JPH04148671A - 液面の検知方法及びその方法を実施する培養槽 - Google Patents
液面の検知方法及びその方法を実施する培養槽Info
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- JPH04148671A JPH04148671A JP26937290A JP26937290A JPH04148671A JP H04148671 A JPH04148671 A JP H04148671A JP 26937290 A JP26937290 A JP 26937290A JP 26937290 A JP26937290 A JP 26937290A JP H04148671 A JPH04148671 A JP H04148671A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、細胞や微生物を培養する培養槽や、発酵槽に
おいて、内容液の真の液面を検知する方法およびそのよ
うな方法を用いた容器の構造に係り、特に液面上に泡沫
を有゛する場合にも誤動作することなく真の液面を検出
するのに好適な検知方法およびその方法を用いた容器に
関する。
おいて、内容液の真の液面を検知する方法およびそのよ
うな方法を用いた容器の構造に係り、特に液面上に泡沫
を有゛する場合にも誤動作することなく真の液面を検出
するのに好適な検知方法およびその方法を用いた容器に
関する。
従来、培養槽等の容器内の液面レベルを検知する方法と
しては、槽内に設置した電極周囲の静電容量を検出する
方法、液体の浮力により液面の変化に追従して上下する
フロートを用いる方法、超音波を液面上もしくは液中に
発射してその反射波や減衰量により判定する方法、光を
液中もしくは液面上に照射してその反射量や透過量をも
とに判定する方法等が知られている。
しては、槽内に設置した電極周囲の静電容量を検出する
方法、液体の浮力により液面の変化に追従して上下する
フロートを用いる方法、超音波を液面上もしくは液中に
発射してその反射波や減衰量により判定する方法、光を
液中もしくは液面上に照射してその反射量や透過量をも
とに判定する方法等が知られている。
またこのほかにも、培養槽内に設置された長さの異なる
電極間の電流の有無により、上部液面付近の電極が液に
接しているかどうかを識別し液面を検出する導通型と呼
ばれる方法がある(これらの液面検出技術については、
「センサハンドブック」 (片岡照栄、他、培風館、昭
和61年5月30日発行、P504〜511)に詳しく
述べられている)。
電極間の電流の有無により、上部液面付近の電極が液に
接しているかどうかを識別し液面を検出する導通型と呼
ばれる方法がある(これらの液面検出技術については、
「センサハンドブック」 (片岡照栄、他、培風館、昭
和61年5月30日発行、P504〜511)に詳しく
述べられている)。
さらに、水槽の水位の変化をエアトラップと、このエア
トラップの空気圧の変化に応動し内部の液体の液位が変
化するU字管を備えた水槽内の水位検知装置も知られて
いる(特開昭59−73733号公報)。
トラップの空気圧の変化に応動し内部の液体の液位が変
化するU字管を備えた水槽内の水位検知装置も知られて
いる(特開昭59−73733号公報)。
しかし、これらの方法はレベルを検知しようとする液体
の表面上に誤情報を・誘因するようなものが存在しない
場合には有効に作用するが、例えば生体細胞を培養する
培養槽での液面検知手段として用いようとすると、培養
液中に浮遊する微生物、動物細胞、植物細胞等の生体細
胞の付着により、動作不良を起こしたり、培養液中に通
気した際に生じる気泡や泡沫に吸収される等の現象によ
り、判定不良を起こすなどの問題があった。
の表面上に誤情報を・誘因するようなものが存在しない
場合には有効に作用するが、例えば生体細胞を培養する
培養槽での液面検知手段として用いようとすると、培養
液中に浮遊する微生物、動物細胞、植物細胞等の生体細
胞の付着により、動作不良を起こしたり、培養液中に通
気した際に生じる気泡や泡沫に吸収される等の現象によ
り、判定不良を起こすなどの問題があった。
また、いわゆる、導通型と呼ばれる方法にあっても、液
面上に導通性を有する泡沫層が形成されると、泡沫層と
液層を識別できず、誤動作するという欠点があった。即
ち、上記従来の技術では、そのいずれのものも、液面上
に泡沫あるいは培養生体の付着等の存在により気液界面
が明確でない場合、液層−泡沫層の界面を識別すること
ができないものであった。
面上に導通性を有する泡沫層が形成されると、泡沫層と
液層を識別できず、誤動作するという欠点があった。即
