JPH0414975A - 画像再生装置 - Google Patents

画像再生装置

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JPH0414975A
JPH0414975A JP2119437A JP11943790A JPH0414975A JP H0414975 A JPH0414975 A JP H0414975A JP 2119437 A JP2119437 A JP 2119437A JP 11943790 A JP11943790 A JP 11943790A JP H0414975 A JPH0414975 A JP H0414975A
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JP
Japan
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noise
signal
reproduced
circuit
video signal
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JP2119437A
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Seiji Suda
須田 誠次
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は画像再生装置に関し、特に、再生画像における
ジッタを低減する機能が向上された画像再生装置に関す
る。
[従来の技術] VTR(ビデオテープレコーダ)では、磁気テープから
読取られた映像信号(再生映像信号)に対し、ノイズ除
去や周波数特性の調整等、種々の処理が施される。
第6図は、従来のVTRの再生系の構成を示す概略ブロ
ック図である。
第6図を参照して、再生時には、ヘッド1が磁気テープ
(図示せず)からFM映像信号を読取る。
ヘッド1によって読取られたFM映像信号は、ロータリ
トランス2を介してプリアンプ3に与えられる。プリア
ンプ3は、与えれる再生映像信号を増幅してFMイコラ
イザ4に与える。
FMイコライザ4は、FM映像信号の搬送波周波数付近
の周波数を共振周波数とする共振回路を含み、プリアン
プ3からの再生映像信号をこの共振回路を用いて、テー
プヘッド系の伝達特性と逆の特性で増幅する。これによ
って、再生FM映像信号に周波数補償が施される。FM
イコライサ4によって周波数補償を施された再生F F
v1映像信号は、復調器5によってFM復調された後デ
ィエンファシス回路に入力される。
映像信号には記録時にプリエンファシスかかけられるた
め、デイエンファシス回路6は、復調器5からのFM復
調後の映像信号に、記録時とは逆の特性でエンファシス
をかけて、映像信号のエンファシス特性を元に戻す。
このように、プリアンプ3.FF、1イコライザ4゜復
調器5.およびデイエンファシス回路6によって、記録
時に得られた元の映像信号が再生される。
次に、LPF (ローパスフィルタ)7は、デイエンフ
ァシス回路6からの再生映像信号の低域成分、すなわち
、輝度信号成分を抽出して同期分離回路8および、DO
C(ドロップアウト補償)回路9に与える。
同期分離回路8は、LPF7によって抽出された輝度信
号(再生輝度信号)から、それに含まれる垂直同期信号
Vおよび水平同期信号Hを分離出力する。
プリアンプ3によって増幅されたFM映像信号からは、
輝度信号が再生される一方、この同期分離回路8によっ
て分離された垂直同期信号Vおよび水平同期信号Hに基
づいて、図示されない色信号処理回路によってクロマ信
号が再生される。
DOC回路9は、後述するIH遅延CCD (電化結合
素子)11によって、1水平走査期間Hだけ遅延された
輝度信号を、LPF7からの再生輝度信号の信号間欠部
に補間して、ドロップアウト補償を施す。次に、ライン
相関ノイズキャンセラ10か、前記CCDIIによって
1水平走査期間遅延された再生輝度信号を用いて、DO
C回路9によってドロップアウト補償された再生輝度信
号に含まれるノイズ成分を、垂直方向のライン相関性を
