JPH04145412A - 集光装置 - Google Patents
集光装置Info
- Publication number
- JPH04145412A JPH04145412A JP26863090A JP26863090A JPH04145412A JP H04145412 A JPH04145412 A JP H04145412A JP 26863090 A JP26863090 A JP 26863090A JP 26863090 A JP26863090 A JP 26863090A JP H04145412 A JPH04145412 A JP H04145412A
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- Japan
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- light
- lens
- optical element
- annular
- convex lens
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims abstract description 16
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 230000033458 reproduction Effects 0.000 description 2
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000001000 micrograph Methods 0.000 description 1
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- Microscoopes, Condenser (AREA)
- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野1
本発明は集光装置に関し、特に主にレーザ光を利用する
いろいろな産業、医療分野に適用可能で、レーザから放
圧された、比較的幅の広い平行光を極めて鋭い、針状の
光ビーム(非回折光と称する)に変換し、なおかつ、か
なり長距離までそのままの状態に保つ集光装置に関する
。
いろいろな産業、医療分野に適用可能で、レーザから放
圧された、比較的幅の広い平行光を極めて鋭い、針状の
光ビーム(非回折光と称する)に変換し、なおかつ、か
なり長距離までそのままの状態に保つ集光装置に関する
。
[従来の技術1
従来から、レーザ光は、極めて狭い空間に対するエネル
ギ集中能力があるので、いわゆるレーザ加工(レーザメ
ス等、医療への応用も含む)において広く使われるよう
になっている。一般に、レーザ本体からの出力光は単位
体積当りのエネルギ密度に限界があるので、ある程度の
太さをもった平行光となっている。この様な広がりをも
ったレーザ光を実際に加工に応用するには、レンズある
いは金属球面鏡を使って集光しなければならなかった。
ギ集中能力があるので、いわゆるレーザ加工(レーザメ
ス等、医療への応用も含む)において広く使われるよう
になっている。一般に、レーザ本体からの出力光は単位
体積当りのエネルギ密度に限界があるので、ある程度の
太さをもった平行光となっている。この様な広がりをも
ったレーザ光を実際に加工に応用するには、レンズある
いは金属球面鏡を使って集光しなければならなかった。
ところで、そのようなレンズ等を使うとエネルギが集中
される空間が極めて制限される。第5図にその様子を示
す。第5図において、レンズLの直径をD、焦点距離を
f、波長をえとすると、絞り込まれた焦点位置でのビー
ムの太さ(全幅)Wは W=λF となり、また、これとほぼ同じ太さのビーム径をもつ進
行方向の距離β(p!、はエネルギ密度が1/2に低下
する集光される範囲)は β;λF2 の程度である。ここでFばF=f/dである。すなわち
、進行方向にρ程度の範囲内でしかエネルギが集中され
ない。具体的には、波長1μm 、 F=lOのレンズ
を使うと、ρ=100μmとなる。このような事情はレ
ーザ光の実際の応用において大きな制約となる。なぜな
ら、この範囲内にレンズと加工対象物の距離を精密に保
たねばならないからである。これはとくに医療(例えば
、レーザメス)応用において問題となる。すなわち、人
体は弾力性に冨んでいるので、変形しやすく、100μ
mの範囲内でレンズと加工対象物を常に精密に固定する