ち、上記従来の技術では、そのいずれのものも、液面上
に泡沫あるいは培養生体の付着等の存在により気液界面
が明確でない場合、液層−泡沫層の界面を識別すること
ができないものであった。
さらに、エアトラップを用いた上記公報に記載の手段は
液面上に存在する物質の影響はある程度まで除去するこ
とができるものの、その手段を生物細胞の培養槽等のよ
うに内容液の循環および交換が必要とされる容器に用い
た場合には、容器とU字管との接続部からU字管内にか
けて内容液が移動しないいわゆるデッドゾーンが生じ、
培養等に悪影響を誘起する恐れがある。
液面上に存在する物質の影響はある程度まで除去するこ
とができるものの、その手段を生物細胞の培養槽等のよ
うに内容液の循環および交換が必要とされる容器に用い
た場合には、容器とU字管との接続部からU字管内にか
けて内容液が移動しないいわゆるデッドゾーンが生じ、
培養等に悪影響を誘起する恐れがある。
本発明の目的は、液面上に泡沫や付着物等を有する場合
でも、真の液面を検出することができる方法及びそのよ
うな方法を用いた容器、特に生体細胞の培養槽を提供す
ることにある。
でも、真の液面を検出することができる方法及びそのよ
うな方法を用いた容器、特に生体細胞の培養槽を提供す
ることにある。
さらに本発明の目的は、内部の流体の流れにデッドゾー
ンを生じさせない状態で、真の液面を検出することがで
きる方法及びそのような方法を実施する容器、特に生体
細胞の培養槽を提供することにある。
ンを生じさせない状態で、真の液面を検出することがで
きる方法及びそのような方法を実施する容器、特に生体
細胞の培養槽を提供することにある。
本発明者らは、上記従来技術の持つ欠点を克服すべく以
下のような実験を行った。
下のような実験を行った。
動物細胞の培養液とそのろ液を用い、これらに気泡を吹
き込んで液面に泡沫層を形成させた液面近傍の電気伝導
度を測定した。第1図はその結果を示しており、液面か
らセンサ(電極)までの距離に対して、電気伝導度をプ
ロットしたものである。黒塗りのシンボルは細胞を含ん
だ培養実演(細胞濃度0.9x107cells/m)
を用いた測定値、白抜きシンボルは細胞を含まない培養
ろ液を用いた測定値である。丸、三角、四角は吹き込む
気泡の強さが異なる場合であって、それぞれの通気空塔
速度は、0.10.0.15.0.20cm/sであり
、この値が大きい程、液面に形成される泡沫層は厚くな
る。また液面からの距離が小さい程、泡沫の密度が高く
なるため泡沫の電導度が上がる。第1図に示されるよう
に、これらの測定値はいずれも0.8ms/cm以下で
あって、培養液中の電導度測定値15〜17m5/cm
に対して格段に小さいことから、液体と泡沫とを充分に
識別しうることが分かった。さらに、細胞を含んだ培養
実演では、気泡によって持ち上げられた細胞が泡沫中に
存在しており、細胞自体の電気工導度が小さいため、培
養ろ液の泡沫よりも電導度は低められる。従って、例え
ば1.0ms/cm程度にしきい値を設けることにより
、測定した電導度の大きさから、液と泡沫との界面を検
知することができた。
き込んで液面に泡沫層を形成させた液面近傍の電気伝導
度を測定した。第1図はその結果を示しており、液面か
らセンサ(電極)までの距離に対して、電気伝導度をプ
ロットしたものである。黒塗りのシンボルは細胞を含ん
だ培養実演(細胞濃度0.9x107cells/m)
を用いた測定値、白抜きシンボルは細胞を含まない培養
ろ液を用いた測定値である。丸、三角、四角は吹き込む
気泡の強さが異なる場合であって、それぞれの通気空塔
速度は、0.10.0.15.0.20cm/sであり
、この値が大きい程、液面に形成される泡沫層は厚くな
る。また液面からの距離が小さい程、泡沫の密度が高く
なるため泡沫の電導度が上がる。第1図に示されるよう
に、これらの測定値はいずれも0.8ms/cm以下で
あって、培養液中の電導度測定値15〜17m5/cm
に対して格段に小さいことから、液体と泡沫とを充分に
識別しうることが分かった。さらに、細胞を含んだ培養
実演では、気泡によって持ち上げられた細胞が泡沫中に
存在しており、細胞自体の電気工導度が小さいため、培
養ろ液の泡沫よりも電導度は低められる。従って、例え
ば1.0ms/cm程度にしきい値を設けることにより
、測定した電導度の大きさから、液と泡沫との界面を検
知することができた。
本発明は、以上の知見に基づいて上記目的を達成しよう
とするものである。即ち、表面に泡沫層を有する液体の
液面レベルを検知する方法であって、電圧を印加した一
対の電極を一定の間隔をおいて設置し、電極間で形成さ
れる空間の電気伝導度を測定して、その値が所定のしき