利用して低減しノイズキャンセラ〕2に与える。
ノイズキャンセラ12は、ライン相関ノイズキャンセラ
]0とは異なり、HPF (バイパスファルタ)やLP
Fを用いる、ノイズ低減回路であり、ライン相関ノイズ
キャンセラ10から出力される再生輝度信号からさらに
ノイズ成分を除去して画質調整回路13に与える。
画質調整回路13は、再生画像上のノイズか目立ちにく
くなるように、ノイズキャンセラ12から出力される再
生輝度信号の周波数特性を制御する。画質調整回路13
によって周波数特性を調整された再生輝度信号は、Y/
Cミックス回路14によって、色信号処理回路において
再生されたクロマ信号と混合されて最終的な再生映像信
号となる。
さて、前記CCDIIは、ライン相関ノイズキャンセラ
10において得られる輝度信号を1水平走査期間遅延し
て、ライン相関ノイズキャンセラ10に戻すとともに、
DOC回路9に与える。
基本的には、ライン相関ノイズキャンセラ10は、入力
される再生輝度信号と、これを1水平走査期間遅延して
得られる信号との差に対応する信号(以下、差信号と称
す)を、前記入力される再生輝度信号から減算し、この
減算の結果得られた信号をノイズ低減後の再生輝度信号
として出力する回路である。一般に、映像信号は垂直方
向に相関があるため、任意の走査線の再生輝度信号と、
この走査線付近に位置する走査線の再生輝度信号とは、
非常に近い波形を示す。したかって、前記差信号は、は
とんどか人力される再生輝度信号に含まれるノイズ成分
であると考えられる。したがって、この差信号を、元の
再生輝度信号から減算することによって、入力される再
生輝度信号からノイズ成分が除去される。実際には、元
の再生輝度信号からノイズ成分のみか除去されるように
、前記差信号はリミッタによって振幅制限などを施され
た後、入力される再生輝度信号から減算される。
[発明が解決しようとする課題] 良好な画質の再生画像を得るには、図柄の輪郭部が明瞭
であることか望ましい。これは、図柄の輪郭部が明瞭で
あると、画像が鮮鋭に見えるためである。このためには
、輪郭部を映し出す、再生輝度信号の高周波映像信号成
分の利得か十分に高くなければならない。しかし、その
ような高周波成分はと、そこに重畳されるノイズは目立
つため、高周波成分の利得か高すぎると、それに含まれ
るノイズ成分による再生画像上のノイズが目立ち、再生
画像の画質が劣化する。そこで、このノイズを目立たな
くするには高周波成分の利得を下げる必要があるか、高
周波成分の利得を下げすぎると、輪郭部に対応する信号
成分が小さくなり、再生画像の鮮鋭度が劣化する。した
がって、良好な画質の再生画像の画質を得るには、再生
輝度信号における、映像信号成分の周波数特性と、この
映像信号成分に含まれるノイズ成分の周波数特性との間
のバランスを、適正に調整する必要がある。すなわち、
再生系の特性か、再生画像の鮮鋭度か十分に高くなるよ
うな範囲で、高周波成分に含まれるノイズか再生画像に
おいてできるだけ目立たなくなるようにノイズを除去で
きるものとなるように、調整されるべきである。
一方、再生映像信号は、同期信号及び、画面に画像を映
す映像信号の両方の成分を含む複合信号である。この同
期信号部分は、水平および垂直方向に正確に画像を再生
するだめの信号成分であり、色信号処理を含む画像再生
のための種々の信号処理に際して用いられる。したかっ
て、同期信号部分にはノイズができる限り含まれないこ
とか望ましい。特に、水平同期信号にノイズが含まれる
と、再生画像に時間的な揺らぎ(ジッタ)が発生し画質
が劣化する。
しかしながら従来のVTRの再生系では、再生輝度信号
に含まれる同期信号部分および、画面に現われる映像信
号部分のいずれも、同一の処理回路系によってノイズ除
去のための処理を施される。
このため、再生画像の鮮鋭度を劣化させないために、再
生輝度信号の周波数特性を下げないと、再生輝度信号の
高周波成分に含まれるノイズは十分に除去されない。し
たかって、水平同期信号部分に含まれるノイズは十分に
除去されず、このノイズは再生クロマ信号と混合されて
得られる最終的な再生映像信号に伝搬される。この結果
、再生画像にジッタが発生する。
