JPH04146921A - 形状記憶能を有するコポリエステル - Google Patents

形状記憶能を有するコポリエステル

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JPH04146921A
JPH04146921A JP27072290A JP27072290A JPH04146921A JP H04146921 A JPH04146921 A JP H04146921A JP 27072290 A JP27072290 A JP 27072290A JP 27072290 A JP27072290 A JP 27072290A JP H04146921 A JPH04146921 A JP H04146921A
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copolyester
shape memory
sum
aliphatic group
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JP27072290A
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Tsuneyuki Osawa
大澤 恒之
Tetsuo Matsumoto
哲夫 松本
Keizo Tsujimoto
啓三 辻本
Toshikazu Abe
阿部 敏万
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Nippon Ester Co Ltd
Original Assignee
Nippon Ester Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、形状記憶能を有するコポリエステルに関する
ものである。
(従来の技術) 従来、形状記憶能を有する素材としては、 Ni−Ti
系、 Cu−Ni−Al系、 Cu−Zn−Al系、 
Cu−Zn−3i系等の形状記憶合金がよく知られてい
る。
また、形状記憶能を有する樹脂材料としては。
ポリトランスイソプレン系樹脂(特開昭55−9380
6号、同61−34150号)、ポリノルボルネン系樹
脂(特開昭59−53528号、同61−91244号
)、ビニル系樹脂とアクリル酸系樹脂又は合成ゴムとの
混合物からなるもの(特開昭63−17952号)等が
知られている。
さて、ポリエステルは、その優れた物性及び加工性ゆえ
に、繊維、フィルム、ボトル、その他汎用成形物等とし
て極とて広範囲に利用されており。
形状記憶能を有する樹脂についても研究されている。例
えば、ポリブチレンテレフタレートと脂肪族ポリラクト
ンとのブロック共重合体からなるもの(特開平2−12
3129号)が提案されている。しかし、この樹脂は、
ポリラクトンに由来して融点が低いため、成形物として
の用途が制限されたり。
製造工程において操業性が悪く、形状記憶能にバラツキ
が出たりするといった問題を有しでいる。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、優れた物性及び加工性を有し、形状記憶能が
安定しており、操業性良く製造することのできる形状記
憶能を有するポリエステルを提供しようとするものであ
る。
(課題を解決するたとの手段) 本発明者らは、形状記憶能を有するポリエステルについ
て鋭意研究した結果1特定の、ガラス転移点、融点及び
極限粘度を有する不飽和結合を有する特定の芳香族/脂
肪族コポリエステルによりこの目的が達成されることを
見出し1本発明に到達した。
すなわち1本発明の要旨は次のとおりである。
下記構成単位■〜■から主としてなり、単位[1]〜[
3]の和と単位[4]〜[5]の和とが等モル、単位■
と単位■〜■の和とのモル比が40 : 60〜95:
5.単位■と■の和が単位[1]〜[3]の和の0.0
1〜10モル%(単位■及び■のいずれか一方はOでも
よい。)であるランダムコポリエステルであって、ガラ
ス転移点が10〜80℃、融点が100℃以上、極限粘
度が0.3以上である形状記憶能を有するコポリエステ
ル OC,R’−CO− OC−R”−CO− OC−R”−C0 O−G=O o−c’−。
は芳香族基、R2は飽和脂肪族基。
は 不飽和脂肪族基、G1は飽和脂肪族基、G2は不飽和脂
肪族基を表す。) 以下7本発明について詳細に脱すする。
本発明のコポリエステルは、任意の形状Aに成形して、
その形状Aを不飽和結合の開裂による分子間架橋や非晶
相の結晶化により固定記憶させ。
次いで、その形状Aとは異なる形状Bに外力により一旦
変形させてガラス転移点よりも低い温度にして形状Bを
固定させた後、ガラス転移点よりも高い温度に加熱する
ことにより、形状Aに回復するという機能、すなわち、
「形状記憶能」を有するものである。
本発明のコポリエステルは、前記構成単位■〜■から主
としてなり、各単位の割合が次の条件を満足するもので
ある。
(a)単位[1]〜[3]の和と単位[4]〜[5]の
和とが等モルわ)単位■と単位■〜■の和とのモル比が
4.0二60〜95:5(好ましくは50 : 50〜
95 : 5.最適には60:40〜90 : 10)
(C)単位■と■の和が単位[1]〜[3]の和の0.
