JPH0414498Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0414498Y2 JPH0414498Y2 JP1987043353U JP4335387U JPH0414498Y2 JP H0414498 Y2 JPH0414498 Y2 JP H0414498Y2 JP 1987043353 U JP1987043353 U JP 1987043353U JP 4335387 U JP4335387 U JP 4335387U JP H0414498 Y2 JPH0414498 Y2 JP H0414498Y2
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- JP
- Japan
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- fixed
- tripod body
- icing
- ice
- cylindrical
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- Expired
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 241000512259 Ascophyllum nodosum Species 0.000 description 2
- 241000257465 Echinoidea Species 0.000 description 2
- 241000237503 Pectinidae Species 0.000 description 2
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 description 2
- 235000020637 scallop Nutrition 0.000 description 2
- 229920006311 Urethane elastomer Polymers 0.000 description 1
- 238000009360 aquaculture Methods 0.000 description 1
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- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Artificial Fish Reefs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、防氷ブロツクに関するものである。
「従来の技術」
従来、冬期間に流氷が到来する沿岸において、
例えばホタテ、ウニ、コンブ等の養殖漁場を流氷
から保護する沿岸構造物あるいはその類似構造物
として、例えば実公昭55−32909号公報に開示さ
れているものがある。
例えばホタテ、ウニ、コンブ等の養殖漁場を流氷
から保護する沿岸構造物あるいはその類似構造物
として、例えば実公昭55−32909号公報に開示さ
れているものがある。
「考案が解決しようとする課題」
前記実用新案公報に記載されているコンクリー
トブロツクは、平面正三角形状の中空五面体であ
り、かつ接地が面接触であるため、海底が砂の場
合には接地する必要があり、海底が岩礁の場合に
は安定に自立設置させることでき難い。
トブロツクは、平面正三角形状の中空五面体であ
り、かつ接地が面接触であるため、海底が砂の場
合には接地する必要があり、海底が岩礁の場合に
は安定に自立設置させることでき難い。
「課題を解決するための手段」
本考案は、前記実用新案公報に記載されている
コンクリートブロツクの問題点を解決すべくなし
たものであつて、その要旨とするところは、所要
の開角度をもつて上端が固定された、下端に斜め
切断部を有する3本の円柱脚2,3,4にて三脚
体5を構成し、この三脚体5における前部2本の
円柱脚2,3のほぼ中間部間に横梁材6を固定
し、この横梁材6の中間部と、後部1本の円柱脚
4の下部との間に補強用斜め材9を固定した防氷
ブロツクにある。
コンクリートブロツクの問題点を解決すべくなし
たものであつて、その要旨とするところは、所要
の開角度をもつて上端が固定された、下端に斜め
切断部を有する3本の円柱脚2,3,4にて三脚
体5を構成し、この三脚体5における前部2本の
円柱脚2,3のほぼ中間部間に横梁材6を固定
し、この横梁材6の中間部と、後部1本の円柱脚
4の下部との間に補強用斜め材9を固定した防氷
ブロツクにある。
「作用」
第4図に示す如く、例えば、ホタテ、ウニ、コ
ンブ等の養殖漁場の外側(沖側)に沿い、三脚体
5における2本の円柱脚2,3の間に固定した横
梁材6を沖側に向けて、各三脚体5を、三脚体5