しかし、逆に、水平同期信号部分のノイズを十分に除去
するために再生輝度信号の高周波鎖酸の周波数特性を下
げすぎると、画面に現われるべき映像信号部分において
図柄の輪郭部に対応する高周波成分が著しく減衰される
。このため、再生画像において図柄の輪郭部が明瞭でな
くなり再生画像の鮮鋭度が低下する。したがって、従来
の再生系では、再生画像の鮮鋭度を劣化させることなく
、水平同期信号に含まれるノイズによって再生画像に発
生するジッタを十分に抑制することは困難であった。こ
の結果、再生画像の画質を、鮮鋭度およびジッタの両方
の面から改善することが困難であった。
本発明の目的は、上記のような問題点を解決し、再生画
像の鮮鋭度を劣化させることなく、再生画像におけるジ
ッタの発生を十分に抑制できる画像再生装置を提供する
ことである。
[課題を解決するための手段] 上記のような目的を達成するために本発明に係る画像再
生装置は、映像信号部分および水平同期信号部分を含む
複合映像信号か記録された記録媒体から、この複合映像
信号を再生する手段と、この再生手段によって再生され
た複合映像信号から、水平同期信号部分を検出する検出
手段と、再生手段によって再生された複合映像信号から
ノイズ成分を除去するノイズ除去手段と、検出手段の検
出出力に応答して、ノイズ除去手段のノイズ除去機能を
増大させる手段とを備える。
[作用] 本発明に係る画像再生装置は上記のように構成されるた
め、記録媒体から再生された複合映像信号に対するノイ
ズ除去手段のノイズ除去機能か、映像信号部分と水平同
期信号部分とで自動的に切換えられる。そして、水平同
期信号部分に対するノイズ除去手段のノイズ除去機能は
、映像信号部分に対するそれよりも高く設定される。従
って、本発明に係る画像再生装置においては、再生複合
映像fS号のうちの両面に現われる部分に対し、再生画
像の鮮鋭度を損なうようなノイズ除去か行われることな
く、再生水平同期信号に含まれるノイズが、従来よりも
十分に除去される。このため、再生画像の鮮鋭度か劣化
することなく、水平同期信号に含まれるノイズによって
再生画像に発生するジッタが従来よりも低減される。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例のVTRの部分概略ブロック
図である。第1図には、このVTRの再生系が示される
第1図を参照して、この再生系は、従来のVTRの再生
系(第6図)と異なり、再生映像信号からノイズを除去
するためのライン相関ノイズキャンセラのノイズ除去機
能を所定の期間にのみ不能化させるように構成される。
この再生系は、第6図に示されるすべての機能ブロック
に加えて、遅延回路15と、切換スイ・ソチ17と、ノ
イズ除去機能制御部〕8と、単安定マルチバイブレーク
(以下、モノマルチと称す)19とを含む。
遅延回路15は、同期分離回路8によって分離された水
平同期信号Hを遅延することによって、水平同期信号H
よりも若干広い幅のパルスを作成して出力する。モノマ
ルチ19は、後述のへ・ソドスイッチングパルスに基づ
いて、再生映像信号の垂直同期信号部分が、ライン相関
ノイズキャンセラ10に入力されている期間にのみ制御
スイッチ17をOFF状態にする一定レベルのパルスを
作成して出力する。前記制御部18は、制御スイッチ1
7がON状態のときに動作して、遅延回路15の出力に
従って所定の期間ライン相関ノイスキャンセラ〕0のノ
イズ除去機能を不能化する。
ここで、ヘッドスイッチングパルスについて説明する。
一般に、画像再生時には、複数のヘットか磁気テープを
一定順序で一定期間ずつ交互にトレースして映像信号を
読取る。このため、これら複数のヘッドの動作タイミン
グを制御する信号が必要となる。この制御信号がヘッド
スイッチングパルスである。一般に、ヘリカルスキャン
型VTRでは、前記一定期間は1フイ一ルド期間であり
、通常再生時において前記複数のヘッドは交互に、1つ
のビデオトラックをトレースする。1つのビデオトラッ
クには、その端部に垂直同期信号を有する]垂直走査期
間(1フイ一ルド期間)分のF M映像信号が記録され
ている。したがって、ヘッドスイッチングパルスは、一
般に、垂直同期信号と同様に1垂直走査期間を1周期と