い値を越えたときに真の液面が電極位置を通過したもの
として、真の液面レベルを検知することを特徴とする、
表面に泡沫層を有する液体の液面レベルの検知方法を提
供する。
とするものである。即ち、表面に泡沫層を有する液体の
液面レベルを検知する方法であって、電圧を印加した一
対の電極を一定の間隔をおいて設置し、電極間で形成さ
れる空間の電気伝導度を測定して、その値が所定のしき
い値を越えたときに真の液面が電極位置を通過したもの
として、真の液面レベルを検知することを特徴とする、
表面に泡沫層を有する液体の液面レベルの検知方法を提
供する。
上記の方法は、表面に泡沫層を有する液体が生体細胞を
培養するための培養液である場合の液面検知に用いると
特に有効である。
培養するための培養液である場合の液面検知に用いると
特に有効である。
また、本発明は、表面に泡沫層を有する液体を収容する
容器であって、所定の液面位置近傍に電圧を印加した一
対の電極を一定の間隔を置いて設置し、その電気伝導度
を測定することにより真の液面レベルの検知が可能であ
る、液体レベル検知手段を持つ容器をも提供する。
容器であって、所定の液面位置近傍に電圧を印加した一
対の電極を一定の間隔を置いて設置し、その電気伝導度
を測定することにより真の液面レベルの検知が可能であ
る、液体レベル検知手段を持つ容器をも提供する。
該容器が、生物細胞を培養するための培養槽であること
は特に有効である。
は特に有効である。
検知用電極を液面位置近傍に所定の上下間隔をおいて複
数組設けることにより複数の液位をするようにしてもよ
い。
数組設けることにより複数の液位をするようにしてもよ
い。
また、所定の液面位置よりも下方の位置に、培養液を循
環させるための外部流路を設け、該外部流路を培養液が
下降流となって循環するようにすることにより、内容液
にデッドゾーンを生じさせない状況下で液体レベルの検
知を行うことが可能となる。
環させるための外部流路を設け、該外部流路を培養液が
下降流となって循環するようにすることにより、内容液
にデッドゾーンを生じさせない状況下で液体レベルの検
知を行うことが可能となる。
さらに、外部流路の上方部を所定の液面位置よりも上方
に延出させ、その延長部に液体レベル検手段を設けるよ
うにしてもよい。
に延出させ、その延長部に液体レベル検手段を設けるよ
うにしてもよい。
その外部流路の上方部を所定の液面位置よりも上方に延
出し、さらに泡沫の上面よりも上部において容器内に開
口させることにより、環境を完全に閉鎖したものとする
ことは、生体細胞の培養槽の場合には、特に適している
。
出し、さらに泡沫の上面よりも上部において容器内に開
口させることにより、環境を完全に閉鎖したものとする
ことは、生体細胞の培養槽の場合には、特に適している
。
即ち、本発明は、容器本体あるいは上記外部循環流路の
内に一対の電気伝導度測定用の電極を設置し、この間の
空間の電気伝導度を測定することにより、その電導度の
大きさから、液体と空気又は泡沫とを識別し、液面を検
出する。
内に一対の電気伝導度測定用の電極を設置し、この間の
空間の電気伝導度を測定することにより、その電導度の
大きさから、液体と空気又は泡沫とを識別し、液面を検
出する。
本発明の一実施例では、容器、例えば培養槽本体又はそ
の外部流路の液面付近に設置した電気伝導度測定用の電
極は、2つが対面する様に設置され、この間の空間の電
導度測定値は、電極が液中にある場合の方が、液面上の
泡沫中又は空気中にある場合より、顧著に大きいため、
そのしきい値を越えて測定値が変動した時、液面が電極
位置を通過したと判別し、それによって液面を検出する
ので液面上に泡沫層がある場合でも、誤動作せず真の液
面を確実に検出することができる。
の外部流路の液面付近に設置した電気伝導度測定用の電
極は、2つが対面する様に設置され、この間の空間の電
導度測定値は、電極が液中にある場合の方が、液面上の
泡沫中又は空気中にある場合より、顧著に大きいため、
そのしきい値を越えて測定値が変動した時、液面が電極
位置を通過したと判別し、それによって液面を検出する
ので液面上に泡沫層がある場合でも、誤動作せず真の液
面を確実に検出することができる。
また、他の実施例では、容器、例えば、培養槽本体の外
部に設けた循環流路は、上方に解放あるいは槽本体の所
要の液面レベルより上方の1点と下方の2点の3点で連
結し、下2点の連結部で槽の内容液を循環し、上の連結
部によって空気が流通するので流路内の液面は、槽本体
の液面と等しい高さとなる。槽本体の内部では、例えば
最下部から気泡を発することにより、上昇流を生じさせ
ていることで外部流路では下降流となるような循環流が
生じる。それによって、外部流路には気泡が入りこまず