01〜1oモル%(好ましくは0.1〜5モル%、最適
には1〜2モル%) (a)は、高分子量のポリエステルが当然備えるべき条
件である。また、 (b)は、実用的な温度領域で形状
記憶能を発現するポリエステルとするた約の条件であり
、単位[1]が多すぎるとポリエステルが剛直になるた
杓、形状の変形や固定が困難となり。
一方、単位■及び[3]が多すぎると形状回復が不十分
となる。また、(C)は1分子間架橋を形成し得るとと
もに物性等の優れたポリエステルとするための条件であ
り、不飽和結合を有する単位(■及び/又は■)の割合
が少なすぎると十分な分子間架橋を形成することができ
ず、一方、これが多すぎると重合工程においてゲル化し
たり、ポリエステルの機械的強度が低下したりして好ま
しくない。
また9本発明のコポリエステルは、ガラス転移点が10
〜80℃のものであり、好ましくは15〜70℃。
最適には20〜60℃の範囲にあり、融点が100℃以
上のものであることが必要である。ガラス転移点が10
℃未満では、成形物を変形固定した場合、変形が急速に
回復してしまうので実用的メリットが少ない。一方、ガ
ラス転移点が80℃を超えると成形物の形状を回復させ
る温度が高くなりすぎて。
熱水等では形状を回復させることができず、使用上不便
である。また、融点が100℃未満のコポリエステルで
は、繊維、フィルム、各種成形品としたときに耐熱性が
不十分で、融着、ブロッキング等が起こり、実用化が困
難である。
さらに1本発明のコポリエステルは、極限粘度が0.3
以上であることが必要であり、好ましくは0.4〜2.
最適には0.5〜1の範囲とするのがよい。極限粘度が
0.3未満であれば引張強度1曲げ強度、衝撃強度等成
形物としたとき、最低限必要とされる機械的強度が満足
されないばかりか繊維やフィルムに成形することが困難
である。なお。
極限粘度をあまり大きくしても機械的強度は飽和してし
まい、成形性が悪化するので、適度の極限粘度に止めて
おくことが望ましい。
次に1本発明のコポリエステルにおける構成単位につい
て、より具体的に説明する。
単位■は芳香族ジカルボン酸残基単位である。
芳香族ジカルボン酸の具体例としては、テレフタル酸、
イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、4.4’−ジ
フェニルジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン
酸等が挙げられ、特に好ましいものはテレフタル酸であ
る。
単位■は飽和脂肪族ジカルボン酸残基単位である。
飽和脂肪族ジカルボン酸の具体例としては、アジピン酸
、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、ヘキサデ
カンニ酸、エイコづンニ酸等が挙げられる。
単位■は不飽和脂肪族ジカルボン酸残基単位である。
不飽和脂肪族ジカルボン酸の具体例としては。
無水マレイン酸、マレイン酸、クロロマレイン酸。
ジクロロマ1ツイン酸、イタコン酸、フマル酸、シトラ
コン酸、無水シトラコン酸、メサコン酸、ヘット酸、無
水ヘット酸等が挙げられ、特に好ましいものは無水マレ
イン酸及びイタコン酸である。
単位■は飽和脂肪族ジオール残基単位である。
飽和脂肪族ジオールの具体例としては、エチレングリコ
ール、1,3−プロパンジオール、1,4ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオー
ル、1,9−ノナンジオール等が挙げられ7特に好まし
いものはエチレングリコール及び1.4−ブタンジオー
ルである。
単位■は不飽和脂肪族ジオール残基単位である。
不飽和脂肪族ジオールの具体例としては、2ブテン−1
4−ジオール、3−ブテン−1,2−ジオール等が挙げ
られ、特に好ましいものは2−ブテン−1,4−ジオー
