JPH04149121A - 化粧品 - Google Patents

化粧品

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JPH04149121A
JPH04149121A JP27159790A JP27159790A JPH04149121A JP H04149121 A JPH04149121 A JP H04149121A JP 27159790 A JP27159790 A JP 27159790A JP 27159790 A JP27159790 A JP 27159790A JP H04149121 A JPH04149121 A JP H04149121A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 〈産業上の利用分野〉 本発明は、特定の変成ラノリンを特定の比率で含ませる
ことにより、毛髪、爪に形成させた化粧品の薄膜のガス
透過性を向上させ、その薄膜により毛髪、爪かTR4N
を受けることがない、毛髪のマニキュア、カラリング、
トリートメント、パーマネントウェーブ処理または爪マ
ニキュア用の化粧品に関する。
〈従来の技術〉 毛髪または爪に用いられる化粧品は、その多くか化粧品
の薄膜を形成させる成分(膜形成成分)を溶剤(例えば
水、アルコール等の)に溶解させた溶液になっており、
それを毛髪または爪に塗布することにより形成させた薄
膜を通して毛髪または爪を保護、着色等をする。
しかし、それら化粧品の膜形成成分には、ガス透過性を
有するものか少ないので、それらの化粧品の薄膜により
毛髪、爪に対する空気、水分が遮断されてしまい、空気
、水分の遮断により種々の弊害を受けるという問題点を
生じていた。
例えば、水溶性シリコン、水溶性タンパク質、水溶性合
成樹脂、水溶性セルロース等の水溶性高分子物質か膜形
成成分として加えられている、−船釣な頭髪化粧品は、
その薄膜かガス透過性を有さす、しかも毛髪に付着する
能力が低いので1〜2回のンヤンブーによって、毛髪か
ら剥離してしまうという問題点を有していた。
そして、毛髪に付着する能力という点からみれば、皮膚
に対して独特の密着性、のびを与える特異な性質を有す
るものにラノリンかあるが、化粧品に使用されているも
のは特定の限られた範囲のものたけて、ラノリン、ラノ
リンアルコール、水素添加ラノリンアルコール、ラノリ
ン脂肪酸が化粧品原料基準に挙げられているにすぎない
しかも、発明者の知る限りでは、化粧品原料基準に挙げ
られているラノリン、ラノリンアルコール、水素添加ラ
ノリンアルコール、またはラノリン脂肪酸をシャンプー
、リンス、トリートメント等の化粧品に添加しても、化
粧品の薄膜のガス透過性は何ら改善されないという問題
点があった。
〔発明の概要〕
〈発明か解決しようとする課題〉 本発明は、前記の問題点を解決して、ガス透過性か大き
い、毛髪のマニキュア、カラリング、トリートメント、
パーマネントウェーブ処理または爪マニキュア用の化粧
品を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 本発明による毛髪のマニキュア、カラリング、トリート
メント、パーマネントウェーブ処理または爪マニキュア
用の化粧品は、それらの化粧品において、エトキシ化ラ
ノリン、エステル化ラノリン、およびスルホン化ラノリ
ンからなる群から選ばれた少なくとも一つからなる変成
ラノリンを、それらの化粧品に含まれる膜形成成分との
合計量を基準にして、0.5〜50.0重量%の比率で
配合したこと、を特徴とするものである。
〈発明の効果〉 本発明による化粧品の薄膜のガス透過性が大きくなる。
また本発明による化粧品の薄膜により毛髪または爪が長
時間覆われても、毛髪および爪のの色、艶、光沢および
爪のくし通し性が、損なわれることがない。
〔発明の詳細な説明〕
本発明による化粧品は、従来化粧品に配合することがな
かった特定の変成ラノリンを化粧品に添加すると、その
化粧品の薄膜のガス透過性か著しく大きくなる等の従来
の化粧品に存在しなかった優れた特性を有していること
を見出だしてなされたものである。
すなわち、従来エトキシ化、エステル化またはスルホン
化したラノリンを化粧品(特に毛髪または重用の化粧品
)に配合することは、考えられていなかった。しかし、
それらの変成ラノリンを添加した毛髪または重用の化粧
品は、ラノリン独特の密着性とのびを有して、しかも化
