JP3912776B2 - 構造物表面の塩分測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種構造物の表面に付着した塩分を抽出採取すると同時に、その塩分測定を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄道用や道路用の橋梁、船舶、プラントの大型タンク等のような鉄鋼構造物は、腐蝕を防止するため定期的に表面塗装を行う必要がある。
【0003】
しかし、これらの構造物の表面には塩分等が付着するので、多量の塩分が付着したまま表面塗装を行うと、構造物表面が発錆して塗膜が浮いて破壊され、そこから錆が一層広がって構造物の腐食が進行しやすい。そのため、構造物の表面塗装を行う前に、構造物表面に付着した塩分量を測定することが従来から行われている。
【0004】
構造物表面に付着する塩分濃度は、構造物の種類や環境等により異なるが、海岸付近では1000mg/mを超えることがある。この塩分を洗浄やサンドブラスト等によって取り除き、表面塗装を行う前の段階で、通常50〜300mg/m程度に設定される管理濃度以下にする必要がある。
【0005】
このような場合に、構造物表面の塩分濃度を測定する装置として、検出部を構造物の被検出面に当接させ、検出部内に塩分抽出用の純水を供給し、被検出面に接している純水を撹拌して被検出面から塩分を溶解抽出した後、その液の電気伝導率を測定することにより、構造物表面の塩分濃度を測定する装置が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の構造物表面の塩分測定装置の検出部は、例えば図11に示すように、構造物の被検出面Aに当接させるための開口2を下端に有する液保持室3と、液保持室3にシリンジ5から純水を供給する1つの液供給流路4と、液保持室3に連通した1つのエア抜き流路6と、液保持室3内の純水を撹拌する撹拌器7と、液の電気伝導率を測定する塩分測定用センサー8とを備えている。尚、液保持室3の周囲には、リング状永久磁石9が配置されている。
【0007】
塩分測定に際しては、構造物の被検出面Aに検出部1の開口2を当接させてリング状永久磁石9で固定し、その状態でシリンジ5から液保持室3に塩分抽出用の純水を注入する。次に、液保持室3内の液を撹拌器7で所定時間撹拌して、被検出面Aに付着している塩分を溶解抽出した後、その液の電気伝導率を塩分測定用センサー8で測定することにより塩分濃度を求める。
【0008】
しかしながら、このような従来の構造物表面の塩分測定装置では、最も一般的である水平な被検出面Aに検出部1を取り付けて測定する場合、液保持室3に空気が残留しやすいという問題があった。即ち、液保持室3に純水を供給したとき、液保持室3内の空気の大部分はエア抜き流路6から外部に押し出されるが、一部の空気が気泡aとなって液保持室4の開口2と対向する面(上底面と称する)、特に撹拌器5の回転軸の周囲に残留しやすかった。
【0009】
更に、構造物の傾斜した梁の表裏面や側面(鉛直面)等を測定する場合、検出部がいろいろな方向に傾くため、より一層液保持室内に空気が残留しやすかった。即ち、液供給流路4及びエア抜き流路6が液保持室3の上底面側に設けられているため、例えば図12に示すように、傾斜した梁の裏面(天井面)が被検出面Aである場合、傾斜した液保持室3内に多くの空気が残留する。具体的には、天井面の傾斜角が45°のとき、液保持室3の容積の約85%しか純水で満たされなかった。
【0010】
このように液保持室3内に空気が残留することによって、正確な電気伝導度の測定には液保持室3内に常に定められた量の液が必要であるにもかかわらず、残留空気の分だけ液保持室3内の液量が減少することになるため、測定によって得られる塩分濃度に誤差が発生していた。また、残留する空気中の炭酸ガスが液中に溶解することにより、電気伝導率が増加して、プラスの誤差となって現れていた。
【0011】
また、従来の塩分測定装置では、図11に示すように、構造物の被検出面Aに検出部1を固定するため、リング状永久磁石9が液保持室3の周囲の検出部1内に埋設配置されていた。そのため、検出部1の外径が約80mmと大きくなり、送電鉄塔などに使われている幅が45mmと狭い山形鋼の表裏面などには取り付けることができなかった。
【0012】
しかも、検出部1を構造物の塗装面に固定して測定する際に、刷毛の跡などにより塗装面の凹凸が大きい場所では、リング状永久磁石9による磁力だけではシールが不十分となり、液保持室3内の純水が漏れるという問題もあった。更には、純水を注入するシリンジ5は1回の測定ごとに取り外し、別の容器から純水を採水しなければならいため、測定操作が面倒であった。
【0013】