ルである。
なお1本発明のコポリエステルには、構成単位■〜■の
他に、ハイドロキノン、ビスフェノールA、シクロヘキ
サンジメタツール等の芳香族又は脂環族ジオール、4−
ヒドロキシ安息香酸等の芳香族ヒドロキシカルボン酸、
T−ブチロラクトン。
ε−カプロラクトン等のラクトン類からの単位が少量台
まれていてもよいし1種々の添加剤等が含まれていても
よい。
本発明のコポリエステルを構成するモノマー成分及びそ
の共重合割合は広範囲に選択しつるが。
経済性、汎用性、物性等を勘案すれば5例えば。
次のようなものが好ましい。
すなわち、ジカルボン酸成分として、テレフタル酸40
〜95モル%、好ましくは60〜80モル% ドデカン
ニ酸5〜50モル%、好ましくは10〜30モル%、無
水マレイン酸0.01〜10モル%、好ましくは0.1
〜5モル%、ジオール成分として、エチレングリコール
100モル%を使用したコポリエステルである。
次に、このコポリエステルを例にとって本発明の形状記
憶能を存するコポリエステルの製造方法の一例を具体的
に説明する。
テレフタル酸とエチレングリコールとのエステル化反応
により得られたビス(β−ヒドロキシエチルテレフタレ
ート)及びそのオリゴマーに ドデカンニ酸及びエチレ
ングリコールを加え、190〜〜270℃で、窒素ガス
等の不活性雰囲気下0.5〜5、 Okg / cut
の窒素ガス制圧下、1〜4時間エステル化反応を行った
後、160〜250℃にして無水マレイン酸を添加し、
さらに1〜4時間エステル化反応を行う。
得られたエステル化物を重合反応缶に移送し180〜2
60℃の温度で、0.5〜5時間、1トル以下の減圧下
に重縮合反応を行う。
所望の極限粘度となるまで重縮合した後、窒素ガスで常
圧に戻し、加圧して重縮合物テグス状に払い出し、冷却
後、切断してチップ状の形状記憶能を有するコポリエス
テルを得ることができる。
重縮合反応は1通常、触媒の存在下で行われ。
重縮合反応触媒としてはポリエステルの製造に一般に用
いられているアンチモン、ゲルマニウム。
スズ、チタン、コバルト等の金属の化合物やスルホサリ
チル酸、0−スルホ安息香酸無水物等の有機スルホン酸
化合物が用いられる。
なお、エステル化工程で予約重縮合反応触媒を添加する
こともできる。
本発明のコポリエステルは、常法によって、繊維、フィ
ルム、押出成形品又は射出成形品等の成形物に成形され
る。なお1本発明のコポリエステルは、成形物の形状記
憶能を損なわない範囲で。
ポリエチレンテレフタレートのような他の熱可塑性重合
体と混合又は複合して成形することもできる。
得られた成形物をガラス転移点より高く、流動開始温度
より低い温度で架橋や非晶相を結晶化させることにより
、形状を固定記憶させることができる。
架橋のための具体的手段としては、電子線や紫外線を照
射したり、あるいは成形後熱処理、好ましくは成形時に
架橋剤としてケトンパーオキサイド、パーオキシケター
ル、ハイドロパーオキサイド、ジアルキルパーオキサイ
ド、パーオキシエステル、パーオキシジカーボネート等
の有機過酸化物やアゾビスイソブチロニトリル等のアゾ
化合物を添加しておいてから、成形後熱処理すればよい
が、後者の方法が好ましい。
本発明のコポリエステルからなる成形物において、形状
Aを記憶した成形物を変形させて形状Bの成形物とする
た約に変形を与える温度は、ガラス転移点以上が好まし
い。変形の与え方は特に制限されず、成形物の形状や肉
厚に応じて成形物を変形させ易い温度雰囲気下(例えば
加熱空気中加熱液体中、水蒸気中等)で変形を与えるこ
とができる。
変形を固定するには、前記条件で変形を与えられた成形
物を、変形を保持したままガラス転移点未満に玲却すれ
ばよい。
形状Bの成形物から形状への成形物に戻すにはガラス転
移点以上、流動開始温度未満の温度に加熱すればよく、