のは至難の技であるからである。
される空間が極めて制限される。第5図にその様子を示
す。第5図において、レンズLの直径をD、焦点距離を
f、波長をえとすると、絞り込まれた焦点位置でのビー
ムの太さ(全幅)Wは W=λF となり、また、これとほぼ同じ太さのビーム径をもつ進
行方向の距離β(p!、はエネルギ密度が1/2に低下
する集光される範囲)は β;λF2 の程度である。ここでFばF=f/dである。すなわち
、進行方向にρ程度の範囲内でしかエネルギが集中され
ない。具体的には、波長1μm 、 F=lOのレンズ
を使うと、ρ=100μmとなる。このような事情はレ
ーザ光の実際の応用において大きな制約となる。なぜな
ら、この範囲内にレンズと加工対象物の距離を精密に保
たねばならないからである。これはとくに医療(例えば
、レーザメス)応用において問題となる。すなわち、人
体は弾力性に冨んでいるので、変形しやすく、100μ
mの範囲内でレンズと加工対象物を常に精密に固定する
のは至難の技であるからである。
そこで最近、上に述べたような困難性を解決し得る新し
い技術が提案された。この技術は一般に非回折光発生技
術と称されている(参考文献1:上原喜代冶: “非回
折性レーザービーム”、応用物理 第59巻、pp74
6−750(1990) )。
い技術が提案された。この技術は一般に非回折光発生技
術と称されている(参考文献1:上原喜代冶: “非回
折性レーザービーム”、応用物理 第59巻、pp74
6−750(1990) )。
この新しい技術を使うと、原理的には、無限に細い針状
の光を無限の距離まで伝送することが可能であり、現在
の技術における問題点は解決する。このような、無限に
細い針状の光を非回折光と呼んでいる。非回折光生成の
原理は説明を簡略化するため、ここでは省略する(参考
文献lを参照のこと)。実際上は、無限に細いビーム光
を作ることは不可能であるが、実用上充分な細いビーム
光を充分距離の範囲で作成可能になった。
の光を無限の距離まで伝送することが可能であり、現在
の技術における問題点は解決する。このような、無限に
細い針状の光を非回折光と呼んでいる。非回折光生成の
原理は説明を簡略化するため、ここでは省略する(参考
文献lを参照のこと)。実際上は、無限に細いビーム光
を作ることは不可能であるが、実用上充分な細いビーム
光を充分距離の範囲で作成可能になった。
[発明が解決しようとする課題1
しかしながら、上述した従来の非回折光利用技術にはま
だ解決すべき課題が残っている。すなわち、現在まで公
表されている非回折光を形成する集光装置には、例えば
第6図のようなものがある。ここで、Lは焦点距離fを
持つ凸レンズ、Sは直径d、はばδを持つ円環状スリッ
ト、Bは生成された極めて細い非回折光である。
だ解決すべき課題が残っている。すなわち、現在まで公
表されている非回折光を形成する集光装置には、例えば
第6図のようなものがある。ここで、Lは焦点距離fを
持つ凸レンズ、Sは直径d、はばδを持つ円環状スリッ
ト、Bは生成された極めて細い非回折光である。
このように、従来技術は、ある太さをもった平す光のご
く一部を円環状のスリットによって切取り、そこから放
射されるごく僅かな光を利用する第1の方法(参考文献
2 : J、Durnin、 J、J。
く一部を円環状のスリットによって切取り、そこから放
射されるごく僅かな光を利用する第1の方法(参考文献
2 : J、Durnin、 J、J。
Miceki、Jr、、 & J、H,Eberly:
”Diffraction−FreeBeams 、
Physical Review Letters、
Vol、5g。
”Diffraction−FreeBeams 、
Physical Review Letters、
Vol、5g。
pp1499−1501 (1987)、 ) 、ある
いけもとのレーザ自体の共振器を円環状にして、そのレ
ーザ自身が放射する光を利用する第2の方法などであっ
た(参考文献3 : K、Uehara、 & H,K
ikuchi:+Generation of Nea
rly Diffraction−FreeLaser
Beams″Applied Physics、 V
ol、84g。
いけもとのレーザ自体の共振器を円環状にして、そのレ
ーザ自身が放射する光を利用する第2の方法などであっ
た(参考文献3 : K、Uehara、 & H,K
ikuchi:+Generation of Nea
rly Diffraction−FreeLaser