粧品の薄膜のガス透過性か著しく大きくなり、毛髪また
は爪が化粧品の薄膜により、頭髪および重色、艶、光沢
等が何ら損なわれることかないことがが見出だされたの
である。
く化粧品〉 本発明の対象となる化粧品は、毛髪のマニキュア、カラ
リング、トリートメント、パーマネントウェーブ処理、
爪マニキュア用の化粧品である。
そして、これらの化粧品は、いずれも化粧品を毛髪また
は爪に塗布して薄膜を形成させるものである。
ここで、毛髪マニキニア化粧品とは、毛髪表面に着色剤
を単に付着することにより着色する化粧品である。
毛髪カラリング化粧品は、毛髪の染着か一時的(リンス
、スプレー等により着色剤を毛髪表面に固着させるもの
)または永久的(染料か毛髪内部に入り込んで染着させ
るもの)であるものを含み、染料の種類(植物性染料、
鉱物性染料、合成染料)により制限されることはない。
毛髪トリートメント化粧品は、毛髪の健康維持または増
進の目的または傷ついた毛髪の修復等を主目的とする化
粧品であって、代表的なものは液状のものである。
パーマネントウェーブ処理用化粧品は、各種の方式のパ
ーマネントウェーブ処理で使用される化粧品を含む。パ
ーマネントウェーブ処理の方式には、例えばチオグリコ
ール酸塩使用のコールド2浴式、コールド1浴式、加温
2浴式、およびシスティン使用のコールド2浴式がある
爪マニキュア用化粧品には、爪をマニキュアする化粧品
が全て含まれるが、ネイルエナメル、ネイルラッカーが
代表的である。
そして、これら化粧品の処方は、薄膜を形成する膜形成
成分とそれを溶解、分散させる等をする溶剤とからなる
ものか一般的である。化粧品の形態としては、液状(溶
液、エマルジョン等)が代表的であるか、流動可能な状
態であれば、練り状、半固形状をとることもできる。
化粧品の薄膜は、薄膜自体が自己保持性があるものであ
ってもよく、自己保持性がなくて粘性液状ものであって
もよい。
また、化粧品の薄膜は、化粧品の使用によって毛髪また
は爪に形成させるが、その使用の形態には制限がなく、
例えばスプレーによる散布、刷毛または手による塗布等
がある。
く化粧品の膜形成成分〉 化粧品に含まれる膜形成成分とは、化粧品の薄膜を毛髪
、爪に形成した場合に、その薄膜に含まれる全ての成分
からエトキシ化ラノリン、エステル化ラノリンおよび(
または)スルホン化ラノリンを除いた残りの成分の全て
を意味する。
また、発明者の知るかぎりでは、膜形成成分は複数の成
分からなる場合か殆どであるが、単独成分からなる場合
でもよい。膜形成成分が単独成分からなる頭髪用化粧品
としては、本発明による化粧品で膜形成成分としてセラ
ックのみを使用する場合がある。
次に、膜形成成分の意味を変成ラノリンを添加した下記
の爪マニキュア化粧品について具体的に説明する。
塗膜形成剤・・・・・・・ニトロセルロース塗膜形成剤
・・・・・・合成樹脂(アルキッド樹脂等)塗膜形成助
剤・・・・・可塑剤(フタル酸エステル等)変成ラノリ
ン・・・・・・エトキシ化ラノリン、エステル化ラノリ
ンおよびスルホン化う ノリン 着色剤・・・・・・・・・・・・・・・顔料、染料溶剤
・・・・・・・・・・・・・・・アルコールその他爪マ
ニキュアは、これらの液状の混合物であって、それを爪
に塗布すると、溶剤が揮発してニトロセルロース、合成
樹脂、可塑剤および変成ラノリンからなる着色塗膜が爪
上に形成される。
したかって、膜形成成分は、爪マニキュアの処方から変
成ラノリンと溶剤を除いたものである。
ただし、このような塗膜と異なって、自己保持性のない
粘性液状の塗膜では、塗膜に含まれる溶剤も膜形成成分
である。
ここで、膜形成成分として一般に使用されているものの
具体例を例示すると下記のものを挙げることかできる。
(イ)ニトロセルロース、(ロ)アルキッド樹脂、尿素
樹脂、アクリル樹脂等の合成樹脂、(ハ)フタル酸エス
テル、クエン酸エステル、(ニ)植物性ロウ、動物性ロ
ウ等のロウ、(ホ)パラフィン、ワセリン、ワックス等
の植物に由来する炭化水素、(へ)スクワラン、フヌリ
スタン等の動物に由来する炭化水素、(ト)炭素数が1
2以上の高級脂肪酸、(チ)ラウリルアルコール、セチ
ルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコ
ール、ラノリンアルコール等の高級アルコール、(す)
植物に由来する水溶性天然高分子、その天然高分子の水
溶性の誘導体等。
そして、セラック、ケラチン、キト−サンまたはセルロ