、その液面上には泡沫層を形成しないため、導通型レベ
ルセンサによる液面検知法においても、誤動作すること
がない。
部に設けた循環流路は、上方に解放あるいは槽本体の所
要の液面レベルより上方の1点と下方の2点の3点で連
結し、下2点の連結部で槽の内容液を循環し、上の連結
部によって空気が流通するので流路内の液面は、槽本体
の液面と等しい高さとなる。槽本体の内部では、例えば
最下部から気泡を発することにより、上昇流を生じさせ
ていることで外部流路では下降流となるような循環流が
生じる。それによって、外部流路には気泡が入りこまず
、その液面上には泡沫層を形成しないため、導通型レベ
ルセンサによる液面検知法においても、誤動作すること
がない。
以下に本発明の一実施例を、添付の図面に基づき詳述す
る。第2図は、外部循環型エアリフトタイプの動物細胞
培養槽において、本願発明を実施した場合の例を示して
いる。
る。第2図は、外部循環型エアリフトタイプの動物細胞
培養槽において、本願発明を実施した場合の例を示して
いる。
培養槽lには、槽本体の中央部、底部の2点で連結した
外部循環路2が形成されており、槽内には液面3上に泡
沫層4を有する培養液が収容されている。培養に際し、
槽本体の下部には、スパージャ6が設けられ、空気を供
給することにより気泡7を発し、液の循環と培養細胞へ
の酸素供給を行っている。そのため槽本体の液面には泡
沫層4が形成される。
外部循環路2が形成されており、槽内には液面3上に泡
沫層4を有する培養液が収容されている。培養に際し、
槽本体の下部には、スパージャ6が設けられ、空気を供
給することにより気泡7を発し、液の循環と培養細胞へ
の酸素供給を行っている。そのため槽本体の液面には泡
沫層4が形成される。
槽本体内には液面の上限、下限の設定位置に電気伝導度
測定用の円板状の所定の電圧を印加した電極8が対をな
して対面するように計4ヶ設置され、該電極8は電導度
肝9に接続されている。なお、この電極は、上下の2対
にかぎられるものではな(,1対のみ、あるいは3対以
上設けてもよいものである。
測定用の円板状の所定の電圧を印加した電極8が対をな
して対面するように計4ヶ設置され、該電極8は電導度
肝9に接続されている。なお、この電極は、上下の2対
にかぎられるものではな(,1対のみ、あるいは3対以
上設けてもよいものである。
この実施例においては、真の液面が上限あるいは下限の
電極対を通過したときに測定値が大きく変動することか
ら、第1図をもとに説明したように、真の液面レベルを
確実容易に検知することができる。
電極対を通過したときに測定値が大きく変動することか
ら、第1図をもとに説明したように、真の液面レベルを
確実容易に検知することができる。
上限、下限の電極による、槽内の液量の制御は以下のよ
うにして行う。
うにして行う。
下限の電極は、培地注入ポンプ(図示しない)のON動
作に、上限の電極はOFF動作にそれぞれ連動している
。従って、槽l内の液量が減少し、液面が下限の電極を
越えて下がると、電流の導通が無くなるか或いは、電導
度の極端な低下により、液面の通過を検知し、ポンプが
ONとなり、培地が注入される。培地の真の液面が上限
の電極のレベルを越えると、上記の逆の効果によりポン
プがOFFとなり、培地の注入は停止する。
作に、上限の電極はOFF動作にそれぞれ連動している
。従って、槽l内の液量が減少し、液面が下限の電極を
越えて下がると、電流の導通が無くなるか或いは、電導
度の極端な低下により、液面の通過を検知し、ポンプが
ONとなり、培地が注入される。培地の真の液面が上限
の電極のレベルを越えると、上記の逆の効果によりポン
プがOFFとなり、培地の注入は停止する。
従って、必要以上の培地が注入される〜ことなく、常時
一定レベルでの培養液の制御が可能となる。
一定レベルでの培養液の制御が可能となる。
なお、この実施例において、外部循環流路2は容器が生
物細胞の培養槽のように内容液の循環が必要とされるも
のの場合に有効なものであるが、液面の検知の観点から
は必ずしも必須のものでないことは容易に理解されよう
。
物細胞の培養槽のように内容液の循環が必要とされるも
のの場合に有効なものであるが、液面の検知の観点から
は必ずしも必須のものでないことは容易に理解されよう
。
第3図は、外部流路の上方部を所定の液面位置よりも上
方に延出して設けたものの例を示している。なお、この
例のものにおいて、第2図に示すものと同一の部材には
同一の番号を付してあり、同一の作用を奏するものなの
で、説明は省略する。
方に延出して設けたものの例を示している。なお、この
例のものにおいて、第2図に示すものと同一の部材には