Beams″Applied Physics、 V
ol、84g。
pp125−129 (1989)、および前記参考文
献1を参照)。
献1を参照)。
しかし、上記の第1の方法ではレーザ光のエネルギのご
く一部分しか利用されない。また、第2の方法でもレー
ザ光のかなりの部分を無駄にしてしまうという重大な解
決すべき課題があった。
く一部分しか利用されない。また、第2の方法でもレー
ザ光のかなりの部分を無駄にしてしまうという重大な解
決すべき課題があった。
本発明の目的は、上述の点に鑑み、入射光のエネルギを
無駄にしないで、比較的幅の広い平行入射光を極めて鋭
い、針状の光ビームに変換し、なおかつ、かなりの長距
離までそのままの状態に保つことが可能な集光装置を提
供することにある。
無駄にしないで、比較的幅の広い平行入射光を極めて鋭
い、針状の光ビームに変換し、なおかつ、かなりの長距
離までそのままの状態に保つことが可能な集光装置を提
供することにある。
[課題を解決するための手段]
かかる目的を達成するため、本発明は、非回折光を生成
する集光装置であって、平行光線を受光して、所定距離
離れた位置で円環状に焦点を結ぶ第1の光学素子と、該
第1の光学素子の8射光を受光して、非回折光を生成す
る第2の光学素子とを具備することを特徴とする。
する集光装置であって、平行光線を受光して、所定距離
離れた位置で円環状に焦点を結ぶ第1の光学素子と、該
第1の光学素子の8射光を受光して、非回折光を生成す
る第2の光学素子とを具備することを特徴とする。
また、本発明はその一形態として、前記第1の光学素子
は、ある凸レンズをその外縁部の一点を中心に回転させ
たような断面形状を有する光学レンズであることを特徴
とする。
は、ある凸レンズをその外縁部の一点を中心に回転させ
たような断面形状を有する光学レンズであることを特徴
とする。
また、本発明は他の形態として、前記第1の光学素子は
、その外縁部とその中心が密で、該外縁部と該中心の中
間位置が最も粗、どなるように形成されたフレネルゾー
ンプレートであることを特徴とする。
、その外縁部とその中心が密で、該外縁部と該中心の中
間位置が最も粗、どなるように形成されたフレネルゾー
ンプレートであることを特徴とする。
[作 用1
本発明では、上記構成により非回折光を生成するために
従来提案されていた極めて細い円環状のスリットを使う
必要がなくなり、エネルギ効率が飛躍的に改善される。
従来提案されていた極めて細い円環状のスリットを使う
必要がなくなり、エネルギ効率が飛躍的に改善される。
また、レーザ本体に何等の加工(レーザ共振器を円環状
の共振器に換える、等)をする必要も無くなる。
の共振器に換える、等)をする必要も無くなる。
[実施例1
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。
。
■!上1里旦
上述のように、従来では、第6図に示すように、非回折
光を生成するには、あたかも円環状の無限に細い光源か
ら放射されるような拡散光と、それを平行光に屈折させ
る凸レンズLが必要であった。そして、そのような光を
極めて細い円環状のスリットSで作っていた。
光を生成するには、あたかも円環状の無限に細い光源か
ら放射されるような拡散光と、それを平行光に屈折させ
る凸レンズLが必要であった。そして、そのような光を
極めて細い円環状のスリットSで作っていた。
これに対して、本発明の第1実施例では第1図に示す構
成により針状の光ビームを得る。第1図において、Ll
は口径がD/2、焦点距離ででその外縁部(0点)を回
転軸として360℃回転させた特殊形状の凸レンズであ
り、L2は焦点距離f′を持つ・別の普通の形状の凸レ
ンズであり、Bはこれらのレンズにより生成された非回
折光である。
成により針状の光ビームを得る。第1図において、Ll
は口径がD/2、焦点距離ででその外縁部(0点)を回
転軸として360℃回転させた特殊形状の凸レンズであ
り、L2は焦点距離f′を持つ・別の普通の形状の凸レ
ンズであり、Bはこれらのレンズにより生成された非回
折光である。
! すなわち、上記の凸レンズL1はある特殊な断面形
状を持つ凸レンズである。その凸レンズL、は凸部の中
心がa、 a’ であり、焦点距離fを持ち、さらにC
(凸レンズの外縁部)を中心軸として回転させた、真ん
中が凹んでいる、アンパンのような形状のレンズである
。このようなレンズL、に入射する平行光はfの位置e
、e’で直径D/2の円環状に集光されることは明白で
ある。このようにして、光エネルギの利用率の極めて悪