ースは、−船釣な化粧品添加物ではないか、それら(単
独でも、任意の複数のものの組み合わせてもよい)とエ
トキシ化ラノリン、エステル化ラノリンおよび(または
)スルホン化ラノリンとを組み合わせた化粧品は、頭髪
に対する付着が持続して、しかもガス透過性か大きい頭
髪用化粧品なることか見出たされた。
セラックおよびその他 本発明による化粧品において、セラック、ケラチン、キ
ト−サンおよびセルロースからなる群がら選ばれた少な
くとも一つの成分、特にセラック、か膜形成成分として
含まれていると、薄膜の持続性か大きくなって、従来1
〜2回のシャンプーによって、毛髪から剥離してしまっ
ていた化粧品の薄膜か、10〜20回のンヤンブーによ
っても剥離することかない。
セラック セラックは、動物の分泌物から製造された天然樹脂を主
体とするもので、色と融点か相当の幅で相違するものか
あるか、いずれのものも使用することかできる。好まし
いのは、融点が30℃〜100℃、特に好ましくは50
〜70 ’C1のちのである。
セラックは、でラック以外の膜形成成分と共に化粧品に
含まれていても、薄膜の持続性に寄与することはいうま
でもないが、膜形成成分がセラックのみからなるもの、
あるいは膜形成成分の大部分の量かセラックからなって
いる頭髪用化粧品(例えば頭髪トリートメント剤)では
、化粧品の薄膜のガス透過性が大きく、しかも薄膜か長
時間にわたって頭髪に付着した状態に維持される。
セラックの添加量には、制約がない。
セラックを添加するのか好ましい化粧品は、毛髪のマニ
キュア、カラリングおよびパーマネントウェーブ処理の
化粧品、またはネイルエナメルである。
また、セラックは、ケラチン、キト−サンまたはセルロ
ースと併用することができるか、任意の比率で組み合わ
せることができる。
ケラチン ケラチンとしては、動物の表皮、毛または卵殻等のいず
れの構成蛋白質として存在するものであっても使用する
ことかできる。好ましいのは動物の表皮または毛髪の構
成蛋白質として存在するものである。
セルロース でルロースとしては、セルロース自体またはその誘導体
か使用されるか、化粧品に使用されている溶剤に溶解す
るものか原則として使用される。
セルロース誘導体としては、セルロースの水酸基をエス
テル化またはエーテル化したものか代表的である。
好ましいのはセルロースの水酸基をエステル化したメチ
ルセルロースである。
セルロースは、毛髪のマニキュアまたは爪マニキュア化
粧品に使用するのが好ましい。
さらに、セルロースは、変成ラノリンとの合計量を基準
にして、20重量%以下であることか好ましい。
キト−サン キト−サンは、節足動物等にタンパク質との複合体とし
て存在する水、希アルカリに不溶の多糖であるキチンを
高温でアルカリ処理した脱アセチル化物であり、白色無
定形の粉末で酸性水溶液に可溶のものである。
キト−サンは、毛髪のカラリング化粧品に使用するのか
好ましい。
く変成ラノリン〉 変成ラノリンとしては、エトキシ化ラノリン、エステル
化ラノリンおよびスルホン化ラノリンから選ばれた少な
くとも一つか化粧品に添加される。
ラノリン ここで、ラノリンは、羊の原毛に付着している羊毛脂(
ウールグリース)を脱臭および脱色して精製したものを
いい、ウールグリースの数多くの複雑な成分か残存して
いるものである。
またラノリンは、ウールグリースの精製物であるので、
精製の程度により脱臭および脱色の程度も変わってくる
か、精製の程度と内容物の変化との関係は、殆とも知ら
れていない。従来化粧品に添加されているラノリンは、
精製の程度の高いものか良いとされている。
本発明における変成するラノリンは、精製の程度か低い
ラノリンを変成したものでもガス透過性に大きく寄与す
ることか明らかになっている。
ラノリンの組成としては、ラノリンn旨肪酸(現在約1
38種か確認されている)とラノリンアルコールとの多
種類のエステル、多種類のラノリン脂肪酸およびラノリ
ンアルコールを含むものであることか確認されている。
ラノリン脂肪酸は、直鎖のものが少なく、イソ脂肪酸(
偶数酸)、アンチイソ(anteiso)脂肪酸(奇数
酸)等の分岐脂肪酸か約2/3、ヒドロキシ脂肪酸が約
1/3も含まれており、炭素数か約9〜34に広く分布
しているものである。
ラノリンアルコールは、その主成分がコレステロール、
トリテルペンアルコール等のステロイド骨格を有する化
合物からなっていて、残りの大部分が脂肪族アルコール
で、直鎖、イソ、アンチイソのものからなり、ジオール