する繰返しパルスである。したがって、モノマルチ1つ
は、ヘッドスイッチングパルスに基づいて容品に前述の
ようなパルスを作成することができる。
なお、この再生系における遅延回路15.制御スイッチ
〕7.制御回路18.およびモノマルチ19以外の部分
の動作は従来と同様である。但し、ライン相関ノイズキ
ャンセラ10の構成は従来とは異なる。
以下、本実施例で新たに付加された機能ブロックおよび
ライン相関ノイズキャンセラ10の構成および動作につ
いて詳細に説明する。
制御スイッチ17は、遅延回路15の出力と制御回路1
8との間に設けられる。したがって、制御スイッチ17
はON状態のときにのみ遅延回路15から出力されるパ
ルスを制御回路18に与える。一方、制御スイッチ17
は、モノマルチ19の出力によって、再生輝度信号の垂
直同期信号部分かライン相関ノイズキャンセラ10に入
力されている期間にのみOFF状態となるように制御さ
れる。制御スイッチ17かON状態である期間において
、制御回路18は、遅延回路15から前述したような幅
のパルスから出力されている期間中、ライン相関ノイズ
キャンセラ10のノイズ除去機能を能動化するように動
作する。ライン相関ノイズキャンセラ10は、制御回路
18によって機能制御され得るように構成される。
第2図は、ライン相関ノイズキャンセラ10の具体的構
成の一例を示す回路図である。
第2図を参照して、ライン相関ノイズキャンセラ10は
、たとえば、第1図におけるDOC回路9から与えられ
る再生輝度信号を人力とする減算器21および24と、
減算器21の出力に振幅制御を行なうリミッタ22と、
リミッタ22の出力と減算器24との間に設けられる制
御スイッチ23とを含む。
減算器21は、DOC回路9から出力された再生輝度信
号から、第1図のCCD1〕から出力される、前記再生
輝度信号の1水平走査期間前の走査線の再生輝度信号を
減算することによって、これらの信号の差信号を導出し
てリミッタ22に与える。前述したように、この差信号
は、DOC回路9から出力される遅延されない元の再生
輝度信号のノイズ成分と考えられる。
次に、この差信号はリミッタ22によって、元の再生輝
度信号から除去されるべきノイズ成分以外の成分を除去
されるべく、所定のレベルで振幅制限されて、制御スイ
ッチ23に与えられる。制御スイッチ23がON状態で
あれば、リミッタ22の出力は減算器24に入力され、
制御スイッチ23がOFF状態であれば、減算器24に
はリミッタ22の出力は付与されない。
この制御スイッチ23の導通状態が第1図の制御回路〕
8によって制御される。減算器24は、前記遅延されな
い元の再生輝度信号から、制御スイッチ23の出力、す
なわち、ノイズ成分を減算して出力する。この減算器2
4の出力は第1図におけるノイズキャンセラ12に与え
られる。
したかって、制御スイッチ23がON状態である期間に
は、このライン相関ノイズキャンセラ10から、リミッ
タ22の出力信号をノイズ成分として除去された再生輝
度信号か出力されるが、制御スイッチ23がOFF状態
である期間には、このライン相関ノイズキャンセラ10
からは、減算器24に入力された元の再生輝度信号かそ
のまま出力される。
さて、再度第1図を参照して、本実施例において制御回
路18は、遅延回路15から前述のパルスを受けている
期間中、第2図の制御スイッチ23を常時ON状態にし
、遅延回路15から前述のパルスを受けない期間には、
制御スイッチ23を常時OFF状態とするように動作す
る。
一方、遅延回路15によって作成されるパルスは、再生
輝度信号における水平同期信号部分に対応し、かつ、水
平同期信号部分の幅よりも広い幅を有する。したがって
、制御スイッチ]7かON状慾である期間には、第2図
において減算器24に再生輝度信号の水平同期信号部分
が入力される期間にのみ、元の再生輝度信号から前記差
信号が減算された信号がライン相関ノイズキャンセラ1
0から出力される。そして、それ以外の期間、すなわち
、減算器24に再生輝度信号のうち同期信号部分を含ま
ない本来の映像信号部分が入力される期間には、ライン
相関ノイズキャンセラ10から元の再生輝度信号がその
まま出力される。
