温した金属コアから伝導される熱によっ
て、外側の絶縁性樹脂組成物か、金属コアに接する部分
から順に加熱されて硬化していく。さらにこの樹脂組成
物か、熱伝導媒体としての働きもするため、昇温か局部
的に止とまることかなく、外側（表面側）へも速やかに
熱か伝達され、硬化が進行してゆく。
液状の加熱硬化型の絶縁性樹脂組成物か注形被覆された
状態で高周波誘導加熱か行われ、これにより、まず電気
機器内部の金属コアか誘導加熱されて昇温する。そして
、このように昇温した金属コアから伝導される熱によっ
て、外側の絶縁性樹脂組成物か、金属コアに接する部分
から順に加熱されて硬化していく。さらにこの樹脂組成
物か、熱伝導媒体としての働きもするため、昇温か局部
的に止とまることかなく、外側（表面側）へも速やかに
熱か伝達され、硬化が進行してゆく。
このように液状の絶縁性樹脂組成物が、電気機器の金属
コアに接する内部から加熱されて硬化していくため、電
気機器の内部や樹脂組成物中に残留した空気か外部へ逃
散し易く、ホくトやヒケのない良好な絶縁処理層か形成
される。
コアに接する内部から加熱されて硬化していくため、電
気機器の内部や樹脂組成物中に残留した空気か外部へ逃
散し易く、ホくトやヒケのない良好な絶縁処理層か形成
される。
（実施例）
以下、本発明の実施例について説明する。
実施例
４０Ｍの安定器（鉄心およびコイル）をケース内に収容
し、そのケース内部の間隙部に、ゲル化時間か１５分／
８０℃の液状の不飽和ポリエステル樹脂組成物２００ｇ
を注入充填した後、高周波誘導加熱により鉄心を約８０
℃に加熱昇温させな。このような状態を約２５分保った
ところ、ケース内に注入された不飽和ポリエステル樹脂
組成物は完全に硬化し、ボイドやヒケのない絶縁処理層
か形成された。
し、そのケース内部の間隙部に、ゲル化時間か１５分／
８０℃の液状の不飽和ポリエステル樹脂組成物２００ｇ
を注入充填した後、高周波誘導加熱により鉄心を約８０
℃に加熱昇温させな。このような状態を約２５分保った
ところ、ケース内に注入された不飽和ポリエステル樹脂
組成物は完全に硬化し、ボイドやヒケのない絶縁処理層
か形成された。
また比較のために、実施例と同様にケース内に注入され
た不飽和ポリエステル樹脂組成物を、８０℃に保持され
た熱風炉に入れて加熱したところ、完全に硬化するまで
に約５０分を要した。
た不飽和ポリエステル樹脂組成物を、８０℃に保持され
た熱風炉に入れて加熱したところ、完全に硬化するまで
に約５０分を要した。
このように実施例の絶縁処理方法によれば、ケース内に
収容された安定器の鉄心か、高周波誘導加熱により加熱
され、この昇温した鉄心から伝導される熱によって、外
側に注入被覆された不飽和ポリエステル樹脂組成物が、
約８０℃に速やかに加熱されるので、硬化に要する時間
は、従来の熱風炉による加熱方法のｌ／２の短時間とな
る。
収容された安定器の鉄心か、高周波誘導加熱により加熱
され、この昇温した鉄心から伝導される熱によって、外
側に注入被覆された不飽和ポリエステル樹脂組成物が、
約８０℃に速やかに加熱されるので、硬化に要する時間
は、従来の熱風炉による加熱方法のｌ／２の短時間とな
る。
また、不飽和ポリエステル樹脂組成物が熱伝導媒体とな
って、熱か外側へ向かって順に伝わっていくので、局部
的加熱か生しることがなく、均一こ硬化した絶縁処理層
か得られる。
って、熱か外側へ向かって順に伝わっていくので、局部
的加熱か生しることがなく、均一こ硬化した絶縁処理層
か得られる。
また、内側からの加熱昇温であるので、安定器の内部や
不飽和ポリエステル樹脂φに残留した空気か、外部へ逃
散し易く、ボイドやヒケのない特性の良好な絶縁処理層
か形成される。
不飽和ポリエステル樹脂φに残留した空気か、外部へ逃
散し易く、ボイドやヒケのない特性の良好な絶縁処理層
か形成される。
さらに、絶縁材料として、加熱硬化型の不飽和ポリエス
テル樹脂組成物が使用されているので、短時間加熱か可
能であり、かつ−度に大量に調合あるいは混合すること
かでき、作業性が大幅に改善される。
テル樹脂組成物が使用されているので、短時間加熱か可
能であり、かつ−度に大量に調合あるいは混合すること
かでき、作業性が大幅に改善される。
［発明の効果コ
以上説明したように、本発明の絶縁処理方法によれば、
加熱手段として高周波誘導加熱か用いられているため、
従来の熱風加熱等の手段に比へて、絶縁性樹脂組成物の
硬化を極めて短時間で行うことかできる。
加熱手段として高周波誘導加熱か用いられているため、
従来の熱風加熱等の手段に比へて、絶縁性樹脂組成物の
硬化を極めて短時間で行うことかできる。
また、絶縁樹脂組成物の内部から加熱昇温されるので、
内部に残留した空気か外部へ逃散し易く、ホイドやヒケ
のない特性の良好な絶縁処理層か形成される。
内部に残留した空気か外部へ逃散し易く、ホイドやヒケ
のない特性の良好な絶縁処理層か形成される。
さらに、従来は加熱に要するスペースか大きく、自動ラ
インによる連続乾燥硬化か不可能であったか、本発明に
よれば乾燥硬化の自動化か充分に可能となり、作業効率
の大幅な向上を図ることかできる。
インによる連続乾燥硬化か不可能であったか、本発明に
よれば乾燥硬化の自動化か充分に可能となり、作業効率
の大幅な向上を図ることかできる。
Claims (1)
- （１）内部に金属コアを有する電気機器の外側に、液状
の加熱硬化型絶縁性樹脂組成物を注形被覆した後、高周
波誘導加熱により前記金属コアを加熱し、この金属コア
からの伝導熱により、前記樹脂組成物を硬化させること