変形は自動的に起こり、形状Aが回復する。温度を高く
するほど成形物が形状へに回復する時間は一般に短くな
る。
なお、共重合された不飽和結合がすべて架橋に消費され
た場合は、半永久的に固定、記憶された形状Aは消去で
きないが、共重合された不飽和結合が形状Aの固定、記
憶時にすべて架橋に消費されておらず、依然としてポリ
エステル中に不飽和結合として残存しており、かつ、架
橋点の数が少ない場合等、特定の構造をとらせることに
よって消去が可能な場合もあり、さらには再記憶が可能
な場合もある。
(作 用) 本発明のコポリエステルは、温度変化に伴って軟化と硬
化を可逆的に起こして変形回復機能を発揮する可逆相(
ソフトセグメント及びハードセグメント)と分子間の架
橋や非晶相の結晶化により分子の流動を防いで一定の形
状を発現するた杓の固定相(架橋点や結晶相)が形成さ
れ、前記可逆相と相まって形状記憶が可能となるものと
推察される。
(実施例) 次に、実施例を挙げて本発明を記述する。
なお、実施例においてポリエステルの特性値は次のよう
にして測定したものである。
極限粘度〔η〕 フェノールと四塩化エタンとの等重量混合物を溶媒とし
、温度20℃で測定した。
ガラス転移点(Tg)及び融点(Tm)示差走差熱量計
(パーキンエルマー社製DSC−2型)を用いて、昇温
速度20℃/minで測定した。
流動開始温度(Tf) フローテスター(島津製作所製CFT−500型)を用
い、荷重100kg/cn!、 ノズル径0.5mmの
条件で。
初期温度50℃より10℃/minの割合で昇温しで行
き、ポリマーがダイから流出し始約る温度として求めた
形状記憶能の有無 コポリエステルからなる成形物をTfより約20℃低い
温度で30分間熱処理を行って形状を固定。
記憶させ、得られた成形物を次の基準で形状記憶能無の
判定を行った。
形状記憶能有り: 18未満で変形の固定が可能であるとともにTgJ2i
上で完全な形状の回復も可能で、かつ。
18未満の温度での放置により変形しないもの。
形状記憶能無し: 1g以下での変形の固定が不可もしくは不完全なもの又
は7g以上での固定された変形の回復が不可もしくは不
完全なもの。
実施例1 テレフタル酸とエチレンクリコールとのエステル化反応
により得られたビス(β−ヒドロキシエチルテレフタレ
ート)及びそのオリゴマー[PETオリコマ−341,
5kgに、ドデカンニ酸8.6kg、  エチレングリ
コール7.2kg及び触媒としてテトラブチルチタネー
)26gを加え、270t、窒素ガス制圧下3、6 k
g / cdで2時間エステル化反応を行った後。
250℃に降温し、無水マレイン酸0.5kgを加え、
更に250℃、窒素ガス制圧下3.6kg / cat
で2時間エステル化反応を行った。
得られたエステル化物を重縮合反応器に移して。
250℃、0.4トルで、3時間重縮合反応を行い、コ
ポリエステルを得た。
得られたコポリエステルは、Tg=39℃、Tf218
℃、Tm=226℃、  C7]−0,50であった。
このコポリエステルを、250℃の温度で押出成形し、
直径3mmのテグス状物とした。
次に、このテグス状物を直径2cmの鉄棒に巻き付け、
 200℃の熱風乾燥機中で30分間熱処理してコイル
状の成形物とした。
形状記憶能を評価するために、得られたコイル状の成形
物を、60℃の熱水中で直線状に変形させ。
20℃の水中でその変形を一時固定し、再び60℃の熱
水中に浸漬し、形状の回復程度を評価したところ、瞬時
に元の形状に戻り、良好な形状記憶能を示した。
なお、上記のテグス状物を直径2cmの鉄棒に巻き付け
、熱処理することなくコイル状の成形物とし、60℃の
熱水中で直線状に変形させ、20℃の水中に浸漬し、再
び60℃の熱水中に浸漬したがコイル状の形状は回復し
なかった。
実施例2 PBTオリゴマー42.4kg、  ドデカンニ酸8.