同一の番号を付してあり、同一の作用を奏するものなの
で、説明は省略する。
この実施例において、外部流路2の上端部2゜は、所定
の液面3よりも上方まで延長しているとともに、液面上
に位置する泡沫の上面よりも上方位置で培養槽に開口1
0している。そして、外部流路2の上方延長部の槽内の
所要の液面のレベルに対応する位置には、第2図の実施
例に示したような、所定の電圧を印加した電極8°が対
をなして対面するように計4ヶ設置され、該電極8′は
電導度肝9に接続されている。
の液面3よりも上方まで延長しているとともに、液面上
に位置する泡沫の上面よりも上方位置で培養槽に開口1
0している。そして、外部流路2の上方延長部の槽内の
所要の液面のレベルに対応する位置には、第2図の実施
例に示したような、所定の電圧を印加した電極8°が対
をなして対面するように計4ヶ設置され、該電極8′は
電導度肝9に接続されている。
この実施例においては、外部流路には下降流が形成され
ており、外部流路に気泡が進入しないことから液面上に
泡沫層を形成しない。従って、より正確に真の液面レベ
ルを検知することが可能となる。
ており、外部流路に気泡が進入しないことから液面上に
泡沫層を形成しない。従って、より正確に真の液面レベ
ルを検知することが可能となる。
第4図は、この発明のさらに他の実施例を示している。
この例にあっては、第3図の実施例のものと比較し、液
体レベル検知手段が異なっている。
体レベル検知手段が異なっている。
即ち、この外部流路には、その上部から3本の電極8°
°を設置し、1本は常に液中にあり、残りの2本は液面
の上限と下限の位置にその先端か合わせられている導通
型の手段を備えている。
°を設置し、1本は常に液中にあり、残りの2本は液面
の上限と下限の位置にその先端か合わせられている導通
型の手段を備えている。
その奏する作用効果は、第3図のものと同様である。
本発明によれば、培養槽等において、槽内の液面上に泡
沫を有する場合でも、真の液面を検出することができる
。従ってセンサを培地等のポンプと連動させることで、
槽内の液量の制御に効果的である。
沫を有する場合でも、真の液面を検出することができる
。従ってセンサを培地等のポンプと連動させることで、
槽内の液量の制御に効果的である。
第1図は、実際の動物細胞培養液を用い、気泡を吹きこ
んで泡沫層を形成して行った電導度測定試験結果を示す
図、第2図は容器本体に液面検出電極を設置した場合の
図、第3図は外部流路に液面検出電極を設置した場合の
図および第4図は外部流路に他の形式の導通型液面セン
サを設置した図である。 1、容器(培養槽)、2.外部循環流路、2、外部循環
流路の上方部、 8.8°、 電極 9.電気伝導計
んで泡沫層を形成して行った電導度測定試験結果を示す
図、第2図は容器本体に液面検出電極を設置した場合の
図、第3図は外部流路に液面検出電極を設置した場合の
図および第4図は外部流路に他の形式の導通型液面セン
サを設置した図である。 1、容器(培養槽)、2.外部循環流路、2、外部循環
流路の上方部、 8.8°、 電極 9.電気伝導計
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、表面に泡沫層を有する液体の液面レベルを検知する
方法であって、電圧を印加した一対の電極を一定の間隔
をおいて設置し、電極間で形成される空間の電気伝導度
を測定して、その値が所定のしきい値を越えたときに真
の液面が電極位置を通過したものとして、真の液面レベ
ルを検知することを特徴とする、表面に泡沫層を有する
液体の液面レベルの検知方法。 2、表面に泡沫層を有する液体が生体細胞を培養するた
めの培養液である、請求項1記載の検知方法。 3、表面に泡沫層を有する液体を収容する容器であって
、所定の液面位置近傍に電圧を印加した一対の電極を一
定の間隔を置いて設置し、その電気伝導度を測定するこ
とにより真の液面レベルの検知が可能である、液体レベ
ル検知手段を持つ容器。 4、該容器が、生物細胞を培養するための培養槽である
、請求項3記載の液体レベル検知手段を持つ容器。 5、該一対の電極を所定の液面位置近傍に所定の上下間
隔をおいて複数組設けたことを特徴とする、請求項3な
いし5記載の液体レベル検知手段を持つ容器。 6、所定の液面位置よりも下方の位置に、培養液を循環
させるための外部流路が設けられており、該外部流路を
培養液が下降流となって循環するようになっていること
を特徴とする、請求項4記載の液体レベル検知手段を持
つ容器。 7、該外部流路の上方部が所定の液面位置よりも上方に
延出しており、該延長部に該液体レベル検知手段が設け
られていることを特徴とする、請求項6記載の液体レベ