水平同期信号は、映像信号に、水平走査の開始位置を示
すために1水平走査期間ごとに挿入される、映像信号と
は逆極性のパルスであり、垂直同期信号は、映像信号に
垂直走査の開始位置を示すために、1フイ一ルド期間ご
とに挿入される、水平同期信号よりも幅の広いパルスで
ある。垂直同期信号の幅は9H(H:1水平走査期間)
であり、このままでは周波数成分が低く伝搬中の歪や雑
音の影響を受けやすい。そこで、二の垂直同期信号部分
には、中央の3Hに水平走査周波数の2倍の周波数で細
かい切込みが入れられ、かつ、その前後の3Hの各々に
は、水平走査周波数の2倍の周波数で、水平同期信号の
幅の約半分のパルス幅のパルス列か付加される。このた
め、垂直同期信号部分においては、1水平走査期間離れ
た位置での信号間の相関性は必ずしも完全ではない。一
方、水平同期信号は、映像信号に1水平走査期間ごとに
同一位相で現われる信号であるから、水平同期信号の任
意の位置に現われる信号は、]水平走査期間前および1
水年期間後の信号と完全に同一である。
制御スイッチ]7は、モノマルチ19によって制御され
て、ライン相関ノイズキャンセラ10に再生輝度信号の
垂直同期信号部分か入力される期間にはOFF状態にさ
れる。このため、この期間には制御回路18は第2図に
おける制御スイッチ23に対する制御動作を行なわない
。本実施例では、制御回路18によって制御が行なイつ
れない場合には、制御スイッチ23はOFF状態となる
ように構成される。したかって、再生輝度信号のうち垂
直同期信号がライン相関ノイズキャンセラ10に入力さ
れる期間には、ライン相関ノイズキャンセラ10は通常
のノイズ除去動作を行なわす、前記差信号を除去されな
い元の再生輝度信号をそのまま出力する。
垂直同期信号には、前述のように等化パルス等の細かい
パルスが含まれており、1水平走査期間離れた位置に現
われる信号同士の相関性が完全でないため、垂直同期期
間にライン相関ノイズキャンセラによるノイズ除去を行
なうと、ノイズ除去後の信号においてこれらのパルスが
正確に再現されなくなり、画像再生における垂直同期か
不安定となる。そこで、このような現象を回避するため
に、上述のように垂直同期期間には制御回路18かOF
F状態とされる。
さて、既に説明したように、ライン相関ノイズキャンセ
ラ10は、垂直方向に隣接する走査線の映像信号の相関
性を利用したものである。そして、再生輝度信号の水平
同期信号部分に関してはこの相関性が完全なものとなる
ため、前記差信号はほとんど真のノイズ成分のみとなる
。そこで、本実施例では第2図の減算器24において、
元の再生輝度信号からこのノイズ成分かできる限り完全
に除去されるようにするために、減算器21によって得
られた差信号からリミッタ22が除去する成分の前記差
信号に対する割合が小さくなるように、リミッタ22の
ゲインおよび前記差信号に対する振幅制限レベル(リミ
ッタレベル)が設定される。
リミッタ22の出力が常時減算器24に付与される構成
の従来のライン相関ノイズキャンセラでは、既に説明さ
れたように、リミッタ22の諸元値(ゲインおよびリミ
ッタレベル)かこのように設定されると、減算器24に
再生輝度信号のうちの、垂直方向の相関性か必ずしも完
全ではない部分、つまり、水平同期信号以外の画面に現
われる映像信号部分が入力された場合に、減算器24か
ら出力される信号は必すしも良好な画像を再生するもの
とはならない。
しかし、本実施例では、リミッタ22の出力は、水平同
期期間をカバーする期間以外の期間には減算器24に付
与されない。このため、ライン相関ノイズキャンセラ1
0から、再生画像の画質を損なうような再生輝度信号か
出力されることはなく、ライン相関ノイズキャンセラ1
0においては再生輝度信号のうちの徹底的なノイズ除去
が必要な信号成分についてのみ高いノイズ除去率で波形
劣化なくノイズ除去が行なわれる。つまり、本実施例の
VTRでは、水平同期信号成分に関してはライン相関ノ
イズキャンセラ10およびノイズキャンセラ12の両方
が機能し、他の映像信号成分に関してはノイズキャンセ
ラ12のみが機能する。すなわち、第1図においてライ
ン相関ノイズキャンセラ10.ノイズキャンセラ12.