本発明は、かかる従来の事情に鑑み、小型軽量であって、構造物に付着した塩分の抽出と測定を簡単に行うことができ、被検出面が水平な場合は勿論のこと、どのような角度に傾斜していても、液保持室内に空気が残留せず、従って測定誤差がほとんどない、高精度な構造物表面の塩分測定装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明が提供する構造物表面の塩分測定装置は、演算処理装置と共に操作パネル及び表示部を備えた装置本体と、装置本体に接続された検出部とからなる構造物表面の塩分測定装置であって、該検出部は、一端に開口を有し且つ開口と対向する上底面が中央部を開口側に隆起させた逆円錐状のテーパー面となっている液保持室と、液保持室に塩分抽出用の純水を供給する液供給流路と、液保持室に連通した複数のエア抜き流路と、液保持室内の液を撹拌する撹拌器と、液保持室内に検出端を露出させて固定した塩分測定用センサーとを備えることを特徴とする。
【0015】
上記本発明の構造物表面の塩分測定装置において、前記エア抜き流路が、液保持室の周壁の開口側と上底面側にそれぞれ設けてあることを特徴とする。
【0016】
また、上記本発明の構造物表面の塩分測定装置においては、前記検出部は液保持室の両側に磁石を備えることができる。また、前記検出部を構造物表面に固定するクランプを備えることができる。
【0017】
更に、上記本発明の構造物表面の塩分測定装置では、前記液供給流路には、液保持室に塩分抽出用の純水を供給する際に、シリンジを接続するか、又は逆止弁を備えた軟質プラスチック容器を接続することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明における構造物表面の塩分測定装置は、演算処理装置と共に操作パネル及び表示部などを備えた装置本体と、装置本体に接続された検出部とからなり、軽量小型で持ち運びできる簡易な装置である。
【0019】
その検出部11は、図1に示すように、一端に開口12を有する液保持室13と、液保持室13に塩分抽出用の純水を供給する液供給流路14と、液保持室3に連通した複数のエア抜き流路16a、16bと、液保持室13内の液を撹拌する撹拌器17と、液保持室13内に検出端が露出した塩分測定用センサー18とを備えている。しかも、液保持室13の開口12と対向する上底面13aは、その中央部が開口12側に隆起した逆円錐状のテーパー面に形成されている。
【0020】
図1の検出部11では、液保持室13の液供給流路14と反対側の周壁に、上底面13a側にエア抜き流路16aが、及び開口12側にエア抜き流路16bがそれぞれ設けてある。そのため、エア抜き流路16bのエア抜き栓を閉じ、シリンジ15から液供給流路14を経て液保持室13に純水を注入すれば、純水の流入に伴って、液保持室13内の空気は上底面13aの逆円錐状のテーパー面に沿って上部側にスムースに移動し、上底面13aの開かれているエア抜き流路16aから外部に完全に排出される。
【0021】
このように、液保持室13の上底面13aを逆円錐状のテーパー面に形成することによって、撹拌器17の回転軸の周囲を含め、液保持室13内に空気が残留することがなくなるので、液保持室13内には常に定められた量の純水を供給することができる。その結果、液量の相違による塩分濃度の測定誤差をなくすことができ、高精度な測定が可能となる。
【0022】
尚、液保持室の上底面及び周側面は、ABS、PVC、PMMA、PA、PTFE、PVDF、エポキシ等の樹脂で作製することが好ましい。また、液保持室の容積は特に制限されないが、現状では一般的に2〜20ml程度が適当である。
【0023】
また、本発明では、液保持室からのエア抜き流路を複数設けることにより、傾斜した被検出面においても液保持室内への空気の残留がなく、正確な測定を行うことが可能となった。例えば、図1のように液保持室13の上底面13a側にエア抜き流路16aを、及び開口12側にエア抜き流路16bを設けた検出部11の場合、図3に示すように、被検出面Aが上方の傾斜した天井面であっても、エア抜き流路16aを閉じ、開口12側のエア抜き流路16bから液保持室13内の空気を残らず逃がすことができる。
【0024】
同様に、被検出面が下方にある傾斜した底面の場合には、上底面13a側に設けたエア抜き流路16aから空気を完全に排出することができる。尚、被検出面が水平な天井面の場合には、開口12を上にして検出部11を保持し、液保持室13に所定量の純水を満たした後、そのまま検出部11を持ち上げて、開口12を被検出面である水平な天井面に当接固定させれば良い。
【0025】
更に、複数のエア抜き流路は、上記のごとく上下方向の配置に限られず、液保持室の周壁に沿って周方向に設けることもできる。例えば、図2に示すように、液保持室13の中心軸の周りに少なくとも4つのエア抜き流路、即ち前記エア抜き流路16aと共に、エア抜き流路16c、エア抜き流路16d、エア抜き流路16eを設ければ、水平又は傾斜した鉛直面からなる被検出面にも対応することが可能となる。尚、これら液保持室の周方向に設けるエア抜き流路は開口側又は上底面側のいずれに配置しても良い。また、エア抜き流路16eは周壁に直角方向に延長させても良い。