ル検知手段を持つ容器。 8、該外部流路の上方部が所定の液面位置よりも上方に
延出し、さらに泡沫の上面よりも上部で容器内に開口し
ており、該延長部に該液体レベル検知手段が設けられて
いることを特徴とする、請求項7記載の液体レベル検知
手段を持つ容器。 9、表面に泡沫層を有する液体を収容する容器であって
、所定の液面位置よりも下方の位置に、培養液を循環さ
せるための外部流路が設けられており、該外部流路を培
養液が下降流となって循環するようになっているととも
に、該外部流路の上方部が所定の液面位置よりも上方に
延出しており、該延長部には適宜の液体レベル検知手段
が設けられていることを特徴とする、液体レベル検知手
段を持つ容器。 10、該外部流路の延長部が、さらに泡沫の上面よりも
上部で容器内に開口していることを特徴とする、請求項
9記載の液体レベル検知手段を持つ容器。 11、該容器が生体細胞を培養するための培養槽である
、請求項8記載の液体レベル検知手段を持つ容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26937290A JPH04148671A (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 液面の検知方法及びその方法を実施する培養槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26937290A JPH04148671A (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 液面の検知方法及びその方法を実施する培養槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04148671A true JPH04148671A (ja) | 1992-05-21 |
Family
ID=17471482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26937290A Pending JPH04148671A (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 液面の検知方法及びその方法を実施する培養槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04148671A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999036505A1 (de) * | 1998-01-19 | 1999-07-22 | Ulrich Mohr | Kulturvorrichtung und verfahren zur kultivierung von zellen oder gewebekomponenten |
US6794184B1 (en) | 1998-01-19 | 2004-09-21 | Ulrich Mohr | Culturing device and method for culturing cells or tissue components |
JP2010281814A (ja) * | 2009-05-26 | 2010-12-16 | Krones Ag | 泡密度判定方法および泡密度判定装置 |
WO2012050221A2 (ja) * | 2010-10-13 | 2012-04-19 | Sekine Toshirou | 光合成微生物の培養方法と装置 |
WO2016152697A1 (ja) * | 2015-03-20 | 2016-09-29 | 積水化学工業株式会社 | 微生物の培養方法及び培養装置 |
-
1990
- 1990-10-09 JP JP26937290A patent/JPH04148671A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2012050221A3 (ja) * | 2010-10-13 | 2012-06-21 | Sekine Toshirou | 光合成微生物の培養方法と装置 |
WO2016152697A1 (ja) * | 2015-03-20 | 2016-09-29 | 積水化学工業株式会社 | 微生物の培養方法及び培養装置 |
JPWO2016152697A1 (ja) * | 2015-03-20 | 2018-01-18 | 積水化学工業株式会社 | 微生物の培養方法及び培養装置 |
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