JPH04148336A - Ｆｏｒｔｒａｎプログラム文法解析方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ＦＯＲＴＲＡＮプログラム文法解析方式、特
にあるコンピュータシステムＡで開発したＦＯＲＴＲＡ
Ｎプログラムを、言語仕様の拡張部分が異る他のコンピ
ュータシステムＢに移植する際、移植するプログラムが
コンピュータシステムＢの文法に適合するか否かを解析
するＦＯＲＴＲＡＮプログラム文法解析方式に関するも
のである。

〔従来の技術〕

ＦＯＲＴＲＡＮ言語にはどのコンピュータシステムにお
いても記述可能な文法（ＦＯＲＴＲＡＮ７７など）に加
えて、それぞれのコンピュータシステムの特徴を生かし
た拡張文法が存在する。

従来、あるコンピュータシステムで作成したＦＯＲＴＲ
ＡＮプログラムを文法の拡張部分が異なる他のコンピュ
ータシステムに移植する場合において、移植するＦＯＲ
ＴＲＡＮプログラムが後者のコンピュータシステムの文
法に適合するか否かを確認して修正するには、プログラ
ム開発者自身が互換性のない構文の解析を行い、テキス
トエディタ等を使用して後者のコンピュータシステムの
文法に適合するよう修正作業を行っていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述したＦＯＲＴＲＡＮプログラム文法解析方式では、
プログラム開発者自身がプログラム開発を行ったコンピ
ュータシステムと移植するコンピュータシステムの文法
の差をすべて把握していなけらばならず、プログラムの
規模が大きくなるにつれて非常に多くの工数がかかると
いう欠点があった。

そこで本発明の目的は以上の欠点を解決し、ＦＯＲＴＲ
ＡＮプログラムの非互換構文の修正を自動化し、プログ
ラムを移植作業に係わる作業を削減するＦＯＲＴＲＡＮ
プログラム文法解析方式を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のＦＯＲＴＲＡＮプログラム文法解析方式は、あ
るコンピュータシステムＡから他のコンピュータシステ
ムＢへＦＯＲＴＲＡＮの原始プログラムを移植する際に
、移植する原始プログラムがコンピュータシステムＢで
実行できるか否かを解析するＦＯＲＴＲＡＮプログラム
文法解析方式において、対象となる二つのコンピュータ
システムに共通な基本文法を解析する基本文法解析手段
と、コンピュータシステムＡが独自に使用可能な拡張文
法を解析する拡張文法解析手段と、拡張文法に適合する
構文をコンピュータシステムＢで使用可能な原始プログ
ラムに書き換える構文修正手段と、解析した結果を中間
言語の形式で格納する中間言語格納領域と、構文解析を
行った結果、文法誤りおよび書き換えが不可能な構文を
検出したときプログラム開発者に対して文法誤りの位置
と種類を通知する文法誤り通知手段を有する。

〔実施例〕

次に本発明について図面を参照して詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例を含むコンピュータシステム
の構成を表すブロック図である。

本実施例は、ＦＯＲＴＲＡＮの原始プログラムを開発し
た開発システム１、移植するＦＯＲＴＲＡＮの原始プロ
グラム２、原始プログラム２を移植する移植システム３
、および移植システム３の文法に適合するよう書き換え
られた修正プログラム９から構成される。

移植システム３は、二つのシステムに共通な文法を解析
する基本文法解析手段４、前記開発システムでのみ記述
可能な文法を解析する拡張文法解析手段５、拡張文法を
移植システム３でも使用可能な構文に修正する構文修正
手段６、文法解析結果を中間言語の形式で格納する中間
言語格納領域７およびＦＯＲＴＲＡＮの構文として認め
られない構文や修正不可能な構文を検出した際にその誤
りの位置と種類をプログラム開発者に対して通知する文
法誤り通知手段８から構成される。

まず、開発システム１によって開発した原始プロラム２
は、１文づつ基本文法解析手段４によって移植システム
３の文法に適合しているかを解析する。基本文法に適合
していれば入力した原始１０グラムをそのまま修正プロ
グラム９に出力し、解析した結果を中間言語格納領域７
に登録する。

基本文法に適合しない場合はその文を拡張文法解析手段
５に渡す、拡張文法解析手段５は開発システム１が独自
に使用可能な文法を認識し、拡張文法に適合するかどう
かを解析する。入力した文が拡張文法にも適合しない場
合はその旨を文法誤り通知する。