が約596程度含まれおり、炭素数か約14〜33に広
く分布しているものである。
エトキン化ラノリン エトキシ化ラノリンは、エトキシ化処理をしたラノリン
の意味であって、エトキシ化の量的な程度は問わない。
エトキシ化ラノリンとしては、ラノリンにアルカリ(例
えばカセイソーダ)を触媒としてエチレンオキサイドを
反応させてエトキシ基を導入したものか好ましく、反応
は高温、高圧で行うのか好ましい。エトキシ化ラノリン
自体は液状のもので、加温した水に溶解可能なものであ
る。
エステル化ラノリン エステル化ラノリンは、エステル化の処理をしたラノリ
ンの意味であって、エステル化の量的な程度を問わない
エステル化ラノリンとしては、ラノリンと高級アルコー
ルを反応させてエステル化したものか好ましく、エステ
ル化ラノリン自体は、液状(ポマード状の粘性の大きい
もの)のものであり、アルコールに可溶である。
スルポン化ラノリン スルホン化ラノリンは、スルホン化の処理をしたラノリ
ンの意味であって、スルホン化の量的な程度を問わない
。スルホン化は、一般にラノリンを硫酸処理することに
よって行われる。
これらの変成ラノリンの添加量は、化粧品の種類によっ
て適宜選択されるか、0.5〜50,0重ffi%(化
粧品の膜形成成分との合計量基準)、好ましくは0.5
〜30.0重量%、特に好ましくは1、0〜25.0重
量%、である。
すなわち0.5重量%未満であると、化粧品の薄膜のガ
ス透過性の向上は、あまり認められない。
50.0重量%を越えると化粧品が薄膜になり難くなり
、また薄膜になっても薄膜の強度か低下する。薄膜か硬
質塗膜(例えば爪マニキュアの塗膜)では、塗膜強度か
必要なので、その点からの制約をうける。
したかって、ガス透過性を向上させ、かつ薄膜の強度を
維持するという点から、好ましい範囲および特に好まし
い範囲は、上記の値の範囲である。
なお、ガス透過性は、変成ラノリンの添加量の増加にし
たがって、飛躍的に向上していくが、0.5〜50,0
重量%の範囲内において、ピークに達して、そこから5
0.0重−%に近ずくしたかって若干低下していく傾向
かある。
く化粧品の製造〉 本発明による化粧品は、毛髪のマニキュア、カラリング
、パーマネントウェーブ処理、トリートメントまたは爪
マニキュア用の化粧品の製造において使用されている方
法であれば、いずれの方法でも製造することかでき、製
造上の特別の制約はない。
く実験例〉 以下の実験例は、本発明をさらに具体的に説明したもの
である。本発明はこれらの実験例により限定されるもの
ではない。
実施例] エトキシ化ラノリン、セラックおよびエチルアルコール
からなる以下の二種類の組成物(A)、(B)を調製し
た。
組成物(A) セラック            30重量%エチルア
ルコール        60重量%エトキシ化ラノリ
ン       10重量%合計量100重量% 組成物(B) セラック            30重量%エチルア
ルコール        40重量%エトキシ化ラノリ
ン       30重量%合計量100重量% これら(A)、(B)の各組成物の液状物をガラス板上
にバーコーターによってフィルムにした。
フィルムの酸素ガスの透過性をASTM  D1443
の方法により測定した。結果は、下記の表1の通りであ
った。
表−1 *1 試験片厚さ−コピー用紙厚さ(85μm)*2 
測定地か大きすぎるため参考値とする実施例2 エステル化ラノリンとスルホン化ラノリンを1対1の割
合で含み、エチルアルコールを溶媒として含む下記処方
の化粧品を調製した。
セラック           15重量%メチルセル
ロース       15重量%エチルアルコール  
     50重量%エステル化ラノリン      
10重量%スルホン化ラノリン      10重量%
合計量100重量% この化粧品の液状物をバーコーターによってガラス板上
にフィルムにした。
このフィルムの酸素ガスの透過性をJISZI707の
方法により測定した。その結果は表2の通りであった。
表−2 実施例3 紅麹酸で強酸性にしたパイウォーター(長石と接触させ
た水)に下記の成分を含有させた頭髪用化粧品を調製し
た。
キト−サン22.4重量%、水溶性セルロース35重量
%、1対1の比率のエステル化ラノリンとスルホン化ラ
ノリンの合計量20重量%。
次にその頭髪用化粧品を頭髪に塗布して、そこに遠赤外
線(45℃)を20分間照射した後プレーンリンスした