6kg、  エチレンクリコール6.8kg、 無水マ
レイン酸49gを使用して実施例1と同様の操作でコポ
リエステルを製造した。
得られたコポリエステルは、Tg=41℃、Tf=22
1℃、  T m = 229℃、  [77)−0,
49であり、良好な形状記憶能を示した。
実施例3 PETオリコマ−41,5kg、  アジピン酸5.5
kg、 エチレングリコール7.2kg、 無水マレイ
ン酸0.5kgヲ使用して実施例1と同様の操作でコポ
リエステルを製造した。
得られたコポリエステルは、Tg=39℃、Tf215
℃、  T m = 228℃、  [ηl−0,42
であり、良好な形状記憶能を示した。
実施例4 P[ETオリコマ−20,0kg、  アジピン酸18
.3kg、  エチレングリコール14,7kg、無水
マレイン酸2.5kgを使用して実施例1と同様の操作
でコポリエステルを製造した。
得られたコポリニスデルは、Tg=11t、Tf102
℃、Tm=128℃、  Cη)−0,45であり、形
状記憶能を示したが、長時間室温で放置すると固定した
形状が徐々に回復した。
実施例5 +1ETオリゴマー46.5kg、  −rジピン酸1
.8kg、  エチレングリコール5.4kg、無水マ
レイン酸0.5kgヲ使用して実施例1と同様の操作で
コポリエステルを製造した。
得られたコポリエステルは、Tg=45℃、Tf228
℃、  T m = 238℃、  [77:]=0.
57であり、良好な形状記憶能を示した。
実施例6 PBTオリゴマー4.]、、5kg、  エイコサンニ
酸12.8kg。
エチレングリコール7.2kg、無水マレイン酸0.5
kgを使用して実施例1と同様の操作でコポリエステル
を製造した。
得られたコポリエステルは、Tg =35℃、Tf20
9℃、  T m = 221℃、  [ニア7] =
0.61であり、良好f工形状記憶能を示した。
実施例7 PETオリゴマー46.5kg、  アゼライン酸2.
4kg、  エチレングリコール5.4kg、無水マレ
イン酸0.5kgを使用して実施例1と同様の操作でコ
ポリニスプルを製造した。
得られたコポリエステルは、Tg=58℃、Tf235
℃、Tm=244℃、  [η]−0,38であり、良
好な形状記憶能を示した。
実施例8 PBTオリゴマー41.5kg、  ドデカンニ酸8.
6kg、  エチレングリコール7.2kg、  イタ
コン酸0.7kgを使用して実施例1と同様の操作でコ
ポリエステルを製造した。
得られたコポリエステルは、Tg=38℃、Tf212
℃、  T m = 224℃、  [71)]−0,
62であり、良好な形状記憶能を示した。
実施例9 PETオリゴマー42.5kg、  ドデカンニ酸8.
6kg、  エチレングリコール3.8kg、  2−
ブテン−1,4−ジオール0.6kgを使用して実施例
1と同様の操作でコポリエステルを製造した。
得られたコポリエステルは、Tg=41℃、Tf211
℃、  T m = 225℃、[ηl=0.54であ
り、良好な形状記憶能を示した。
実施例IO テシ〜フタル酸ジメチルと1,4− ブタンジオールど
をテトラブチルチタネート触媒の存在下、エステル交換
反応して得られたビス(δ−ヒドロキシブチルテレフタ
レート)及びそのオリゴマー45.2kgに、ドデカン
ニ酸2.9kg、  1.4−ブタンジオール8.2k
g及びε−カプロラクトン2.9kgを加え。
250℃、窒素ガス制圧下3.6kg / cutで2
時間エステル化反応を行った後、無水マレイン酸0.5
kgを加え、更に250℃、窒素ガス制圧下3.6kg
 / cnfで2時間エステル化反応を行った。
得られたエステル化物を重縮合反応器に移して。
触媒としてテトラブチルチタネー)26gを添加し。
250℃ 0.4トルで、3時間重縮合反応を行い、コ
ポリエステルを得た。
得られたつポリエステルは、Tg=29℃、Tf188
℃、Tm=206℃、  Cη]=0.57であった。
このコポリエステルについて、実施例1と同様にして形
状記憶能を評価したところ、良好な形状記憶能を示した
比較例I PETオリコマ−15,0kg、  ドデカンニ酸34
.5kgエチレングリコール1G。4kg、無水マレイ
ン酸2,5kgを使用して実施例1と同様の操作でコポ
リエステルを製造した。
得られたコポリエステルは、Tg=5℃、Tf109℃
、[η]−0.65であり、実施例1と同様にして形状
記憶能を評価したところ、Tgが低いため、室温でコイ
ル状の成形物を直線状に変形固定することができなかっ
た。
比較例2 PETオリコマ−48,5kg、  ドデ゛カンニ酔1
.2kg、  エチレングリコール4.5kg、無水マ
レイン酸0.25kgを使用し、エステル化反応及び重
縮合反応の温度を280℃とした以外は実施例1と同様
の操作でコポリエステルを”J 4した。
得られたコポリエステルは、Tg=62℃、Tf239
℃、  T rn = 248℃、  Cη〕=0.6
5であり、実施例1と同様にして形状記憶能を評価した
ところ。
ソフトセグメントが少なくポリマーが剛直なため。
コイル状の成形物を直線状に変形することができなかっ
た。
比較例3 PETオリゴマー45.0kg、  ドデカンニ酸5.
