JPH04148625A - 自動灌水鉢 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は植物育成用の鉢に自動的に潅水を行う自動潅水
鉢に関する。

［従来の技術］ 従来、植物育成用鉢等に潅水する方法としては如雨露等
で上から水をかけ水分補給をするか、植木鉢の下に水受
は皿を設け、小量の水を溜めているのが一般的であった
。又、体内の土に十分に潅水するのは大変であった。つ
まり植木鉢に使用する土には粗い物（れき砂等）から細
かい物まであり、上から潅水しただけでは土の中に均一
に水がしみこむとは限らず、常に一定の流路、例えば土
と鉢の境界部の流れ込み、水を必要とする根に届かず鉢
の下に流れ出してしまうことが多かった。

特に細かい土が長期の後固くなった時この状態になるこ
とが多かった。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、固くなった土の中へ十分な水を含ませる
には鉢から溢れるほど多くの水を潅水するか、叉は鉢の
穴を塞いで水を体内にしばらく留まらせるしかなかった
。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、導水管から内鉢部に給水した水をしばらく内
鉢部に留まらせ、土の中に十分浸透する時間を経た後、
排水する自動潅水鉢を提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するために、本発明の自動潅水鉢は、れ
き砂、土等が入る鉢部と、前記鉢部の下部に配置され、
前記鉢部に供給するための水を貯える給水タンク部と、
前記給水タンク部の水を前記鉢部に供給する給水装置と
、給水された水の水位を検出する水位検出部と、給水さ
れた水を前記給水タンク部へ戻す手段と、前記給水タン
ク部へ戻し始めるまでの時間を計る計時回路とよりなる
。

［作用］ 上記構成を有する本発明の自動潅水鉢は、給水タンク部
から給水された水が鉢の上部へ向かって上がっていき、
内鉢部の内壁に取り付けられた水位検出部で水が目的位
置に到達した時を検知し、給水を停止する。その後、一
定時間を計時回路で計時し、計時終了後、給水された水
を再び給水タンクへ戻すように作用する。

［実施例コ 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。

まず第１図に於いて、樹脂により一体に成形されたケー
ス１は、上面より窪んで形成された鉢部２と、その下部
に配置された給水タンク部３からなり全体が密閉された
二重構造となっている容器部５とを有している。鉢部２
の底面から給水タンク部３の下部に向かって導水管６が
設けられケース１と鉢部２の間には自動潅水を制御する
制御回路２９と電力を供給する電源部９、外気と給水タ
ンク部３とに連通ずる連通管１０．１１が取着されたソ
レノイド弁１２と、外気と給水タンク部３とに連通ずる
連通管１３．１４が取着された空気ポンプ１５が収納さ
れている。この空気ポンプ１５はダイヤフラムタイプの
もので動作時には外気を連通管１３．１４を通し給水タ
ンク部へ送気するが非作動時には給水タンク部３の空気
は外気に流出しない逆止弁構造となっている。給水タン
ク部３内には、その上方位置より「満水」を検知する水
位センサー１６．「通水」を検知する水位センサー１７
．「補水」を検知する水位センサー１８゜「下位Ｊを検
知する水位センサー１９が収納されている。ケース１の
上端面には表示部２２．操作部２３とが設けられ、適当
な位置に「上位」を検知する水位センサー２４が設けら
れている。この表示部２２は給水タンク部３内の水量が
「満水」か「通水」か「補水Ｊのどの状態にあるかを表
示し、操作部２３は給水機構を作動させるスイッチと表
示部２２に表示をさせるスイッチとを有している。

次に第２図に於いて、電源部９から制御回路２９に電力
が供給されると直ちに制御回路２９は動作を開始する。

制御回路２９にはタイマー機能が内蔵されており、一定
時間を終わるとソレノイド弁１２を駆動すると共に、空
気ポンプ１５を動作させる。水の上昇を検知する上位セ
ンサー２４は制御回路２９に内蔵された計時回路３０に
つながれ、計時回路３０の出力はソレノイド弁１２、空
気ポンプ１５に接続されている。水位センサー１６乃至
１９及び表示部２２、操作部２３は全て制御回路２９に
接続されている。

上記構成において、制御回路２９に内蔵されたタイマー
により所定時間経過後ソレノイド弁１２を閉じると共に
空気ポンプ１５が作動し給水タンク部３内へ空気を送り
込み給水タンク部３内の水の表面を空気圧により押下す
る。従って水は導水管６を通って鉢部２内へ水位センサ
ー２４に達するまで給水される。水位センサー２４が水
位の上昇を検知すると、直ちに空気ポンプ１５の駆動を
停止し、同時に計時回路３ｏの計時動作を開始させる。

計時終了後前記制御回路２９の作用によりソレノイド弁
１２が開放される。よって、給水タンク部３内からソレ
ノイド弁１２を介して空気が排出され給水タンク部３内
へ鉢部２の水が還流する。この一連の動作により鉢部２
内の植物に水やりがなされる。

上記動作が制御回路２９により所定時間毎に行われるの
であるが、給水タンク部３内の水が少なくなったとき使
用者が鉢部２内へ上方がら給水すればその水は導水管６
を介して給水タンク部３内に貯えられる。この時給水タ
ンク部３内の空気はソレノイド弁１２を介して外部へ排
出される。尚、使用者は操作部２３の表示用スイッチを
押せばその押下しているときだけ給水タンク部３内の水
量を確認することができる。即ち、水量が水位センサー
１６に達しているときは「満水Ｊが、水位センサー１７
にしか達してないときは「通水」が、水位センサー１８
にしか達してないときは「補水］即ち水を補う必要があ
ることを表示部２２に表示する。「下位」の水位センサ
ー１９は、空気ポンプ１５の作動中にその水位が水位セ
ンサー１９のみにしか達してない状態になったとき空気
ポンプ１５の動作を停止させるものである。また、−時
的給水を行ないたい時は操作部２３の給水用のスイッチ
を押下すれば前記給排水動作が行われるようになってい
る。

［発明の効果］ 以上、詳述したことから明らかなように、本発明の自動
潅水鉢によれば、水位センサーの水位上昇検出後、モー
タの駆動を停止して水を鉢部内にしばらく滞留させるこ
とによって、固めの土であっても十分に上内部に水を浸
透させることが出来、全ての根に均等に水分を与えるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明を具体化した実施例を示すも
のであり、第１図は本実施例の自動潅水鉢の側面図、第
２図はその制御ダイアグラムである。 図中、２は鉢部、３は給水タンク部、２４は水位センサ
ー、３０は計時回路である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、れき砂、土等が入る鉢部と、 前記鉢部の下部に配置され、前記鉢部に供給するための
   水を貯える給水タンク部と、 前記給水タンク部の水を前記鉢部に供給する給水装置と
   、 給水された水の水位を検出する水位検出部と、給水され
   た水を前記給水タンク部へ戻す戻し手段と、 前記給水タンク部へ戻し始めるまでの時間を計る計時回
   路と を備えたことを特徴とする自動灌水鉢。