および画質調整回路13を含む信号処理系の再生輝度信
号に対するノイズ除去機能が、水平同期信号部分とそれ
以外の部分とで切換えられる。したがって、ライン相関
ノイズキャンセラ10のノイズ除去特性、すなわち、リ
ミッタ22の諸元値は、映像信号成分に対する悪影響を
考慮する必要なく、同期信号部分に対するノイズ除去の
み考慮してノイズ除去率が高くなるように設定されてよ
い。この結果、再生時に水平同期信号部分のノイズを従
来より十分に除去できるため再生画像におけるジッタの
発生が回避される。
より好ましくは、ライン相関ノイズキャンセラ10に、
ノイズ成分を抽出するための減算器21にCCDIIか
ら入力される遅延信号を、CCD11の入力にフィード
ハックさせる、いわゆる巡回型ライン相関ノイズキャン
セラが用いられるとよい。
第3図は、この巡回型ライン相関ノイズキャンセラの構
成を示す回路図であり、本発明の他の実施例を示す。
第3図を参照して、このライン相関ノイズキャンセラで
は、第2図のライン相関ノイズキャンセラと異なり、再
生輝度信号が係数回路30を介して加算器3]に入力さ
れる。係数回路30は、入力される再生輝度信号のレベ
ルを]/2にして出力する。一方、加算器31には、C
CDI 1の出力も係数回路32を介して与えられる。
係数回路32は、CCD11の出力レベルを1/2にし
て出力する。加算器31は、係数回路30の出力および
、係数回路32の出力を加算してCCDI 1の入力に
フィードバックする。つまり、加算器31は、このライ
ン相関ノイズキャンセラ10に入力される再生輝度信号
電圧と、CCDIIの遅延出力信号電圧との平均電圧を
導出する。ここで、CCDI 1は、この平均電圧を1
水平走査期間遅延して係数回路32および減算器21に
出力する。
したがって、加算器31の出力は、先の1ラインの再生
輝度信号と後の1ラインの再生輝度信号とか平均された
信号である。
このように、このライン相関ノイズキャンセラでは、減
算器21において、前記後の1ラインの再生輝度信号か
ら、前記平均された信号か減算される。先の1ラインの
再生輝度信号と後の1ラインの再生輝度信号との相関性
が強いほど、前記平均された信号はこれらの信号に含ま
れるノイズレベルが半減された理想的な波形に近づく。
したかって、このライン相関ノイズキャンセラにおける
減算器21か導出する差信号は、第2図のライン相関ノ
イズキャンセラにおける減算器21によって導出される
差信号よりも、元の再生輝度信号に含まれる真のノイズ
成分に近い。この結果、制御スイッチ23がON状態の
場合、第3図の減算器24は、第2図の減算器24より
も、十分にノイズ除去された再生輝度信号を出力するこ
とができる。
次に、第1図の遅延回路15の具体的構成について説明
する。
第4図は、遅延回路15の具体的構成の一例を示す回路
図であり、第5図は第4図に示される回路の動作を示す
タイミングチャート図である。
以下、第4図に示される回路の動作を第5図を参照しな
がら詳細に説明する。
第4図において、第1図の同期分離回路8によって再生
輝度信号(第5図(A))から分離された同期信号(第
5図(B))は、遅延回路15において、モノマルチI
C100の端子■に入力される。モノマルチIC100
は、入力信号の立上がりに同期して“H°レベルの電圧
を出力する機能を有する。モノマルチIC100は、端
子■からの入力信号を入力端Iに受け、出力端Oを端子
7に接続され、この出力端Oの電圧レベルの保持時間を
制御するための制御端CRを端子■に接続される、内部
回路aと、端子■に入力される信号を入力端Iに受け、
出力端0を端子■に接続され、この出力端Oの電圧レベ
ルの保持時間を制御するための行端CRを端子■に接続
される、内部回路すとを含む。
内部回路aは、端子■に入力された同期信号の立上がり
に応答して“Hルーベルの電圧を出力する。一方、端子
■は、電源VCCに接続された端子■と接地との間に直
列接続して設けられる、抵抗R1およびコンデンサC1
の接続点に接続される。これによって、内部回路aの出
力、すなわち、端子■からの出力電圧は、抵抗R1の抵
抗値およびコンデンサC1の容量値によって決定される