8kg、  エチレングリコール5.9kgに触媒とし
てテトラブチルチタネー)26gを加え、250℃、窒
素ガス制圧下3、6 kg / c++fで2時間エス
テル化反応を行った後250℃、0.4)ルで3時間重
縮合反応を行い、コポリエステルを得た。
得られたコポリエステルは、Tg=41℃、Tf−22
1℃、  T m = 236℃、  [ニア7E=0
.32であり、実施例1と同様にして形状記憶能を評価
したところ。
形状記憶能が乏しかった。
比較例4 PETオリコマ−37,5kg、  トチ゛カンニ酸5
.8kg、  エチレングリコール8.6kg、無水マ
レイン酸3.7kgを使用して実施例1と同様の操作で
コポリエステルを製造した。
得られたコポリエステルは、Tg =32℃、Tf=2
05℃、  T m = 215℃、  [?7]=0
.58であり、実施例1と同様にして形状記憶能を評価
したところ形状記憶能は有するが、ポリマーが脆く、実
用に供することができなかった。
なお、上記実施例及び比較例のコポリエステルの各構成
単位の割合は1表1のとおりである。
注、実施例10は、他にε カプロラクトン10 (発明の効果) 本発胡によれば、優れた物性及び加工性を有し。
形状記憶能が安定しており、操業性良く製造することの
できる形状記憶能を有するコポリエステルが提供される
そして1本発明のコポリエステルからの成形物は、形状
記憶能を生かしたパーマネント加工性や嵩高性を有する
織物1編物、不織布等の布帛、各種包装用、工業用1日
用品用のフィルム、バルンカテーテル等の医療機器材、
未使用時には折り畳んでおき使用時に形状を回復させて
使用する携帯容器や食器類、自動車バンパー等の衝撃吸
収後の変形回復を必要とする部材、玩具用部材1文具材
、造花やブローチ等の装飾部材、熱感応スイッチ等の電
気部材、パツキンやOリング、型取り材。
その他各種のレジャー用具等に使用することができる。
特許出願人  日本エステル株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記構成単位[1]〜[5]から主としてなり、
    単位[1]〜[3]の和と単位[4]〜[5]の和とが
    等モル、単位[1]と単位[2]〜[3]の和とのモル
    比が40:60〜95:5、単位[3]と[5]の和が
    単位[1]〜[3]の和の0.01〜10モル%(単位
    [3]及び[5]のいずれか一方は0でもよい。)であ
    るランダムコポリエステルであって、ガラス転移点が1
    0〜80℃、融点が100℃以上、極限粘度が0.3以
    上である形状記憶能を有するコポリエステル。 [1]−OC−R^1−CO− [2]−OC−R^2−CO− [3]−OC−R^3−CO− [4]−O−G^1−O− [5]−O−G^2−O− (R^1は芳香族基、R^2は飽和脂肪族基、R^3は
    不飽和脂肪族基、G^1は飽和脂肪族基、G^2は不飽
    和脂肪族基を表す。)
  2. (2)単位[1]がテレフタル酸残基、単位[2]が炭
    素原子数6〜22のアルキレンジカルボン酸残基、単位
    [3]がマレイン酸又はイタコン酸残基、単位[4]が
    エチレングリコール又は1,4−ブタンジオール残基、
    単位[5]が2−ブテン−1,4−ジオール残基である
    請求項1記載のコポリエステル。
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