拡張文法に適合する場合はさらに基本文法で書き換えが
可能かどうかを判断する。書き換え不能であれば文法誤
り通知手段８にその旨を通知する。修正可能な文は構文
修正手段６に渡され、基本文法の範囲内で、元の原始プ
ログラムと等価の動作を行う構文に書き換えられる。

次に、本実施例中の各手段の動作について説明する。

第２図は基本文法解析手段４の流れ図を示す。

基本文法解析手段は、原始プログラムが終了するまで（
ステップ１０）以下の動作を繰り返す。

最初に、１文を構文要素に分解し、（ステップ１１）、
分解した要素の解析を行う（ステップ１２）、構文要素
を解析した結果、基本文法に適合していれば（ステップ
１３）入力したその文をそのまま修正プログラム９に出
力しくステップ１４）、構文要素を中間言語に変換して
中間言語格納領域７に登録する（ステップ１５）。基本
文法に適合していなければ拡張文法解析手段５を呼び出
すくステップ１６）。

第３図は拡張文法解析手段５の流れ図を示す。

ここではまず、拡張文法に従って構文要素の解析を行う
（ステップ１７）、拡張文法で記述された文で（ステッ
プ１８）、データの精度を下げたり他の文を使用すれば
基本文法の範囲内で書き換え可能な文である場合（ステ
ップ１９）、当該構文を分解し中間言語格納領域７に格
納してから（ステップ２０）構文修正手段６を呼び出す
（ステップ２１）。

もし拡張構文にも適合しない場合（ステップ１８）や修
正不可能な構文の場合（ステップ１９）は、文法誤り通
知手段を呼び出しくステップ２２）当該構文をそのまま
修正プログラム９に出力する（ステップ２３）。

第４図は構文修正手段６の流れ図を示す、ここでは構文
解析とは逆に中間言語から原始プログラムを生成する。

拡張文法解析手段５によって書き換え可能と判断された
文の中間言語を読み込み（ステップ２４）、基本文法の
範囲内で原始プログラムを組み立てる（ステップ２５）
０組み立てた原始プログラムは当該構文の代わりに修正
プログラム９に出力する（ステップ２６）。

文法誤り通知手段８は、当該構文が拡張文法に適合しな
いものなのか、基本文法の範囲内で修正不可能なものな
のかを、プログラム開発者が判断できるようメツセージ
を出力する。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、あるコンピュータシステ
ムで開発したＦＯＲＴＲＡＮプログラムを他のコンピュ
ータシステムに移植する際、後者のコンピュータシステ
ムでは使用できない構文を自動的に修正することによっ
て、ＦＯＲＴＲＡＮプログラムの移植作業における工数
が大幅に削減できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図は基本
文法の解析動作を示す流れ図、第３図は拡張文法の解析
動作を示す流れ図、第４図は構文修正手段の動作を表す
流れ図である。 １・・・開発システム、２・・・原始プログラム、３・
・・移植システム、４・・・基本文法解析手段、５・・
・拡張文法解析手段、６・・・構文修正手段、７・・・
中間言語格納領域、８・・・文法誤り通知手段、９・・
・修正プログラム。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 あるコンピュータシステムＡから他のコンピュータシス
   テムＢへＦＯＲＴＲＡＮの原始プログラムを移植する際
   に、移植する原始プログラムがコンピュータシステムＢ
   で実行できるか否かを解析するＦＯＲＴＲＡＮプログラ
   ム文法解析方式において、 対象となる二つのコンピュータシステムに共通な基本文
   法を解析する基本文法解析手段と、コンピュータシステ
   ムＡが独自に使用可能な拡張文法を解析する拡張文法解
   析手段と、拡張文法に適合する構文をコンピュータシス
   テムＢで使用可能な原始プログラムに書き換える構文修
   正手段と、 解析した結果を中間言語の形式で格納する中間言語格納
   領域と、 構文解析を行った結果、文法誤りおよび書き換えが不可
   能な構文を検出したときプログラム開発者に対して文法
   誤りの位置と種類を通知する文法誤り通知手段を含むこ
   とを特徴とするＦＯＲＴＲＡＮプログラム文法解析方式
   。