【0027】
そして、図4に示すように、被検出面Aが右上がりに傾斜した梁の側面(鉛直面)の場合、エア抜き流路16cのみを開き、他のエア抜き流路16a、16d、16eを閉じておくことにより、液保持室13内の空気をエア抜き流路16cから逃がすことができる。同様に、図5に示す被検出面Aが右下がりに傾斜した梁の側面(鉛直面)の場合はエア抜き流路16dから、また図6に示す被検出面Aが水平な梁の側面(鉛直面)の場合はエア抜き流路16eから、それぞれ空気を完全に排気することが可能である。
【0028】
また、従来の検出部は液保持室の周囲にリング状永久磁石が埋設配置されていたため、検出部の外径が約80mmと大きかった。これに対し本発明においては、図7に示すように、液保持室13の両側に矩形や円形などの磁石19、19を埋設配置することができ、これにより検出部11の幅を約40mmに縮小することができ、送電鉄塔などに使われている幅45mmの山形鋼の表面にも取り付けることが可能となる。尚、図7における符号20は、液保持室13からの液漏れを防ぐためのO−リングのようなシール材である。
【0029】
検出部は磁石の磁力により鋼鉄製構造物の被検出面に固定されるが、被検出面の凹凸が大きい場合などには、図8に示すように、更にクランプ21を併用して固定することもできる。クランプ21を用いて固定すれば、被検出面が刷毛の跡などにより凹凸の大きな塗装面であっても、液保持室13からの純水の漏れをなくすことができる。
【0030】
更に、液保持室に塩分抽出用の純水を供給する際には、一般的には図1のようにシリンジ15を用いるが、図9に示すように、逆止弁23を備えた軟質プラスチック容器22を用いることもできる。軟質プラスチック容器22には多量の純水を充填できるので、逆止弁23を閉じた状態で測定操作を行った後、次の測定場所に移して逆止弁23を開き、そのまま純水を供給することができるため、シリンジの場合に比べて測定操作が遥かに簡単となる。
【0031】
【実施例】
本発明による構造物表面の塩分測定装置の一具体例を、図10に基づいて説明する。この塩分測定装置は、コンピュータ等の演算処理装置と共に、操作パネル10a及び表示部10bを備えた装置本体10と、装置本体10に接続された検出部11とから構成されている。
【0032】
この検出部11は、細長い長方形の下段部分の上に小径円柱状の上段部分を載せたような外形を有し、下段部分には一端に塩分の抽出採取に必要な一定面積の開口12を有する液保持室13が形成してある。液保持室13の開口12は円形であり、その開口12と対向する上底面13aは中央部が開口12側に隆起した逆円錐状のテーパー面にとなっている。尚、液保持室13の上底面13a及び周壁面はABS樹脂で構成されている。
【0033】
また、塩分抽出用の純水を供給する1つの液供給流路14が液保持室13と連通して設けてあり、その液供給流路14にはチューブを用いて着脱自在にシリンジ15が接続されている。また、液保持室13の周壁には、上下方向に配置されたエア抜き流路16a、16bと共に、図2に示すように周方向に配置されたエア抜き流路16c、16d、16eが設けてあり、それぞれ空気抜き栓で開閉できるようになっている。尚、液保持室13の容積は7mlであり、供給すべき純水も同量とする。
【0034】
更に、液保持室13内には、液を撹拌するための撹拌器17と、液保持室13内の液の電気伝導率を測定する塩分測定用センサー18と、液温を検出して温度変化による電気伝導率の変動を補償するための温度センサー24とが設けてある。塩分測定用センサー18と温度センサー24は、リード線によって装置本体10の演算処理装置に接続されている。
【0035】
検出部11には、開口12の下端周囲にシリコーンゴム等からなるO−リングのようなシール材20が取り付けてあり、液保持室13と被検出面Aの間を液密に保持できるようになっている。また、検出部11の細長い長方形の下段部分には、液保持室13を挟んで両側に、矩形の永久磁石(図示せず、図7参照)が埋め込んであり、構造物の被検出面Aに検出部11を磁力により圧着できるようになっている。
【0036】
尚、検出部11の円柱状上段部分には、撹拌器17のモーター25、モーター25を駆動させるスイッチ26、及びモーター25の電源となる電池27等が収納されている。
【0037】
この塩分測定装置を使用して構造物表面の塩分を測定する場合には、検出部11の開口12側を構造物の被検出面Aに当接し、永久磁石の磁力により圧着固定させる。被検出面Aの状況に応じていずれか1つの空気抜き栓を緩めた状態で、シリンジ15から液供給流路14を通して一定量の純水を液保持室13に注入する。このとき、注入された純水の流れに伴って、液保持室13内の空気は上底面13aの逆円錐状のテーパー面に沿ってスムースに移動し、開かれたエア抜き流路、例えば16aから外部に完全に排気される。
