JPH04146325A

JPH04146325A - 杭孔内のスライム除去装置

Info

Publication number: JPH04146325A
Application number: JP26963990A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Kitanaka; 北中　将博
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1990-10-09
Filing date: 1990-10-09
Publication date: 1992-05-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、土木建設工事において場所打ちコンクリート
杭を造成する際に、杭孔内に溜ったスライム（孔底沈澱
物）を坑内水と共に除去するために使用する装置に関す
るものである。

（従来の技術）場所打ちコンクリート杭を造成するには、まず地盤に杭
孔を所定の深さまで掘削し、その後杭孔内に補強用鉄筋
を挿入した後にコンクリートを打設するのであるが、こ
のコンクリートを打設する場合に、杭孔の底部にスライ
ムが残存していると、杭の支持力に悪影響を及ぼす、こ
のため杭孔底部のスライムを除去する必要があるが、従
来のスライム除去方法としては、杭孔内にトレミー管を
底部に達するまで挿入し、このトレミー管に接続したポ
ンプによって、杭孔底部に溜っている地下水と共にスラ
イムを吸い上げる方法、およびニアコンプレッサーを使
用して杭孔底部に溜った水中に空気を吹き込んでスライ
ムを拡散させる方法、または高圧水を杭孔底部に送り込
むと共に、そのジェット噴流によってスライムを吹き上
げる方法等が現在一般に利用されている。

（発明が解決しようとする課！！りしかしながら、上述した従来の方法のうち、番目のトレ
ミー管に接続したポンプによって吸い上げる方法は、装
置が大掛かりである上に、吸い上げ管の近（のスライム
しか除去できないという問題点があり、また二番目およ
び三番目の方法は、拡散させたスライムが再沈澱してし
まうという問題点かあり、いずれにしても確実なスライ
ム除去が行われにくかった。

（課題を解決するための手段）上述の問題点を解決するため本発明においては、下部に
吸込口を有すると共に、上部に吐出口を有する水中ポン
プの前記吐出口を形成する管部に空気吹込管を挿入する
と共に、その管の先端部を上方へ指向させ、この空気吹
込管に圧縮空気供給ホースを接続し、前記吐出口の管部
に杭孔外部に達する排水ホースを接続して杭孔内のスラ
イム除去装置を構成する。

（作　用）本発明装置は上述のように構成したから、水中ポンプを
駆動すると共に、圧縮空気をホースと空気吹込管を介し
て水中ポンプの吐出口内に上向きに吹き込めば、水中ポ
ンプの揚水能力がエアジェツトの作用によって著しく向
上する。したがって本発明装置によれば、従来の単なる
ポンプを使用した場合と比較して、揚水およびスライム
処理能力が著しく向上する。

特に深礎工法のように孔内をドライにする必要がある場
合に本発明装置を使用すれば、揚水能力が大きいため揚
水作業を迅速に行うことができる。

また本発明装置は、水中ポンプに排水ホースと、圧縮空
気供給ホースとを接続した極めて簡単な装置であるから
、製造が容易で、操作も簡単である上に、利用範囲が広
いという利点がある。

（実施例）以下、第１図および第２図について本発明の一実施例を
説明する。図中１は地盤、２はこの地盤１を掘削して形
成した場所打ち杭用の杭孔、３は杭孔２の外周面を保護
するケーシング、４は杭孔２内の地下水、５は杭孔２の
底部に溜ったスライム、６は地盤１上に設けた排水槽、
７は同じく地盤１上に設置したニアコンプレッサーであ
る。

本実施例においては、下部に吸込口８ａを有すると共に
、上部に吐出口８ｂを有する水中ポンプ８の前記吐出口
８ｂを形成する管部８ｃに空気吹込管９を挿入すると共
に、その管９の先端部９ａを上方へ指向させ、この空気
吹込管９に圧縮空気供給ホース１０を接続し、前記吐出
口８ｂの管部８ｃに杭孔２の外部に達する排水ホース１
１を接続して杭孔内のスライム除去装置を構成する。

なお、図中８ｄは水中ポンプ８の吸込口８ａの周囲に設
けた濾し網であり、圧縮空気供給ホース１０はニアコン
プレッサー７と開閉弁１２を介して接続してあり、排水
ホース１１はその排水が排水槽６に入るようにセットす
る。なお第１図中の１３は排水ホース１１と圧縮空気供
給ホース１０との結合帯である。

（発明の効果）本発明装置は上述のように構成したから、水中ポンプ８
を駆動すると共に、圧縮空気をホース１０と空気吹込管
９を介して水中ポンプ８の吐出口８ｂ内に上向きに吹き
込めば、水中ポンプ８の揚水能力がエアジェツトの作用
によって著しく向上するという効果が得られる。したが
って本発明装置によれば、従来の単なるポンプを使用し
た場合と比較して、揚水およびスライム処理能力が著し
く向上する。

特に深礎工法のように孔内をドライにする必要がある場
合に本発明装置を使用すれば、揚水能力が大きいため揚
水作業を短時間で迅速に行うことができるという効果が
得られる。

また本発明装置は、水中ポンプ８に排水ホース１１と、
圧縮空気供給ホース１０とを接続した極めて簡単な装置
であるから、製造が容易で、操作も簡単である上に、利
用範囲が広いという利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の使用状態を示す立断面図、第２図
は本発明装置の一部を断面で示す立面図である。１・・・地盤　　　　　　２川抗孔３・・・ケーシング　　　４・・・地下水５・・・スラ
イム　　　　６・・・排水槽７・・・ニアコンプレッサ
ー８・・・水中ポンプ　　　８ａ・・・吸込口８ｂ・・・
吐出口　　　　　８ｃ・・・管部８ｄ・・・濾し網　　
　　　９・・・空気吹込管９ａ・・・先端部　　　　　
１ｏ・・・圧縮空気供給ボース１１・・・排水ホース　
　　１２・・・開閉弁１３・・・結合帯同

Claims

【特許請求の範囲】

１、下部に吸込口を有すると共に、上部に吐出口を有す
る水中ポンプの前記吐出口を形成する管部に空気吹込管
を挿入すると共に、その管の先端部を上方へ指向させ、
この空気吹込管に圧縮空気供給ホースを接続し、前記吐
出口の管部に杭孔外部に達する排水ホースを接続してな
る杭孔内のスライム除去装置。