の1基分の幅よりも若干狭い間隔をもつて海底に
設置し、かつ各三脚体5間の後部(岸側)に位置
して、他の三脚体5を、同じく横梁材6を沖側に
向けて海底に設置し、防氷堤となし、沖合から到
来する流氷を、各三脚体5における2本の円柱脚
2,3間の横梁材6と、円柱脚2,3とによつて
阻止し、さらに防氷堤の沖側前面に推積させる。
ンブ等の養殖漁場の外側(沖側)に沿い、三脚体
5における2本の円柱脚2,3の間に固定した横
梁材6を沖側に向けて、各三脚体5を、三脚体5
の1基分の幅よりも若干狭い間隔をもつて海底に
設置し、かつ各三脚体5間の後部(岸側)に位置
して、他の三脚体5を、同じく横梁材6を沖側に
向けて海底に設置し、防氷堤となし、沖合から到
来する流氷を、各三脚体5における2本の円柱脚
2,3間の横梁材6と、円柱脚2,3とによつて
阻止し、さらに防氷堤の沖側前面に推積させる。
また防氷堤の前面に推積した流氷は死荷重とな
り、防氷堤自体の流氷に対する抵抗力を増大する
ことができる。さらに各円柱脚2,3,4の下端
が斜めに切断されているため、海底面への食い込
みがよく、しかも接地が点接触となり、海底が岩
礁の場合であつても、安定に三点自立できる。
り、防氷堤自体の流氷に対する抵抗力を増大する
ことができる。さらに各円柱脚2,3,4の下端
が斜めに切断されているため、海底面への食い込
みがよく、しかも接地が点接触となり、海底が岩
礁の場合であつても、安定に三点自立できる。
「実施例」
次に本考案に係る防氷ブロツクの実施例を図面
に基づき以下に説明する。
に基づき以下に説明する。
第1図乃至第3図に示す如く、頂部固定部材1
と、この頂部固定部材1に所要の開角度をもつて
上端が固定された、下端に斜め切断部を有する3
本の円柱脚2,3,4とから三脚体5を構成し、
この三脚体5における前部2本の円柱脚2,3の
ほぼ中間部間に横梁材6を固定し、この横梁材6
の中間部と、前部2本の円柱脚2,3の上半中間
部との間にそれぞれ斜め材7,8を固定し、かつ
前記横梁材6の中間部と、後部1本の円柱脚4の
下部との間に補強用斜め材9を固定して、防氷ブ
ロツクとなしたのである。
と、この頂部固定部材1に所要の開角度をもつて
上端が固定された、下端に斜め切断部を有する3
本の円柱脚2,3,4とから三脚体5を構成し、
この三脚体5における前部2本の円柱脚2,3の
ほぼ中間部間に横梁材6を固定し、この横梁材6
の中間部と、前部2本の円柱脚2,3の上半中間
部との間にそれぞれ斜め材7,8を固定し、かつ
前記横梁材6の中間部と、後部1本の円柱脚4の
下部との間に補強用斜め材9を固定して、防氷ブ
ロツクとなしたのである。
なお、各円柱脚2,3,4の水平線に対する傾
斜角が小さいと、氷盤が防氷ブロツクに衝突し
て、氷盤が破壊するときの防氷ブロツクに及ぼす
力も小さくなるが、部材が長大となるので、傾斜
角は45°程度が現実的である。
斜角が小さいと、氷盤が防氷ブロツクに衝突し
て、氷盤が破壊するときの防氷ブロツクに及ぼす
力も小さくなるが、部材が長大となるので、傾斜
角は45°程度が現実的である。
第4図は、本考案に係る防氷ブロツクの配置の
一例を示すものであつて、例えば、ホタテ、ウ
ニ、コンブ等の養殖漁場の外側(沖側)に沿い、
三脚体5における前部2本の円柱脚2,3を沖側
に向けて、各三脚体5を、三脚体5の1基分の幅
よりも若干狭い間隔をもつて海底に設置し、かつ
各三脚体5間の後部(岸側)に位置して、他の三
脚体5を、同じく前部2本の円柱脚2,3を沖側
に向けて、海底に設置する。
一例を示すものであつて、例えば、ホタテ、ウ
ニ、コンブ等の養殖漁場の外側(沖側)に沿い、
三脚体5における前部2本の円柱脚2,3を沖側
に向けて、各三脚体5を、三脚体5の1基分の幅
よりも若干狭い間隔をもつて海底に設置し、かつ
各三脚体5間の後部(岸側)に位置して、他の三
脚体5を、同じく前部2本の円柱脚2,3を沖側
に向けて、海底に設置する。
次に本実施例に係る防氷ブロツクの大きさを以
下に列記する。
下に列記する。
防氷ブロツクの高さ 6.5m
防氷ブロツク1基当たりの重量 70トン
頂部固定部材1
外径900mm、肉厚12mm、長さ2mの鋼管で、
コンクリート充填 前部2本の円柱脚2,3 外径700mm、肉厚12mm、長さ10.38mの鋼管
で、コンクリート充填 後部1本の円柱脚4 外径700mm、肉厚12mm、長さ8.48mの鋼管で、
コンクリート充填 横梁材6 外径600mm、肉厚9mm、長さ8.0mの鋼管で、
コンクリート充填 斜め材7,8 外径500mm、肉厚9mm、長さ3.46mの鋼管で、
コンクリート充填 補強用斜め材9 外径600mm、肉厚12mm、長さ9.05mの鋼管で、
コンクリート充填 また本考案に係る防氷ブロツクは、ウレタンエ
ラストマーによつて重防食する場合もある。