時定数で決まる一定時間t、の期間だけ“H°レベルに
保持される。本例では、端子■からの信号が第5図(C
)に示されるように、同期信号の立上がりに同期して若
干遅れて立上がった後、次の同期信号の立上がりよりも
若干早い位置で“L”レベルに立下がるように、抵抗R
1の抵抗値およびコンデンサC1の容量値を調整して前
記時定数が設定される。
次に、端子■から出力された信号は、ダイオードD1を
介して反転回路INVに入力される。反転回路INVに
おいて、入力電圧は、抵抗R3およびR4によって分圧
された後、コレクタを抵抗R5を介して電源VCCに接
続されるNPN型トランジスタQ1によって反転されて
トランンスタQ1のコレクタからIC100の端子■に
入力される。
次に、IC100内の回路すか、端子■に入力された電
圧の立上がりに同期して、すなわち、端子7からの出力
信号(第5図(C))の立下がりに同期して、“H”レ
ベルの電圧を出力する。
方、制御端CRは、端子■を介して、電源VCCと接地
の間に直列接続して設けられる、抵抗R2およびコンデ
ンサC2の接続点に接続される。これによって、内部回
路すの出力電圧、すなわち、端子■に導出される電圧は
、抵抗R2の抵抗値およびコンデンサC2の容量値によ
って決まる時定数に応じた時間tまたけ“H”レベルに
保持される。本例では、端子■に導出される電圧が第5
図(D)に示されるように、端子■から出力される電圧
(第5図(C))の立下がりに同期して立上がった後、
次の同期信号の立下がりよりも若干遅れた位置で立下が
るように、抵抗R2の抵抗値およびコンデンサC2の容
量値を調整して、前記時定数が設定される。
さて、前述のように、端子■に導出された信号の立下が
りは、この遅延回路15に入力される同期信号の立上が
りよりも若干早い位置である。したかって、端子■に導
出される信号か“Hルーベルとなる期間は、再生輝度信
号における同期信号の開始位置よりも所定時間γまたけ
前の位置から、この同期信号の終わりの位置よりも所定
時間τまたけ後の位置までである(第5図(D)参照)
すなわち、端子■から出力される“H”レベルのパルス
は、再生輝度信号に同期信号か現われる期間の各々を完
全にカバーする。
二の端子■に導出される信号が、第1図における制御回
路18に付与される。なお、抵抗R1およびR2のそれ
ぞれの抵抗値および、コンデンサC1およびC2のそれ
ぞれの容量値は、たとえば、前記時間τ1およびτ2が
1μs程度となるような値に選ばれればよい。
第4図におけるダイオードD2は、第1図における制御
スイッチ17に対応する。第4図において、ダイオード
D2のカソードは、ダイオードD1ど反転回路INVと
の接続点に接続される。ダイオードD2のアノードには
、第1図におけるモノマルチ19から、垂直同期期間に
“H”レベルのパルスが与えられる。したがって、垂直
同期期間には、ダイオードD2か導通ずるためダイオー
ドD1が非導通となり、IC100内の回路aによって
作成された信号(第5図(C))は、反転回路INVに
与えられない。このため、この期間には、IC100の
端子■への入ツノかなくなるため、遅延回路15から前
述のようなパルス(第5図(D))は出力されない。つ
まり、第1図において、制御回路18に対する所定のパ
ルスの付与が垂直同期期間たけ停止される。
なお、本例では、遅延回路コ5に、入力信号の立上がり
に同期して“Hルーベルの電圧を成る期間なIj出力す
る立上がりエツジタイプのモノマルチICが用いられた
か、逆に、入力信号の立下がりに同期して成る期間一定
レベルのパルスを出力する立下がりエツジタイプのモノ
マルチICが用いられてもよい。
上記実施例では、輝度信号処理系に水平同期信号か入力
されない期間において、ライン相関ノイズキャンセラ1
0の機能が完全に不能化されたか、ライン相関ノイズキ
ャンセラ10は輝度信号処理系に水平同期信号以外の部
分か入力されている期間よりも、水平同期信号が入力さ
れている期間の方かノイズ除去機能が高くなるように構
成されればよく、必すしも不能化される必要はない。こ
のような場合には、ライン相関ノイズキャンセラ]Oは
、たとえば、第2図または第3図において、リミッタ2