【0038】
その後、空気抜き栓を締めて全てのエア抜き流路16a、16b、16c、16d、16eを閉じ、撹拌器17により液を所定時間撹拌して被検出面Aから塩分を溶解抽出する。撹拌器17を停止させた後、装置本体10の表示部10bを読取る。液中に溶解抽出された塩分の濃度は、液保持室13内の塩分測定用センサー18で検出され、電気信号に変換されて演算処理部10aに送られて処理され、表示部10bに被検出面Aの単位面積当たりの塩分濃度(25℃換算)として表示される。
【0039】
実際に、図10の上底面13aが逆円錐状のテーパー面である本発明の測定装置と、図11に示した上底面が水平面である従来の測定装置を使用し、水平な被検出面Aに検出部を取り付けて、それぞれ5回の塩分測定を行った。供給純水量を7mlとしたとき、本発明の測定装置では5回とも残留空気量がゼロであったのに対して、従来の測定装置では5回中4回に空気が残留し、その量は最大0.4mlであった。また、残留空気量が0.4mlのとき、従来の測定装置の塩分測定誤差は+6%となることが分かった。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、小型軽量であって、構造物に付着した塩分の抽出と測定をその場で同時に且つ簡単に行うことができ、構造物の被検出面が水平な場合は勿論のこと、どのような傾斜角度であっても液保持室内に空気が残留せず、従って測定誤差がほとんどない、高精度な構造物表面の塩分測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構造物表面の塩分測定装置における検出部を一部切欠いて示した概略の側面図である。
【図2】複数のエア抜き流路の配置の1例を示す模式図である。
【図3】本発明の塩分測定装置の検出部を傾斜した天井面に固定した状態を一部切欠いて示した概略の側面図である。
【図4】本発明の塩分測定装置の検出部を右上がりの梁の側面に固定した状態を一部切欠いて示した概略の側面図である。
【図5】本発明の塩分測定装置の検出部を右下がりの梁の側面に固定した状態を一部切欠いて示した概略の側面図である。
【図6】本発明の塩分測定装置の検出部を水平な梁の側面に固定した状態を一部切欠いて示した概略の側面図である。
【図7】矩形の永久磁石を埋設した本発明の塩分測定装置の検出部を示す概略の断面図である。
【図8】本発明の塩分測定装置をクランプで固定した状態を一部切欠いて示した概略の側面図である。
【図9】純水供給のための軟質プラスチック容器を備えた本発明の塩分測定装置の要部を示す概略の側面図である。
【図10】本発明における塩分測定装置の一具体例を一部切欠いて示した概略の側面図である。
【図11】従来の塩分測定装置の検出部を一部切欠いて示した概略の側面図である。
【図12】従来の塩分測定装置の検出部を傾斜した天井面に固定した状態を一部切欠いて示した概略の側面図である。
【符号の説明】
1、11 検出部
2、12 開口
3、13 液保持室
4、14 液供給路
5、15 シリンジ
6、16a、16b、16c、16d、16e エア抜き流路
7、17 撹拌器
10 装置本体
13a 上底面
18 塩分測定用センサー
19 矩形の永久磁石
20 シール材
21 クランプ
22 軟質プラスチック容器

Claims (5)

  1. 演算処理装置と共に操作パネル及び表示部を備えた装置本体と、装置本体に接続された検出部とからなる構造物表面の塩分測定装置であって、該検出部は、一端に開口を有し且つ開口と対向する上底面が中央部を開口側に隆起させた逆円錐状のテーパー面となっている液保持室と、液保持室に塩分抽出用の純水を供給する液供給流路と、液保持室に連通した複数のエア抜き流路と、液保持室内の液を撹拌する撹拌器と、液保持室内に検出端を露出させて固定した塩分測定用センサーとを備えることを特徴とする構造物表面の塩分測定装置。
  2. 前記エア抜き流路が、液保持室の周壁の開口側と上底面側にそれぞれ設けてあることを特徴とする、請求項1に記載の構造物表面の塩分測定装置。
  3. 前記検出部は液保持室の両側に磁石を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の構造物表面の塩分測定装置。
  4. 前記検出部を構造物表面に固定するクランプを備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の構造物表面の塩分測定装置。
  5. 前記液供給流路には、液保持室に塩分抽出用の純水を供給する際に、シリンジを接続するか、又は逆止弁を備えた軟質プラスチック容器を接続することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の構造物表面の塩分測定装置。
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