JPH04144616A - 植物育成鉢 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は植物育成鉢に関する。

［従来の技術］ 従来、加熱装置を有する鉢に於いては、鉢部の土、水等
を含め鉢全体を加熱し、植物に対して適正な温度に保つ
ようにしていた。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、この従来の方法では、鉢のほぼ全体を加
熱していたので、その消費電力が多くなってしまうとい
う欠点かあった。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、加熱に要する消費電力が極めて少ない植物育
成鉢を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するために、本発明の加熱装置付き鉢は
、れき砂等の植物保持材を収納する鉢部と、その鉢部の
下に配置された給水タンク部と、その給水タンク部内の
水を前記鉢部へ給水しその鉢部の水位を上昇させた後、
その水を前記給水タンク部へ還流させる給排水装置と、
前記鉢部近傍に配置されその鉢部内に収納されるれき砂
等を暖める加熱装置とを備えている。

［作用］ 上記構成を有する本発明は、その加熱装置によってほと
んど鉢部に収納されたれき砂及びそのれき砂に含まれた
水分のみが加熱されるため、加熱に要する電力の消費量
は極めて少ない。

［実施例］ 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。樹脂により一体に成形されたケース１は、上面
より窪んで形成された鉢部２と、その鉢部２の下部に配
置された密閉構造の給水タンク部３とを有している。鉢
部２の底面から給水タンク部３の下部に向かって導水管
４が設けられている。前記給水タンク部３の下部に設け
られた凹所には、電源５、制御回路６、外気と給水タン
ク部３の上方とを連通ずる排気管７が取着されたソレノ
イド弁８、同じく外気と給水タンク部３の上方とを連通
ずる送気管が取着された空気ポンプ１０が収納されてい
る。この空気ポンプ１０はスクリュウタイプのもので非
作動時にはその内部を空気が成程度自由に移動すること
ができる。給水タンク部３内には、その上方位置より「
満水」を検知する水位センサー１１．「過水」を検知す
る水位センサー１２．「補水」が必要なことを検知する
水位センサー１３が設けられ、鉢部２の上方位置に「上
位」を検知する水位センサー１４が設けられている。容
器１５は前記鉢部２内に収納されこの中に植物育成用の
れき砂等が納められるものである。前記鉢部２の内周側
壁に、前記容器１５内のれ植物保持部材（本実施例では
土を発泡焼成しなる水耕用のボールを用いている）を暖
める加熱装置１６が取着されており、ケース１の上端面
には給水タンク部３内の水位を表示する表示装置１７が
配置されている。電源５は２次電池を内蔵した２電源方
式を採用しており、外部の商用電源からコンセント１８
を介して給電されることができる。なお、電源５、制御
回路６．ソレノイド弁８．空気ポンプ１０．水位センサ
ー１１乃至１５加熱装置１６、表示装置１７及びコンセ
ント１８は電気的に接続されている。

上記構成において、今、制御回路６によりソレノイド弁
８は閉じている。この状態において、その制御回路６の
制御により所定時間経過後空気ポンプ１０が作動し給水
タンク部３内へ空気を送り込み給水タンク部３内の水の
表面を空気圧により押下する。従って水は導水管４を通
って鉢部２及び容器１５内へ水位センサー１４に達する
まで給水される。その後前記制御回路６は空気ポンプ１
０の動作を停止しソレノイド弁８を開放する。よって、
給水タンク部３内からソレノイド弁８を介して空気が排
出され給水タンク部３内へ鉢部２の水が還流する。この
一連の動作により鉢部２内の植物に水やりがなされる。

この一連の動作が制御回路６により所定時間毎に行われ
る。また、制御回路６は水位センサー１１乃至１４によ
り給水タンク部３内の水量を監視し、それを表示装置１
７に表示するため、使用者は、給水タンク部３内の水が
「満水」状態にあるか「過水」状態にあるか或いは「補
水」が必要な状態にあるかを知ることが出来る。尚、空
気ポンプ１０等の給排水機構による鉢部２への給排水に
要する時間は例えば１分前後であり、また−船釣にこの
給排水動作は多くて１日に１回程度であり、加熱装置１
６の熱量はほとんど給水タンク部３内へ戻る水には与え
られない。

尚、本実施例に於いて加熱装置１７には常に通電がなさ
れているようにしたか、少なくとも給排水動作がなされ
ている場合だけは通電しないようにすれば、給水タンク
部３内に戻る水をも加熱する必要かないので若干電力の
節約になる以外に、加熱装置１７の駆動と併せて給排水
機構も駆動させる場合に比べて電源の容量を小さくする
ことか出来る。また、容器１５は必ずしも必要ではなく
、直接れき砂等を鉢部２へ収納しても良い。

［発明の効果コ 以上、詳述したことより明らかなように本発明の植物育
成鉢は、れき砂等の植物保持材を収納する鉢部と、その
鉢部の下に配置された給水タンク部と、その給水タンク
部内の水を前記鉢部へ給水しその鉢部の水位を上昇させ
た後、その水を前記給水タンク部へ還流させる給排水装
置と、前記鉢部近傍に配置されその鉢部内に収納される
れき砂等を暖める加熱装置とを備えており、その加熱装
置はほとんど鉢部に収納されたれき砂及び鉢部から水が
抜かれた後のれき砂に含まれた水分のみを加熱するため
、加熱に要する電力の消費量は極めて少ない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明を具体化した実施例である植物育成鉢の構
成図である。 図中、２は鉢部、３は給水タンク部、１６は加熱装置で
ある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、れき砂等の植物保持材を収納する鉢部と、その鉢部
   の下に配置された給水タンク部と、その給水タンク部内
   の水を前記鉢部へ給水しその鉢部の水位を上昇させた後
   、その水を前記給水タンク部へ還流させる給排水装置と
   、 前記鉢部近傍に配置されその鉢部内に収納されるれき砂
   等を暖める加熱装置とを備えたことを特徴とする植物育
   成鉢。