2か第1図の制御回路18によって制御され、かつ、リ
ミッタ22の出力が直接減算器24に入力されるような
構成であればよい。具体的には、減算器21によって導
出された差信号から、リミッタ22によって除去される
成分が、制御回路18の制御動作によって変化するよう
に、リミッタ22のゲインおよびリミッタレベルが制御
回路18によって制御されればよい。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、再生された複合映像信号
に対する再生系のノイズ除去効果が、水平同期信号部分
と映像信号部分とで切換えられるため、映像信号部分に
おけるノイズと周波数特性とのバランスを崩すことなく
、水平同期信号部分のノイズを十分に減らすことができ
る。このため、再生画像におけるジッダを、再生画像の
鮮鋭度を下げることな〈従来よりも低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のVTRの再生系の構成を示
す概略ブロック図、第2図は第1図におけるライン相関
ノイズキャンセラの具体的構成例を示す回路図、第3図
は第1図におけるライン相関ノイズキャンセラの他の具
体的構成例を示す回路図、第4図は第1図における遅延
回路の具体的構成例を示す回路図、第5図は第4図に示
される回路の動作を示すタイミングチャート図、第6図
は従来のVTRの再生系の構成を示す概略ブロック図で
ある。 図において、1はヘッド、2はロータリトランス、3は
プリアンプ、4はFMイコライザ、5は復調器、6はデ
ィエンファシス回路、7はLPF。 8は同期分離回路、9はDOC回路、10はライン相関
ノイズキャンセラ、12はノイズキャンセラ、13は画
質調整回路、14はY/Cミックス回路、15は遅延回
路、1]はIH遅延CCD。 ]7および23は制御スイッチ、18はノイズ除去機能
制御部、19はモノマルチ、21および24は減算器、
22はリミッタ、30および32は係数回路、31は加
算器、100はモノマルチIC,INVは反転回路、R
1−R5は抵抗、C1およびC2はコンデンサ、Dlお
よびD2はダイオード、QlはNPN型トランジスタで
ある。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 映像信号部分および水平同期信号部分を含む複合映像信
    号が記録された記録媒体から、前記複合映像信号を再生
    する手段と、 前記再生手段によって再生された複合映像信号から、前
    記水平同期信号部分を検出する手段と、前記再生手段に
    よって再生された複合映像信号から、ノイズ成分を除去
    するノイズ除去手段と、前記検出手段の検出出力に応答
    して、前記ノイズ除去手段のノイズ除去機能を増大させ
    る手段とを備えた、画像再生装置。
JP2119437A 1990-05-08 1990-05-08 画像再生装置 Pending JPH0414975A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003083644A (ja) * 2001-09-12 2003-03-19 Mitsubishi Electric Corp 冷媒回路
US7435223B2 (en) 2002-06-18 2008-10-14 Cambridge Heart, Inc. Identifying infants at risk for sudden infant death syndrome

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003083644A (ja) * 2001-09-12 2003-03-19 Mitsubishi Electric Corp 冷媒回路
US7435223B2 (en) 2002-06-18 2008-10-14 Cambridge Heart, Inc. Identifying infants at risk for sudden infant death syndrome

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