い細い円環状のスリット(第6図参照)を使ったのと同
等の円環状の光源を形成8来、かつこのようなレンズL
1はエネルギ効率100%であることも明白である。よ
って、本実施例ではこのようなレンズを使って、非回折
光を効率よ(生成できる。
状を持つ凸レンズである。その凸レンズL、は凸部の中
心がa、 a’ であり、焦点距離fを持ち、さらにC
(凸レンズの外縁部)を中心軸として回転させた、真ん
中が凹んでいる、アンパンのような形状のレンズである
。このようなレンズL、に入射する平行光はfの位置e
、e’で直径D/2の円環状に集光されることは明白で
ある。このようにして、光エネルギの利用率の極めて悪
い細い円環状のスリット(第6図参照)を使ったのと同
等の円環状の光源を形成8来、かつこのようなレンズL
1はエネルギ効率100%であることも明白である。よ
って、本実施例ではこのようなレンズを使って、非回折
光を効率よ(生成できる。
殴見呈叉1旦
第2図は本発明の第2実施例の構成を示す0本実施例は
いわゆるフレネルゾーンプレートを使って、上述のレン
ズL1と同じ作用効果を得るものである。
いわゆるフレネルゾーンプレートを使って、上述のレン
ズL1と同じ作用効果を得るものである。
第2図において、zPは軸はずしフレネルゾーンプレー
トであって、外径りを持つ平行光はフレネルゾーンプレ
ートZPによって円環状の焦点eに結像する。フレネル
ゾーンプレートzPはC軸に関して軸対称であるので、
集光される光は直径dをもつ円環状となる。L2はf′
をもつ普通の形状の凸レンズである。
トであって、外径りを持つ平行光はフレネルゾーンプレ
ートZPによって円環状の焦点eに結像する。フレネル
ゾーンプレートzPはC軸に関して軸対称であるので、
集光される光は直径dをもつ円環状となる。L2はf′
をもつ普通の形状の凸レンズである。
すなわち、このフレネルゾーンプレートZPは軸Cに関
して回転対象であり、ある任意の直径で切断したとき、
第2図のように、上半分はe点に集光され、下半分はe
′点に集光される。そのようなフレネルゾーンプレート
ZPは以下の様にして作成される。まず、第2図のよう
にz、 r座標を指定する。円環状の焦点のz、 r座
標軸上の位置をf、 d/2とする。フレネルゾーンプ
レートzP上で平行光が透過すべき部分は、中心; r
o=d/2を透過部分として、 [57777丁” −f]/λ− Int([、rz−7F石下” −f]/ λ )≦0
.5である。ここで、Int ()は()内を整数化
(少数点以下切捨て)する演算を示す。この条件を満た
す範囲を透過的にし、それ以外の領域を遮断的にする。
して回転対象であり、ある任意の直径で切断したとき、
第2図のように、上半分はe点に集光され、下半分はe
′点に集光される。そのようなフレネルゾーンプレート
ZPは以下の様にして作成される。まず、第2図のよう
にz、 r座標を指定する。円環状の焦点のz、 r座
標軸上の位置をf、 d/2とする。フレネルゾーンプ
レートzP上で平行光が透過すべき部分は、中心; r
o=d/2を透過部分として、 [57777丁” −f]/λ− Int([、rz−7F石下” −f]/ λ )≦0
.5である。ここで、Int ()は()内を整数化
(少数点以下切捨て)する演算を示す。この条件を満た
す範囲を透過的にし、それ以外の領域を遮断的にする。
実際はこれがさらにC軸を中心として軸対象となる。こ
のようなフレネルゾーンプレートzPを使って入射平行
光を距離fのところで直径dの円環に集光出来る。従っ
て、これらのフレネルゾーンプレートzP、あるいは第
1図で示したようなレンズし、を使えば第6図での円環
状スリットを使ったのと同じ光源が得られ、かつ平行光
の利用率を円環状スリットよりもはるかに高くすること
が出来る。
のようなフレネルゾーンプレートzPを使って入射平行
光を距離fのところで直径dの円環に集光出来る。従っ
て、これらのフレネルゾーンプレートzP、あるいは第
1図で示したようなレンズし、を使えば第6図での円環
状スリットを使ったのと同じ光源が得られ、かつ平行光
の利用率を円環状スリットよりもはるかに高くすること
が出来る。
1夫並立
次に、第2図の構成で実施した具体的な実験例を示す。
使用したレーザは633nmの波長の光ビームを発振出
力するHe−Neレーザであり、その平行出射光の外径
は2mmであった。試作したフレネルゾーンプレートz
pはd=1mm 、 f=4mm 、外径D=1.5m
mである。そのフレネルゾーンプレートzPの顕微鏡写