コンクリート充填 前部2本の円柱脚2,3 外径700mm、肉厚12mm、長さ10.38mの鋼管
で、コンクリート充填 後部1本の円柱脚4 外径700mm、肉厚12mm、長さ8.48mの鋼管で、
コンクリート充填 横梁材6 外径600mm、肉厚9mm、長さ8.0mの鋼管で、
コンクリート充填 斜め材7,8 外径500mm、肉厚9mm、長さ3.46mの鋼管で、
コンクリート充填 補強用斜め材9 外径600mm、肉厚12mm、長さ9.05mの鋼管で、
コンクリート充填 また本考案に係る防氷ブロツクは、ウレタンエ
ラストマーによつて重防食する場合もある。
「考案の効果」
以上述べた如く、本考案に係る防氷ブロツクに
よれば、三脚体5が平面ほぼ正三角形状であると
共に、各円柱脚2,3,4の下端が斜めに切断さ
れているため、海底面を整地すことなく、極めて
安定に防氷ブロツクを自立設置することができ
る。
よれば、三脚体5が平面ほぼ正三角形状であると
共に、各円柱脚2,3,4の下端が斜めに切断さ
れているため、海底面を整地すことなく、極めて
安定に防氷ブロツクを自立設置することができ
る。
しかも防氷ブロツクの1基当たりの重量および
形態が比較的小さいので、設置時の取扱いが容易
である。
形態が比較的小さいので、設置時の取扱いが容易
である。
第1図は本考案に係る防氷ブロツクの実施例を
示す斜視図、第2図は同上の側面図、第3図は同
上の平面図、第4図は本考案に係る防氷ブロツク
の配置例を示す斜視図である。 1……頂部固定部材、2,3,4……円柱脚、
5……三脚体、6……横梁材、7,8……斜め
材、9……補強用斜め材。
示す斜視図、第2図は同上の側面図、第3図は同
上の平面図、第4図は本考案に係る防氷ブロツク
の配置例を示す斜視図である。 1……頂部固定部材、2,3,4……円柱脚、
5……三脚体、6……横梁材、7,8……斜め
材、9……補強用斜め材。
Claims (1)
- 所要の開角度をもつて上端が固定された、下端
に斜め切断部を有する3本の円柱脚2,3,4に
て三脚体5を構成し、この三脚体5における前部
2本の円柱脚2,3のほぼ中間部間に横梁材6を
固定し、この横梁材6の中間部と、後部1本の円
柱脚4の下部との間に補強用斜め材9を固定した
防氷ブロツク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987043353U JPH0414498Y2 (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987043353U JPH0414498Y2 (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63151538U JPS63151538U (ja) | 1988-10-05 |
JPH0414498Y2 true JPH0414498Y2 (ja) | 1992-03-31 |
Family
ID=30860128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987043353U Expired JPH0414498Y2 (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0414498Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5532909U (ja) * | 1978-08-23 | 1980-03-03 | ||
JPS56111707A (en) * | 1980-02-09 | 1981-09-03 | Kenji Ishikura | Block for wave dissipation and ice breaking and structure thereof |
-
1987
- 1987-03-23 JP JP1987043353U patent/JPH0414498Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5532909U (ja) * | 1978-08-23 | 1980-03-03 | ||
JPS56111707A (en) * | 1980-02-09 | 1981-09-03 | Kenji Ishikura | Block for wave dissipation and ice breaking and structure thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63151538U (ja) | 1988-10-05 |
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