ところ、艶、くし通し性、光沢が非常によかった。
約45日間経過しても、化粧品が頭髪に付着しているの
か観察された。化粧品は60日間経過後に頭髪から剥離
した。その化粧品剥離後の頭髪を肉眼にによる視覚およ
び手による触覚で観察したところ、健康毛であった。
比較例] キト−サン22.4重量%、水溶性セルロース15重量
9゜を含有する水溶液を頭髪に塗布して、そこに遠赤外
線(45℃)を20分間照射した後プレーンリンスした
ところ、くし通し性、艶等が、45日間存在した。
しかし、60日間経過後に化粧品剥離後の頭髪を観察す
ると、きしみ、くし通し性等が悪く、しかも頭髪か「ぎ
しぎし」および「ざらざらコした状態で、艶、光沢等も
失われていた。
これは、頭髪に形成された薄膜か酸素ガス等を遮断して
、毛髪に必要な(例えば呼吸)ガスおよび水分等の透過
が遮断されて、毛髪が仮死状態になっていた結果による
と思われる。
実施例4 セラック25重量%、エトキン化ラノリン10重量%を
含有する水溶液を調製した。その水溶液を頭髪に塗布し
た後、ステイーマーに20分間いれた。その後プレーン
リンスしたところ、頭髪の艶、光沢、くし通し性等が非
常に良好であった。
45日間経過後に頭髪を観察すると、セラックおよびエ
トキン化ラノリンの薄膜は剥離していたが、頭髪自体は
、施術前(頭髪への水溶液の塗布前)と何ら変わりなく
、健康毛の状態が保たれていた。
比較例2 セラックを25重量%含有する水溶液を調製して、その
水溶液を頭髪に塗布した後、ステイーマーに20分間い
れた。その後ブレーンリンスしたところ、頭髪の艶、光
沢、くし通し性等か非常に良好であった。45日間経過
後に頭髪を観察すると、セラックの薄膜は剥離して、頭
髪自体は、「ぎしぎし」した状態で、くし通し性、艶、
光沢等が悪かった。
実施例5 下記の処方の爪マニキュアを調製した。
ニトロセルロース・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・   9重量%合成樹脂・・・・・・・・・・・・
・・・・・・      10重量%可塑剤 ・・・・
・・・・・・・・・・・       9重量96エト
キン化ラノリン、エステル化ラノリンおよびスルホン化
ラノリン ・・・・・・・・・・・・    2重量%
セラック、ケラチン、キト−サン  30重全量着色剤
および沈降防止剤         適量溶剤    
           40重量96合計量100重量
% 二の爪マニキュアを爪に塗り、−週間後に再度塗り、こ
れを三が月繰返した。その後除光液で爪マニキュアを除
去して、爪の状態を観察したところ、爪の色、艷等は、
爪マニキュアを塗り前爪のそれと何ら変わらない、健康
で弾力のあるものであった。
比較例3 変成ラノリンを含有しない下記処方の爪マニキュアを調
製した。
ニトロセルロース ・・・・・・ ・・・   10f
fiffi%合成樹脂・・・・  ・・ ・     
 10重トロ可塑剤 ・・・・・・ ・・・・・・  
    10重重二セラック、ケラチン、キト−サン 
 30重量9゜着色剤および沈降防止剤       
  適量溶剤               40重量
%合計量100重量9に の爪マニキュアを爪に塗り、−週間後に再度塗り、これ
を三が月繰返した。その後除光液で爪マニキュアを除去
して、爪の状態を観察したところ、爪の色は黄色みを帯
びた白色で、爪の艶もなく、手触りか悪く弾力性が失わ
れていた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、毛髪のマニキュア、カラリング、パーマネントウェ
    ーブ処理、トリートメントまたは爪マニキュア用の化粧
    品において、エトキシ化ラノリン、エステル化ラノリン
    、およびスルホン化ラノリンからなる群から選ばれた少
    なくとも一つからなる変成ラノリンを、前記化粧品に含
    まれる膜形成成分との合計量を基準にして、0.5〜 50.0重量%の比率で配合したことを特徴とする、毛
    髪のマニキュア、カラリング、トリートメント、パーマ
    ネントウェーブ処理または爪マニキュア用の化粧品。 2、前記膜形成成分として、セラック、ケラチン、キト
    ーサンおよびセルロースからなる群から選ばれた少なく
    とも一つが用いられている、請求項1の化粧品。
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