真の一部を模写したものを第3図(A)〜(D)に示す
。このフレネルゾーンプレートZPの後方に別の、焦点
距離f′=lOmmの凸レンズL2を配置し、第6図と
同じ構成にし、生成されているであろう非回折光Bを顕
微鏡およびCCDカメラを用いて観察した。その結果を
第4図に示す。第4図のスポットはレンズL2の後端か
ら50mm離れた位置での、生成された非回折光Bの像
パターンである。
力するHe−Neレーザであり、その平行出射光の外径
は2mmであった。試作したフレネルゾーンプレートz
pはd=1mm 、 f=4mm 、外径D=1.5m
mである。そのフレネルゾーンプレートzPの顕微鏡写
真の一部を模写したものを第3図(A)〜(D)に示す
。このフレネルゾーンプレートZPの後方に別の、焦点
距離f′=lOmmの凸レンズL2を配置し、第6図と
同じ構成にし、生成されているであろう非回折光Bを顕
微鏡およびCCDカメラを用いて観察した。その結果を
第4図に示す。第4図のスポットはレンズL2の後端か
ら50mm離れた位置での、生成された非回折光Bの像
パターンである。
このときの非回折光Bの外径(口径)は約lOμmであ
った。この値は理論的に予測される値とばぼ一致した。
った。この値は理論的に予測される値とばぼ一致した。
それゆえ、実際に非回折光Bが生成されている事が確認
された。
された。
[発明の効果1
以上説明したように、本発明によれば、通常の構造のレ
ーザから放射される平行光を効率よく極めて細い針状の
ビームに変換できる。それゆえ、現在普通に使われてい
る、凸レンズを一組使った従来の集光装置に比べて、レ
ンズと加工対象物との距離の関係の制約が格段にゆるく
なり、実用上の効果は極めて大きい、また、円環状のス
リットを使った従来の集光装置に比べてレーザ光を無駄
にすることなく、さらに高強度の光ビームが得られる効
果がある。
ーザから放射される平行光を効率よく極めて細い針状の
ビームに変換できる。それゆえ、現在普通に使われてい
る、凸レンズを一組使った従来の集光装置に比べて、レ
ンズと加工対象物との距離の関係の制約が格段にゆるく
なり、実用上の効果は極めて大きい、また、円環状のス
リットを使った従来の集光装置に比べてレーザ光を無駄
にすることなく、さらに高強度の光ビームが得られる効
果がある。
第1図は本発明の第1実施例の集光装置の構成例を示す
構成図、 第2図は本発明の第2実施例の集光装置の構成例を示す
構成図、 第3図(A1−(C1は第2図のフレネルゾーンプレー
トの拡大率を変えた顕微鏡写真の一部を模写した模写図
、同図(D)は参考のためのスケールを示す図、 第4図は第2図の構成で実施した実験側で得られた非回
折光の一例を示す模写図、 第5図は従来の一般的な集光装置の構成例を示す構成図
、 第6図は従来の改良された集光装置の構成例を示す構成
図である。 Ll・・・中央部が凹んで外縁部と中央部の間が環状の
凸状になっている特殊形状の凸レンズ、 L2・・・中央部が最大の肉厚となっている普通の形状
の凸レンズ、 ZP・・・上記凸レンズL1と同様の機能を有するフレ
ネルゾーンプレート、 B・・・非回折光、 e、e・・・円環状の焦点。
構成図、 第2図は本発明の第2実施例の集光装置の構成例を示す
構成図、 第3図(A1−(C1は第2図のフレネルゾーンプレー
トの拡大率を変えた顕微鏡写真の一部を模写した模写図
、同図(D)は参考のためのスケールを示す図、 第4図は第2図の構成で実施した実験側で得られた非回
折光の一例を示す模写図、 第5図は従来の一般的な集光装置の構成例を示す構成図
、 第6図は従来の改良された集光装置の構成例を示す構成
図である。 Ll・・・中央部が凹んで外縁部と中央部の間が環状の
凸状になっている特殊形状の凸レンズ、 L2・・・中央部が最大の肉厚となっている普通の形状
の凸レンズ、 ZP・・・上記凸レンズL1と同様の機能を有するフレ
ネルゾーンプレート、 B・・・非回折光、 e、e・・・円環状の焦点。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)非回折光を生成する集光装置であつて、平行光線を
受光して、所定距離離れた位置で円環状に焦点を結ぶ第
1の光学素子と、 該第1の光学素子の出射光を受光して、非回折光を生成
する第2の光学素子と を具備することを特徴とする集光装置。 2)前記第1の光学素子は、ある凸レンズをその外縁部
の一点を中心に回転させたような断面形状を有する光学
レンズであることを特徴とする請求項1に記載の集光装