を特徴とする電気機器の絶縁処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27601590A JPH04149908A (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 電気機器の絶縁処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27601590A JPH04149908A (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 電気機器の絶縁処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04149908A true JPH04149908A (ja) | 1992-05-22 |
Family
ID=17563600
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27601590A Pending JPH04149908A (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 電気機器の絶縁処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04149908A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014180759A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法およびその成形用の金型 |
| US20150256035A1 (en) * | 2014-03-06 | 2015-09-10 | Denso Corporation | Stator for electric rotating machine |
-
1990
- 1990-10-15 JP JP27601590A patent/JPH04149908A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014180759A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法およびその成形用の金型 |
| US20150256035A1 (en) * | 2014-03-06 | 2015-09-10 | Denso Corporation | Stator for electric rotating machine |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4601765A (en) | Powdered iron core magnetic devices | |
| US4601753A (en) | Powdered iron core magnetic devices | |
| US2129203A (en) | Method and apparatus for heattreating metallic members coated with rubber | |
| CN104759619B (zh) | 一种金属磁粉绝缘处理及制备金属磁粉芯的方法 | |
| JPH04149908A (ja) | 電気機器の絶縁処理方法 | |
| JPS60144132A (ja) | 電気機械の製造・修理方法 | |
| CN107452495A (zh) | 一种金属软磁粉芯发蓝绝缘包覆方法 | |
| US2201840A (en) | Method of treating asbestos | |
| US2103841A (en) | Method of insulating conductors | |
| US2095705A (en) | Method of enclosing coil structures | |
| JPS60136111A (ja) | エナメル絶縁電線の製造方法 | |
| JPH03242269A (ja) | ワニス処理方法 | |
| JPS6222246B2 (ja) | ||
| US2496948A (en) | Insulation composition for electrical devices | |
| JPH01225008A (ja) | 電機巻線の製造方法 | |
| JP2004214070A (ja) | 支持絶縁物とその接地層形成方法および電気機器 | |
| JPS63144015A (ja) | エポキシ樹脂注型品の製造方法 | |
| JPS599908A (ja) | コイルの絶縁処理方法 | |
| US1786824A (en) | Process of drying varnish films | |
| JPS59127951A (ja) | 熱硬化性合成樹脂を含む砂またはこれに類似した無機質の直接抵抗加熱成形法および直接抵抗加熱法による鋳型乾燥法 | |
| US1805908A (en) | Electrical inductive and resistance heating device | |
| JPS61250910A (ja) | 光硬化性樹脂の硬化処理方法 | |
| JPS5820132B2 (ja) | コイルの製造方法 | |
| JPS59913A (ja) | ワニス硬化装置 | |
| JPS6313783B2 (ja) |