置。 3)前記第1の光学素子は、その外縁部とその中心が密
で、該外縁部と該中心の中間位置が最も粗となるように
形成されたフレネルゾーンプレートであることを特徴と
する請求項1に記載の集光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26863090A JPH0827436B2 (ja) | 1990-10-05 | 1990-10-05 | 集光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26863090A JPH0827436B2 (ja) | 1990-10-05 | 1990-10-05 | 集光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04145412A true JPH04145412A (ja) | 1992-05-19 |
JPH0827436B2 JPH0827436B2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=17461219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26863090A Expired - Lifetime JPH0827436B2 (ja) | 1990-10-05 | 1990-10-05 | 集光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0827436B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5963359A (en) * | 1995-01-31 | 1999-10-05 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Wavelength conversion device employing non-diffracting beam |
WO2012161332A1 (ja) * | 2011-05-24 | 2012-11-29 | 日本電気株式会社 | 集光型太陽光発電装置 |
CN102981275A (zh) * | 2012-10-30 | 2013-03-20 | 泉州师范学院 | 一种产生近似无衍射线结构光的光学系统 |
CN105676423A (zh) * | 2016-01-25 | 2016-06-15 | 武汉华工激光工程有限责任公司 | 一种透镜组件及得到无衍射光束的方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006313213A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Olympus Corp | 照明用光学系及び顕微鏡照明装置 |
-
1990
- 1990-10-05 JP JP26863090A patent/JPH0827436B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5963359A (en) * | 1995-01-31 | 1999-10-05 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Wavelength conversion device employing non-diffracting beam |
WO2012161332A1 (ja) * | 2011-05-24 | 2012-11-29 | 日本電気株式会社 | 集光型太陽光発電装置 |
JPWO2012161332A1 (ja) * | 2011-05-24 | 2014-07-31 | 日本電気株式会社 | 集光型太陽光発電装置 |
CN102981275A (zh) * | 2012-10-30 | 2013-03-20 | 泉州师范学院 | 一种产生近似无衍射线结构光的光学系统 |
CN105676423A (zh) * | 2016-01-25 | 2016-06-15 | 武汉华工激光工程有限责任公司 | 一种透镜组件及得到无衍射光束的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0827436B2 (ja) | 1996-03-21 |
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